JP5217380B2 - 補正定数算出システムならびに補正定数算出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、補正定数算出システムならびに補正定数算出方法に関する。
空気調和装置は、圧縮機やファン等の各種機器を備えている。これらの機器の動力源としては、モータが良く用いられる。モータは、複数のスイッチング素子からなるモータ駆動部(以下、モータドライバと言う)と接続され、モータドライバ内の各スイッチング素子がオン及びオフを行うことで出力される駆動電圧により、回転することができる。
また、圧縮機やファン等の各種機器を適切な状態で動作させるために、モータの回転数を制御する場合がある。このようなモータの回転数制御には、モータに通電されるモータ電流が良く用いられる。ここで、モータ電流の検出方法としては、例えば特許文献1に開示されているように、モータ電流が流れる配線上に直列に接続されたシャント抵抗及びシャント抵抗の両端電圧を増幅するオペアンプ等で構成される電流検出部により、モータ電流を検出する技術が知られている。
特開2005−192358号公報
しかしながら、電流検出部を構成するシャント抵抗の値やオペアンプのゲイン等にはバラツキがあるため、電流検出部により検出されたモータ電流(即ち、電流検出部の検出結果)と実際のモータ電流との間には差が生じてしまう恐れがある。すると、この差が、電流検出部の検出結果であるモータ電流を用いて行われるモータの回転数制御に影響を及ぼす恐れがある。
そこで、本発明は、電流検出部の検出結果を補正するための補正定数を算出することができる補正定数算出システムならびに補正定数算出方法の提供を目的とする。
発明1に係る補正定数算出システムは、電流検出装置と、定電流源と、補正定数算出部とを備える。電流検出装置は、モータ及びモータドライバを含むモータ装置に接続可能なものであって、第1配線と、第2配線と、第3配線と、電流検出部と、記憶部とを有する。第1配線上には、モータに通電されモータ電流が流れる。第2配線上には、モータを駆動するためのモータドライバに通電される駆動電流が流れる。第3配線上には、第2配線を流れた後の駆動電流のみ/または第1配線及び第2配線それぞれを流れた後のモータ電流及び駆動電流が通電電流として流れる。電流検出部は、第3配線上を流れる通電電流を検出する。記憶部は、電流検出部による通電電流の検出結果を補正するための補正定数を記憶可能である。定電流源は、電流検出装置とモータ装置とが未接続の状態時に、少なくとも2種類の一定電流を配線上に流す。補正定数算出部は、電流検出部による少なくとも2種類の一定電流の検出結果に基づいて補正定数を算出し、算出した補正定数を記憶部に書き込む。そして、電流検出装置は、補正部と、算出部を更に有する。補正部は、モータ装置と接続状態の時に、電流検出部により検出された検出結果であるモータ電流と駆動電流との和を補正定数にて補正し、且つ電流検出部により検出された検出結果である駆動電流のみを補正定数にて補正する。算出部は、補正されたモータ電流と駆動電流との和から、補正された駆動電流のみを減算することで、モータ電流を算出する。
この補正定数算出システムによると、例えば電流検出装置の生産ライン時等のように電流検出装置がモータ装置に接続されていない状態の時、第3配線には定電流源が接続され、定電流源から配線に流れる少なくとも2種類の一定電流は、電流検出部により検出される。そして、この検出結果から、電流検出装置とモータ装置とが接続されている状態時の、通電電流の検出結果を補正するための補正定数が算出される。これにより、実際の電流検出装置に合致した補正定数が得られるため、電流検出部による通電電流の検出結果を適切に補正することができる。
発明2に係る補正定数算出システムは、発明1に係る補正定数算出システムであって、少なくとも2種類の一定電流のうち、いずれか1つは略0Aである。
これにより、補正定数算出部は、補正定数を算出し易くなる。
発明3に係る補正定数算出システムは、発明1または2に係る補正定数算出システムであって、パワーメータを更に備える。パワーメータは、一定電流を測定するためのものである。そして、補正定数算出部は、補正定数算出部を更に有する。補正定数算出部は、パワーメータによる一定電流の測定結果を更に用いて補正定数を算出する。
この補正定数算出システムによると、補正定数の算出には、電流検出部による検出結果に加えてパワーメータの測定結果が用いられる。従って、より実際の電流検出装置に合致した補正定数を求めることができる。
発明4に係る補正定数算出システムは、発明1〜3のいずれかに係る補正定数算出システムであって、電流検出部は、第3配線上に直列に接続されたシャント抵抗を含む。そして、定電流源は、電流検出装置とモータ装置とが未接続の状態時、各一定電流がシャント抵抗に通電されるように、第3配線に接続されている。
この補正定数算出システムによると、定電流源から出力される一定電流は、シャント抵抗に通電される。従って、シャント抵抗の両端の電圧を用いて補正定数を求めることができる。
