JPH08256499A - 多軸モータ制御装置 - Google Patents

多軸モータ制御装置

Info

Publication number
JPH08256499A
JPH08256499A JP8025747A JP2574796A JPH08256499A JP H08256499 A JPH08256499 A JP H08256499A JP 8025747 A JP8025747 A JP 8025747A JP 2574796 A JP2574796 A JP 2574796A JP H08256499 A JPH08256499 A JP H08256499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
converter
control device
current detection
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8025747A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Katagiri
崇 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8025747A priority Critical patent/JPH08256499A/ja
Publication of JPH08256499A publication Critical patent/JPH08256499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流検出器の出力信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器の改良、および電流検出器のゲイン
調整ならびにオフセット調整の容易化に好適な多軸モー
タ制御装置に関し、配線数の削減等に基づく装置構成の
簡素化、調整手間の低減化を図り、さらには制御動作の
信頼性を向上し得る多軸モータ制御装置を提供する。 【解決手段】 モータ駆動手段、電流検出手段及びA/
D変換器が、複数のサーボモータのうち2つ以上のサー
ボモータを1単位として同一のケーシング内に一体に収
納され、前記A/D変換器は、上記1単位を構成するサ
ーボモータの数に対応する数の電流検出手段からの出力
信号が入力され、上記電流検出手段からの出力信号が選
択的にA/D変換される多チャネル入力シリアル出力型
A/D変換器から構成され、このA/D変換器はケーシ
ング内の複数の電流検出手段に兼用されることとなり、
各サーボモータごとの制御手段のそれぞれにA/D変換
器を設ける必要がなくなるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサーボモー
タを駆動制御する多軸モータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボット、工作機械または自動化
装置等を制御する数値制御装置や位置決め装置等では、
各回転軸の位置決めを行うものとして交流サーボモータ
が利用されている。サーボモータはサーボ制御システム
が導入されたモータ制御装置によって制御される。
【0003】図14に、従来技術における複数のサーボ
モータを駆動制御する多軸モータ制御装置の外観構成を
示す。この多軸モータ制御装置は6台のサーボモータを
駆動制御する構成になっており、各サーボモータごとに
専用の制御ユニットU1 〜U6 が設けられている。各制
御ユニットU1 〜U6 は、各制御ユニットU1 〜U6に
外部制御器202からの制御命令を伝達するための上位
制御ユニットUh とともに一列に集合並置されている。
各制御ユニットU1 〜U6 及び上位制御ユニットUh は
個別にケーシング内に収納されており、それぞれ前面側
に必要な電気配線を行うための多数のコネクタ類が設け
られている。
【0004】これらのコネクタは電源配線用、信号線
用、モータ駆動用に大別される。1つの制御ユニット、
例えば第6軸用の制御ユニットU6 には、シリアル通信
用コネクタ204、制御信号用コネクタ205、エンコ
ーダ用コネクタ206、モータ動力線用コネクタ20
7、及び電源用コネクタ211が設けられている。この
ため、電源200から各制御ユニットU1 〜U6 の電源
用コネクタ211に対して個別に電源配線が行われ、各
サーボモータM1 〜M6 には各モータ動力線用コネクタ
207に対して配線する必要があり、さらにエンコーダ
E1 〜E6 に対しても同様に各エンコーダ用コネクタ2
06に配線を行う必要がある。加えて、上位制御ユニッ
トUh から各制御U1 〜U6 に制御信号を伝送するため
に各制御信号用コネクタ205に対して渡り配線が必要
である。その他、これ以外にも原則として各制御ユニッ
トU1 〜U6 単位での個別の配線が行われている。
【0005】図15に、1つの制御ユニットの構成例を
示す。図15は制御ユニットU1を例示したものであ
り、図15において、サーボモータM1 の回転位置目標
値Pref が制御信号用コネクタ205を介して入力さ
れ、位置制御部260に入力される。位置制御部260
は、エンコーダE1 からフィードバックされるエンコー
ダ信号e1から変換された位置検出値と回転位置目標値
Pref とを比較し、その差分値を速度指令sとして速度
制御部261に送る。速度制御部261はエンコーダ信
号e1から変換された速度検出値と速度指令sとを比較
し、その差分値を電流指令iとして電流制御部262に
送る。電流制御部262は、エンコーダ信号e1から得
られるサーボモータM1の 磁極位置信号と電流指令iと
電流検出器258、A/D変換器253からフィードバ
ックされる電流検出値Idet とに基づいて3相電圧指令
vを生成し、PWM信号発生部263に出力する。PW
M信号発生部263は、3相電圧指令vに基づいてPW
M信号を発生し、デッドタイム作成部251を介してイ
ンバータ252に送る。インバータ252は、入力され
たPWM信号に従ってモータ駆動電圧を発生させ、サー
ボモータM1 を駆動する。
【0006】上記電流検出器258は、インバータ25
2の駆動電流をモニターしてフィードバック制御するた
めのフィードバックループを構成し、その出力信号はA
/D変換器253でA/D変換され、電流制御部262
に送られる。
【0007】モータ制御装置における上記電流検出器2
58の出力には、一般にそれぞれオフセット誤差及びゲ
イン誤差が含まれており、これらの誤差のためにサーボ
モータに供給される電流値が電流指令値に一致しないと
いう問題がある。これらのゲイン調整及びオフセット調
整手間を改善する公知技術としては、特開平5−917
80号公報が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の多軸モータ
制御装置では、各サーボモータに1対1で対応して各制
御ユニットが設けられ、各制御ユニットごとにA/D変
換器が設けられている。一般に、A/D変換器は高価で
あり、各制御ユニットごとに装備することは製造コスト
の上昇原因にもなる。また、従来のA/D変換器253
は2チャネル入力12ビットパラレル出力型のものであ
るため、配線数が多く、プリント基板面積が大きくな
り、コネクタ信号ピン数も多くなり、配線コストが高い
ものとなる。
【0009】また、電流検出器258にはオフセット誤
差があるため、オフセット調整が必要であるが、従来で
は電流検出器258に付属する可変抵抗器により手動で
調整を行っていた。さらに電流検出器258のゲイン調
整も手動で行われているため、調整コストが増大する傾
向にあった。これに対して、上記特開平5−91780
号公報に開示される改善技術もあるが、これに開示の技
術においても依然としてゲイ調整又はオフセット調整の
調整工程が多く、改善の余地がある。
【0010】本発明の第1の目的は、電流検出器の出力
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器を改良し
て配線数を減少させ、装置構成の簡素化を可能とする多
