JPH08256492A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH08256492A
JPH08256492A JP8025750A JP2575096A JPH08256492A JP H08256492 A JPH08256492 A JP H08256492A JP 8025750 A JP8025750 A JP 8025750A JP 2575096 A JP2575096 A JP 2575096A JP H08256492 A JPH08256492 A JP H08256492A
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JP
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control
unit
control unit
control program
motor
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JP8025750A
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Takashi Katagiri
崇 片桐
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象の少なくとも一つを制御プログラム
で実行するモータ制御装置に関し、モータが異なった場
合でもハードウエアを変更することなく、円滑に制御す
ることが可能なモータ制御装置を提供する。 【解決手段】 通信インタフェース72は、外部から入
力される制御プログラムデータを受信すると、その制御
プログラムデータを中央処理装置77に送信する。中央
処理装置77は、前記通信インタフェース72から送ら
れた制御プログラムをメモリ107に書込む。メモリ1
07は電気的に書替え可能であり、それまで格納されて
いた制御プログラムに代えて新たな制御プログラムを格
納する。中央処理装置77は新たな制御プログラムに基
づいてサーボモータM1 〜M6 の制御を行う。したがっ
て、サーボモータM1 〜M6 の変更に際しては、制御プ
ログラムを変更し、通信インタフェース72を通じて設
定入力することで迅速に対応することができ、ROMの
交換等の手間ならびに交換に伴う経済的負担が大幅に軽
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータを駆
動制御するモータ制御装置に係り、特にサーボモータの
駆動電流、回転速度または回転位置のうちの少なくとも
一つの制御対象を制御プログラムで実行するモータ制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボット、工作機械または自動化
装置等を制御する数値制御装置や位置決め装置等では、
各回転軸の位置決めを行うものとして交流サーボモータ
が利用されている。サーボモータはサーボ制御システム
が導入された多軸モータ制御装置によって制御される。
【0003】図14に、1つの制御ユニットの構成例を
示す。図15は制御ユニットU1を例示したものであ
り、図14において、サーボモータM1 の回転位置目標
値Pref が制御信号用コネクタ205を介して入力さ
れ、位置制御部260に入力される。位置制御部260
は、エンコーダE1 からフィードバックされるエンコー
ダ信号e1から変換された位置検出値と回転位置目標値
Pref とを比較し、その差分値を速度指令sとして速度
制御部261に送る。速度制御部261はエンコーダ信
号e1から変換された速度検出値と速度指令sとを比較
し、その差分値を電流指令iとして電流制御部262に
送る。電流制御部262は、エンコーダ信号e1から得
られるサーボモータM1の 磁極位置信号と電流指令iと
電流検出器258、A/D変換器253からフィードバ
ックされる電流検出値Idet とに基づいて3相電圧指令
vを生成し、PWM信号発生部263に出力する。PW
M信号発生部263は、3相電圧指令vに基づいてPW
M信号を発生し、デッドタイム作成部251を介してイ
ンバータ252に送る。インバータ252は、入力され
たPWM信号に従ってモータ駆動電圧を発生させ、サー
ボモータM1 を駆動する。
【0004】上記電流検出器258は、インバータ25
2の駆動電流をモニターしてフィードバック制御するた
めのフィードバックループを構成し、その出力信号はA
/D変換器253でA/D変換される。
【0005】上記位置制御部260、速度制御部261
および電流制御部262は、図示してないが、この制御
ユニットU1 内に内蔵されるCPU(中央処理装置)と
ROM(読出し専用メモリ)内に格納された制御プログ
ラムによって実行される。ROMとしては、ワンタイム
ROM、マスクROM等が使用されているが、いずれに
しても一度書込んだ制御プログラムは書替え不可能であ
る。
【0006】なお、この種のモータ制御装置に関する公
知技術として特開平4−351484号公報あるいは特
開平4−351485号公報等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のモータ制御
装置の問題点は、サーボモータが変更になった場合に旧
来のモータ制御装置を使用することができず、適用上の
自由度に欠けるという点である。すなわち、上述のよう
に、従来のモータ制御装置は適用されるサーボモータの
定格や定数に合わせて制御定数を決定し、その制御定数
に基づく制御プログラムをROM化していたためであ
る。
【0008】その結果、同じ定格のサーボモータであっ
