JP5219910B2 - メダルゲーム機およびマスメダルゲーム機 - Google Patents

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Description

本発明は、ビンゴゲームとプッシャゲームを同時にプレイすることができる、新しいタイプのメダルゲーム機およびマスメダルゲーム機に関する。
従来よりゲームセンタなどでメダルを投入しプレイフィールドでメダルを作用させる大型マスメダルプッシャ機が設置されている。
この種のメダルプッシャ機として特許文献1が提案されている。
特許文献1の大型マスメダルプッシャ機は、メインのゲームがプッシャ機であり、特定の抽選条件が成立した場合のみ抽選を行い、その結果でビンゴを行うかどうかの判断をするゲームである。
また、特許文献2はビンゴ用の抽選機構は持たず、メダルが通過したゲートによるビンゴゲームを行うものである。
さらに特許文献3はメダル投入口から投入されたメダルを発射させ、メダルが通ったチェッカにおいて検知された情報によって、ビンゴゲームを行うものである。
特開2007−215782号公報 特開平9−56924号公報 特許第2709681号公報
上述した従来のビンゴゲームはプッシャゲームの付属、またはボーナスゲームとして使用されるのが主流であり、ビンゴゲーム専用機のような機能を持ち合わせていない。また、ビンゴゲームの場合、抽選している間の待ち時間が長く、その間ポーカーを行うような提案はされているが、プッシャ機は存在しない。
本発明の目的は、ビンゴゲームとプッシャゲームの結果を、それぞれ他のゲームに反映させることにより、ビンゴゲームの結果をプッシャゲームとして、同様にプッシャゲームの結果をビンゴゲームとしてゲームの幅の広がりをもたせ、より面白いゲームを実現することができるメダルゲーム機を提供することにある。
本発明の他の目的は上記メダルゲーム機を多数配置したマスメダルゲーム機を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、ビンゴ用抽選機を備え、該ビンゴ用抽選機の抽選によってビンゴ用モニタに表示されるマスの数字,符号または図柄が該当する場合、該マスを当たり表示し、当たりマスが所定の配列になったとき、ビンゴ成立となるビンゴゲーム機と、プレイヤがメダルを投入し、投入されたメダルがプレイフィールド内で所定のチェッカに入った場合、プッシャ用モニタに表示されるスロットマシンを回転させ、複数のスロットリールの停止した数字,符号または図柄が揃った場合、揃った内容に従ったメダルの払出し、または特別なゲームを開始でき、かつプレイフィールドに落下したメダルがプッシャ台で押されることにより、メダルが前方のメダル払出し口まで移動して落下することによりメダルの払出しが行われるプッシャゲーム機とを備えるメダルゲーム機であって、前記プッシャゲーム機は、プッシャゲームの実行によって特別な条件Aに適合した場合、ビンゴゲームを有利にする特典Bを付加し、これを記憶する手段と、ビンゴゲームで獲得した特典Dを実行する特典D実行手段とを有し、ビンゴゲーム機は、ビンゴゲームの実行によって特別な条件Cに適合した場合、プッシャゲームを有利にする特典Dを付加し、これを記憶する手段と、プッシャゲームで獲得した特典Bを実行する特典B実行手段とを有し、プッシャゲームの後にビンゴゲームを行う場合、特典Bをビンゴゲーム開始時、またはビンゴゲーム中に実行し、ビンゴゲームの後にプッシャゲームを行う場合、特典Dをプッシャゲーム開始時、またはプッシャゲーム中に実行し、プッシャゲーム機およびビンゴゲーム機の結果を相互に他のゲームに反映させることを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記プッシャゲームの実行による特別な条件Aは、各スロットリールの特別なスロットシンボルが揃った場合であり、かかる条件Aになった場合、ビンゴゲームを有利にする特典Bは、ビンゴゲームを行うとき、ビンゴをBETすることなくプレイができる、プレイヤが希望する位置にフリースペースを設ける、1プレイシートが追加される、の何れかを選択可能であり、プレイヤがいずれかを選択する選択手段を有することを特徴とする。
本発明の請求項3は請求項1記載の発明において前記ビンゴゲームの実行による特別な条件Cは、ビンゴを構成するマス列のCALLされたマスにより形成される形が指定の形になる場合であり、かかる条件Cになった場合、プッシャゲームを有利にする特典Dは、スロットリールのシンボルが揃う確率が数倍となり、スロットリールを停止させるときのシンボルが揃う確率を上昇させる回路を起動させることを特徴とする。
本発明の請求項4は請求項1記載のメダルゲーム機を多数設け、各メダルゲーム機が接続され、ビンゴゲーム機を形成するビンゴ用抽選装置の抽選によりビンゴゲームが進行するように構成され、多数のメダルゲーム機が参加する参加型ゲームを可能にする手段を有する。
上記構成によれば、以下のような種々の効果が得られる。
・1台で2種類のゲームを同時に行える。
・さらに、単体のビンゴ機やプッシャ機とは違い、両方を同時に楽しめる新しいタイプのゲーム機となり、新しいゲームのジャンルを確立できる。
・また、ビンゴゲームしかプレイしない人にはプッシャゲームの楽しさを、プッシャゲームしかプレイしない人にはビンゴゲームの楽しさを知ってもらうことができる。
・ビンゴ機のギャンブル性を高めることで、ギャンブル好きなプレイヤや、プッシャ機にメダルを1枚ずつ入れ、時間つぶしを目的とするようなプレイヤの両方のニーズに応えることができる。
・それぞれのゲームのみを好むプレイヤを1つのゲーム機に集めることができる。
