JPH1030943A - センサ装置、表示装置及びデータ書き込み装置 - Google Patents

センサ装置、表示装置及びデータ書き込み装置

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JPH1030943A
JPH1030943A JP18492396A JP18492396A JPH1030943A JP H1030943 A JPH1030943 A JP H1030943A JP 18492396 A JP18492396 A JP 18492396A JP 18492396 A JP18492396 A JP 18492396A JP H1030943 A JPH1030943 A JP H1030943A
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JP
Japan
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pressure
sensor device
data
sensor
detection signal
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JP18492396A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Ito
克敏 伊藤
Masayuki Nomura
雅之 野村
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ装置自身のセンサ情報をセンサ装置に
記憶させ、必要時に取り出す。 【解決手段】 圧力センサ装置1は初期条件データDS
を記憶するデータ記憶部17とこのデータ記憶部17か
ら初期条件データDSを出力させるシリアルインターフ
ェース18とを備えている。圧力表示装置2は圧力セン
サ装置1からの初期条件データDの読み込みを行うとと
もに、読み込んだ初期条件データDSに基づき圧力検出
データD1から実圧力Pを算出するマイコン部25を備
えている。データ書き込み装置は、圧力センサ装置1が
複数の圧力値の圧力に対して出力する圧力検出データD
1 とその時の圧力値から初期条件データDSを生成し、
圧力センサ1のデータ記憶部17に記憶させるマイコン
部を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出体の検出結
果に基づく検出信号を出力するセンサ装置、該センサ装
置が出力する検出信号に基づく表示を行う表示装置、及
び、前記センサ装置のデータ書き込み装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、圧力検出装置には、エア等の圧
力を検出する圧力センサ装置と該圧力センサ装置が検出
する圧力値を表示する圧力表示装置とが別々に構成さ
れ、両者が信号線で接続されるものがある。このような
圧力表示装置は、圧力表示装置の設置場所に関係なく圧
力センサ装置をより実圧力を検出したい箇所に設置する
ことができるため、より正確な場所での圧力を検出する
ことができる。
【0003】この圧力検出装置では、圧力表示装置に対
して圧力センサ装置が交換可能となっており、検出する
エア圧力の大きさに応じて圧力センサ装置の検出圧力範
囲(例えば、0〜0.01MPaあるいは0〜0.1M
Paといった範囲)を適切なものに変更したり、圧力セ
ンサ装置の故障時等に圧力センサ装置だけを交換するこ
とができる。
【0004】ところで、圧力表示装置に接続する圧力セ
ンサ装置を、その検出圧力範囲が異なるものに代えたと
きには、圧力表示装置側の設定をその圧力センサ装置の
検出圧力範囲に対応するように手作業で変更している。
【0005】又、故障等で同じ種類の圧力センサ装置に
交換するときにも、個々の圧力センサ装置毎に出力特性
が異なるため、その補正を圧力表示装置側で手作業で行
っている。すなわち、個々の圧力センサ装置が同一の実
圧力に対して出力する圧力検出信号は、その圧力センサ
装置の出力特性、出力のヒステリシス特性、出力の温度
特性等により、各圧力センサ装置毎に異なっている。そ
こで、圧力センサ装置が異なっても、同一の実圧力に対
しては同一の圧力検出信号が得られるように、圧力表示
装置側で個々の圧力センサ装置に応じてその圧力検出信
号を補正している。
【0006】さらに、個々の圧力センサ装置と、圧力表
示装置側とのマッチングを取るためのいわゆるゼロ点調
整及びスパン調整をも、圧力表示装置側で手作業で行っ
ている。
【0007】以上のように、圧力表示装置に接続する圧
力センサ装置を交換するときには、その新たな圧力セン
サ装置に応じた初期設定を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力セ
