JP2000134650A - システムファイルの入れ替え方法及びこれを利用した交換システム - Google Patents

システムファイルの入れ替え方法及びこれを利用した交換システム

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JP2000134650A
JP2000134650A JP10300827A JP30082798A JP2000134650A JP 2000134650 A JP2000134650 A JP 2000134650A JP 10300827 A JP10300827 A JP 10300827A JP 30082798 A JP30082798 A JP 30082798A JP 2000134650 A JP2000134650 A JP 2000134650A
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Kenji Takeuchi
健次 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重化された制御装置を備えた交換システム
において、旧システムファイルのデータ構造毎にデータ
構造変換処理プログラムなしに、旧システムファイルの
データ構造を新システムファイルのデータ構造に変換す
る。 【解決手段】 システム運用中に現用制御装置1に格納
されている旧システムファイルを予備制御装置11の新
システムファイルに入れ替える際に、新システムファイ
ルに引き継ぐべき引き継ぎ対象データ2と、該引継ぎ対
象データのデータ定義テーブル3とを現用制御装置1か
ら予備制御装置11へ転送し、転送されてきたデータ構
造定義テーブル3と新システムファイルのデータ構造定
義テーブル13とを用いて新システムファイルへのデー
タ構造変換プロセステーブル15を生成し、該データ構
造変換プロセステーブルに基づいて転送されてきた引き
継ぎ対象データ2を新システムファイルのデータ構造に
変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現用制御装置と予
備制御装置によって二重化された制御装置を備えた交換
システムにおけるシステムファイルの入れ替え方法と、
この方法を利用して構成した交換システムに関し、特
に、旧システムファイルと新システムファイルのデータ
構造が異なる場合に、交換システムの運用の中断または
呼の切断を伴うことなくシステムの機能追加を可能にす
るシステムファイルの入れ替え方法とこれを利用した交
換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】交換システムのように稼働を始めると長
期間に渡って使用されるシステムでは、サービス仕様の
変更や新規サービス追加のために、新たなシステムファ
イルを運用中のシステムファイルと入れ替える手段を備
えている必要がある。従来においては、この入れ替えの
ために、現用制御装置と予備制御装置で二重化した制御
装置の予備制御装置に対して新システムファイルをロー
ドして現用制御装置から予備制御装置に切り替えた後
で、呼を救済するために、必要な情報をデータ構造変換
処理プログラムで変換しながら現用制御装置から予備制
御装置に転送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現用制
御装置の旧システムファイルと予備制御装置の新システ
ムファイルでデータ構造が異なる場合には、現用制御装
置から予備制御装置にデータを転送する際にデータ構造
変換処理が必要であり、旧システムファイルのデータ構
造に応じたデータ構造変換処理プログラムを新システム
ファイル側に用意する必要があるが、交換システムは長
期間をかけて順次導入されて行くのが普通であるため、
新システムファイルに入れ替える際の旧システムファイ
ルが複数種類あることを考慮しなければならない。
【0004】従って、新システムファイルのデータ構造
変換処理プログラムは、稼働している全ての旧システム
ファイルのデータ構造に対応できる必要があり、システ
ムファイルを更新するたびにデータ構造変換処理プログ
ラムが増大し、メモリや補助記憶装置の領域を無駄にし
