JP5218280B2 - 監視装置、監視プログラムおよび監視方法 - Google Patents

監視装置、監視プログラムおよび監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、監視装置、監視プログラムおよび監視方法に関する。
近年、情報処理装置の高性能化にともなう発熱量の増加が大きな問題となっている。特に、多数の情報処理装置を収容するデータセンタやコンピュータ室では、情報処理装置の発熱量の増加によって、温度が許容温度を超過する事態が発生し易くなっている。
かかる問題を解決するため、室温を監視し、室温が上限値を超える前に自動的に冷房運転を行うことによって、コンピュータ室の室温が許容温度を超過することを防止する技術が提案されている。
特開2007−170686号公報
しかしながら、上記の従来技術は、単純に室温を閾値判定して空調機を制御するものであったため、必ずしも、発生している状況に応じて適切な対処をとることができない場合があった。データセンタやコンピュータ室の室温が上昇する原因は種々存在し、原因を特定した上で対処を行わないと十分な効果を得ることができないからである。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、温度上昇の原因を特定することができる監視装置、監視プログラムおよび監視方法を提供することを目的とする。
本願の開示する監視装置は、一つの態様において、複数の情報処理装置を搭載する1ないし複数のラックに設けられた複数の温度センサが計測する温度に基づいて該ラックに対する空調の状況を監視する監視装置であって、前記複数の温度センサにそれぞれに対応付けて、所定の位置と温度センサの距離に応じた重みを記憶する記憶部と、前記複数の温度センサと対応付けて前記記憶部に記憶されている重みを用いて、前記複数の温度センサによって計測された温度の加重平均を算出する平均温度算出部と、前記平均温度算出部によって算出された加重平均と閾値とを比較することによって、前記情報処理装置の排気の回り込みによる温度上昇が発生しているか否かを判定する判定部を備える。
本願の開示する監視装置、監視プログラムおよび監視方法の一つの態様によれば、温度上昇の原因を特定することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る監視装置を含むデータセンタの一例を示す図である。 図2は、本実施例に係る監視装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、排気の回り込みの一例を示す図である。 図4は、重みの設定と温度上昇の一例を示す図である。 図5は、温度上昇の一例を示すグラフである。 図6は、排気の回り込みの他の一例を示す図である。 図7は、重みの設定と温度上昇の他の一例を示す図である。 図8は、温度上昇の他の一例を示すグラフである。 図9は、温度監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、監視プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
以下に、本願の開示する監視装置、監視プログラムおよび監視方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例に係る監視装置10を含むデータセンタの一例について説明する。図1に例示するデータセンタは、監視装置10と、複数の情報処理装置を搭載する1ないし複数のラック20と、ラック20へ冷却風を供給する空調機30とを含む。そして、監視装置10は、ラック20が備える複数の温度センサ21と、空調機30が備える風量センサ31と接続され、これらのセンサの測定値に基づいて空調の状況を監視する。
なお、図1の例に示すデータセンタには、図示しない他のラックや、それらのラックへ冷却風を供給する他の空調機も含まれる。
次に、図2を参照しながら、監視装置10の構成について説明する。図2に示すように、監視装置10は、温度取得部110と、空調機状況取得部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。温度取得部110は、複数の温度センサ21によって測定された温度を取得する。
空調機状況取得部120は、風量センサ31によって測定された風量を取得する。なお、空調機状況取得部120が取得する情報は、空調機30の稼働状況を判断することができるものであればよく、例えば、空調機30が冷却風を送風するためのファンの回転数であってもよい。
記憶部130は、各種データを記憶する記憶装置であり、重みデータ131を記憶する。重みデータ131は、後述する加重平均を算出するための重みを、それぞれの温度センサ21と対応付けて保持する。重みデータ131が保持する重みは、ラック20の排気側から吸気側へ一定以上の流量の排気が流れうる経路から、対応する温度センサ21までの距離が遠いほど小さな値に設定される。
制御部140は、監視装置10を全体制御する制御部であり、平均温度算出部141と、閾値算出部142と、判定部143と、報知部144と、対処実行部145とを有する。平均温度算出部141は、各温度センサ21と対応付けて重みデータ131に保持されている重みを用いて、各温度センサ21によって計測された温度の加重平均を算出する。
具体的には、n個の温度センサ21a〜21nによって上昇温度ΔTa〜ΔTnが測定され、温度センサ21a〜21nに対応付けて重みWa〜Wnが重みデータ131に保持されている場合の加重平均Gは以下の式(1)を用いて算出される。
G=(ΔTa×Wa+…ΔTn×Wn)/n