ても新旧の型式相互間で互換性がなく、新たなモータ制
御装置を構築しなければならなかった。
【0009】本発明の目的は、モータが異なった場合で
もハードウエアを変更することなく、即座に異なったモ
ータに対応する制御プログラムを実装したモータ制御装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、サーボモータの駆動電
流、回転速度または回転位置のうちの少なくともいずれ
か一つの制御対象の制御を制御プログラムで実行するモ
ータ制御装置であって、当該モータ制御装置を統括的に
制御する中央処理装置と、前記制御プログラムデータを
電気的に書替え可能に格納するメモリと、外部から入力
される制御プログラムデータを受信して前記中央処理装
置に出力可能な通信インタフェースとを備え、前記中央
処理装置は、前記通信インタフェースから送られた制御
プログラムを前記メモリに書込み可能に構成されてい
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、サーボモータの
駆動電流、回転速度または回転位置のうちの少なくとも
いずれか一つの制御対象の制御を制御プログラムで実行
するモータ制御装置であって、当該モータ制御装置を統
括的に制御する中央処理装置と、前記制御プログラムデ
ータまたは制御パラメータデータを電気的に書替え可能
に格納するメモリと、外部から入力される制御プログラ
ムデータまたは制御パラメータデータを受信して前記中
央処理装置に出力可能な通信インタフェースとを備え、
前記中央処理装置は、前記通信インタフェースから送ら
れた制御プログラムまたは制御パラメータデータを前記
メモリに書込み可能構成されている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、通信イン
タフェースは、外部から入力される制御プログラムデー
タを受信すると、その制御プログラムデータを中央処理
装置に出力する。中央処理装置は、前記通信インタフェ
ースから出力された制御プログラムをメモリに書込む。
メモリは電気的に書替え可能であり、それまで格納され
ていた制御プログラムに代えて新たな制御プログラムを
格納する。中央処理装置は新たな制御プログラムに基づ
いてサーボモータの制御を行う。したがって、サーボモ
ータの変更に伴って通信インタフェースを通じて制御プ
ログラムを変更することでモータの変更に対応すること
ができ、ROMの交換等の手間ならびに交換に伴う経済
的負担が大幅に軽減される。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、通信イン
タフェースは、外部から入力される制御プログラムデー
タまたは制御パラメータデータを受信すると、その制御
プログラムデータまたは制御パラメータデータを中央処
理装置に出力する。中央処理装置は、前記通信インタフ
ェースから送られた制御プログラムまたは制御パラメー
タデータをメモリに書込む。メモリは電気的に書替え可
能であり、それまで格納されていた制御プログラムまた
は制御パラメータデータに代えて新たな制御プログラム
または制御パラメータデータを格納する。中央処理装置
は新たな制御プログラムまたは制御パラメータデータに
基づいてサーボモータの制御を行う。したがって、サー
ボモータの変更に伴って制御プログラムまたは制御パラ
メータデータを変更し、通信インタフェースを通じて制
御プログラムを変更することでモータの対応することが
でき、ROMの交換等の手間ならびに交換に伴う経済的
負担が大幅に軽減される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。 (I) 多軸モータ制御装置の組立構造 図1に、本発明に係る多軸モータ制御装置の基本組立構
造の例を示す。図1において、ガラスエポキシ樹脂等か
らなる回路基板により構成されるバックプレーン1が鉛
直方向に設けられ、バックプレーン1の表面側には、そ
れぞれ独立した手段を構成する機能要素ごとにユニット
化された各手段2〜10が上下2列に分離されて配列固
定されている。
【0015】すなわち上側の列には、電源から供給され
る交流電力を一旦直流電力に変換する主回路電源手段で
ある主回路電源ユニット2、追加コンデンサユニット
3、4、及び小信号電源ユニット5からなる機能要素ユ
ニットが配列され、下側の列には、上記主回路電源手段
により変換された直流電力を再び交流電力に変換し該変
換された交流電力を複数、例えば、2台(2軸)のサー
ボモータのそれぞれに供給するモータ駆動手段としての
2軸インバータユニット6、7、8、制御手段としての
下位制御ユニット9及び上位制御ユニット10が配列さ
れている。このうち、追加コンデンサユニット3、4
と、小信号電源ユニット5と、上位制御ユニット10と
の少なくとも1つのユニットは、更に追加ユニットとし
て設けられている。
【0016】また、バックプレーン1の裏面側には、プ
リント配線回路が形成されており、このプリント配線回
路には、本発明の多軸モータ制御をする上で必要な回路
パターンが形成され、バックプレーン1は、上記機能要
素ごとにユニット化された各手段2〜10の固定ととも
に各手段2〜10間の必要な回路接続を行う回路基板と
しての役目も果たしている。
【0017】これらの機能要素ユニット2〜10に隣接
して、バックプレーン1の表面には電源用コネクタ12
が設けられており、この電源用コネクタ12には商用電
源11からの電源供給ケーブルが接続されている。また
下側の機能要素ユニット6〜10の下方におけるバック
プレーン1の表面には、モータ動力線用コネクタ13、
