JP5216546B2 - 検針システム更新方法 - Google Patents

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本発明は、水道やガス、電気の使用量を計量するメータから出力する検針データを電話回線等の通信ネットワークを介してセンタへ送信する構成を有する検針システムを更新するための検針システム更新方法に関するものである。
端末から出力する測定データをセンタへ伝送するデータ伝送システムの一例として、電気、ガス、水道等の計量器(メータ)から出力する検針データを、加入電話回線を使用して、センタ装置へ伝送する検針システムがある。具体的には、センタ装置はセンタ装置側の電話回線に接続されており、一方、メータはケーブルにて端末制御装置に接続され、この端末装置は端末制御装置側の電話回線に接続されている(特許文献1)。
特開平6−284210号公報
前述した検針システムは、多数のメータで検針した検針データを電話回線や電話交換機、ローカルエリアネットワーク(LAN)、などの何らかの通信ネットワークを介して、1のセンタ装置へ伝送する構成を有している。
このような検針システムを機能アップや通信の高速化のために更新する場合、従来の端末制御装置を新しい端末制御装置に交換あるいは改造が必要となるが、多数の端末制御装置を交換や改造するためには長期の期間(たとえば1万台余りの端末制御装置を1日100台交換や改造しても100日以上)が必要となる。
しかし、通常、検針業務は毎日実施しなければならず、端末制御装置の交換や改造が完了するまでの間も検針機能は継続しなければならない。そのためには、1のセンタ装置が新しい端末制御装置も接続できることが望ましいが、技術の陳腐化やマシンの老朽化のために、1のセンタ装置で新しい端末制御装置を接続するための改造が非常に費用がかかったり、技術的に困難な場合がある。
次に考えられるのが、新しいセンタ装置が従来の端末制御装置も接続できるように構成し、古いセンタ装置は新しい端末制御装置に対応できないが、新しいセンタ装置立ち上げにより一気に新システムへ移行(古いセンタ装置は新しい端末制御装置が接続できないので、古いシステムは完全に機能できない)することが考えられるが、新しいシステムを間違いなく立ち上げるためには、事前の準備や試験に多大な労力が必要であり、トラブルが発生した場合のバックアップを準備する必要もある。
そこで、本発明は、この課題を解決するために創案されたものであり、現行の旧検針システムを停止することなく新検針システムに更新可能であり、また、この新検針システムへの移行過程において、並行して旧検針システムも動作可能であるから、新検針システムのバックアップ用としてこの旧検針システムを活用可能である、検針システム更新方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、
水道やガス、電気の使用量を計量する第1の計量器5(5a,5b,…5n)から出力する検針データを、前記第1の計量器5内又は第1の端末制御装置4(4a,4b,…4n)にて所定の伝送フォーマットに準拠して変換し、このフォーマット変換により得た伝送データを通信ネットワークNW(例えば電話回線)を介して第1のセンタ装置1へ伝送するための構成を有する第1の検針システム(旧検針システム)AAから、当該第1の検針システムと通信上の互換性がない第2の検針システム(新検針システム)BBへ更新する検針システム更新方法であって、
前記第2の検針システムBBは、前記第2のセンタ装置10と、前通信ネットワークNWを介して前記第2のセンタ装置10と通信可能なように接続する第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)と、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)に接続する第2の計量器50(50a,50b,…50n)とを備えており、
前記第2のセンタ装置10は、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)と通信可能なように接続する第1の制御系(新端末制御装置回線制御系)と、前記第1の端末制御装置と通信可能なように接続しかつ前記第1の端末制御装置のエミュレータとしての機能を備えた第2の制御系(エミュレーション回線制御系)とを具備しており、
前記第1のセンタ装置1と前記第1の端末制御装置4とが通信可能なようにそれぞれ接続している前記通信ネットワークNWに、前記第2のセンタ装置10を接続する第1のステップS1と、
前記第2のセンタ装置10を、前記第1の端末制御装置4(4a,4b,…4n)と通信可能なように設定する第2のステップS2と、
(この時点で、第2のセンタ装置10は第2の制御系で旧検針システムAAの第1の端末制御装置4と通信可能となり、第2のセンタ装置10に接続された新検針システムBBは、旧検針システムAAと独立して並列稼動する)
