JP5216951B2 - 部品実装用基板の製造方法及び部品実装用基板 - Google Patents

部品実装用基板の製造方法及び部品実装用基板 Download PDF

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Description

本発明は、配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法と部品実装用基板に関する。
携帯情報端末やデジタルカメラなどの電子機器は、小型化、高性能化、薄型化が求められている。これら電子機器の要求に対応するため、部品を高密度実装するための各種プリント配線板(以下配線板と呼ぶ)が商品化されている。配線板としては、例えばガラス繊維とエポキシ樹脂の複合材料からなるガラスエポキシ樹脂基材(FR4)に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド配線板がある。例えばポリイミドフィルムや液晶ポリマー等の樹脂フィルムに導体箔により配線パターンが形成されたフレキシブル配線板がある。また例えば電子機器内部の信号接続コネクタを省き各種モジュールやIC等の部品が搭載されたリジッド部をコネクタレスでフレキシブル部を介してフレキシブル接続したフレックスリジッド配線板がある。フレックスリジッド配線板とは、フレキシブル部とリジッド部を有する多層プリント配線板であり、その構造は多岐にわたる。例えば導体箔により配線パターンが形成されたガラス繊維とエポキシ樹脂の複合材料からなるガラスエポキシ樹脂基材(FR4)をリジッド部とし、導体箔により配線パターンが形成されたポリイミドフィルムや液晶ポリマー等の樹脂フィルムをフレキシブル部として、これら樹脂基材と樹脂フィルムとがそれぞれ部分的に露出するように重ね合わせて立体配線構造が形成される。
図5は、従来の製造工程でのワーク(多層配線板)を示す模式図である。ピース基板53は第1の連結部4を介して第1の枠体5に連結され、子基板52となる。子基板52は、第2の連結部14を介して第2の枠体15に連結され、全体で親基板51を構成する。製造工程では、ピース基板53と子基板52を含めた親基板51が一括製造されたり、製造工程の途中で子基板52を親基板51から切り離して製造される。一般に、部品を高密度実装する位置決め精度の確保を図る目的で、ピース基板53が連結部4を介して枠体5に連結された子基板52の状態でピース基板53の部品実装面に部品が実装される。上述のピース基板53と子基板52と親基板51はいずれも配線板の一形態である。本明細書では、部品実装用基板(子基板)をこれら配線板(親基板やピース基板)と明確に区別するため、部品が直接実装されるピース基板が連結部(第1の連結部)を介して連結された状態を、部品実装用基板と表現する。
実装部品の小型化や高性能化にともない、部品を基板実装する際には、清浄な環境での実装が求められる。特にデジタルカメラのレンズやCCD等の精密光学部品を基板実装する際には、清浄な環境を維持するため細心の注意を払わなければならない。製造工程では、部品実装の際に部品実装用基板の側面から発塵することが知られている。上記部品実装用基板の側面からの発塵物質は、主にガラス等の繊維を含む樹脂粉からなる。上記部品実装用基板の側面からの発塵物質が、例えばこれら精密光学部品の表面やこれら精密光学部品が実装される配線板との間に付着すると、画像のドット抜け不良、レンズに異物付着不良、基準角度のずれ不良等の不良が発生するため、製造品質上の大きな問題となっている。
上記部品実装用基板の製造工程では、金型やルーター等の工具(加工設備)により、上記連結部(第1の連結部、第2の連結部)を残して上記配線板の外形に沿って貫通溝を形成する外形加工(切断加工)を施す。この外形加工によって上記配線板と連結部と枠体は、切断された側面(切断面)が露出する。例えばリジッド配線板(リジッド部)の側面(切断面)は、その基材を構成するガラス等の繊維が露出するのでガラス等の繊維を含む樹脂粉が飛散しやすい状態となる。そして、製造工程での振動等によって上記リジッド配線板(リジッド部)の側面から上述の発塵物質が飛散して、静電気等の作用により実装部品の表面やこれら実装部品の実装面と実装部品が実装される配線板との間に付着する。一方、例えばフレキシブル配線板(フレキシブル部)の側面(切断面)は、上記リジッド配線板と比較してその厚みが薄いため、上記フレキシブル部の外形加工にともなう発塵量は、リジッド部の外形加工にともなう発塵量と比較して少ない。
従来、リジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板に関して、上記連結部を残して上記リジッド配線板の外形に沿って貫通溝を形成する外形加工を施した後、外形加工により形成された側面に配線パターンの絶縁保護用のレジストインク等の感光性樹脂を塗布して露光及び現像処理を施して、部品実装用基板の側面を感光性樹脂にて覆い部品実装用基板の切断された側面からの発塵を防止する製造方法が開示されている(特許文献1、2)。
特開平11−145580号公報 特開平9−148719号公報
