JP2016005366A - 電気機器の較正装置及び電気機器の較正方法 - Google Patents

電気機器の較正装置及び電気機器の較正方法 Download PDF

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【課題】較正対象の検出項目が変更される場合や、較正対象の検出項目についての電気機器の動作範囲等が変更される場合であっても、柔軟に対応して電気機器を較正することが可能な電気機器の較正装置及び電気機器の較正方法を提供する。
【解決手段】電源装置20が供給すべき電力に係る物理量が時系列的に記述されたシナリオ情報に基づいて、較正対象のコンバータ5aに電力を供給し、コンバータ5aに供給された電力に係る物理量をオシロスコープ30で時系列的に計測する一方で、同じ物理量がコンバータ5aの検出部52で検出された結果を時系列的に取得する。そして、オシロスコープ30による計測の結果とコンバータ5aの検出部52における検出の結果とを比較することによって、コンバータ5aに供給された電力に係る物理量の検出特性を較正するための較正情報を生成してコンバータ5aに送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する計測部と、前記電気機器による前記物理量の検出結果を時系列的に取得する取得部とを備える電気機器の較正装置及び電気機器の較正方法に関する。
車両における電源系統間では電圧を変換するDC/DCコンバータが必要とされる場合が多い。例えば、回生電力を蓄電する二次電池として、蓄電電力に応じて蓄電電圧が変化するキャパシタを採用した場合は、蓄電電圧が変化した場合であっても負荷に供給する電圧の変化を抑えるためにDC/DCコンバータが不可欠である。
ところで、DC/DCコンバータが有する機能には、双方向/単方向、昇圧/降圧等の組み合わせが存在し、車載の電源制御装置は、このような機能の多くに対応するDC/DCコンバータを備えている。このため、車載の電源制御装置では、出力電圧及び/又は出力電流の制御が必要とされ、出力電圧及び/又は出力電流を精度よく検出することが重要となる。
一方、電源制御装置で検出される出力電圧及び/又は出力電流には、検出回路における素子のばらつき等による誤差が含まれているため、検出精度を高めるには、電源制御装置毎に個別に較正しておく必要がある。このような較正は、一般的には製造時に測定治具を用いて行われる。
例えば、特許文献1には、車載機器からの入力信号を取り込む車載用制御ユニットの入力特性を調整するために、車載用制御ユニットにテスタを接続して基準入力電圧についての入力特性を測定し、測定した入力特性に基づく調整係数を算出して車載用制御ユニット内のメモリ手段に格納する調整方法が開示されている。メモリ手段に格納された調整係数は、車載用制御ユニットが有するCPUが入力特性を補正演算するのに用いられる。
特開2002−14724号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたテスタは、上述の車載用制御ユニットに特化された測定装置として記載されており、測定項目、該測定項目についての対象機器の動作範囲、及び対象機器そのものが変更される場合に柔軟に対応するための汎用性を持たせる点については何らの開示も示唆もされていなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、較正対象の検出項目が変更される場合や、較正対象の検出項目についての電気機器の動作範囲等が変更される場合であっても、柔軟に対応して電気機器を較正することが可能な電気機器の較正装置及び電気機器の較正方法を提供することにある。
本発明に係る電気機器の較正装置は、供給された電力に係る物理量を検出する電気機器に電力を供給する供給部と、該供給部から前記電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する計測部と、該計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する取得部とを備える電気機器の較正装置であって、前記供給部が供給すべき電力に係る物理量を時系列的に記述したシナリオ情報を記憶する記憶部を備え、前記供給部は、前記記憶部に記憶されたシナリオ情報に基づいて前記電気機器に電力を供給するようにしてあり、前記計測部の計測結果及び前記取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器に供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための較正情報を生成する生成部と、該生成部が生成した較正情報を前記電気機器に送信する送信部とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記シナリオ情報に記述された物理量は、電圧又は電流を含み、前記計測部が計測する物理量は、電圧及び電流を含むことを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記電気機器は、供給された電力を変換して外部へ供給すると共に、外部へ供給した電力に係る物理量を検出するようにしてあり、前記電気機器から外部へ供給された電力を消費する負荷部と、前記電気機器から前記負荷部に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する第2の計測部と、該第2の計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する第2の取得部と、前記第2の計測部の計測結果及び前記第2の取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器から外部へ供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための第2の較正情報を生成する第2の生成部とを更に備え、前記送信部は、前記第2の生成部が生成した第2の較正情報を前記電気機器に送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記記憶部は、前記負荷部が消費すべき電力に係る物理量を時系列的に記述した第2のシナリオ情報を記憶してあり、前記負荷部は、前記記憶部に記憶された第2のシナリオ情報に基づいて、前記電気機器から供給された電力を消費するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記第2のシナリオ情報に記述された物理量は、電流又は抵抗を含み、前記第2の計測部が計測する物理量は、電流を含むことを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記電気機器は、受信したデータによって示される制御内容に応じて、外部へ供給する電力に係る物理量を制御するようにしてあり、前記送信部は、前記電気機器に制御内容を示すデータを送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記第2の生成部は、前記第2の計測部の計測結果と前記第2の取得部が取得した検出結果との関係を線形近似して前記第2の較正情報を生成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