軸モータ制御装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、電流検出器
のゲイン調整並びにオフセット調整の容易化を図り、制
御動作の信頼性を向上し得る多軸モータ制御装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、直流電力を交流電力に変
換して複数のサーボモータのそれぞれに個別に供給する
複数のモータ駆動手段と、前記供給された交流電力の電
流値を検出して前記モータ駆動手段にフィードバックす
る電流検出手段と、この電流検出手段の出力信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器とが設けられ、前記
複数のサーボモータを個別にフィードバック制御する多
軸モータ制御装置であって、前記モータ駆動手段、電流
検出手段及びA/D変換器が、上記複数のサーボモータ
のうち2つ以上のサーボモータを1単位として同一のケ
ーシング内に一体に収納され、前記A/D変換器は、上
記1単位を構成するサーボモータの数に対応する数の電
流検出手段からの出力信号が入力され、上記電流検出手
段からの出力信号が選択的にA/D変換される多チャネ
ル入力シリアル出力型A/D変換器から構成される。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
多軸モータ制御装置において、A/D変換器には、A/
D変換部と、1単位を構成するサーボモータの数に対応
する数の電流検出手段からの出力信号を選択的に上記A
/D変換部とが設けられ、上記A/D変換部からの変換
信号がシリアル信号形式で出力されるように構成され
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
多軸モータ制御装置において、2つのサーボモータを駆
動する2つのモータ駆動手段と、これら2つのモータ駆
動手段による上記サーボモータへの駆動電流を検出する
2つの電流検出手段と、一つのA/D変換部と、上記2
つの電流検出手段からの出力信号を受けて選択的に上記
A/D変換部に伝達するための一つの入力切換部と、が
設けられて構成される。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
多軸モータ制御装置において、2つ以上のサーボモータ
を駆動するためのモータ駆動手段、電流検出手段及びA
/D変換部が、ユニットを構成する1単位としてケーシ
ング内に一体に収納され、上記ユニットが複数設けられ
ているとともに、上記ユニット内の各A/D変換部から
の変換信号が入力される一つのサーボ制御用の制御ユニ
ットが設けられ、上記制御ユニットでは、前記各A/D
変換器からのシリアル信号をパラレル信号形式で処理す
るシリアルパラレル変換部が設けられて構成される。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
多軸モータ制御装置において、電流検出手段には、駆動
電流検出信号が入力される絶縁アンプと、当該絶縁アン
プの出力が入力される可変ゲインアンプと、が設けられ
て構成される。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項2記載の
多軸モータ制御装置において、電流検出手段のゲイン調
整情報及びオフセット調整情報が格納されたメモリが設
けられ、前記電流検出手段は、駆動電流検出信号が入力
される絶縁アンプと、当該絶縁アンプの出力が入力され
る可変ゲインアンプと、を有し、上記オフセット調整情
報は、前記絶縁アンプと可変ゲインアンプ及び入力切換
部とA/D変換部との合計オフセット成分に相当するオ
フセット補正データを前記メモリに格納して構成され
る。
【0018】請求項7に記載の発明は、直流電力を交流
電力に変換して複数のサーボモータのそれぞれに個別に
供給する複数のモータ駆動手段と、前記供給された交流
電力の電流値を検出して前記モータ駆動手段にフィード
バックする電流検出手段とが設けられ、前記複数のサー
ボモータを個別にフィードバック制御する多軸モータ制
御装置であって、前記モータ駆動手段と、電流検出手段
と、この電流検出手段のゲイン調整情報及びオフセット
調整情報が格納されたメモリとが、上記複数のサーボモ
ータのうち2つ以上のサーボモータを1単位として同一
のケーシング内に一体に収納されて構成される。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
多軸モータ制御装置において、ケーシング内には、電流
検出手段の出力信号をディジタル信号に変換して出力す
るA/D変換器が更に設けられ、オフセット調整情報
は、前記電流検出手段及びA/D変換部とのオフセット
成分に相当するオフセット補正データを前記メモリに格
納して構成される。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
多軸モータ制御装置において、電流検出手段は、駆動電
流検出信号が入力される絶縁アンプと、当該絶縁アンプ
の出力が入力される可変ゲインアンプと、を有し、 上
記オフセット調整情報は、前記絶縁アンプと可変ゲイン
アンプ及びA/D変換部との合計オフセット成分に相当
するオフセット補正データを前記メモリに格納して構成
される。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の多軸モータ制御装置において、ゲイン調整情報は、オ
フセット調整情報に対応するオフセット成分を除いた状
態で、複数の定格駆動電流に対するゲイン補正データを
予め求め、このゲイン補正データをメモリに格納して構
成される。
【0022】請求項11に記載の発明は、請求項10記
載の多軸モータ制御装置において、2つ以上のサーボモ
ータを駆動するためのモータ駆動手段、電流検出手段及
びA/D変換部が、1単位としてケーシング内に一体に
収納され、上記ユニットが複数設けられているととも
に、上記ユニット内の各A/D変換器からの変換信号が
入力される一つのサーボ制御用の制御ユニットが設けら
れ、上記制御ユニットでは、前記各A/D変換器からの
シリアル信号をパラレル信号形式で処理するシリアルパ
ラレル変換部が設けられ、ゲイン調整情報及びオフセッ
ト調整情報は、上記シリアルパラレル変換部の出力に対
して処理されるように構成される。
【0023】請求項12に記載の発明は、直流電力を交
流電力に変換して複数のサーボモータのそれぞれに個別
に供給する複数のモータ駆動手段と、前記供給された交
流電力の電流値を検出して前記モータ駆動手段にフィー
ドバックする電流検出手段と、この電流検出手段の出力
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器とが設け
られ、前記複数のサーボモータを個別にフィードバック
制御する多軸モータ制御装置であって、上記電流検出手
段のゲイン調整情報及びオフセット調整情報が格納され
たメモリが設けられ、上記ゲイン調整情報は、オフセッ
ト調整情報に対応するオフセット成分を除いた状態で、
複数の定格駆動電流に対するゲイン補正データを予め求
め、このゲイン補正データをメモリに格納して構成され
る。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項12記
載の多軸モータ制御装置において、モータ駆動手段、電
流検出手段及びA/D変換器が、複数のサーボモータの
うちの2つ以上のサーボモータを1単位としてーシング
内に一体に収納され、メモリは、上記ケーシング内に収
納されて構成される。
【0025】請求項14に記載の発明は、請求項13記
載の多軸モータ制御装置において、2つのサーボモータ
を駆動するためのモータ駆動手段、電流検出手段及びA
/D変換部が、ユニットを構成する1単位としてケーシ
ング内に一体に収納され、上記ユニットが複数設けられ
ているとともに、上記ユニット内の各A/D変換部から
の変換信号が入力される一つのサーボ制御用の制御ユニ
ットが設けられ、上記制御ユニットでは、前記各A/D
変換器からのシリアル信号をパラレル信号形式で処理す
るシリアルパラレル変換部が設けられているとともに、