発明5に係る補正定数算出方法は、モータ及びモータドライバを含むモータ装置に接続可能な電流検出装置において、補正定数を算出する方法である。補正定数は、電流検出装置の電流検出部による通電電流の検出結果を補正するための定数である。ここで、電流検出装置は、第1配線と、第2配線と、第3配線と、電流検出部と、記憶部とを有する。第1配線上には、モータに通電されモータ電流が流れる。第2配線上には、モータを駆動するためのモータドライバに通電される駆動電流が流れる。第3配線上には、第2配線を流れた後の駆動電流のみ/または第1配線及び第2配線それぞれを流れた後のモータ電流及び駆動電流が通電電流として流れる。電流検出部は、第3配線上を流れる通電電流を検出する。記憶部は、補正定数を記憶可能である。この補正定数算出方法は、接続ステップと、検出ステップと、補正定数算出ステップと、書き込みステップと、補正ステップと、モータ電流算出ステップとを備える。接続ステップでは、電流検出装置とモータ装置とが未接続の状態において、第3配線に定電流源を接続する。検出ステップでは、定電流源によって第3配線上に通電された少なくとも2種類の一定電流を、電流検出部が検出する。補正定数算出ステップでは、電流検出部による少なくとも2種類の一定電流の検出結果に基づいて、補正定数を算出する。書き込みステップでは、算出ステップにおいて算出した補正定数を記憶部に書き込む。補正ステップでは、電流検出装置とモータ装置とが接続状態の時に、電流検出部により検出された検出結果であるモータ電流と駆動電流との和を補正定数にて補正し、且つ電流検出部により検出された検出結果である駆動電流のみを補正定数にて補正する。モータ電流算出ステップでは、補正されたモータ電流と駆動電流との和から、補正された駆動電流のみを減算することで、モータ電流を算出する。
この補正定数算出方法によると、例えば電流検出装置の生産ライン時等のように電流検出装置がモータ装置に接続されていない状態の時、第3配線には定電流源が接続され、電流検出部は、定電流源から第3配線に流れる少なくとも2種類の一定電流を検出する。そして、この検出結果から、電流検出装置とモータ装置とが接続されている状態時の、通電電流の検出結果を補正するための補正定数を算出する。これにより、実際の電流検出装置に合致した補正定数が得られるため、電流検出部による通電電流の検出結果を適切に補正することができる。
発明6に係る補正定数算出方法は、発明5に係る補正定数算出方法であって、少なくとも2種類の一定電流のうち、いずれか1つは略0Aである。
これにより、補正定数を算出し易くなる。
発明7に係る補正定数算出方法は、発明5または6に係る補正定数算出方法であって、接続ステップでは、パワーメータを定電流源の出力に接続する。検出ステップでは、パワーメータが一定電流を測定する。補正定数算出ステップでは、パワーメータによる一定電流の測定結果を更に用いて補正定数を算出する。
この補正定数算出方法によると、補正定数の算出には、電流検出部による検出結果に加えてパワーメータの測定結果が用いられる。従って、より実際の電流検出装置に合致した補正定数を求めることができる。
発明8に係る補正定数算出方法は、発明5〜7のいずれかに係る補正定数算出方法であって、電流検出部は、第3配線上に直列に接続されたシャント抵抗を含む。そして、接続ステップでは、定電流源を、各一定電流がシャント抵抗に通電されるように、第3配線に接続する。
この補正定数算出方法によると、定電流源から出力される一定電流は、シャント抵抗に通電される。従って、シャント抵抗の両端の電圧を用いて補正定数を求めることができる。
発明1に係る補正定数算出システムによると、実際の電流検出装置に合致した補正定数が得られるため、電流検出部による通電電流の検出結果を適切に補正することができる。
発明2に係る補正定数算出システムによると、補正定数を算出し易くなる。
発明3に係る補正定数算出システムによると、より実際の電流検出装置に合致した補正定数を求めることができる。
発明4に係る補正定数算出システムによると、シャント抵抗の両端の電圧を用いて補正定数を求めることができる。
発明5に係る補正定数算出方法によると、実際の電流検出装置に合致した補正定数が得られるため、電流検出部による通電電流の検出結果を適切に補正することができる。
発明6に係る補正定数算出方法によると、補正定数を算出し易くなる。
発明7に係る補正定数算出方法によると、より実際の電流検出装置に合致した補正定数を求めることができる。
発明8に係る補正定数算出方法によると、シャント抵抗の両端の電圧を用いて補正定数を求めることができる。
以下、本発明に係る補正定数算出システム及び補正定数算出方法について、図面を用いて説明する。
(1)補正定数算出システムの構成
図1は、本発明の一実施形態に係る補正定数算出システムの構成図である。図1の補正定数算出システム1は、電流検出装置2の電流検出部24における検出結果を補正するための補正定数Htを決定する際に用いられる。特に、本実施形態に係る補正定数算出システム1は、電流検出装置2がモータ装置94と未接続の状態時に用いられる。電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態としては、例えば電流検出装置2の生産ライン時、即ち電流検出装置2が完成して出荷される前が挙げられる。このような補正定数算出システム1は、図1に示すように、電流検出装置2と、定電流源3と、パワーメータ4と、補正定数算出装置5(補正定数算出部に相当)とを備える。
