JP5196808B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池セルを収納する燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールに空気を供給するブロワを具備する燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、水素ガスと空気(酸素含有ガス)とを用いて電力を得ることができる燃料電池(モジュール)と、この燃料電池を稼動するための補機類とを外装ケースに収納してなる燃料電池装置およびその運転方法が種々提案されている。
このような燃料電池装置においては、発電を行なう燃料電池セルが収納された燃料電池モジュールと、この燃料電池モジュールに酸素含有ガスを供給するブロワを具備する。
そして、例えば、外装ケースに設けられた外気取入口の近傍にブロワが設けられ、空気を常温に近い状態で燃料電池モジュール内に供給する燃料電池装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−231292号公報
しかしながら、高温で発電を行なう固体酸化物形燃料電池セルを収納する燃料電池モジュールにおいては、ブロワにより常温の空気が燃料電池モジュール内に供給されると、燃料電池モジュール内の温度が低下し、燃料電池モジュールの発電効率が低下するという問題があった。
したがって、本発明は、燃料電池モジュール内に高温の空気を供給することができる燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールに空気を供給するためのブロワとを有し、前記外装ケース内に配置された空洞部を有する仕切板により、前記燃料電池モジュールが収納された燃料電池モジュール収納室と、前記ブロワが配置された補機収納室とに区画されており、前記燃料電池モジュールと前記燃料電池モジュール収納室を形成する外装ケースとの間の空間に熱交換部を有、該熱交換部を流通した空気を前記ブロワに導く通路を有するとともに、該通路は、前記仕切板の空洞部と前記熱交換部とを連通する加熱空気供給管と、前記仕切板と、該仕切板に連結され前記空洞部を流通する空気を前記ブロワが吸気するためのブロワ空気吸気管とを有して構成されていることを特徴とする。このような燃料電池装置においては、燃料電池モジュールと燃料電池モジュール収納室を形成する外装ケースとの間の空間に熱交換部を有することから、燃料電池モジュールの発電により生じる高温の輻射熱により熱交換部が暖められ、それに伴い熱交換部を流通する空気が暖められることとなる。そして、この暖められた空気が、加熱空気供給管を介して、仕切板の空洞部を流通する。そして、その仕切板の空洞部に供給された空気は、燃料電池モジュールの底面からの輻射熱によりさらに暖められる。そしてこのさらに暖められた空気が、ブロワ空気吸気管を介してブロワにより吸気された後、燃料電池モジュールに供給される。それゆえ、燃料電池モジュール内の温度が低下することを抑制でき、燃料電池モジュールの発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールに空気を供給するためのブロワとを有し、前記外装ケース内に配置された仕切部により、前記燃料電池モジュールが収納された燃料電池モジュール収納室と、前記ブロワが配置された補機収納室とに区画されており、前記燃料電池モジュールと前記燃料電池モジュール収納室を形成する外装ケースとの間の空間に熱交換部を有しており、該熱交換部を流通する空気を前記ブロワに導く通路を有し、該通路の途中に前記ブロワ空気吸気管内に前記補機収納室内の空気を取り込むための空気流量調整手段が接続されるとともに、前記ブロワが吸気する前記空気の温度が予め設定された所定の温度となるように前記空気流量調整手段を制御する制御装置を有することを特徴とする。
また、本発明の燃料電池装置は、前記外装ケースに外気取入口設けられているとともに、該外気取入口と前記熱交換部とを連結する外気導入管が設けられていることが好ましい。
このような燃料電池装置においては、外装ケースの外部の空気が、外気導入管を流通して熱交換部に供給される。ここで、外装ケースの外部より外気導入管に流入する空気は、外気導入管を流通する間は、燃料電池モジュールの発電により生じる高温の輻射熱により暖められた燃料電池モジュール収納室内の空気と熱交換されることとなる。したがって、燃料電池モジュール収納室内の温度を下げることができ、燃料電池モジュールの発電により生じる輻射熱により、外装ケースの温度が高くなることを抑制できる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記熱交換部と前記燃料電池モジュールの外面との間に隙間を設けるための接続部を有することが好ましい。