上記ゲイン調整情報及びオフセット調整情報が、前記シ
リアルパラレル変換部の出力に対して処理されて構成さ
れる。
【0026】このような請求項1乃至6に記載の発明に
よれば、A/D変換器として、多チャネル入力シリアル
出力型のA/D変換器が用いられるとともに、このA/
D変換器はケーシング内の複数の電流検出手段に兼用さ
れることとなり、各サーボモータごとの制御手段のそれ
ぞれにA/D変換器を設ける必要がなくなる。
【0027】また、請求項7乃至14に記載の発明によ
れば、メモリ内には同一のケーシング内に一体に収納さ
れている電流検出器のゲイン調整情報及びオフセット調
整情報が格納されているので、調整工程の自動化が図ら
れ、省力化が可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。 (I) 多軸モータ制御装置の組立構造 図1に、本発明に係る多軸モータ制御装置の基本組立構
造の例を示す。図1において、ガラスエポキシ樹脂等か
らなる回路基板により構成されるバックプレーン1が鉛
直方向に設けられ、バックプレーン1の表面側には、そ
れぞれ独立した手段を構成する機能要素ごとにユニット
化された各手段2〜10が上下2列に分離されて配列固
定されている。
【0029】すなわち上側の列には、電源から供給され
る交流電力を一旦直流電力に変換する主回路電源手段で
ある主回路電源ユニット2、追加コンデンサユニット
3、4、及び小信号電源ユニット5からなる機能要素ユ
ニットが配列され、下側の列には、上記主回路電源手段
により変換された直流電力を再び交流電力に変換し該変
換された交流電力を複数、例えば、2台(2軸)のサー
ボモータのそれぞれに供給するモータ駆動手段としての
2軸インバータユニット6、7、8、制御手段としての
下位制御ユニット9及び上位制御ユニット10が配列さ
れている。このうち、追加コンデンサユニット3、4
と、小信号電源ユニット5と、上位制御ユニット10と
の少なくとも1つのユニットは、更に追加ユニットとし
て設けられている。
【0030】また、バックプレーン1の裏面側には、プ
リント配線回路が形成されており、このプリント配線回
路には、本発明の多軸モータ制御をする上で必要な回路
パターンが形成され、バックプレーン1は、上記機能要
素ごとにユニット化された各手段2〜10の固定ととも
に各手段2〜10間の必要な回路接続を行う回路基板と
しての役目も果たしている。
【0031】これらの機能要素ユニット2〜10に隣接
して、バックプレーン1の表面には電源用コネクタ12
が設けられており、この電源用コネクタ12には商用電
源11からの電源供給ケーブルが接続されている。また
下側の機能要素ユニット6〜10の下方におけるバック
プレーン1の表面には、モータ動力線用コネクタ13、
14、15が設けられている。これらのモータ動力線用
コネクタ13、14、15には、各サーボモータM1 〜
M6 に対するモータ用配線16〜21が接続されてい
る。下位制御ユニット9の下面には、エンコーダ用コネ
クタ23及びシリアル通信コネクタ24が設けられてい
る。このエンコーダ用コネクタ23には、6台分のエン
コーダ信号線22の一端が接続され、シリアル通信コネ
クタ24には、パーソナルコンピュータあるいは制御パ
ラメータ設定ユニット等の外部設定器26が通信線25
を介して接続される。エンコーダ用コネクタ23、シリ
アル通信コネクタ24をバックプレーン1にではなく下
位制御ユニット9の下面側に設けることにより、後述す
るように、下位制御ユニット9とバックプレーン1との
接続コネクタ37、41の配線数の削減が促進される。
【0032】同様に、上位制御ユニット10の下面には
シリアル通信コネクタ27が設けられ、このシリアル通
信コネクタ27にはパーソナルコンピュータあるいはテ
ィーチングペンダント等の外部設定器29が通信線28
を介して接続される。
【0033】図2に、上記各機能要素ユニットの組立構
造の詳細例を示す。図2に示すように、バックプレーン
1の表面側には上側の列の各機能要素ユニット2〜5の
奥行き寸法に対応する間隔を置き、かつ互いに各機能要
素ユニット2〜5の縦寸法に対応する間隔を置いて2本
一対の上側支持フレーム43、44が配されている。同
様に、下側の列の各機能要素ユニット6〜10の奥行き
寸法に対応する間隔を置き、かつ互いに各機能要素ユニ
ット6〜10の縦寸法に対応する間隔を置いて2本一対
の下側支持フレーム45、46が配されている。上側支
持フレーム43と44間に、主回路電源ユニット2、追
加コンデンサユニット3、4、及び小信号電源ユニット
5がメンテナンスを考慮して着脱可能に取付けられ、下
側支持フレーム45と46との間には2軸インバータユ
ニット6、7、8、下位制御ユニット9及び上位制御ユ
ニット10が着脱可能に取付けられている。
【0034】主回路電源ユニット2の表面側には回生抵
抗器47が設けられている。この回生抵抗器47は、サ
ーボモータに対する減速指令時にサーボモータに発生す
る回生電力を消費吸収するためのものである。回生抵抗
器47をバックプレーン1とは逆の主回路電源ユニット
2の表面側(ユニット挿入取付方向手前)に配置したの
は、回生抵抗47は動作時においては熱源であり、その
発熱による内部回路に対する熱的影響を排除するためで
ある。
【0035】また、2軸インバータユニット6、7、8
の前面側(ユニット挿入取付方向手前)には、各ユニッ
ト6、7、8のケーシングの外方に突出して、冷却フィ
ン48、49、50が設けられている。この冷却フィン
48、49、50は、2軸インバータユニット6、7、
8内のインバータ52、56(後述)に使用されている
パワートランジスタ等のパワーデバイスから発生する熱
の放熱を行う。各冷却フィン48、49、50の凸条片
(ブレード)の延在方向は、熱の放熱効率の面から鉛直
方向が望ましい。
【0036】このように、2軸インバータユニット6、
7、8の前面側(ユニット挿入取付方向手前)に、冷却
フィン48、49、50を配置することができるのは、
本発明のように、前面のケーブルを廃し、各機能要素ユ
ニット2〜5及び6〜8を機能ごとに2段で集合的にレ
イアウトしたことによるものである。冷却フィン48、
49、50は、各ユニット6、7、8のケーシングの外
方に突出して設けられているので、熱がケーシングの内
部にこもることがなく、内部回路に対する熱的影響を抑
制し、温度ドリフト等の回路動作の不安定化要因を排除
することができ、その結果、制御動作の信頼性の向上に
資することができる。
【0037】図3に、コネクタ類のバックプレーンへの
取付状態を示す。図3に示すように、バックプレーン1
の表面側には各ユニット2〜10の取付け位置に対応
し、かつ、各ユニット2〜10の背面側に設けられたユ
ニット側コネクタ(図示せず)に、例えば雄雌関係で係
合可能な基板側コネクタ30〜42が設けられている。
【0038】各ユニット2〜10のバックプレーン1へ
の配置固定に際しては、各ユニット2〜10を前面側か
らバックプレーン1に向かって挿入し、上側支持フレー
ム43、44、下側支持フレーム45、46にネジ止め
することにより、ユニット側コネクタと基板側コネクタ
30〜42とが係合接続される。バックプレーン1には
予めプリント配線層が形成されているため、各ユニット
2〜10は、バックプレーン1に設けられたプリント配
線を介して回路接続され、本発明における多軸モータ制
御装置の回路が形成される。
【0039】(II)各機能要素ユニットの回路構成及び接
続関係 図4に、各機能要素ユニットの回路構成及び接続関係を
示す。なお、図4に示す各機能要素ユニット2〜10の
バックプレーン1上の配置は図1に対応したものではな
く、電気的な接続関係を示したものである。
【0040】図4に示すように、各機能要素ユニット2
〜10は基板側コネクタ30〜42を介して電気的に接
続されている。その接続配線はバックプレーン1上に予
めプリントされたプリント配線層によって形成されてい
る。
【0041】次に各機能要素ユニットの詳細を述べる。
この多軸モータ制御装置は、大別して、大電力系統の回
路と小信号系統の回路とに分けられる。まず、大電力系
統の回路に着目して、商用電源11から供給される三相