ンサ装置を交換する度に、圧力表示装置の側で新たに接
続する圧力センサ装置に応じた初期設定を手作業で行わ
なければならないため、圧力センサ装置の交換作業が面
倒であった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、センサ装置自身のセ
ンサ情報を必要時に取り出すことができるセンサ装置、
及び、該センサ情報に基づく表示を行う表示装置、並び
に、前記センサ装置に同センサ情報を書き込むデータ書
き込み装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、被検出体を検出する検出
部を備え、その検出部の検出結果に基づく検出信号を出
力するセンサ装置において、該センサ装置自身のセンサ
情報を記憶するセンサ情報記憶手段と、そのセンサ情報
記憶手段に記憶されたセンサ情報を出力するセンサ情報
出力手段とを備えた。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記センサ情報は被検出体の実値に対
するその時の検出信号の値よりなるデータとした。請求
項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記センサ情報は、当該センサ装置の製品名、製品番
号、各構成部品番号、使用方法の少なくともいずれか一
つを示すデータとした。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記センサ情報記憶手段は、不揮発性
メモリとした。請求項5に記載の発明は、被検出体の実
値を検出するセンサ装置からの検出信号を入力する検出
信号入力手段と、前記実値を求めるためのセンサ装置の
固有のセンサ情報を記憶する記憶手段と、前記検出信号
とセンサ情報に基づいて前記被検出体の実値を求める演
算手段と、前記求めた実値を表示する表示手段とから構
成した。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記記憶手段に記憶されたセンサ情報
を前記表示手段に表示させる表示制御手段を備えた。請
求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の
発明において、前記センサ情報は被検出体の実値に対す
るその時の検出信号の値よりなるデータとした。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項5又は請
求項6に記載の発明において、前記センサ情報は、当該
センサ装置の製品名、製品番号、各構成部品番号、使用
方法の少なくともいずれか一つを示すデータとした。
【0015】請求項9に記載の発明は、被検出体の実値
を検出するセンサ装置からの検出信号を入力する検出信
号入力手段と、前記センサ装置が出力している検出信号
の値に対する前記実値を設定し出力する実値設定手段
と、前記検出信号の値と前記実値に基づいて前記センサ
装置のセンサ情報を作成するセンサ情報作成手段と、前
記センサ情報を前記センサ装置に備えた記憶手段に出力
するためのデータ転送手段とから構成した。
【0016】従って、請求項1に記載の発明によれば、
センサ装置はその検出部が検出体を検出した検出結果に
基づいて検出信号を出力する。センサ装置は、センサ装
置自身のセンサ情報を記憶するセンサ情報記憶手段を備
え、そのセンサ情報をセンサ情報出力手段にて出力させ
ることができる。従って、センサ装置の使用時に、その
センサ情報を取り出すことが可能になる。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、センサ情報は被検出体の
実値に対するその時の検出信号の値よりなるため、セン
サ情報に基づきその時の検出信号の値に対する被検出体
の実値を推定することができる。従って、センサ装置の
検出信号の検出誤差を補正することができる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、センサ情報がセンサ装置
の製品名、製品番号、各構成部品番号、使用方法の少な
くともいずれか一つであるため、センサ情報を読み出す
ことによりセンサ装置の製品名、製品番号、各構成部品
番号、使用方法の少なくともいずれか一つを知ることが
できる。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、センサ情報記憶手段が不
揮発性メモリであるため、センサ装置に電源を供給しな
くても、一旦記憶させたセンサ情報が保持される。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、検出信号
入力手段が、センサ装置が被検出体の実値を検出した検
出信号を入力する。記憶手段が、前記実値を求めるため
