JP5219648B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールを収納してなる燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、水素含有ガスと酸素含有ガス(通常、空気である)とを用いて電力を得ることができる燃料電池セルを収納容器内に複数個収納してなる燃料電池モジュールと、この燃料電池モジュールを稼動するための補機類とを外装ケースに収納してなる燃料電池装置が種々提案されている。
このような燃料電池装置として、燃料電池装置の内部に収納される補機類の故障を防止することや可燃性ガスの滞留を防止することを目的に、例えば、内部の温度を冷却するための換気ファンを具備する燃料電池装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2007−242299号公報 特開2006−196265号公報
ところで、燃料電池装置の安全性を考慮する場合に、利用者が直接触れる可能性のある外装ケースの温度を制御することが好ましい。外装ケースの温度が特に高温となると、利用者が接触した際にやけど等の怪我をするおそれがあり、安全性の問題が生じるおそれがある。
また一方で外装ケースの温度を低温となるように制御すると、燃料電池モジュールの温度が低下し、発電効率が低下するおそれもある。
それゆえ、本発明の目的は、安全性を向上するとともに、燃料電池モジュールの温度を一定の範囲内に効率よく保つことが可能な燃料電池装置を提供することにある。
本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを有し、前記外装ケース内に設けられた仕切部材により前記燃料電池モジュールが収納されたモジュール収納室と前記補機が収納された補機収納室とに区画されてなる燃料電池装置であって、前記モジュール収納室の空気を換気するための換気装置と、前記モジュール収納室を構成する前記外装ケースの温度を測定するための外装ケース温度センサと、該外装ケース温度センサにより測定される温度が第1の設定温度T1以下となるように前記換気装置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
このような燃料電池装置においては、モジュール収納室を構成する外装ケースの温度を測定する外装ケース温度センサを有するとともに、外装ケース温度センサにより測定される温度が第1の設定温度T1以下となるように換気装置を制御する制御装置を具備することから、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。
また、外装ケースの温度を測定するにあたり、モジュール収納室を構成する外装ケースに外装ケース温度センサを設けることから、外装ケースのうち特に温度が高温となる部位の温度を測定することができ、その温度に基づいて換気装置を制御することにより、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。
さらに、外装ケースの温度を制御することで、燃料電池モジュールの温度を一定の範囲内に効率よく保つことができ、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記制御装置は、前記外装ケース温度センサにより測定される温度が第2の設定温度T2(ただし、T2<T1)を超えた場合に、前記換気装置による換気流量を増大させるとともに、前記外装ケース温度センサにより測定される温度が第3の設定温度T3(ただし、T3≦T2)を下回った場合に、前記換気装置による換気流量を減少させるまたはゼロとするように前記換気装置を制御することが好ましい。
このような燃料電池装置においては、外装ケースの温度が第2の設定温度T2(ただし、T2<T1)を超えた場合に、換気装置による換気流量を増大させることから、外装ケースの温度を第1の設定温度T1以下に保つことができ、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。
また、外装ケースの温度が第3の設定温度T3(ただし、T3≦T2)を下回った場合に、換気装置による換気流量を減少させるまたはゼロとするように換気装置を制御することから、燃料電池モジュールの温度が低下することを抑制でき、発電効率の低下を抑制することができる燃料電池装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池装置は、外気の温度を測定するための外気温センサを備えるとともに、前記制御装置は、前記外気温センサにより測定される外気の温度が第1の所定温度S1以上となった場合に、前記第2の設定温度T2を第4の設定温度T4(ただし、T4<T2)に変更することが好ましい。
例えば、夏場の日中などの外気温が高温となる場合において、外装ケースの温度が上昇する(もしくは冷却されにくくなる)場合がある。この場合において、外装ケースの温度が第1の設定温度T1を超える温度にまで上昇するおそれがある。