交流電力(例えば、AC200V)は電源用コネクタ1
2を介して主回路電源ユニット2に入力される。
【0042】主回路電源ユニット2は、三相交流電力を
直流電力に変換するコンバータ2Aと、整流出力のリッ
プル成分を平滑化するコンデンサCとを含む。コンバー
タ2Aは、例えばダイオードからなる3相ブリッジ整流
回路、回生出電力を消費するための回生抵抗器及び回生
抵抗器のオンオフ回路(図示せず。)で構成される。得
られた直流流電力(例えば、DC280V)は、高電圧
電源として、追加コンデンサユニット3及び4を経てイ
ンバータ大電流用コネクタ38、39、40を介して2
軸インバータユニット6、7、8にそれぞれ供給され
る。
【0043】追加コンデンサユニット3及び4は、本発
明における多軸モータ制御装置に必要とされる駆動能力
の仕様変更に伴って平滑コンデンサの容量不足が生じた
場合に迅速に対応して容量を補填できるようにしたもの
である。
【0044】2軸インバータユニット6、7、8に供給
された直流電力は、各ユニット内に設けられたインバー
タ52、56に与えられサーボモータM1 〜M6 の駆動
電力に供される。インバータ52、56の構成について
は後述する。
【0045】小信号電源ユニット5は、低電圧電源を構
成するもので、各インバータ52、56を構成するパワ
ートランジスタのベース駆動回路、及び後述する小信号
系のユニットに対する5V電源を含み、具体的にはスイ
ッチング・レギュレータ等の定電圧電源を利用して構成
される。
【0046】次に小信号系の回路である外部設定器29
(図1参照)からの外部制御信号はシリアル通信コネク
タ27を介して上位制御ユニット10に入力される。上
位制御ユニット10は、入力された外部制御信号を下位
制御ユニット9に伝達するためのもので、下位制御ユニ
ット9の上位に属する制御ユニットである。
【0047】(III) 下位制御ユニット(6軸制御ユニッ
ト) 下位制御ユニット9は、概略、上位制御ユニット10か
らの外部制御信号、通信線28(図1参照)からシリア
ル通信コネクタ24を介して入力される制御パラメータ
設定信号、エンコーダ用コネクタ23を介してフィード
バック入力されるエンコーダE1 〜E6 からのエンコー
ダ信号e1 〜e6 、PWM信号a1 〜a6 、電流シリア
ル信号b1 〜b6 あるいはその他の内部補正信号等及び
内蔵するEEPROM107に格納された制御プログラ
ムに基づいて2軸インバータユニット6、7、8の統括
的なフィードバック制御すなわちサーボ制御を行う。し
たがって、各サーボモータM1 〜M6 は全て下位制御ユ
ニット9によって集中的に制御されることになる。
【0048】図5に、下位制御ユニット9の機能ブロッ
クを含む詳細な構成例を示す。下位制御ユニット9は、
各サーボモータM1 〜M6 のそれぞれに対応して6つの
制御ループで構成されているが、説明を簡単にするた
め、1つのモータ(第1軸)分について以下説明する。
【0049】1つの制御ループは位置制御部60、速度
制御部61、電流制御部62、PWM信号発生部63を
有し、SP(シリアル・パラレル)変換部64は2つの
制御ループで兼用される。上位制御ユニット10から軸
位置目標値Pref 、速度目標値Sref 、電流目標値Ire
f が制御上位I/Fコネクタ41、上位ボードインタフ
ェース73を介して位置制御部60、速度制御部61、
電流制御部62にそれぞれ入力される。
【0050】一方、エンコーダ信号e1 〜e6 もエンコ
ーダ用コネクタ23を介して位置制御部60、速度制御
部61、電流制御部62にそれぞれ入力される。また、
電流制御部62にはSP変換部64を介して電流検出値
Idet が入力される。
【0051】位置制御部60は、上記位置目標値Pref
とエンコーダ信号e1 から変換された位置検出値Pdet
とを比較してその差分値をsとして出力し、速度制御部
61に送る。速度制御部61は、速度指令sとエンコー
ダ信号e1 から変換された速度検出値Sdet とを比較し
て得られた差分値及び速度目標値Sref に基づいて電流
指令iを生成し、電流制御部62に送る。電流制御部6
2は、電流目標値Iref と電流指令i とを加算して得
られた電流振幅指令値をエンコーダ信号e1 から得られ
るモータ磁極位置により2相電流指令値に変換し、電流
検出値Idet 及び補正部71からのゲイン補正データc
g 、オフセット補正データco に基づいて3相電圧指令
vを生成し、PWM信号発生部63に送る。PWM信号
発生部63は、入力されたvに基づいてPWM(パルス
幅変調)信号a1 を生成し、制御インバータI/Fコネ
クタ37を通じて2軸インバータユニット6 に供給す
る。補正部71は後述する電流検出器54の検出誤差補
正手段であり、マイクロコンピュータ57からのマイコ
ンシリアル信号c1 〜c3 が67、68、69によって
変換されたパラレルデータに基づいてゲイン補正データ
cg 、オフセット補正データco を生成する。
【0052】図6に、下位制御ユニット9のハードウエ
アの構成例を示す。下位制御ユニット9は、当該下位制
御ユニット9を統括的に制御するCPU77に、RAM
76、EEPROM(またはフラッシュメモリ)10
7、DP−RAM(デュアルポートRAM)79、シリ
アル通信インタフェース72、PWM信号発生部63、
SP変換部64〜66、磁極位置データ変換部74、位
置検出カウンタ75がバス78を介して接続されて成
る。DP−RAM79は、上位制御ユニット10との間
でのデータ送受のためのデータバッファとして機能し、
デュアルポートととしたのはデータ通信の高速性を重視
したからである。
【0053】図7に、下位制御ユニット9におけるCP
U77の処理内容例を示す。図7に示すように、図5で
実行される位置制御部60、速度制御部61、電流制御
部62は、全て高速なCPU77のソフトウエア処理に
よって時分割で処理される。
【0054】(IV)2軸インバータユニット 再び図4を参照して、2軸インバータユニット6、7、
8を説明する。なお、説明を簡単にするため、2軸イン
バータユニット6についてのみ説明し、同様な構成の2
軸インバータユニット7、8については説明を省略す
る。
【0055】2軸インバータユニット6は、サーボモー
タM1及びM2の2台(2軸)分のインバータを含んで
いる。なお、2軸に限らず、一般にn(複数)軸であっ
て良い。一つのインバータユニットに複数のインバータ
を含めた理由は、回路構成の簡素化ならびにコストの低
減のためである。
【0056】図4において、下位制御ユニット9からの
PWM信号a1 はデッドタイム作成部51に入力され
る。デッドタイム作成部51は、直流電力を3相交流電
力に変換するインバータ52内の1相アームに直列接続
された一対のパワートランジスタの同時ONによる貫通
電流の発生を防止するため、一対のパワートランジスタ
のターンオン・タイミングをシフトする。デッドタイム
作成部51からの出力はインバータ52に入力される。
【0057】インバータ52は、直流電力を3相交流電
力に変換する逆変換器であり、一般にパワートランジス
タを3相ブリッジに接続して構成される。インバータ5
2から出力される3相交流電力はインバータ大電流コネ
クタ38、動力線用コネクタ13を介し、モータ用配線
16(図1)を通じてサーボモータM1 に供給される。
同様に、下位制御ユニット9からのPWM信号a2 はデ
ッドタイム作成部55に入力される。上記と同様に、デ
ッドタイム作成部55からの出力はインバータ56に入
力される。インバータ56から出力される3相交流電力
はインバータ大電流用コネクタ38、動力線用コネクタ
13を介し、モータ用配線17(図1)を通じてサーボ
モータM2 に供給される。
【0058】ここで、2軸インバータユニット6内の駆
動電流検出フィードバックループについて説明する。ま
ず概要を述べると、インバータ52の3相出力の2相、
及びインバータ56の3相出力の2相からそれぞれ電流
検出器54に配線され、インバータ52と56の出力駆
動電流がモニターされる。電流検出器54は、駆動され
る2つのサーボモータのそれぞれに供給される交流電力
の電流値を検出するもので、インバータ52と56とで