のセンサ装置固有のセンサ情報を記憶する。演算手段
が、前記検出信号とセンサ情報に基づいて被検出体の実
値を求める。そして、表示手段が、求めた実値を表示す
る。従って、個々のセンサ装置に拘らず、センサ装置が
検出する被検出体の実値を表示することができる。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の作用に加えて、表示制御手段が、記憶手
段に記憶されたセンサ情報を表示手段に表示させる。従
って、センサ情報を知ることができる。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
又は請求項6に記載の発明の作用に加えて、センサ情報
は被検出体の実値に対するその時の検出信号の値よりな
るため、センサ情報に基づきその時の検出信号の値に対
する被検出体の実値を推定して表示することができる。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、請求項5
又は請求項6に記載の発明の作用に加えて、センサ情報
がセンサ装置の製品名、製品番号、各構成部品番号、使
用方法の少なくともいずれか一つであるため、センサ情
報を読み出すことによりセンサ装置の製品名、製品番
号、各構成部品番号、使用方法の少なくともいずれか一
つを取り出すことができる。
【0024】請求項9に記載の発明によれば、検出信号
入力手段が、被検出体の実値を検出するセンサ装置から
の検出信号を入力する。実値設定手段が、センサ装置が
出力している検出信号の値に対する実値を設定し出力す
る。センサ情報作成手段が、検出信号の値と実値に基づ
いてセンサ装置のセンサ情報を作成する。そして、デー
タ転送手段が、センサ情報をセンサ装置に備えた記憶手
段に出力する。従って、個々のセンサ装置の記憶手段
に、そのセンサ装置が検出する被検出体の実値に対して
出力する検出信号から実値を推定するためのセンサ情報
を記憶させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図面に従って説明する。図1は、センサ装
置としての圧力センサ装置1と、信号線L1,L2及び
電源線L3と結ばれ圧力センサ装置1からの検出信号に
基づいてその時の圧力値を表示する圧力表示装置2の電
気的構成を示すブロック回路図である。
【0026】圧力センサ装置1は、電源向路部14、圧
力検出部15、信号増幅器16、データ記憶部17及び
シリアルインタフェース18とから構成されている。電
源回路部14は、圧力表示装置2から供袷される24ボ
ルトの直流電源を5ボルトに降圧し信号増幅器16に動
作電源として供給する。又、この5ボルトの直流電源は
他の圧力検出部15、データ記憶部17及びシリアルイ
ンタフェース18の動作電源としても供給されている。
【0027】検出部としての圧力検出部5は半導体圧力
センサからなり、印加される実圧力Pに応じた検出信号
sを次段の信号増幅器16に出力する。信号増幅器16
は、この検出信号sを増幅し圧力検出信号SPとして圧
力表示装置2に出力する。
【0028】センサ情報記憶手段としてのデータ記憶部
17は本実施形態では不揮発性メモリ(EEPROM)
よりなり、センサ情報としての初期条件データDSが事
前に記憶されている。初期条件データDSは、第1〜第
3の条件データとから構成されている。第1の条件デー
タは、当該圧力センサ装置1における圧力検出部15及
び信号増幅部16の出力特性に基づいて該検出部15が
検出する実圧力Pに対する該信号増幅器16が出力する
検出信号としての圧力検出信号SPの値に関するデータ
である。即ち、第1の条件データは、検出部15又は信
号増幅器6等のヒステリシス特性及び温度特性等により
実圧力Pに対する圧力検出信号SPの値がリニアな関係
とならないために、これを補償するために用意されてい
る。そして、後記する実験又は試験等で事前に各諸条件
における実圧力Pに対する圧力検出信号SPの値が求め
られ、その求めたデータを第1の条件データとしてデー
タ記憶部17に記憶させている。
【0029】又、第2の条件データは、該圧力センサ装
置1が正圧用のセンサ装置なのか、負圧用のセンサ装置
なのか、又は、絶対圧用のセンサ装置なのか指示するデ
ータである。さらに、第3の条件データは、該圧力セン
サ装置1がゼロ点調整又はスパン調整を必要とするセン
サ装置の場合におけるその調整量を指示するデータであ
る。
【0030】センサ情報出力手段としてのシリアルイン
ターフェース18は、本実施形態では入出力インタフェ
ースであって、前記データ記憶部17に記憶された初期
条件データDSを読み出し圧力表示装置2に出力する。
【0031】圧力表示装置2は電源回路部21、A/D
変換器22、シリアルインタフェース23、キー操作入
力部24、マイコン部25、スイッチ入力回路部26、
表示制御部27、及び、表示器28とから構成されてい