正装置は、前記生成部は、前記計測部の計測結果と前記取得部が取得した検出結果との関係を線形近似して前記較正情報を生成するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器の較正方法は、供給された電力に係る物理量を検出する電気機器に電力を供給する供給部と、該供給部から前記電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する計測部と、該計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する取得部とを備える電気機器の較正装置を用いて前記電気機器を較正する方法であって、前記供給部が供給すべき電力に係る物理量を時系列的に記述したシナリオ情報を記憶する記憶部と、前記電気機器に情報を送信する送信部とを用意し、前記記憶部に記憶されたシナリオ情報に基づいて前記供給部から前記電気機器に電力を供給し、前記計測部の計測結果及び前記取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器に供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための較正情報を生成し、生成した較正情報を前記送信部によって送信することを特徴とする。
本発明にあっては、供給部が供給すべき電力に係る物理量が時系列的に記述されたシナリオ情報に基づいて、較正対象の電気機器に電力を供給し、電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する一方で、同じ物理量が電気機器で検出された結果を時系列的に取得する。そして、自装置における計測の結果と電気機器における検出の結果とを比較することによって、電気機器に供給された電力に係る物理量の検出特性を較正するための較正情報を生成して電気機器に送信する。
これにより、シナリオ情報を読み出す時系列と、自装置で物理量を計測する時系列と、電気機器から検出結果を取得する時系列とを整合させた場合は、シナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、電気機器に供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正される。
本発明にあっては、シナリオ情報に記述された物理量に電圧又は電流が含まれているため、シナリオ情報に基づいて、電気機器に供給すべき電圧又は電流が設定される。
また、計測部が計測する物理量に電圧及び電流が含まれているため、電気機器に供給された電圧及び電流の検出特性が較正される。
本発明にあっては、電気機器から負荷部に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する一方で、同じ物理量が電気機器で検出された結果を時系列的に取得する。そして、自装置における計測の結果と電気機器における検出の結果とを比較することによって、電気機器から外部に供給された電力に係る物理量の検出特性を較正するための第2の較正情報を生成して電気機器に送信する。
これにより、シナリオ情報を読み出す時系列と、自装置で物理量を計測する時系列と、電気機器から検出結果を取得する時系列とを整合させた場合は、シナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、電気機器から外部に供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正される。
本発明にあっては、負荷部で消費すべき電力に係る物理量が時系列的に記述された第2のシナリオ情報に基づいて、較正対象の電気機器から供給された電力を負荷部で消費する。
これにより、第2のシナリオ情報を読み出す時系列と、自装置で物理量を計測する時系列と、電気機器から検出結果を取得する時系列とを整合させた場合は、第2のシナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、電気機器に又は該電気機器から供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正される。
本発明にあっては、第2のシナリオ情報に記述された物理量に電流又は抵抗が含まれているため、第2のシナリオ情報に基づいて、電気機器の出力側から取り出すべき電流、又は電気機器の出力側に接続されるべき負荷の抵抗が設定される。
また、第2の計測部が計測する物理量に電流が含まれているため、電気機器に又は電気機器から供給された電流の検出特性が較正される。
本発明にあっては、電気機器における制御内容を示すデータを電気機器に送信し、これを受信した電気機器が、受信データによって示される制御内容に応じて、負荷部に供給する電力に係る物理量を制御する。
これにより、較正中の電気機器における物理量の制御条件が指定される。
本発明にあっては、電気機器から負荷部に供給された電力に係る物理量について、自装置における計測結果と電気機器における検出結果との関係を線形近似して較正情報を生成する。
これにより、電気機器の電力の出力側における物理量の検出特性が単純な一次式で較正される。
本発明にあっては、供給部から電気機器に供給された電力に係る物理量について、自装置における計測結果と電気機器における検出結果との関係を線形近似して較正情報を生成する。
これにより、電気機器の電力の入力側における電力の物理量の検出特性が単純な一次式で較正される。
本発明によれば、シナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、較正対象の電気機器における物理量の検出誤差が小さくなるように較正される。
従って、較正対象の検出項目が変更される場合や、較正対象の検出項目についての電気機器の動作範囲等が変更される場合であっても、柔軟に対応して電気機器を較正することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るシナリオ情報の内容を示す図表である。 Aは電圧の検出結果及び計測結果を対比する図表であり、BはAに示す数値を座標面にプロットしたグラフである。 本発明の実施の形態1に係る較正装置で較正情報を生成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る第2のシナリオ情報の内容を示す図表である。 本発明の実施の形態4に係る第3のシナリオ情報の内容を示す図表である。 本発明の実施の形態5に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る第4のシナリオ情報の内容を示す図表である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。図中1aは較正装置であり、較正装置1aは、CPU11、ディスプレイ12、キーボード13及びマウス14を有するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)10を含んでなる。較正装置1aは、較正対象のDC/DCコンバータ(電気機器に相当:以下、単にコンバータという)5aに電力を供給する電源装置(供給部に相当)20と、該電源装置20がコンバータ5aに供給した電力に係る電圧及び電流(物理量に相当)を計測するオシロスコープ30(計測部に相当)とを備える。
