JP2006156116A - 非常用燃料電池発電装置及びその管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置が屋外のあらゆる環境下に設置された場合でも筐体内温度が装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えてしまうことことがなく、商用電力の供給停止時に燃料電池を迅速に起動して発電し、負荷に電力を供給できる非常用燃料電池発電装置及びその管理方法を提供すること。
【解決手段】筐体本体1に燃料電池5を配置した燃料電池室3、該燃料電池5の燃料となる水素ガスを収容した水素ガスボンベ7を配設した水素ガスボンベ室4を備え、商用電源の供給が停止した場合それを検知し、手動又は自動で燃料電池5を起動し発電した電力を重要負荷に供給する非常用燃料電池発電装置において、筐体本体1の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板9を設け、燃料電池室3内の温度が所定温度以上になったら燃料電池室3を換気する燃料電池室換気ファン8を起動する制御手段を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は交通信号機管理システム等に代表される重要電力負荷に対する商用電力からの電力供給が停電等により停止された際、該重要電力負荷に電力を供給する非常用燃料電池発電装置及び待機中に筐体内の温度が装置を構成する各種機器の使用条件温度以上にならないように管理する管理方法に関するものである。
交通管理システム等に代表される重要電力負荷に対しては、その重要性から商用電力系統からの電力供給が停電などにより停止された際に、これに代って非常用電力を供給する非常用電力供給手段を備えている。これまでのこのよう非常用電力供給手段としてはディーゼルエンジン等の内燃機関を用いた発電設備が使用されているが、ディーゼルエンジンなどの内燃機関を用いた発電設備では運転時に公害物質を排出することや、運転時の騒音値が大きい等の問題がある。
燃料電池は発電時に排出されるのは水と熱だけのクリーンな発電方式であり、且つ運転時の騒音も小さい等の特徴を有しており、近年の燃料電池開発の進歩と共に、非常用発電装置にこの燃料電池を用いることが提案され、その運用方法が検討されてきている。特に水素を燃料とする固体高分子形燃料電池は起動時間が短く迅速に起動できることから、最も非常用発電設備に適しているとして注目されている。
上記燃料電池を用いて非常用燃料電池発電装置は屋外のあらゆる環境下に設置される可能性があり、日向の環境下に設置した場合、太陽の日射により燃料電池や水素ボンベを収容した筐体本体が加熱され、その熱により筐体内温度が異常に上昇し、非常用燃料電池発電装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えてしまう可能性がある。
それを防ぐため日射を遮断する遮熱板を筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて取付け、装置本体に直接日射が当らないように対策をとった場合でも、筐体本体の壁の温度は遮熱板からの熱伝導により、筐体内温度が徐々に上昇し装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えてしまう可能性がある。また、筐体内の換気をせずそのまま放置した場合、筐体内温度は筐体壁温度と同等の温度まで上昇してしまうため、何らかの方法で筐体内を換気する必要がある。また、燃料電池室と水素ガスボンベ収容室は隔壁により完全に仕切られているのでそれぞれ換気を行う必要がある。
燃料電池室に本来備わっている燃料電池室換気ファンで換気を行う場合、該燃料電池室換気ファンの動力は商用電力を利用せねばならないため、待機時の消費電力が増え、ランニングコストが増大するという問題がある。この消費電力を低減させるため、筐体の日射を受ける面に太陽電池モジュールを設置し、該太陽電池モジュールで発電した電力を利用して本来備わっている燃料電池室換気ファンとは別の換気ファンを駆動することにより、待機時の消費電力低減に寄与することが望まれる。また、本来備わっている燃料電池室換気ファンとは別の換気ファンを運転する必要が生じる環境は、昼間の日射が強い時間帯であり、これは太陽電池にとって最も発電電力が増える時間であり、太陽電池発電電力と需要が一致する。