てしまうという問題がある。
【0005】また、データ変換処理プログラムの設計者
は、新システムファイルのデータ構造とともに稼働中の
旧システムファイルの全てについて熟知している必要が
あり、新システムファイルの開発に時間がかかるという
問題がある。
【0006】さらに、一度新システムファイルのデータ
構造に変換して入れ替えてしまうと、旧システムファイ
ルには新システムファイルのデータ構造から旧システム
ファイルのデータ構造へのデータ構造変換処理プログラ
ムは存在しないため、新システムファイルから旧システ
ムファイルにデータを引き継ぐことは不可能であり、運
用上の都合により新システムファイルから旧システムフ
ァイルに戻す場合は、生起中の呼を切断することにな
り、交換システムとしてのサービス性を著しく低下させ
るという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題に鑑みてなされたものであって、現用制御装置及び
予備制御装置により二重化された制御装置を備える交換
システムにおいて、新システムファイルを作成する際
に、旧システムファイルのデータ構造毎にデータ構造変
換処理プログラムを予め用意することなく、旧システム
ファイルのデータ構造を新システムファイルのデータ構
造に変換できるシステムファイルの入れ替え方法及びこ
れを利用した交換システムを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の方法は、
現用制御装置と予備制御装置によって二重化された制御
装置を備えた交換システムにおいて、システム運用中に
現用制御装置に格納されている旧システムファイルを予
備制御装置の新システムファイルに入れ替える際に、新
システムファイルに引き継ぐべき引き継ぎ対象データ
と、該引き継ぎ対象データのデータ定義テーブルとを現
用制御装置から予備制御装置へ転送し、予備制御装置
は、前記転送されてきた旧システムファイルのデータ構
造定義テーブルと新システムファイルのデータ構造定義
テーブルとを用いて新システムファイルへのデータ構造
変換プロセステーブルを生成し、該生成されたデータ構
造変換プロセステーブルに基づいて前記転送されてきた
引き継ぎ対象データを新システムファイルのデータ構造
に変換することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の交換システムは、現用制御
装置と予備制御装置によって二重化された制御装置を備
えた交換システムにおいて、前記現用制御装置と予備制
御装置の各々に、他方の制御装置から転送されてくる引
き継ぎ対象データを格納する他制御装置引き継ぎ対象デ
ータ一時記憶手段と、他方の制御装置から転送されてき
た旧システムファイルのデータ構造定義テーブルを格納
する他制御装置データ構造定義テーブル一時記憶手段
と、新システムファイルのデータ構造を定義するデータ
構造定義テーブルと、前記データ構造定義テーブルと他
制御装置データ構造定義テーブル一時記憶手段に格納さ
れている旧システムファイルのデータ構造定義テーブル
とから新しいシステムファイルへのデータ構造変換プロ
セステーブルを生成するデータ構造変換プロセステーブ
ル生成手段と、該生成されたデータ構造変換プロセステ
ーブルを用いて前記転送されてきた引き継ぎ対象データ
を新システムファイルのデータ構造に変換するデータ構
造変換手段と、該変換された引き継ぎ対象データを格納
する引き継ぎ対象データ格納手段とを備え、システム運
用中に現用制御装置に格納されているシステムファイル
を予備制御装置の新しいシステムファイルに入れ替える
際に、新システムファイルに引き継ぐべき引き継ぎ対象
データと、該引き継ぎ対象データのデータ定義テーブル
とを現用制御装置から予備制御装置へ転送することを特
徴とする。
【0010】そして、請求項1及び請求項2記載の発明
によれば、新システムファイルに引き継ぐべき引き継ぎ
対象データと、該引き継ぎ対象データのデータ定義テー
ブルとを現用制御装置から予備制御装置へ転送し、該転
送されてきた旧システムファイルのデータ構造定義テー
ブルと新システムファイルのデータ構造定義テーブルと
を用いて新システムファイルへのデータ構造変換プロセ