前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)を前記通信ネットワークNWに接続し、又は、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)を前記第1の端末制御装置4(4a,4b,…4n)の替わりに前記通信ネットワークNWに接続する第3のステップS3と、
追加あるいは交換された前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)に対して、前記第1のセンタ装置1の接続先を、前記第2のセンタ装置10として追加登録あるいは前記第1の端末制御装置4(4a,4b,…4n)から前記第2のセンタ装置10の前記第2の制御系へ変更する第4のステップS4と、
前記第2のセンタ装置10の前記第1の制御系(新端末制御用回線制御系)の制御に基づいて、前記第1のセンタ装置1が前記第2の制御系(エミュレーション用回線制御系)経由で出力するデータを前記第2のセンタ装置10が出力する前記データとして、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)へ伝送すると共に、前記第2の制御系の制御に基づいて、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)が前記第1の制御系(新端末制御用回線制御系)経由で出力する前記伝送データを前記第1の端末制御装置4(4a,4b,…4n)が出力する前記伝送データとして、前記第1のセンタ装置1へ伝送する第5のステップS5と、
(この時点で、第2の端末制御装置40と直接通信することができない第1のセンタ装置1が、第2のセンタ装置10を介して第2の端末制御装置40と通信可能となり、第1のセンタ装置1に接続された旧検針システムAAは、新検針システムBBと独立して並列稼動する)
前記通信ネットワークNWを介して、前記第1の検針システム(旧検針システム)AAと前記第2の検針システム(新検針システム)BBとがそれぞれ独立して通信可能なように接続されていることを確認し、前記第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)がゼロ〜全数設置までの任意の時点における更新状態に応じて前記第1の検針システムAAから前記第2の検針システムBBへシステム更新する第6のステップS6とを備えたことを特徴とする。
(作用)
現行の旧検針システムである第1の検針システムAAを停止することなく、これを新検針システムである第2の検針システムBBに更新可能であり、また、この第2の新検針システムBBに並行して第1の検針システムAAも動作可能であるから、第2の検針システムBBのバックアップ用として第1の検針システムAAを活用可能である。
本発明によれば、現行の旧検針システムを停止することなく新検針システムに更新可能であり、また、この新検針システムへの移行過程において、並行して旧検針システムも動作可能であるから、新検針システムのバックアップ用として旧検針システムを活用可能である検針システム更新方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4を用いて説明する。
図1は新旧検針システムが通信ネットワークに接続されている状態を説明するための図、
図2は本発明の検針システム更新方法の手順の一例を示すフロー図、図3はシステム更新前後の各検針システムの構成を説明するための図、図4はシステム更新後のセンタ装置のブロック図である。
まず、本発明の検針システム更新方法の対象である新旧両検針システムについて説明する。更新前の旧検針システムである検針システムAAと、更新後の新検針システムである検針システムBBとは、図1に示すように、通信ネットワークNWに通信可能なように接続されている。以下の説明において、この通信ネットワークNWの一例として交換網(交換機3)を用いた場合を説明するが、この通信ネットワークNWはLANであっても良い。
旧検針システムである検針システムAAは、図1、図3に示すように、センタ装置1、変復調装置(MODEM)2、交換機3、電話回線3a,3b、端末制御装置4(4a,4b,…,4n)、計量器5(5a,5b,…,5n)を備えている(nは正数)。
これら端末制御装置4(4a,4b,…,4n)、計量器5(5a,5b,…,5n)は、検針システムの更新により、後述する、新しい端末制御装置40(40a,40b,…,40n)、計量器50(50a,50b,…,50n)と並存(図1に示す状態)、あるいは、新しい端末制御装置40(40a,40b,…,40n)、計量器50(50a,50b,…,50n)に取り替えられる。
新検針システムである検針システムBBにおいて、新旧の端末制御装置4,40が並存する場合、新検針システムである検針システムBBは、図3に示すように、センタ装置10、MODEM2A,20、交換機3、電話回線3b,30a,30c、端末制御装置40(40a,40b,…,40n)、計量器50(50a,50b,…,50n)、端末制御装置4(4a,4b,…,4n)、計量器5(5a,5b,…,5n)を備えたシステムとなる。
