JP5217207B2 - プロジェクタ - Google Patents

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本発明はプロジェクタに関する。
複数のプロジェクタを用いて、各プロジェクタから投射される画像をスクリーンでタイリングまたは重畳させることにより大画面画像や高精細画像の表示を可能とするマルチプロジェクションシステムが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に開示された技術(第1従来技術という)及び特許文献2に開示された技術(第2従来技術という)は、複数のプロジェクタから投射される画像をタイリング表示するものである。
特開2002−277958号公報 特開平9−326981号公報
上述した第1従来技術および第2従来技術は、いずれの場合も複数のプロジェクタから投射される画像をタイリング表示することによってスクリーン上で大画面画像を形成するものである。このため、隣接するプロジェクタから投射される画像に画素などにずれが生じないように個々のプロジェクタの位置や姿勢を高精度に調整する必要がある。
また、個々のプロジェクタごとに光源や光学系などの個体差による明るさ、色の違いが存在し、また、投射光学系の個体差による投射画像歪みが存在するため、これらについての調整も高精度に行う必要がある。特に、投射画像歪みについては、ドットバイドットのように高精細な画像を投射するマルチプロジェクションシステムでは、調整がより一層困難である。
マルチプロジェクションシステムを構築した初期の状態において、上記した各種の調整が高精度になされたとしても、経時変化により微妙なずれが生じることは避けられないのが実情である。したがって、この種のマルチプロジェクションシステムにおいては、定期的あるいはその都度、各種の調整をし直す必要があり、これは、きわめて時間を要する手間の係る作業である。
また、画像処理による補正を施すことにより、色の違いや明るさなどを調整することも考えられるが、画像処理による調整は高精細画像であればあるほど複雑で多くの処理を施す必要があるため、高精細画像の表示を行う場合には、画像処理による調整は適さないのが一般的である。
本発明は、大画面画像の投射や高精細画像の投射を行う際の調整を容易にすることができるプロジェクタを提供することを目的とする。
(1)本発明のプロジェクタは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を射出する照明装置と、前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子及び前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成
する第1色合成光学系を有し、前記第1色合成光学系から第1画像光を射出する第1画像形成手段と、前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子及び前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第2色合成光学系を有し、前記第2色合成光学系から第2画像光を射出する第2画像形成手段と、前記第1画像形成手段から射出される第1画像光及び前記第2画像形成手段から射出される第2画像光が入射される第1画像光入射面及び第2画像光入射面を有し、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面に入射された前記第1画像光と第2画像光とを合成する偏光合成光学系と、前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する画像を投射する投射光学系とを備え、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段は、同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能に設けられることを特徴とする。
本発明のプロジェクタによれば、1台のプロジェクタが2系統の画像形成手段(第1画像形成手段及び第2画像形成手段)と、1つの投射光学系を有する構成とし、かつ、第1画像形成手段及び第2画像形成手段を同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能としている。これにより、第1画像形成手段及び第2画像形成手段の移動量を設定することによって、前記第1画像光に対応する画像と前記第2画像光に対応する画像をスクリーン上でアスペクト比を所定範囲で設定できる。
このように、本発明のプロジェクタは、1台のプロジェクタで2つの投射画像をタイリング表示したりスタッキング表示したりすることができるため、複数のプロジェクタを用いる従来のマルチプロジェクションシステムと異なり、プロジェクタを設置する設置架台の経時変化などによる投射画像のずれなどを防止することができ、また、個々のプロジェクタの個体差による表示画像の色ムラなどを防止することができる。これにより、本発明のプロジェクタでは、大画面画像の投射や高精細画像の投射を行う際の調整がきわめて容易なものとなる。
(2)前記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記偏向合成光学系は、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面が前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段の移動範囲に対応可能な大きさを有している。
偏光合成光学系をこのような大きさのものを用いることによって前記(1)に記載のプロジェクタを実現することができる。