共用されており、マイクロコンピュータ57からの切換
信号によって電流検出ゲインが切換えられる。電流検出
器54の電流検出値は、多チャネル入力・シリアル出力
型のA/D変換器53によってディジタル信号に変換さ
れ、下位制御ユニット9のSP変換部64に送られる。
この電流検出器54、A/D変換器53、SP変換部6
4がインバータ52、56の駆動電流のフィードバック
ループを構成する。
【0059】(V) 電流検出器 図8に、2軸インバータユニット6におけるA/D変換
器53及び電流検出器54の詳細回路例及び下位制御ユ
ニット9との接続関係を示す。図8に示すように、イン
バータ52の出力配線に電流検出用抵抗器RA1 、RB
1 が介挿され、電流検出用抵抗器RA1 の両端電圧がイ
ンバータ52の1相目(A相)の駆動電流検出信号とし
て絶縁アンプ82に、電流検出用抵抗器RB1 の両端電
圧がインバータ52の2相目(B相)の駆動電流検出信
号として絶縁アンプ83にそれぞれ入力される。同様
に、インバータ56の出力配線に電流検出用抵抗器RA
2 、RB2 が介挿され、電流検出用抵抗器RA2 の両端
電圧がインバータ56の1相目(A相)の駆動電流検出
信号として絶縁アンプ84に、電流検出用抵抗器RB2
の両端電圧がインバータ56の2相目(B相)の駆動電
流検出信号として絶縁アンプ85にそれぞれ入力され
る。
【0060】絶縁アンプ82〜85は大電力系のインバ
ータ52、56の出力配線とフィードバックループの小
信号系とを電気的に絶縁するためのアンプであり、電気
/光/電気変換もしくは電気/磁気/電気変換により構
成される。絶縁アンプ82〜85の出力信号は可変ゲイ
ンアンプ86〜89に入力される。
【0061】可変ゲインアンプ86〜89はオペアンプ
で構成され、制御対象であるサーボモータM1 〜M6 に
定格の異なるもの(例えば、5A(アンペア)のモー
タ、10Aのモータ等)を使用する場合等、仕様の変更
が生じた場合にも対応することができるよう考慮された
ものである。すなわち、従来(図14)では、対象とな
るサーボモータM1 〜M6 が異なった定格のものに交換
された場合、駆動するモータ制御装置U1 〜U6 も新た
なサーボモータM1 〜M6 の定格に合わせて交換し、ケ
ーブル201、209、210の再配線が必要であっ
た。しかし、本実施形態のように、追加コンデンサユニ
ット3、4(図1、図4参照)を着脱可能とし、可変ゲ
インアンプ86〜89を用いることで多軸モータ制御装
置の新たな設計製作をする必要がなくなる。
【0062】図9に、可変ゲインアンプ86の回路例
(87〜89も同様である)を示す。図9に示すよう
に、可変ゲインアンプ86は、オペアンプ101のフィ
ードバック抵抗(2R,R,R)を切換スイッチSW1
,SW2 により切換えてオペアンプ101のゲインす
なわち増幅度を変更する構成となっている。切換スイッ
チSW1 ,SW2 は、アナログスイッチで実現可能であ
り、マイクロコンピューター57からのゲイン切換信号
fによって切換えられる。この回路では、ゲインは2段
階に切換え可能であるが、一般にn(複数)段階の切換
えとすることができ、かかる転用は本発明の技術的範囲
に属する。切換え動作は、ゲイン切換信号fの論理
『1』の場合に切換スイッチSW1 がONで、ゲイン切
換信号fの論理『0』の場合に切換スイッチSW2 がO
Nとなる。
【0063】(VI)A/D変換器 再び図8を参照して、A/D変換器53は、4チャネル
入力・シリアル出力型のA/D変換器で構成され、電流
検出器54と同様にインバータ52と56とで共用され
る。図8に示すように、A/D変換器53は入力切換部
90及びA/D変換部91からなる。入力切換部90は
可変ゲインアンプ86〜89からの4チャネルの電流検
出値信号を選択的にA/D変換部91に伝達するための
セレクタであり、A/D変換制御部94から出力される
指令信号DIによってクロック信号SCLKに同期して
4チャネルの電流検出値信号の一つをA/D変換部91
に通過させる。A/D変換部91はA/D変換制御部9
4からのストロー部信号−CONVによってクロック信
号SCLKに同期して電流検出値信号をディジタル信号
に変換し、変換された電流検出値信号DO12を9のSP
変換部64に送出する。なお、シリアル電流検出値信号
DO12は、1軸と2軸の電流検出値を時分割で送出する
ものであり、同一タイミングで2軸の電流検出値を含む
ものではない。
【0064】このように、2軸の電流検出値をA/D変
換する場合に、4チャネル入力・シリアル出力型のA/
D変換器53を用い、しかも2軸で共用することによ
り、図12に示すように、信号線の数を6軸分で6本に
削減することができ、かつそれに伴って信号ピンの数も
6本となり、信号線数の削減、並びにコネクタの小形
化、さらには2軸インバータユニット6自体の小形化も
可能となる。
【0065】以上説明したA/D変換器の構成の違いに
よる信号ピン数の従来技術と本発明における違いを図1
3に示す。従来では、例えば、各インバータにそれぞれ
2チャネル入力・12ビットパラレル出力型のA/D変
換器が用いられ、この場合、下位制御ユニット9との間
に接続される信号線は、6軸分で合計で少なくとも19
本[12本(A/D変換器出力)+1本(チャネル切換
信号線)+6本(6つのA/D変換器の選択信号線)]
が必要とされ、信号線の数に対応するコネクタの信号ピ
ンの数も19本必要であるのに対し、本発明において
は、図13に示すように、構成を非常に簡略にすること
ができる。
【0066】(VII) 電流検出器におけるオフセット補正
及びゲイン補正 図8に示す可変ゲインアンプ86〜89のゲイン切換え
を行う場合、使用するモータの定格電流に合わせてゲイ
ンのキャリブレーション(較正)を行うことが制御精度
を維持する上で重要である。また、オペアンプ一般の誤
差特性として、オフセットがあり、個々のオペアンプに
よってもバラツキがある。因みに、従来ではオフセット
補正はオペアンプに付属する可変抵抗により手動調整し
ていたが、作業効率が悪かった。
【0067】このようなことから、下位制御ユニット9
には、2軸インバータユニット6、7、8の各電流検出
器54でのゲイン切換えに伴うゲイン補正及びオフセッ
ト補正を自動的かつディジタル的に行う補正手段が設け
られている。
【0068】図10に、可変ゲインアンプ86〜89の
オフセット補正及びゲイン補正の補正回路の原理を示
す。図10に示すように、このオフセット補正及びゲイ
ン補正は、2軸インバータユニット6、7、8から送ら
れる6軸分のDO12、DO34、DO56のシリアルデータ
が、SP変換部64〜66によってパラレルデータ(1
2チャネル分)に変換され、そのDO12、DO34、DO
56から補正部71で生成されたオフセット補正データc
o を引算器92において引き算することによりオフセッ
ト成分を除去し、さらにそのオフセット成分が除去され
た正しい値に対して当該多軸モータ制御装置に必要とさ
れるゲインに対応するゲイン補正データcg を掛算器9
3において掛合わせ、かくして得られた12チャネル分
のオフセット補正及びゲイン補正済みの電流検出値デー
タを電流制御部62にフィードバックさせようとするも
のである。
【0069】図11に、上記オフセット補正及びゲイン
補正を自動的に行なう補正回路の詳細例を示す。まず、
オフセット調整を行う。そのためには、絶縁アンプ82
〜85、可変ゲインアンプ86〜89、入力切替部9
0、A/D変換部91の合計したオフセット量がどの位
あるかを知らなければならない。例として、絶縁アンプ
82、可変ゲインアンプ86、入力切替部90、A/D
変換部91の合計したオフセット調整及びゲイン調整方
法を説明する。他の3チャネルについても同様である。
【0070】このオフセット量の検出のため、インバー
タ52、56の出力線にはダミー電流を流さず(ゼロ
[A])、このときのA/D変換器53の出力データ
(電流検出値)を64を介して取り込み、SP−OUT
として引算器97に入力する。また、メモリ95からは
目標値REF(ゼロ[A])のデータ を目標値切換部
96を介して引算器97に送る。このとき、電流検出用
抵抗器RA1、RA2 の電圧降下は生じておらず、本来