このような燃料電池装置においては、熱交換部が、接続部を介して燃料電池モジュールの外面に隙間を有して配置されることとなる。したがって、例えば外装ケース外部の低温の空気が熱交換部に流通する場合や、燃料電池モジュールの起動時における燃料電池モジュール収納室内の空気(常温)が熱交換部に流通する場合に、熱交換部が燃料電池モジュールの熱を直接吸熱することを抑制でき、燃料電池モジュールの温度が低下することを抑制できる。
また、そのような低い温度の空気は、熱交換部を流通することにより暖められて、燃料電池モジュールに供給される。それにより、燃料電池モジュール内の温度が低下することを抑制でき、燃料電池モジュールの発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記熱交換部と前記燃料電池モジュールの外面との間に断熱材が配置されることが好ましい。
このような燃料電池装置においては、熱交換部と燃料電池モジュールの外面との間に断熱材が配置されていることから、熱交換部が燃料電池モジュールの熱を直接吸熱することにより、燃料電池モジュール内の温度が低下することを抑制することができる。
また熱交換部を流通する空気は、燃料電池モジュールの外面に配置された断熱材を介して伝熱される輻射熱により暖められた後、燃料電池モジュールに供給されることから、あわせて燃料電池モジュール内の温度が低下することを抑制でき、燃料電池モジュールの発電効率を向上することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記通路の途中に、前記ブロワ空気吸気管内に前記補機収納室内の空気を取り込むための空気流量調整手段が接続されるとともに、前記ブロワが吸気する前記空気の温度が予め設定された所定の温度となるように前記空気流量調整手段を制御する制御装置を有することが好ましい。
このような燃料電池装置においては、ブロワが熱交換部を流通する空気を燃料電池モジュールに供給するが、その空気が特に高温となっている場合には、ブロワの耐久性に悪影響を及ぼし、ブロワの寿命が短くなるおそれがある。
それゆえ、熱交換部を流通する空気をブロワへ導く通路の途中に、ブロワ空気吸気管内に前記補機収納室内の空気を取り込むための空気流量調整手段を接続し、ブロワが吸気する空気の温度が、予め設定された所定の温度になるよう空気流量調整手段を制御することにより、ブロワの耐久性を向上することができるとともに、所定の温度の空気を燃料電池モジュールに供給することで、燃料電池モジュールの発電効率を向上することができる。
本発明の燃料電池装置は、燃料電池モジュールの発電により生じる輻射熱にて、熱交換部を流通する空気が暖められ、その暖められた空気をブロワに導くとともに、ブロワにより燃料電池モジュールに供給することから、燃料電池モジュールの温度が低下することを抑制でき、燃料電池モジュールの発電効率を向上することができる。
図1は、燃料電池システムの構成図の一例を示したものであり、図1に示す燃料電池システムは、発電ユニット、燃料電池の排ガスと水とでの熱交換後の湯水を貯湯する貯湯ユニット、これらのユニット間を水が循環するための循環配管から構成されている。
そして、図1において発電ユニットは、酸素含有ガス(空気)を供給する空気供給手段103と、燃料供給手段102から供給される燃料と水供給手段X(水供給管105、給水弁106、活性炭フィルタ装置107、RO膜装置108、イオン交換樹脂装置109、水タンク110、水ポンプ111を具備する)より供給される水(水蒸気を含む)とで水蒸気改質を行なう改質器104とを具備し、燃料電池101に空気と改質器104にて改質された燃料(改質ガス等)とが供給されて、燃料電池101の発電が行なわれる。
そして、燃料電池101の発電により生じた排ガスは、その排ガスの熱を有効活用すべく、燃料電池101の温度を高めるもしくは維持するために使用された後、熱交換器113を流通(循環)する水とでの熱交換された後、排気される。そして熱交換された水(湯水)は、循環配管107を循環して貯湯タンク108に貯湯される。
ここで、循環配管117には、熱交換後の温度を測定する為の温度センサ115、水を循環するための循環ポンプ116が設けられており、これらが制御装置114にて制御される。なお、燃料電池101で発電された電力は、パワーコンディショナ112にて交流電力に変換された後、外部負荷に供給される。
また図1において、破線は制御装置114に伝送される主な信号線路、または制御装置114より伝送される主な信号経路を示しており、矢印は、酸素含有ガス、燃料、水、排ガス等の流れ方向を示している。
