JP5218038B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
また、電子機器の形態によっては、使用時に本体をしっかりと把持できるようその本体にグリップベルトを備えている。
持ち運びできる電子機器として、例えば、ゲーム機やビデオカメラやデジタルカメラなどの撮像装置がある。
例えば撮像装置の場合、ハンドストラップは、通常、持ち運びの時に利用するものであり撮影時には不要となる。また、撮影時において、姿勢によっては画面内に入り込んでしまうなどの支障をきたす場合もある。
また、ハンドストラップから再びグリップベルトとして使用する場合には、一端側をベルト通し部に挿通する必要がある。
また、ベルト通し部は、比較的小さいリング状であり、姿勢が固定されたものではないので、ベルトの一端側を挿通する作業は必ずしも容易なものではない。
このような状況を踏まえ、電子機器の外観品位については、近年市場要望が極めて高くなっており、手からぶら下げた場合の電子機器の外観も高く維持することが望まれている。
具体的には、本体からはみ出したグリップベルトについて、それを使用しない非使用状態での見栄えをより良くすることが望まれている。
1) 輪状のストラップ(1a)と、
第1の開口部(1c3)と第2の開口部(1c5)とを有する扁平の略スリーブ状に形成され、前記第1の開口部(1c3)と前記第2の開口部(1c5)との間に前記ストラップ(1a)の2つの部位を収納すると共に前記第1及び第2の開口部(1c3)(1c5)のそれぞれから前記ストラップ(1a)が延出するよう前記ストラップ(1a)に取り付けられたパッド(1c)と、を備え、
前記第1の開口部(1c3)が、前記パッド(1c)において前記第1の開口部(1c3)に対し前記第2の開口部(1c5)とは反対側となる端部(tb)から所定の距離だけ離れた側面(1c2)に設けられているグリップベルト(1)と、
前記パッド(1c)全体を収容する凹部(51e)と、
前記凹部(51e)の底面の、前記パッド(1c)を前記側面(1c2)が前記凹部(51e)の底面(51e1)と対向するよう前記凹部(51e)に収容した状態で前記第一の開口部(1c3)と対応する位置に設けられた窪み部(59)と、前記第1の開口部(1c3)から延出する前記ストラップ(1a)の端部(tb)を前記窪み部(59)に固定する固定部(58)とを有する前記グリップベルト(1)を取り付けるグリップベルトの取り付け構造を備えたことを特徴とする電子機器(50)である。
2) 前記グリップベルトの取り付け構造はさらに、前記パッド(1c)の前記第2の開口部(1c5)から延出した前記ストラップ(1a)が挿通されると共に挿通された前記ストラップ(1a)を任意の位置で固定する固定具(2)を備えていることを特徴とする請求項2記載の電子機器(50)である。
図1は、ビデオカメラ50の外観を説明するための斜視図である。上下左右前後の方向については、図1に記載したように定義する。
記憶部56としては、HDD(ハードディスクドライブ),固体メモリーなどが用いられる。
モニター部57は、筐体51の前方側に回動支点を有して図1の矢印D1方向に筐体51に対して離設するよう回動する。
グリップベルト1は、閉じた輪として形成され、一端部A及び他端部Bで折り返されているストラップ1aと、ストラップ1aの一端部Aに固定された抜け防止具1bと、ストラップ1aを内部に挿通し、ストラップ1aの所定範囲の任意の位置に移動できるパッド1cと、を有して構成されている。
図1は、グリップベルト1をハンドストラップとしてではなくグリップベルトとして使用する状態(以下、第1のベルト状態とも称する)を示している。すなわち、ストラップ1aと筐体51との間に手を挿入できる空間S3が形成されている状態を示す。
具体的には、筐体51の長手方向長さL1が例えば110mmの場合、パッド1cは長手方向の長さL2=85mmとされている。また、パッド1cの幅はW=9mmとされ、厚さはt=3.5mmとされている。
すなわち、パッド1を凹部51eに収めることができ、その収めた状態で、境界の隙間がほとんどないように互いの外形形状が設定され、また、パッド1cの表面1c1と筐体51の外面とがほぼ連続した面となるように互いの厚さも設定されている。
図1におけるア部拡大図を用いて具体的に説明する。
凹部51eの底面51e1には窪み部59が形成され、窪み部59の上下面を連結するように金属シャフトなどの芯部材58が配設されている。他端部Bは、窪み部59内に進入し、芯部材58を捲くように取り付けられている。
芯部材58として、金属シャフトの代わりに、窪み部59の上下面を橋渡しするように底面51e1を形成してもよい。
芯部材58の設けられる位置は、凹部51eの先端から距離L3だけ後方側に寄った位置とされている。
図2に固定具2の詳細を示す。
図2は、固定具2を筐体51の後方側から見た部分的斜視図である。
アジャスタレバー2aを閉じた状態で、アジャスタレバー2aの背面2a1と、その上下方向の筐体51の表面(例えばロ部)とがほぼ連続した面となるように形成されている。
抜け防止具1bは、空間S1を通過できない大きさで形成されている。
従って、ストラップ1bは、他端部B側において芯部材58を輪の内側に配置し、一端部A側において抜け防止具1bにより固定具2から抜けないようにされているので、筐体51から取り外すことはできないようになっている。
また、固定具2には、アジャスタレバー2aの回動軸に対して径方向に突出する係合凸部2cが一対設けられている。
従って、アジャスタレバー2aを閉じる際にクリック感が得られると共に、閉じた状態で所定の力以上の力が付与されない限り、開かないようになっている。
このアジャスタレバー2aの閉状態における係止爪2dの押圧により、ストラップ1aは、自由に空間S1内を移動できる範囲内の任意の位置で、固定部2によりロックされる。
換言するならば、グリップベルト機能からハンドストラップ機能へと機能変換が行われる。
図3は、図1とほぼ同じ方向から撮像装置50を見た斜視図であり、ハンドストラップ機能を最大限発揮できる状態(以下、第2のベルト状態とも称する)を示している。