・ビンゴゲームとプッシャゲームのゲーム内容を連結させ、プッシャゲームの結果をビンゴゲームに反映させるので、例えばビンゴゲームの結果をプッシャゲームとしてのゲームの幅が広がり、より面白いゲームをプレイヤに提供することができる。
・ビンゴゲームやプッシャゲームどちらか片方の内容を変更するだけで、違うゲームとして提供することができる。
多数のメダルゲーム機を並設したマスメダルゲーム機の外観を示す図である。 多数のメダルゲーム機を外周面に配置したマスメダルゲーム機の他の例を示す図である。 図1のメダルゲーム機の実施の形態を示す図である。 図1のメダルゲーム機の他の実施の形態を示す図である。 図3Bのメダル払出し付近を示す部分斜視図である。 図3Bのメダル払出し付近に設けたビンゴ用モニタを説明するための図である。 図3Bのプッシャ部分を示す図で、タワーメダルが出現した状態を示している。 タワーメダルが出現する過程を説明するための図である。 メダルゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。 ビンゴゲームにおいてプッシャゲームを有利にする特典が得られる場合を説明する図である。 プッシャゲームのモニタの表示例を示す図である。 プッシャゲームで得られたビンゴゲームを有利にする特典をチェックするビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。 それぞれ(イ)通常および(ロ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。 それぞれ(ハ)および(ニ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。 (ホ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。 カード選択画面でビンゴゲームのモニタの表示例を示す図で、プッシャゲームで獲得した特典がモニタに共に表示される例を示している。 通常のプッシャゲームの流れを示すフローチャートで、ビンゴゲームに特典を与える例が示されている。 ビンゴゲームで得られたプッシャゲームを有利にする特典をチェックするプッシャゲームの流れを示すフローチャートで、前半部分である。 ビンゴゲームで得られたプッシャゲームを有利にする特典をチェックするプッシャゲームの流れを示すフローチャートで、後半部分である。
以下、図1〜図10Bを参照してメダルゲーム機を詳細に説明する。
図1は多数のメダルゲーム機を並設したマスメダルゲーム機の外観を示す図である。
この例は4台のメダルゲーム機(ターミナル)16〜19を併設し、ビンゴ用抽選装置15を各メダルゲーム機16〜19で共用するマスメダルゲーム機10である。
各メダルゲーム機16〜19はそれぞれプッシャ機162,172,182,192が配置され、プッシャ機の手前にビンゴ用モニタ161,171,181および191が設置されている。
プレイヤはビンゴゲームを選択して行うことも、プッシャ機を選択して行うことも可能であり、先に行ったゲームの結果が後に行う他の種類のゲームに反映する。
ビンゴ用抽選装置15はクレーン式,ルーレット式,液晶による抽選またはボール抽選による装置が用いられ、ビンゴ用抽選装置15から抽選1回毎に当たった文字,符号,図柄などをプッシャゲームおよびビンゴゲームを兼ねるゲーム回路(図3G参照)に送る。ゲーム回路はビンゴ用モニタに文字,符号または図柄の背景を点灯することにより当たったことを表示する。
図2は多数のメダルゲーム機を外周面に配置したマスメダルゲーム機の他の例を示す図である。
図2(a)は各メダルゲーム機26,27,28が独立した筐体として6角形状の各辺部分に組み込まれ、6角形状の天板21の上にビンゴ用抽選装置25が配置されたものである。各メダルゲーム機26,27,28の手前にビンゴ用モニタ261,271,281が配置されている。
図2(b)は6角柱透明筐体31内にそれぞれメダルゲーム機のプッシャ機部分が内蔵され、プッシャ機部分の手前(6角柱透明筐体31の外側)にビンゴ用モニタ361,371,381が配置されたものである。6角柱透明筐体31内の中央にビンゴ用抽選装置35が配置されている。
図3Aは図1のメダルゲーム機の第1の実施の形態を示す図である。
この図は共通のビンゴ用抽選装置44が筐体内の上に配置されている。
メダルゲーム機40の中央にプレイフィールド100が配置され、その背後に前後動を繰り返すプッシャ台99が設けられている。プレイフィールド100の手前にメダル落下部96を有し、パネル中央にメダルの受け皿43が、その左右にプッシャ用メダルエントリー47,48が設けられている。
プッシャ用メダルエントリー47,48に投入されたメダルは左メダル排出口45または46から発射され、プレイフィールド100またはプッシャ台99の上に落下する。プレイフィールド100またはプッシャ台99に落下した多数のメダル98が載っている状態が示されている。
前後動を繰り返すプッシャ台99の前面によりプレイフィールド100上のメダル98が押され、他のメダルを押すことにより、プレイフィールド100に載っている多数のメダルは徐々にプレイフィールド100の前面方向に押される。押されたメダルが前面部分に達するとメダル落下部96に落下し、受け皿43に落下した数のメダルが払い出される。また、受け皿43の背後にビンゴ用モニタ95が配置され、ビンゴ用モニタ95の右側にメダルをBETするためのビンゴ用メダルエントリ─49が設けられている。
ビンゴゲームでは、ビンゴ用モニタ95に例えば縦横5×5のビンゴマス列が表示される。各マスにランダムに数字が表示され、ビンゴ用抽選装置でマスに表示されている数字,符号または図柄が当たれば、その背景が点灯し当たりマスであることが表示される。