パソコン10は、コンバータ5aとの間でCAN(Controller Area Network )による通信を行うためのCAN通信部15と、電源装置20及びオシロスコープ30との間でGPIB(General Purpose Interface Bus )による通信を行うためのGPIB通信部16と、電源装置20がコンバータ5aに供給すべき電力に係る物理量を記述したシナリオ情報を記憶する内部記憶装置(記憶部に相当)17とを有する。CAN通信部15及びGPIB通信部16は、例えばPCIスロットに実装される拡張カードである。
電源装置20は、オシロスコープ30と共にGPIB通信部16とバス接続されており、GPIB通信におけるコマンド(指令)によってパソコン10からリモート制御される。本実施の形態1では、電源装置20は、上述のシナリオ情報の情報要素に基づく指令に応じてコンバータ5aに電力を供給するようになっている。
オシロスコープ30は、電圧プローブ31及び電流プローブ32を有しており、夫々のプローブによって、電源装置20がコンバータ5aに供給した電圧及び電流を時系列的に計測し、GPIB通信によるパソコン10からのクエリ(問い合わせ)に応じて計測結果をパソコン10に送信する。ここでの計測結果は、電圧値(単位はV)及び電流値(単位はA)である。
コンバータ5aは、電源装置20から供給された電圧を片方向に変換する変換部51と、該変換部51による変換を制御する制御部50と、変換部51に供給された電力に係る電圧及び電流(物理量に相当)を検出する検出部52と、パソコン10との間でCANによる通信を行うためのCAN通信部(取得部及び送信部に相当)53とを備える。各部の動作電源は、例えば電源装置20とは異なる別電源から供給される。変換部51が変換した電圧は、コンバータ5aの外部に接続された抵抗負荷6に供給される。
制御部50は、パソコン10とのCAN通信による指示に応じて、変換部51における変換の目標電圧等を制御する。本実施の形態1では、変換部51が変換した電圧が抵抗負荷6に印加されることによって検出部52に流れる入力電流が較正範囲と整合するように、変換部51における昇降圧比が固定的に設定される。制御部50は、また、CAN通信によるパソコン10からの要求に応じて、検出部52が検出した電圧及び電流の検出結果をパソコン10に送信する。ここでの検出結果は、検出部52に含まれるA/DコンバータによるA/D変換値である。
次に、内部記憶装置17に記憶されるシナリオ情報について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係るシナリオ情報の内容を示す図表である。シナリオ情報は、時刻、電源装置20の電圧及び電流、並びに較正イベントを1組の情報要素とする構造化情報である。シナリオ情報の先頭には、各組の情報要素が読み出されるべき周期(単位はms)と、対象機器であるコンバータ5aに対する制御内容とが記憶されている。
各組の情報要素に含まれる時刻は、先頭の情報要素が読み出されるべき時刻を0msとする相対的な時刻を記述したものである。コンバータ5aに対する制御内容は、較正に先立つてコンバータ5aに指示すべき制御内容を記述したものである。各組の情報要素に含まれる電源装置20の電圧及び電流の夫々は、電源装置20が外部に供給すべき電力に係る電圧及び電流(物理量に相当)のデータである。図2では、各組の情報要素に含まれるデータが有意ではないことを示すヌル(NULL)を「−」で示す。
本実施の形態1では、パソコン10が有するCPU11が、図2の図表に記憶された周期(1000ms)で各組の情報要素を順次読み出し、夫々の情報要素に含まれるデータがヌルではない場合に、読み出したデータに応じた制御を電源装置20に対して実行する。また、各組の情報要素に含まれる較正イベントがヌルではない場合、CPU11は、コンバータ5aを較正するための処理を実行する。
具体的には、CPU11は、電源装置20の電圧を、時刻0ms,1000ms,2000msで6.0Vに制御し、時刻3000ms,4000ms,5000msで8.0Vに制御し、時刻6000ms,7000ms,8000msで10.0Vに制御し、時刻9000ms,10000ms,11000msで12.0Vに制御し、時刻12000ms,13000ms,14000ms,15000msで14.0Vに制御する。これにより、時間の経過と共に変化する電圧がコンバータ5aに印加され、コンバータ5aに印加された電圧が降圧されて抵抗負荷6に印加される。つまり抵抗負荷6に供給される電流が時間の経過と共に変化するため、電源装置20から検出部52に流れる電流も時間の経過と共に変化する。
CPU11は、また、時刻2000ms,5000ms,8000ms,11000ms,14000msでオシロスコープ30が計測した電圧及び電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5aの検出部52が検出した電圧及び電流の検出結果を取得する。そして、CPU11は、電圧及び電流夫々の計測結果及び検出結果に基づいて、検出部52における電圧及び電流の検出特性を較正する較正情報を生成し、生成した較正情報をコンバータ5aに送信する。
なお、図2に示すシナリオ情報には、電源装置20の電圧のデータが記憶されており、電流のデータが全てヌルであったが、逆に電源装置20の電圧のデータを全てヌルとし、電流のデータを時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。この場合、電源装置20は定電流源として作用し、時間の経過と共に変化する電流がコンバータ5aに供給されるため、コンバータ5aに印加される電圧も時間の経過と共に変化することとなる。
シナリオ情報には、また、電源装置20がコンバータ5aに供給すべき電力のデータを、時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。この場合にも、電源装置20からコンバータ5aに供給される電圧及び電流が時間の経過と共に変化することとなる。
次に、検出部52における電圧の検出特性を較正する場合を例にして、較正情報を生成する方法について説明する。電流の検出特性を較正する場合についても同様である。
図3のAは電圧の検出結果及び計測結果を対比する図表であり、BはAに示す数値を座標面にプロットしたグラフである。図3Bの横軸は検出部52による電圧の検出結果(A/D変換値)を表し、縦軸はオシロスコープ30による電圧の計測結果(V)を表す。
検出部52に含まれるA/D変換器は、フルスケール電圧が5Vで、A/D変換値が10ビットで表されるものである。変換部51では、検出対象の電圧を不図示の抵抗分圧回路で1/3に分圧した電圧を、上記A/D変換器のアナログ入力電圧としてデジタルの10ビットの値に変換する。つまり、コンバータ5aにおける検出対象の電圧Vdetは、理想的には以下の式(1)によって求められる。
Vdet={(A/D変換値)/(2の10乗−1)}×5×3
=0.0147×(A/D変換値)・・・・・・・・・(1)
一方、上記の抵抗分圧回路による分圧値には誤差が含まれており、A/D変換器によるA/D変換値には、変換の非直線性に基づく誤差が含まれている。そこで本実施の形態1では、図3Bにプロットした各点を結ぶ曲線に最も近い直線を、例えば最小自乗法で線形近似する。