また、ストラップ1aは、固定具2より後方側において腕が通過できる空間S2を有する輪として引き出されている。
また、繰り返しとなるが、パッド1cは筐体51の外形にとけ込むように凹部51eに収容され、突出することもないので、あたかも筐体51と一体と視認されて外観品位が極めて高くなっている。
ストラップ1aは、開口部1c3と後方側端部の開口部1c5との間で収納されるように挿通される。
すなわち、ストラップ1aの前方側の出口(開口部1c3)が、前端部tbから距離L3だけ後方側に寄った位置にあり、この位置が、筐体51の芯部材58の位置と対応しているので、パッド1cが凹部51eに嵌合して収容された際に、パッド1cにより芯部材58と窪み部59とが隠されることになる。
一方、筐体51の凹部51eには、この窪み1c4に嵌合するダボ51gが設けられている(図1参照)。
この窪み1c4とダボ51gとの係合により、第1のベルト状態から第2のベルト状態への移行時に、パッド1cは、より確実に、また、よりスムースに凹部51eに収容される。
このように、凹部51eに収容されたパッド1cにより芯部材58と窪み部59とが覆われるので、これらが外部から視認されることはない。
次に、指掛かり部51fを利用して指などによりパッド1cを凹部51eから引き出して引っ張る。これにより、筐体51の後方側に引き出されハンドストラップとして利用されていたストラップ1aの輪の部分が筐体51側に引き込まれる。
そして、筐体51とパッド1cとの間に手の甲を通し、好みの押圧状態になるようにストラップ1aの位置を調整し、アジャスタレバー2aを閉状態にして固定すればよい。
また、ストラップ1aの長さは、グリップベルトとして使用する場合に、筐体51の後方からわずかに突出する程度に設定されている。
そのため、撮影時などで画面内にストラップ1aが進入することはなく、良好な撮影が行える。
凹部51eは、グリップベルト1をハンドストラップとして利用する第2のベルト状態ではパッド1aで隠れ、グリップベルト1をグリップベルトとして使用する第1のベルト状態においても、筐体51を把持する手で隠れる場所であるから、端子蓋51が外部から視認される機会はほとんどない。
従って、実施例によれば、従来、常に外部から視認されるような筐体51の外面(例えば前面)に設けなければならなかった端子蓋51などの外観品位の向上を難しくする部位をパッド1cで覆い隠せるので、グリップベルトの外観品位向上にとどまらず、撮像装置50全体の外観品位を向上させることができる。
例えば、グリップベルト1のストラップ1aを筐体52の後方側で固定すると共に前方側に固定具2を配置し、ハンドストラップとして使用する際には、ストラップ1aを筐体52の前方側に引き出すようにしてもよい。
1a ストラップ
1b 抜け防止具
1c パッド
1c1 表面
1c2 裏面
1c3 (第1の)開口部
1c4 窪み
1c5 (第2の)開口部
2 固定具
2a ジャスタレバー
2b 爪部
2c 係合凸部
50 撮像装置
51 筐体
51a 前面
51b 左側面
51c 後面
51d 右側面
51e 凹部
51e1 底面
51f 指掛かり部
51g ダボ
52 撮像レンズ
53 撮像素子
54 信号処理部
56 記憶部
57 モニター部
58 芯部材
59 窪み部
tb 前端部
Claims (2)
- 輪状のストラップと、
第1の開口部と第2の開口部とを有する扁平の略スリーブ状に形成され、前記第1の開口部と前記第2の開口部との間に前記ストラップの2つの部位を収納すると共に前記第1及び第2の開口部のそれぞれから前記ストラップが延出するよう前記ストラップに取り付けられたパッドと、を備え、
前記第1の開口部が、前記パッドにおいて前記第1の開口部に対し前記第2の開口部とは反対側となる端部から所定の距離だけ離れた側面に設けられているグリップベルトと、
前記パッド全体を収容する凹部と、
前記凹部の底面の、前記パッドを前記側面が前記凹部の底面と対向するよう前記凹部に収容した状態で前記第一の開口部と対応する位置に設けられた窪み部と、
前記第1の開口部から延出する前記ストラップの端部を前記窪み部に固定する固定部とを有する前記グリップベルトを取り付けるグリップベルトの取り付け構造を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記グリップベルトの取り付け構造はさらに、前記パッドの前記第2の開口部から延出した前記ストラップが挿通されると共に挿通された前記ストラップを任意の位置で固定する固定具を備えていることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2008333418A JP5218038B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008333418A JP5218038B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 電子機器 |
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JP2010156726A JP2010156726A (ja) | 2010-07-15 |
JP5218038B2 true JP5218038B2 (ja) | 2013-06-26 |
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JP2008333418A Active JP5218038B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 電子機器 |
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Family Cites Families (3)
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2008
- 2008-12-26 JP JP2008333418A patent/JP5218038B2/ja active Active
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