一方、検針システムBBにおいて、端末制御装置4が全て端末制御装置40に取り替えられた場合、検針システムBBは、センタ装置10、MODEM2A,20、交換機3、電話回線3b,30a,30c、端末制御装置40(40a,40b,…,40n)、計量器50(50a,50b,…,50n)を備えたシステムとなる。MODEM2AはMODEM2と同等の通信性能を有している。
センタ装置10は、この端末制御装置40との回線制御を行う新端末制御装置用回線制御系(第1の制御系)と、前記した端末制御装置4との回線制御を行うエミュレーション用回線制御系(第2の制御系)とを備えている。
センタ装置10のエミュレーション用回線制御系は、センタ装置1にとって、端末制御装置40との通信をあたかも端末制御装置4との通信として、取り扱うことができる。こうして、エミュレーション用回線制御系は端末制御装置4の肩代わりが可能となるので、端末制御装置40が出力するデータを端末制御装置4が出力するデータとして、センタ装置1へ伝送することが可能となる。
後述するように、検針システムBBを構成するセンタ装置10は、本発明の検針システム更新方法の手順(図2)を実行する。
前記した検針システムAAは、センタ装置1と端末制御装置4間における通信の確立後、水道、ガス、電気等の使用量を計量するメータである計量器5から検針データを出力し、端末制御装置4を経由して電話回線を用いた通信データとして電話回線3b上に出力し、電話回線3b、交換機3、電話回線3aを介して、MODEM2に供給する。MODEM2は、供給されたこの通信データを復調してセンタ装置1へ出力する。こうしてセンタ装置1は、前記した検針データを読み出す。
前記した旧検針システムである検針システムAAは、新検針システムである検針システムBBと通信速度や通信フォーマットが異なるため、センタ装置1と端末制御装置40が直接通信することができない。このため、センタ装置1は、計量器50(50a,50b,…,50n)の検針データを収集する場合には、端末制御装置40ではなくセンタ装置10との間でエミュレーション用回線制御系にて通信を確立すると同時に、センタ装置10は端末制御装置40と新端末制御装置用回線制御系にて通信を確立する。
即ち、センタ装置10は、センタ装置1に対する通信と端末制御装置40に対する通信とを確立すると、水道、ガス、電気等の使用量を計量するメータである計量器50の検針データは、端末制御装置40を経由して電話回線を用いた通信データとして電話回線3b上に出力し、交換機3、電話回線30cを介して、MODEM20へ供給される。MODEM20は、供給されたこの通信データを復調してセンタ装置10へ出力する。
次に、センタ装置10は、このデータを検針システムAAに適合するデータに変換してMODEM2Aへ供給し、電話回線30a、交換機3、電話回線3aを介してMODEM2へ送る。
検針システムAAのMODEM2は、供給されたこの通信データを復調してセンタ装置1へ出力する。こうして、センタ装置1は、直接接続できない端末制御装置40であっても、端末制御装置4と区別無く検針データの収集ができる。
この伝送データが供給されたセンタ装置1は、この伝送データを前記した所定の伝送フォーマットに準拠して逆変換して、前記した検針データを読み出す。センタ装置1によるこの検針データの読み出しが全て終了すると、センタ装置10は、センタ装置1に対する通信と端末制御装置40に対する通信とを遮断する。
これによって、センタ装置1は、この検針データの送信元である計量器5または計量器50で行われる水道、ガス、電気等の使用量を検知したこの積算データを記憶する。この検針システムAAは、こうした一連の動作を可能とする構成を有する検針システムBBと並列動作可能な検針システムである。
前述したように、新検針システムである検針システムBBは、新旧の端末制御装置4,40が並存する場合、図3に示すように、センタ装置10、MODEM2A、MODEM20、交換機3、電話回線3a,3b、端末制御装置4(4a,4b,…,4n)、端末制御装置40(40a,40b,…,40n)、計量器50(50a,50b,…,50n)を備えている。
この検針システムBBは、センタ装置10と端末制御装置4または端末制御装置40間における通信の確立後、水道、ガス、電気等の使用量を計量するメータである計量器5または計量器50にて、計量値である検針データを、当該計量器5または計量器50内の通信部(図示せず)、あるいは、計量器5または計量器50外の端末制御装置4または端末制御装置40に内蔵する通信機能を使用して、所定の伝送フォーマットに準拠して変換する。こうして変換して得た伝送データを電話回線を用いた通信データとして変調し、変調して得た変調伝送データを、端末制御装置4または端末制御装置40から電話回線3b上に出力し、電話回線3b、交換機3、電話回線30aまたは電話回線30cを介して、MODEM2AまたはMODEM20に供給する。