太陽電池による発電電力で駆動される換気ファンを新たに設置する必要がある場合、燃料電池室に本来備わっている燃料電池室換気ファンと機能の同じ機器が重複してしまいイニシャルコスト的にも、スペース的にも不利となることから、燃料電池室に直流モータを搭載した換気ファンを一台備え、商用電力系統の停電発生時は燃料電池で発電した電力の一部を利用して、燃料電池との連動運転を実施し、また、夏季の日射が強い環境下での待機中は、日射を受ける面に設置した太陽電池による発電電力を利用して燃料電池室内の強制換気を実行させることにより機器の共通利用を計った装置が要望されている。また、水素ガス容器室(水素ボンベ室)においても自然換気力が十分に得られない場合は、太陽電池による発電電力を利用した強制換気ファンを設置することが望まれる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、装置が屋外のあらゆる環境下に設置された場合でも筐体内温度が装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えてしまうことことがなく、商用電力の供給停止時に燃料電池を迅速に起動して発電し、負荷に電力を供給できる非常用燃料電池発電装置及びその管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、筐体本体に燃料電池を配置した燃料電池室、該燃料電池の燃料となる水素ガスを収容した水素ガス容器を配設した水素ガス容器室を備え、商用電力の供給が停止した場合それを検知し、手動又は自動で前記燃料電池を起動し発電した電力を負荷に供給する非常用燃料電池発電装置において、前記筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、前記燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら前記燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動する制御手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の非常用燃料電池発電装置において、前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動する換気ファンを前記燃料電池室換気ファンとは別途設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の非常用燃料電池発電装置において、前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で前記燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずか1項に記載の非常用燃料電池発電装置において、前記水素ガス容器室には自然換気を行う換気口を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずか1項に記載の非常用燃料電池発電装置において、前記燃料電池が固体高分子形燃料電池であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、筐体本体に燃料電池を配置した燃料電池室、該燃料電池の燃料となる水素ガスを収容した水素ガス容器を配設した水素ガス容器室を備え、商用電力の供給が停止した場合それを検知し、手動又は自動で前記燃料電池を起動し発電した電力を負荷に供給し、前記商用電力の供給中の待機中前記燃料電池室内の温度が各種機器の使用条件温度以上にならないように管理する非常用燃料電池発電装置の管理方法において、前記筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、前記燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら前記燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動し、該燃料電池室内の温度が前記各種機器の使用条件温度以上にならないようにすることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の非常用燃料電池発電装置の管理方法において、前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動される換気ファンを前記燃料電池室換気ファンとは別途設けたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の非常用燃料電池発電装置の管理方法において、前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で前記燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動する制御手段を設けたので、日射による直接の温度上昇を避けつつ、筐体本体壁の温度が遮熱板からの熱伝導により徐々に上昇し、筐体内温度は各種機器の使用条件温度を越えてしまう可能性がある場合、制御手段で燃料電池室換気ファンを起動することになり、少ない消費電力、即ち安価なランニングコストで燃料電池室内温度が装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えて異常に上昇することを防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動する換気ファンを燃料電池室換気ファンとは別途設けたので、待機時の商用電力の消費量を極力抑えランニングコストの増大を防止できる。また、昼間の日射が強い時間帯は筐体内の温度が上昇する時間帯であると同時に太陽電池にとって最も発電電力が増える時間帯であるから、太陽電池の発電電力と需要が一致するため、太陽電池で発電した電力を効率よく利用できる。