14、15が設けられている。これらのモータ動力線用
コネクタ13、14、15には、各サーボモータM1 〜
M6 に対するモータ用配線16〜21が接続されてい
る。下位制御ユニット9の下面には、エンコーダ用コネ
クタ23及びシリアル通信コネクタ24が設けられてい
る。このエンコーダ用コネクタ23には、6台分のエン
コーダ信号線22の一端が接続され、シリアル通信コネ
クタ24には、パーソナルコンピュータあるいはパラメ
ータ設定ユニット等の外部設定器26が通信線25を介
して接続される。エンコーダ用コネクタ23、シリアル
通信コネクタ24をバックプレーン1にではなく下位制
御ユニット9の下面側に設けることにより、後述するよ
うに、下位制御ユニット9とバックプレーン1との接続
コネクタ37、41の配線数の削減が促進される。
【0018】同様に、上位制御ユニット10の下面には
シリアル通信コネクタ27が設けられ、このシリアル通
信コネクタ27にはパーソナルコンピュータあるいはテ
ィーチングペンダント等の外部設定器29が通信線28
を介して接続される。
【0019】図2に、上記各機能要素ユニットの組立構
造の詳細例を示す。図2に示すように、バックプレーン
1の表面側には上側の列の各機能要素ユニット2〜5の
奥行き寸法に対応する間隔を置き、かつ互いに各機能要
素ユニット2〜5の縦寸法に対応する間隔を置いて2本
一対の上側支持フレーム43、44が配されている。同
様に、下側の列の各機能要素ユニット6〜10の奥行き
寸法に対応する間隔を置き、かつ互いに各機能要素ユニ
ット6〜10の縦寸法に対応する間隔を置いて2本一対
の下側支持フレーム45、46が配されている。上側支
持フレーム43と44間に、主回路電源ユニット2、追
加コンデンサユニット3、4、及び小信号電源ユニット
5がメンテナンスを考慮して着脱可能に取付けられ、下
側支持フレーム45と46との間には2軸インバータユ
ニット6、7、8、下位制御ユニット9及び上位制御ユ
ニット10が着脱可能に取付けられている。
【0020】主回路電源ユニット2の表面側には回生抵
抗器47が設けられている。この回生抵抗器47は、サ
ーボモータに対する減速指令時にサーボモータに発生す
る回生電力を消費吸収するためのものである。回生抵抗
器47をバックプレーン1とは逆の主回路電源ユニット
2の表面側(ユニット挿入取付方向手前)に配置したの
は、回生抵抗47は動作時においては熱源であり、その
発熱による内部回路に対する熱的影響を排除するためで
ある。
【0021】また、2軸インバータユニット6、7、8
の前面側には、各ユニット6、7、8のケーシングの外
方に突出して、冷却フィン48、49、50が設けられ
ている。この冷却フィン48、49、50は、2軸イン
バータユニット6、7、8内のインバータ52、56
(後述)に使用されるパワートランジスタ等のパワーデ
バイスから発生する熱の放熱を行う。各冷却フィン4
8、49、50の凸条片(ブレード)の延在方向は、熱
の放熱効率の面から鉛直方向が望ましい。
【0022】このように、2軸インバータユニット6、
7、8の前面側(ユニット挿入方向手前)に、冷却フィ
ン48、49、50を配置することができるのは、本発
明の如く全面のケーブルを廃し、背面のバックプレーン
1でプリント配線したことによるものである。冷却フィ
ン48〜50は、各ユニット6〜8のケーシングの外部
に突出して設けられているので、熱がケーシングの内部
にこもることがなく、内部回路に対する熱的影響を抑制
し、温度ドリフト等の回路動作の不安定化要因を排除す
ることができ、その結果、制御動作の信頼性の向上に資
することができる。
【0023】図3に、コネクタ類のバックプレーンへの
取付状態を示す。図3に示すように、バックプレーン1
の表面側には各ユニット2〜10の取付け位置に対応
し、かつ、各ユニット2〜10の背面側に設けられたユ
ニット側コネクタ(図示せず)に、例えば雄雌関係で係
合可能な基板側コネクタ30〜42が設けられている。
【0024】各ユニット2〜10のバックプレーン1へ
の配置固定に際しては、各ユニット2〜10を前面側か
らバックプレーン1に向かって挿入し、上側支持フレー
ム43、44、下側支持フレーム45、46にネジ止め
することにより、ユニット側コネクタと基板側コネクタ
30〜42とが係合接続される。バックプレーン1には
予めプリント配線層が形成されているため、各ユニット
2〜10は、バックプレーン1に設けられたプリント配
線を介して回路接続され、本発明における多軸モータ制
御装置の回路が形成される。
【0025】(II)各機能要素ユニットの回路構成及び接
続関係 図4に、各機能要素ユニットの回路構成及び接続関係を
示す。なお、図4に示す各機能要素ユニット2〜10の
バックプレーン1上の配置は図1に対応したものではな
く、電気的な接続関係を示したものである。
【0026】図4に示すように、各機能要素ユニット2
〜10は基板側コネクタ30〜42を介して電気的に接
続されている。その接続配線はバックプレーン1上に予
めプリントされたプリント配線層によって形成されてい
る。
【0027】次に各機能要素ユニットの詳細を述べる。
この多軸モータ制御装置は、大別して、大電力系統の回
路と小信号系統の回路とに分けられる。まず、大電力系
統の回路に着目して、商用電源11から供給される三相
交流電力(例えば、AC200V)は電源用コネクタ1
2を介して主回路電源ユニット2に入力される。
【0028】主回路電源ユニット2は、三相交流電力を
直流電力に変換するコンバータ2Aと、整流出力のリッ
プル成分を平滑化するコンデンサCとを含む。コンバー
タ2Aは、例えばダイオードからなる3相ブリッジ整流