尚、電流検出装置2と接続可能なモータ装置94は、図2に示すように、主としてモータ91と、モータ91を駆動させるためのモータドライバ92とを含む。本実施形態では、モータ91が、空気調和装置のファンを回転駆動させるためのファンモータである場合を例に取る。このようなモータ91に対しては、モータ91に通電されるモータ電流Imを用いてモータ91の回転数制御が行われる。この回転数制御が行われることで、ファンから室内に送られる風量を例えば一定にするような風量制御が行われる。ここで、モータ91の回転開始及び回転停止等の制御、モータ91の回転数制御によるファンの風量制御は、制御部(図示せず)により行われるものとする。そして、モータ装置94は、3本のハーネスL1,L2,L3により電流検出装置2に接続される。これらの3本のハーネスL1〜L3は、具体的には電流検出装置2及びモータ装置94の両インターフェース27,93間を接続しており、3本のハーネスL1〜L3のうち2本のハーネスL1,L2は、後述するモータ用電源装置20a及び駆動用電源装置20bそれぞれから出力される電源用のハーネスであって、残りの1本のハーネスL3は、モータ装置94のGND用のハーネスである。
(1−1)電流検出装置
電流検出装置2は、インターフェース27を介してモータ装置94と接続された場合には、モータ装置94内部のモータ91に通電されるモータ電流Imを求める。このような電流検出装置2は、図1に示すように、インターフェース27の他に、モータ用電源装置20a、駆動用電源装置20b、モータ用電源配線21、駆動用電源配線22、GND配線23(配線に相当)、電流検出部24、メモリ25及びマイクロコンピュータ26を含む。電流検出装置2に含まれるこれらの各機能部は、1つのプリント基板上に実装されている。
〔モータ用電源装置及び駆動用電源装置〕
モータ用電源装置20a及び駆動用電源装置20bは、それぞれモータ91供給用の電源(以下、モータ用電源という)及びモータドライバ92供給用の電源(以下、駆動用電源という)を生成する。ここで、モータ用電源装置20a及び駆動用電源装置20bの種類としては、ドロッパー方式の電源やスイッチング電源等が挙げられる。
〔モータ用電源配線〕
モータ用電源配線21は、モータ用電源装置20aの出力とインターフェース27とを繋ぐ配線であって、モータ用電源装置20aから出力されたモータ用電源が印加される。電流検出装置2がモータ装置94に接続されている場合、モータ用電源はハーネスL1を介してモータ装置94のモータ91に印加されるため(図2)、モータ用電源配線21上には、モータ91に通電されるモータ電流Imが流れる。
尚、このモータ電流Imは、モータ91が回転している場合にのみ、モータ用電源配線21上を流れる。
〔駆動用電源配線〕
駆動用電源配線22は、駆動用電源装置20bの出力とインターフェース27とを繋ぐ配線であって、駆動用電源装置20bから出力された駆動用電源が印加される。電流検出装置2がモータ装置94に接続されている場合、駆動用電源は、ハーネスL2を介してモータ装置94のモータドライバ92に印加されるため(図2)、駆動用電源配線22上には、モータドライバ92に通電される駆動電流Idが流れる。
尚、駆動電流Idは、モータ91が回転している場合だけではなく回転していない場合にも、駆動用電源配線22上を流れる。ここで、モータ91が回転していない場合とは、モータ91が起動していない状態であってその回転数が略0rpmである場合を言う(即ち、回転停止状態)。
〔GND配線〕
GND配線23は、各種電源装置20a,20bのGNDとインターフェース27とを繋ぐ配線である。電流検出装置2がモータ装置94に接続されていない場合には、GND配線23には定電流源3が接続される。そのため、GND配線23上には、定電流源3から出力される一定電流(後述)が流れる(図1の一定電流A,B)。また、電流検出装置2がモータ装置94に接続されている場合には、GND配線23は、ハーネスL3を介してモータ装置94におけるモータ91及びモータドライバ92の各GNDと接続される。この状態でモータ91が回転した場合、GND配線23上には、モータ電流Imを含む通電電流、より具体的にはモータ電流Imとモータドライバ92に通電された駆動電流Idとが流れる(図3の区間D。特に、区間B)。逆に、電流検出装置2がモータ装置94に接続されている状態において、モータ91が回転していない場合には、駆動電流Idのみが流れる(図3の区間A)。
〔電流検出部〕
電流検出部24は、GND配線23上を流れる電流を検出する。より具体的には、電流検出部24は、電流検出装置2がモータ装置94に接続されていない場合には、定電流源3から出力される一定電流(具体的には、図1の一定電流A,B)を検出する。また、電流検出装置2がモータ装置94に接続された状態においてモータ91が回転している場合には、電流検出部24は、通電電流、即ちモータ電流Im及び駆動電流Idを検出する(図3の区間D。特に、区間B)。逆に、電流検出装置2がモータ装置94に接続されている状態においてモータ91が回転していない場合には、電流検出部24は、駆動電流Idを検出する(図3の区間A)。
このような電流検出部24は、主として、シャント抵抗Rs及びオペアンプOP1を含む。シャント抵抗Rsは、GND配線23に直列に接続されている。オペアンプOP1の2つの入力端子は、それぞれシャント抵抗Rsの両端部に接続されており、出力端子は、マイクロコンピュータ26に接続されている。このようなオペアンプOP1は、シャント抵抗Rsの両端電圧を所定のゲインにより増幅させると、これをマイクロコンピュータ26に出力する。
〔メモリ〕
メモリ25は、補正定数算出装置5により算出された補正定数Htを記憶することができる。メモリ25の種類としては、フラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリが挙げられる。