(3)前記(1)又は(2)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段を駆動する画像形成手段駆動部と、前記画像形成手段駆動部を制御する機能を有する画像表示処理部とを有する。
これにより、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を所定方向に所定量の移動を行うことができる。
(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段の移動量を設定することによって、前記第1画像光に対応する画像と前記第2画像光に対応する画像とが一部に重畳領域を有してタイリング表示される場合、前記重畳領域の光量を調整する遮光手段を設けることが好ましい。
このような遮光手段を設けることにより、重畳領域に生じる黒浮きを防止又は軽減することができる。
(5)本発明のプロジェクタは、第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を射出する照明装置と、前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子及び前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成
する第1色合成光学系を有し、前記第1色合成光学系から第1画像光を射出する第1画像形成手段と、前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子及び前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第2色合成光学系を有し、前記第2色合成光学系から第2画像光を射出する第2画像形成手段と、前記第1画像形成手段から射出される第1画像光及び前記第2画像形成手段から射出される第2画像光が入射される第1画像光入射面及び第2画像光入射面を有し、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面に入射された前記第1画像光と第2画像光とを合成する偏光合成光学系と、前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する画像を投射する投射光学系とを備え、前記第1〜第3光変調素子は、前記第1〜第3光変調素子のうち、直交する線上に配置される光変調素子同士が同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能に設けられ、前記第4〜第6光変調素子は、前記第4〜第6光変調素子のうち、直交する線上に配置される光変調素子同士が同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能に設けられることを特徴とする。
このように、前記第1〜第6光変調素子を移動可能とする構成とすることによっても前記(1)に記載のプロジェクタと同様、1台のプロジェクタで2つの投射画像をタイリング表示したりスタッキング表示したりすることができ、(1)に記載のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
なお、(5)に記載のプロジェクタにおいても、前記第1画像光に対応する画像と前記第2画像光に対応する画像とが一部に重畳領域を有してタイリング表示される場合、前記重畳領域の光量を調整する遮光手段を設けることが好ましい。
(6)前記(5)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1色合成光学系は、前記第1〜第3光入射面が前記第1〜第3光変調素子の移動範囲に対応可能な大きさを有し、前記第2色合成光学系は、前記第1〜第3光入射面が前記第4〜第6光変調素子の移動範囲に対応可能な大きさを有している。
前記第1色合成光学系及び前記第2色合成光学系をこのような大きさのものを用いることによって前記(5)に記載のプロジェクタを実現することができる。
(7)前記(5)又は(6)に記載のプロジェクタにおいては、前記第1〜第6光変調素子を駆動する光変調素子駆動部と、前記光変調素子駆動部を制御する機能を有する画像表示処理部とを有する。
これにより、前記第1〜第6光変調素子を所定方向に所定量の移動を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
図1は実施形態1に係るプロジェクタ1の光学系の構成を示す平面図である。実施形態1に係るプロジェクタ1は、図1に示すように、赤色光(第1色光)、緑色光(第2色光)及び青色光(第3色光)を含む光を射出する照明装置10と、偏光分離光学系としての偏光分離ミラー20と、第1画像光を射出する第1画像形成手段としての第1画像形成ユニット100と、第2画像光を射出する第2画像形成手段としての第2画像形成ユニット200と、偏光合成光学系としての偏光合成プリズム50と、偏光合成プリズム50で合成された画像光をスクリーンSCRに投射する投射光学系60とを備える。
照明装置10は、被照明領域側に照明光束を射出する光源装置(図示しない発光管、楕円面リフレクタ、凹レンズなどを含む)11と、光源装置11から射出される照明光束を
複数の部分光束に分割するための第1小レンズを有する第1レンズアレイ12と、第1レンズアレイ12の複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ13と、第2レンズアレイ13から射出される各部分光束を被照明領域で重畳させるための重畳レンズ14とを有する。
偏光分離ミラー20は、照明装置10からの光を第1偏光成分を有する光(例えばP偏光)と第2偏光成分を有する光(例えばS偏光)とに分離する機能を有する。