ステーブルを生成し、該生成されたデータ構造変換プロ
セステーブルに基づいて前記転送されてきた引き継ぎ対
象データを新システムファイルのデータ構造に変換す
る。
【0011】このように、本発明では、予めデータ構造
変換処理プログラムを搭載するのではなく、新旧2つの
データ構造定義テーブルの内容に基づいてデータ構造変
換プロセスを生成して実行するため、生起中の呼を切断
することなく旧システムファイルから新システムファイ
ルへ更新し、または新システムファイルから旧システム
ファイルへ戻すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の具体
例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は、本発明を適用して構成した交換シ
ステムの一実施例を示すもので、図示するように、入れ
替え前の旧システムファイルを使用して通話路の制御を
行なっている現用制御装置1、入れ替え後の新システム
ファイルを使用して通話路の制御を行なう予備制御装置
11、及び、現用制御装置1と予備制御装置11の間の
データ転送を行なうシステムバス20により構成され
る。
【0014】現用制御装置1は、引き継ぎ対象データ格
納部2、データ構造定義テーブル3、データ構造変換プ
ロセステーブル生成部4、データ構造変換プロセステー
ブル5、データ構造変換部6、他制御装置データ構造定
義テーブル一時記憶部7、他制御装置引き継ぎ対象デー
タ一時記憶部8を含んでいる。
【0015】予備制御装置11は、引き継ぎ対象データ
格納部12、データ構造定義テーブル13、データ構造
変換プロセステーブル生成部14、データ構造変換プロ
セステーブル15、データ構造変換部16、他制御装置
データ構造定義テーブル一時記憶部17、他制御装置引
き継ぎ対象データ一時記憶部18を含んでいる。
【0016】引き継ぎ対象データ格納部2及び引き継ぎ
対象データ格納部12は、システムファイル入れ替え時
に生起中の呼を、入れ替え後に通話路を制御する制御装
置でも継続するために必要なデータである。
【0017】データ構造定義テーブル3及びデータ定義
テーブル13は、各々引き継ぎ対象データ格納部2及び
引き継ぎ対象データ格納部12の情報要素の属性を正規
化した結果を格納したテーブルである。
【0018】データ構造変換プロセステーブル5及びデ
ータ構造変換プロセステーブル15は、引き継ぎ対象デ
ータのデータ構造を変換する手順を格納したテーブルで
ある。
【0019】データ構造変換プロセステーブル生成部4
は、データ構造定義テーブル3と他制御装置データ構造
定義テーブル一時記憶部7からデータ構造変換プロセス
テーブル5を生成する。
【0020】データ構造変換プロセステーブル生成部1
4は、データ構造定義テーブル13と他制御装置データ
構造定義テーブル一時記憶部17からデータ構造変換プ
ロセステーブル15を生成する。
【0021】データ構造変換部6は、データ構造変換プ
ロセステーブル5のデータ変換手順に従い、他制御装置
引き継ぎデータ一時記憶部8のデータのデータ構造を変
換して引き継ぎ対象データ格納部2に格納する。
【0022】データ構造変換部16は、データ構造変換
プロセステーブル15のデータ変換手順に従い、他制御
装置引き継ぎデータ一時記憶部18のデータのデータ構
造を変換して引き継ぎ対象データ格納部12に格納す
る。
【0023】他制御装置データ構造定義データ一時記憶
部7及び他制御装置引き継ぎ対象データ一時記憶部8
は、各々、システムバス20により転送された予備制御
装置11のデータ構造定義テーブル13及び引き継ぎ対
象データ格納部12の内容を一時的に格納する。
【0024】他制御装置データ構造定義データ一時記憶
部17及び他制御装置引き継ぎ対象データ一時記憶部1
8は、各々、システムバス20により転送された現用制
御装置1のデータ構造定義テーブル3及び引き継ぎ対象
データ格納部2の内容を一時的に格納する。
【0025】図2は、図1中の現用制御装置1の引き継
ぎ対象データ格納部2に格納される引き継ぎ対象データ
の構成例を示すもので、情報要素a2−1、情報要素b
2−2、情報要素c2−3、情報要素d2−4、情報要
素e2−5により構成される。
【0026】図3は、図1中の予備制御装置11の引き