プッシャ台99の奥にメダルが当たって跳ねるピンパネ兼プッシャ用モニタ97が配置されている。プッシャゲームではピンパネ兼プッシャ用モニタ97に例えば3列のスロットリールが表示され、プッシャゲームでメダルが特定の部分を通過したり、特定の孔に入ったりすると、3列のスロットリールが回転を開始し、順次止まって、同じ絵柄などが揃うことによりイベントが発生して対応のミニゲームが可能になったり、所定の数のメダルが払い出されたりする。
図3Bは図1のメダルゲーム機の他の実施の形態を示す図である。
この実施の形態はプッシャ機にチェッカを備え、さらにメダル落下部に落下したメダルにより回転し点数が上昇する機構,プレイフィールド58の脇にイベント発生により現れるタワーメダル出現機構などが設けられたものである。
プッシャ機の正面奥にプッシャ用モニタ50が配置され、該モニタにスロットリール50a,50b,50cが表示され、数字「4」「7」「2」が止まった状態が示されている。プッシャ台54の前面にスロットリールを回転スタートさせるスタートチェッカ55が設けられている。左右にプッシャ用メダルエントリー51,52が設けられ、プレイヤがプッシャ用メダルエントリーを把持して左右上下に動かすことにより、メダル発射口51a,52aの位置を調整することができる。プレイヤは発射されるメダルがスタートチェッカ55に入るように狙いを定めてメダルをエントリーすることとなる。
プレイフィールド58の手前にメダル落下部101が設けられ、メダル払出し口53の背部にビンゴ用モニタ59が配置されている。
図3Cは図3Bのメダル払出し付近を示す部分斜視図、図3Dは図3Bのメダル払出し付近の上面図である。
メダル落下部101のプレイフィールド58の前面部58aに多数のメダル受け板102aが取り付けられて回転機構が構成されるメダル回転部102が設けられている。メダル回転部102の幅はプレイフィールド58の前面部58aの全幅の約1/3の長さで、落下したメダルがメダル回転部102のメダル受け板102a上に載ると、メダル回転部102はメダルの重量により回転する。メダル回転部102の回転回数に応じてプッシャ用モニタ50に表示されるメータの値が上昇するようになっている。
メータが上昇するのはこの他にビンゴゲームでメータを上昇させる特典が得られた場合である。
メータの上昇した値によって特別のイベントが発生したり、所定の枚数のメダルがさらに払い出されたりする。メダル回転部102を回転させたメダルまたはメダル回転部102より外れた位置に落下したメダルはメダル落下部101の孔101aに落下し、メダル104がメダル払出し口53より払い出される。
図3Eは図3Bのプッシャ部分に注目した図で、プレイフィールドにタワーメダルが出現した状態を示している。図3Fはタワーメダルが出現する過程を説明するための図である。
多数のメダルが積み重ねられたタワーメダル105はプレイフィールド58の略中央に移動させられる。タワーメダル105が出現するのはプッシャ台54で特定のイベントが発生した場合や、ビンゴゲームでプッシャゲームのメダルタワーを出現させる特典が得られた場合である。
タワーメダル105を出現させるタワーメダル出現口106はプレイフィールド58の左脇に設けられており(図3F(a))、タワーメダルを出現させる条件が発生した場合、扉106aが開く(図3F(b))。そして押し出し棹107により押されることによりタワーメダル105がタワーメダル出現口106よりプレイフィールド58の中央に押されてくる(図3F(c))。タワーメダル出現口106がプレイフィールド58の中央に達すると、押し出し棹107は後退しメダル出現口106の内部に戻り(図3F(d))、扉106aが閉じる。
タワーメダル105はプッシャ台54に押されることにより崩され、プレイフィールド58の上に多数のメダルが堆積し、大量のメダルの堆積によってさらに多数のメダルが押し出され易くなる。
図3Gはメダルゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
この実施の形態の回路ブロックは、図3Bのメダルゲーム機の回路であり、メダル検知部39,CPU60,画像処理部61,メモリ部62,インターフェイス回路63,LAN制御部65,サウンド処理部69,スピーカ70,駆動回路67,71,93,回転検出回路91を備えている。
画像処理部61はプッシャ用モニタ50とビンゴ用モニタ59に表示画像データを供給する。メダル検知部39はメダルエントリー64から投入されるメダルを検出し、CPU60に検出情報を送出する。駆動回路93はタワーメダル出現機構94の駆動を行い、駆動回路71はメダル払出し機構72の駆動を行う。回転検出回路91はメダル回転機構92でメダル回転部102の回転の数を検出しCPU60に検出情報を送出する。
駆動回路67はメダルプッシャ機構68のプッシャ台54の前後動の駆動を行う。
LAN制御部65はLAN回路を通じてマスメダルゲーム機メイン回路79と通信を行うことによりビンゴ用抽選装置80で抽選された数字などのデータを受け取り、CPU60にそのデータを送出する。マスメダルゲーム機メイン回路79に他のメダルゲーム機の回路ブロックも接続されている。マスメダルゲーム機メイン回路79経由で他のメダルゲーム機と参加型ゲームを行うことが可能となっている。
インターフェイス回路63はプレイヤの操作部76の操作により決定や選択の情報が送られてくると、その情報をCPU60に送出する。
メモリ部62にメダルゲーム機全体の制御を行う制御プログラム62aと、メダルゲーム(プッシャゲーム)を実行するためのメダルゲーム,ビンゴゲームを実行するためのビンゴゲーム,プッシャ機構を制御するプッシャ機構制御および各機構を制御する各機構制御などの多数のゲームソフト62bと、プッシャゲームおよびビンゴゲームに必要なデータ62cが格納されている。メモリ部62はビンゴゲームを有利にする特典Bのデータおよびプッシャゲームを有利にする特典Dのデータが記憶される。