回路、回生出電力を消費するための回生抵抗器及び回生
抵抗器のオンオフ回路(図示せず。)で構成される。得
られた直流流電力(例えば、DC280V)は、高電圧
電源として、追加コンデンサユニット3及び4を経てイ
ンバータ大電流用コネクタ38、39、40を介して2
軸インバータユニット6、7、8にそれぞれ供給され
る。
【0029】追加コンデンサユニット3及び4は、本発
明における多軸モータ制御装置に必要とされる駆動能力
の仕様変更に伴って平滑コンデンサの容量不足が生じた
場合に迅速に対応して容量を補填できるようにしたもの
である。
【0030】2軸インバータユニット6、7、8に供給
された直流電力は、各ユニット内に設けられたインバー
タ52、56に与えられサーボモータM1 〜M6 の駆動
電力に供される。インバータ52、56の構成について
は後述する。
【0031】小信号電源ユニット5は、低電圧電源を構
成するもので、各インバータ52、56を構成するパワ
ートランジスタのベース駆動回路、及び後述する小信号
系のユニットに対する5V電源を含み、具体的にはスイ
ッチング・レギュレータ等の定電圧電源を利用して構成
される。
【0032】次に小信号系の回路である外部設定器29
(図1参照)からの外部制御信号はシリアル通信コネク
タ27を介して上位制御ユニット10に入力される。上
位制御ユニット10は、入力された外部制御信号を下位
制御ユニット9に伝達するためのもので、下位制御ユニ
ット9の上位に属する制御ユニットである。
【0033】(III) 下位制御ユニット(6軸制御ユニッ
ト) 下位制御ユニット9は、概略、上位制御ユニット10か
らの外部制御信号、通信線28(図1参照)からシリア
ル通信コネクタ24を介して入力される制御パラメータ
設定信号、エンコーダ用コネクタ23を介してフィード
バック入力されるエンコーダE1 〜E6 からのエンコー
ダ信号e1 〜e6 、PWM信号a1 〜a6 、電流シリア
ル信号b1 〜b6 あるいはその他の内部補正信号等及び
内蔵するEEPROM107に格納された制御プログラ
ムに基づいて2軸インバータユニット6、7、8の統括
的なフィードバック制御すなわちサーボ制御を行う。し
たがって、各サーボモータM1 〜M6 は全て下位制御ユ
ニット9によって集中的に制御されることになる。
【0034】図5に、下位制御ユニット9の機能ブロッ
クを含む詳細な構成例を示す。下位制御ユニット9は、
各サーボモータM1 〜M6 のそれぞれに対応して6つの
制御ループで構成されているが、説明を簡単にするた
め、1つのモータ(第1軸)分について以下説明する。
【0053】1つの制御ループは位置制御部60、速度
制御部61、電流制御部62、PWM信号発生部63を
有し、SP(シリアル・パラレル)変換部64は2つの
制御ループで兼用される。上位制御ユニット10から軸
位置目標値Pref 、速度目標値Sref 、電流目標値Ire
f が制御上位I/Fコネクタ41、上位ボードインタフ
ェース73を介して位置制御部60、速度制御部61、
電流制御部62にそれぞれ入力される。
【0035】一方、エンコーダ信号e1 〜e6 もエンコ
ーダ用コネクタ23を介して位置制御部60、速度制御
部61、電流制御部62にそれぞれ入力される。また、
電流制御部62にはSP変換部64を介して電流検出値
Idet が入力される。
【0036】位置制御部60は、上記位置目標値Pref
とエンコーダ信号e1 から変換された位置検出値Pdet
とを比較してその差分値をsとして出力し、速度制御部
61に送る。速度制御部61は、速度指令sとエンコー
ダ信号e1 から変換された速度検出値Sdet とを比較し
て得られた差分値及び速度目標値Sref に基づいて電流
指令iを生成し、電流制御部62に送る。電流制御部6
2は、電流目標値Iref と電流指令i とを加算して得
られた電流振幅指令値をエンコーダ信号e1 から得られ
るモータ磁極位置により2相電流指令値に変換し、電流
検出値Idet 及び補正部71からのゲイン補正データc
g 、オフセット補正データco に基づいて3相電圧指令
vを生成し、PWM信号発生部63に送る。PWM信号
発生部63は、入力されたvに基づいてPWM(パルス
幅変調)信号a1 を生成し、制御インバータI/Fコネ
クタ37を通じて2軸インバータユニット6 に供給す
る。補正部71は後述する電流検出器54の検出誤差補
正手段であり、マイクロコンヒ゜ュータ57からのマイ
コンシリアル信号c1 〜c3 が67、68、69によっ
て変換されたパラレルデータに基づいてゲイン補正デー
タcg 、オフセット補正データco を生成する。
【0037】図6に、下位制御ユニット9のハードウエ
アの構成例を示す。下位制御ユニット9は、当該下位制
御ユニット9を統括的に制御するCPU77に、RAM
76、EEPROM(またはフラッシュメモリ)10
7、DP−RAM(デュアルポートRAM)79、シリ
アル通信インタフェース72、PWM信号発生部63、
SP変換部64〜66、磁極位置データ変換部74、位
置検出カウンタ75がバス78を介して接続されて成
る。DP−RAM79は、上位制御ユニット10との間
でのデータ送受のためのデータバッファとして機能し、
デュアルポートととしたのはデータ通信の高速性を重視
したからである。
【0038】図7に、下位制御ユニット9におけるCP
U77の処理内容例を示す。図7に示すように、図5で
実行される位置制御部60、速度制御部61、電流制御
部62は、全て高速なCPU77のソフトウエア処理に
よって時分割で処理される。
【0039】(IV)2軸インバータユニット 再び図4を参照して、2軸インバータユニット6、7、
