JP2013168107A - 情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】情報処理装置における冷却能力の低下を正確に検出する。
【解決手段】情報処理装置は、正常時温度取得部103、及び、異常検出部101を含む。正常時温度取得部103は、検出された、デバイスの消費電流、デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、ファンによる吸気温度をもとに、ファンによる冷却能力が正常である場合のデバイスの温度である正常時温度を取得する。異常検出部101は、検出されたデバイスの温度と取得した正常時温度との差異をもとに、ファンによる冷却能力の異常を検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報処理装置は、正常時温度取得部103、及び、異常検出部101を含む。正常時温度取得部103は、検出された、デバイスの消費電流、デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、ファンによる吸気温度をもとに、ファンによる冷却能力が正常である場合のデバイスの温度である正常時温度を取得する。異常検出部101は、検出されたデバイスの温度と取得した正常時温度との差異をもとに、ファンによる冷却能力の異常を検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラムに関し、特に、情報処理装置内に配置されたデバイスの温度異常を検出する情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラムに関する。
コンピュータ等の情報処理装置において、装置内のデバイス等の温度を監視し、温度が所定の閾値を越えた時点でファンの回転数を上げることによって、デバイスの温度を下げる技術が知られている。
しかしながら、この技術では、吸気口に設置されるフィルターの目詰まりや、ファンの性能劣化、装置内デバイスに対するヒートシンクの取り付け不具合、空きスロットへのダミーパネル未実装等が原因で、冷却能力が低下(冷却能力に異常が発生)したことにより、デバイスの温度が通常より高くなったとしても、温度が閾値以下であればアラームは通知されない。この状態で、デバイスの温度が上昇し、閾値を越えた時点でファンの回転数を上げたとしても、冷却能力が低下しているために十分な冷却効果が得られず、デバイスの温度が下がらないと言う問題がある。
図10は、このような情報処理装置におけるデバイス温度の経時的変化の例を示す図である。ここでは、CPU(Central Processing Unit)の温度(CPU温度)の変化の例が示されている。
例えば、図10において、冷却能力に問題がない(冷却能力が正常である)場合、CPU温度は低い値で安定している(状態A1)。CPUの消費電力の増加や外気温度が上昇することによりCPU温度が上昇した場合(状態A2)、CPU温度が所定の閾値を越えた時点で、アラームが通知され、ファンの回転数が上がる(状態A3)。これにより、CPU温度が下がる(状態A4)。
一方、冷却能力が低下している(冷却能力が異常である)場合、CPU温度は冷却能力が正常の時より高い値で安定している(状態B1)。CPUの消費電力の増加や外気温度が上昇することによりCPU温度が上昇した場合(状態B2)、CPU温度が所定の閾値を越えた時点で、アラームが通知され、ファンの回転数が上がる(状態B3)。しかしながら、冷却能力が低下しているために十分な冷却が行われず、CPU温度が上がり続け、システムダウンが発生する(状態B4)。
このような問題を解決した技術が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の半導体装置は、半導体素子で検出された温度と半導体素子の電流値より算出された温度とを比較し、冷却手段の異常を検出する。
なお、関連技術として、特許文献2には、電子機器内の各プリント基板上に、当該プリント基板上の素子の温度を監視する温度センサを設置し、電子機器の異常を検出する方法が開示されている。
上述した特許文献1に記載の技術では、半導体素子の電流値をもとに、当該半導体素子の温度を算出している。しかしながら、半導体素子の温度は、電流値以外の周囲環境にも左右されるため、周囲環境が変化した場合、不正確な温度が算出され、誤った異常検出が行われる可能性がある。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、冷却能力の低下を正確に検出できる、情報処理装置、異常検出方法、及び、プログラムを提供することである。
本発明の情報処理装置は、検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得する正常時温度取得手段と、検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する異常検出手段とを備える。
本発明の異常検出方法は、検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得し、検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する。
本発明のプログラムは、コンピュータに、検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得し、検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する処理を実行させる。
