JP5219241B2 - 枕カバー - Google Patents

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Description

本発明は、安眠促進や健康増進に寄与する枕カバーに関する。
従来より、炭素材が有する性質に着目して、これを枕カバーなどに用いることが種々提案されている。例えば、特許文献1には、吸放湿性や脱臭性の機能を有するとする木炭担持シートを設け、使用者の身体や衣服が木炭によって汚れないようにそのシートの表面にメッシュ表地を配置した枕カバーが記載されている。また、特許文献2には、消臭機能、脱臭機能及び遠赤外線放射機能を有するとする炭素繊維と、炭素繊維の破壊を防止するためにそれを覆う不織布と、更にそれらを覆う生地と、からなる炭素繊維入りシートに通常の枕カバーを被せた枕が記載されている。
特開2001―286369号公報 実用新案登録第3095112号公報
しかし、特許文献1、2では、木炭や炭素繊維は物理的強度が高くはないため、それらと使用者の身体の間には必ず柔軟な他の素材(メッシュ表地、不織布、生地など)を介在させている。そのため、炭素材(木炭、炭素繊維)と身体の間の距離が長くなり、安眠促進や健康増進などの遠赤外線による効果を得るという観点からは望ましくはなかった。
本発明は係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、遠赤外線の効果を多く得ることができるようにして使用者の安眠促進や健康増進に寄与する枕カバーを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の枕カバーは、柔軟な枕カバー本体と、炭素焼成体からなる複数の珠と、を備え、該複数の珠は、各々貫通孔が形成され、前記枕カバー本体の表面に貫通孔を通した縫い糸で縫着されており、前記炭素焼成体は、炭素粉にバインダを加えて成形した塊を酸素が欠乏した状態で1200℃以上に加熱しバインダを揮発させて焼成し、前記珠の形状に加工しており、99%以上が炭素材となったものであり、高密度で整った結晶構造を成すことで全体が一体化していることを特徴とする。
請求項2に記載の枕カバーは、請求項に記載された枕カバーにおいて、前記炭素焼成体はポーラス状であることを特徴とする。
請求項3に記載の枕カバーは、請求項に記載された枕カバーにおいて、前記炭素焼成体は銀を含有することを特徴とする。
請求項4に記載の枕カバーは、請求項2又は3に記載された枕カバーにおいて、前記炭素焼成体はフタロシアニンを含有することを特徴とする。
本発明の枕カバーによれば、枕カバー本体の表面に設けられる遠赤外線を放射する炭素焼成体の複数の珠が使用者の身体に接することができるので、より遠赤外線の効果を得ることが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係る枕カバー1の正面図、図2はその使用状態を表す斜視図である。この枕カバー1は、枕4に接して装着する枕カバー本体2と、使用者の頭部に当設するよう枕カバー本体2の表面に縫着された複数の珠3、3、・・・と、からなる。
枕カバー本体2は、綿素材の1枚布などを用いた柔軟な通常のものであり、例えば、枕4に巻きつけて両端の紐21、21、・・・を互いに結び合わせることにより装着する。枕カバー本体2の素材は、後述のように縫い糸32が通るものならば、綿以外に、好みなどに応じて他の素材(例えば、い草、ポリエステル等)とすることができる。また、紐21、21、・・・ではなく、面ファスナー、ホック、ボタンなどの他の連結手段を用いてもよい。枕カバー1は、枕4に着脱可能に装着されるものが洗濯のし易さの点で望ましいが、着脱可能でなくても構わない。なお、枕4は、単体であっても椅子の背もたれなどに付随しているものであっても構わない。
珠3は、使用感などから適切な形状、大きさ、並べる間隔などが決められる。珠3の形状は、欠け難くするために、全体の表面が曲面であるのが望ましく、例えば球形、紡錘形、又は碁石形である。本実施形態では、球形であり、直径は約5mmである。
珠3には、図3の断面拡大図に示すように、中心を通る貫通孔31が形成されており、この貫通孔31に縫い糸32が通され、枕カバー本体2の表面に珠3が縫着される。縫い糸32の素材(例えば、綿、ポリエステル等)や縫着のための縢り方は限定されない。複数の珠3、3、・・・は、例えば、互いの間隔を約5mmとし、横約16cm、縦約6cmの領域に並べて縫着される。また、枕カバー本体2は、洗濯のし易さなどのために、複数の珠3、3、・・・が縫着された部分が分離できるようにすることも可能である。
珠3は炭素焼成体からなり、炭素焼成体は高密度で整った結晶構造を成すことで全体が一体化している。珠3は、以下のようにして製造することができる。すなわち、黒鉛、又は竹炭などの炭化物の炭素粉にフェノール系接着剤、ピッチ又はタールなどのバインダを5重量%程度加えて固め、所定の塊(例えば方形もの)に加圧成形する。そして、酸素が欠乏した状態で加熱し、2000〜3000℃程度で焼成する。この状態で、原料の炭素粉同士は結合し全体が結晶化(黒鉛化)する。なお、フェノール成分、ピッチ又はタールは昇温途中の約1200℃程度で揮発している。その後、加熱を止め、珠3の形状に加工する。この炭素焼成体は、バインダが揮発しているので、ほぼ100%(99%以上)が炭素材となっている。