尚、メモリ25に記憶される補正定数Htは、電流検出部24における通電電流の検出結果を補正するために用いられる。より具体的には、電流検出装置2がモータ装置94と接続された状態で出荷され、ファン用のモータ91の電流検出用として用いられている場合において、モータ91が回転している時に電流検出部24が検出した通電電流の検出結果(即ちモータ電流Im及び駆動電流Id)からモータ電流Imを求める際に、補正定数Htが用いられる。
〔マイクロコンピュータ〕
マイクロコンピュータ26は、主として、CPUと、CPUが読み出して実行するための各種プログラムを格納するROMと、CPUがプログラムを実行する際のワークメモリとして機能するRAMとで構成されている。
このようなマイクロコンピュータ26は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時に(図1)、補正定数算出装置5による補正定数Htの算出が行われる時には、電流検出部24による検出結果を取り込み、これを所定の時間でサンプリングしてA/D変換する。次いで、マイクロコンピュータ26は、A/D変換後の検出結果を、接続されている補正定数算出装置5に出力する。また、出荷後の電流検出装置2がモータ装置94と接続されており(図2)、かつモータ91の電流検出用として使用されている場合には、マイクロコンピュータ26は、メモリ25内に記憶されている補正定数Htと電流検出部24における通電電流の検出結果とに基づいて検出結果の補正及び演算を行うことで、モータ電流Imの算出を行う。
ここで、モータ電流Imの算出方法例としては、例えば以下の方法が挙げられる。尚、補正定数Htは、ハードのバラツキを含むGND配線23上の電流値に対する実際のGND配線23上の電流値を表しているとする。ハードのバラツキとしては、シャント抵抗Rsの値やオペアンプOP1のゲイン等のバラツキが挙げられる。この場合、マイクロコンピュータ26は、図3に示すように、先ずはモータ91が回転していない時の検出結果Y1に補正定数Htを乗算し、乗算後の結果を駆動電流Idと決定する(Y1×Ht=Id)。決定された駆動電流Idは、一時的にRAMに格納される。次いで、マイクロコンピュータ26は、モータ91が回転している時の検出結果Y2に補正定数Htを乗算し(Y2×Ht)、乗算後の結果から決定した駆動電流Id(即ちY1×Ht)を減算して、モータ電流Imを算出する(Im=(Y2×Ht)―(Y1×Ht))。
尚、モータ電流Imの算出時にモータ91が回転しているか否かの判断は、GND配線23上の電流値の大きさ(即ち、電流検出部24の検出結果)に基づいてマイクロコンピュータ26により行われる。具体的には、図3の区間Aのように、GND配線23上の電流値が0Aに近くかつ所定の範囲X1内に該当しており、この状態が所定時間以上(区間C以上)継続する場合には、マイクロコンピュータ26は、モータ91が回転していない状態、即ち回転停止状態であると判断する。GND配線23上の電流値が0Aに近い状態で所定時間以上継続するか否かの判断は、モータ電流Imが周期的にモータ91に通電されることで生じる区間C(即ち、モータ91回転中にモータ電流Imが略0Aとなる区間)を、誤って回転停止状態と判断しないために実行するものである。また、モータ91が回転すると、GND配線23上の電流値はモータ電流Imが含まれる分大きくなる。従って、図3の区間Bのように、GND配線23上の電流値が所定の範囲X1を越えた場合には、マイクロコンピュータ26は、モータ91が回転していると判断する。ここで、所定の範囲X1及び所定時間については、モータ装置94の仕様や実験等により予め定められているとする。
このように、メモリ25内に記憶されている補正定数Htを用いてA/D変換後の検出結果を補正及び演算し、モータ電流Imを算出することで、マイクロコンピュータ26は、精度の良いモータ電流Imを求めることができる。従って、既に述べた制御部(図示せず)は、精度の良いモータ電流Imを用いて適切なファンの風量制御を行うことができる。
(1−2)定電流源
定電流源3は、少なくとも2種類の一定電流を出力する。本実施形態に係る定電流源3は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時、各一定電流が電流検出部24のシャント抵抗Rsに通電されるように、GND配線23に接続される。具体的には、定電流源3は、図1に示すように、GND配線23上のシャント抵抗Rsに対し並列に、シャント抵抗Rsの両端部に接続される。
ここで、本実施形態では、定電流源3が2種類の一定電流を出力する場合を例に取る。そして、本実施形態では、説明の便宜上、2種類の一定電流をそれぞれ「一定電流A」「一定電流B」と言う。一定電流A及び一定電流Bのうち、一定電流Aは略0Aである。
また、図2に示すように、電流検出装置2とモータ装置94とが接続される場合には、定電流源3は、GND配線23から取り外される。即ち、定電流源3は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態の場合に限り、GND配線23に接続される。
(1−3)パワーメータ
パワーメータ4は、図1に示すように、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時に、定電流源3の出力に接続される。パワーメータ4は、定電流源3が出力する一定電流A,Bそのものを測定する。また、パワーメータ4は、補正定数算出装置5とも接続されており、測定した一定電流A,Bの測定結果を補正定数算出装置5に出力する。
尚、電流検出装置2とモータ装置94とが接続されている状態では、定電流源3がGND配線23から取り外された状態となるため、パワーメータ4も、定電流源3と共に電流検出装置2には接続されていない状態となる。