ここで発電ユニットを構成する各部材を、外装ケース内に収納することにより燃料電池装置が構成される。以降、本発明の燃料電池装置について説明する。
図2は、燃料電池装置1を概略的に示した概略図であり、以降の図において、同一の部材については同一の番号を付するものとする。なお、図中において破線は、後述する制御装置に伝送される主な信号経路、または制御装置より伝送される主な信号経路を示している。また、矢印は主に燃料電池モジュールに供給される空気(酸素含有ガス)の流れを、破線矢印は燃料電池モジュールの発電により生じる排ガスの流れを示している。
図2において、燃料電池装置1は、外装ケース2内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュール3(以下、モジュールと略す)が配置された燃料電池モジュール収納室4(以下、モジュール収納室と略す)と、その下方にモジュール3に空気(酸素含有ガス)を供給する手段であるブロワ(送風機)5を配置する補機収納室6とを有し、これらモジュール収納室4と補記収納室6とが、仕切部7により上下に区画されている。なお、仕切部7はモジュール収納室4と補機収納室5とを区画していればよく、モジュール収納室4と補機収納室5とが隙間を有して区画されていてもよい。また、仕切部7としては例えば板状の仕切板を用いることができ、以下の説明においては仕切板7として説明する。なお、図2において、外装ケース2には、モジュール収納室4に空気を供給するための外気取入口9が設けられている。
さらに図2においては、補機収納室6内に、ブロワ5を制御する制御装置13、モジュール3の排ガスから排熱を回収し、内部を循環する水とで熱交換する熱交換器14、排熱を回収した後の排ガスを外装ケース2の外部に排気するための排ガス排気管15が設けられている。
ところで、モジュール3に収納される燃料電池セルが、高温で発電を行なう固体酸化物形燃料電池セルの場合、ブロワ5により補機収納室6の常温の空気がモジュール3内に供給されると、モジュール3内の温度が低下し、モジュール3の発電効率が低下するおそれがある。それゆえ、ブロワ5によりモジュール3内に供給される空気は、モジュール3に供給される前に加熱されている(暖められている)ことが好ましい。
またあわせて、モジュール3に収納される燃料電池セルが、高温で発電を行なう固体酸化物形燃料電池セルの場合、モジュール3の発電により生じる高温の熱が、輻射熱として熱拡散され、モジュール収納室4の温度が高温となり、ひいては、外装ケース2の温度が高温となるおそれがある。それゆえ、外装ケース2の温度が高温となることを防止(抑制)できることが好ましい。
ここで、図2に示す燃料電池装置においては、モジュール3とモジュール収納室4を形成する外装ケース2との間の空間に、熱交換部8を有し、熱交換部8の内部を流通する空気をブロワ5に供給する通路を有している。なお図2においてはモジュール3の上面に熱交換部8を有する例を示している。
そして、熱交換部8は一端にモジュール収納室4内の空気(外気取入口9よりモジュール収納室4内に流入した空気を含む)が流入するための空気流入口10を有しており、モジュール収納室4内の空気が空気流入口10より流入して熱交換部8の内部を流通する。ここで熱交換部8は、モジュール3の発電により生じる高温の輻射熱により暖められるため、空気流入口10より流入した空気は、熱交換部8の内部を流通する過程で暖められ、その暖められた空気が、ブロワ5により吸気され、モジュール3に供給されることとなる。
また熱交換部8の他端側には、熱交換部8の内部を流通する空気をブロワ5側へ流通させるための加熱空気供給管11を具備しており、図2においては、この加熱空気供給管11に、ブロワ5が吸気するためのブロワ空気吸気管12が連結(連通)されている。
すなわち、図2において、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、空気流入口10、熱交換部8、加熱空気供給管11およびブロワ空気吸気管12により形成されている。
それゆえ、熱交換部8を流通することにより暖められた空気が、ブロワ5によりモジュール3に供給されることから、モジュール3内の温度が低下することを抑制でき、モジュール3の発電効率を向上することができる。
また熱交換部8を、モジュール3の発電により生じる高温の輻射熱により暖められたモジュール収納室4内の空気が流通することから、熱交換部8を流通する空気に相当する量の空気(常温の外気)が、外気取入口9よりモジュール収納室4内に取り入れられ、それによりモジュール収納室4内の温度を下げることができる。それゆえ、モジュール3の発電により生じる輻射熱により、外装ケース2の温度が高くなることを抑制できる。