第1画像形成ユニット100は、偏光分離ミラー20で分離された第1偏光成分を有する光を赤色光(R)、緑色光(G)及び青色光(B)に分離する第1色分離光学系110と、第1色分離光学系110で分離された各色光をそれぞれ変調する第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bと、これら第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光及び青色光を合成する第1色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム140とを有する。
なお、クロスダイクロイックプリズム140は、第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bでそれぞれ変調された変調後の赤色光、緑色光及び青色光が入射される第1色光入射面140R、第2色光入射面140G、第3色光入射面140Bを有している。
このように構成された第1画像形成ユニット100からは、第1偏光成分を有する第1画像光が射出され、その第1画像光は偏光合成プリズム50の第1画像光入射面51に入射する。
第1色分離光学系110は、偏光分離ミラー20で分離された第1偏光成分を有する光を赤色光と他の色光とに分離する第1ダイクロイックミラー111と、第1ダイクロイックミラー111で分離された他の色光を緑色光と青色光とに分離する第2ダイクロイックミラー112と、反射ミラー113と、リレー光学系150とを有する。
第1ダイクロイックミラー111で反射された赤色光成分の光は、反射ミラー113により曲折され、第1光変調素子120Rの液晶パネルの画像形成領域に入射する。また、第1ダイクロイックミラー111を通過した緑色光成分及び青色光成分の光のうち緑色光成分の光は、第2ダイクロイックミラー112で反射され、第2光変調素子120Gの液晶パネルの画像形成領域に入射する。一方、青色光成分の光は、第2ダイクロイックミラー112を透過してリレー光学系150に入射する。
リレー光学系150は、入射側レンズ151と、入射側の反射ミラー152と、リレーレンズ153と、射出側の反射ミラー154とを有し、第2ダイクロイックミラー112を透過した青色光成分の光を第3光変調素子120Bの液晶パネルまで導く機能を有する。
第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bは、画像情報に応じて照明光束を変調するものであり、照明装置10の照明対象となる。第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bのそれぞれは、液晶パネルと、液晶パネルの光入射側に配置される入射側偏光板と、液晶パネルの光射出側に配置される射出側偏光板とを有する。なお、これら液晶パネル、入射側偏光板、射出側偏光板については図1において符号は省略されている。
クロスダイクロイックプリズム140は、第1〜第3色光入射面140R,140G,
140Bに入射された各色光ごとに変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。また、クロスダイクロイックプリズム140は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視ほぼ正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせたほぼX字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。ほぼX字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
第2画像形成ユニット200は、偏光分離ミラー20で分離された第2偏光成分を有する光を赤色光、緑色光及び青色光に分離する第2色分離光学系210と、第2色分離光学系210で分離された各色光をそれぞれ変調する第4光変調素子220R、第5光変調素子220G、第6光変調素子220Bと、これら第4光変調素子220R、第5光変調素子220G、第6光変調素子220Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光及び青色光を合成する第2色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム240とを有する。
なお、クロスダイクロイックプリズム240は、第4光変調素子220R、第5光変調素子220G、第6光変調素子220Bでそれぞれ変調された変調後の赤色光、緑色光及び青色光が入射される第1色光入射面240R、第2色光入射面240G、第3色光入射面240Bを有している。
このように構成された第2画像形成ユニット200からは、第2偏光成分を有する第2画像光が射出され、その第2画像光は偏光合成プリズム50の第2画像光入射面52に入射する。
第2色分離光学系210は、偏光分離ミラー20で分離された第2偏光成分を有する光を青色光と他の色光とに分離する第3ダイクロイックミラー211と、第3ダイクロイックミラー211で分離された他の色光を緑色光と赤色光とに分離する第4ダイクロイックミラー212と、リレー光学系250とを有する。
第3ダイクロイックミラー211で反射した青色光成分の光は、反射ミラー213により曲折され、第6光変調素子220Bの液晶パネルの画像形成領域に入射する。また、第3ダイクロイックミラー211を透過した緑色光成分及び赤色光成分の光のうち緑色光成分の光は、第4ダイクロイックミラー212で反射され、第5光変調素子220Gの液晶パネルの画像形成領域に入射する。一方、赤色光成分の光は、第4ダイクロイックミラー212を透過してリレー光学系250に入射する。
