JP2008048919A - 寝具 - Google Patents
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Abstract
【構成】敷蒲団として用いられる寝具1は、綿やポリウレタン成形体などからなる基材層2と、基材層2の片面全体に配置された黒鉛層3と、基材層2および黒鉛層3の全体を覆う布帛製の表層4とを備えている。黒鉛層3は、基材層2に対して粒子状黒鉛を接着して形成したものである。黒鉛層3において用いられる粒子状黒鉛は、炭素材料を2,000℃以上で加熱処理することにより得られる、炭素含有量が99重量%以上の高純度のものである。
【選択図】図2
Description
特許文献1は、木炭や活性炭のような炭化物が内部に充填された寝具に関するものであり、この寝具は、炭化物の吸着作用により有害ガスや陽イオンを吸着するため、睡眠環境の空気を清浄化することができ、それによって健康促進に寄与するものとされている。
図1、2を参照して、本発明の寝具の一形態を説明する。図において、寝具1は、敷蒲団、掛蒲団、毛布若しくはベッド用敷マット等として用いられるシート状のものであり、基材層2、黒鉛層3および表層4を主に備えている。基材層2は、概ね一定の厚みを有するクッション層であり、寝具の種類に応じ、例えば、綿、毛、ポリエチレンテレフタレート綿、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維およびポリアクリル繊維のような繊維群若しくはこれらの繊維からなる布帛、球状に成形された綿や発泡ポリスチレン粒子のような粒子群、羽毛群若しくはポリウレタン成形体や発泡ポリウレタン成形体のような弾性成形体を用いて形成されている。この基材層2は、二種以上の材料を用いて形成されていてもよい。例えば、繊維群と粒子群とを混在させたものや、弾性成形体層上に繊維群層を配置した二層構造のものであってもよい。
寝具1が敷蒲団若しくはベッド用敷マットのような敷物寝具の場合、黒鉛層3側が上側(すなわち、使用者の身体側)に位置するように寝具1を畳上やベッド上に配置する。そして、寝具1の表面をシーツで覆い、使用者は、当該シーツ上に臥して就寝する。一方、寝具1が掛蒲団や毛布のような掛物寝具の場合、寝具1の使用者は、敷蒲団やベッドの上に臥し、黒鉛層3側が下側(すなわち、使用者の身体側)に位置するように寝具1で身体を覆って就寝する。後者の場合、寝具1は、通気性を有する袋状のカバー内に収容して用いることもできる。
図3、4を参照して、本発明の寝具の他の例を説明する。図において、寝具10は、枕であり、基材層11、黒鉛層12および表層13を主に備えている。基材層11は、所定の枕形状に形成されたクッション層であり、例えば、そば殻や発泡ポリスチレン粒子のような粒子群、羽毛群若しくは発泡ポリウレタン成形体のような弾性成形体を用いて形成されている。この基材層11は、二種以上の材料を用いて形成されていてもよい。例えば、そば殻と発泡ポリスチレン粒子とを混合したものが用いられてもよい。
図5、6を参照して、本発明の寝具のさらに他の形態を説明する。図において、寝具20は、敷蒲団、掛蒲団若しくはベッド用敷マットとして用いられるシート状のものであり、黒鉛層21と表層22とを主に備えている。
寝具20を敷蒲団若しくはベッド用敷マットのような敷物寝具として用いる場合、寝具20を畳上やベッド上に配置する。そして、寝具20の表面をシーツで覆い、使用者は、当該シーツ上に臥して就寝する。一方、寝具20が掛蒲団のような掛物寝具の場合、寝具20の使用者は、敷蒲団やベッド上に臥し、寝具20で身体を覆って就寝する。後者の場合、寝具20は、通気性を有する袋状のカバー内に収容して用いることもできる。
製造例1
80cm(長さ)×40cm(幅)×0.17cm(厚さ)のポリエステル不織布(東洋紡績株式会社製の商品名“ボランス4131N”)の片面上に接着剤(BASF社製のの商品名“アクロナールA378”)を均一に塗布し、当該接着剤の上に平均粒径が2.0mmの黒鉛粒子を200g/m2の割合で均一に吹付けて固定し、敷蒲団用マットを製造した。ここで用いた黒鉛粒子は、中越黒鉛工業所株式会社製の商品名“G31”(炭素含有率=99.7%、密度=2.23g/cm3、(004)の半値幅(2θ)=1.8度、C軸方向の結晶子の大きさ=1,000オングストローム以上)である。