ちなみに、熱交換部8としては、熱交換部8の内部を流通する空気とモジュール3の発電により生じる輻射熱とを熱交換することができるものであれば特に制限はないが、例えば伝熱板を組み合わせて作製した筒形状や直方体等の形状のものを用いることができる。またこの場合において、内部は空洞とするほか、例えば蛇行状の流路とすること等もできる。それにより、より効率的に熱交換部8を流通する空気を暖めることができる。
図3は、燃料電池装置の他の一例であり、外装ケース2に設けた外気取入口9と熱交換部8とを、外気導入管16により連結した燃料電池装置21を示したものである。
このような燃料電池装置21においては、外装ケース2の外部の空気が、外気導入管16を流通して熱交換部8に供給される。この際、外気取入口9より取り入れられた空気は、外気導入管16を流通する間は、モジュール収納室4内の暖められた空気と熱交換を行なうこととなる。それゆえ、モジュール収納室4内の温度を下げることができるとともに、外装ケース2の温度が高くなることを抑制することができる。
なお、例えば外気取入口9を、補機収納室6を構成する外装ケース2に設け、外気導入管16の長さを長くすることにより、外気導入管16とモジュール収納室4とでの熱交換を効率よく行うことができ、モジュール収納室4内の空気の温度を下げるとともに、外装ケース2の温度が高くなることを抑制することができる。
ちなみに、図3において、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、外気取入口9、外気導入管16、熱交換部8、加熱空気供給管11およびブロワ空気吸気管12により形成されている。
図4は、熱交換部8とモジュール3の外面との間に隙間を設けるための接続部17を有する燃料電池装置31を示したものである。
例えば外装ケース2の外部の空気の温度が低温の場合に、その低温の空気が熱交換部8を流通する過程で、モジュール3の熱を多く吸熱することで、モジュール3の温度が低下し、モジュール3の発電効率が低下するおそれがある。
それゆえ、熱交換部8とモジュール3の外面との間に隙間を設けるための接続部17を設けることにより、熱交換部8とモジュール3とが直接熱交換することを抑制でき、モジュール3の温度が低下することを抑制できる。
また熱交換部8は接続部17により設けられる隙間を介して暖められるため、外装ケース2の外部の低温の空気が熱交換部8を流通した場合であっても、その流通する空気は、熱交換部8を流通する過程で暖められた後、ブロワ5に吸気され、モジュール3に供給される。ちなみに、図4において、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、外気取入口9、外気導入管16、熱交換部8、加熱空気供給管11およびブロワ空気吸気管12により形成されている。
それにより、モジュール3内の温度が低下することを抑制でき、モジュール3の発電効率を向上することができる。
なお、接続部17は、例えばモジュール3や熱交換部8のいずれに設けることもでき、その接続部17の大きさは、モジュール3からの輻射熱の熱量等に応じて、適宜変更することができる。また接続部17としては、例えば脚部等を用いることができる。
図5は、熱交換部8とモジュール3の外面との間に断熱材18が配置されている燃料電池装置41を示したものである。なお、図5においては、モジュール3の外面を覆うように断熱材18が配置されている例を示している。
モジュール3に直接熱交換部8が配置されている場合に、場合によっては、熱交換部8によりモジュール3の熱が多く吸熱され、モジュール3内の温度が低下し、モジュール3の発電効率が低下するおそれがある。
それゆえ、燃料電池装置41においては、熱交換部8とモジュール3の外面との間に断熱材18を配置することにより、熱交換部8がモジュール3の熱を直接吸熱することを防止し、モジュール3の温度が低下することを抑制できる。
なおこの場合であっても、熱交換部8は、モジュール3の外面に配置された断熱材18を介して伝熱される輻射熱により暖められることから、熱交換部8を流通する過程で暖められた空気が、ブロワ5により吸気されモジュール3に供給されることから、あわせてモジュール3内の温度が低下することを抑制でき、モジュール3の発電効率を向上することができる。
なお断熱材18は、熱交換部8とモジュール3の外面との間に配置されていればよいが、より効率的にモジュール3の温度が低下することを抑制(防止)すべく、モジュール3全体を覆うように配置することが好ましい。
ちなみに、図5において、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、外気取入口9、外気導入管16、熱交換部8、加熱空気供給管11およびブロワ空気吸気管12により形成されている。