リレー光学系250は、入射側レンズ251と、入射側の反射ミラー252と、リレーレンズ253と、射出側の反射ミラー254とを有し、第4ダイクロイックミラー212を透過した赤色光成分の光を第4光変調素子220Rの液晶パネルまで導く機能を有する。
なお、第4光変調素子220R、第5光変調素子220G、第6光変調素子220Bは、第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、第3光変調素子120Bと同様の構成を有し、クロスダイクロイックプリズム240は、クロスダイクロイックプリズム140と同様の構成を有するため、これらについての詳細な説明は省略する。
偏光合成プリズム50は、第1画像形成ユニット100から射出された第1画像光が入射される第1画像光入射面51及び第2画像形成ユニット200から射出された第2画像光が入射される第2画像光入射面52を有し、また、第1偏光成分を有する光と第2偏光成分を有する光とを合成する偏光合成面を有している。そして、第1画像光入射面51に入射された第1画像光と、第2画像光入射面52に入射された第2画像光とを合成して投
射光学系60に射出する。
偏光合成プリズム50から射出されたカラー画像は、投射光学系60によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
また、実施形態1に係るプロジェクタにおいては、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200は、同一平面上で互いに直交する方向にそれぞれ所定の範囲で移動可能となっている。すなわち、第1画像形成ユニット100は、図1に示す矢印x−x’方向、第2画像形成ユニット200は図1に示す矢印y−y’方向にそれぞれ同一平面上で移動可能となっている。
このように、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200は、同一平面上で互いに直交する方向にそれぞれ所定の範囲で移動可能となっているため、偏光合成プリズム50の第1画像光入射面51及び第2画像光入射面52は、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200の移動範囲に対応できる大きさとなっている。
具体的には、実施形態1に係るプロジェクタにおいては、偏光合成プリズム50の平面視における一辺の長さが第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200で用いられているクロスダイクロイックプリズム140,240の平面視における一辺の長さの2倍程度の長さを有するものが用いられている。
図2は図1に示すプロジェクタによってスクリーンSCRに投射される画像の一例を示す図である。図2(a)は、第1画像形成ユニット100から射出された第1画像光に対応する画像と第2画像形成ユニット200から射出された第2画像光に対応する画像とがスクリーンSCR上で重畳しない状態でタイリング表示された場合、図2(b)は一部に重畳領域を有した状態でタイリング表示された場合、図2(c)は第1画像形成ユニット100から射出された第1画像光に対応する画像と第2画像形成ユニット200から射出された第2画像光に対応する画像の同じ位置の画素が一致した状態でスタッキング表示された場合を示している。
図2(a)〜(c)に示すようなタイリング表示又はスタッキング表示は、第1画像形成ユニット100を矢印x−x’方向、第2画像形成ユニット200を矢印y−y’方向にそれぞれ所定量だけ移動させることによって実現可能である。
例えば、第1画像形成ユニット100をx方向、第2画像形成ユニット100をy’方向にそれぞれ移動させればアスペクト比がより大きな横長の画像となり、逆に、第1画像形成ユニット100をx’方向、第2画像形成ユニット100をy方向にそれぞれ移動させればアスペクト比がより小さな画像となる。このように、第1画像形成ユニット100を矢印x−x’方向、第2画像形成ユニット200を矢印y−y’方向にそれぞれ所定量だけ移動させることにより、スクリーンSCR上において所定のアスペクト比の画像を表示させることができる。
なお、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200のいずれかのみを移動させるようにすることも可能である。
図3は実施形態1に係るプロジェクタの機能を説明するための構成図である。実施形態1に係るプロジェクタは、図3に示すように、投射すべき画像データを入力する画像データ入力部501、ユーザなどの指示に対応する信号をインタフェース信号(I/F信号という)として入力するI/F信号入力部502、投射すべき画像データなど投射処理を行うに必要な各種のデータを格納するデータ記憶部503、補正処理などを行うためのパラメータを格納するパラメータ記憶部504、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200を移動させるための駆動を行う画像形成ユニット駆動部505、第1画
像形成ユニット100におけるRGBの各光変調素子(第1光変調素子120R、第2光変調素子120G、及び第3光変調素子120B)の各液晶パネルを制御する第1光変調素子制御部506R、第2光変調素子制御部506G及び第3光変調素子制御部506B、第2画像形成ユニット200におけるRGBの各光変調素子(第4光変調素子220R、第5光変調素子220G及び第6光変調素子220B)の各液晶パネルを制御する第4光変調素子制御部507R、第5光変調素子制御部507G及び第6光変調素子制御部507B、各光変調素子に与える画像データ生成や補正処理など全体的な処理を行う画像表示処理部508を有している。