8を説明する。なお、説明を簡単にするため、2軸イン
バータユニット6についてのみ説明し、同様な構成の2
軸インバータユニット7、8については説明を省略す
る。
【0040】2軸インバータユニット6は、サーボモー
タM1及びM2の2台(2軸)分のインバータを含んで
いる。なお、2軸に限らず、一般にn(複数)軸であっ
て良い。一つのインバータユニットに複数のインバータ
を含めた理由は、回路構成の簡素化ならびにコストの低
減のためである。
【0041】図4において、下位制御ユニット9からの
PWM信号a1 はデッドタイム作成部51に入力され
る。デッドタイム作成部51は、直流電力を3相交流電
力に変換するインバータ52内の1相アームに直列接続
された一対のパワートランジスタの同時ONによる貫通
電流の発生を防止するため、一対のパワートランジスタ
のターンオン・タイミングをシフトする。デッドタイム
作成部51からの出力はインバータ52に入力される。
【0042】インバータ52は、直流電力を3相交流電
力に変換する逆変換器であり、一般にパワートランジス
タを3相ブリッジに接続して構成される。インバータ5
2から出力される3相交流電力はインバータ大電流コネ
クタ38、動力線用コネクタ13を介し、モータ用配線
16(図1)を通じてサーボモータM1 に供給される。
同様に、下位制御ユニット9からのPWM信号a2 はデ
ッドタイム作成部55に入力される。上記と同様に、デ
ッドタイム作成部55からの出力はインバータ56に入
力される。インバータ56から出力される3相交流電力
はインバータ大電流用コネクタ38、動力線用コネクタ
13を介し、モータ用配線17(図1)を通じてサーボ
モータM2 に供給される。
【0043】ここで、2軸インバータユニット6内の駆
動電流検出フィードバックループについて説明する。ま
ず概要を述べると、インバータ52の3相出力の2相、
およびインバータ56の3相出力の2相からそれぞれ電
流検出器54に配線され、インバータ52と56の出力
駆動電流がモニターされる。電流検出器54は、駆動さ
れる2つのサーボモータのそれぞれに供給される交流電
力の電流値を検出するもので、インバータ52と56と
で共用されており、マイクロコンピュータ57からの切
換信号によって電流検出ゲインが切換えられる。電流検
出器54の電流検出値は、多チャネル入力・シリアル出
力型のA/D変換器53によってディジタル信号に変換
され、下位制御ユニット9のSP変換部64に送られ
る。この電流検出器54、A/D変換器53、SP変換
部64がインバータ52、56の駆動電流のフィードバ
ックループを構成する。
【0044】(V) 電流検出器 図8に、2軸インバータユニット6におけるA/D変換
器53及び電流検出器54の詳細回路例及び下位制御ユ
ニット9との接続関係を示す。図8に示すように、イン
バータ52の出力配線に電流検出用抵抗器RA1 、RB
1 が介挿され、電流検出用抵抗器RA1 の両端電圧がイ
ンバータ52の1相目(A相)の駆動電流検出信号とし
て絶縁アンプ82に、電流検出用抵抗器RB1 の両端電
圧がインバータ52の2相目(B相)の駆動電流検出信
号として絶縁アンプ83にそれぞれ入力される。同様
に、インバータ56の出力配線に電流検出用抵抗器RA
2 、RB2 が介挿され、電流検出用抵抗器RA2 の両端
電圧がインバータ56の1相目(A相)の駆動電流検出
信号として絶縁アンプ84に、電流検出用抵抗器RB2
の両端電圧がインバータ56の2相目(B相)の駆動電
流検出信号として絶縁アンプ85にそれぞれ入力され
る。
【0045】絶縁アンプ82〜85は大電力系のインバ
ータ52、56の出力配線とフィードバックループの小
信号系とを電気的に絶縁するためのアンプであり、電気
/光/電気変換もしくは電気/磁気/電気変換により構
成される。絶縁アンプ82〜85の出力信号は可変ゲイ
ンアンプ86〜89に入力される。
【0046】可変ゲインアンプ86〜89はオペアンプ
で構成され、制御対象であるサーボモータM1 〜M6 に
定格の異なるもの(例えば、5A(アンペア)のモー
タ、10Aのモータ等)を使用する場合等、仕様の変更
が生じた場合にも対応することができるよう考慮された
ものである。すなわち、従来(図14)では、対象とな
るサーボモータM1 〜M6 が異なった定格のものに交換
された場合、駆動するモータ制御装置U1 〜U6 も新た
なサーボモータM1 〜M6 の定格に合わせて交換し、ケ
ーブル201、209、210の再配線が必要であっ
た。しかし、本実施形態のように、追加コンデンサユニ
ット3、4(図1、図4参照)を着脱可能とし、可変ゲ
インアンプ86〜89を用いることで多軸モータ制御装
置の新たな設計製作をする必要がなくなる。
【0047】図9に、可変ゲインアンプ86の回路例
(87〜89も同様である)を示す。図9に示すよう
に、可変ゲインアンプ86は、オペアンプ101のフィ
ードバック抵抗(2R,R,R)を切換スイッチSW1
,SW2 により切換えてオペアンプ101のゲインす
なわち増幅度を変更する構成となっている。切換スイッ
チSW1 ,SW2 は、アナログスイッチで実現可能であ
り、マイクロコンピューター57からのゲイン切換信号
fによって切換えられる。この回路では、ゲインは2段
階に切換え可能であるが、一般にn(複数)段階の切換
えとすることができ、かかる転用は本発明の技術的範囲
に属する。切換え動作は、ゲイン切換信号fの論理
『1』の場合に切換スイッチSW1 がONで、ゲイン切
換信号fの論理『0』の場合に切換スイッチSW2 がO
Nとなる。
【0048】(VI)A/D変換器 再び図8を参照して、A/D変換器53は、4チャネル