請求項3に記載の発明によれば、遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電
力で燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたので、一台の燃料電池室換気ファンを待機時の商用電力による駆動、太陽電池の発電電力による駆動、商用電力停電時の燃料電池発電電力による駆動に使用できるから、イニシャルコストを安価にできると共に、換気ファンの設置スペースを小さく、装置の小型化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、水素ガス容器室には自然換気を行う換気口を設けたので、水素ガス容器室を自然換気で換気することにより異常昇温を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、燃料電池が固体高分子形燃料電池であることから、起動時間が短く、商用電力の供給停止時迅速に起動し電力を供給できる。
請求項6に記載の発明によれば、筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動し、該燃料電池室内の温度が各種機器の使用条件温度以上にならないようにするので、少ない消費電力、即ち安価なランニングコストで燃料電池室内の温度を装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えて異常に昇温することを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動される換気ファンを燃料電池室換気ファンとは別途設けたので、安価なランニングコストで燃料電池室内の温度を装置を構成する各種機器の使用条件温度を越えて異常に昇温することを防止できる。
請求項8に記載の発明は、遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたので、一台の燃料電池室換気ファンを待機時の商用電力による駆動、太陽電池の発電電力による駆動、商用電力停電時の燃料電池発電電力による駆動に使用できるから、イニシャルコストを安価にてきると共に、換気ファンの設置スペースを小さく、装置の小型化を図ることができる。
以下本発明の実施の形態例を図面に基いて説明する。
図1は本発明に係る非常用燃料電池発電装置の概略構成を示す図であり、非常用燃料電池発電装置は筐体本体1を具備し、該筐体本体1内を仕切壁(隔壁)2で燃料電池室3と水素ガス容器室(水素ガスボンベ室)4に仕切られている。燃料電池室3には燃料電池5及び制御盤6を配置し、水素ガス容器室4には水素ガス容器として水素ガスボンベ7が配置されている。また、燃料電池室3には燃料電池室換気ファン8が設けられている。また、筐体本体1の外壁面に所定の隙間Dを設けて日射を遮断する遮熱板9を取付けている。
上記のように筐体本体1の外壁面に所定の隙間Dを設けて遮熱板9を取付けることにより、太陽の日射により筐体本体1の外壁面が直接加熱されるのを防止し、且つ遮熱板9と筐体本体1との間の空気層の断熱効果により遮熱板9から筐体本体1に熱が伝わりにくい構造となる。このように遮熱板9を備えた場合でも、遮熱板9の取り付け部などから熱伝導により、筐体本体1の壁温は徐々に上昇し、そのまま放置した場合、筐体本体1内の温度は燃料電池5の使用条件温度を越えて上昇する可能性があることから、筐体本体1内の換気を行う必要がある。
また、水素ガスボンベ室4においては、電子部品や電気機器を使用していないことから、水素ガス容器室4の壁に自然換気口4a、4b(図2参照)を設け、自然換気により筐体1内の温まった空気を排気104として外部に排出され、外気105は自然換気口4bを通って吸気される。これにより、水素ガス容器室4内温度が異常に昇温することを防ぐ構造とする。燃料電池室3内には装置を構成する各種の電子部品や電気機器が配置されているので、燃料電池室3の壁面には自然換気のための自然換気口をむやみに設けることができない。そこで燃料電池室換気ファン8を利用して待機中(燃料電池6が運転されていないとき)の燃料電池室3の内部温度を管理する。