しかしながら、本発明者らが、フレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板について、上記特許文献1、2と同様の製造方法で部品実装用基板の側面(切断面)に、市販の配線パターンの絶縁保護用のレジストインク(感光性樹脂)を塗布した後、露光及び現像処理を施して、上記切断された側面を上記感光性樹脂にて覆うと、リジッド部や連結部や枠体の側面(切断面)のみならずフレキシブル部の側面(切断面)についても上記感光性樹脂が塗布されてしまい、上記フレキシブル部の側面(切断面)に露光・現像処理が施されると上記フレキシブル部が硬くなり、可撓性が損なわれるという問題点が新たに見つかった。これは、フレキシブル配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板についても同様の問題点である。
そこで、本発明の目的は、フレキシブル部を有する配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法と部品実装用基板であって、上記フレキシブル部の可撓性を損なうことなく、上記配線板の側面からの発塵を防止する部品実装用基板の製造方法と部品実装用基板を提供することにある。
本発明の部品実装用基板の製造方法は、リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法であって、前記連結部を残して前記配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、前記フレキシブル部の少なくとも側面を前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆い、次に、前記リジッド部の少なくとも側面を前記第1の樹脂とは異なる材質の第2の樹脂で覆い、前記フレキシブル部の側面に付着した前記第2の樹脂を除き、前記第1の樹脂と前記第2の樹脂を硬化させることを特徴とする。また、本発明の部品実装用基板の製造方法は、リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法であって、前記連結部を残して前記配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、前記リジッド部の少なくとも側面を第1の樹脂とは異なる材質の第2の樹脂で覆い、次に、前記フレキシブル部の側面に付着した前記第2の樹脂を除き、次に、前記フレキシブル部の少なくとも側面を前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる前記第1の樹脂で覆い、前記第1の樹脂と前記第2の樹脂を硬化させることを特徴とする。本発明は、前記第1の樹脂が前記フレキシブル部と主成分が同一の有機材料からなり、かつ、前記第2の樹脂が前記リジッド部と主成分が同一の有機材料からなることを特徴とする。すなわち、二つの樹脂の主成分が同一材料であることが好ましい。本発明は、前記第1の樹脂及び前記第2の樹脂がいずれも前記配線板の配線パターンの絶縁に使用する感光性樹脂であることが好ましい。前記連結部は、ガラス繊維を含有しない有機材料からなることが好ましい。
これら本発明には、フレキシブル部(フレキシブル配線板)の側面を前記樹脂(第1の樹脂)で覆う製造方法と、リジッド部の側面よりも先にフレキシブル部の側面を前記樹脂(第1の樹脂)で覆ってからリジッド部の側面を第2の樹脂で覆う製造方法と、フレキシブル部の側面よりも先にリジッド部の側面を前記樹脂(第2の樹脂)で覆ってからフレキシブル部の側面を第1の樹脂で覆う製造方法がある。前記樹脂(第1の樹脂、第2の樹脂)としては、感光性樹脂や熱硬化性樹脂などが挙げられる。
これら本発明によれば、前記第2の樹脂がネガレジスト型の感光性樹脂である場合には、上記フレキシブル部の側面を遮光しながら前記第2の樹脂を露光して現像することによって上記フレキシブル部の側面に前記第2の樹脂が付着したとしても除去できる。前記第2の樹脂がポジレジスト型の感光性樹脂である場合には、上記フレキシブル部の側面を露光して現像することによって上記フレキシブル部の側面に上記第2の樹脂が付着したとしても除去できる。また、前記第1の樹脂がネガレジスト型の感光性樹脂である場合には、上記リジッド部の側面を遮光しながら前記第1の樹脂を露光して現像することによって上記リジッド部の側面に前記第1の樹脂が付着したとしても除去できる。前記第1の樹脂がポジレジスト型の感光性樹脂である場合には、上記リジッド部の側面を露光して現像することによって上記リジッド部の側面に上記第1の樹脂が付着したとしても除去できる。なお、発塵防止の観点からすれば、上記リジッド部の側面に上記第1の樹脂が付着しても支障ない。