CPU60はメモリ部62の制御プログラム62aを読み込むことによりゲーム制御部60aの機能を実現する。ゲーム制御部60aはゲーム全体の制御を行う他、ゲーム待ち受け状態時にモニタ50,59に待ち受け画面を表示し、スピーカ70から待ち受け用のミュージックなどを出力する。
メダルゲーム実行部60bはメダルゲーム(プッシャゲーム)ソフトを読み込むことによりプッシャゲームを実行することができる。また、ビンゴゲーム実行部60dはビンゴゲームソフトを読み込むことにより、ビンゴゲームを実行することかできる。
プッシャ制御部60cはプッシャ機構制御ソフトを読み込むことにより、プッシャ台を繰り返し前後動させる制御を行う。機構制御部60eは各機構制御ソフトを読み込むことにより、タワーメダル出現機構94,メダル払出し機構72などの制御を行う。
メダルゲーム実行部60bはプッシャゲームにおいてビンゴゲームで獲得した特典Dを実行する特典D実行手段を備えている。また、ビンゴゲーム実行部60dはビンゴゲームにおいてプッシャゲームで獲得した特典Bを実行する特典B実行手段を備えている。
図4はビンゴゲームにおいてプッシャゲームを有利にする特典が得られる条件を説明する図である。ビンゴゲームの実行によって特別な条件Cに適合した場合である。
これによってプッシャゲームではプッシャゲームを有利にする特典Dが付加される。
ビンゴゲームにおいて、特別な条件Cは以下の事象に該当する場合である。
〔1〕第2列第1行のマス120が特別マスとすると、このマス120を含むライン121またはライン122でビンゴが成立した場合である。
〔2〕第2列第1行のマス120が特別マスとすると、このマス120の数字「21」がCALLされた場合である。
上記〔1〕〔2〕の例は図4(a)に例示されている。
〔3〕特定のCALL数でビンゴが揃った場合である。例えば数字が5つCALLされるまでにビンゴが成立した場合である。
〔4〕通常のビンゴ配列とは別で、特別な指定された形ができる場合である。例えば、図4(b)に示すように「Y」(ワイングラス形状)を示すラインができる場合である。
上記のような事象になって特別な条件Cとなると、次に示すようなプッシャゲームが有利になる特典Dを得ることができる。この例の特典Dの種類は10個である。
(i) ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときのみプッシャゲームで特別ゲームができる。例えば、プッシャゲームでプッシャ用モニタにスロットリールではなく、ポーカーゲームが可能となる。
(ii)ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでプレイヤ参加型ゲームに参加できる特典が得られる。例えばプッシャゲームで他のターミナルのプレイヤとの間で規定時間内にメダル投入枚数の多さを競うゲームである。
(iii) ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときのみプッシャゲームでプレイヤ参加型のスペシャルゲームが開始される。例えばプッシャゲームでターミナルのプレイヤがターミナルの所定の数でプレイしている場合,特別のイベントが発生した場合、トータルのイン枚数が所定枚数(5000枚)に達している場合にマスメダルゲーム機メイン回路の主導でターミナルのプレイヤが参加する特別なゲームである。このとき、個別のターミナルのゲームは休止状態となる。
(iv)ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでジャックポット獲得できるゲームやメータを上昇させるクルーン抽選機による抽選の特典が得られる。
(v) ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでメダルタワーがプッシャフィールド上に出現する。
(vi)ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでスロットストックが貰える。例えば、5個のスロットストックを得ることができる。
(vii) ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでジャックポット抽選で有利になる。例えばゲームのルールが簡単になる。
(viii)ビンゴゲームで条件Cの条件の内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでスロットストックが有利になる。例えば、スロットが当たり易くなる(確率が上がる)、スロットリールで当たったとき2倍,3倍のメダルが払い出される、ポイントが付く(メダルが入ったところに規定の数が加算)などである。スロットが当たり易くなるように確率を上げる回路を起動する部分,2倍,3倍のメダルの払出しを制御する部分およびポイントを付ける部分はメダルゲーム実行部によって実現される。
(ix)ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでスロットの当たりが数倍になる。
(x) ビンゴゲームで条件Cの内の特定の1つに適合したときプッシャゲームでミニゲームの獲得枚数が数倍になる。
図5はプッシャゲームのモニタの表示例を示す図である。
この表示は「3」「6」「6」のスロットリールの数字が表示されており、モニタの左端にスロットストックが5つ追加された状態が示されている。(vi)の特典Dを、ビンゴゲームで条件Cの特定の1つに適合したため獲得したので、プッシャゲームで5個のスロットストックを得ることができたものである。
つぎにプッシャゲームにおいてビンゴゲームを有利にする特典が得られる場合を説明する。プッシャゲームの実行の結果が特別な条件Aに適合した場合である。