本発明の効果は、情報処理装置における冷却能力の低下を正確に検出できることである。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。
はじめに、本発明の第1の実施の形態の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態における、情報処理装置100の物理的な構成を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置100の構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、情報処理装置100の筺体500には、1以上のCPU200(200a〜d)と、CPU200を冷却するためのファン230(230a〜d)が配置される。ここで、各CPU200は、例えば、筺体500内のスロットに挿入されるパッケージ等に搭載される。また、各CPU200に対して、当該CPU200の温度(CPU温度)を検出するための温度センサ(温度検出部)210(210a〜d)、当該CPU200の消費電流を検出するための電流センサ(電流検出部)220(220a〜d)が配置される。なお、電流センサ220は、消費電流の代わりに、消費電流とCPU200の電圧から算出される消費電力を検出してもよい。また、ファン230の吸気口付近には、外部からの吸気の温度(吸気温度)を検出する吸気温度センサ(吸気温度検出部)240が配置される。
図3を参照すると、本発明の第1の実施の形態の情報処理装置100は、異常検出部101、ファン制御部102、正常時温度取得部103、温度取得部104、温度条件取得部105、正常時温度情報記憶部111、温度センサ210、電流センサ220、ファン230、及び、吸気温度センサ240を含む。
ここで、ファン制御部102は、ファン230の回転数(ファン回転数)を制御する。ここで、ファン制御部102は、温度センサ210、または、図示しない筺体500内部の温度センサにより検出された温度に基づいて、ファン回転数を設定する。ファン制御部102は、例えば、検出された温度が、所定の閾値を超えた場合、ファン回転数を通常より大きい値に設定し、CPU200を冷却するための風量を通常より多くする。なお、本発明の第1の実施の形態においては、ファン230a〜dの全ての回転数は、同一であると仮定する。
正常時温度情報記憶部111は、正常時温度情報120を記憶する。正常時温度情報120は、冷却能力が正常である場合の各CPU200の温度(正常時温度)を示す情報である。図4は、本発明の第1の実施の形態における正常時温度情報120の例を示す図である。図4の例では、正常時温度情報120は、各CPU200について、当該CPU200の消費電流(電力)、ファン回転数、及び、吸気温度の組に対する当該CPU200の正常時温度を示す。
なお、正常時温度情報120は、予め、管理者等により、理論値の算出、または、シミュレーション等により作成され、管理端末300から正常時温度情報記憶部111に設定される。
温度取得部104は、温度センサ210により検出されたCPU温度を取得する。
温度条件取得部105は、正常時温度を取得するための条件(温度条件)として、電流センサ220により検出された消費電流(電力)、ファン制御部102により設定されたファン回転数、及び、吸気温度センサ240により検出された吸気温度を取得する。
正常時温度取得部103は、正常時温度情報120から、消費電流(電力)、ファン回転数、及び、吸気温度の組に対する正常時温度を取得する。
異常検出部101は、正常時温度取得部103が取得した正常時温度と、温度センサ210により検出されたCPU温度との差異をもとに、冷却能力の異常を検出する。また、異常検出部101は、異常検出の結果を、管理端末300に出力する。
なお、異常検出部101とファン制御部102と正常時温度取得部103とは、CPUとプログラムを記憶した記憶媒体を含み、プログラムに基づく制御によって動作するコンピュータであってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態においては、情報処理装置100内の冷却対象をCPU200としているが、冷却対象は、LSI(Large Scale Integration)等の他のデバイスでもよい。
次に、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置100の動作について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態における、異常検出処理を示すフローチャートである。
はじめに、異常検出部101は、温度取得部104、温度条件取得部105に、それぞれ、CPU温度、温度条件の取得を指示する。
温度取得部104は、各温度センサ210にて検出されたCPU温度の値を取得し、異常検出部101に送信する(ステップS101)。例えば、温度取得部104は、CPU200aのCPU温度として、「60℃」を取得する。
温度条件取得部105は、各電流センサ220にて検出された消費電流(電力)の値を取得し、正常時温度取得部103に送信する(ステップS102)。例えば、温度条件取得部105は、CPU200aの消費電力として、「10W」を取得する。
温度条件取得部105は、ファン制御部102より、ファン回転数を取得し、正常時温度取得部103に送信する(ステップS103)。例えば、温度条件取得部105は、ファン回転数として、「6000rpm」を取得する。
温度条件取得部105は、吸気温度センサ240にて検出された吸気温度の値を取得し、正常時温度取得部103に送信する(ステップS104)。例えば、温度条件取得部105は、吸気温度として、「20℃」を取得する。