A/D変換器53から出力される電流検出値はゼロ
〔A〕のはずである。
【0071】したがって、このとき引算器97で算出さ
れた差分値は絶縁アンプ82、可変ゲインアンプ86、
入力切替部90、及びA/D変換部91の合計したオフ
セット成分に相当することがわかる。そこで、この差分
値を可変ゲインアンプ86のオフセット補正データco
として補正動作切換部98を介して補正データメモリ9
9に保持しておくと同時に、SP変換部67によりシリ
アルデータに変換した後、マイクロコンヒ゜ュータ57
を経由してEEPROM59に書込む。
【0072】次いで、5〔A〕動作モードのゲイン補正
データcg の算出及びEEPROM59への書込みを行
う。まず、インバータ52の出力線に、定電流源10
4、プローブ切替器105及びプローブ106により、
5〔A〕のダミー電流を流し、このときの電流検出用抵
抗器RA1 の端子電圧(すなわち、電流検出値)を検出
し、そのデータを引算器97に与える。一方、メモリ9
5から目標値REF5 (5〔A〕)を引算器97に与
え、補正データメモリ99からオフセット補正データc
o を読み出して引算器97に与える。この状態で引算器
97において引き算を行うことにより、オフセット成分
の含まれない、5〔A〕動作モードでのゲイン補正デー
タcg が求められる。このゲイン補正データcg は補正
データメモリ99に格納されると共に、SP変換部67
を介してマイクロコンヒ゜ュータ57に送られ、EEP
ROM59に書込まれる。
【0073】次いで、10〔A〕動作モードのゲイン補
正データcg の算出及びEEPROM59への書込みを
行う。5〔A〕動作モードの場合と同様に、まず、イン
バータ52の出力線に定電流源104、プローブ切替器
105及びプローブ106により、10〔A〕のダミー
電流を流し、このときの電流検出用抵抗器RA1 の端子
電圧(すなわち、電流検出値)を検出し、そのデータを
引算器97に与える。一方、メモリ95から目標値RE
F10(10〔A〕)を引算器97に与え、さらに、補正
データメモリ99からオフセット補正データco を読み
出して引算器97に与える。この状態で引算器97にお
いて引き算を行うことにより、オフセット成分の含まれ
ない、10〔A〕動作モードでのゲイン補正データcg
が求められる。このゲイン補正データcg は補正データ
メモリ99に格納されると共に、SP変換部67を介し
てマイクロコンヒ゜ュータ57に送られ、EEPROM
59に書込まれる。
【0074】以下同様に、上述の操作を他の3チャネル
(RB1 、RA2 、RB2 の系)について行うことによ
り、それぞれのオフセット補正データco 及びゲイン補
正データcg が求められ、EEPROM59に自動的に
書込まれる。
【0075】なお、以上の一連の動作はEEPROM書
込み制御部100のタイミング制御により実行される。
EEPROM書込み制御部100は外部からの開始信号
によって動作を行う。
【0076】このようにして書込まれたオフセット補正
データco 及びゲイン補正データcg は、当該多軸モー
タ制御装置の制御動作時EEPROM59からマイクロ
コンヒ゜ュータ57を経由して下位制御ユニット9の電
流制御部62に供される。
【0077】以上のようにオフセット補正データco 及
びゲイン補正データcg を自動生成することができるの
で調整効率が向上し、さらにディジタル的に行われるの
で精度を向上させることができる。
【0078】
【発明の効果】以上の通り、請求項1乃至6に記載の発
明によれば、A/D変換器として、多チャネル入力シリ
アル出力型のA/D変換器が用いられるとともに、この
A/D変換器はケーシング内の複数の電流検出手段に兼
用されることとなり、各サーボモータごとの制御手段の
それぞれにA/D変換器を設ける必要がなくなる。その
結果、部品点数、配線数の削減等に基づく装置構成の簡
素化、調整手間の低減化が可能となる。
【0079】また、請求項7乃至14に記載の発明によ
れば、メモリ内には同一のケーシング内に一体に収納さ
れている電流検出器のゲイン調整情報及びオフセット調
整情報が格納されているので、調整工程の自動化が図ら
れ、省力化が可能となるとともに、制御動作の信頼性を
向上し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態における各ユニットの
組立構造の概要を示す外観斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施形態における各ユニットの
組立構造の詳細を示す外観斜視図である。
【図3】図3は本発明の実施形態におけるコネクタ類の
バックプレーンへの取付状態を示す外観斜視図である。
【図4】図4は本発明の実施形態における各ユニットの
構成及び接続関係を示すブロック図である。
【図5】図5は下位制御ユニットの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図6は下位制御ユニットのハードウエアの構成
例を示すブロック図である。
【図7】図7は下位制御ユニットのCPUの処理内容例
を示すブロック図である。
【図8】図8は2軸インバータユニットにおける電流検
出器周辺の回路を示すブロック図である。
【図9】図9は2軸インバータユニットにおける可変ゲ
インアンプの例を示す回路図である。
【図10】図10は電流検出器のオフセット補正及びゲ
イン補正の補正回路の原理構成を示すブロック図であ
る。
【図11】図11は電流検出器のオフセット補正及びゲ
イン補正の自動補正回路の詳細例を示すブロック図であ
る。
【図12】図12は2軸インバータユニットと下位制御
ユニットとの配線関係を示すブロック図である。
【図13】図13は2軸インバータユニットと下位制御
ユニット間のコネクタ信号ピン数の新旧比較例を示す説
明図である。
【図14】図14は従来の多軸モータ制御装置の構成例
を示す外観斜視図である。
【図15】図15は従来の多軸モータ制御装置における
1軸当たりの制御ユニットの構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 バックプレーン 2 主回路電源ユニット 3、4 追加コンデンサユニット 5 小信号電源ユニット 6、7、8 インバータユニット(2軸) 9 下位制御ユニット(6軸) 10 上位制御ユニット 11 商用電源 52 インバータ 53 A/D変換器 54 電流検出器 56 インバータ M1 〜M6 サーボモータ E1 〜E6 エンコーダ 58 異常検出部 59 EEPROM 64〜69 SP変換部 76 RAM 77 CPU 79 DP−RAM 82〜85 絶縁アンプ 86〜89 可変ゲインアンプ 90 入力切換部 91 A/D変換部 94 A/D変換制御部 95 メモリ RA1 、RA2 、RB1 、RB2 電流検出用抵抗器 c0 オフセット補正データ cg ゲイン補正データ e1 〜e6 エンコーダ信号 f,f1 ,f2 ゲイン切換信号 CH−SEL チャネル切換信号 OG−SEL 補正データ切換信号 REF 目標値 REF0 0アンペア時目標値 REF5 5アンペア時目標値 REF10 10アンペア時目標値 SP−OUT SP変換部出力信号 OFFSET オフセットデータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換して複数のサ
    ーボモータのそれぞれに個別に供給する複数のモータ駆
    動手段と、前記供給された交流電力の電流値を検出して
    前記モータ駆動手段にフィードバックする電流検出手段
    と、この電流検出手段の出力信号をディジタル信号に変
    換するA/D変換器とが設けられ、前記複数のサーボモ
    ータを個別にフィードバック制御する多軸モータ制御装
    置であって、 前記モータ駆動手段、電流検出手段及びA/D変換器
    が、上記複数のサーボモータのうち2つ以上のサーボモ
    ータを1単位として同一のケーシング内に一体に収納さ
    れ、 前記A/D変換器は、上記1単位を構成するサーボモー
    タの数に対応する数の電流検出手段からの出力信号が入
    力され、上記電流検出手段からの出力信号が選択的にA