なお、画像表示処理部508は画像形成ユニット駆動部505を制御する機能をも有している。これにより、例えば、図2に示すような表示を行う場合は、画像形成ユニット駆動部505に対して制御信号を出力し、画像形成ユニット駆動部505を制御する。この画像形成ユニット駆動部505に対する制御は、ユーザによって入力された指示信号や投射すべき画像データなどに基づいて行う。
例えば、ユーザによって、所定のアスペクト比でのタイリング表示の設定がなされた場合、ユーザの設定を基に画像信号を分析することにより、最適なアスペクト比を決定して、決定したアスペクト比となるように、画像形成ユニット駆動部505を制御する。これにより、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200が駆動され、所定のアスペクト比でのタイリング表示がなされる。
なお、設定可能な複数のアスペクト比を予め決めておき、設定可能な複数のアスペクト比の中からユーザが所望とするアスペクト比を選択するようにしてもよい。この場合、設定可能なアスペクト比に対応する第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200の移動量を予め設定しておくことができるので、各アスペクト比を高精度に設定することができる。また、ユーザは所望とするアスペクト比を選択する操作を行えばよいので、容易に所望とするアスペクト比を設定することができる。
以上説明したように、実施形態1に係るプロジェクタにおいては、1台のプロジェクタに、1つの光源(照明装置10)と、2系統の画像形成ユニット(第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200)と、1つの投射光学系60を有した構成とし、かつ、第1画像形成ユニット100を図1に示す矢印x−x’方向、第2画像形成ユニット200を図1に示す矢印y−y’方向にそれぞれ所定量だけ移動可能とし、この第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200を所定量だけ移動させることによって、タイリング表示やスタッキング表示を可能としている。
このため、本発明のプロジェクタは、複数のプロジェクタを用いる従来のマルチプロジェクションシステムと異なり、プロジェクタを設置する設置架台の経時変化などによる投射画像のずれなどを防止することができ、また、個々のプロジェクタの個体差による表示画像の色ムラなどを防止することができる。これにより、本発明のプロジェクタでは、大画面画像の投射や高精細画像の投射を行う際の調整がきわめて容易なものとなる。
[実施形態2]
図4は実施形態2に係るプロジェクタ2の光学系の構成を示す平面図である。また、図5は実施形態2に係るプロジェクタの機能を説明するための構成図である。なお、図4及び図5において、図1及び図3と同一部分については同一符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るプロジェクタ2は、実施形態1に係るプロジェクタ1とよく似た構成を有するが、重畳領域を有してタイリング表示を行う場合(例えば図2(b)参照)、重
畳領域に生じる黒浮きを防止又は軽減するための遮光板71,72を設けた点が実施形態1に係るプロジェクタ1(図1参照)とは異なる。
実施形態2に係るプロジェクタ2においては、遮光板71は、第1画像形成ユニット100におけるクロスダイクロイックプリズム140の射出側に設けられ、遮光板72は第2画像形成ユニット200におけるクロスダイクロイックプリズム240の射出側に設けられている。なお、これら遮光板71,72は、水平方向における光透過率が所定の変化曲線を有するものが好ましい。
また、実施形態2に係るプロジェクタ2の機能としては、遮光板71,72を所定量だけ移動させるための遮光板駆動部509が設けられている点が実施形態1に係るプロジェクタ1(図3参照)と異なる。なお、実施形態2に係るプロジェクタ2においては、画像表示処理部508は、遮光板駆動部509を制御する機能を有している。これにより、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200の移動に応じて、遮光板71,72を最適な位置とすることができる。
ところで、図2(b)に示すように重畳領域を有してタイリング表示を行う場合、重畳領域の幅(スクリーンSCR上における水平方向の幅)は、第1画像形成ユニット100の矢印x−x’方向への移動量及び第2画像形成ユニット200の矢印y−y’方向への移動量に応じて変化する。
このような重畳領域の幅の変化にある程度対応可能とするために、遮光板71は図4に示す矢印x−x’方向、遮光板72は図4に示す矢印y−y’方向にそれぞれ移動可能とすることが好ましい。また、遮光板71,72を移動可能とすることに加えて、例えば、各遮光板71,72の水平方向の幅wに、ある程度余裕を持たせたものを用いるようにしてもよい。
遮光板71,72がこのような構成を有することにより、スクリーンSCRでタイリング表示される画像に形成される重畳領域の幅の変化が所定範囲であれば、重畳領域の黒浮きを軽減する効果を得ることができる。なお、重畳領域の幅の変化が小さい場合には、各遮光板71,72の水平方向の幅wに、ある程度余裕を持たせるだけで、遮光板71,72を可動としなくても対応できる場合もある。
また、前述したように、設定可能なアスペクト比が数種類に決められている場合においては、設定可能なそれぞれのアスペクト比に対応する遮光板を用意しておき、用意しておいた遮光板の中からその時に設定するアスペクト比に応じた遮光板を選択して使用するということもできる。これにより、設定可能なそれぞれのアスペクト比においては、適切な黒浮き防止が可能となる。