図3Bに示す直線は、このようにして求めた一次関数のグラフである。ここでは、較正情報としての傾きが0.0149であり、切片が−0.0626Vである。この傾き及び切片は、検出対象の電圧の範囲によって僅かに変化するため、較正すべき電圧の範囲に適合するシナリオ情報が用いられる。
以下では、上述したパソコン10の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は、内部記憶装置17に予め格納された制御プログラムに従って、CPU11により実行される。
図4は、本発明の実施の形態1に係る較正装置1aで較正情報を生成するCPU11の処理手順を示すフローチャートである。図4の処理は、例えば使用者がキーボード13及び/又はマウス14を用いて較正の開始を選択した場合、内部記憶装置17から不図示のRAMにロードされて起動される。その際、シナリオ情報も内部記憶装置17からRAMにロードされるものとする。
図4の処理が起動された場合、CPU11は、シナリオ情報から、各組の情報要素が読み出されるべき周期と、コンバータ5aに対する制御内容とを読み出し(S11)、読み出した制御内容に応じた制御を実行する(S12)。ここでは、図2に示す制御内容に従ってコンバータ5aの昇降圧比が0.5に制御される。そして、CPU11は、先頭の情報要素にポインタを設定する(S13)。
その後、CPU11は、読み出した周期に合わせて1周期の計時を開始し(S14)、ポインタによって示される1組の情報要素を読み出す(S15)。ここでの計時に用いられるタイマは、パソコン10が標準的に備えているものである(図示せず)。
次いで、CPU11は、読み出した情報要素に含まれるデータに基づく制御を実行する(S16)。ここでは、図2に示す電圧及び電流のデータに基づいて、電源装置20が出力すべき電圧及び電流が、GPIB通信によって制御される。この場合、図2を用いて説明したように、通常、情報要素には電源装置20の電圧又は電流の何れか一方の有意なデータが含まれているため、電源装置20は、必然的に出力電圧又は出力電流の何れか一方が制御される。
次いで、CPU11は、読み出した情報要素に較正イベントが有るか否か、即ち較正イベントを示すデータがヌル以外の値であるか否かを判定し(S17)、較正イベントが無い場合(S17:NO)、後述するステップS20に処理を移す。較正イベントが有る場合(S17:YES)、CPU11は、そのイベントが終了を示すものであるか否かを判定する(S18)。
較正イベントが終了を示すものではない場合(S18:NO)、CPU11は、較正イベントに示された内容に従って、オシロスコープ30が計測した電圧及び電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5aの検出部52が検出した電圧及び電流の検出結果を取得する(S19)。
次いで、CPU11は、ポインタを1つ進めた(S20)後に、1周期の計時が終了したか否かを判定し(S21)、終了していない場合(S21:NO)、計時が終了するまで待機する。計時が終了した場合(S21:YES)、CPU11は、次の情報要素に基づく制御を実行するために、ステップS14に処理を移す。
ステップS18で、較正イベントが終了を示すものである場合(S18:YES)、CPU11は、ステップS19で取得した計測結果及び検出結果を比較して較正情報を生成し(S22:生成部に相当)、生成した較正情報をCAN通信によってコンバータ5aに送信して(S23)図4の処理を終了する。ここで生成する較正情報は、検出部52における電圧及び電流夫々の検出特性を較正するためのものである。
以上にように本実施の形態1によれば、電源装置20が供給すべき電力に係る物理量が時系列的に記述されたシナリオ情報に基づいて、較正対象のコンバータ5aに電力を供給し、コンバータ5aに供給された電力に係る物理量をオシロスコープ30で時系列的に計測する一方で、同じ物理量がコンバータ5aの検出部52で検出された結果を時系列的に取得する。そして、オシロスコープ30による計測の結果とコンバータ5aの検出部52における検出の結果とを比較することによって、コンバータ5aに供給された電力に係る物理量の検出特性を較正するための較正情報を生成してコンバータ5aに送信する。
この場合、シナリオ情報を読み出す時系列と、オシロスコープ30で物理量を計測する時系列と、コンバータ5aから検出結果を取得する時系列とを整合させているため、シナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、コンバータ5aに供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、シナリオ情報に記述された物理量に電圧又は電流が含まれているため、シナリオ情報に基づいて、コンバータ5aに供給すべき電圧又は電流を設定することが可能となる。
また、オシロスコープ30が計測する物理量に電圧及び電流が含まれているため、コンバータ5aに供給された電圧及び電流の検出特性を較正することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、電源装置20からコンバータ5aに供給された電力に係る電圧及び電流について、オシロスコープ30による計測結果とコンバータ5aの検出部52における検出結果との関係を線形近似して較正情報を生成する。
従って、コンバータ5aの検出部52における電圧及び電流の検出特性を単純な一次式で較正することが可能となる。
(変形例)
実施の形態1が、パーソナルコンピュータ10を用いて較正装置1aを構成する形態であるのに対し、実施の形態1の変形例は、マイクロコンピュータを用いて較正装置を構成する形態である。
図5は、本発明の実施の形態1の変形例に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。図中1bは較正装置であり、較正装置1bは、CPU91を有するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)90と、コンバータ5aに電力を供給する電源部(供給部に相当)29と、該電源部29からコンバータ5aに供給された電力に係る電圧及び電流(物理量に相当)を計測するためのシャント抵抗39とを備える。
マイコン90は、CPU91に、プログラム等の情報を記憶するROM92、一時的に発生した情報を記憶するRAM93、経過時間を計時するためのタイマ94、及びコンバータ5aとの間でCANによる通信を行うためのCAN通信部95がバス接続されている。CPU91には、また、シャント抵抗39の両端に接続された計測部96と、電源部29の動作を調整するための調整部97と、可搬型の記録媒体7を接続するための媒体接続部98とがバス接続されている。
計測部96は、シャント抵抗39の一端における電圧、及びシャント抵抗39に流れる電流による電圧降下を計測することによって、電源部29がコンバータ5aに供給する電圧及び電流を計測する。
調整部97は、電源部29がコンバータ5aに供給すべき電圧及び電流を調整するための信号を電源部29に与える。
記録媒体7は、予め他のパソコン等にて生成されたシナリオ情報が記録されており、媒体接続部に装着された場合に記録媒体7からシナリオ情報が読み出されてRAM93にロードされるようになっている。ここでのシナリオ情報は、実施の形態1の図2に示すものと同様である。