これら本発明により、上記リジッド部の側面を第2の樹脂で覆う際に上記フレキシブル部の側面に第2の樹脂が付着したとしても除去されるので、上記フレキシブル部として必要な可撓性を損なうことがない。一方、貫通溝が形成され基材を構成するガラス等の繊維が露出した上記リジッド部の側面(切断面)は、第2の樹脂で覆われる。また、上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆われるため、上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持しつつ、発塵が防止される。上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部と同質の有機材料からなる第1の樹脂で覆われることで、上記フレキシブル部と上記第1の樹脂との密着性が高められ、また、上記リジッド部の側面が上記リジッド部と同質の有機材料からなる第2の樹脂で覆われることで、上記リジッド部と上記第2の樹脂との密着性が高められる。
本発明は、前記樹脂(第1の樹脂と第2の樹脂)のいずれか一方、または、両方が感光性樹脂であることが好ましい。本発明により、前記配線板の上面にある配線パターンの絶縁樹脂と前記配線板の側面を覆う樹脂とが同一材料の樹脂となるため、一括処理可能となり、新たな製造工程を設けなくてよい。
本発明は、リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が第1の連結部を介して第1の枠体に連結された部品実装用基板の製造方法であって、上記部品実装用基板同士が第2の連結部を介して第2の枠体に連結された状態で、上記第1の連結部と第2の連結部を残して上記フレックスリジッド配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、上記フレキシブル部の少なくとも側面を上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆って上記リジッド部の少なくとも側面を第2の樹脂で覆った後に上記フレキシブル部の側面から当該第2の樹脂を除いて、その後当該第1の樹脂と第2の樹脂を硬化させて、上記第2の連結部を切断する製造方法に適用可能である。又は、上記部品実装用基板同士が第2の連結部を介して第2の枠体に連結された状態で、上記第1の連結部と第2の連結部を残して上記フレックスリジッド配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、上記リジッド部の少なくとも側面を第2の樹脂で覆って上記フレキシブル部の少なくとも側面から当該第2の樹脂を除いた後に上記フレキシブル部の少なくとも側面を上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆って、その後当該第1の樹脂と第2の樹脂を硬化させて、上記第2の連結部を切断する製造方法に適用可能である。この製造方法によれば、上記部品実装用基板同士が第2の連結部を介して連結された状態で作業することができるため、上述の樹脂塗布や硬化などの工程が、作業サイズを小さくすることなく、多数個一括処理される。
本発明の部品実装用基板は、リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板であって、前記フレキシブル部の少なくとも側面が前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆われており、前記リジッド部の少なくとも側面が第2の樹脂で覆われており、前記第1の樹脂が前記フレキシブル部と主成分が同一の有機材料からなり、かつ、前記第2の樹脂が前記リジッド部と主成分が同一の有機材料からなることを特徴とする。前記第1の樹脂及び前記第2の樹脂がいずれも前記配線板の配線パターンの絶縁に使用する感光性樹脂であることが好ましい。前記連結部は、ガラス繊維を含有しない有機材料からなることが好ましい。
これら本発明によれば、上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる樹脂(第1の樹脂)で覆われ、上記リジッド部の側面が樹脂(第2の樹脂)で覆われているため、上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持しつつ、発塵が防止される。上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部と同質の有機材料からなる第1の樹脂で覆われることで、上記フレキシブル部と上記第1の樹脂との密着性が高められ、また、上記リジッド部の側面が上記リジッド部と同質の有機材料からなる第2の樹脂で覆われることで、上記リジッド部と上記第2の樹脂との密着性が高められる。
本発明は、前記連結部がガラス等の繊維を含有しない有機材料からなることが好ましい。部品実装後に前記連結部が切断されるが、前記連結部の切断された側面からの発塵量を極力少なくすることができる。