[実施形態3]
実施形態3に係るプロジェクタ3は、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200における第1〜第6各光変調素子を移動可能としたものである。
図6は実施形態3に係るプロジェクタ3の光学系の構成を示す平面図である。また、図7は実施形態3に係るプロジェクタ3の機能を説明するための構成図である。なお、図6及び図7において、図1及び図3と同一部分については同一符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
実施形態3に係るプロジェクタ3は、実施形態1に係るプロジェクタ1とよく似た構成を有するが、実施形態3に係るプロジェクタ3においては、第1〜第3光変調素子120
R,120G,120Bと第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bをそれぞれ移動可能としている点が実施形態1に係るプロジェクタと異なる。
すなわち、実施形態3に係るプロジェクタ3においては、第1画像形成ユニット100における第1〜第3光変調素子120R,120G,120Bのうち、直交する線上に配置される光変調素子(第1光変調素子120Rと第2光変調素子120G、第2光変調素子120Gと第3光変調素子120B)同士が同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能に設けられる。また、第2画像形成ユニット200における第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bのうち、直交する線上に配置される光変調素子同士(第4光変調素子220Rと第5光変調素子220G、第5光変調素子220Gと第6光変調素子220B)が同一平面上で互いに直交する方向に所定の範囲で移動可能に設けられる。
具体的には、第1画像形成ユニット100においては、第2光変調素子120Gが図示の矢印x−x’方向に移動可能となっており、第1光変調素子120R及び第3光変調素子120Bがそれぞれ図示の矢印y−y’方向に同一平面上で移動可能となっている。また、第2画像形成ユニット200においては、第4光変調素子220R及び第6光変調素子220Bがそれぞれ図示の矢印x−x’方向に同一平面上で移動可能となっており、第5光変調素子220Gが図示の矢印y−y’方向に移動可能となっている。
また、実施形態3に係るプロジェクタ3は、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200は、それぞれ可動とする必要がないので、第1画像形成ユニット100における反射ミラー113及び第2画像形成ユニット200における反射ミラー213は、1つの両面反射ミラー114として、その1つの両面反射ミラー114を第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200で共通に用いることが可能である。
また、実施形態3に係るプロジェクタ3の機能としては、第1〜第3光変調素子120R,120G,120B及び第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bを移動可能とするための光変調素子駆動部510が設けられている点が実施形態1に係るプロジェクタ1(図3参照)と異なる。なお、実施形態3に係るプロジェクタにおいては、画像表示処理部508は、光変調素子駆動御部510を制御する機能を有している。これにより、第1〜第3光変調素子120R,120G,120B及び第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bを、図示の矢印x−x’方向又は矢印y−y’方向に所定の範囲で移動させることができる。
なお、実施形態3に係るプロジェクタ3は、第1〜第3光変調素子120R,120G,120B及び第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bを図示の矢印x−x’方向又は矢印y−y’方向に所定の範囲で移動可能としているため、第1画像形成ユニット100のクロスダイクロイックプリズム140は、その第1〜第3色光入射面140R,140G,140Bが第1〜第3光変調素子120R,120G,120Bの移動範囲に対応可能な大きさを有し、また、第2画像形成ユニット200のクロスダイクロイックプリズム240は、その第1〜第3色光入射面240R,240G,240Bが第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bの移動範囲に対応可能な大きさを有している。
具体的には、実施形態3に係るプロジェクタ3においては、クロスダイクロイックプリズム140の平面視における一辺の長さが第1〜第3光変調素子120R,120G,120Bの平面視における一辺の長さ(水平方向における一辺の長さ)の2倍程度の長さを有するものが用いられている。同様に、クロスダイクロイックプリズム240の平面視における一辺の長さが第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bの平面視におけ
る一辺の長さ(水平方向における一辺の長さ)の2倍程度の長さを有するものが用いられている。
実施形態3に係るプロジェクタ3のような構成とすることによっても、実施形態1及び実施形態2に係るプロジェクタと同様に、第1画像形成ユニット100から射出される第1画像光に対応する画像及び第2画像形成ユニット200から射出される第2画像光に対応する画像をスクリーンSCR上でタイリング表示したりスタッキング表示したりすることができる。