それゆえ、外気温を測定するための外気温センサを備えるとともに、外気温が第1の所定温度S1以上となった場合には、第2の設定温度T2を第4の設定温度T4(ただし、T4<T2)に変更するように換気装置を制御することで、外装ケースの温度が第1の設定温度T1を超える温度にまで上昇することを抑制(防止)することができ、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記制御装置は、前記外気温センサにより測定される外気の温度が第2の所定温度S2(ただし、S2<S1)以下となった場合に、前記第4の設定温度T4を前記第2の設定温度T2に戻すことが好ましい。
このような燃料電池装置においては、外気温が第2の所定温度S2以下となった場合には、換気装置を制御するための設定温度を、第4の設定温度T4から第2の設定温度T2に戻すことにより、燃料電池モジュールの温度を上昇させることができ、発電効率が向上した燃料電池装置とすることができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記仕切部材により、前記外装ケース内の上側を前記モジュール収納室とし、下側を前記補機収納室として上下に区画されてなるとともに、前記換気装置としての空気ブロワを前記補機収納室内に収納してなることが好ましい。
このような燃料電池装置においては、外装ケース内の上側をモジュール収納室とし、下側を補機収納室として上下に区画するとともに、換気装置としての空気ブロワを補機収納室内に収納してなることから、モジュール収納室内の空気を効率よく換気することができる。それにより、外装ケースの温度を第1の設定温度T1以下に保つことができ、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。
さらに、外装ケースの温度を制御することで、燃料電池モジュールの温度を一定の範囲内に効率よく保つことができ、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを有し、前記外装ケース内に設けられた仕切部材により前記燃料電池モジュールが収納されたモジュール収納室と前記補機が収納された補機収納室とに区画されてなる燃料電池装置であって、前記モジュール収納室の空気を換気するための換気装置と、前記モジュール収納室を構成する前記外装ケースの温度を測定するための外装ケース温度センサと、該外装ケース温度センサにより測定される温度が第1の設定温度T1以下となるように前記換気装置を制御する制御装置とを備えることから、外装ケースの温度を第1の設定温度T1以下に保つことができ、安全性の向上した燃料電池装置とすることができる。さらに外装ケースの温度を制御することで、燃料電池モジュールの温度を一定の範囲内に効率よく保つことができ、発電効率の向上した燃料電池装置とすることができる。
図1は、本発明の燃料電池装置の一例を概略的に示す側面図であり、外装ケース2を構成する側面部を取り外して、外装ケース2の内部が見えるようにして示している。なお、以降の図において同一の構成については、同一の番号を付与するものとする。
図1において、燃料電池装置1は、外装ケース2内に仕切部材3を有し、仕切部材3の上部に、複数の燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュール6(以下、モジュール6という場合がある。)が配置されたモジュール収納室4が形成されている。また、仕切部材3の下部にはモジュール6を動作するにあたり必要な補機類(図1においては、モジュール6内に燃料電池セルの発電に必要な酸素含有ガス(空気)を供給するための空気ブロワ10と、後に詳述するモジュール収納室4内の空気を換気するための換気装置の1種である空気ブロワ8と、熱交換器11とを示している。)を収納するための補機収納室5が形成されている。
なお、本発明において補機類とは、モジュール6を動作するにあたり使用される装置や配管等であって、補機収納室5内に収納されるものを意味するものとする。また、仕切部材3はモジュール収納室4と補機収納室5とを区画していればよく、モジュール収納室4と補機収納室5とが隙間を有して区画されていてもよい。
また、例えば外装ケース2を仕切部材3により左右に区画するとともに、一方がモジュール6を収納するモジュール収納室4、他方が補機類を収納する補機収納室5とした燃料電池装置1とすることもできる。
なお、図1に示したような仕切部材3を用いて、外装ケース2の上側をモジュール6を収納するモジュール収納室4とし、下側をモジュール6を動作するための補機を収納する補機収納室5として上下に区画するとともに、モジュール収納室4内を換気する換気装置としての空気ブロワ8を補機収納室5内に収納してなることから、燃料電池装置1をコンパクトな形状とすることができるとともに、モジュール収納室6の空気を効率よく換気することができる。それにより、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を第1の設定温度T1以下に保つことができ、安全性や発電効率の向上した燃料電池装置1とすることができる。
なお、図1に示す燃料電池装置1においては、外装ケース2のうち、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が高温となることから、外装ケース2の温度を制御するにあたり、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を制御することで、燃料電池装置1の安全性や発電効率を向上させることができる。