MODEM2AまたはMODEM20は、供給されたこの変調伝送データを変調時と相補的に復調して前記した伝送データを読み出して、センタ装置10へ出力する。この伝送データを供給されたセンタ装置10は、この伝送データを前記した所定の伝送フォーマットに準拠して逆変換して、前記した検針データを読み出す。センタ装置10によるこの検針データの読み出しが全て終了すると、センタ装置10と端末制御装置4または端末制御装置40間における通信は遮断される。これによって、センタ装置10は、この検針データの送信元である計量器5または計量器50で行われる水道、ガス、電気等の使用量を検知したこの積算データを記憶する。この検針システムBBは、こうした一連の動作を可能とする構成を有する検針システムである。
以下の説明においては、計量器50a,50b,…,50nのうち、計量器50aから出力する検針データを、計量器50a内の通信部で前記した所定の伝送フォーマットに準拠して変換して得た伝送データとして出力し、そして、この伝送データが供給される端末制御装置40aからは前記した変調伝送データが電話回線3b上に出力される場合について行うが、これ以外の計量器50b,…,50nあるいは計量器5a,…,5nの各計量器についてもこの計量器50aと同様に動作することは勿論であり、また、端末制御装置40b,…,40nの各端末制御装置および端末制御装置4a,…,4nについても端末制御装置40aと同様に動作することは言うまでもない。
次に、前記した検針システムBBを構成する各部の構成について、説明する。
前記したセンタ装置10は、この検針システムBBを統括管理する検針センタ(図示せず)の管理下に設置されている。センタ装置10は、計量器50aに接続する端末制御装置40aとの間で通信が確立した後、端末制御装置40aから送信されてくるデータ送信許可要求信号を受信すると、これに応じて、端末制御装置40aに対してデータ送信許可信号を送信する。この端末制御装置40aは、このデータ送信許可信号を受信すると、これに応じて、計量器50aから供給されている前記した伝送データを前記した変調伝送データとして電話回線3b上へ出力する。こうして、この変調伝送データは、電話回線3b、交換機3、電話回線30cをそれぞれ経由して、MODEM20に供給される。
このセンタ装置10は、この変調伝送データを復調して得た伝送データを、MODEM20から供給される。この結果、センタ装置10は、供給された伝送データを前記した所定の伝送フォーマットに準拠して逆変換して、前記した検針データを読み出す。センタ装置10によるこの検針データの読み出しが全て終了すると、センタ装置10と端末制御装置40a間における通信は遮断される。これによって、センタ装置10は、この検針データの送信元である計量器50aで行われる水道、ガス、電気等の使用量を検知した検針データを計量器50a毎に、このデータを記憶する。そして、センタ装置10は、このデータを検針センタに出力することにより、検針センタはこのデータに基づいて、計量器50aの使用者に対し、例えば毎月、水道、ガス、電気等の料金請求を行うための請求データを作成することができる。
前述したように、このセンタ装置10には、この端末制御装置40の回線制御を行う新端末制御装置用回線制御系と、前記した端末制御装置4の回線制御の肩代わりを行うエミュレーション用回線制御系とを備えている。このエミュレーション用回線制御系は、端末制御装置40から出力するデータをあたかも端末制御装置4から出力するデータとして、取り扱うことができる。こうして、エミュレーション用回線制御系は端末制御装置4の肩代わりが可能となるので、端末制御装置40が出力するデータを端末制御装置4が出力するデータとして、センタ装置1へ伝送することが可能となる。
前記したMODEM20は、いわゆる電話用モデムに準拠した機能を有しており、また通信速度の設定が任意に可能であり、例えば通信速度を56kbpsに設定可能であり、交換機3から供給される前記変調伝送データを相補的に復調して得た前記伝送データを、センタ装置10へ出力する。
前記した交換機3は、センタ装置10と端末制御装置40a間における通信の確立、通信の遮断を行う電話交換機である。
前記した端末制御装置40aは、計量器50aから出力する前記した伝送データを電話回線を用いた通信データとして変調して、前記した変調伝送データを出力すると共に、この変調伝送データをセンタ装置10へ伝送するために必要な通信の確立・遮断、各種の制御信号を送受信を行う端末制御装置である。
前記した計量器50aは、水道やガス、電気等の使用量を計量した検針データをパルスや4mA−20mAのアナログ信号あるいはシリアル電文として出力する。
このように、前述した各構成によって、検針システムBBは構成されている。
次に、前記したセンタ装置10の構成を、具体的に説明する。