(1−4)補正定数算出装置
補正定数算出装置5は、図1に示すように、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時、電流検出装置2のメモリ25及びマイクロコンピュータ26、パワーメータ4に接続される。このような補正定数算出装置5は、補正定数Htを算出すると共に、算出した補正定数Htを電流検出装置2のメモリ25に書き込む。尚、補正定数算出装置5は、電流検出装置2のマイクロコンピュータ26とは別のマイクロコンピュータやインターフェース等で構成されている。
以下に、補正定数Htの算出方法について詳細に説明する。本実施形態に係る補正定数算出装置5は、下記の(a)〜(d)に基づいて補正定数Htを算出する。
(a)電流検出部24による一定電流Aの検出結果DIA
(b)電流検出部24による一定電流Bの検出結果DIB
(c)パワーメータ4による一定電流Aの測定結果MIA
(d)パワーメータ4による一定電流Bの測定結果MIB
より具体的には、補正定数算出装置5は、上記(a)〜(d)を下式(1)に当てはめることで、補正定数Htを算出する。
Ht=(MIB−MIA)/(DIB−DIA) ・・・(1)
検出結果DIAとしては、電流検出部24が検出した一定電流Aの値が該当する。同様に、検出結果DIBとしては、電流検出部24が検出した一定電流Bの値が該当する。しかし、これらの各値には、シャント抵抗Rsの値やオペアンプOP1のゲイン等のハードのバラツキが含まれている。一方、測定結果MIAとしては、パワーメータ4により測定されたハードのバラツキが含まれていない一定電流Aの値そのものが該当する。同様に、測定結果MIBとしては、一定電流Bの値そのものが該当する。従って、上式(1)により得られる補正定数Htは、ハードのバラツキを含む電流検出部24の検出結果と、GND配線23上を流れる実際の電流との比を表していると言える。
尚、本実施形態に係る一定電流Aは略0Aであるため、パワーメータ4による一定電流Aの測定結果MIAも略0Aである。従って、上式(1)の測定結果MIAには、“0”が代入される。また、補正定数算出装置5は、一定電流Aが“0A”であると予め認識している場合には、パワーメータ4による一定電流Aの測定結果MIAを用いず、上記(a),(b),(d)を用いて補正定数Htを算出してもよい。この場合における補正定数Htの算出には、下式(2)が用いられる。
Ht=MIB/(DIB−DIA) ・・・(2)
上述したような方法で補正定数Htが算出され、算出した補正定数Htがメモリ25に書き込まれた後、補正定数算出装置5は、定電流源3及びパワーメータ4と同様、図2に示すように、電流検出装置2には接続されていない状態となる。
また、本実施形態に係る補正定数算出装置5は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時、図1に示すように、定電流源3とも接続されている。補正定数算出装置5は、一定電流Aまたは一定電流BのGND配線23への通電指示や通電停止指示を、定電流源3に出力する。
(2)補正定数算出方法の一連の流れ
次に、補正定数算出システム1による補正定数算出方法の全体的な流れについて、図4を用いて説明する。尚、以下の動作は、電流検出装置2の出荷前、具体的には組み立てられた後の電流検出装置2がモータ装置94と未接続の状態で行われるものとする。また、パワーメータ4等の各種装置の接続動作は、補正定数算出システム1の利用者により行われるとする。
ステップS1:図1に示すように、定電流源3が、シャント抵抗Rsに対し並列にGND配線23に接続され、定電流源3の出力にはパワーメータ4が接続される(接続ステップに相当)。パワーメータ4が定電流源3の出力に接続された後、補正定数算出装置5は、定電流源3に一定電流Aの通電指示を出力する。
ステップS2:定電流源3は、一定電流AをGND配線23上に流す。電流検出部24は、GND配線23上を流れる一定電流Aを検出し、パワーメータ4は、定電流源3から出力された一定電流Aを測定する。尚、電流検出部24による一定電流Aの検出結果DIAは、マイクロコンピュータ26に出力され、A/D変換される。
ステップS3:補正定数算出装置5は、電流検出部24による一定電流Aの検出結果DIAをマイクロコンピュータ26を介して取得し、パワーメータ4による一定電流Aの測定結果MIAを、パワーメータ4から直接取得する。そして、補正定数算出装置5は、検出結果DIA及び測定結果MIAを取得した後、定電流源3に一定電流Aの通電停止指示及び一定電流Bの通電指示を出力する。
ステップS4:定電流源3は、一定電流BをGND配線23上に流す。電流検出部24は、GND配線23上を流れる一定電流Bを検出し、パワーメータ4は、定電流源3から出力された一定電流Bを測定する(ステップS2及びステップS4は、検出ステップに相当)。尚、電流検出部24による一定電流Bの検出結果DIBは、ステップS2と同様、マイクロコンピュータ26に出力され、A/D変換される。
ステップS5:補正定数算出装置5は、電流検出部24による一定電流Bの検出結果DIBをマイクロコンピュータ26を介して取得し、パワーメータ4による一定電流Bの測定結果MIBを、パワーメータ4から直接取得する。そして、補正定数算出装置5は、検出結果DIB及び測定結果MIBを取得した後、定電流源3に一定電流Bの通電停止指示を出力する。これにより、定電流源3は、一定電流BのGND配線23への通電を停止する。