る。
【0032】電源回路部21は、交流商用電源から24
ボルトの直流電源を生成し、前記圧力センサ装置1に供
給する。又、電源回路部21は、交流商用電源から5ボ
ルトの直流電源を生成し、前記マイコン部25等の各回
路部に動作電源として供給する。
【0033】検出信号入力手段としてのA/D変換器2
2は、圧力センサ装置1からの圧力検出信号SPを入力
し、デジタル変換して圧力検出データD1を生成する。
そして、この圧力検出データD1はマイコン部25に出
力される。シリアルインタフェース23は入出力インタ
フェースであって、前記圧力センサ装置1からの初期条
件データDSを入力し、該データDSをパラレル変換し
てマイコン部25に出力する。
【0034】キー操作入力部24は、キー操作により圧
力センサ装置1が検出する実圧力Pと比較判定するため
の判定圧力値の判定データDRをマイコン部25に出力
する。
【0035】演算手段及び表示制御手段としてのマイコ
ン部25は、前記初期条件データDSを入力すると、同
マイコン部25に内蔵された記憶手段としてのメモリ2
5aに記憶する。そして、マイコン部25は、この初期
条件データDSに基づいてA/D変換器22からの圧力
検出データD1に対して圧力センサ装置1が検出した実
圧力Pを演算する。従って、演算された実圧力Pは、第
1〜第3の条件からなる初期条件データDSを用いてそ
の時の圧力検出データD1(圧力検出信号SPの値)に
対して求められる。即ち、第1の条件データより、検出
部15又は信号増幅器16等のヒステリシス特性及び温
度特性等を考慮にいれた実圧力Pが、第2の条件データ
により、その求められた実圧力Pを正圧用、負圧用、又
は、絶対圧用表示態様とした実圧力Pが、さらに、第3
の条件データによりゼロ点調整又はスパン調整された実
圧力Pが演算される。
【0036】マイコン部25は、初期条件データDSに
基づいて求められた実圧力Pを表示制御部27に出力す
る。表示制御部27は、この実圧力Pを表示手段として
の表示器28に表示する。従って、表示器28に表示さ
れる値は、圧力センサ装置1の持つ固有の特性が初期条
件データDSにて考慮された実圧力Pが表示されること
になる。
【0037】又、マイコン部25は、算出した実圧力P
と前記キー入力部24で設定した判定データ(判定圧力
値)DRと比較する。実圧力Pが判定圧力値より大きい
と、マイコン部25は、スイッチ出力回路部26にオン
制御信号SNを出力する。スイッチ出力回路部26は、
このオン制御信号SNに応答して出力端子26aから制
御信号を出力する。この制御信号は、図示しない圧力制
御装置に入力され、前記圧力センサ装置1が検出する実
圧力Pを判定圧力未満にするための制御に利用される。
【0038】次に、上記のように構成された圧力センサ
装置1と圧力表示装置2の作用について説明する。圧力
表示装置2に圧力センサ装置1を接続すると、マイコン
部25が圧力センサ装置1のデータ記憶部17からその
圧力センサ装置1の初期条件データDSを読み出して記
憶する。マイコン部25は、圧力センサ装置1が実圧力
Pに応じて出力する圧力検出信号SPから圧力検出デー
タD1を生成する。そして、マイコン部25は、前記初
期条件データDSに基づきその圧力検出データD1に対
して実圧力Pを算出する。従って、算出された実圧力P
は、各圧力センサ装置1の固有の特性が考慮されたデー
タとなる。
【0039】マイコン部25が算出した実圧力Pを表示
制御部27に出力すると、表示制御部27がその実圧力
Pを表示器28に表示する。従って、圧力表示装置2
は、接続する圧力センサ装置1に固有の初期条件に拘ら
ず、同圧力センサ装置1が検出する実圧力Pを表示す
る。
【0040】次に、本実施の形態から見出せる特徴を以
下に記載する。 (a) 圧力センサ装置1のデータ記憶部17には、そ
の圧力センサ装置1の固有の初期条件をデータ化した初
期条件データDSを予め記憶させる。圧力表示装置2は
新たに接続された圧力センサ装置1から初期条件データ
DSを読み出し、この初期条件データDSに基づいて圧
力センサ装置1から得られる圧力検出データD1に対し
て実圧力Pを算出する。そして、この算出した実圧力P
を表示する。従って、圧力表示装置2に新たに圧力セン
サ装置1を接続するときに、圧力表示装置2の側でその
圧力センサ装置1に応じて初期設定を行う必要がない。
その結果、仕様(正圧検出用、負圧検出用、圧力検出範
囲等)、出力特性等が異なる圧力センサ装置1を、ゼロ
点調整あるいはスパン調整を行うことなく接続すること
ができる。
【0041】(b) データ記憶部17を不揮発性メモ
リとしたので、圧力センサ装置1をデータ書き込み装置
3から圧力表示装置2に接続しなおすときにも、データ
記憶部17に記憶させた初期条件データDSが失われる
ことはない。その結果、初期条件データDSの書き込み