ここで、本発明の燃料電池装置1において使用するモジュール6について説明する。モジュール6は、収納容器内に、例えば、内部をガスが流通するガス流路を有する柱状の燃料電池セルを立設させた状態で配列し、隣接する燃料電池セル間に集電部材を介して電気的に直列に接続するとともに、燃料電池セルの下端をガラスシール材等の絶縁性接合材によってマニホールドに固定してなるセルスタックと、燃料電池セルの上方に配置され、燃料電池セルに水素含有ガスを供給するための改質器とを収納して構成される(図示せず)。
ここで、セルスタックを構成する燃料電池セルとしては、各種燃料電池セルが知られているが、燃料電池装置1を小型化する上で、固体酸化物形燃料電池セルとすることができる。それにより、燃料電池セルのほか、燃料電池セルの動作に必要な補機類を小型化することができ、燃料電池装置1を小型化することができる。あわせて、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
なお、燃料電池セルの形状としては各種形状の燃料電池セルを用いることができるが、効率よく燃料電池セルの発電を行なう上で、中空平板型の燃料電池セルとすることができる。このような中空平板型の燃料電池セルとしては、内側に燃料極層が、外側に酸素極層が形成された燃料極支持タイプの中空平板型燃料電池セルを用いることができる。
ここで、燃料電池装置1は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2に、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を測定するための外装ケース温度センサ9を具備する。
モジュール6の発電により生じる輻射熱により、モジュール収納室4内の温度が上昇し、それに伴いモジュール収納室4を構成する外装ケース2(すなわち外装ケース2)の温度が上昇することで、安全性の問題が生じるおそれがある。また一方で、モジュール収納室4内の温度、すなわちモジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を低下させるために、換気装置(図1においては空気ブロワ8)による換気流量を増大した場合において、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を低下させすぎること伴って、モジュール収納室4内の温度ひいてはモジュール6の温度が低下し、モジュール6の発電効率が低下するおそれもある。
それゆえ、本発明においては、外装ケース温度センサ9により測定されるモジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が、第1の設定温度T1以下となるように、空気ブロワ8を制御するための制御装置7を補機収納室5内に収納する。
具体的には、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の第1の設定温度T1は、例えば60℃以下、好ましくは、50℃〜56℃の範囲で適宜設定することができ、制御装置7は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が、上記第1の設定温度T1以下となるように、空気ブロワ8による換気流量を制御する。なお、モジュール6の発電効率を向上する上において、制御装置7は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度がT1に近い温度となるように、空気ブロワ8による換気流量を制御することが好ましい。例えば、モジュール6の発電量が多い場合には、第1の設定温度T1を56℃とした場合に、制御装置7は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が50℃〜56℃の範囲となるように、空気ブロワ8による換気流量を制御することが好ましい。
それにより、モジュール収納室4を構成する外装ケース2が第1の設定温度T1以下となることから、燃料電池装置1の安全性を向上することができるとともに、外装ケース2の温度を制御することで、モジュール6の温度を一定の範囲内に効率よく保つことができ、モジュール6の発電効率を向上することができる。
なお、外装ケース温度センサ9は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を測定できれば、その配置場所に特に制限はないが、モジュール収納室4を構成する外装ケース2において特に高温となる部位に配置することが好ましく、図1に示す燃料電池装置1においては、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の上面に配置している例を示している。
それにより、モジュール収納室4を構成する外装ケース2(すなわち外装ケース2)の温度を的確に把握することができ、あわせて、制御装置7が、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が上記第1の設定温度T1以下となるように空気ブロワ8(空気ブロワ8による換気流量)を制御することで、安全性や発電効率が向上した燃料電池装置1とすることができる。