継ぎ対象データ格納部12に格納される引き継ぎ対象デ
ータの構成例を示すもので、情報要素a12−1、情報
要素f12−6、情報要素b12−2、情報要素d12
−4、情報要素e12−5により構成される。
【0027】図4は、図1中の現用制御装置1のデータ
構造定義テーブル3のテーブル構成例を示すもので、引
き継ぎ対象データ格納部2の情報要素a2−1を定義す
る情報要素定義3−10、情報要素b2−2を定義する
情報要素定義3−20、情報要素c2−3を定義する情
報要素定義3−30、情報要素d2−4を定義する情報
要素定義3−40、情報要素e2−5を定義する情報要
素定義3−50により構成される。
【0028】図5は、図1中の予備制御装置11のデー
タ構造定義テーブル13のテーブル構成例を示すもの
で、引き継ぎ対象データ格納部12の情報要素a12−
1を定義する情報要素定義13−10、情報要素f12
−6を定義する情報要素定義13−20、情報要素b1
2−2を定義する情報要素定義13−30、情報要素d
12−4を定義する情報要素定義13−40、情報要素
e12−5を定義する情報要素定義13−50により構
成される。
【0029】図4中の各情報要素定義3−n0(ただ
し、n=1、2、3、4、5)は、情報要素識別子3−
n1、情報要素属性3−n2、情報要素初期値3−n3
で構成される。また、図5中の情報要素定義13−n0
は、情報要素識別子13−n1、情報要素属性13−n
2、情報要素初期値13−n3で構成される。
【0030】情報要素識別子3−n1及び情報要素識別
子13−n1は、引き継ぎ対象データ格納部2及び引き
継ぎ対象データ格納部12において同一の情報要素に対
して同一の識別子を付与し、追加された情報要素に対し
ては新たな識別子を付与するものである。
【0031】情報要素属性3−n2及び情報要素属性1
3−n2は、引き継ぎ対象データ格納部2及び引き継ぎ
対象データ格納部12の各情報要素の属性を表すもので
ある。本実施例ではバイト単位の倍数を設定している
が、ビット単位の倍数、ワード単位の倍数、他の引き継
ぎ対象データのデータ構造に対して付与した識別子など
を指定することも可能である。
【0032】情報要素初期値3−n3及び情報要素初期
値13−n3は、変換元の引き継ぎデータには存在しな
い情報要素が変換先に存在する場合に、その追加された
情報要素を初期化するための値である。本実施例では0
を指定しているが、任意の値が指定可能である。
【0033】図6は、図1中の予備制御装置11のデー
タ構造変換プロセステーブル15のテーブル構成例を示
すもので、現用制御装置1の引き継ぎ対象データ格納部
2の格納データを予備制御装置11の引き継ぎ対象デー
タ格納部12のデータ構造に変換する手順を表してお
り、処理種別15−1、処理種別15−3、処理種別1
5−5、処理種別15−7、各々の処理種別に必要なパ
ラメータを定義した処理パラメータ15−2、処理パラ
メータ15−4、処理パラメータ15−6、処理パラメ
ータ15−8、及びデータ構造変換プロセステーブルの
終わりを表す処理種別15−9により構成されている。
【0034】尚、現用制御装置1のデータ構造変換プロ
セステーブル5のテーブル構成については図示を略した
が、現用制御装置1と予備制御装置11が切り替えられ
て現用と予備が逆になったときのために、図6と同様な
テーブルが格納されている。
【0035】次に、上記構成を有する交換システムにお
けるシステムファイルの入れ替え動作について詳細に説
明する。
【0036】現用制御装置1が旧システムファイルによ
り処理を行なっている状態で新システムファイルに入れ
替える必要が生じた場合には、まず、入れ替えるべき新
システムファイルを予備制御装置11にロードする。
【0037】次に、システムバス20を介して、現用制
御装置1の引き継ぎ対象データ格納部2に格納されてい
る引き継ぎ対象データを予備制御装置11の他制御装置
引き継ぎ対象データ一時記憶部18に転送するととも
に、転送した引き継ぎ対象データのデータ構造を定義し
たデータ構造定義テーブル3を他制御装置データ構造定
義テーブル一時記憶部17に転送する。
【0038】この時点で、他制御装置引き継ぎ対象デー
タ一時記憶部18には現用制御装置1の引き継ぎ対象デ