及び圧力表示装置2への接続が容易になる。
【0042】(第2の実施の形態)次に、前記圧力セン
サ装置1のデータ記憶部17に記憶された初期条件デー
タDSをその記憶部17に書き込むデータ書き込み装置
の一実施形態について説明する。
【0043】図2は、圧力センサ装置1とデータ書き込
み装置3の電気的構成を示すブロック回路図である。圧
力センサ装置1は、図1と同一の構成なので、データ書
き込み装置3についてのみ説明する。
【0044】データ書き込み装置3は、電源回路部3
1、A/D変換器32、シリアルインタフェース33、
データ入力部34、及び、マイコン部35とから構成さ
れている。電源回路部31は、交流商用電源から24ボ
ルトの直流電源を生成し、前記圧力センサ装置1に供給
する。又、電源回路部31は、交流商用電源から5ボル
トの直流電源を生成し、前記マイコン部35等の各回路
部に動作電源として供給する。
【0045】検出信号入力手段としてのA/D変換器3
2は前記圧力センサ装置1からの圧力検出信号SPを入
力し、該検出信号SPをデジタル変換した圧力検出デー
タD1をマイコン部35に出力する。この圧力検出デー
タD1は前記した圧力センサ装置1の初期条件データD
Sを作成するためのデータとしてマイコン部35にて使
用される。
【0046】実値設定手段としてのデータ入力部34は
キー操作により前記圧力センサ装置1の初期条件データ
DSを作成するためのデータD2をマイコン部35に出
力する。
【0047】センサ情報作成手段としてのマイコン部3
5は、圧力検出信号SP(圧力検出データD1)とデー
タD2とにより初期条件データDSを作成する。その作
成は、以下のように行う。
【0048】予め圧力値がわかった圧力を圧力センサ装
置1で検出させる。つまり、0から順番に圧力を上げて
いく。この時、データ入力部34にて、その時の圧力セ
ンサ装置1に与えている圧力の実際の圧力値PNをマイ
コン部35に出力する。
【0049】そして、その時々において、圧力センサ装
置1から出力される圧力検出信号SP(圧力検出データ
D1)に基づいてマイコン部35は該圧力センサ装置1
が検出した圧力値PSとして演算し、該圧力値PSとそ
の時の実際の圧力値PNを一時記憶する。つまり、マイ
コン部35は、その時々の実際の圧力値PNに対する圧
力センサ装置1にて求めた圧力値PSを順次求める。こ
の圧力値PNに対する圧力値PSは、該圧力センサ装置
1の固有の特性データとなり、初期条件データDSとな
る。この初期条件データDSの作成においては、周囲の
環境を変えて複数の圧力値PNに対する圧力値PSを作
成することによって、より精度の高い初期条件データD
Sを作成することができる。従って、本実施の形態で
は、データD2すなわち圧力値PNが実値である。
【0050】又、この時、データ入力部34にて該圧力
センサ装置1が正圧用のセンサ装置なのか、負圧用のセ
ンサ装置なのか、又は、絶対圧用のセンサ装置なのか示
す初期条件データDSをあわせてマイコン部35に出力
する。
【0051】マイコン部35は、初期条件データDSを
作成すると、データ転送手段としてのシリアルインタフ
ェース33に出力する。シリアルインタフェース33
は、前記マイコン部35が作成した初期条件データDS
を圧力センサ装置1のシリアルインタフェース18に出
力する。圧力センサ装置1のシリアルインタフェース1
8は、データ書き込み装置3からの初期条件データDS
をデータ記憶部17に記憶させる。
【0052】次に、上記のように構成されたデータ書き
込み装置3の作用について説明する。データ書き込み装
置3に圧力センサ装置1を接続し、圧力センサ装置1に
複数の圧力値PNの圧力を印加するとともにデータ入力
部34からその時の圧力値PNを入力すると、マイコン
部35はその圧力に対して圧力センサ装置1が検出する
圧力値PSをその時の圧力値PNに対応させた特性デー
タ(初期条件データDS)を作成する。
【0053】マイコン部35は作成した初期条件データ
DSを、データ入力部34から入力される圧力センサ装
置1の仕様(正圧検出用、負圧検出用等の仕様)を示す
初期条件データDSとともに、圧力センサ装置1のデー
タ記憶部17に記憶させる。従って、圧力センサ装置1
の初期条件データDSが、その圧力センサ装置1のデー
タ記憶部17に記憶される。
【0054】次に、本実施の形態から見出せる特徴を以
下に記載する。 (a) データ書き込み装置3は、圧力センサ装置1に
複数の圧力値PNの圧力を印加したときに圧力センサ装
置1が検出する圧力値PSと実際の圧力値PNとを入力
し、各圧力値PNに対する圧力値PSからなる特性デー
タを生成する。そして、この特性データをその圧力セン
サ装置1に初期条件データDSとして記憶させる。従っ
て、各圧力センサ装置1に、その圧力センサ装置1の固
有の初期条件データDSが記憶される。