図2は図1に示す非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。なお、他の図面においても同様とする。燃料電池室3には排気口10が設けられ、該排気口10に燃料電池室換気ファン8が設けられている。燃料電池室3内の空気101が排気口10から排気102となって排気される。また、燃料電池室3には更に吸気口11が設けられ、該吸気口11にはプレフィルタ12が設けられている。外気103は吸気口11からプレフィルタ12を通って燃料電池室3に吸気される。また、上記のよう燃料電池室3には燃料電池5、制御盤6が配置され、更にスペースヒータ13が配置されている。なお、燃料電池室換気ファン8は制御盤6の運転/停止指令S7で運転/停止される。
また、水素ガスボンベ室4には第1水素ガスボンベ7−1、第2水素ガスボンベ7−2、窒素ガスボンベ14が収容されている。第1水素ガスボンベ7−1の水素ガスは手動弁15−1、空気圧作動弁16−1を通り、レギュレータ付自動弁又は半自動切換弁17でその圧力が調整され、更に手動弁18を通って燃料電池5に供給されるようになっている。また、第2水素ガスボンベ7−2の水素ガスは手動弁15−2、空気圧作動弁16−2を通り、レギュレータ付自動弁又は半自動切換弁17を通して圧力が調整され、更に手動弁18を通って燃料電池6に供給されるようになっている。また、窒素ガスボンベ14の窒素ガスはレギュレータ19でその圧力が調整され、電磁弁21、22の操作により空気圧作動弁16−1、16−2に供給され、該空気圧作動弁16−1、16−2を開閉操作するようになっており、該電磁弁20.21の操作は制御盤6によって行なわれる。
第1水素ガスボンベ7−1内の水素ガス圧は圧力センサ22−1で検出され、その検出出力は制御盤6に入力されている。第2水素ガスボンベ7−2内の水素ガス圧は圧力センサ22−2で検出され、その検出出力は制御盤6に入力されている。また、窒素ガスボンベ14内の窒素ガス圧は圧力センサ23で検出され、その検出出力は制御盤6に入力されている。また、燃料電池5に供給される水素ガスのガス圧は圧力センサ24により検出され、その検出出力は制御盤6に入力されている。また、25−1、25−2はそれぞれ燃料電池室3、水素ガスボンベ室4内の漏れた水素ガスを検出する水素センサであり、その検出出力は制御盤6に入力されている。26は吸気口11から燃料電池室3内に吸気される外気103、即ち外気温度を検出する温度センサであり、27は燃料電池室3内の温度を検出する温度センサである。温度センサ26、27の検出出力は燃料電池5に入力されるようになっている。なお、28は制御盤6に電源を供給する無停電電源装置(UPS)である。燃料電池5の運転により発生する水Wはは配管29を通して筐体本体1の外に排水される。また、燃料電池5のカソード排気KEは配管43を通して行われる。
なお、40は商用電源であり、41は分電盤、42は交通信号機管理システム等に代表される重要負荷である。商用電源40から商用電力が給電されている間は、分電盤41から商用電力が無停電電源装置(UPS)28や重要負荷42に供給されている。また、制御盤6は温度センサ26からの外気温度検出出力により外気温度を監視し、外気温度が低い場合、燃料電池室3内の温度が燃料電池5を起動・運転する適する所定の温度範囲に維持できるようにスペースヒータ13を運転/停止している。
そして商用電源40が停電した場合、制御盤6の制御は、電磁弁20、21の操作により、空気圧作動弁16−1、16−2を開くことにより、第1水素ガスボンベ7−1又は第2水素ガスボンベ7−2からレギュレータ付自動弁又は半自動切換弁17を介して圧力調整された水素ガスを燃料電池5に供給し、該燃料電池5が起動し発電を開始する。また、電力切替器34を燃料電池34b側に切り換え、燃料電池5で発電された電力を重要負荷42に給電する。
図3は換気ファン温調運転フローを示す図である。先ず商用電力が給電中か否かを判断し(ステップST1)、給電中であったら燃料電池室換気ファン8の運転停止中かを判断し(ステップST2)、停止中であったら続いて筐体内温度(燃料電池室3内温度)が設定温度以上かを判断し(ステップST3)、YESであったら燃料電池室環気ファン8を運転する(ステップST4)。続いて筐体内温度が設定値(−2℃)以下かを判断しYESであったらを燃料電池室環気ファン8を停止する(ステップST6)。
上記ステップST1において、商用電力停電であったら燃料電池室環気ファン8の運転中かを判断し(ステップST7)、運転中であったら燃料電池室環気ファン8を停止し(ステップST8)、非常運転処理に入り、燃料電池5を運転し(ステップST9)、燃料電池室環気ファン8を運転し(ステップST10)、この状態を商用電力給電再開まで継続し(ステップST11)、商用電力の給電が再開したら非常運転終了処理に入り、待機状態、換気ファン温調運転フローに戻る。
図4は示す本発明に係る非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。本非常用燃料電池発電装置が図2に示す非常用燃料電池発電装置と異なる点は、遮熱板9の日射面に太陽電池モジュール30を設け、燃料電池室3と水素ガス容器室4にそれぞれ太陽電池駆動換気ファン31、32を設け、太陽電池モジュール30、30で発電する電力で太陽電池駆動換気ファン31、32を駆動運転するようしている点である。