ータ格納部2と同一のデータが、また、他制御装置デー
タ構造定義テーブル一時記憶部17には現用制御装置1
のデータ構造定義テーブル3と同一のデータが各々格納
される。これによって、予備制御装置11が現用制御装
置1の引き継ぎ対象データとデータ構造定義テーブルを
自由に読み出して使用することが可能となる。
【0039】次に、予備制御装置11のデータ構造変換
プロセステーブル生成部14がデータ構造変換プロセス
テーブル15を生成する動作について、図7のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0040】まず、データ構造変換プロセステーブル生
成部14は、データ構造定義テーブル13から情報要素
定義13−n0を1つ読み出す(ステップ141)。そ
して、読み出し終了かどうかを判断し(ステップ14
2)、読み出し終了なら(ステップ142のY側)、デ
ータ構造変換プロセステーブル15に処理種別として終
了を追加した後(ステップ149)、データ構造変換プ
ロセステーブル15の生成を終了する。
【0041】読み出しが終了でなければ(ステップ14
2のN側)、他制御装置データ構造定義テーブル一時記
憶部17に格納されているデータ構造定義テーブル3か
ら、情報要素識別子13−n1と同じ値を持つ情報要素
識別子3−n1を検索する(ステップ143)。
【0042】情報要素識別子13−n1と同じ値を持つ
情報要素識別子3−n1が見つかったかどうかを判断し
(ステップ144)、見つかった場合(ステップ144
のY側)は、直前にデータ構造変換プロセステーブル1
5に処理種別としてコピーを設定し、かつ、現在処理中
の情報要素とメモリ上のエリアが連続しているか否かを
判断する(ステップ145)。
【0043】ステップ145の条件が成立しない場合
(ステップ145のN側)は、データ構造変換プロセス
テーブル15に処理種別としてコピーを設定し、コピー
処理に必要な処理パラメータとしてコピー元オフセッ
ト、コピー先オフセット、コピーサイズを設定する(ス
テップ147)。
【0044】ステップ145の条件が成立する場合(ス
テップ145のY側)は、直前に処理した情報要素とメ
モリ上の領域が連続しているので、直前にデータ構造変
換プロセステーブル15に設定した処理パラメータのコ
ピーサイズに、現在処理中の情報要素の情報要素属性1
3−n2で定義されたサイズを加える(ステップ14
6)。
【0045】一方、ステップ144の条件が成立しない
場合(ステップ144のN側)は、新たに情報要素が追
加されたことになるので、データ構造変換プロセステー
ブル15に処理種別として初期化を設定し、処理パラメ
ータとして情報要素初期値13−n3で定義された値を
設定する(ステップ148)。
【0046】上記ステップ146、ステップ147、ス
テップ148のいずれかの処理を行なった後、ステップ
141に戻り、次の情報要素定義13−n0を読み出し
て上記処理を繰り返し、情報要素定義13−n0の読み
出しを終了した時点(ステップ142のY側)で、デー
タ構造変換プロセステーブル15に処理種別として終了
を追加した後(ステップ149)、データ構造変換プロ
セステーブル15の生成を終了する。
【0047】次に、上記のようにして生成されたデータ
構造変換プロセステーブル15と、他制御装置引き継ぎ
対象データ一時記憶部18に格納されている引き継ぎ対
象データから、データ構造変換部16が引き継ぎ対象デ
ータ格納部12に引き継ぎ対象データの設定を行なう動
作を、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0048】まず、データ構造変換プロセステーブル1
5から処理種別と処理パラメータを1つ読み出す(図8
のステップ161)。そして、読み出し終了かを判断す
る(ステップ162)。読み出し終了ならば(ステップ
162のY側)、データ構造変換処理を終える。一方、
読み出し終了でなければ(ステップ162のN側)、ス
テップ163に移行し、読み出した処理種別に応じて次
の処理へ分岐する。
【0049】すなわち、処理種別がコピーの場合はステ
ップ164へ進み、処理パラメータに基づき他制御装置
引き継ぎ対象データ一時記憶部18に格納された引き継