被験者A(21歳、女性)について、日常使用している敷蒲団(ポリエステル100%のもの)および掛蒲団(ダウンが70〜90%で残余がフェザーのもの)を用いて就寝中(試験例1)の呼吸数の変化を観測した。また、同じ被験者Aについて、敷蒲団を製造例1で製造した敷蒲団用マットに替えて就寝した場合(試験例2)の呼吸数の変化を観測した。なお、試験例1では敷蒲団上に厚さ約0.1mmのシーツを、また、試験例2では敷蒲団用マットの黒鉛粒子層上に厚さ約0.1mmのシーツを敷き、シーツ上に臥して就寝した。
・水平の矢印:睡眠時間が経過しても、呼吸数は概ね一定である。
・右上がりの矢印:睡眠時間が経過するに従い、呼吸数が増加傾向になる。
・右下がりの矢印:睡眠時間が経過するに従い、呼吸数が減少傾向になる。
被験者B(21歳、女性)について、日常使用している敷蒲団(ポリエステル100%のもので、厚さ約0.1mmのシーツを敷いたもの)および掛蒲団(ダウンが70〜90%で残余がフェザーのもの)を用いて就寝中の呼吸数の変化を実施例Aの評価と同様の方法で六夜測定したところ、睡眠中の呼吸数が減少傾向にあるのは一夜だけであった。
製造例2
200cm(長さ)×98cm(幅)×1.6cm(厚さ)のポリエステル不織布(東洋紡績株式会社製の商品名“ボランス4131N”)の片面上に接着剤(BASF社製の商品名“アクロナールA378”を均一に塗布し、当該接着剤の上に平均粒径が0.1mmの黒鉛粒子を110g/m2の割合で均一に吹付けて固定し、敷蒲団用マットを製造した。ここで用いた黒鉛粒子は、黒鉛エスイーシー株式会社製の商品名“SGP100”(炭素含有率=99.7%、密度=2.23g/cm3、(004)の半値幅(2θ)=1.8度、C軸方向の結晶子の大きさ=1,000オングストローム以上)である。
製造例2で用いたものと同様のポリエステル不織布の片面上に接着剤(BASF社製の商品名“アクロナールA378”を均一に塗布し、当該接着剤の上に平均粒径が1mmの粒子状炭素を175g/m2の割合で均一に吹付けて固定し、敷蒲団用マットを製造した。ここで用いた粒子状炭素は、中越黒鉛工業所株式会社製の商品名“ニードルコークスCMW15”(炭素含有率=99.6%、密度=2.12g/cm3)である。
被験者C(21歳、男性)について、日常使用している敷蒲団(ポリエステル100%のもの)および掛蒲団(ダウンが70〜90%で残余がフェザーのもの)を用いて就寝中の呼吸数の変化を二夜観測した(試験例3A,3B)。また、同じ被験者Cについて、敷蒲団をそれぞれ製造例2で製造した敷布団用マットに替えて就寝した場合(試験例4)および比較製造例1で製造した敷蒲団用マットに替えて就寝した場合(試験例5)の呼吸数の変化を観測した。なお、試験例3A,3Bでは敷蒲団上に厚さ約0.1mmのシーツを、また、試験例4,5では敷蒲団用マットの黒鉛粒子層上若しくは粒子状炭素層上に厚さ約0.1mmのシーツを敷き、シーツ上に臥して就寝した。呼吸数は、実施例Aの評価と同様の方法で測定した。
2,11 基材層
3,12,21 黒鉛層
4,13,22 表層
Claims (9)
- 粒子状黒鉛を含む寝具。
- 基材層と、
前記基材層の少なくとも一部の表面に配置された黒鉛層とを備え、
前記黒鉛層は、粒子状黒鉛を用いて形成されている、
寝具。 - 前記黒鉛層を覆う表層をさらに備えている、請求項2に記載の寝具。
- 前記基材層は、繊維群、粒子群、羽毛群および弾性成形体からなる群から選ばれた少なくとも一種からなる、請求項2または3に記載の寝具。
- 蒲団である、請求項2から4のいずれかに記載の寝具。
- 毛布である、請求項2から4のいずれかに記載の寝具。
- ベッド用敷マットである、請求項2から4のいずれかに記載の寝具。
- 枕である、請求項2から4のいずれかに記載の寝具。
- 粒子状黒鉛を含む黒鉛層と、
前記黒鉛層を封入する表層と、
を備えた寝具。
Priority Applications (1)
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JP2006228453A JP2008048919A (ja) | 2006-08-24 | 2006-08-24 | 寝具 |
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Family Applications (1)
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2006
- 2006-08-24 JP JP2006228453A patent/JP2008048919A/ja active Pending
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