正常時温度取得部103は、各CPU200について、正常時温度情報120を参照し、検出された消費電流(電力)、ファン回転数、及び、吸気温度の組に対する正常時温度の値を取得し、異常検出部101に送信する(ステップS105)。例えば、正常時温度取得部103は、CPU200aについて、図4の正常時温度情報120の行121から、CPU消費電力「10W」、ファン回転数「6000rpm」、及び、吸気温度「20℃」の組に対する正常時温度「40℃」を取得する。
異常検出部101は、各CPU200について、ステップS101で取得したCPU温度の値と、ステップS105で取得された正常時温度の値との差異を算出する(ステップS106)。異常検出部101は、各CPU200について、算出した差異が所定の閾値を超えるかどうかを判定する(ステップS107)。
CPU200a〜dのいずれかにおいて、算出した差異が所定の閾値以上の場合(ステップS107/Yes)、異常検出部101は、冷却能力が異常であると判定し、管理端末300に、「冷却能力異常」を示すアラームを出力する(ステップS108)。例えば、所定の閾値が「10℃」の場合、CPU200aのCPU温度「60℃」と正常時温度「40℃」との差異は閾値を超過しているため、異常検出部101は、「冷却能力異常」のアラームを出力する。
このように、異常検出部101は、CPU温度と正常時温度との差異をもとに、冷却能力の異常を判断するため、例えば、図10における状態B1のように、CPU温度が高い値で安定している状態で、冷却能力の異常を検出し、アラームを出力できる。管理者は、当該アラームに対して、フィルターの目詰まりや、ファンの性能劣化、ヒートシンクの取り付け不具合、ダミーパネル未実装等の不具合要因を調査し、対処できる。
CPU200a〜dのいずれにおいても、算出した差異が所定の閾値未満の場合(ステップS107/No)、異常検出部101は、定期的に、ステップS101からS107の処理を繰り返す(ステップS108)。
なお、ステップS107、S108において、異常検出部101は、算出した差異が所定の閾値以上であるCPU200の数が所定数以上の場合、冷却能力が異常であると判定してもよい。
以上により、本発明の第1の実施の形態の動作が完了する。
次に、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、情報処理装置は、正常時温度取得部103、及び、異常検出部101を含む。
正常時温度取得部103は、検出された、デバイスの消費電流、デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、ファンによる吸気温度をもとに、ファンによる冷却能力が正常である場合のデバイスの温度である正常時温度を取得する。
異常検出部101は、検出されたデバイスの温度と取得した正常時温度との差異をもとに、ファンによる冷却能力の異常を検出する。
本発明の第1の実施の形態によれば、情報処理装置における冷却能力の低下を正確に検出できる。その理由は、正常時温度取得部103が、検出された、デバイスの消費電流、デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、ファンによる吸気温度をもとに、ファンによる冷却能力が正常である場合のデバイスの温度である正常時温度を取得し、異常検出部101が、検出されたデバイスの温度と取得した正常時温度との差異をもとに、ファンによる冷却能力の異常を検出するためである。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の第2の実施の形態においては、検出されたCPU温度と温度条件をもとに、正常時温度情報120を生成する点において、本発明の第1の実施の形態と異なる。
はじめに、本発明の第2の実施の形態の構成について説明する。
図6は、本発明の第2の実施の形態における情報処理装置100の構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態の情報処理装置100は、本発明の第1の実施の形態の構成に加えて、正常時温度情報生成部106、及び、負荷試験部107を含む。
ここで、負荷試験部107は、各CPU200に対して、負荷試験を実行する。
正常時温度情報生成部106は、CPU200に対する負荷試験時に検出されたCPU温度と温度条件をもとに、正常時温度情報120を生成する。
次に、本発明の第2の実施の形態における情報処理装置100の動作について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態における、正常時温度情報生成処理を示すフローチャートである。正常時温度情報生成処理は、例えば、管理者等により、情報処理装置100の冷却能力に問題がない(冷却能力が正常である)ことが確認された時に、当該管理者等により実行される。
はじめに、正常時温度情報生成部106は、管理端末300から、正常時温度情報生成開始の指示を受け付ける(ステップS201)。
正常時温度情報生成部106は、負荷試験部107に、CPU200に対する負荷試験の開始を指示する(ステップS202)。負荷試験部107は、CPU200に対する負荷試験を開始する。ここで、負荷試験は、例えば、各CPU200上で、当該CPUに処理負荷をかけるプログラムを実行することにより行われる。負荷試験部107は、各CPU200の負荷率(例えば、CPU使用率)を、1以上の負荷率のいずれかに設定可能であると仮定する。負荷試験部107は、負荷試験中に、負荷率を順次変化させることにより、各CPU200の消費電流(電力)を変化させる。
正常時温度情報生成部106は、負荷試験部107により、温度取得部104、温度条件取得部105に、それぞれ、CPU温度、温度条件の取得を指示する。