ぎ対象データ格納部2の情報要素を、引き継ぎ対象デー
タ格納部12の情報要素にコピーを行なう。
【0050】処理種別が初期化の場合はステップ165
へ進み、引き継ぎ対象データ格納部12の情報要素を処
理パラメータに基づいて初期化する。一方、処理種別が
終了の場合は、データ構造変換処理を終える。
【0051】上記ステップ164、またはステップ16
5の処理を行なった後、ステップ161に戻り、次の処
理種別及び処理パラメータの読み出しを行なう。
【0052】現用制御装置1の引き継ぎ対象データ格納
部2に格納されている引き継ぎ対象データのサイズが大
きい場合には、予備制御装置11の他制御装置引き継ぎ
対象データ一時記憶部18に格納可能なサイズのみを転
送するとともに、転送した引き継ぎ対象データに対応し
たデータ構造定義テーブル3の部分を、予備制御装置1
1の他制御装置データ構造定義テーブル一時記憶部17
に転送する。
【0053】予備制御装置11で転送した分のデータ構
造変換処理が終了したら、引き継ぎ対象データ格納部2
及びデータ構造定義テーブル3の残りの部分を予備制御
装置11に転送し、該転送分についてのデータ構造変換
処理を繰り返す。これによって、現用制御装置1の引き
継ぎ対象データのすべてについてデータ構造変換処理を
行なうことが可能となる。
【0054】上記実施例の場合には、他制御装置データ
構造定義テーブル一時記憶部17に格納されている現用
制御装置1のデータ構造定義テーブル3と、データ構造
定義テーブル13から、データ構造変換プロセステーブ
ル生成部14がデータ構造変換プロセステーブル15を
生成し、他制御装置引き継ぎ対象データ一時記憶部18
に格納されている現用制御装置1の引き継ぎ対象データ
2と、データ構造変換プロセステーブル15から、デー
タ構造変換部16が引き継ぎ対象データ格納部12の設
定を行なうため、現用制御装置1の旧システムファイル
の版数に関わらず、引き継ぎ対象データ格納部2のデー
タ構造を予備制御装置11の新システムファイル引き継
ぎ対象データ格納部12のデータ構造に変換することが
できる。
【0055】また、現用制御装置1と予備制御装置11
の構成が同一であるため、現用制御装置1の旧システム
ファイルの引き継ぎ対象データを予備制御装置11の引
き継ぎ対象データ格納部12にデータ構造を変換するの
と同様の手順で、予備制御装置11の引き継ぎ対象デー
タ格納部12を現用制御装置1の引き継ぎ対象データ格
納部2のデータ構造に変換することができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、旧システ
ムファイルのデータ構造毎にデータ構造変換処理プログ
ラムを用意することなしに、旧システムファイルのデー
タ構造を新システムファイルのデータ構造に変換するこ
とができ、生起中の呼を切断することなく旧システムフ
ァイルから新システムファイルへ更新できるとともに、
新システムファイルから旧システムファイルへ戻すこと
ができるので、旧システムファイルと新システムファイ
ルのデータ構造が異なる場合であっても、交換システム
の運用の中断または呼の切断を伴うことなくシステムの
機能追加を行なうことが可能となる。
【0057】請求項2記載の発明によれば、運用中の旧
システムファイル毎に引き継ぎ対象データのデータ構造
を新システムファイルのデータ構造に変換するデータ構
造変換処理プログラムを開発する必要がなくなるので、
新システムファイルの開発期間を短縮することができ
る。また、運転中の旧システムファイルのすべてを熟知
した技術者がいなくても、データ構造を旧システムファ
イルから新システムファイルに変換することができるの
で、この種の交換システムの製造コストと運用コストを
大幅に低減することができる。また、新システムファイ
ルを開発する度に運転中のすべての旧システムファイル
に対応したデータ構造変換処理プログラムを搭載する必
要がないので、メモリや補助記憶装置を無駄にすること
がなくなり、効率の良いシステム運用を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシステムファイルの入れ替え方
法を利用した交換システムの一実施例の構成を示す機能
対応ブロック図である。