このセンタ装置10は、図4に示すように、制御部51、通信部52、検出部53、表示部54、記憶部55、電源56を備えている。
この制御部51は、センタ装置10全体の検針データ読出動作及びを制御するものであり、また、前記した新端末制御装置用回線制御系とエミュレーション用回線制御系とを備えている(いずれも図示せず)。この制御部51は、検出部53と通信部52とを制御して、検出部53から供給される、MODEM2AあるいはMODEM20から供給される伝送データを逆変換して得た検針データを、通信部52へ送出する。
通信部52は、制御部51から供給される検針データを、前記した所定の伝送フォーマット(図5)に準拠して変換して得た伝送データを、この検針システムBBを統括管理する検針センタへ出力する。
この表示部54は、制御部51から供給される表示信号に応じて、水道やガス、電気の積算使用量を数値化して、外部から視認可能な表示としたものである。
この記憶部55は、前記した検針データを積算して記憶するものである。
この電源56は、図示せぬバッテリあるいは電源回路である。
次に、本発明の検針システム更新方法について、図2を用いて、下記(1)〜(6)の順に説明する。ここで用いる「旧検針システム」は「検針システムAA」を意味しており、以下、「旧センタ装置」は「センタ装置1」、「旧端末制御装置」は「端末制御装置4(4a,4b,…,4n)」、「旧計量器」は「計量器50(50a,50b,…,50n)」をそれぞれ意味している。また同様に、ここで用いる「新検針システム」は「検針システムBB」を意味しており、「新センタ装置」は「センタ装置10」、「新端末制御装置」は「端末制御装置40(40a,40b,…,40n)」、「新計量器」は「計量器50(50a,50b,…,50n)」をそれぞれ意味している。
(1)通信ネットワークNWに、新センタ装置を接続する(ステップS1)。
このとき、旧センタ装置は旧端末制御装置間と通信可能な状態にある。
(2)新センタ装置を立ち上げる(ステップS2)。
このとき、新センタ装置間は旧端末制御装置間と通信可能状態となる。
(3)新端末制御装置を通信ネットワークNWに追加あるいは旧端末制御装置と交換する(ステップS3)。
このとき、新センタ装置は新旧双方の端末制御装置と通信可能であるが、旧センタ装置は新端末制御装置とは通信ができない状態にある。
(4)旧センタ装置において、新端末制御装置が追加された場合には、新しい端末登録において、アドレス(電話回線の場合は電話番号)を新センタ装置の第2の制御系(エミュレーション用回線制御系)のアドレスを設定する。旧端末制御装置を新端末制御装置に交換した場合には、アドレスを旧端末制御装置が接続されているアドレスから、新センタ装置の第2の制御系のアドレスに設定変更する(ステップS4)。
こうして、エミュレーション用回線制御系は旧端末制御装置の肩代わりが可能となるので、新端末制御装置が出力するデータを旧端末制御装置が出力するデータとして、旧センタ装置へ伝送することが可能となる。
(5)新センタ装置のエミュレーション用回線制御系に対して、旧センタ装置から起動をかけると、エミュレーション用回線制御系は新端末制御装置に接続し、新端末制御装置から出力する検針データを、旧検針システムの通信フォーマットに準拠して、旧センタ装置へ送信する(ステップS5)。
このとき、旧センタ装置も新端末装置と通信が可能な状態となる。
こうして、新旧両端末制御装置が混在していても、旧センタ装置と新センタ装置とが完全に独立して機能する。
(6)旧検針システムから新検針システムへの移行の準備が整った段階で、新検針システムに移行する(ステップS6)。
この結果、新旧両検針システムが並存することになるが、旧検針システムは新検針システムのバックアップ用検針システムとして活用できる。
上記した(1)〜(6)の各ステップS1〜S6は、次のように換言することができる。即ち、
上記したステップS1は、第1のセンタ装置1と第1の端末制御装置4とが通信可能なようにそれぞれ接続している通信ネットワークNWに、第2のセンタ装置10を接続する第1のステップである。
上記したステップS2は、第2のセンタ装置10を、第1の端末制御装置4と通信可能なように設定する第2のステップS2である。この時点で、第2のセンタ装置10に接続された新検針システムBBは、旧検針システムAAになんら影響を与えることなく並列稼動することができる。
上記したステップS3は、第2の端末制御装置40を通信ネットワークNWに接続し、又は、第2の端末制御装置40を第1の端末制御装置4の替わりに通信ネットワークNWに接続する第3のステップである。
上記したステップS4は、第2の端末制御装置40に対する第1のセンタ装置1の接続先を、第2のセンタ装置10とするステップである。
上記したステップS5は、第1のセンタ装置1が第2のセンタ装置を介して第2の端末制御装置40と接続するステップである。