また、実施形態3に係るプロジェクタ3においても、実施形態2に係るプロジェクタ2と同様、遮光板71,72を設けることにより、重畳領域を有してタイリング表示する場合、重畳領域に生じる黒浮きを防止または軽減することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような態様での実施も可能である。
(1)前述の実施形態2に係るプロジェクタ2の変形例として、図8に示すような構成も考えられる。すなわち、図8に示すプロジェクタ2においては、遮光板を設ける位置が図4に示すプロジェクタと異なる。図8に示すプロジェクタ2においては、第1画像形成ユニット100における第1〜第3光変調素子120R,120G,120Bの入射側にそれぞれ遮光板71R,71G,71Bを設け、第2画像形成ユニット200における第4〜第6光変調素子220R,220G,220Bの入射側にそれぞれ遮光板72R,72G,72Bを設けている。このような構成としても、前述の実施形態2と同様の効果が得られる。これは実施形態3においても同様である。
(2)前述の各実施形態に係るプロジェクタ1〜3においては、偏光分離光学系として偏光分離ミラーを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、偏光分離プリズム(偏光ビームスプリッタ)を用いることもできる。また、各実施形態に係るプロジェクタ1〜3においては、偏光合成光学系として偏光合成プリズムを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、基板上に偏光合成面が形成された偏光合成素子を用いることもできる。
(3)前述の各実施形態に係るプロジェクタ1〜3においては、照明装置としては、発光管を有する照明装置以外にも、例えば、LED(発光ダイオード)、LD(半導体レーザ)その他の固体光源を用いることもできる。
(4)前述の各実施形態に係るプロジェクタ1〜3においては、光変調素子として、透過型の液晶パネルを有する光変調素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、反射型の液晶パネルを有する光変調素子を用いることもできる。
(5)前述の各実施形態に係るプロジェクタ1〜3においては、光変調素子として、液晶パネルを有する光変調素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、マイクロミラー型光変調素子を用いることもできる。
(6)前述の各実施形態1〜3に係るプロジェクタにおいては、第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200による投射画像をスクリーンSCR上で水平方向にタイリングする場合について説明したが、垂直方向にタイリングすることも可能である。これは、例えば、図1は平面図であったが、図1に示す構成を側面図として考えることによって同様の動作を実現することが可能である。
(7)前述の各実施形態に係るプロジェクタ1〜3では、1つの照明装置で第1画像形成ユニット100及び第2画像形成ユニット200を照明するようにしたが、それぞれに対応する照明装置(第1の照明装置、第2の照明装置という)を設ける構成としてもよい。この場合、第1照明装置は、第1偏光成分を有する光を射出する構成とし、第2照明装置は、第2偏光成分を有する光を射出する構成とすることによって前記各実施形態と同様の機能を有するプロジェクタを実現することができる。
(8)本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクタに適用する場合にも、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェクタに適用する場合にも可能である。
実施系形態1に係るプロジェクタ1の光学系の構成を示す平面図。 図1に示すプロジェクタによってスクリーンSCRに投射される画像の一例を示す図。 実施形態1に係るプロジェクタ1の機能を説明するための構成図。 実施形態2に係るプロジェクタ2の光学系の構成を示す平面図。 実施形態2に係るプロジェクタ2の機能を説明するための構成図。 実施形態3に係るプロジェクタ3の光学系の構成を示す平面図。 実施形態3に係るプロジェクタ3の機能を説明するための構成図。 実施形態2に係るプロジェクタ2の変形例を示す構成図。
符号の説明
10・・・照明装置、11・・・光源装置、20・・・偏光分離ミラー、50・・・偏光合成プリズム、51・・・第1画像光入射面、52・・・第2画像光入射面、60・・・投射光学系、71,72、71R,71G,71B、72R,72G,72B、・・・遮光板、100・・・第1画像形成ユニット、110,210・・・色分離光学系、111,112,212,212・・・ダイクロイックミラー、120R,120G,120B・・・第1〜第3光変調素子、140R,140G,140B・・・クロスダイクロイックプリズム140における第1〜第3色光入射面、140,240・・・クロスダイクロイックプリズム、200・・・第2画像形成ユニット、220R,220G,220B・・・第4〜第6光変調素子、240R,240G,240B・・・クロスダイクロイックプリズム240における第1〜第3色光入射面、SCR・・・スクリーン

Claims (7)

  1. 第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を射出する照明装置と、
    前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子及び前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第1色合成光学系を有し、前記第1色合成光学系から第1画像光を射出する第1画像形成手段と、