本発明によれば、上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる樹脂(第1の樹脂)で覆われ、上記リジッド部の側面が樹脂(第2の樹脂)で覆われているため、上記フレキシブル部として必要な可撓性を維持しつつ、発塵が防止される。上記フレキシブル部の側面が上記フレキシブル部と同質の有機材料からなる第1の樹脂で覆われることで、上記フレキシブル部と上記第1の樹脂との密着性が高められ、また、上記リジッド部の側面が上記リジッド部と同質の有機材料からなる第2の樹脂で覆われることで、上記リジッド部と上記第2の樹脂との密着性が高められる。そして、リジッド部の側面を第2の樹脂で覆う際に上記フレキシブル部の側面に第2の樹脂が付着したとしても除去されるので、上記フレキシブル部として必要な可撓性を損なうことがない。前記連結部がガラス等の繊維を含有しない樹脂材料からなることで、部品実装後に前記連結部が切断されるが、切断された側面からの発塵量を極力少なくすることができる。したがって、本発明により製造される部品実装用基板は、フレキシブル部として必要な可撓性を維持しつつ、フレキシブル部やリジッド部の側面をそれぞれの部材に適した樹脂で選択的に覆うことで発塵を防止する高精度な部品実装用基板となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を引用しながら説明する。
(部品実装用基板の実施の形態1)
図1(a)は、本発明を適用した部品実装用基板1を正面から見た模式図である。図1(b)は、部品実装用基板1のA−A断面図であり、図1(c)は、部品実装用基板1のB−B断面図であり、図1(d)は、部品実装用基板1の側面図である。本実施の形態は、複数(図1では4つを例示)のフレキシブル配線板2が連結部4を介して枠体5に連結された部品実装用基板1である。そして、フレキシブル配線板2のフレキシブル部8の側面8a(外側の側面8a)や連結部4の側面4a(外側の側面4a)や枠体5の側面5a(外側の側面5a)は、発塵防止用の感光性樹脂9で覆われている。この感光性樹脂9は、フレキシブル配線板2の樹脂材料と同質の有機材料からなる樹脂であり、フレキシブル部8として必要な可撓性を維持している。
上記感光性樹脂9は、フレキシブル配線板2の上面の配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)の絶縁に使用する感光性樹脂を兼ねている。これは、後述する製造方法の簡略化が図られるからである。
(部品実装用基板の実施の形態2)
図2(a)は、本発明を適用した部品実装用基板11を正面から見た模式図である。図2(b)は、部品実装用基板11のA−A断面図であり、図2(c)は、部品実装用基板11のB−B断面図であり、図2(d)は、部品実装用基板11の側面図である。本実施の形態は、複数(図2では4つを例示)のフレックスリジッド配線板3が連結部4を介して枠体5に連結された部品実装用基板11である。そして、フレックスリジッド配線板3のフレキシブル部8の側面8a(外側の側面8a)がフレキシブル部8の樹脂材料と同一の有機材料からなる発塵防止用の第1の感光性樹脂9で覆われており、リジッド部7の側面7a,7b(外側の側面7a,内側の側面7b)と連結部4の側面4a(外側の側面4a)と枠体5の側面5a,5b(外側の側面5a,内側の側面5b)が発塵防止用の第2の感光性樹脂19で覆われている。
上記第1の感光性樹脂9は、フレキシブル部8の上面の配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)の絶縁に使用する感光性樹脂を兼ねている。また、上記第2の感光性樹脂19は、リジッド部7の上面の配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)の絶縁に使用する感光性樹脂を兼ねている。これらにより、後述する製造方法の簡略化が図られる。第1の感光性樹脂9の主成分はポリイミドであり、フレキシブル部8の樹脂材料の主成分もポリイミドである。これは、フレキシブル部8と第1の感光性樹脂9との密着性を高めつつ、フレキシブル部8として必要な可撓性を維持するためである。第2の感光性樹脂19の主成分はエポキシであり、リジッド部7の樹脂材料の主成分もエポキシである。これは、リジッド部7と第2の感光性樹脂19との密着性を高めるためである。また、部品実装後に連結部4が切断されるが、連結部4がガラス等の繊維を含有しないポリイミドからなることで、連結部4の切断された側面からの発塵量は少ない。
(部品実装用基板の第1の製造方法)
図3は、本発明の部品実装用基板1の製造手順を示す工程フローチャートである。図3の工程フローチャートに従って、本発明を適用した部品実装用基板1の製造方法を以下に説明する。
まず、フレキシブル基材(フレキシブル部8となる基材)が重ね合わされ一体形成されたワーク(多層配線板)に、外形加工を施す(S1)。ここで外形加工とは、金型やルーター等の工具(加工設備)により、連結部4を残してフレキシブル配線板2となる箇所の外形に沿って貫通溝6を形成することである。
そして、必要に応じて上記ワーク(多層配線板)の上面の配線パターンを形成する銅などの電極表面の汚れを除去したり、発塵防止用の感光性樹脂9との密着性を高めるための適度な凹凸をつける前処理を施す(図示せず)。前処理としては、酸洗いやアルカリ洗いなどがある。
外形加工(S1)の後、上記ワーク(多層配線板)のフレキシブル部8の上面やフレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bに感光性樹脂9を塗布する(S2)。感光性樹脂9の塗布方法としては、スプレーコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、スクリーン印刷法などが適用可能であるが、好ましくはスプレーコート法による塗布が施される。スプレーコート法により広範囲に亘って上記ワーク(多層配線板)の形状に合わせて感光性樹脂9を塗布することができる。すなわち、フレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bに凹凸があったとしても感光性樹脂9を確実に塗布することができる。