図5は図4の非常用燃料電池発電装置の換気ファン温調運転フローを示す図である。商用電力給電中か否かを判断し(ステップST21)、給電中であったら筐体内温度(燃料電池室3内の温度)が設定値以上かを判断し(ステップST22)、YESであっら太陽電池駆動換気ファン運転スイッチONし(ステップST23)、NOであったら太陽電池駆動換気ファン運転スイッチOFFとする(ステップST24)。上記ステップST21において、商用電力が停電中であったら、燃料電池室換気ファン8の運転中か否かを判断し(ステップST25)、運転中であったら燃料電池室換気ファン8を停止し(ステップST26)、非常運転処理にはいる。非常運転処理では燃料電池5を運転し(ステップST27)、燃料電池室換気ファン8を運転し(ステップST28)、商用電力の給電再開を待ち(ステップST29)、給電が再開されたら非常運転処理を終了し、非常用燃料電池発電装置を待機状態とする。
上記のように燃料電池室換気ファン8とは別途太陽電池駆動換気ファン31、32を設けると、非常用燃料電池発電装置の製造コスト及び小型化の点で不利益である。そこで本実施例では、燃料電池室換気ファン8をDCモータ駆動のファンとし、燃料電池室換気ファン8を太陽電池駆動換気ファンと兼ねるようにした。図6は非常用燃料電池発電装置待機時の電力供給状態を示す図である。図6において、33は商用電源40の停電/復電(給電再開)を検出する停電/復電検出部であり、34は重要負荷42に供給する電力を商用電力側又は燃料電池側に切替える電力切替器、35はスペースヒータ13及び燃料電池室換気ファン8に供給する電力をメイン側35a又はバイパス側35bに切替える負荷切替器、36はAC/DC変換器、37は燃料電池室換気ファン8に供給するDC電源を燃料電池側37a又は太陽電池側37bに切替えるDC電源切替器である。
制御盤6は、運転モード選択(自動/断/手動)、燃料電池運転・停止制御、非常運転制御、管理運転制御、換気・温調制御、警報停止制御等の選択及び制御ができるようなっている。停電/復電検出部33は制御盤6に内蔵されており、停電/復電信号S1を出力する。制御盤6は電力切替器34に切替指令信号S2、燃料電池5に運転/停止指令信号S3、負荷切替器35に負荷切替指令信号S4、スペースヒータ13に運転/停止指令S5、燃料電池室換気ファン8に運転/停止指令信号S6を夫々出力するようになっており、燃料電池5から運転完了アンサ信号S8を受信するようになっている。
図6に図示するように、商用電源40が給電中で非常用燃料電池発電装置待機中では、商用電源40から商用電力P1が分電盤41、電力切替器34の商用電力側34a、分電盤41を通って重要負荷42に供給されている。また、燃料電池5には燃料電池内部バッテリを充電するための電源P2が供給され、無停電電源装置(UPS)28から電源P3(例えばAC100V)が供給されている。また、太陽電池モジュール30からDC電源がDC電源切替器37の太陽電池側37bを通して燃料電池室換気ファン8に供給されている。ここでは燃料電池室換気ファン8はDCモータで駆動されるファンであり、制御盤6からの運転/停止指令S6により運転/停止する。
図7は上記換気ファンを燃料電池室換気ファン8のみとした場合の非常用燃料電池発電装置非常運転時の電力供給状態を示す図である。制御盤6は停電/復電検出部33の停電/復電信号S1により商用電力の停電を検知し、切替指令信号S2を電力切替器34に出力し燃料電池側34bに切替え、燃料電池5に運転/停止指令信号S3の運転指令を出力し、燃料電池5から運転完了アンサ信号S8を受信して燃料電池5の運転を確認することにより、燃料電池5で発電され、DCからACに変換された電力P4は電力切替器34の燃料電池側34b及び分電盤41を通って重要負荷42に供給される。制御盤6は負荷切替器35に負荷切替指令信号S4を出力し、メイン側35aに切替えることにより、燃料電池5の電力P5はAC/DC変換器36でDCに変換され、DC電源切替器37の燃料電池側37aを通って燃料電池室換気ファン8に供給される。なお、商用電源40の停電時が昼間の日射時であれば、太陽電池で発電してDC電力により、燃料電池室換気ファン8を運転してもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る非常用燃料電池発電装置の概略構成例を示す図である。(実施例1) 本発明に係る非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。(実施例1) 図2に示す非常用燃料電池発電装置の換気ファン温調運転フローを示す図である。(実施例1) 本発明に係る非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。(実施例2) 図4に示す非常用燃料電池発電装置の換気ファン温調運転フローを示す図である。(実施例2) 本発明に係る非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。(実施例3) 本発明に係る非常用燃料電池発電装置のシステム構成例を示す図である。(実施例3)