入力・シリアル出力型のA/D変換器で構成され、電流
検出器54と同様にインバータ52と56とで共用され
る。図8に示すように、A/D変換器53は入力切換部
90及びA/D変換部91からなる。入力切換部90は
可変ゲインアンプ86〜89からの4チャネルの電流検
出値信号を選択的にA/D変換部91に伝達するための
セレクタであり、A/D変換制御部94から出力される
指令信号DIによってクロック信号SCLKに同期して
4チャネルの電流検出値信号の一つをA/D変換部91
に通過させる。A/D変換部91はA/D変換制御部9
4からのストロー部信号−CONVによってクロック信
号SCLKに同期して電流検出値信号をディジタル信号
に変換し、変換された電流検出値信号DO12を9のSP
変換部64に送出する。なお、シリアル電流検出値信号
DO12は、1軸と2軸の電流検出値を時分割で送出する
ものであり、同一タイミングで2軸の電流検出値を含む
ものではない。
【0049】このように、2軸の電流検出値をA/D変
換する場合に、4チャネル入力・シリアル出力型のA/
D変換器53を用い、しかも2軸で共用することによ
り、図12に示すように、信号線の数を6軸分で6本に
削減することができ、かつそれに伴って信号ピンの数も
6本となり、信号線数の削減、並びにコネクタの小形
化、さらには2軸インバータユニット6自体の小形化も
可能となる。
【0050】以上説明したA/D変換器の構成の違いに
よる信号ピン数の従来技術と本発明における違いを図1
3に示す。従来では、例えば、各インバータにそれぞれ
2チャネル入力・12ビットパラレル出力型のA/D変
換器が用いられ、この場合、下位制御ユニット9との間
に接続される信号線は、6軸分で合計で少なくとも19
本[12本(A/D変換器出力)+1本(チャネル切換
信号線)+6本(6つのA/D変換器の選択信号線)]
が必要とされ、信号線の数に対応するコネクタの信号ピ
ンの数も19本必要であるのに対し、本発明において
は、図13に示すように、構成を非常に簡略にすること
ができる。
【0051】(VII) 電流検出器におけるオフセット補正
及びゲイン補正 図8に示す可変ゲインアンプ86〜89のゲイン切換え
を行う場合、使用するモータの定格電流に合わせてゲイ
ンのキャリブレーション(較正)を行うことが制御精度
を維持する上で重要である。また、オペアンプ一般の誤
差特性として、オフセットがあり、個々のオペアンプに
よってもバラツキがある。因みに、従来ではオフセット
補正はオペアンプに付属する可変抵抗により手動調整し
ていたが、作業効率が悪かった。
【0052】このようなことから、下位制御ユニット9
には、2軸インバータユニット6、7、8の各電流検出
器54でのゲイン切換えに伴うゲイン補正及びオフセッ
ト補正を自動的かつディジタル的に行う補正手段が設け
られている。
【0053】図10に、可変ゲインアンプ86〜89の
オフセット補正及びゲイン補正の補正回路の原理を示
す。図10に示すように、このオフセット補正及びゲイ
ン補正は、2軸インバータユニット6、7、8から送ら
れる6軸分のDO12、DO34、DO56のシリアルデータ
が、SP変換部64〜66によってパラレルデータ(1
2チャネル分)に変換され、そのDO12、DO34、DO
56から補正部71で生成されたオフセット補正データc
o を引算器92において引き算することによりオフセッ
ト成分を除去し、さらにそのオフセット成分が除去され
た正しい値に対して当該多軸モータ制御装置に必要とさ
れるゲインに対応するゲイン補正データcg を掛算器9
3において掛合わせ、かくして得られた12チャネル分
のオフセット補正及びゲイン補正済みの電流検出値デー
タを電流制御部62にフィードバックさせようとするも
のである。
【0054】図11に、上記オフセット補正及びゲイン
補正を自動的に行なう補正回路の詳細例を示す。まず、
オフセット調整を行う。そのためには、絶縁アンプ82
〜85、可変ゲインアンプ86〜89、入力切替部9
0、A/D変換部91の合計したオフセット量がどの位
あるかを知らなければならない。例として、絶縁アンプ
82、可変ゲインアンプ86、入力切替部90、A/D
変換部91の合計したオフセット調整及びゲイン調整方
法を説明する。他の3チャネルについても同様である。
【0055】このオフセット量の検出のため、インバー
タ52、56の出力線にはダミー電流を流さず(ゼロ
[A])、このときのA/D変換器53の出力データ
(電流検出値)を64を介して取り込み、SP−OUT
として引算器97に入力する。また、メモリ95からは
目標値REF(ゼロ[A])のデータ を目標値切換部
96を介して引算器97に送る。このとき、電流検出用
抵抗器RA1、RA2 の電圧降下は生じておらず、本来
A/D変換器53から出力される電流検出値はゼロ
〔A〕のはずである。
【0056】したがって、このとき引算器97で算出さ
れた差分値は絶縁アンプ82、可変ゲインアンプ86、
入力切替部90、及びA/D変換部91の合計したオフ
セット成分に相当することがわかる。そこで、この差分
値を可変ゲインアンプ86のオフセット補正データco
として補正動作切換部98を介して補正データメモリ9
9に保持しておくと同時に、SP変換部67によりシリ
アルデータに変換した後、マイクロコンヒ゜ュータ57
を経由してEEPROM59に書込む。
【0057】次いで、5〔A〕動作モードのゲイン補正
データcg の算出及びEEPROM59への書込みを行
う。まず、インバータ52の出力線に、定電流源10
4、プローブ切替器105及びプローブ106により、
5〔A〕のダミー電流を流し、このときの電流検出用抵