これによってビンゴゲームではビンゴゲームを有利にする特典Bが付加される。
プッシャゲームにおいて、特別な条件Aはつぎのような場合である。
<1>特別なスロットシンボルを用意し、それが揃った場合である。これは特別なシンボルは常時出点してもよい。また、ビンゴゲーム中だけに現れる。これによってビンゴゲームにおいて(4)の特典Bを得ることができる。
<2>ミニゲームの特定の結果になった場合である。これによってビンゴゲームにおいて(3)の特典Bを得ることができる。
<3>EXチャンスやジャックポット獲得ゲームの抽選ゲームの特定の外れになった場合である。これによってビンゴゲームにおいて(3)の特典Bを得ることができる。
<4>プレイヤ参加型ゲームの特定の結果の場合である。これによってビンゴゲームにおいて(1)の特典Bを得ることができる。
<5>プッシャゲーム中にスロットの入賞が一杯になり、それ以上に入賞があった場合、その数をカウントし、規定数に達したときである。これによってビンゴゲームにおいて(2)の特典Bを得ることができる。
上記のように特別な条件Aとなると、次に示すようなビンゴゲームが有利になる特典Bを得ることができる。この例の特典Bの種類は4個である。
(1)プッシャで<4>の条件Aに適合したとき、ビンゴをBETすることなくプレイに参加することができる。フリープレイである。自動で与えられるBET数は何枚でもよい。因みに1BETしてビンゴに当たれば2倍となる。
(2)プッシャで<5>の条件Aに適合したとき、つぎのビンゴゲームまたは現在行われているビンゴゲームにおいてプレイヤが希望するマス(または指定されたエリア内で)フリースペースが提供される。フリースペースの個数は任意である。
(3)プッシャで<2>または<3>の条件Aに適合したとき、つぎにビンゴゲームをする場合、1プレイシートが追加される。1プレイシートでもう1回ビンゴゲームができる。
(4)プッシャで<1>の条件Aに適合したとき、ビンゴゲームに、プッシャゲームに有利になる特典を付与することができる。例えば、後述の(ロ)(ハ)(ニ)または(ホ)のビンゴゲームを行うことができる。また(1)(2)および(3)の特典Bの何れかをプレイヤが選択することができる。選択は操作部76によって行う。
図8はカード選択画面でビンゴゲームのモニタの表示例を示す図で、プッシャゲームで獲得した特典がモニタに共に表示される例を示している。
ビンゴ用モニタ59の中央にビンゴマス配列81が表示され、3列3行のマスがフリースペースとなっている。ビンゴマス配列81の右側にプッシャゲームで獲得した特典Bのいくつかが表示されている。このようにビンゴゲーム開始前に獲得した特典Bを表示する。
図6はプッシャ機で得られたビンゴゲームを有利にする特典をチェックするビンゴゲームの流れ示すフローチャートである。
ビンゴゲームを有利にする特典Bの1つを得られるかを決めるフローチャートである。
プレイヤが操作部76を操作してビンゴゲームを開始すると、ビンゴ用モニタ59にカードが表示される(ステップ(以下「S」という)001)。
ビンゴゲーム実行部60dはメモリ部62より特典Bのデータを読み出し、プッシャゲームでカードを獲得したか否か、すなわち(3)の特典Bである1プレイシートが追加されているか否かを判断する(S002)。1プレイシートが追加されていれば、1枚カードを追加する(S003)。つぎにプッシャゲームでフリープレイが獲得されたか否か、すなわちビンゴをBETすることなくビンゴを行う(1)の特典Bが獲得されたか否かを判断する(S004)。フリープレイが獲得されていれば、さらにプレイヤがビンゴ用メダルエントリーにメダルを投入してBETを追加したか否かを判断する(S005)。BETが追加されていれば、獲得したフリープレイと追加したBETを受け付ける(S006)。
つぎにビンゴゲーム実行部60dはフリースポットを獲得したか否か、すなわち(2)の特典Bであるフリースペースが与えられているか否かを判断する(S007)。フリースペースが与えられていれば、プレイヤが操作部76で操作するマスにフリースポットを追加する(S008)。さらにビンゴゲームでプッシャゲームが有利になる特典を獲得したか否か,すなわち(ロ)(ハ)(ニ)または(ホ)のいずれかのビンゴゲームを行える(4)の特典Bを獲得したか否かを判断する(S009)。(4)の特典Bが獲得されていなければ、通常のビンゴゲーム(イ)の処理に移行する(S010)。(4)の特典Bが獲得されていれば、つぎの特典(ロ)のビンゴゲームであるか,特典(ハ)のビンゴゲームであるか、特典(ニ)のビンゴゲームであるか、特典(ホ)のビンゴゲームであるか順番に判断される(S011,S013,S015)。特典(ロ)であれば、特典(ロ)のビンゴゲームの、特典(ハ)であれば、特典(ハ)のビンゴゲームの、特典(ニ)であれば、特典(ニ)のビンゴゲームの、特典(ホ)であれば、特典(ホ)のビンゴゲームの処理にそれぞれ移行する。
図7Aはそれぞれ通常および特典(ロ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。
図7A(a)の通常のビンゴゲーム(イ)においてビンゴ用抽選装置80で1〜6球目の抽選が実行される(S101)。抽選結果はビンゴゲーム実行部60dに送られる。ビンゴゲーム実行部60dはビンゴ用モニタ59に表示されているビンゴマス配列の当たったマスを点灯表示する。そして、ビンゴ判定を行い(S102)、ビンゴが成立していれば、対応の枚数のメダルの払出しを行う(S103)。