図6は、仕切部7を空洞部を有する板材からなる仕切板により構成し、熱交換部8と仕切板7の空洞部が加熱空気供給管11を介して連通しているとともに、空洞部を流通する空気をブロワ5が吸気するためのブロワ空気吸気管12が、空洞部と連通するよう仕切板7に連結されている燃料電池装置51を示している。
このような燃料電池装置51においては、モジュール3の発電により生じる輻射熱によりモジュール収納室4内の空気が暖められるとともに、モジュール3の底面からの輻射熱により仕切板7も暖められる。したがって、仕切板7を空洞部を有する板材とした場合においては、空洞部の空気も暖められることとなる。
ここで、加熱空気供給管11を介して、熱交換部8と仕切板7の空洞部とが連通する構成とすることにより、熱交換部8を流通する空気は、加熱空気供給管11を流通して、仕切板7に設けられる熱交換部連通部19より仕切板7の空洞部に流入し、仕切板7の空洞部を流通する過程においてさらに暖められることとなる。
そして、仕切板7(下面)には、空洞部を流通する空気をブロワが吸気するためのブロワ空気吸気管12が、空洞部と連通するように連結されており、仕切板7の空洞部を流通して暖められた空気は、仕切板7の下面に設けられるブロワ空気吸気管連結部20よりブロワ空気吸気管12を流通してブロワ5に吸気され、モジュール3に供給される。
すなわち、図6において、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、主に加熱空気供給管11、仕切板7およびブロワ空気吸気管12を具備しており、より詳細には、外気取入口9、外気導入管16、熱交換部8、加熱空気供給管11、熱交換部連通部19、仕切板7の空洞部、ブロワ空気吸気管連結部20およびブロワ空気吸気管12により形成されている。
それにより、仕切板7の空洞部を流通してさらに暖められた空気が、モジュール3に供給されることから、モジュール3内の温度が低下することを抑制でき、モジュール3の発電効率を向上することができる。
またあわせて、仕切板7の空洞部を流通してさらに暖められた空気がモジュール3に供給されることから、仕切板7の温度を低下させることができ、モジュール3の発電により生じる輻射熱が補機収納室6へ伝熱することを抑制でき、補機の熱による故障等を防止することができる。
図7は、本発明の燃料電池の他の一例であり、ブロワ5が吸気する空気の温度を調整してモジュール3に供給する燃料電池装置61を示したものである。
モジュール3が効率よく発電する目的で、熱交換部8を流通して暖められた空気や、仕切板7の空洞部を流通する暖められた空気を、ブロワ5により吸気した後、モジュール3内に供給するが、その暖められた空気が、例えば50℃〜70℃といった高温となっている場合には、ブロワ5の耐久性に悪影響を及ぼしブロワ5の寿命が短くなるおそれがある。それゆえ、ブロワ5の種類にもよるが、暖められた空気は所定の温度(50℃〜70℃よりも低い温度)となるように調整した後、ブロワ5が吸気してモジュール3内に供給することが好ましい。
それゆえ、燃料電池装置61においては、熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路の途中に、空気流量調整手段23が接続され、この空気流量調整手段23を調整して、ブロワ5が吸気する空気の温度が予め設定された所定の温度となるように制御装置13にて制御する。
ここで図7においては、ブロワ空気吸気管12に空気流量調整手段23を接続し、その空気流量調整手段23に、補機収納室空気吸入管22を接続する。そして、ブロワ空気吸気管12と補機収納室吸気吸入管22とを流れる空気の流量とを、ブロワ5が吸気する空気の温度が予め設定された所定の温度となるよう空気流量調整手段23を制御装置13にて制御して調整する。
具体的には、図7においては、ブロワ空気吸気管12を介して吸気される空気の温度を、温度センサ24で計測し、計測された温度情報が制御装置13に伝送される。制御装置13は、伝送された温度情報が予め設定された所定の温度を超えている場合に、空気調整手段23に対し、温度センサ24で計測される温度情報が所定の温度となるよう、ブロワ空気吸気管12を介して吸気される空気の量と補機収納室空気吸入管22を介して吸気される空気の量を調整する信号を伝送する。
それにより、ブロワ5によりモジュール3に供給される空気の温度が、ブロワ5に対して悪影響を及ぼす温度よりも低くすることができることから、ブロワ5の耐久性を向上することができるとともに、所定の温度の空気をモジュール3に供給することで、モジュール3の発電効率を向上することができる。なお、空気流量調整手段23としては、空気流量調整弁等を用いる事ができる。