    前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子及び前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第2色合成光学系を有し、前記第2色合成光学系から第2画像光を射出する第2画像形成手段と、
    前記第1画像形成手段から射出される第1画像光及び前記第2画像形成手段から射出される第2画像光が入射される第1画像光入射面及び第2画像光入射面を有し、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面に入射された前記第1画像光と第2画像光とを合成する偏光合成光学系と、
    前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する画像を投射する投射光学系と、
    を備え、
    前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段は、前記投射光学系にて投射される画像のアスペクト比を変更可能な範囲で、同一平面上で互いに直交する方向に移動可能に設けられることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記偏光合成光学系は、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面が前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段の移動範囲に対応可能な大きさを有することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段を前記方向に移動させるための駆動を行う画像形成手段駆動部と、前記画像形成手段駆動部を制御する機能を有する画像表示処理部とを有することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1画像形成手段及び第2画像形成手段の移動量を設定することによって、前記第1画像光に対応する画像と前記第2画像光に対応する画像とが一部に重畳領域を有してタイリング表示される場合、前記重畳領域の光量を調整する遮光手段を設けることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 第1色光、第2色光及び第3色光を含む光を射出する照明装置と、
    前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第1〜第3光変調素子及び前記第1〜第3光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第1色合成光学系を有し、前記第1色合成光学系から第1画像光を射出する第1画像形成手段と、
    前記第1〜第3色光をそれぞれ変調する第4〜第6光変調素子及び前記第4〜第6光変調素子でそれぞれ変調された変調後の第1〜第3色光が入射される第1〜第3光入射面を有し前記第1〜第3光入射面に入射された前記変調後の第1〜第3色光を合成する第2色合成光学系を有し、前記第2色合成光学系から第2画像光を射出する第2画像形成手段と、
    前記第1画像形成手段から射出される第1画像光及び前記第2画像形成手段から射出される第2画像光が入射される第1画像光入射面及び第2画像光入射面を有し、前記第1画像光入射面及び第2画像光入射面に入射された前記第1画像光と第2画像光とを合成する偏光合成光学系と、
    前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する画像を投射する投射光学系と、
    を備え、
    前記第1〜第3光変調素子は、変調した前記第1〜第3色光が前記第1色合成光学系で合成されてカラー画像が形成されるように、前記第1画像光と前記第2画像光とが前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する前記投射光学系にて投射される画像のアスペクト比を変更可能な範囲で、前記第1〜第3光変調素子のうち、直交する線上に配置される光変調素子同士が、同一平面上で互いに直交する方向に移動可能に設けられ、
    前記第4〜第6光変調素子は、変調した前記第1〜第3色光が前記第2色合成光学系で合成されてカラー画像が形成されるように、前記第1画像光と前記第2画像光とが前記偏光合成光学系で合成された画像光に対応する前記投射光学系にて投射される画像のアスペクト比を変更可能な範囲で、前記第4〜第6光変調素子のうち、直交する線上に配置される光変調素子同士が、同一平面上で互いに直交する方向に移動可能に設けられることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1色合成光学系は、前記第1〜第3光入射面が前記第1〜第3光変調素子の移動範囲に対応可能な大きさを有し、
    前記第2色合成光学系は、前記第1〜第3光入射面が前記第4〜第6光変調素子の移動範囲に対応可能な大きさを有することを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項5又は6に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1〜第6光変調素子を前記方向に移動させるための駆動を行う光変調素子駆動部と、前記光変調素子駆動部を制御する機能を有する画像表示処理部とを有することを特徴とするプロジェクタ。
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