図7A(b)において特典(ロ)のビンゴゲームが行われる。S201,S202は通常のビンゴゲーム(イ)のS101,S102の処理と同じである。ビンゴ成立後、〔1〕の条件(C)に適合したか否か、すなわち特別マスを含むラインがビンゴになったか否かを判断する(S203)。特別マスを含むラインがビンゴになっていなければ、対応の枚数のメダルの払出しが行われる(S205)。特別マスを含むラインがビンゴになっていれば、対応の枚数のメダルの払出しに加えて例えば(i) の特典Dを得ることができる(S204)。(i) の特典Dはプッシャゲームにおいてポーカゲームが可能となるものである。(i) の特典Dのデータはメモリ部62に記憶される。
図7Bはそれぞれ特典(ハ)および(ニ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。
図7B(a)において、ビンゴ用抽選装置80で1〜6球目の抽選が実行される(S301)。抽選結果、ビンゴゲーム実行部60dは〔2〕の条件(C)に適合したか否か、すなわち特別なマスをCALLされたか否かを判断する(S302)。特別なマスがCALLされれば、例えば(ii)の特典Dを得ることができる(S303)。(ii)の特典Dはプッシャゲームでプレイヤ参加型ゲームに参加できるものである。(ii)の特典Dのデータはメモリ部62に記憶される。
つぎにビンゴ判定を行い(S304)、ビンゴが成立していれば、対応の枚数のメダルの払出しを行う(S305)。
図7B(b)において、ビンゴ用抽選装置80で1〜5球目の抽選が実行される(S401)。抽選結果、ビンゴ判定を行い、ビンゴが成立したか否かを判断する(S402)。ビンゴが成立していれば、例えば(iii) の特典Dを得ることができる(S403)。(iii) の特典Dはプッシャゲームでプレイヤ参加型のスペシャルゲームが開始されるものである。(iii) の特典Dのデータはメモリ部62に記憶される。
つぎにビンゴ用抽選装置80で6球目の抽選が実行される(S404)。ビンゴ判定を行い(S405)、ビンゴが成立していれば、対応の枚数のメダルの払出しを行う(S406)。
図7Cは特典(ホ)のビンゴゲームの流れを示すフローチャートである。
ビンゴ用抽選装置80で1〜10球目の抽選が実行される(S501)。抽選結果、ビンゴ判定を行い、ビンゴが成立したか否かを判断する(S502)。ビンゴが成立していれば、対応の枚数のメダルの払出しが行われる(S503)。つぎに特別ビンゴ判定を行い、ビンゴが成立したか否かを判断する(S504)。特別ビンゴが成立すれば、例えば(iv)の特典Dを得ることができる(S505)。(iv)の特典Dはプッシャゲームでジャックポット獲得できるゲームやメータを上昇させるクルーン抽選機による抽選の特典が得られるものである。(iv)の特典Dのデータはメモリ部62に記憶される。
図9は通常のプッシャゲームの流れを示すフローチャートで、ビンゴゲームに特典を与える例が示されている。プッシャゲームで条件Aの1つに適合した場合、ビンゴゲームを有利にする特典Bの1つが与えられるものである。
CPU60のメダルゲーム実行部60bはメダルエントリ64からメダルが投入されたか否かを監視している(S601)。メダルが投入されれば、メダル検知部39が検出してメダルINの検出情報をCPU60に送る。メダルゲーム実行部60bはつぎに参加型ゲームの開始か否かを判断する(S602)。参加型ゲームの開始か否かはマスメダルゲーム機のメイン回路でミニゲームを行っていて例えばイベントが発生したり、トータルのインメダル数が規定値に達したり、ターミナルでプレイしているプレイヤが全体の例えば5割であったりすれば、参加型ゲームの開始の条件となる。参加型ゲームの開始と判断すれば、例えば、各ターミナルで規定の時間にどれだけ多くのメダルをスタートチェッカに投入できるかの参加型ゲームを行う(S603)。
この処理により参加型ゲーム結果の1つとして(1)の特典Bを得ることができる(S604)。この(1)の特典BはビンゴでメダルをBETすることなくプレイに参加できるものである。(1)の特典Bのデータはメモリ部62に記憶され、後のビンゴゲームでメダルをBETすることなくプレイに参加可能となる。
参加型ゲームでない場合、つぎに規定値となるメータ上昇か否かを判断する(S605)。これはメダルがメダル回転部102に落下してメータを上昇させ、規定値の10パーセントに上昇すれば、例えば抽選ゲームを開始する。また規定値の100パーセントに上昇すれば、ボーナスゲーム,ミニゲームを開始する。これにより抽選ゲーム,ボーナスゲームまたはミニゲームを行う(S606)。この処理により抽選ゲームなどの結果の1つとして(3)の特典Bを得ることができる(S607)。この(3)の特典Bはつぎにビンゴゲームをプレイした場合、1プレイシートが追加されるものである。(3)の特典Bのデータはメモリ部62に記憶され、後のビンゴゲームでもう1回ビンゴゲームが可能となる。
規定値となるメータ上昇でない場合、つぎにスタートIN、すなわちチェッカにメダルが入ったか否かを判断する(S608)。スタートINであれば、スロットストックが一杯になっているか否かを判断する(S609)。
スロットストックが一杯であれば、オーバ入賞が規定値を越えたか否か、すなわちスロットストックが一杯になったときスタートINに入るメダルを数え、メダルが規定値を越えたか否かを判断する(S610)。メダルが規定値を越えていれば、(2)の特典Bを得ることができ、後のビンゴゲームにおいてプレイヤが希望するマスにフリースペースを作ることができる。(2)の特典Bのデータはメモリ部62に記憶され、後のビンゴゲームでフリースペースを作ることが可能となる。
一方、スロットストックが一杯でない場合、またはオーバ入賞が規定値を越えていなければ、モニタ上のスロットを回転させ、順次停止させる(S612)。停止した位置のスロットリールが当たり(3つの数字,絵柄などが揃う)か否かを判断する(S613)。