ステップS6:補正定数算出装置5は、ステップS3で取得した一定電流Aの検出結果DIA及び測定結果MIAと、ステップS5で取得した一定電流Bの検出結果DIB及び測定結果MIBとを用いて、補正定数Htを算出する(算出ステップに相当)。
ステップS7:補正定数算出装置5は、ステップS6において算出した補正定数Htを、電流検出装置2のメモリ25内に書き込む。
このようにしてメモリ25内に補正定数Htが書き込まれた電流検出装置2は、補正定数算出装置5や定電流源3、パワーメータ4との接続を外され、図2に示すようにモータ装置94と接続されて空気調和装置に搭載される。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る補正定数算出システム1及び補正定数算出方法によると、例えば電流検出装置2の生産ライン時等のように電流検出装置2がモータ装置94に接続されていない状態の時、電流検出装置2のGND配線23には定電流源3が接続される。そして、定電流源3からGND配線23へは、一定電流Aまたは一定電流Bが出力され、各一定電流A,Bは、電流検出部24により検出される。この検出結果DIA,DIBから、電流検出装置2とモータ装置94とが接続されている状態時の、GND配線23に流れる通電電流の検出結果を補正するための補正定数Htが算出される。これにより、実際の電流検出装置2に合致した補正定数Htが得られるため、電流検出部24による通電電流の検出結果を適切に補正することができる。
(B)
また、補正定数算出システム1及び補正定数算出方法では、定電流源3から出力される一定電流A及び一定電流Bのうち、一定電流Aが略0Aである。これにより、補正定数算出装置5は、補正定数Htを算出し易くなる。
(C)
また、補正定数算出システム1及び補正定数算出方法によると、定電流源3の出力には、パワーメータ4が接続される。そして、補正定数算出装置5による補正定数Htの算出には、電流検出部24による検出結果DIA,DIBに加えてパワーメータ4の測定結果MIA,DIBが用いられる。従って、補正定数算出装置5は、より実際の電流検出装置2に合致した補正定数Htを求めることができる。
(D)
また、補正定数算出システム1及び補正定数算出方法によると、電流検出部24には、GND配線23上に直列に接続されたシャント抵抗Rsが含まれる。そして、定電流源3から出力される各一定電流A,Bは、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時、シャント抵抗Rsに通電される。従って、補正定数算出装置5は、シャント抵抗Rsの両端の電圧を用いて補正定数Htを求めることができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態では、電流検出装置2が、モータ91とモータドライバ92とを含むモータ装置94に接続される場合について説明した。しかし、本発明に係る電流検出装置の用途は、これに限定されない。例えば、図5に示すように、電流検出装置2’が、それぞれ個別に設けられているモータ91’及びモータドライバ92’に接続されている場合にも適用できる。
この場合、モータ91’のGND用の配線及びモータドライバ92’のGND用の配線は、別々に設けられる場合が多い(図5のL3a,L3b)。そこで、電流検出装置2’におけるGND配線も、モータ91’用のGND配線23aとモータドライバ92’用のGND配線23bとに、分けておくと良い。そして、モータ91’と電流検出装置2’とが接続され、上記実施形態のように精度の良いモータ電流Imを用いて風量制御などが行われる場合には、電流検出装置2’に係る電流検出部24がGND配線23a上を流れる通電電流(即ち、モータ電流Im)を検出可能なように、電流検出部24のシャント抵抗Rsは、GND配線23aに直列に接続されるとよい(図5及び図6)。
尚、補正定数Htを算出する場合には、定電流源3は、図6に示すように、GND配線23aのシャント抵抗Rsに対し並列にGND配線23aに接続される。これにより、定電流源3から出力される一定電流A及び一定電流Bは、GND配線23a上のシャント抵抗Rsに流れるようになる。また、パワーメータ4及び補正定数算出装置5の接続については、上記実施形態と同様であるため、説明を省略する。これにより、補正定数算出装置5は、上記実施形態と同様、モータ91’用のGND配線23a上を流れる電流の検出結果とパワーメータ4の測定結果とを用いて補正定数Htを求めることができる。
また、図5においては、モータ91’が回転した際の電流検出部24の検出結果には、駆動用電流Idが含まれていない。そこで、マイクロコンピュータ26は、モータ電流Imを算出する場合には、電流検出部24の検出結果に単に補正定数Htを乗算することで、モータ電流Imを求めることができる。
(b)
上記実施形態では、図1に示すように、補正定数Htを算出する補正定数算出装置5が、電流検出装置2や定電流源3、パワーメータ4とは個別に設けられている場合について説明した。しかし、補正定数算出装置5は、例えば図7に示すように、電流検出装置2と共にプリント基板上に実装されていてもよい。
また、補正定数Htの算出動作は、電流検出装置2と別途設けられた補正定数算出装置5により行われるのではなく、電流検出装置2内のマイクロコンピュータ26により行われてもよい。この場合のマイクロコンピュータ26は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時には、補正定数Htを算出する機能部として機能する(図8)。また、メモリ25内には補正定数Htが既に書き込まれており、電流検出装置2とモータ装置94とが接続された後は、マイクロコンピュータ26は、上記実施形態と同様、モータ電流Imを算出する機能部として機能し、補正定数Ht及び電流検出部24における通電電流の検出結果を用いてモータ電流Imを算出する(図9)。