温度取得部104は、各温度センサ210にて検出されたCPU温度の値を取得し、正常時温度情報生成部106に送信する(ステップS203)。例えば、温度取得部104は、CPU200aのCPU温度として、「60℃」を取得する。
温度条件取得部105は、各電流センサ220にて検出された消費電流(電力)の値を取得し、正常時温度情報生成部106に送信する(ステップS204)。例えば、温度条件取得部105は、CPU200aの消費電力として、「20W」を取得する。
温度条件取得部105は、ファン制御部102より、ファン回転数を取得し、正常時温度情報生成部106に送信する(ステップS205)。例えば、温度条件取得部105は、ファン回転数として、「3000rpm」を取得する。
温度条件取得部105は、吸気温度センサ240にて検出された吸気温度の値を取得し、正常時温度情報生成部106に送信する(ステップS206)。例えば、温度条件取得部105は、吸気温度として「20℃」を取得する。
正常時温度情報生成部106は、各CPU200について、検出された消費電流(電力)、ファン回転数、及び、吸気温度の組と、検出されたCPU温度とを、正常時温度情報120に設定する。ここで、正常時温度情報生成部106は、検出されたCPU温度を、当該組に対する正常時温度として設定する(ステップS207)。例えば、正常時温度情報生成部106は、CPU200aについて、図4の正常時温度情報120の行122のように、消費電力「10W」、ファン回転数「6000rpm」、及び、吸気温度「20℃」の組を設定し、当該組に対する正常時温度に、CPU温度「60℃」を設定する。
なお、正常時温度情報生成部106は、検出された消費電流(電力)、ファン回転数、及び、吸気温度の組が既に正常時温度情報120に設定されている場合、正常時温度を、検出されたCPU温度で更新してもよいし、当該組に対する設定を中止してもよい。
ステップS203〜S207の処理が、管理端末300から正常時温度情報生成処理の終了を受け付けるまで、定期的に、繰り返される(ステップS208)。
次に、正常時温度情報生成部106は、負荷試験部107に、CPU200に対する負荷試験の終了を指示する(ステップS209)。
なお、負荷試験部107が負荷率を変化させる代わりに、ステップS203〜S207において、正常時温度情報生成部106が、負荷試験部107に負荷率を指示し、当該指示された負荷率において取得された消費電流(電力)、ファン回転数、吸気温度、及び、CPU温度を用いて、正常時温度情報120の設定を行ってもよい。
また、正常時温度情報生成部106が、負荷率に加えて、ファン制御部102により設定されるファン回転数や、情報処理装置100の周辺温度(吸気温度)を変化させながら、取得された消費電流(電力)、ファン回転数、吸気温度、及び、CPU温度を用いて、正常時温度情報120の設定を行ってもよい。
また、情報処理装置100が複数存在する場合に、管理端末300を経由する等により、生成された正常時温度情報120を他の情報処理装置100に設定してもよい。
以上により、本発明の第2の実施の形態の動作が完了する。
本発明の第2の実施の形態によれば、精度の高い正常時温度情報120を容易に設定できる。その理由は、正常時温度情報生成部106が、CPU200に対する負荷試験時に、実際に検出されたCPU温度を正常時温度として、正常時温度情報120を生成するためである。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本発明の第3の実施の形態においては、各ファン230の回転数が、対応するファン制御部102により、別々に制御される点において、本発明の第1の実施の形態と異なる。
はじめに、本発明の第3の実施の形態の構成について説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態における情報処理装置100の構成を示すブロック図である。
図8を参照すると、本発明の第3の実施の形態の情報処理装置100は、ファン230a〜dの各々に対する、ファン制御部102a〜dを含む。各ファン制御部102は、対応するファン230の回転数を制御する。ここで、各ファン230は、例えば、各CPU200に対応づけられ、各ファン230による吸気が、対応するCPU200を主に冷却できるように配置される。各ファン制御部102は、対応するCPU200の温度センサ210により検出された温度に基づいて、対応するファン230の回転数を制御する。なお、各ファン230による吸気は、対応するCPU200以外のCPU200を冷却してもよい。
正常時温度情報記憶部111は、正常時温度情報121を記憶する。図9は、本発明の第3の実施の形態における正常時温度情報121の例を示す図である。図9の例では、正常時温度情報121は、各CPU200について、当該CPU200の消費電流(電力)、複数のファン230の各々のファン回転数、及び、吸気温度の組に対する正常時温度を示す。
温度条件取得部105は、各ファン制御部102により設定された各ファン230のファン回転数を取得する。
正常時温度取得部103は、正常時温度情報121から、消費電流(電力)、複数のファン230の各々のファン回転数、及び、吸気温度の組に対する正常時温度を取得する。
本発明の第3の実施の形態における異常検出処理では、本発明の第1の実施の形態における異常検出処理(図5)のステップS106において、正常時温度取得部103が、正常時温度情報121から、消費電流(電力)、複数のファン230の各々のファン回転数、及び、吸気温度の組に対する正常時温度を取得する。