【0055】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 初期設定データDSは、第1〜第3の条件デー
タの全てからなるものに限らず、そのいずれか1つない
し2つだけであってもよい。
【0056】(2) 圧力センサ装置1に、センサ情報
としてその圧力センサ装置1の製品名、製品番号、各構
成部品番号、使用方法の少なくともいずれか1つを示す
データを記憶させてもよい。この場合には、圧力センサ
装置1からそれらのセンサ情報を読み出すことにより、
製品名、製品番号、各構成部品番号、使用方法を知るこ
とができる。これらの情報により故障発生時に故障要因
の解析を容易に行うことができる。
【0057】(3) センサ情報として、圧力検出部1
5の製造番号、圧力センサ装置1の製造番号、特注仕様
等を示すデータをデータ記憶部17に記憶させておき、
必要に応じ表示制御手段としてのマイコン部25が表示
手段としての表示器28に表示させるようにしてもよ
い。この場合には、故障発生時に故障要因の解析を容易
に行うことができる。
【0058】又、圧力表示装置2に接続するときまでの
使用時間を示すデータを記憶するようにしてもよい。こ
の場合には、故障時に寿命を確認することができる。 (4) 圧力表示装置2に接続する圧力センサ1の数は
1個に限らず複数であってもよい。この場合には、圧力
表示装置2は各圧力センサ1毎の初期条件データDS を
読み込み、それぞれの初期条件データDSに基づいて各
圧力センサ1が出力する圧力検出データD1 から実圧力
Pを算出するようにする。
【0059】(5) 不揮発性メモリの代わりに、書き
込み及び読み出し可能なメモリ(RAM)を用いてもよ
い。この場合には、圧力センサ装置1にバックアップ用
のバッテリを装着しておき、圧力センサ装置1をデータ
書き込み装置3から圧力表示装置2に接続しなおす時
に、記憶したデータ内容が失われないようにする。
【0060】(6) データ記憶部17を読み出し専用
メモリ(ROM)としてもよい。この場合には、予めR
OMに初期条件データDSを作り込んでおくようにす
る。この構成でも、圧力センサ装置1にセンサ装置自身
のセンサ情報を記憶させておくことができる。
【0061】(7) データ記憶部17を圧力センサ装
置1から取り外し可能に装着する。そして、初期条件デ
ータDSの書き込みは、取り外したデータ記憶部17に
ROMライタ等で直接行うようにしてもよい。
【0062】(8) 圧力センサ装置1は、気体の圧力
を検出をするものに限らず、液体の圧力を検出するもの
であってもよい。 (9) 圧力センサ装置1を圧力表示装置2に接続する
場合に限らず、その他のセンサ装置、例えば、温度セン
サを温度表示器に接続する場合や、磁気センサ、光セン
サ、ガスセンサ、湿度センサ等を各検出値の表示器に接
続する場合に実施してもよい。
【0063】前記実施の形態から把握できる請求項以外
の技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 請求項1〜請求項4に記載のセンサ装置は、圧
力センサ装置1とする。このような構成によれば、圧力
センサ装置1についてその個々の圧力センサ装置1のセ
ンサ情報DSを接続時に取り出すことができる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、センサ装置自身のセンサ情報をセンサ装
置に記憶させ、必要時に取り出すことができる。
【0065】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、センサ装置が記憶するセ
ンサ情報に基づいて被検出体の実値を得ることができ
る。請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、センサ装置から、製品名、製品番
号、各構成部品番号、使用方法といった情報を取り出す
ことができる。
【0066】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、電源が供給されない状態
でもセンサ情報を記憶し続けることができる。請求項
5,7に記載の発明によれば、センサ装置が記憶するセ
ンサ情報に基づいてセンサ装置固有の条件に拘らず被検
出体の実値を得ることができる。
【0067】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
に記載の発明の効果に加えて、センサ情報を知ることが
できる。請求項8に記載の発明によれば、請求項5又は
請求項6に記載の発明の効果に加えて、センサ装置の製
品名、製品番号、各構成部品番号、使用方法といった情
報を取り出すことができる。
【0068】請求項9に記載の発明によれば、個々のセ
ンサ装置にそのセンサ装置の検出信号から実値を求める