    /D変換される多チャネル入力シリアル出力型A/D変
    換器からなることを特徴とする多軸モータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、A/D変換器には、A/D変換部と、1単位を構
    成するサーボモータの数に対応する数の電流検出手段か
    らの出力信号を選択的に上記A/D変換部に伝達するた
    めの入力切換部とが設けられ、 上記A/D変換部からの変換信号がシリアル信号形式で
    出力されるものであることを特徴とする多軸モータ制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、2つのサーボモータを駆動する2つのモータ駆動
    手段と、これら2つのモータ駆動手段による上記サーボ
    モータへの駆動電流を検出する2つの電流検出手段と、
    一つのA/D変換部と、上記2つの電流検出手段からの
    出力信号を受けて選択的に上記A/D変換部に伝達する
    ための一つの入力切換部と、が設けられていることを特
    徴とする多軸モータ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、2つ以上のサーボモータを駆動するためのモータ
    駆動手段、電流検出手段及びA/D変換部が、ユニット
    を構成する1単位としてケーシング内に一体に収納さ
    れ、上記ユニットが複数設けられているとともに、 上記ユニット内の各A/D変換器からの変換信号が入力
    される一つのサーボ制御用の制御ユニットが設けられ、 上記制御ユニットでは、前記各A/D変換部からのシリ
    アル信号をパラレル信号形式で処理するシリアルパラレ
    ル変換部が設けられていることを特徴とする多軸モータ
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、電流検出手段には、駆動電流検出信号が入力され
    る絶縁アンプと、当該絶縁アンプの出力が入力される可
    変ゲインアンプと、が設けられていることを特徴とする
    多軸モータ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、電流検出手段のゲイン調整情報及びオフセット調
    整情報が格納されたメモリが設けられ、 前記電流検出手段は、駆動電流検出信号が入力される絶
    縁アンプと、当該絶縁アンプの出力が入力される可変ゲ
    インアンプと、を有し、 上記オフセット調整情報は、前記絶縁アンプと可変ゲイ
    ンアンプ及び入力切換部とA/D変換部との合計オフセ
    ット成分に相当するオフセット補正データを前記メモリ
    に格納したものであることを特徴とする多軸モータ制御
    装置。
  7. 【請求項7】 直流電力を交流電力に変換して複数のサ
    ーボモータのそれぞれに個別に供給する複数のモータ駆
    動手段と、前記供給された交流電力の電流値を検出して
    前記モータ駆動手段にフィードバックする電流検出手段
    とが設けられ、前記複数のサーボモータを個別にフィー
    ドバック制御する多軸モータ制御装置であって、 前記モータ駆動手段と、電流検出手段と、この電流検出
    手段のゲイン調整情報及びオフセット調整情報が格納さ
    れたメモリとが、上記複数のサーボモータのうち2つ以
    上のサーボモータを1単位として同一のケーシング内に
    一体に収納されていることを特徴とする多軸モータ制御
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、ケーシング内には、電流検出手段の出力信号をデ
    ィジタル信号に変換して出力するA/D変換器が更に設
    けられ、 オフセット調整情報は、前記電流検出手段及びA/D変
    換部とのオフセット成分に相当するオフセット補正デー
    タを前記メモリに格納したものであることを特徴とする
    多軸モータ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の多軸モータ制御装置にお
    いて、電流検出手段は、駆動電流検出信号が入力される
    絶縁アンプと、当該絶縁アンプの出力が入力される可変
    ゲインアンプと、を有し、 上記オフセット調整情報は、前記絶縁アンプと可変ゲイ
    ンアンプ及びA/D変換部との合計オフセット成分に相
    当するオフセット補正データを前記メモリに格納したも
    のであることを特徴とする多軸モータ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の多軸モータ制御装置に
    おいて、ゲイン調整情報は、オフセット調整情報に対応
    するオフセット成分を除いた状態で、複数の定格駆動電
    流に対するゲイン補正データを予め求め、このゲイン補
    正データをメモリに格納したものであることを特徴とす
    る多軸モータ制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の多軸モータ制御装置
    において、2つ以上のサーボモータを駆動するためのモ
    ータ駆動手段、電流検出手段及びA/D変換部が、1単
    位としてケーシング内に一体に収納され、上記ユニット
    が複数設けられているとともに、 上記ユニット内の各A/D変換器からの変換信号が入力
    される一つのサーボ制御用の制御ユニットが設けられ、 上記制御ユニットでは、前記各A/D変換器からのシリ
    アル信号をパラレル信号形式で処理するシリアルパラレ
    ル変換部が設けられ、 ゲイン調整情報及びオフセット調整情報は、上記シリア
    ルパラレル変換部の出力に対して処理されることを特徴
    とする多軸モータ制御装置。
  12. 【請求項12】 直流電力を交流電力に変換して複数の
    サーボモータのそれぞれに個別に供給する複数のモータ
    駆動手段と、前記供給された交流電力の電流値を検出し
    て前記モータ駆動手段にフィードバックする電流検出手
    段と、この電流検出手段の出力信号をディジタル信号に
    変換するA/D変換器とが設けられ、前記複数のサーボ
    モータを個別にフィードバック制御する多軸モータ制御
    装置であって、 上記電流検出手段のゲイン調整情報及びオフセット調整
    情報が格納されたメモリが設けられ、 上記ゲイン調整情報は、オフセット調整情報に対応する
    オフセット成分を除いた状態で、複数の定格駆動電流に
    対するゲイン補正データを予め求め、このゲイン補正デ
    ータをメモリに格納したものであることを特徴とする多
    軸モータ制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の多軸モータ制御装置
    において、モータ駆動手段、電流検出手段及びA/D変
    換器が、複数のサーボモータのうちの2つ以上のサーボ
    モータを1単位としてケーシング内に一体に収納され、
    メモリは、上記ケーシング内に収納されていることを特
    徴とする多軸モータ制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の多軸モータ制御装置
    において、2つのサーボモータを駆動するためのモータ
    駆動手段、電流検出手段及びA/D変換部が、ユニット
    を構成する1単位としてケーシング内に一体に収納さ
    れ、上記ユニットが複数設けられているとともに、 上記ユニット内の各A/D変換部からの変換信号が入力
    される一つのサーボ制御用の制御ユニットが設けられ、 上記制御ユニットでは、前記各A/D変換器からのシリ
    アル信号をパラレル信号形式で処理するシリアルパラレ
    ル変換部が設けられているとともに、 上記ゲイン調整情報及びオフセット調整情報が、前記シ
    リアルパラレル変換部の出力に対して処理されることを
    特徴とする多軸モータ制御装置。