=Σ(ΔTi×Wi)/n ・・・式(1)
閾値算出部142は、平均温度算出部141によって算出された加重平均と比較するための閾値を算出する。具体的には、閾値算出部142は、各温度センサ21によって計測された温度の相加平均と、各温度センサ21と対応付けて重みデータ131に保持されている重みの相加平均とを算出する。そして、閾値算出部142は、これらの相加平均を掛け合わせたものに所定値dを加算したものを閾値とする。
n個の温度センサ21a〜21nによって上昇温度ΔTa〜ΔTnが測定され、温度センサ21a〜21nに対応付けて重みWa〜Wnが重みデータ131に保持されている場合の閾値THは以下の式(2)を用いて算出される。
TH=(ΔTa+…ΔTn)/n × (Wa+…Wn)/n +d
=Σ(ΔTi)/n × Σ(Wi)/n +d ・・・式(2)
なお、本実施例では、上昇温度ΔTa〜ΔTnを、通常可動時に測定される温度との差分と仮定しているが、同一の温度センサによって前回測定された温度または直近の一定期間内に測定された温度の平均値との差分を上昇温度ΔTa〜ΔTnとしてもよい。また、上昇温度ΔTa〜ΔTnに代えて、n個の温度センサ21a〜21nによって測定された温度Ta〜Tnを用いて加重平均や閾値を算出することとしてもよい。
判定部143は、平均温度算出部141によって算出された加重平均と、閾値算出部142によって算出された閾値と、空調機状況取得部120によって取得された空調機30の稼働状況を示す情報とに基づいて空調の状況を判定する。
具体的には、判定部143は、平均温度算出部141によって算出された加重平均が予め決められた基準値よりも小さければ、空調が正常であると判定する。また、判定部143は、平均温度算出部141によって算出された加重平均が予め決められた基準値以上であれば、空調が異常であると判定する。
なお、空調が正常であるか否かを判定するために、平均温度算出部141によって算出された加重平均ではなく、温度センサ21によって測定された温度の平均値や最大値等を用いることとしてもよい。
判定部143は、空調が異常であると判定した場合、平均温度算出部141によって算出された加重平均と、閾値算出部142によって算出された閾値とを比較する。そして、加重平均が閾値よりも大きい場合、判定部143は、排気の回り込みが発生していると判定する。一方、加重平均が閾値以下の場合、判定部143は、空調機状況取得部120によって取得された空調機30の稼働状況を示す情報とに基づいて、異常の原因が空調機30にあるか否かを判定する。
報知部144は、空調が異常であると判定部143が判定した場合に、判定部143の判定結果を報知する。報知部144は、例えば、システム管理者が参照するモニタに警告文を表示したり、システム管理者宛に判定結果を含む電子メールを送信することによって報知を実行する。対処実行部145は、空調が異常であると判定部143が判定した場合に、判定部143の判定結果に応じた対処を実行する。
次に、各温度センサ21と対応付けて重みデータ131に設定される重みと空調の異常の判定について具体例を示してさらに詳しく説明する。図3は、排気の回り込みの一例を示す図である。図3に示す例では、ラック20に6台の情報処理装置40が搭載され、それぞれの情報処理装置40の吸気側にA〜Fの温度センサ21が設置されている。
図3に示すラック20の場合、床面とラック20の隙間は狭いため、この部分を通過して排気が吸気側に回り込むことはほとんどない。一方、ラック20の上方は、天井との間に広い空間があるため、ラック20の上方を通過して一定以上の流量の排気が吸気側に回り込む可能性がある。排気が吸気側に回り込むと、空気が情報処理装置40によって温められながら循環することになるため、空調機30が正常に稼動している場合でも温度が上昇し、各種障害を発生させる。
そこで、排気の回り込みを検出するため、図3に示す例の場合、図4に示すように、排気の回り込みが発生しうる経路から最も遠い位置である床面から遠くなるほど重みが大きくなるように、重みデータ131に重みが設定される。図3に示す例では、床面から近い順にA〜Fの温度センサ21が設置されているため、図4に示す例では、Aの温度センサ21に対応する重みが最も小さく、Fの温度センサ21に対応する重みが最も大きく設定されている。
このように、床面から遠くなるほど重みが大きくなるように設定するには、例えば、床面と温度センサ21との距離に応じて重みの大きさを決定することとすればよい。また、温度センサ21の位置の影響を大きく顕在化させるために、床面と温度センサ21との距離の2乗に応じて重みの大きさを決定することとしてもよい。
ここで、空調機30が故障したときに各温度センサ21によって計測された温度の上昇と、排気の回り込みが発生した場合に各温度センサ21によって計測された温度の上昇が図4に示す通りであったとする。この場合、上昇温度の相加平均は、いずれの場合も「5.0」となる。このように、相加平均を算出しても、排気の回り込みが発生したのか、空調機30が故障したのかを判定することはできない。
しかしながら、図5のグラフを参照すれば明らかなように、空調機30の故障時には、各温度センサ21によって計測される温度がほぼ一様に上昇するのに対し、排気の回り込み時には、床面から遠いほど温度の上昇が大きくなる傾向がある。したがって、図4に示したように、床面から遠くなるほど大きくなるように設定した重みを用いて上昇温度の加重平均を算出すれば、この傾向を顕在化させ、排気の回り込みが発生したのか、空調機30が故障したのかを容易に判定することが可能になる。