上記したステップS6は、通信ネットワークNWを介して、第1の検針システム(旧検針システム)AAと第2の検針システム(新検針システム)BBとがそれぞれ独立して通信可能なように接続されていることを確認し、第2の端末制御装置40(40a,40b,…40n)がゼロ〜全数設置までの任意の時点における更新状態に応じて第1の検針システムAAから第2の検針システムBBへシステム更新するステップである。
こうして、本発明の検針システム更新方法を用いることにより、旧システムである検針システムAAから新システムである検針システムBBへのシステム更新を滞りなく、切れ目なしに、新検針システムを構築することができる。また、新システムの新センタ装置であるセンタ装置10は、旧端末制御装置である端末制御装置4に成りすまし、これを肩代わりすることができるため旧センタ装置を改造することなくアドレス登録の変更だけで継続動作する。新旧両システムが完全に並列運転が可能であり、旧システムから新システムへの切替は運用面(例えば、旧システムは新システムのバックアップ用として保存、あるいは、更新した新システムに操作者が慣れるまで等)で、任意のときに必要に応じて、切替えることができる。
以上、実施の形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
新旧検針システムが通信ネットワークに接続されている状態を説明するための図 本発明の検針システム更新方法の手順の一例を示すフロー図 システム更新前後の各検針システムの構成を説明するための図 システム更新後のセンタ装置のブロック図
符号の説明
1 第1のセンタ装置
2,2A,20 MODEM
4(4a,4b,…4n) 端末制御装置、旧端末制御装置(第1の端末制御装置)
5(5a,5b,…,5n) 計量器(第1の計量器)
10 第2のセンタ装置
40(40a,40b,…40n) 端末制御装置、新端末制御装置(第2の端末制御装置)
50(50a,50b,…50n) 計量器(第2の計量器)
AA 検針システム、旧検針システム(第1の検針システム)
BB 検針システム、新検針システム(第2の検針システム)
NW 通信ネットワーク
S1〜S6 ステップ

Claims (2)

  1. 水道やガス、電気の使用量を計量する第1の計量器から出力する検針データを、前記第1の計量器内又は第1の端末制御装置にて所定の伝送フォーマットに準拠して変換し、このフォーマット変換により得た伝送データを通信ネットワークを介して第1のセンタ装置へ伝送するための構成を有する第1の検針システムから、当該第1の検針システムと通信上の互換性がない第2の検針システムへ更新する検針システム更新方法であって、
    前記第2の検針システムは、前記第2のセンタ装置と、前通信ネットワークを介して前記第2のセンタ装置と通信可能なように接続する第2の端末制御装置と、前記第2の端末制御装置に接続する第2の計量器とを備えており、
    前記第2のセンタ装置は、前記第2の端末制御装置と通信可能なように接続する第1の制御系と、前記第1の端末制御装置と通信可能なように接続しかつ前記第1の端末制御装置のエミュレータとしての機能を備えた第2の制御系とを具備しており、
    前記第1のセンタ装置と前記第1の端末制御装置とが通信可能なようにそれぞれ接続している前記通信ネットワークに、前記第2のセンタ装置を接続する第1のステップと、
    前記第2のセンタ装置を、前記第1の端末制御装置と通信可能なように設定する第2のステップと、
    前記第2の端末制御装置を前記通信ネットワークに接続し、又は、前記第2の端末制御装置を前記第1の端末制御装置の替わりに前記通信ネットワークに接続する第3のステップと、
    前記第1のセンタ装置の接続先を、前記第1の端末制御装置から前記第2のセンタ装置の前記第2の制御系へ変更する第4のステップと、
    前記第2のセンタ装置の前記第1の制御系の制御に基づいて、前記第1のセンタ装置が出力するデータを前記第2のセンタ装置が出力する前記データとして、前記第2の端末制御装置へ伝送すると共に、前記第2の制御系の制御に基づいて、前記第2の端末制御装置が出力する前記伝送データを前記第1の端末制御装置が出力する前記伝送データとして、前記第1のセンタ装置へ伝送する第5のステップと、
    前記通信ネットワークを介して、前記第1の検針システムと前記第2の検針システムとがそれぞれ独立して通信可能なように接続されていることを確認し、前記第2の端末制御装置がゼロ〜全数設置までの任意の時点における更新状態に応じて前記第1の検針システムから前記第2の検針システムへシステム更新する第6のステップとを
    備えたことを特徴とする検針システム更新方法。
  2. 前記通信ネットワークは、電話交換機、LANのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の検針システム更新方法。
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