コンバータ5aの構成は、実施の形態1の場合と同様である。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その説明を省略する。
較正装置1bが実行する処理は、ROM92に予め格納された制御プログラムに従って、CPU91により実行される。この処理は、例えば使用者が不図示のマンマシンインタフェースを介して実行を指示した場合に起動される。較正装置1bで較正情報を生成するCPU91の処理手順を示すフローチャートは、実施の形態1の図4に示すものと同様であるため、その説明を省略する。
以上にように本実施の形態1の変形例によれば、実施の形態1の図2に示すシナリオ情報を用いて、図4に示すフローチャートを実行することにより、実施の形態1と全く同様の効果を奏する。
なお、実施の形態1及びその変形例では、コンバータ5aにおける電圧及び電流の検出特性を較正したが、これに限定されず、例えば外部に電力を供給することがない機器に入力される電圧及び電流の検出特性を較正してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1が、コンバータ5aの入力側の検出部52の検出特性を較正する形態であるのに対し、実施の形態2は、コンバータの出力側の検出部の検出特性を較正する形態である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。図中1cは較正装置であり、較正装置1cは、CPU11を有するパソコン10を含んでなる。較正装置1cは、較正対象のコンバータ5cに電力を供給する電源装置20と、コンバータ5cから供給された電力を消費する抵抗負荷6と、電源装置20がコンバータ5cに供給した電力に係る電圧及び電流、並びにコンバータ5cが抵抗負荷6に供給した電力に係る電圧及び電流を計測するオシロスコープ30(計測部及び第2の計測部に相当)とを備える。
オシロスコープ30は、電圧プローブ31及び電流プローブ32に加えて、電圧プローブ33及び電流プローブ34を有する。オシロスコープ30は、電圧プローブ33及び電流プローブ34によって、コンバータ5cから抵抗負荷6に供給された電圧及び電流を時系列的に計測し、GPIB通信によるパソコン10からのクエリに応じて計測結果をパソコン10に送信する。
コンバータ5cは、実施の形態1におけるコンバータ5a(図1参照)に加えて、外部に供給された電力に係る電圧及び電流を検出する検出部54を備える。検出部54が検出した電圧及び電流は、CAN通信によるパソコン10からの要求に応じて、制御部50及びCAN通信部53を介してパソコン10に送信される。なお、パソコン10側のCAN通信部15が、第2の取得部に相当する。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その説明を省略する。
本実施の形態2では、実施の形態1の図2に示すシナリオ情報を用いて、図4に示すフローチャートを実行する。但し、図2の情報要素に含まれる較正イベントは、コンバータ5cが抵抗負荷6に供給した電圧及び電流の計測及び検出を行う旨が記述されているものとする。これにより、図4のステップS19では、オシロスコープ30が電圧プローブ33及び電流プローブ34夫々で計測した電圧及び電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5cの検出部54が検出した電圧及び電流の検出結果を取得する。また、ステップS22(第2の生成部に相当),23では、電圧及び電流夫々の計測結果及び検出結果に基づいて、検出部54における電圧及び電流の検出特性を較正する第2の較正情報を生成し、生成した第2の較正情報をコンバータ5cに送信する。
なお、図2の情報要素に含まれる較正イベントに、コンバータ5cが抵抗負荷6に供給した電圧及び電流の計測及び検出を行う旨に加えて、コンバータ5cに供給された電圧及び電流の計測及び検出を行う旨が記述されていてもよい。この場合、図4のステップS19では、オシロスコープ30が電圧プローブ31,33及び電流プローブ32,34夫々で計測した電圧及び電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5cの検出部52,54が検出した電圧及び電流の検出結果を取得する。また、ステップS22,23では、電圧及び電流の計測結果及び検出結果に基づいて、検出部52,54における電圧及び電流の検出特性を較正する較正情報を生成してコンバータ5cに送信する。
以上にように本実施の形態2によれば、コンバータ5cから抵抗負荷6に供給された電力に係る物理量をオシロスコープ30で時系列的に計測する一方で、同じ物理量がコンバータ5cの検出部54で検出された結果を時系列的に取得する。そして、オシロスコープ30による計測の結果とコンバータ5cの検出部54における検出の結果とを比較することによって、コンバータ5cから外部に供給された電力に係る物理量の検出特性を較正するための第2の較正情報を生成してコンバータ5cに送信する。
この場合、シナリオ情報を読み出す時系列と、オシロスコープ30で物理量を計測する時系列と、コンバータ5cから検出結果を取得する時系列とを整合させているため、シナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、コンバータ5cから外部に供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正することが可能となる。
また、実施の形態2によれば、コンバータ5cから抵抗負荷6に供給された電力に係る電圧及び電流について、オシロスコープ30による計測結果とコンバータ5cの検出部54における検出結果との関係を線形近似して較正情報を生成する。
従って、コンバータ5cの検出部54における電圧及び電流の検出特性を単純な一次式で較正することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2が、コンバータ5cの入力側の電圧又は電流を変化させて検出部52及び54の電圧及び電流の検出特性を較正する形態であるのに対し、実施の形態3は、コンバータ5cの出力側の負荷電流又は負荷抵抗を変化させて、検出部52及び54の電流の検出特性を較正する形態である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。図中1dは較正装置であり、較正装置1dは、実施の形態2に係る較正装置1cに対して、抵抗負荷6を電子負荷(負荷部に相当)40に置き換えたものである。
電子負荷40は、電源装置20及びオシロスコープ30と共にGPIB通信部16とバス接続されており、GPIB通信におけるコマンド(指令)によってパソコン10からリモート制御される。本実施の形態3では、電子負荷40は、内部記憶装置17に記憶された第2のシナリオ情報の情報要素に基づく指令に応じてコンバータ5cから供給された電流を消費する回路、又はコンバータ5cの負荷を模擬する抵抗として動作する。
コンバータ5cの構成は、実施の形態2の場合と同様である。
その他、実施の形態2に対応する箇所には同様の符号を付して、その説明を省略する。
次に、内部記憶装置17に記憶される第2のシナリオ情報について説明する。