(c)
上記実施形態では、定電流源3のGND配線23への接続やパワーメータ4の定電流源3への接続は、補正定数算出システム1を利用する利用者によりなされる場合について説明した。しかし、これらの接続動作は、利用者により行われるのではなく、自動で行われても良い。この場合、接続動作の制御を例えば補正定数算出装置5が行うことで実現できる。
(d)
上記実施形態では、一定電流A及び一定電流Bは、共に定電流源3から出力される場合について説明した。しかし、一定電流Aを出力する定電流源と一定電流Bを出力する定電流源とは、別々であってもよい。この場合、一定電流Aを出力する定電流源がGND配線23に接続され、補正定数算出装置5が一定電流Aの検出結果DIA及び測定結果MIAを取得した後、GND配線23に接続されている定電流源を、一定電流Aを出力する定電流源から一定電流Bを出力する定電流源に変更する必要がある。
(e)
上記実施形態では、定電流源3が2種類の一定電流(具体的には、一定電流A及び一定電流B)をGND配線23に流す場合について説明した。しかし、本発明に係る補正定数算出システム1では、定電流源3は2種類以上の一定電流をGND配線23に流してもよい。定電流源3がGND配線23に流す一定電流の種類が多い程、補正定数Htの算出に用いられる電流検出部24の検出結果及びパワーメータ4の測定結果が多くなるため、補正定数算出装置5は、より精度の良い補正定数Htを求めることができる。
また、この場合も、上記実施形態と同様、補正定数Htが容易に算出されるようにするため、2種類以上の一定電流のうちいずれか1つが略0Aであるとよい。
(f)
上記実施形態では、補正定数算出システム1及び補正定数算出方法が、電流検出装置2の生産ラインの過程において利用される場合を例に取り説明した。しかし、本実施形態に係る補正定数算出システム1及び補正定数算出方法が利用される時期は、生産ラインの過程に限定されない。即ち、本発明に係る補正定数算出システム1及び補正定数算出方法は、電流検出装置2とモータ装置94とが未接続の状態時であれば、どのような場合に利用されてもよい。具体的に、補正定数算出システム1及び補正定数算出方法を利用する時期としては、電流検出装置2の生産ラインの過程の他、電流検出装置2またはモータ装置94のメンテナンスを行う場合が挙げられる。
本発明に係る補正定数算出システム及び補正定数算出方法は、実際の電流検出装置に合致した補正定数を取得することができるため、電流検出部による通電電流の検出結果を適切に補正するという効果を有する。従って、本発明に係る補正定数算出システム及び補正定数算出方法は、空気調和装置内のファンモータにおけるモータ電流を正確に検出するための補正定数を算出するシステム及び方法として適用することができる。
本実施形態に係る補正定数算出システムの構成と電流検出装置内部の構成とを示す図であって、電流検出装置とモータ装置とが未接続である状態を示す図。 パワーメータ及び補正定数算出装置との接続を外され、かつモータ装置に接続されている状態の電流検出装置の内部構成と、モータ装置の内部構成とを概略的に示す図。 電流検出装置がモータ装置に接続された状態において、モータが回転を停止している状態から回転を開始した場合の、GND配線上の電流値の経時的変化を示すグラフ。 本実施形態に係る補正定数算出方法の一連の流れを説明するためのフロー図。 その他の実施形態(a)において、パワーメータ及び補正定数算出装置との接続を外され、かつモータ装置に接続されている状態の電流検出装置の内部構成と、モータ装置の内部構成とを概略的に示す図。 その他の実施形態(a)に係る補正定数算出システムの構成と電流検出装置内部の構成とを示す図であって、電流検出装置とモータ装置とが未接続である状態を示す図。 その他の実施形態(b)において、補正定数算出装置が、電流検出装置と共にプリント基板上に実装されている場合の、補正定数算出システムの構成と電流検出装置内部の構成とを示す図。 その他の実施形態(b)において、電流検出装置内のマイクロコンピュータが補正定数算出部として機能する場合の、補正定数算出システムの構成と電流検出装置内部の構成とを示す図。 その他の実施形態(b)において、電流検出装置内のマイクロコンピュータがモータ電流の算出を行う機能部として機能する場合の、電流検出装置内部の構成とモータ装置内部の構成とを示す図。
1 補正定数算出システム
2 電流検出装置
3 定電流源
4 パワーメータ
5 補正定数算出装置
20a モータ用電源装置
20b 駆動用電源装置
21 モータ用電源配線
22 駆動用電源配線
23 GND配線
24 電流検出部
25 メモリ
26 マイクロコンピュータ
27 インターフェース
91 モータ
92 モータドライバ
93 インターフェース
94 モータ装置
Rs シャント抵抗
OP1 オペアンプ
Im モータ電流
Id 駆動電流
DIA 電流検出部による一定電流Aの検出結果
DIB 電流検出部による一定電流Bの検出結果
MIA パワーメータによる一定電流Aの測定結果
MIB パワーメータによる一定電流Bの測定結果
Ht 補正定数

Claims (8)