図4に示すように、空調機30の故障時の上昇温度の加重平均は、「22.37」であり、上昇温度の相加平均「5.0」に重みの相加平均「4.5」を乗じた値である「22.5」とほぼ一致する。一方、回り込み発生時の上昇温度の加重平均は、「31.42」であり、上昇温度の相加平均に重みの相加平均を乗じた値である「22.5」よりもはるかに大きい。
したがって、式(1)を用いて上昇温度の加重平均を算出し、これを式(2)のように上昇温度の相加平均に重みの相加平均を乗じた値に所定値dを加算した閾値と比較し、加重平均の方が大きければ、排気の回り込みが発生していると判定することができる。ここで用いられる所定値dは、各温度センサ21で計測される温度のぶれの影響を吸収するための値であり、予め決められた固定値であってもよいし、上昇温度の相加平均に重みの相加平均を乗じた値に予め決められた係数を乗じて算出される値であってもよい。
なお、図3〜5では、排気の回り込みが上下方向に発生する例を示したが、排気の回り込みは水平方向に発生する場合もある。水平方向に発生する排気の回り込みを検出する場合について、図6〜図8を用いて説明する。
図6は、12台のラックが吸排気方向に対して垂直に一列に配置され、各ラックにA〜Lの温度センサ21が1台ずつ設けられている状態を上方から見下ろした図である。この例の場合、図6に示す通り、列の両端のラックの脇を通過して一定以上の流量の排気が吸気側に回り込む可能性がある。
列の両端のラックの脇を通過する排気の回り込みが発生した場合、図7および図8に示すように、列の両端に近いラックに設けられた温度センサ21ほど大きな温度の上昇が検出される。そこで、図6に示す例の場合、排気の回り込みが発生しうる経路から最も遠い位置である列の中央から遠くなるほど重みが大きくなるように、重みデータ131に重みが設定される。図7に示す例では、列の中央に最も近いFおよびGの温度センサ21に対応する重みが最も小さく、列の両端のAおよびLの温度センサ21に対応する重みが最も大きく設定されている。
このように、列の中央から遠くなるほど重みが大きくなるように設定するには、例えば、列の中央と温度センサ21との距離に応じて重みの大きさを決定することとすればよい。また、温度センサ21の位置の影響を大きく顕在化させるために、列の中央と温度センサ21との距離の2乗に応じて重みの大きさを決定することとしてもよい。
このように、重みを設定することにより、図7に示す例では、回り込み発生時の上昇温度の加重平均が「32.08」となり、上昇温度の相加平均に重みの相加平均を乗じた値である「22.5」よりもはるかに大きくなる。
なお、排気の回り込みが上下方向に発生した場合と、排気の回り込みが水平方向に発生する場合の両方に対応できるように重みを設定することとしてもよい。この場合、例えば、一列に配置されたラックに搭載された情報処理装置40毎に温度センサ21を設け、列の中央の床面からの距離が遠くなるほど大きな重みが設定されるようにすればよい。
次に、監視装置10によって実行される温度監視処理の処理手順について図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9に示すように、監視装置10においては、温度取得部110が各温度センサ21が計測した温度データを取得する(ステップS101)。また、空調機状況取得部120が、空調機30の稼働状況を表す空調機状況データを風量センサ31から取得する(ステップS102)。
続いて、平均温度算出部141および閾値算出部142が、重みデータ131を読み出して、各温度センサ21に対応する重みを取得する(ステップS103)。そして、平均温度算出部141が上述した式(1)を用いて加重平均を算出し(ステップS104)、閾値算出部142が上述した式(2)を用いて閾値を算出する(ステップS105)。
ここで、加重平均が、予め決められた基準値よりも小さければ(ステップS106肯定)、判定部143は、空調に問題はないと判断し、ステップS101から処理手順が再実行される。
一方、加重平均が、予め決められた基準値以上であれば(ステップS106否定)、判定部143は空調に異常があると判定するとともに、以下のように異常の原因を特定する。すなわち、加重平均が閾値よりも大きければ(ステップS107肯定)、判定部143は排気の回り込みが発生していると判定し、報知部144がその旨を報知する(ステップS108)。そして、対処実行部145が、排気が回り込んでいる情報処理装置40の放熱を抑制させたり、排気が回り込んでいる情報処理装置40に対して床下からガラリを通して冷風を供給したりといった対策を実行する(ステップS109)。
また、加重平均が閾値以下で空調機30の風量が低下していれば(ステップS107否定、ステップS110肯定)、空調機30に異常が発生していると判定し、報知部144がその旨を報知する(ステップS111)。そして、対処実行部145が、他の空調機の風量を増加させるといった対策を実行する(ステップS112)。
また、加重平均が閾値以下で空調機30の風量が低下していなければ(ステップS107否定、ステップS110否定)、空調機30の風量が不足していると判定し、報知部144がその旨を報知する(ステップS113)。そして、対処実行部145が、空調機30の風量を増加させるといった対策を実行する(ステップS114)。
なお、図2に示した本実施例に係る監視装置10の構成は、要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、監視装置10の制御部140の機能をソフトウェアとして実装し、これをコンピュータで実行することにより、監視装置10と同等の機能を実現することもできる。以下に、制御部140の機能をソフトウェアとして実装した監視プログラム1071を実行するコンピュータの一例を示す。