図8は、本発明の実施の形態3に係る第2のシナリオ情報の内容を示す図表である。第2のシナリオ情報は、時刻、電子負荷40の電流及び抵抗、並びに較正イベントを1組の情報要素とする構造化情報である。第2のシナリオ情報の先頭には、各組の情報要素が読み出されるべき周期(単位はms)と、電源装置20及びコンバータ5c夫々に対する制御内容が記憶されている。
電源装置20及びコンバータ5c夫々に対する制御内容は、較正に先立って電源装置20及びコンバータ5c夫々に指示すべき制御内容を記述したものである。各組の情報要素に含まれる電子負荷40の電流及び抵抗の夫々は、電子負荷40が消費すべき電力に係る電流及び抵抗のデータである。
本実施の形態3では、パソコン10が有するCPU11が、図7の図表に記憶された周期(1000ms)で各組の情報要素を順次読み出し、夫々の情報要素に含まれるデータがヌルではない場合に、読み出したデータに応じた制御を電子負荷40に対して実行する。また、各組の情報要素に含まれる較正イベントがヌルではない場合、CPU11は、コンバータ5cを較正するための処理を実行する。
具体的には、CPU11は、電子負荷40の電流を、時刻0ms,1000ms,2000msで1.0Aに制御し、時刻3000ms,4000ms,5000msで2.0Aに制御し、時刻6000ms,7000ms,8000msで3.0Aに制御し、時刻9000ms,10000ms,11000msで4.0Aに制御し、時刻12000ms,13000ms,14000ms,15000msで5.0Aに制御する。これにより、時間の経過と共に変化する電流が検出部54に流れ、それに応じて変化する電流が電源装置20から検出部52に流れる。
CPU11は、また、時刻2000ms,5000ms,8000ms,11000ms,14000msでオシロスコープ30が電流プローブ32,34夫々で計測した電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5cの検出部52,54夫々が検出した電流の検出結果を取得し、電流の計測結果及び検出結果に基づいて、検出部52,54夫々における電流の検出特性を較正する較正情報を生成してコンバータ5cに送信する。
なお、図8に示すシナリオ情報には、電子負荷40の電流のデータが記憶されており、電子負荷40の抵抗のデータが全てヌルであったが、逆に電子負荷40の電流のデータを全てヌルとし、電子負荷40の抵抗のデータを時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。この場合、時間の経過と共に変化する電流が電源装置20からコンバータ5cを介して電子負荷40に供給されることとなる。
シナリオ情報には、また、電子負荷40が消費すべき電力のデータを、時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。この場合は、時間の経過と共に変化する電力が電源装置20からコンバータ5cを介して電子負荷40に供給される。このため、時間の経過と共に変化する電流が電源装置20からコンバータ5cを介して電子負荷40に供給されることとなる
以上にように本実施の形態3によれば、電子負荷40で消費すべき電力に係る物理量が時系列的に記述された第2のシナリオ情報に基づいて、較正対象のコンバータ5cから供給された電力を電子負荷40で消費する。
この場合、第2のシナリオ情報を読み出す時系列と、オシロスコープ30で物理量を計測する時系列と、コンバータ5cから検出結果を取得する時系列とを整合させているため、第2のシナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、コンバータ5cに又は該コンバータ5cから供給された電力に係る物理量の検出誤差が小さくなるように較正することが可能となる。
また、実施の形態3によれば、第2のシナリオ情報に記述された物理量に電流又は抵抗が含まれているため、第2のシナリオ情報に基づいて、コンバータ5cの出力側から取り出すべき電流、又はコンバータ5cの出力側に接続されるべき負荷の抵抗を設定することが可能となる。
また、オシロスコープ30で計測する物理量に電流が含まれているため、コンバータ5cに又は該コンバータ5cから供給された電流の検出特性を較正することが可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態1(又は2)が、コンバータ5a(又は5c)の入力側の電圧又は電流を変化させて検出部52(又は54)の電圧及び電流に係る検出特性を較正する形態であり、実施の形態3が、コンバータ5cの出力側の負荷電流又は負荷抵抗を変化させて、検出部52及び54の電流の検出特性を較正する形態であるのに対し、実施の形態4は、コンバータ5cの入力側の電圧又は電流とコンバータ5cの出力側の負荷電流又は負荷抵抗とを変化させて、検出部52及び54の電圧及び電流に係る検出特性を較正する形態である。
実施の形態4に係る較正装置のブロック構成は、実施の形態3に係る較正装置1d(図7参照)と全く同じであるため、実施の形態3に対応する箇所には同様の符号を付して、その図示及び説明を省略する。
次に、内部記憶装置17に記憶される第3のシナリオ情報について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4に係る第3のシナリオ情報の内容を示す図表である。第3のシナリオ情報は、時刻、電源装置20の電圧及び電流、電子負荷40の電流及び抵抗、並びに較正イベントを1組の情報要素とする構造化情報である。第3のシナリオ情報の先頭には、各組の情報要素が読み出されるべき周期(単位はms)と、コンバータ5cに対する制御内容が記憶されている。つまり、第3のシナリオ情報は、実施の形態1及び2におけるシナリオ情報と、実施の形態3における第2のシナリオ情報とを結合したものである。
コンバータ5cに対する制御内容は、較正に先立ってコンバータ5cに指示すべき制御内容を記述したものである。各組の情報要素に含まれる電源装置20の電圧及び電流の夫々は、電源装置20が外部に供給すべき電力に係る電圧及び電流を記述したものである。また、電子負荷40の電流及び抵抗の夫々は、電子負荷40が消費すべき電力に係る電流及び抵抗を記述したものである。
本実施の形態4では、パソコン10が有するCPU11が、図8の図表に記憶された周期(1000ms)で各組の情報要素を順次読み出し、夫々の情報要素に含まれるデータがヌルではない場合に、読み出したデータに応じた制御を電源装置20及び電子負荷40に対して実行する。また、各組の情報要素に含まれる較正イベントがヌルではない場合、CPU11は、コンバータ5cを較正するための処理を実行する。
具体的には、CPU11は、時刻0ms,1000ms,2000msで電源装置20の電圧を6.0Vに制御すると共に電子負荷40の電流を5.0Aに制御し、時刻3000ms,4000ms,5000msで電源装置20の電圧を8.0Vに制御すると共に電子負荷40の電流を4.0Aに制御する。CPU11は、また、時刻6000ms,7000ms,8000msで電源装置20の電圧を10.0Vに制御すると共に電子負荷40の電流を3.0Aに制御し、時刻9000ms,10000ms,11000msで電源装置20の電圧を12.0Vに制御すると共に電子負荷40の電流を2.0Aに制御し、時刻12000ms,13000ms,14000ms,15000msで電源装置20の電圧を14.0Vに制御すると共に電子負荷40の電流を1.0Aに制御する。