  1. モータ(91)に通電されモータ電流が流れる第1配線(21)と、前記モータ(91)を駆動するためのモータドライバ(92)に通電される駆動電流が流れる第2配線(22)と、前記第2配線(22)を流れた後の前記駆動電流のみ/または前記第1配線及び前記第2配線それぞれを流れた後の前記モータ電流及び前記駆動電流が通電電流として流れる第3配線(23)と、前記第3配線(23)上を流れる前記通電電流を検出する電流検出部(24)と、前記電流検出部(24)による前記通電電流の検出結果を補正するための補正定数を記憶可能な記憶部(25)とを有し、前記モータ(91)及び前記モータドライバ(92)を含むモータ装置(94)に接続可能な電流検出装置(2)と、
    前記電流検出装置(2)と前記モータ装置94)とが未接続の状態時に、少なくとも2種類の一定電流を前記第3配線(23)上に流す定電流源(3)と、
    前記電流検出部(24)による少なくとも2種類の前記一定電流の検出結果に基づいて前記補正定数を算出し、算出した前記補正定数を前記記憶部(25)に書き込む補正定数算出部(5)と、
    を備え
    前記電流検出装置(2)は、
    前記モータ装置(94)と接続状態の時に、前記電流検出部(24)により検出された検出結果である前記モータ電流と前記駆動電流との和を前記補正定数にて補正し、且つ前記電流検出部(24)により検出された検出結果である前記駆動電流のみを前記補正定数にて補正する補正部と、
    補正された前記モータ電流と前記駆動電流との和から、補正された前記駆動電流のみを減算することで、前記モータ電流を算出する算出部と、
    を更に有する、
    補正定数算出システム(1)。
  2. 少なくとも2種類の前記一定電流のうち、いずれか1つは略0Aである、
    請求項1に記載の補正定数算出システム(1)。
  3. 前記一定電流を測定するためのパワーメータ(4)を更に備え、
    前記補正定数算出部(5)は、前記パワーメータ(4)による前記一定電流の測定結果を更に用いて前記補正定数を算出する補正定数算出部、を更に有する
    請求項1または2に記載の補正定数算出システム(1)。
  4. 前記電流検出部(24)は、前記第3配線(23)上に直列に接続されたシャント抵抗(Rs)を含み、
    前記定電流源(3)は、前記電流検出装置(2)と前記モータ装置94)とが未接続の状態時、各前記一定電流が前記シャント抵抗(Rs)に通電されるように前記第3配線(23)に接続されている、
    請求項1〜3のいずれかに記載の補正定数算出システム(1)。
  5. モータ(91)に通電されモータ電流が流れる第1配線(21)と、前記モータ(91)を駆動するためのモータドライバ(92)に通電される駆動電流が流れる第2配線(22)と、前記第2配線(22)を流れた後の前記駆動電流のみ/または前記第1配線及び前記第2配線それぞれを流れた後の前記モータ電流及び前記駆動電流が通電電流として流れる第3配線(23)と、前記第3配線(23)上を流れる前記通電電流を検出する電流検出部(24)と、前記電流検出部(24)による前記通電電流の検出結果を補正するための補正定数を記憶可能な記憶部(25)とを有し前記モータ(91)及び前記モータドライバ(92)を含むモータ装置(94)に接続可能な電流検出装置(2)において、前記補正定数を算出する補正定数算出方法であって、
    前記電流検出装置(2)と前記モータ装置94)とが未接続の状態において、前記第3配線(23)に定電流源(3)を接続する接続ステップと、
    前記定電流源(3)によって前記第3配線(23)上に通電された少なくとも2種類の一定電流を、前記電流検出部(24)が検出する検出ステップと、
    前記電流検出部(24)による少なくとも2種類の前記一定電流の検出結果に基づいて、前記補正定数を算出する補正定数算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出した前記補正定数を前記記憶部(25)に書き込む書き込みステップと、
    前記電流検出装置(2)と前記モータ装置(94)とが接続状態の時に、前記電流検出部(24)により検出された検出結果である前記モータ電流と前記駆動電流との和を前記補正定数にて補正し、且つ前記電流検出部(24)により検出された検出結果である前記駆動電流のみを前記補正定数にて補正する補正ステップと、
    補正された前記モータ電流と前記駆動電流との和から、補正された前記駆動電流のみを減算することで、前記モータ電流を算出するモータ電流算出ステップと、
    を備える、補正定数算出方法。
  6. 少なくとも2種類の前記一定電流のうち、いずれか1つは略0Aである、
    請求項5に記載の補正定数算出方法。
  7. 前記接続ステップでは、パワーメータ(4)を前記定電流源(3)の出力に接続し、
    前記検出ステップでは、前記パワーメータ(4)が前記一定電流を測定し、
    前記補正定数算出ステップでは、前記パワーメータ(4)による前記一定電流の測定結果を更に用いて前記補正定数を算出する、
    請求項5または6のいずれかに記載の補正定数算出方法。
  8. 前記電流検出部(24)は、前記第3配線(23)上に直列に接続されたシャント抵抗(Rs)を含み、
    前記接続ステップでは、前記定電流源(3)を、各前記一定電流が前記シャント抵抗(Rs)に通電されるように前記第3配線(23)に接続する、
    請求項5〜7のいずれかに記載の補正定数算出方法。
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