感光性樹脂塗布(S2)の後、上記ワーク(多層配線板)に乾燥処理を施して、塗布された感光性樹脂9の有機溶媒を蒸発させる(S3)。ここでは、スプレーコート装置(スプレーコーターライン)により、感光性樹脂塗布(S2)と乾燥処理(S3)が連続的に施される。
乾燥処理(S3)の後、上記ワーク(多層配線板)にアートワークで作成したマスクフィルムを密着させて、紫外線で露光し、露光された箇所の感光性樹脂9の感光基を反応させる(光重合させる)(S4)。
感光性樹脂9としては、現像により露光領域が溶け出すポジレジストと、現像により露光領域が不溶となるネガレジストがあり、いずれでも対応できる。ポジレジストを使用することで、スルーホール(貫通穴)等の光が届かない部位も感光性樹脂9を選択的に残すことができる。また、ネガレジストは汎用の感光性樹脂であり、既存のソルダーレジスト装置(ソルダーレジストライン)がそのまま使用できる。
まず、感光性樹脂9がネガレジストの場合で説明する。後工程で感光性樹脂9が除去される領域である上面配線電極54や部品接着部55が上記マスクフィルムにより遮光される。そして、後工程で感光性樹脂9が除去されない領域であるフレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bが露光される(S4)。
露光処理(S4)の後、上記ワーク(多層配線板)に現像を施す(S5)。現像方法には浸漬法、スプレー法、パドル法などがある。現像処理を施すことで、上記マスクフィルムにより遮光された上面配線電極54や部品接着部55に付着した感光性樹脂9が現像液に溶け出す。現像液としては、アルカリ水溶液が用いられる。
現像処理(S5)の後、水洗と水切りを行い(図示せず)、上記ワーク(多層配線板)を加熱手段により加熱する(S6)。加熱処理によって、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bが覆われた感光性樹脂9が完全硬化される。加熱手段としては、例えばホットプレートが用いられる。必要に応じて現像処理(S5)の後、上記ワークに紫外線を再照射して、露光された箇所の感光性樹脂9の感光基を完全反応させてから上記ワーク(多層配線板)を加熱手段により加熱して硬化させる(S6)。
上記の製造方法により、本発明の部品実装用基板1が製造される。上述の製造方法による本発明の部品実装用基板1は、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bがフレキシブル部8の樹脂材料と同一の有機材料からなる感光性樹脂9で覆われており、フレキシブル部8として必要な可撓性を維持しつつ、貫通溝6の形成により露出したフレキシブル部の側面8aや連結部の側面4aや枠体の側面5a,5bからの発塵が防止される。
上記の製造方法では、製造工程を合理化する目的で、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bを同時に感光性樹脂9で覆ったが、それぞれの工程を別々にすることもできる。
上記の製造方法では、感光性樹脂9がネガレジストの場合で説明したが、感光性樹脂9がポジレジストの場合でも支障ない。すなわち、感光性樹脂9がポジレジストの場合には、露光(S4)の工程では、後工程で感光性樹脂9が除去されない領域であるフレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bが上記マスクフィルムにより遮光される。そして、後工程で感光性樹脂9が除去される領域である上面配線電極54や部品接着部55が露光される(S4)。そして、露光(S4)の後、上記ワーク(多層配線板)に現像を施す(S5)。現像により、上記マスクフィルムにより露光された上面配線電極54や部品接着部55の感光性樹脂9が現像液に溶け出すこととなる。
(部品実装用基板の第2の製造方法)
図4(a),(b)は、本発明の部品実装用基板11の製造手順を示す工程フローチャートである。図4(a)は、リジッド部7の側面7a,7bよりも先にフレキシブル部8の側面8aを第1の感光性樹脂9で覆ってからリジッド部7の側面7a,7bを第2の感光性樹脂19で覆う製造方法であり、図4(b)は、フレキシブル部8の側面8aよりも先にリジッド部7の側面7a,7bを第2の感光性樹脂19で覆ってからフレキシブル部8の側面8aを第1の感光性樹脂9で覆う製造方法である。
最初に、図4(a)の工程フローチャートに従って、本発明を適用した部品実装用基板11の製造方法を以下に説明する。
まず、フレキシブル基材(フレキシブル部8となる基材)とリジッド基材(リジッド部7となる基材)が重ね合わされ一体形成されたワーク(多層配線板)に、外形加工を施す(S11)。ここで外形加工とは、金型やルーター等の工具(加工設備)により、連結部4を残してフレックスリジッド配線板3となる箇所の外形に沿って貫通溝6を形成することである。リジッド部7の位置決め孔57と部品取付け穴56についてもS11の工程で加工を施す。