これにより、時間の経過と共に変化する電圧が検出部52に印加され、コンバータ5cに印加された電圧が降圧されて検出部54及び抵抗負荷6に印加される。また、時間の経過と共に変化する電流が検出部54に流れ、それに応じて変化する電流が電源装置20から検出部52に流れる。なお、電源装置20の電圧を時系列的にさせるのに対して、電子負荷40の電流を時系列的に減少させるのは、電子負荷40における電力の損失の増分を相殺させるためである。
CPU11は、また、時刻2000ms,5000ms,8000ms,11000ms,14000msでオシロスコープ30が計測した電圧及び電流の計測結果を取得すると共に、コンバータ5cの検出部52,54が検出した電圧及び電流の検出結果を取得し、電圧及び電流の計測結果と検出結果とに基づいて、検出部52,54における電圧及び電流の検出特性を較正する較正情報を生成してコンバータ5cに送信する。
なお、図9に示す第3のシナリオ情報には、電子負荷40の電流のデータが記憶されており、電子負荷40の抵抗のデータが全てヌルであったが、逆に電子負荷40の電流のデータを全てヌルとし、電子負荷40の抵抗のデータを時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。これにより、時間の経過と共に変化する電流が検出部54に流れ、それに応じて変化する電流が電源装置20から検出部52に流れる。
また、図9に示す第3のシナリオ情報には、電源装置20の電圧のデータが記憶されており、電流のデータが全てヌルであったが、逆に電源装置20の電圧のデータを全てヌルとし、電流のデータを時系列的に並べて記憶するようにしてもよい。但しこの場合は、電子負荷40の電流のデータを全てヌルとし、抵抗のデータを記憶しておく。
以上にように本実施の形態4によれば、電源装置20が供給すべき電力に係る電圧又は電流が時系列的に記述されたシナリオ情報に基づいて、較正対象のコンバータ5cに電力を供給し、電子負荷40で消費すべき電力に係る電流又は抵抗が時系列的に記述された第2のシナリオ情報に基づいて、較正対象のコンバータ5cから供給された電力を電子負荷40で消費する。
この場合、シナリオ情報及び第2のシナリオ情報を読み出す時系列と、オシロスコープ30で電圧及び電流を計測する時系列と、コンバータ5cから検出結果を取得する時系列とを整合させているため、シナリオ情報及び第2のシナリオ情報に記述された物理量が変化する範囲内で、コンバータ5cに又は該コンバータ5cから供給された電力に係る電圧及び電流の検出誤差が小さくなるように較正することが可能となる。
また、実施の形態1,2,3,4の夫々によれば、コンバータ5a,5c,5c,5cにおける制御内容を示すデータをコンバータ5a,5c,5c,5cに送信し、これを受信したコンバータ5a,5c,5c,5cが、受信データによって示される制御内容に応じて、抵抗負荷6,抵抗負荷6,電子負荷40,電子負荷40に供給する電力に係る物理量を制御する。
従って、較正中のコンバータ5a,5c,5c,5cにおける物理量の制御条件を指定することが可能となる。
(実施の形態5)
実施の形態4が、片方向のコンバータ5cに対して電源装置20及び電子負荷40を1つずつ用いる形態であるのに対し、実施の形態5は、双方向のコンバータに対して、電源装置及び電子負荷を2つずつ用いる形態である。
図10は、本発明の実施の形態5に係る較正装置の構成例を示すブロック図である。図中1eは較正装置であり、較正装置1eは、実施の形態3に係る較正装置1dに対して、電源装置21及び電子負荷41を追加したものである。
電源装置20は、逆流を防止するためのダイオード22を介してコンバータ5eの検出部52に接続されている。電子負荷41は、ダイオード22のカソード側に接続されている。電源装置21は、逆流を防止するためのダイオード23を介してコンバータ5eの検出部54に接続されている。電子負荷40は、ダイオード23のカソード側に接続されている。電源装置20,21と電子負荷40,41とは、オシロスコープ30と共にGPIB通信部16とバス接続されており、GPIB通信におけるコマンド(指令)によってパソコン10からリモート制御される。
コンバータ5eは、実施の形態3におけるコンバータ5c(図7参照)と比較して、片方向の変換部51を双方向の変換部51eに置き換えたものである。
その他、実施の形態3に対応する箇所には同様の符号を付して、その説明を省略する。
次に、内部記憶装置17に記憶される第4のシナリオ情報について説明する。
図11は、本発明の実施の形態5に係る第4のシナリオ情報の内容を示す図表である。第4のシナリオ情報は、時刻、電源装置20の電圧、電子負荷40の電流、電源装置21の電圧、電子負荷41の電流、コンバータ5eの制御内容,目標電圧,制限電流、並びに較正イベントを1組の情報要素とする構造化情報である。第4のシナリオ情報の先頭には、各組の情報要素が読み出されるべき周期(単位はms)が記憶されている。但し、図11では、電源装置20,21夫々を電源装置A,Bと表記し、電子負荷40,41夫々を電子負荷A,Bと表記する。
本実施の形態5では、パソコン10が有するCPU11が、図11の図表に記憶された周期(1000ms)で各組の情報要素を順次読み出し、夫々の情報要素に含まれるデータがヌルではない場合に、読み出したデータに応じた制御を電源装置20,21及び電子負荷40,41に対して実行する。また、各組の情報要素に含まれる較正イベントがヌルではない場合、CPU11は、コンバータ5eを較正するための処理を実行する。
具体的には、CPU11は、時刻0msから15000msまでの1000ms置きの時刻で、電源装置20の電圧を12.0Vに制御し、電子負荷40,41の電流を0Aに制御し、更に、コンバータ5eをスタンバイ(動作禁止)に制御する。CPU11は、また、電源装置21の電圧を、時刻0ms,1000ms,2000msで6.0Vに制御し、時刻3000ms,4000ms,5000msで8.0Vに制御し、時刻6000ms,7000ms,8000msで10.0Vに制御し、時刻9000ms,10000ms,11000msで12.0Vに制御し、時刻12000ms,13000ms,14000ms,15000msで14.0Vに制御する。これにより、時間の経過と共に変化する電圧が検出部54に印加される。なお、電源装置20の電圧を12.0Vに制御し続けるのは、コンバータ5eの動作電源を電源装置20から供給するためである。
CPU11は、また、時刻2000ms,5000ms,8000ms,11000ms,14000msでオシロスコープ30が電圧プローブ31,33夫々で計測した電圧の計測結果と、電流プローブ32,34夫々で計測した電流の計測結果とを取得すると共に、コンバータ5eの検出部52及び54が検出した電圧及び電流の検出結果を取得し、電圧及び電流の計測結果と検出結果とに基づいて、検出部52,54夫々における電圧及び電流の検出特性を較正する較正情報を生成してコンバータ5eに送信する。