抗器RA1 の端子電圧(すなわち、電流検出値)を検出
し、そのデータを引算器97に与える。一方、メモリ9
5から目標値REF5 (5〔A〕)を引算器97に与
え、補正データメモリ99からオフセット補正データc
o を読み出して引算器97に与える。この状態で引算器
97において引き算を行うことにより、オフセット成分
の含まれない、5〔A〕動作モードでのゲイン補正デー
タcg が求められる。このゲイン補正データcg は補正
データメモリ99に格納されると共に、SP変換部67
を介してマイクロコンヒ゜ュータ57に送られ、EEP
ROM59に書込まれる。
【0058】次いで、10〔A〕動作モードのゲイン補
正データcg の算出及びEEPROM59への書込みを
行う。5〔A〕動作モードの場合と同様に、まず、イン
バータ52の出力線に定電流源104、プローブ切替器
105及びプローブ106により、10〔A〕のダミー
電流を流し、このときの電流検出用抵抗器RA1 の端子
電圧(すなわち、電流検出値)を検出し、そのデータを
引算器97に与える。一方、メモリ95から目標値RE
F10(10〔A〕)を引算器97に与え、さらに、補正
データメモリ99からオフセット補正データco を読み
出して引算器97に与える。この状態で引算器97にお
いて引き算を行うことにより、オフセット成分の含まれ
ない、10〔A〕動作モードでのゲイン補正データcg
が求められる。このゲイン補正データcg は補正データ
メモリ99に格納されると共に、SP変換部67を介し
てマイクロコンヒ゜ュータ57に送られ、EEPROM
59に書込まれる。
【0059】以下同様に、上述の操作を他の3チャネル
(RB1 、RA2 、RB2 の系)について行うことによ
り、それぞれのオフセット補正データco 及びゲイン補
正データcg が求められ、EEPROM59に自動的に
書込まれる。
【0060】なお、以上の一連の動作はEEPROM書
込み制御部100のタイミング制御により実行される。
EEPROM書込み制御部100は外部からの開始信号
によって動作を行う。
【0061】このようにして書込まれたオフセット補正
データco 及びゲイン補正データcg は、当該多軸モー
タ制御装置の制御動作時EEPROM59からマイクロ
コンヒ゜ュータ57を経由して下位制御ユニット9の電
流制御部62に供される。
【0062】以上のようにオフセット補正データco 及
びゲイン補正データcg を自動生成することができるの
で調整効率が向上し、さらにディジタル的に行われるの
で精度を向上させることができる。
【0063】(VIII)制御プログラム等の外部からの設定
システム 本発明のモータ制御装置は、外部から制御プログラムお
よび/または制御パラメータを変更可能に構成されてい
る。
【0064】すなわち、上位制御ユニット10には、図
1に示すように、外部設定器29が接続され、上位制御
ユニット10は、図5に示すように、制御上位I/Fコ
ネクタ41を介して下位制御ユニット9内の上位ボード
インタフェース73に接続され、さらにハードウエアと
しては、図6に示すようにDP−RAM79を介して下
位制御ユニット9内のCPU77およびEEPROM1
07に接続されている。このEEPROM107内には
当該モータ制御装置の制御プログラムが格納されてい
る。
【0065】また、下位制御ユニット9には、図1示す
ように、シリアル通信用コネクタ24を介して外部設定
器26が接続され、このコネクタ24は下位制御ユニッ
ト9内のシリアル通信インタフェース72(図6)に接
続されている。このシリアル通信インタフェース72
は、図6に示すように下位制御ユニット9内のCPU7
7およびEEPROM107に接続されている。このE
EPROM107内には当該モータ制御装置の制御プロ
グラムの他に、制御パラメータ(例えば、制御ゲイン、
制限値等)が格納されている。
【0066】以上の構成において、制御対象となるサー
ボモータM1 〜M6 のいずれか、または全部が交換され
た場合に、新たなサーボモータM1 〜M6 の定格、定数
に合わせて制御プログラムあるいは制御パラメータを変
更しなければならない。この場合、外部設定器29(図
1参照)より新しい制御プログラムデータを入力する
と、そのデータは上位制御ユニット10を介して下位制
御ユニット9のDP−RAM79に入力される。DP−
RAM79は新しい制御プログラムデータをCPU77
に送る。CPU77は新しい制御プログラムデータをE
EPROM107に書込み、データを更新する。従っ
て、CPU77は、これ以降新しい制御プログラムに基
づいてモータ制御を行うことになる。
【0067】一方、制御パラメータに変更が生じた場
合、外部設定器26(図1参照)より新しい制御パラメ
ータデータを入力すると、そのデータは下位制御ユニッ
ト9のシリアル通信インタフェース72に入力される。
シリアル通信インタフェース72は新しい制御パラメー
タデータをパラレルデータとしてCPU77に送る。C
PU77は新しい制御パラメータデータをEEPROM
107に書込み、データを更新する。従って、CPU7
7は、これ以降新しい制御パラメータに基づいてモータ
制御を行うことになる。なお、上記制御プログラムの更
新動作と制御パラメータの更新動作とは互いに独立して
選択的に実行可能である。
【0068】また、外部設定器26による制御プログラ
ムの更新、外部設定器29による制御パラメータの更新
も可能である。
【0069】このように、事後的に制御プログラムの更
新と制御パラメータの更新を行うことができるので、モ
ータの変更に伴うハードウエアの交換が不要となり、メ
ンテナンスコストの低減が可能となり、またモータ制御