【図2】図1の交換システムの現用制御装置の引き継ぎ
対象データ格納部の構成例を示す図である。
【図3】図1の交換システムの予備制御装置の引き継ぎ
対象データ格納部の構成例を示す図である。
【図4】図1の交換システムの現用制御装置のデータ構
造定義テーブルの構成例を示す図である。
【図5】図1の交換システムの予備制御装置のデータ構
造定義テーブルの構成例を示す図である。
【図6】図1の交換システムのデータ構造変換プロセス
テーブルの構成例を示す図である。
【図7】図1の交換システムのデータ構造変換プロセス
テーブル生成部の動作を示すフローチャートである。
【図8】図1の交換システムのデータ構造変換部の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 現用制御装置 11 予備制御装置 2、12 引き継ぎ対象データ格納部 3、13 データ構造定義テーブル 4、14 データ構造変換プロセステーブル生成
部 5、15 データ構造変換プロセステーブル 6、16 テータ構造変換部 7、17 他制御装置データ構造定義テーブル一
時記憶部 8、18 他制御装置引き継ぎ対象データ一時記
憶部 20 システムバス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用制御装置と予備制御装置によって二
    重化された制御装置を備えた交換システムにおいて、 システム運用中に現用制御装置に格納されている旧シス
    テムファイルを予備制御装置の新システムファイルに入
    れ替える際に、新システムファイルに引き継ぐべき引き
    継ぎ対象データと、該引き継ぎ対象データのデータ定義
    テーブルとを現用制御装置から予備制御装置へ転送し、 予備制御装置は、前記転送されてきた旧システムファイ
    ルのデータ構造定義テーブルと新システムファイルのデ
    ータ構造定義テーブルとを用いて新システムファイルへ
    のデータ構造変換プロセステーブルを生成し、 該生成されたデータ構造変換プロセステーブルに基づい
    て前記転送されてきた引き継ぎ対象データを新システム
    ファイルのデータ構造に変換することを特徴とするシス
    テムファイルの入れ替え方法。
  2. 【請求項2】 現用制御装置と予備制御装置によって二
    重化された制御装置を備えた交換システムにおいて、 前記現用制御装置と予備制御装置の各々に、 他方の制御装置から転送されてくる引き継ぎ対象データ
    を格納する他制御装置引き継ぎ対象データ一時記憶手段
    と、 他方の制御装置から転送されてきた旧システムファイル
    のデータ構造定義テーブルを格納する他制御装置データ
    構造定義テーブル一時記憶手段と、 新システムファイルのデータ構造を定義するデータ構造
    定義テーブルと、 前記データ構造定義テーブルと他制御装置データ構造定
    義テーブル一時記憶手段に格納されている旧システムフ
    ァイルのデータ構造定義テーブルとから新しいシステム
    ファイルへのデータ構造変換プロセステーブルを生成す
    るデータ構造変換プロセステーブル生成手段と、 該生成されたデータ構造変換プロセステーブルを用いて
    前記転送されてきた引き継ぎ対象データを新システムフ
    ァイルのデータ構造に変換するデータ構造変換手段と、 該変換された引き継ぎ対象データを格納する引き継ぎ対
    象データ格納手段とを備え、 システム運用中に現用制御装置に格納されているシステ
    ムファイルを予備制御装置の新しいシステムファイルに
    入れ替える際に、新システムファイルに引き継ぐべき引
    き継ぎ対象データと、該引き継ぎ対象データのデータ定
    義テーブルとを現用制御装置から予備制御装置へ転送す
    ることを特徴とする交換システム。
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JP4683218B2 (ja) * 2004-01-27 2011-05-18 日本電気株式会社 高速再起動方法および情報処理装置ならびにプログラム

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