符号の説明
1 筐体本体
2 仕切壁(隔壁)
3 燃料電池室
4 水素ガス容器室(水素ガスボンベ室)
5 燃料電池
6 制御盤
7 水素ガスボンベ
8 燃料電池室換気ファン
9 遮熱板
10 排気口
11 吸気口
12 プレフィルタ
13 スペースヒータ
14 窒素ガスボンベ
15 手動弁
16 空気圧作動弁
17 レギュレータ付自動弁又は半自動切換弁
18 作動弁
19 レギュレータ
20 電磁弁
21 電磁弁
22 圧力センサ
23 圧力センサ
24 圧力センサ
25 水素センサ
26 温度センサ
27 温度センサ
28 無停電電源装置(UPS)
29 配管
30 太陽電池モジュール
31 太陽電池駆動換気ファン
32 太陽電池駆動換気ファン
33 停電/復電検出部
34 電力切替器
35 負荷切替器
36 AC/DC変換器
37 DC電源切替器
40 商用電源
41 分電盤
42 重要負荷
43 配管

Claims (8)

  1. 筐体本体に燃料電池を配置した燃料電池室、該燃料電池の燃料となる水素ガスを収容した水素ガス容器を配設した水素ガス容器室を備え、商用電力の供給が停止した場合それを検知し、手動又は自動で前記燃料電池を起動し発電した電力を負荷に供給する非常用燃料電池発電装置において、
    前記筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、前記燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら前記燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動する制御手段を設けたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置。
  2. 請求項1に記載の非常用燃料電池発電装置において、
    前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動する換気ファンを前記燃料電池室換気ファンとは別途設けたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置。
  3. 請求項1に記載の非常用燃料電池発電装置において、
    前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で前記燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずか1項に記載の非常用燃料電池発電装置において、
    前記水素ガス容器室には自然換気を行う換気口を設けたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置。
  5. 請求項1乃至4のいずか1項に記載の非常用燃料電池発電装置において、
    前記燃料電池が固体高分子形燃料電池であることを特徴とする非常用燃料電池発電装置。
  6. 筐体本体に燃料電池を配置した燃料電池室、該燃料電池の燃料となる水素ガスを収容した水素ガス容器を配設した水素ガス容器室を備え、商用電力の供給が停止した場合それを検知し、手動又は自動で前記燃料電池を起動し発電した電力を負荷に供給し、前記商用電力の供給中の待機中前記燃料電池室内の温度が各種機器の使用条件温度以上にならないように管理する非常用燃料電池発電装置の管理方法において、
    前記筐体本体の壁面に所定の隙間を設けて日射を遮断する遮熱板を設け、前記燃料電池室内の温度が所定温度以上になったら前記燃料電池室を換気する燃料電池室換気ファンを起動し、該燃料電池室内の温度が前記各種機器の使用条件温度以上にならないようにすることを特徴とする非常用燃料電池発電装置の管理方法。
  7. 請求項6に記載の非常用燃料電池発電装置の管理方法において、
    前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で駆動される換気ファンを前記燃料電池室換気ファンとは別途設けたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置の管理方法。
  8. 請求項6に記載の非常用燃料電池発電装置の管理方法において、
    前記遮熱板に太陽電池を設置し、該太陽電池で発電した電力で前記燃料電池室換気ファンを駆動できるようにしたことを特徴とする非常用燃料電池発電装置の管理方法。
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