本実施の形態5では、コンバータ5eの変換動作を停止させておき、第4のシナリオ情報に基づいて電源装置21から検出部54に時間の経過と共に変化する電圧を印加し、その間に検出部に印加された電圧を電圧プローブ33によってオシロスコープ30で時系列的に計測する一方で、同じ電圧が検出部54で検出された結果を時系列的に取得する。そして、オシロスコープ30による計測の結果とコンバータ5eの検出部54における検出の結果とを比較することによって、コンバータ5eの検出部54側に供給された電圧の検出特性を較正するための較正情報を生成してコンバータ5eに送信する。
この場合、第4のシナリオ情報を読み出す時系列と、オシロスコープ30で電圧を計測する時系列と、コンバータ5eから検出結果を取得する時系列とを整合させることにより、第4のシナリオ情報に記述された電源装置21の電圧が変化する範囲内で、コンバータ5eに供給された電圧の検出誤差が小さくなるように較正することが可能となる。
以上は第4のシナリオ情報の使用方法の一例であるが、これに限定されるものではない。例えば、コンバータ5eの変換動作を検出部54から52に向けて変換する方向とし、電源装置20の電圧を全て0Vとし、電子負荷41の電流のデータを例えば5.0Aから1.0Aまで時系列的に並べて記憶するようにすれば、電力の供給方向が逆である点を除いて、実施の形態4における第3のシナリオ情報(図9参照)と同等にすることができる。
また、第4のシナリオ情報に、コンバータ5eの目標電圧及び/又は制限電圧のデータを記述しておき、第4のシナリオ情報の読み出し時にコンバータ5eの目標電圧及び/又は制限電流を制御することにより、較正中のコンバータ5eの動作をきめ細かく制御することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態で記載されている技術的特徴は、お互いに組み合わせることが可能である。
1a、1b、1c、1d 較正装置
10 パーソナルコンピュータ(パソコン)
11、91 CPU
15 CAN通信部
17 内部記憶装置
20、21 電源装置
29 電源部
30 オシロスコープ
31、33 電圧プローブ
32、34 電流プローブ
39 シャント抵抗
40、41 電子負荷
90 マイクロコンピュータ(マイコン)
91 CPU
92 ROM
5a、5c、5e DC/DCコンバータ(コンバータ)
52、54 検出部
6 抵抗負荷
7 記録媒体

Claims (9)

  1. 供給された電力に係る物理量を検出する電気機器に電力を供給する供給部と、該供給部から前記電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する計測部と、該計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する取得部とを備える電気機器の較正装置であって、
    前記供給部が供給すべき電力に係る物理量を時系列的に記述したシナリオ情報を記憶する記憶部を備え、
    前記供給部は、前記記憶部に記憶されたシナリオ情報に基づいて前記電気機器に電力を供給するようにしてあり、
    前記計測部の計測結果及び前記取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器に供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための較正情報を生成する生成部と、
    該生成部が生成した較正情報を前記電気機器に送信する送信部とを更に備えること
    を特徴とする電気機器の較正装置。
  2. 前記シナリオ情報に記述された物理量は、電圧又は電流を含み、
    前記計測部が計測する物理量は、電圧及び電流を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気機器の較正装置。
  3. 前記電気機器は、供給された電力を変換して外部へ供給すると共に、外部へ供給した電力に係る物理量を検出するようにしてあり、
    前記電気機器から外部へ供給された電力を消費する負荷部と、
    前記電気機器から前記負荷部に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する第2の計測部と、
    該第2の計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する第2の取得部と、
    前記第2の計測部の計測結果及び前記第2の取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器から外部へ供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための第2の較正情報を生成する第2の生成部とを更に備え、
    前記送信部は、前記第2の生成部が生成した第2の較正情報を前記電気機器に送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電気機器の較正装置。
  4. 前記記憶部は、前記負荷部が消費すべき電力に係る物理量を時系列的に記述した第2のシナリオ情報を記憶してあり、
    前記負荷部は、前記記憶部に記憶された第2のシナリオ情報に基づいて、前記電気機器から供給された電力を消費するようにしてあること
    を特徴とする請求項3に記載の電気機器の較正装置。
  5. 前記第2のシナリオ情報に記述された物理量は、電流又は抵抗を含み、
    前記第2の計測部が計測する物理量は、電流を含むこと
    を特徴とする請求項4に記載の電気機器の較正装置。
  6. 前記電気機器は、受信したデータによって示される制御内容に応じて、外部へ供給する電力に係る物理量を制御するようにしてあり、
    前記送信部は、前記電気機器に制御内容を示すデータを送信するようにしてあること
    を特徴とする請求項3から5の何れか1項に記載の電気機器の較正装置。
  7. 前記第2の生成部は、前記第2の計測部の計測結果と前記第2の取得部が取得した検出結果との関係を線形近似して前記第2の較正情報を生成するようにしてあることを特徴とする請求項3から6の何れか1項に記載の電気機器の較正装置。
  8. 前記生成部は、前記計測部の計測結果と前記取得部が取得した検出結果との関係を線形近似して前記較正情報を生成するようにしてあることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の電気機器の較正装置。
  9. 供給された電力に係る物理量を検出する電気機器に電力を供給する供給部と、該供給部から前記電気機器に供給された電力に係る物理量を時系列的に計測する計測部と、該計測部が計測する物理量を前記電気機器にて検出した検出結果を時系列的に取得する取得部とを備える電気機器の較正装置を用いて前記電気機器を較正する方法であって、
    前記供給部が供給すべき電力に係る物理量を時系列的に記述したシナリオ情報を記憶する記憶部と、
    前記電気機器に情報を送信する送信部とを用意し、
    前記記憶部に記憶されたシナリオ情報に基づいて前記供給部から前記電気機器に電力を供給し、
    前記計測部の計測結果及び前記取得部が取得した検出結果を比較して、前記電気機器に供給された電力に係る物理量と該物理量の検出結果との関係を示す検出特性を較正するための較正情報を生成し、
    生成した較正情報を前記送信部によって送信すること
    を特徴とする電気機器の較正方法。
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