装置の立ち上げの迅速化を図ることが可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上の通り、請求項1に記載の発明によ
れば、サーボモータの変更に際しては、変更された制御
プログラムを通信インタフェースを通じて設定入力する
ことで迅速に対応することができ、ROMの交換等の手
間ならびに交換に伴う経済的負担が大幅に軽減される。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、サーボモ
ータの変更に際しては、変更された制御プログラムまた
は制御パラメータを通信インタフェースを通じて設定入
力することで迅速に対応することができ、ROMの交換
等の手間ならびに交換に伴う経済的負担が大幅に軽減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例における各ユニットの組
立構造の概要を示す外観斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施例における各ユニットの組
立構造の詳細を示す外観斜視図である。
【図3】図3は本発明の実施例におけるコネクタ類のバ
ックプレーンへの取付状態を示す外観斜視図である。
【図4】図4は本発明の実施例における各ユニットの構
成および接続関係を示すブロック図である。
【図5】図5は下位制御ユニットの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図6は下位制御ユニットのハードウエアの構成
例を示すブロック図である。
【図7】図7は下位制御ユニットのCPUの処理内容例
を示すブロック図である。
【図8】図8は2軸インバータユニットにおける電流検
出器周辺の回路を示すブロック図である。
【図9】図9は2軸インバータユニットにおける可変ゲ
インアンプの例を示す回路図である。
【図10】図10は電流検出器のオフセット補正および
ゲイン補正の補正回路の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図11】図11は電流検出器のオフセット補正および
ゲイン補正の自動補正回路の詳細例を示すブロック図で
ある。
【図12】図12は2軸インバータユニットと下位制御
ユニットとの配線関係を示すブロック図である。
【図13】図13は2軸インバータユニットと下位制御
ユニットとコネクタ信号ピン数の新旧比較例を示す説明
図である。
【図14】図14は従来の多軸モータ制御装置における
1軸分のユニット構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 バックプレーン 2 主回路電源ユニット 3、4 追加コンデンサユニット 5 小信号電源ユニット 6、7、8 インバータユニット(2軸) 9 下位制御ユニット(6軸) 10 上位制御ユニット 11 商用電源 24 シリアル通信用コネクタ 25 通信線 26 外部設定器 27 シリアル通信用コネクタ 28 通信線 29 外部設定器 34〜36 インバータ小信号用コネクタ 37 制御インバータI/Fコネクタ 38〜40 インバータ大電流用コネクタ 41 制御上位I/Fコネクタ 42 上位コネクタ 52 インバータ 53 A/D変換器 54 電流検出器 56 インバータ 57 マイクロコンヒ゜ュータ 59 EEPROM 72 シリアル通信インタフェース 73 上位ボードインタフェース 74 磁極位置データ変換部 75 位置検出カウンタ 76 RAM 77 CPU 78 バス 79 DP−RAM 82〜85 絶縁アンプ 86〜89 可変ゲインアンプ 100 EEPROM書込制御部 101 オペアンプ 102 インバータゲート M1 〜M6 サーボモータ a1 〜a6 PWM信号 b1 〜b3 電流シリアル信号 c1 〜c3 マイコンシリアル信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータの駆動電流、回転速度また
    は回転位置のうちの少なくともいずれか一つの制御対象
    の制御を制御プログラムで実行するモータ制御装置であ
    って、 当該モータ制御装置を統括的に制御する中央処理装置
    と、前記制御プログラムデータを電気的に書替え可能に
    格納するメモリと、外部から入力される制御プログラム
    データを受信して前記中央処理装置に出力可能な通信イ
    ンタフェースとを備え、 前記中央処理装置は、前記通信インタフェースから送ら
    れた制御プログラムを前記メモリに書込み可能に構成さ
    れていることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 サーボモータの駆動電流、回転速度また
    は回転位置のうちの少なくともいずれか一つの制御対象
    の制御を制御プログラムで実行するモータ制御装置であ
    って、 当該モータ制御装置を統括的に制御する中央処理装置
    と、前記制御プログラムデータまたは制御パラメータデ
    ータを電気的に書替え可能に格納するメモリと、外部か
    ら入力される制御プログラムデータまたは制御パラメー
    タデータを受信して前記中央処理装置に出力可能な通信
    インタフェースとを備え、 前記中央処理装置は、前記通信インタフェースから送ら
    れた制御プログラムまたは制御パラメータデータを前記
    メモリに書込み可能構成されていることを特徴とするモ
    ータ制御装置。
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