ためのセンサ装置自身のセンサ情報を記憶させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 圧力センサと圧力表示装置のブロック回路
図。
【図2】 データ書き込み装置と圧力センサのブロック
回路図。
【符号の説明】
1…センサ装置としての圧力センサ、15…検出部とし
ての圧力検出部、17…センサ情報記憶手段及び記憶手
段としてのデータ記憶部、18…センサ情報出力手段と
してのシリアルインターフェース、22…検出信号入力
手段としてのA/D変換器、25…演算手段及び表示制
御手段としてのマイコン部、25a…記憶手段としての
メモリ、28…表示手段としての表示器、32…検出信
号入力手段としてのA/D変換器、33…データ転送手
段としてのシリアルインターフェース、34…実値設定
手段としてのデータ入力部、35…センサ情報作成手段
としてのマイコン部、D1…圧力検出データ、D2…実
値としてのデータ、DS…センサ情報としての初期条件
データ、SP…検出信号としての圧力検出信号、PN…
実値としての圧力値、PS…値としての圧力値、P…実
値としての実圧力。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体を検出する検出部(15)を備
    え、その検出部(15)の検出結果に基づく検出信号
    (SP)を出力するセンサ装置において、 該センサ装置自身のセンサ情報(DS)を記憶するセン
    サ情報記憶手段(17)と、 そのセンサ情報記憶手段(17)に記憶されたセンサ情
    報(DS)を出力するセンサ情報出力手段(18)とを
    備えたセンサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセンサ装置において、 前記センサ情報(DS)は被検出体の実値(P)に対す
    るその時の検出信号(SP)の値よりなるデータである
    センサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のセンサ装置において、 前記センサ情報(DS)は、当該センサ装置の製品名、
    製品番号、各構成部品番号、使用方法の少なくともいず
    れか一つを示すデータであるセンサ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のセンサ装置において、 前記センサ情報記憶手段(17)は、不揮発性メモリで
    あるセンサ装置。
  5. 【請求項5】 被検出体の実値(P)を検出するセンサ
    装置(1)からの検出信号(SP)を入力する検出信号
    入力手段(22)と、 前記実値(P)を求めるためのセンサ装置(1)の固有
    のセンサ情報(DS)を記憶する記憶手段(25a)
    と、 前記検出信号(SP)とセンサ情報(DS)に基づいて
    前記被検出体の実値(P)を求める演算手段(25)
    と、 前記求めた実値(P)を表示する表示手段(28)とか
    らなる表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の表示装置において、前
    記記憶手段(25a)に記憶されたセンサ情報(DS)
    を前記表示手段(28)に表示させる表示制御手段(2
    5)を備えた表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の表示装置
    において、前記センサ情報(DS)は被検出体の実値
    (P)に対するその時の検出信号(SP)の値よりなる
    データである表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は請求項6に記載の表示装置
    において、前記センサ情報(DS)は、当該センサ装置
    の製品名、製品番号、各構成部品番号、使用方法の少な
    くともいずれか一つを示すデータである表示装置。
  9. 【請求項9】 被検出体の実値(D2、PN)を検出す
    るセンサ装置(1)からの検出信号(SP)を入力する
    検出信号入力手段(32)と、 前記センサ装置(1)が出力している検出信号(SP)
    の値(D1,PS)に対する前記実値(D2)を設定し
    出力する実値設定手段(34)と、 前記検出信号(SP)の値(D1,PS)と前記実値
    (D2,PN)に基づいて前記センサ装置(1)のセン
    サ情報(DS)を作成するセンサ情報作成手段(35)
    と、 前記センサ情報(DS)を前記センサ装置(1)に備え
    た記憶手段(17)に出力するためのデータ転送手段
    (33)とからなるデータ書き込み装置。
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