ここで、モジュール収納室4を構成する外装ケース2が第1の設定温度T1以下となるように制御装置7が空気ブロワ8を制御するにあたっては、外装ケース温度センサ9が測定する温度が第2の設定温度T2(ただし、T2<T1)を超えた場合に、空気ブロワ8による換気流量を増大させる制御を行うとともに、外装ケース温度センサ9が測定する温度が第3の設定温度T3(ただし、T3≦T2)を下回った場合に、空気ブロワ8による換気流量を減少させるまたはゼロとするように制御することができる。
すなわち、外装ケース2が第1の設定温度T1以下となるようにするにあたり、第2の設定温度T2(ただし、T2<T1)を超えた場合に、空気ブロワ8による換気流量を増大させる制御を行なうことで、効率よく外装ケース2の温度を第1の設定温度T1以下にすることができる。
具体的には、例えば、外装ケース2の温度を56℃以下となるようにするにあたっては、第2の設定温度T2は56℃よりも低い温度とすることが好ましく、モジュール6の発電量が700Wで、空気ブロワ8の換気能力が0.4m/minの場合には、第2の設定温度T2を54℃とすることができる。なお、この第2の設定温度T2は、モジュール6の発電量や空気ブロワ8の換気能力等に基づいて適宜設定することができる。
一方で、外装ケース温度センサ9が測定する温度が第3の設定温度(ただし、T3≦T2)を下回った場合に、空気ブロワ8による換気流量を減少させるまたはゼロとするように制御することにより、モジュール6の温度が低下することを抑制することができ、モジュール6の発電効率の低下を抑制することができる。
ここで、第3の設定温度T3を第2の設定温度T2よりも低く設定する(すなわち、T3<T2)こともできる。第3の設定温度T3を第2の設定温度T2と同じ温度とした場合(すなわち、T3=T2)に、モジュール6の発電の状態によっては、換気装置(空気ブロワ8)の換気流量の増大と減少が頻繁に繰り返され、ハンチングを生じるおそれがある。それゆえ、第3の設定温度T3を第2の設定温度T2よりも低く設定する(すなわち、T3<T2)ことにより、換気装置(空気ブロワ8)にハンチングが生じることを抑制でき、換気装置に破損等が生じることを抑制することができる。
具体的には、第2の設定温度T2を54℃と設定している場合に、第3の設定温度T3を54℃以下、例えば50℃とすることができる。それにより、換気装置(空気ブロワ8)にハンチングが生じることを抑制できるとともに、モジュール6の温度が低下することを抑制することができる。
図2は、本発明の燃料電池装置の他の実施形態を示した概略図であり、外気温を測定するための外気温センサ13を外装ケース2の外面に具備する例を示している。
燃料電池装置12を屋外に設置する場合に、例えば、夏場の日中などの外気温が高温となる場合や、燃料電池装置12に直射日光が当たる場所に設置されている場合などに、空気ブロワ8による換気流量を増大した場合であっても、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が第1の設定温度T1を超える温度にまで上昇するおそれがある。
それゆえ、外気温センサ13により測定される外気温が第1の所定の温度S1以上となった場合に、空気ブロワ8による換気流量を制御するための外装ケース温度センサ9の設定温度を、上述した第2の設定温度T2より低い温度である第4の設定温度T4(すなわちT4<T2)に変更する制御を行うことが好ましい。
それにより、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度がより低い温度の際に、空気ブロワ8による換気流量を増大することとなり、外装ケース2の温度が第1の設定温度T1を超えることを抑制(防止)することができるとともに、モジュール6の温度を一定の範囲内に効率よく保つことができる。
具体的には、例えば、外気温センサ13により測定される外気温が30℃以上となった場合に、制御装置7は、第2の設定温度T2を第4の設定温度T4に変更する制御することが好ましい。なお、第4の設定温度としては、第2の設定温度よりも低い温度で、かつモジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度が第1の設定温度T1以下となるような温度であればよく、例えば、上述の例において第2の設定温度T2が56℃の場合に、第4の設定温度T4を52℃とすることができる。
なお、第2の設定温度T2を第4の設定温度T4に変更するのに合わせて、第3の設定温度T3の温度も変更する(第5の設定温度T5(ただし、T5<T3)に変更する)ことが好ましく、この場合においては、少なくとも変更後のT3(すなわちT5)<T4の温度範囲となるように変更することが好ましい。
また、図2においては、外気温センサ13を、外装ケース2の底面側に配置した例を示しているが、外気温センサ13は、外気温を測定することができればその配置場所に特に制限はなく、例えば外装ケース2の側面や上面のほか、外装ケース2と離れた場所に配置することもできる。なお、この場合において外気温センサ13は直射日光が当たらない場所に配置することが好ましい。外気温センサ13に直射日光が当たると、外気温センサ13が測定する外気温の値が上昇し、それによりモジュール収納室4を構成する外装ケース2の設定温度が、第2の設定温度T2から第4の設定温度T4に早く切り替わることで、モジュール収納室4内の温度が低下して、モジュール6の発電効率が低下するおそれがある。