そして、必要に応じて上記ワーク(多層配線板)の上面の配線パターンを形成する銅などの電極表面の汚れを除去したり、発塵防止用の第1の感光性樹脂9との密着性を高めるための適度な凹凸をつける前処理を施す(図示せず)。前処理としては、酸洗いやアルカリ洗いなどがある。
外形加工(S11)の後、上記ワーク(多層配線板)のフレキシブル部8の上面8cやフレキシブル部の側面8aに第1の感光性樹脂9を塗布する(S12a)。第1の感光性樹脂9の塗布方法としては、スプレーコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、スクリーン印刷法などが適用可能であるが、好ましくはスプレーコート法による塗布が施される。スプレーコート法により広範囲に亘って上記ワーク(多層配線板)の形状に合わせて第1の感光性樹脂9を塗布することができる。すなわち、フレキシブル部8の側面8aに凹凸があったとしても第1の感光性樹脂9を確実に塗布することができる。
第1の感光性樹脂塗布(S12a)の後、上記ワーク(多層配線板)に乾燥処理を施して、塗布された第1の感光性樹脂9の有機溶媒を蒸発させる(S13)。ここでは、スプレーコート装置(スプレーコーターライン)により、第1の感光性樹脂塗布(S12a)と乾燥処理(S13)が連続的に施される。
乾燥(S13)の後、上記ワーク(多層配線板)にアートワークで作成したマスクフィルムを密着させて、紫外線で露光し、露光された箇所の第1の感光性樹脂9の感光基を反応させる(光重合させる)(S14)。
第1の感光性樹脂9としては、現像により露光領域が溶け出すポジレジストと、現像により露光領域が不溶となるネガレジストがあり、いずれでも対応できる。ポジレジストを使用することで、スルーホール(貫通穴)等の光が届かない部位も第1の感光性樹脂9を選択的に残すことができる。また、ネガレジストは汎用の感光性樹脂であり、既存のソルダーレジスト装置(ソルダーレジストライン)がそのまま使用できる。
ここでは、第1の感光性樹脂9がネガレジストの場合で説明する。後工程で第1の感光性樹脂9が除去される領域である上面配線電極54や部品接着部55やリジッド部7の側面7a,7bが上記マスクフィルムにより遮光される。そして、後工程で第1の感光性樹脂9が除去されない領域であるフレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aが露光される(S14)。
露光(S14)の後、上記ワーク(多層配線板)に現像を施す(S15)。現像方法には浸漬法、スプレー法、パドル法などがある。現像処理を施すことで、上記マスクフィルムにより遮光された上面配線電極54や部品接着部55やリジッド部7の側面7a,7bに付着した感光性樹脂9が現像液に溶け出す。現像液としては、アルカリ水溶液が用いられる。
現像処理(S15)の後、水洗と水切りを行い(図示せず)、上記ワーク(多層配線板)を乾燥させ(図示せず)、上記ワーク(多層配線板)のリジッド部7の上面7cやリジッド部7の側面7a,7bや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bに感光性樹脂19を塗布する(S16a)。第2の感光性樹脂19の塗布方法としては、スプレーコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、スクリーン印刷法などが適用可能であるが、好ましくはスプレーコート法による塗布が施される。スプレーコート法により広範囲に亘って上記ワーク(多層配線板)の形状に合わせて第2の感光性樹脂19を塗布することができる。すなわち、リジッド部7の側面7a,7bや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bに凹凸があったとしても第2の感光性樹脂29を確実に塗布することができる。
第2の感光性樹脂塗布(S16a)の後、上記ワーク(多層配線板)に乾燥処理を施して、塗布された第2の感光性樹脂19の有機溶媒を蒸発させる(S17)。ここでは、スプレーコート装置(スプレーコーターライン)により、第2の感光性樹脂塗布(S16a)と乾燥処理(S17)が連続的に施される。
乾燥(S17)の後、上記ワーク(多層配線板)にアートワークで作成したマスクフィルムを密着させて、紫外線で露光し、露光された箇所の第2の感光性樹脂19の感光基を反応させる(光重合させる)(S18)。
第2の感光性樹脂19としては、現像により露光領域が溶け出すポジレジストと、現像により露光領域が不溶となるネガレジストがあり、いずれでも対応できる。ポジレジストを使用することで、スルーホール(貫通穴)等の光が届かない部位も第2の感光性樹脂19を選択的に残すことができる。また、ネガレジストは汎用の感光性樹脂であり、既存のソルダーレジスト装置(ソルダーレジストライン)がそのまま使用できる。