メダルゲーム実行部60bは当たりであれば、特別なシンボル(例えば、○○○)であるか否かを判断する(S614)。特別なシンボルでなければ、ミニゲームのシンボルでであるか否かを判断する(S615)。ミニゲームでなければ、駆動回路71を制御しメダル払い出し機構72を駆動させて所定の枚数のメダルを払い出す(S616)。ミニゲームであれば、ミニゲームを実行し(S617)、ミニゲームの結果の1つとして(3)の特典Bを得ることができる(S618)。(3)の特典Bのデータはメモリ部62に記憶され、後のビンゴゲームで1プレイシートが追加される。
S614において特別なシンボルであれば、(4)の特典Bを得ることができる(S619)。(4)の特典Bは、(1)(2)および(3)の特典Bの内、プレイヤが選択できるものであり、そのデータはメモリ部62に記憶され、後のビンゴゲームで選択した(1)(2)および(3)の何れかの特典を得ることができる。
図10A,図10Bはビンゴゲームで得られたプッャーゲームを有利にする特典Dをチェックして反映させるプッシャゲームの流れを示すフローチャートである。
プレイヤがビンゴゲームを行っていてつぎにプッシャゲームを開始する場合、メダルゲーム実行部60bはビンゴゲームが終了したか否かを判断する(S701)。ビンゴゲームが終了していなければ、通常のプッシャゲームすなわち図9のプッシャゲームのフローに従った処理となる(S702)。ビンゴゲームが終了していれば、(i) の特典Dを獲得しているか否かを判断する(S703)。メダルゲーム実行部60bはメモリ部62の特典Dのデータを読み出し、特別ゲームを行う(i) の特典Dのデータが記憶されていれば、特別ゲームを起動する(S704)。例えばプッシャ用モニタでポーカゲームが可能となる。
特別ゲームを行う(i) の特典Dのデータが記憶されていなければ、つぎに(ii)の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S705)。(ii)の特典Dのデータが記憶されていれば、参加型ゲームの参加権を得る(S706)。これは例えばプッシャゲームで他のターミナルのプレイヤとの間で規定時間内にメダル投入枚数の多さを競うゲームである。
S705において(ii)の特典Dのデータが記憶されていないか、または参加型ゲームへの参加権を獲得できれば、(iii) の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S707)。(iii) の特典Dのデータが記憶されていれば、特別参加型ゲームが開始される(S708)。例えばプッシャゲームでターミナルのプレイヤがターミナルの所定の数でプレイしている場合,特別のイベントが発生した場合、またはトータルのイン枚数が所定枚数(5000枚)に達している場合にマスメダルゲーム機メイン回路の主導によって行われるターミナルのプレイヤが参加する特別なゲームである。(iii) の特典Dのデータが記憶されていなければ、(iv)の特典Dデータがが記憶されているか否かを判断する(S709)。(iv)の特典Dのデータが記憶されていれば、ジャックポットを獲得できるゲームやメータが上がるクルーン抽選機による抽選の特典が得られる(S710)。
(iv)の特典Dのデータが記憶されていなければ、(v) の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S711)。(v) の特典Dが記憶されていれば、メダルタワーがプッシャフィールド上に出現する(S712)。(v) の特典Dのデータが記憶されていなければ、(vi)の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S713)。
これはプッシャゲームでスロットストックが貰えるもので、例えば5個のスロットストックを得ることができる。(vi)の特典Dのデータが記憶されていれば、メダルゲーム実行部60bはS720のプッシャ用モニタ50のスロット回転を開始する。(vi)の特典Dのデータが記憶されていなければ、つぎにメダルエントリ64からメダルが投入されたか否かを判断する(S714)。メダルINであれば、つぎにメータが規定値に上昇したか否かを判断する(S715)。これはメダルがメダル回転部102に落下してメータ(プッシャ用モニタの一部に表示される)を上昇させ、例えば規定値の10パーセントに上昇したかである。メータが規定値に上昇すれば、(vii) の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S716)。(vii) の特典Dのデータが記憶されていれば、例えばゲームのルールが簡単なジャックポット抽選ゲームを行う(S717)。(vii) の特典Dが記憶されていなければ、通常のジャックポット抽選を行う(S718)。
一方、メータが規定値に上昇していなければ、スタートIN、すなわちチェッカにメダルが入ったが否かを判断する(S719)。スタートINであれば、スロット回転を開始させる(S720)。
そして(viii)の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S721)。(viii)の特典Dのデータが記憶されていなければ、スロットは通常のテーブルで行う(S723)。(viii)の特典Dのデータが記憶されていれば、プッシャゲームでスロットストックが有利になり、例えば、スロットが当たり易くなる(確率が上がる)、スロットリールで当たったとき2倍,3倍のメダルが払い出される、またはポイントが付く(メダルが入ったところに規定の数が加算)などの特別テーブルで行われる(S722)。
上記のようにスロット回転が行われてスロットが停止すると、当たり判定が行われる(S724)。当たりと判定されれば、つぎに(ix)の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S730)。(ix)の特典Dのデータが記憶されていれば、スロットの当たりを倍にしてメダルを払い出す(S732)。(ix)の特典Dのデータが記憶されていなければ、メダルの払出し枚数は通常の払出しとなる(S731)。