一方、夜間などの外気温が低下した場合には、モジュール収納室4を構成する外装ケース温度センサ9の設定温度を、第4の設定温度T4から第2の設定温度T2に戻す制御を行うことが好ましい(あわせて、第3の設定温度T3を第5の設定温度T5に変更した場合には、第5の設定温度T5から第3の設定温度T3に戻す制御を行なうことが好ましい。)。それにより、モジュール6(モジュール収納室4内)の温度を上昇させることができ、モジュール6の発電効率を向上させることができる。
具体的には、外気温センサ13の測定する外気温が25℃未満となった場合に、制御装置7は、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の設定温度を、第4の設定温度T4から第2の設定温度T2に戻す制御を行うことが好ましい(あわせて、第3の設定温度T3を第5の設定温度T5に変更した場合には、第5の設定温度T5から第3の設定温度T3に戻す制御を行なうことが好ましい。)。それにより、モジュール6(モジュール収納室4内)の温度を上昇させることができ、モジュール6の発電効率を向上することができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、図1および図2において、モジュール収納室4内の空気を換気するための換気装置として補機収納室5内に配置された空気ブロワ8を例示したが、モジュール収納室4内の空気を換気することができれば、他の換気装置を用いることもできるとともに、補機収納室5以外の場所に配置することもできる。
例えば、モジュール収納室4を構成する外装ケース2に、換気装置として換気ファンを設けることもできる。この場合においても、モジュール収納室4内の空気を効率よく換気することができ、モジュール収納室4を構成する外装ケース2の温度を第1の設定温度範囲T1内に制御することができることから、安全性や発電効率が向上した燃料電池装置とすることができる。
本発明の燃料電池装置の一例を示す概略図である。 本発明の燃料電池装置の他の一例を示す概略図である。
符号の説明
1、12:燃料電池装置
2:外装ケース
3:仕切部材
4:モジュール収納室
5:補機収納室
6:燃料電池モジュール
7:制御装置
8:空気ブロワ(換気装置)
9:外装ケース温度センサ
13:外気温センサ

Claims (5)

  1. 外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納容器内に収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールを動作させるための補機とを有し、前記外装ケース内に設けられた仕切部材により前記燃料電池モジュールが収納されたモジュール収納室と前記補機が収納された補機収納室とに区画されてなる燃料電池装置であって、前記モジュール収納室の空気を換気するための換気装置と、前記モジュール収納室を構成する前記外装ケースの温度を測定するための外装ケース温度センサと、該外装ケース温度センサにより測定される温度が第1の設定温度T1以下となるように前記換気装置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記制御装置は、前記外装ケース温度センサにより測定される温度が第2の設定温度T2(ただし、T2<T1)を超えた場合に、前記換気装置による換気流量を増大させるとともに、前記外装ケース温度センサにより測定される温度が第3の設定温度T3(ただし、T3≦T2)を下回った場合に、前記換気装置による換気流量を減少させるまたはゼロとするように前記換気装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 外気の温度を測定するための外気温センサを備えるとともに、前記制御装置は、前記外気温センサにより測定される外気の温度が第1の所定温度S1以上となった場合に、前記第2の設定温度T2を第4の設定温度T4(ただし、T4<T2)に変更することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池装置。
  4. 前記制御装置は、前記外気温センサにより測定される外気の温度が第2の所定温度S2(ただし、S2<S1)以下となった場合に、前記第4の設定温度T4を前記第2の設定温度T2に戻すことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池装置。
  5. 前記仕切部材により、前記外装ケース内の上側を前記モジュール収納室とし、下側を前記補機収納室として上下に区画されてなるとともに、前記換気装置としての空気ブロワを前記補機収納室内に収納してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の燃料電池装置。

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