珠3の炭素焼成体はほぼ100%が炭素材であるので、外部の熱や光などの形で吸収したエネルギーにより多量の遠赤外線を放射する。その上、炭素焼成体全体が結晶構造で結合しているために、炭素材でありながら物理的強度が高い。それゆえ、珠3は、使用者の頭部により大きな圧力を受けたり頭部、縫い糸32、或いは他の珠3と擦れ合ったりしても、又は、不意に硬い物が衝突しても、破損や摩耗がし難い。また、炭素材は、人体を形成する有機物の構成物質と同じであるため安全性が高い。
珠3の表面は、細かな摩耗や欠損を防止するために、水性アクリル等でコーティングするのが望ましい。炭素焼成体は黒色であり、そのままでも十分に装飾性を有するが、コーティングにより光沢の有無、着色なども可能である。
珠3の炭素焼成体は、ポーラス状とすることも可能である。ポーラス状の炭素焼成体3は、炭化物自体ほどではないが、多くの空隙を有する(多孔質である)。具体的には、原料の炭素粉にバインダを加えて固めるときに、繊維状又は粒子の集合状にすることでポーラス状とすることができる。
ポーラス状の炭素焼成体は、汗自体や汗の臭い、部屋の臭い等を吸着(脱臭作用)することができ、安眠促進に寄与する。なお、ポーラス状の炭素焼成体は、ポーラス状でないものよりも若干物理的強度が低い。しかし、珠3として有すべき前述の物理的強度は十分に有している。
ポーラス状の炭素焼成体は、銀を含有する(例えば約1重量%)ことが望ましい。人間の汗の臭いは、主に、雑菌が汗を分解することにより生じることが知られている。銀は、その抗菌作用により雑菌を抑えて吸着した汗から臭いが生じるのを防止することができる。また、炭素焼成体の表面の銀が皮膚の雑菌に対して直接抗菌作用を及ぼす効果もある。なお、銀は、溶液に溶解又は分散させ、含浸させることにより炭素焼成体に含ませることができる。
また、ポーラス状の炭素焼成体は、フタロシアニンを含有する(例えば約1重量%)のが望ましい。フタロシアニンは、臭いの成分の酸化反応を触媒することで、消臭作用を発揮する。炭素焼成体は、フタロシアニンを含有することで、空隙に吸着した臭いの成分を別の物質に変えることができるので、脱臭作用の飽和を防ぎつつ、それに加えて消臭作用も奏することができる。このフタロシアニンは、常温でもよく反応し、サイクル反応を行うので寿命が長い。これにより、長い期間、脱臭機能を維持することができる。なお、フタロシアニンは、例えば金属フタロシアニンポリカルボン酸(具体的には、テトラカルボン酸コバルトフタロシアニン、テトラカルボン酸鉄フタロシアニン、オクタカルボン酸コバルトフタロシアニン、又はオクタカルボン酸鉄フタロシアニン等)などの化合物として存在する。また、フタロシアニンの化合物は、溶液に溶解又は分散させ、含浸させることにより炭素焼成体に含ませることができる。
なお、珠3、3、・・・のいくつかをポーラス状の炭素焼成体とし、残りをポーラス状でない炭素焼成体とすることも可能である。
次に、枕カバー1の作用について説明する。枕4に枕カバー1を装着し、複数の珠3、3、・・・が並ぶ領域に使用者の頭部(例えば、外後頭隆起からえり足の部分)を当接する。複数の珠3、3、・・・は遠赤外線を放射し、それらは頭部に接するため、使用者が受ける遠赤外線の量は非常に多い。また、使用者の体温によって複数の珠3、3、・・・が温まることで、遠赤外線の放射量は増加する。遠赤外線は、使用者の皮下組織、血管などに作用し、血液循環が促進されるなどして安眠促進や健康増進の効果が得られる。
複数の珠3、3、・・・は、互いに間隔を置いて柔軟な枕カバー本体2の表面に縫着されているので、珠3が硬質でありながら、枕カバー1全体としての柔軟性が保たれる。それにより、使用者の姿勢が変わっても複数の珠3、3、・・・が良好に頭部に接することが可能になる。また、珠3は、縫い糸32で枕カバー本体2に縫着され結合されているので、比較的自由に動き易い。それにより、使用者の皮膚や髪の動きに追従し易いため、摩擦が発生し難くそれの不快感を低減することができる。また、珠3をポーラス状の炭素焼成体にしたり、それに銀やフタロシアニンを含有させたりすると、上記説明した効果が得られる。
以上、本発明の実施形態に係る枕カバー1について説明したが、本発明は、実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る枕カバーの正面図である。 同上の枕カバーの使用状態を示す斜視図である。 同上の珠の断面拡大図である。
1 枕カバー
2 枕カバー本体
3 珠
31 貫通孔
32 縫い糸

Claims (4)

  1. 柔軟な枕カバー本体と、
    炭素焼成体からなる複数の珠と、を備え、
    該複数の珠は、各々貫通孔が形成され、前記枕カバー本体の表面に貫通孔を通した縫い糸で縫着されており、
    前記炭素焼成体は、炭素粉にバインダを加えて成形した塊を酸素が欠乏した状態で1200℃以上に加熱しバインダを揮発させて焼成し、前記珠の形状に加工しており、99%以上が炭素材となったものであり、高密度で整った結晶構造を成すことで全体が一体化していることを特徴とする枕カバー。
  2. 請求項に記載された枕カバーにおいて、
    前記炭素焼成体はポーラス状であることを特徴とする枕カバー。
  3. 請求項に記載された枕カバーにおいて、
    前記炭素焼成体は銀を含有することを特徴とする枕カバー。
  4. 請求項2又は3に記載された枕カバーにおいて、
    前記炭素焼成体はフタロシアニンを含有することを特徴とする枕カバー。
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