ここでは、第2の感光性樹脂19がネガレジストの場合で説明する。後工程で第2の感光性樹脂19が除去される領域であるフレキシブル部8の上面8cやフレキシブル部の側面8aや上面配線電極54や部品接着部55が上記マスクフィルムにより遮光される。そして、後工程で第2の感光性樹脂19が除去されない領域であるリジッド部7の側面7a,7bや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bや配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)が露光される(S18)。
露光(S18)の後、上記ワーク(多層配線板)に現像を施す(S19)。現像方法には浸漬法、スプレー法、パドル法などがある。現像処理を施すことで、上記マスクフィルムにより遮光されたフレキシブル部8の上面8cやフレキシブル部8の側面8aや上面配線電極54や部品接着部55付着した第2の感光性樹脂19が現像液に溶け出す。現像液としては、アルカリ水溶液が用いられる。
現像処理(S19)の後、水洗と水切りを行い(図示せず)、上記ワーク(多層配線板)を加熱手段により加熱する(S20)。加熱処理によって、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aが覆われた第1の感光性樹脂9を完全硬化させる。また、リジッド部7の上面7cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やリジッド部7の側面7a,7bや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bが覆われた第2の感光性樹脂19が完全硬化される。加熱手段としては、例えばホットプレートが用いられる。必要に応じて現像処理(S19)の後、上記ワークに紫外線を再照射して、露光された箇所の感光性樹脂9,19の感光基を完全反応させてから上記ワーク(多層配線板)を加熱手段により加熱して硬化させる(S20)。
上記の製造方法により、本発明の部品実装用基板11が製造される。上述の製造方法による本発明の部品実装用基板11は、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aがフレキシブル部8の樹脂材料と同一の樹脂材料からなる第1の感光性樹脂9で覆われ、リジッド部7の上面7cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やリジッド部7の側面7a,7bがリジッド部7の樹脂材料と同一の樹脂材料からなる第2の感光性樹脂19で覆われる。したがって、フレキシブル部8として必要な可撓性を維持しつつ、貫通溝6の形成により露出したリジッド部7の側面7a,7bやフレキシブル部8の側面8aや連結部の側面4aや枠体の側面5a,5bからの発塵が防止される。
上記の製造方法では、製造工程を合理化する目的で、フレキシブル部8の上面8cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やフレキシブル部8の側面8aを同時に第1の感光性樹脂9で覆ったが、それぞれの工程を別々にすることもできる。また同様に、リジッド部7の上面7cの配線パターン(上面配線電極54と接続されている配線パターン)やリジッド部7の側面7a,7bを同時に第2の感光性樹脂19で覆ったが、それぞれの工程を別々にすることもできる。
上記の製造方法では、製造工程を合理化する目的で、第1の感光性樹脂9と第2の感光性樹脂19を同時に硬化処理したが、それぞれの硬化処理工程を別々にすることもできる。
上記の製造方法では、第1の感光性樹脂9と第2の感光性樹脂19の両方がネガレジストの場合で説明したが、いずれか一方、または両方の樹脂(第1の感光性樹脂9、第2の感光性樹脂19)がポジレジストの場合でも支障ない。
上記の製造方法では、図4(a)の工程フローに従って、リジッド部7の側面7a,7bよりも先にフレキシブル部8の側面8aを第1の感光性樹脂9で覆った後(S12a)、リジッド部7の側面7a,7bを第2の感光性樹脂19で覆う(S16a)製造手順を説明したが、図4(b)の工程フローに示すように、フレキシブル部8の側面8aよりも先にリジッド部7の側面7a,7bを第2の感光性樹脂19で覆った後(S12b)、フレキシブル部8の側面8aを第1の感光性樹脂9で覆う(S16b)製造手順としても支障ない。
上述の製造方法(第1の製造方法、第2の製造方法)では、子基板の状態(図5の子基板52に対応)での製造方法を説明したが、親基板の状態(図5の親基板51に対応)で上述の製造方法と同様に製造した後、第2の連結部(図5の第2の連結部14に対応)から子基板を切り離して部品実装基板1(11)としてもよい(例えば図1や図2の状態)。この場合は、上記部品実装用基板1(11)同士が第2の連結部14を介して連結された状態で、上述の外形加工や感光性樹脂塗布などの工程が多数個一括処理される。
このようにして製造された部品実装用基板1(11)は、部品実装工程で精密光学部品等が実装される。
(実施例)