本発明の第3の実施の形態によれば、各ファン230の回転数が、対応するファン制御部102により別々に制御される場合でも、冷却能力の低下を正確に検出できる。その理由は、正常時温度取得部103が、正常時温度情報121から、検出された消費電流、複数のファン230の各々のファン回転数、及び、検出された吸気温度の組に対する正常時温度を取得するためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100 情報処理装置
101 異常検出部
102 ファン制御部
103 正常時温度取得部
104 温度取得部
105 温度条件取得部
111 正常時温度情報記憶部
120 正常時温度情報
121 正常時温度情報
500 筺体
200 CPU
230 ファン
210 温度センサ
220 電流センサ
240 吸気温度センサ
300 管理端末
101 異常検出部
102 ファン制御部
103 正常時温度取得部
104 温度取得部
105 温度条件取得部
111 正常時温度情報記憶部
120 正常時温度情報
121 正常時温度情報
500 筺体
200 CPU
230 ファン
210 温度センサ
220 電流センサ
240 吸気温度センサ
300 管理端末
Claims (10)
- 検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得する正常時温度取得手段と、
検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する異常検出手段と
を備える情報処理装置。 - さらに、前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を示す正常時温度情報を記憶する、正常時温度情報記憶手段を備え、
前記正常時温度取得手段は、前記正常時温度情報から、検出された前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を取得する
請求項1に記載の情報処理装置。 - さらに、
前記デバイスを1以上の負荷のいずれかで動作させる負荷試験手段と、
前記負荷試験手段により前記デバイスを前記1以上の負荷の各々で動作させた時に、検出された前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度として、検出された前記デバイスの温度を設定することにより、前記正常時温度情報を生成する正常時温度情報生成手段と
を備える請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記正常時温度情報は、前記デバイスの消費電流、複数の前記ファンの各々の回転数、及び、前記複数のファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を示し、
前記正常時温度取得手段は、前記正常時温度情報から、検出された前記デバイスの消費電流、前記複数のファンの各々の回転数、及び、前記複数のファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を取得する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得し、
検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する
異常検出方法。 - さらに、前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を示す正常時温度情報を記憶し、
前記正常時温度を取得する場合、前記正常時温度情報から、検出された前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を取得する
請求項5に記載の異常検出方法。 - さらに、
前記デバイスを1以上の負荷のいずれかで動作させ、
前記デバイスを前記1以上の負荷の各々で動作させた時に、検出された前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度として、検出された前記デバイスの温度を設定することにより、前記正常時温度情報を生成する
請求項6に記載の異常検出方法。 - 前記正常時温度情報は、前記デバイスの消費電流、複数の前記ファンの各々の回転数、及び、前記複数のファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を示し、
前記正常時温度を取得する場合、前記正常時温度情報から、検出された前記デバイスの消費電流、前記複数のファンの各々の回転数、及び、前記複数のファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を取得する
請求項6に記載の異常検出方法。 - コンピュータに、
検出された、デバイスの消費電流、前記デバイスを冷却するためのファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度をもとに、前記ファンによる冷却能力が正常である場合の前記デバイスの温度である正常時温度を取得し、
検出された前記デバイスの温度と前記取得した正常時温度との差異をもとに、前記ファンによる冷却能力の異常を検出する
処理を実行させるプログラム。 - さらに、前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を示す正常時温度情報を記憶し、
前記正常時温度を取得する場合、前記正常時温度情報から、検出された前記デバイスの消費電流、前記ファンの回転数、及び、前記ファンによる吸気温度の組に対する前記正常時温度を取得する
請求項9に記載のプログラム。
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