なお、上述したように、図7において熱交換部8を流通する空気をブロワ5に導くための通路とは、外気取入口9、外気導入管16、熱交換部8、加熱空気供給管11、熱交換部連通部19、仕切板7の空洞部、ブロワ空気吸気管連結部20、ブロワ空気吸気管12および空気流量調整手段23により形成されている。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、本発明において、モジュール収納室4と補記収納室6とを上下に区画した場合の図面を用いて説明したが、モジュール収納室4と補機収納室6とを横方向に区画して配置することも可能である。
発電ユニット、貯湯ユニットおよび循環配管から構成される燃料電池システムの一例を示す構成図である。 料電池装置の一例を示す概略図である。 熱交換部と外気取入口とを連結した、燃料電池装置の他の一例を示す概略図である。 熱交換部とモジュールとが接続部を介して配置されている、燃料電池装置のさらに他の一例を示す概略図である。 熱交換部とモジュールとの間に断熱材を配置する、燃料電池装置のさらに他の一例を示す概略図である。 仕切部を空洞部を有する板材とし、熱交換部を流通する空気が仕切板の空洞部を流通する構成とした、本発明の燃料電池装置のさらに他の一例を示す概略図である。 ブロワ空気吸気管と、補機収納室空気吸気管との接続部に空気流量調整手段を具備する、本発明の燃料電池装置のさらに他の一例を示す概略図である。
符号の説明
1、21、31、41、51、61:燃料電池装置
2:外装ケース
3:燃料電池モジュール
4:燃料電池モジュール収納室
5:ブロワ
6:補機収納室
7:仕切部
8:熱交換部
9:外気取入口
10:空気流入口
11:加熱空気供給管
12:ブロワ空気吸気管
13:制御装置
16:外気導入管
17:接続部
18:断熱材
19:熱交換部連通部
20:ブロワ空気吸気管連結部
22:補機収納室空気吸気管
23:空気流量調整手段
24:温度センサ

Claims (6)

  1. 外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールに空気を供給するためのブロワとを有し、前記外装ケース内に配置された空洞部を有する仕切板により、前記燃料電池モジュールが収納された燃料電池モジュール収納室と、前記ブロワが配置された補機収納室とに区画されており
    前記燃料電池モジュールと前記燃料電池モジュール収納室を形成する外装ケースとの間の空間に熱交換部を有、該熱交換部を流通した空気を前記ブロワに導く通路を有するとともに、該通路は、前記仕切板の空洞部と前記熱交換部とを連通する加熱空気供給管と、前記仕切板と、該仕切板に連結され前記空洞部を流通する空気を前記ブロワが吸気するためのブロワ空気吸気管とを有して構成されていることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記通路の途中に、前記ブロワ空気吸気管内に前記補機収納室内の空気を取り込むための空気流量調整手段が接続されるとともに、前記ブロワが吸気する前記空気の温度が予め設定された所定の温度となるように前記空気流量調整手段を制御する制御装置を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 外装ケース内に、複数の燃料電池セルを収納してなる燃料電池モジュールと、該燃料電池モジュールに空気を供給するためのブロワとを有し、前記外装ケース内に配置された仕切部により、前記燃料電池モジュールが収納された燃料電池モジュール収納室と、前記ブロワが配置された補機収納室とに区画されており、前記燃料電池モジュールと前記燃料電池モジュール収納室を形成する外装ケースとの間の空間に熱交換部を有しており、該熱交換部を流通する空気を前記ブロワに導く通路を有し、該通路の途中に前記ブロワ空気吸気管内に前記補機収納室内の空気を取り込むための空気流量調整手段が接続されるとともに、前記ブロワが吸気する前記空気の温度が予め設定された所定の温度となるように前記空気流量調整手段を制御する制御装置を有することを特徴とする燃料電池装置。
  4. 前記外装ケースに外気取入口設けられているとともに、該外気取入口と前記熱交換部とを連結する外気導入管が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の燃料電池装置。
  5. 前記熱交換部と前記燃料電池モジュールの外面との間に隙間を設けるための接続部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の燃料電池装置。
  6. 前記熱交換部と前記燃料電池モジュールの外面との間に断熱材が配置されることを特徴
    とする請求項1乃至請求項のうちいずれかに記載の燃料電池装置。
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