JP8025747A 1995-01-20 1996-01-19 多軸モータ制御装置 Pending JPH08256499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8025747A JPH08256499A (ja) 1995-01-20 1996-01-19 多軸モータ制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-26230 1995-01-20
JP2623095 1995-01-20
JP8025747A JPH08256499A (ja) 1995-01-20 1996-01-19 多軸モータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08256499A true JPH08256499A (ja) 1996-10-01

Family

ID=26363427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8025747A Pending JPH08256499A (ja) 1995-01-20 1996-01-19 多軸モータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08256499A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990013096A (ko) * 1997-07-31 1999-02-25 윤종용 모터제어기 장치
WO1999046967A1 (de) * 1998-03-12 1999-09-16 Robert Bosch Gmbh Modulare leistungsendstufe
WO2008018157A1 (fr) * 2006-08-10 2008-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Système d'entraînement de moteur et procédé permettant de contrôler celui-ci
JP2010110116A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Ricoh Co Ltd モータ駆動装置
US8115423B2 (en) 2005-03-18 2012-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor driving system and controlling method of the same
JP2019097255A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 キヤノン株式会社 モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990013096A (ko) * 1997-07-31 1999-02-25 윤종용 모터제어기 장치
WO1999046967A1 (de) * 1998-03-12 1999-09-16 Robert Bosch Gmbh Modulare leistungsendstufe
US8115423B2 (en) 2005-03-18 2012-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor driving system and controlling method of the same
WO2008018157A1 (fr) * 2006-08-10 2008-02-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Système d'entraînement de moteur et procédé permettant de contrôler celui-ci
JP2010110116A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Ricoh Co Ltd モータ駆動装置
JP2019097255A (ja) * 2017-11-20 2019-06-20 キヤノン株式会社 モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619111A (en) Motor control system for controlling the operations of a plurality of servo motors
US5742143A (en) Motor control system with selectively operated A/D convertor
US5493194A (en) Control signal and power bus connector arrangement for a multi-axis motor control
US20100123424A1 (en) Motor controller with integrated serial interface having selectable synchronization and communications
US9276488B2 (en) Control system for power stacks in a power converter, power converter with such control system and wind turbine with such power converter
US20030218887A1 (en) Synchronous and bi-directional variable frequency power conversion systems
JPH08205556A (ja) 多軸モータ制御装置
US8248009B2 (en) Motor controller having integrated communications configurations
US10610953B2 (en) Systems and methods for providing power for plasma arc cutting
JPWO2008016086A1 (ja) 動力分岐システム及び動力分岐方法
US8212514B2 (en) Serial interface motor controller having user configurable communications speeds
CA2831436A1 (en) Converter assembly, method for producing a converter assembly and method for operating a converter assembly
JPH08256499A (ja) 多軸モータ制御装置
US6577095B1 (en) Brushless alternating current electric servo motor drive
JPH08256492A (ja) モータ制御装置
JPH08256500A (ja) 多軸モータ制御装置
US8080965B2 (en) Motor controller with deterministic synchronous interrupt having multiple serial interface backplane
JP5502091B2 (ja) 電力変換装置
JPH08306433A (ja) コネクタ装置
JP3892778B2 (ja) 数値制御装置
JP2005261120A (ja) 多軸サーボドライブ装置
EP1871000A1 (en) AC servo drive
JPH08205570A (ja) モータ制御装置
CN208110358U (zh) 一种双轴工业机器人伺服驱动器
JP3555329B2 (ja) モータドライバ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000306