本実施の形態の製造方法により、部品実装基板11を製作した。部品実装用基板11のサイズは、長さ110mm、巾60mmである。既製のソルダーレジスト塗布工程の設備装置にて、第1の感光性樹脂9を塗布して露光・現像処理を行った。そして第2の感光性樹脂19を塗布して露光・現像、加熱硬化処理を施した。出来上がった部品実装用基板11に部品実装を行ったところ、従来品に比べて発塵量が少なかった。これは、部品実装用基板11のリジッド部7の側面7a,7bや連結部4の側面4aや枠体5の側面5a,5bがいずれも第2の感光性樹脂19で覆われており、フレキシブル部8の側面8aが第1の感光性樹脂9で覆われているためと考えられる。また、部品実装用基板11のフレキシブル部8は、フレキシブル部8として必要な可撓性が維持できた。これは、部品実装用基板11のフレキシブル部8の側面8aを覆う第2の感光性樹脂9の樹脂材料がフレキシブル部8の樹脂材料と同一の樹脂材料からなるためと考えられる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えばリジッド部7の側面7a,7bに第2の感光性樹脂19を塗布して硬化させ、第2の感光性樹脂19の外側にさらに第1の感光性樹脂9を塗布して硬化させてもよい。或いは、リジッド部7の側面7a,7bにも第1の感光性樹脂9を塗布して硬化させることも可能である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
本発明を適用した実施の形態の部品実装基板を示す模式図である。 本発明を適用した実施の形態の部品実装基板を示す模式図である。 上記実施の形態の製造手順を示す工程フローチャートである。 上記実施の形態の製造手順を示す工程フローチャートである。 従来の製造工程でのワーク(多層配線板)を示す模式図である。
符号の説明
1、11 部品実装用基板(子基板)、
2 フレキシブル配線板(ピース基板、配線板)、
3 フレックスリジッド配線板(ピース基板、配線板)、
4 連結部(第1の連結部)、4a 連結部の側面、
5 枠体(第1の枠体)、5a,5b 枠体の側面、
6 貫通溝(第1の貫通溝)、
7 リジッド部、7a,7b リジッド部の側面、
8 フレキシブル部、8a フレキシブル部の側面、
9、19 樹脂(感光性樹脂、ソルダーレジスト)、
9 第1の樹脂、
19 第2の樹脂、

Claims (8)

  1. リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法であって、前記連結部を残して前記配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、前記フレキシブル部の少なくとも側面を前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆い、次に、前記リジッド部の少なくとも側面を前記第1の樹脂とは異なる材質の第2の樹脂で覆い、前記フレキシブル部の側面に付着した前記第2の樹脂を除き、前記第1の樹脂と前記第2の樹脂を硬化させることを特徴とする部品実装用基板の製造方法。
  2. リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板の製造方法であって、前記連結部を残して前記配線板の外形に沿って貫通溝を形成した後、前記リジッド部の少なくとも側面を第1の樹脂とは異なる材質の第2の樹脂で覆い、次に、前記フレキシブル部の側面に付着した前記第2の樹脂を除き、次に、前記フレキシブル部の少なくとも側面を前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる前記第1の樹脂で覆い、前記第1の樹脂と前記第2の樹脂を硬化させることを特徴とする部品実装用基板の製造方法。
  3. 前記第1の樹脂が前記フレキシブル部と主成分が同一の有機材料からなり、かつ、前記第2の樹脂が前記リジッド部と主成分が同一の有機材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載の部品実装用基板の製造方法。
  4. 前記第1の樹脂及び前記第2の樹脂がいずれも前記配線板の配線パターンの絶縁に使用する感光性樹脂であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の部品実装用基板の製造方法。
  5. 前記連結部は、ガラス繊維を含有しない有機材料からなることを特徴とする請求項1又は2記載の部品実装用基板の製造方法。
  6. リジッド部とフレキシブル部からなるフレックスリジッド配線板が連結部を介して枠体に連結された部品実装用基板であって、前記フレキシブル部の少なくとも側面が前記フレキシブル部として必要な可撓性を維持し得る有機材料からなる第1の樹脂で覆われており、前記リジッド部の少なくとも側面が第2の樹脂で覆われており、前記第1の樹脂が前記フレキシブル部と主成分が同一の有機材料からなり、かつ、前記第2の樹脂が前記リジッド部と主成分が同一の有機材料からなることを特徴とする部品実装用基板。
  7. 前記第1の樹脂及び前記第2の樹脂がいずれも前記配線板の配線パターンの絶縁に使用する感光性樹脂であることを特徴とする請求項記載の部品実装用基板。
  8. 前記連結部は、ガラス繊維を含有しない有機材料からなることを特徴とする請求項記載の部品実装用基板。
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