図10は、監視プログラム1071を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うネットワークインターフェース装置1050と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060と、ハードディスク装置1070とをバス1080で接続して構成される。
そして、ハードディスク装置1070には、図2に示した制御部140と同様の機能を有する監視プログラム1071と、図2に示した重みデータ131に対応する重みデータ1072とが記憶される。なお、重みデータ1072を、適宜分散させ、ネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶させておくこともできる。
そして、CPU1010が監視プログラム1071をハードディスク装置1070から読み出してRAM1060に展開することにより、監視プログラム1071は、監視プロセス1061として機能するようになる。そして、監視プロセス1061は、重みデータ1072から読み出した情報等を適宜RAM1060上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記の監視プログラム1071は、必ずしもハードディスク装置1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
10 監視装置
110 温度取得部
120 空調機状況取得部
130 記憶部
131 重みデータ
140 制御部
141 平均温度算出部
142 閾値算出部
143 判定部
144 報知部
145 対処実行部
20 ラック
21 温度センサ
30 空調機
31 風量センサ
40 情報処理装置
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 RAM
1061 監視プロセス
1070 ハードディスク装置
1071 監視プログラム
1072 重みデータ
1080 バス

Claims (7)

  1. 複数の情報処理装置を搭載する1ないし複数のラックに設けられた複数の温度センサが計測する温度に基づいて該ラックに対する空調の状況を監視する監視装置であって、
    前記複数の温度センサにそれぞれに対応付けて、所定の位置と温度センサの距離に応じた重みを記憶する記憶部と、
    前記複数の温度センサと対応付けて前記記憶部に記憶されている重みを用いて、前記複数の温度センサによって計測された温度の加重平均を算出する平均温度算出部と、
    前記平均温度算出部によって算出された加重平均と閾値とを比較することによって、前記情報処理装置の排気の回り込みによる温度上昇が発生しているか否かを判定する判定部と
    を備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 前記複数の温度センサによって計測された温度の相加平均と、前記複数の温度センサと対応付けて前記記憶部に記憶されている重みの相加平均とを乗じた値に基づいて前記閾値を算出する閾値算出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記所定の位置は、前記ラックが設定されている床面であることを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
  4. 前記所定の位置は、吸排気方向に対して垂直に一列に配列されている複数のラックの中央であることを特徴とする請求項1または2に記載の監視装置。
  5. 前記ラックに対して冷却風を供給する空調機の稼働状況を示すデータを取得する空調機状況取得部をさらに備え、
    前記判定部は、前記情報処理装置の排気の回り込みによる温度上昇が発生していないと判定した場合に、前記空調機状況取得部によって取得されたデータに基づいて、前記空調機の異常の有無を判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の監視装置。
  6. 複数の情報処理装置を搭載する1ないし複数のラックに設けられた複数の温度センサが計測する温度に基づいて該ラックに対する空調の状況を監視する監視プログラムであって、
    前記複数の温度センサにそれぞれに対応付けて、所定の位置と温度センサの距離に応じた重みを記憶する記憶部から読み出された重みを用いて、前記複数の温度センサによって計測された温度の加重平均を算出する平均温度算出手順と、
    前記平均温度算出手順によって算出された加重平均と閾値とを比較することによって、前記情報処理装置の排気の回り込みによる温度上昇が発生しているか否かを判定する判定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする監視プログラム。
  7. 複数の情報処理装置を搭載する1ないし複数のラックに設けられた複数の温度センサが計測する温度に基づいて該ラックに対する空調の状況を監視する監視方法であって、
    前記複数の温度センサにそれぞれに対応付けて、所定の位置と温度センサの距離に応じた重みを記憶する記憶部から読み出された重みを用いて、前記複数の温度センサによって計測された温度の加重平均を算出する平均温度算出工程と、
    前記平均温度算出工程によって算出された加重平均と閾値とを比較することによって、前記情報処理装置の排気の回り込みによる温度上昇が発生しているか否かを判定する判定工程と
    を含んだことを特徴とする監視方法。
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