スロットが当たり判定でなければ、その並びはミニゲームが当たったか否かを判断する(S725)。ミニゲームが当たっていれば、ミニゲームを行う(S726)。
そして(x) の特典Dのデータが記憶されているか否かを判断する(S727)。(x) の特典Dのデータが記憶されていれば、ミニゲームの獲得メダル枚数を数倍、例えば2倍にして払い出す(S729)。(x) の特典Dのデータが記憶されていなければ、ミニゲームの獲得メダルの数で払出しが行われる(S728)。
以上の実施の形態はビンゴ用メダルエントリとプッシャ用メダルエントリを別々に設けた例を示したが、共通のエントリを用いても良い。また、ビンゴ用メダル払出し口とプッシャ用メダル払出し口を共通にした例を示したが、ビンゴ用,プッシャ用のメダル払出し口をそれぞれ別に設けても良い。
さらにジャックポットをビンゴ機とプッシャゲーム機の両方で実現させても良い。
プッシャゲームでの実行結果が条件Aの1つに適合する場合にビンゴゲームを有利にする特典Bの1つを対応づけた例を説明したが、条件Aの各種類と特典Bの各種類の対応は、実施の形態に限ることはなく、種々の組み合わせが考えられる。
またビンゴゲームでの実行結果が条件Cの1つに適合する場合にプッシャゲームを有利にする特典Dの1つを対応づけた例を説明したが、同様に条件Cの各種類と特典Dの各種類の対応は、実施の形態に限ることはなく、種々の組み合わせが考えられる。
ゲームセンタやイベント会場に設置される、ビンゴゲームおよびプッシャゲームを行えるメダルゲーム機である。
10,20,30 マスメダルゲーム機
15,25,35,44,80 ビンゴ用抽選装置
16〜19,26〜28,36〜38 メダルゲーム機
39 メダル検知部
41,42 スピーカ
43 受け皿
50 抽選用モニタ(プッシャ用モニタ)
50a,50b,50c スロットリール
54 プッシャ台
55 チェッカ
58 プレイフィールド
59,95,161,171,181,191,261,271,281,361,371,381 ビンゴ用モニタ
60 CPU
61 画像処理部
62 メモリ部
63 インターフェイス回路
64 メダルエントリー
65 LAN制御部
67,71,93 駆動回路
68 メダルプッシャ機構
69 サウンド処理部
70 スピーカ
72 メダル払出し機構
76 操作部
79 マスメダルゲーム機メイン回路
98,104 メダル

Claims (4)

  1. ビンゴ用抽選機を備え、該ビンゴ用抽選機の抽選によってビンゴ用モニタに表示されるマスの数字,符号または図柄が該当する場合、該マスを当たり表示し、当たりマスが所定の配列になったとき、ビンゴ成立となるビンゴゲーム機と、
    プレイヤがメダルを投入し、投入されたメダルがプレイフィールド内で所定のチェッカに入った場合、プッシャ用モニタに表示されるスロットマシンを回転させ、複数のスロットリールの停止した数字,符号または図柄が揃った場合、揃った内容に従ったメダルの払出し、または特別なゲームを開始でき、かつプレイフィールドに落下したメダルがプッシャ台で押され、メダルが前方のメダル払出し口まで移動して落下することによりメダルの払出しが行われるプッシャゲーム機と、
    を備えるメダルゲーム機であって、
    前記プッシャゲーム機は、
    プッシャゲームの実行によって特別な条件Aに適合した場合、ビンゴゲームを有利にする特典Bを付加し、これを記憶する手段と、
    ビンゴゲームで獲得した特典Dを実行する特典D実行手段とを有し、
    ビンゴゲーム機は、
    ビンゴゲームの実行によって特別な条件Cに適合した場合、プッシャゲームを有利にする特典Dを付加し、これを記憶する手段と、
    プッシャゲームで獲得した特典Bを実行する特典B実行手段とを有し、
    プッシャゲームの後にビンゴゲームを行う場合、特典Bをビンゴゲーム開始時、またはビンゴゲーム中に実行し、ビンゴゲームの後にプッシャゲームを行う場合、特典Dをプッシャゲーム開始時、またはプッシャゲーム中に実行し、プッシャゲーム機およびビンゴゲーム機の結果を相互に他のゲームに反映させることを特徴とするメダルゲーム機。
  2. 前記プッシャゲームの実行による特別な条件Aは、
    各スロットリールの特別なスロットシンボルが揃った場合であり、
    かかる条件Aになった場合、ビンゴゲームを有利にする特典Bは、
    ビンゴゲームを行うとき、ビンゴをBETすることなくプレイができる、プレイヤが希望する位置にフリースペースを設ける、1プレイシートが追加される、の何れかを選択可能であり、プレイヤがいずれかを選択する選択手段を有することを特徴とする請求項1記載のメダルゲーム機。
  3. 前記ビンゴゲームの実行による特別な条件Cは、
    ビンゴを構成するマス列のCALLされたマスにより形成される形が指定の形になる場合であり、
    かかる条件Cになった場合、プッシャゲームを有利にする特典Dは、
    スロットリールのシンボルが揃う確率が数倍となり、スロットリールを停止させるときのシンボルが揃う確率を上昇させる回路を起動させることを特徴とする請求項1記載のメダルゲーム機。
  4. 前記請求項1記載のメダルゲーム機を多数設け、
    各メダルゲーム機が接続され、ビンゴゲーム機を形成するビンゴ用抽選装置の抽選によりビンゴゲームが進行するように構成され、
    多数のメダルゲーム機が参加する参加型ゲームを可能にする手段を有することを特徴とするマスメダルゲーム機。
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