JP3113498B2 - システム構成管理装置 - Google Patents

システム構成管理装置

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JP3113498B2
JP3113498B2 JP06118335A JP11833594A JP3113498B2 JP 3113498 B2 JP3113498 B2 JP 3113498B2 JP 06118335 A JP06118335 A JP 06118335A JP 11833594 A JP11833594 A JP 11833594A JP 3113498 B2 JP3113498 B2 JP 3113498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシステム構成管理装置
係り、特に、複数の計算機を相互に接続して複合システ
ムを構築する場合に使用して好適なシステム構成管理
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特開平4−9002
4号公報に記載されているように、複数の計算機を相互
に接続して複合システムを構築する際、システム構成を
定義するためのシステム構成情報(構成定義パラメタ)
を任意の計算機システムにおいて一括定義することは可
能であった。そして、システムゼネレーションによって
複合システムが構築された後には、各々の計算機システ
ムごとに構成定義パラメタおよびシステム制御プログラ
ムを保持していた。また、複合システムの運用を開始す
る際には、まず各々の計算機システムを順次起動させた
後に、複合システムとしての運用状態に移行することが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシステム構
成管理装置においては、構成定義パラメタおよびシステ
ム制御プログラムが計算機システムごとに独自に保持さ
れている。このため、複合システムを構成する計算機シ
ステム間で共通するシステム構成情報やシステム制御プ
ログラムについても、各々の計算機システムごとに共通
の構成定義パラメタを重複定義し、共通のシステム制御
プログラムを重複して保持しなければならない。したが
って、複合システムの規模の増大とともに構成定義パラ
メタおよびシステム制御プログラムに起因する処理負荷
が増大し、計算機システムの複合化によるシステム性能
の向上が抑制されてしまうという問題点があった。
【0004】また、運用環境の改善などに伴う構成定義
パラメタおよびシステム制御プログラムの変更作業につ
いても、各々の計算機システムごとに個別に実施しなけ
ればならないため、複合システムの規模の増大とともに
現状の構成定義パラメタおよびシステム制御プログラム
についての把握管理が煩雑になり、変更作業の対象とす
る計算機システムを間違えやすくなるなど、複合システ
ムにおける運用管理の品質が低下してしまうという問題
点があった。
【0005】また、各々の計算機システムを順次起動さ
せてから複合システムとしての運用を開始することから
複合システムとしての起動時間が単一の計算機システム
よりも長時間にわたるほか、何らかの変更作業を実施す
る際には複合システムとしての運用を一時停止させる必
要があるため、これによって複合システム全体としての
運用効率が低下してしまうという問題点があった。
【0006】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、複合化によるシステム性能の向上が抑制さ
れず、運用管理の品質および運用効率をより向上させる
ことのできるシステム構成管理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のシステム構成管理装置は、相互に接続され
た複数の計算機システムからなる複合システムにおい
て、以下の構成としたものである。
【0008】(1) 共用ファイルと、共用メモリと、構成
管理プログラムとを具備する構成としたものである。 ・共用ファイルは、前記複合システムの全体構成を一括
定義するシステム構成情報を保持するシステム構成定義
テーブルおよび前記複合システムの制御に関わるすべて
のシステム制御プログラムを格納する。 ・共用メモリは、前記複合システムを構成するすべての
計算機システムから同時にアクセスすることができる。 ・構成管理プログラムは、前記共用ファイル中の前記シ
ステム構成情報および前記システム制御プログラムを、
すべての計算機システムから参照可能な形式で前記共用
メモリ上に配置する。
【0009】(2) さらに、(1) のシステム構成管理装置
において、差分テーブルを前記共用ファイル中に設ける
とともに、動的変更機能を前記構成管理プログラムに付
加する構成としたものである。 ・差分テーブルは、運用中の前記複合システムに対する
変更指示情報を格納する。 ・動的変更機能とは、前記変更指示情報に基づいて前記
システム構成情報および前記システム制御プログラムの
変更処理を行う機能である。
【0010】(3) さらに、(1) または(2) のシステム構
成管理装置において、バックアップ用共用ファイルを具
備する構成としたものである。 ・バックアップ用共用ファイルは、前記システム構成情
報および前記システム制御プログラムを前記共用メモリ
上に配置された形式で保持する。
【0011】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0012】(1) 本発明のシステム構成管理装置では、
共用ファイルと、共用メモリと、構成管理プログラムと
を具備する構成としたことにより、複合システムの全体
構成を定義するシステム構成情報をシステム構成定義テ
ーブルで一括定義し、複合システムを構成する計算機シ
ステムが必要とするシステム制御プログラムを重複なし
に格納できるため、複合システムの規模が増大しても処
理負荷が増大せず、複合化によってシステム性能を十分
に向上させるとともに、現状のシステム構成情報および
システム制御プログラムを容易に把握管理して、複合シ
ステムにおける運用管理の品質を向上させることができ
る。また、各々の計算機システムから同時に共用メモリ
を参照し、必要なシステム制御プログラムを使用して一
括起動処理を行うことができるため、従来の順次的な起
動処理にくらべて複合システムとしての起動時間を大幅
に短縮して、複合システム全体としての運用効率を向上
させることができる。
【0013】(2) さらに、(1) のシステム構成管理装置
において、差分テーブルを前記共用ファイル中に設ける
とともに、動的変更機能を前記構成管理プログラムに付
加する構成としたことにより、複合システムの運用中に
何らかの変更作業を実施することが可能となるため、複
合システム全体としての運用効率をさらに向上させるこ
とができる。
【0014】(3) さらに、(1) または(2) のシステム構
成管理装置において、バックアップ用共用ファイルを具
備する構成としたことにより、複合システムの構成や規
模とは無関係に複合システム全体についてほぼ同一のバ
ックアップ処理および障害回復処理を行うことが可能と
なり、運用管理の品質と運用効率を向上させることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のシステム構成管理装置の一実
施例を図面を用いて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明のシステム構成管理装置
実現する複合システムの一構成例を示すブロック図であ
る。同図中、1は複合システムを構成する複数の計算機
システム,2は計算機システム1上で構成管理を行うた
めの構成管理プログラム,3は複合システムの構成およ
び制御に関する情報が格納される共用ファイル,4は複
合システム全体の構成に関する情報が記述されるシステ
ム構成定義テーブル,4aは複合システムの生成時や変
更時などにシステム構成定義テーブルの内容を編集する
際に一時的に使用される作業用システム構成定義テーブ
ル,5は共用ファイル3に格納されているシステムの動
作を制御するためのオリジナルのシステム制御プログラ
ム(全計算機システム1で共通に用いられるシステム共
通プログラム6と、各々の計算機システム1で固有に用
いられるシステム固有プログラム7から構成される),
8は複合システムの変更指示情報が格納される差分テー
ブル,9は複合システムを構成するすべての計算機シス
テムから同時にアクセスできる共用メモリ,10は各々
の計算機システム1が参照可能な形式にシステム構成定
義テーブル4を変換された後に共用メモリ9に格納され
たシステム構成参照テーブル,11は共用メモリ9に格
納されたシステム制御プログラム5と同一のシステム参
照制御プログラム(システム共通プログラム6に相当す
るシステム共通プログラム12と、システム固有プログ
ラム7に相当するシステム固有プログラム13から構成
される),14はすべての計算機システム1からアクセ
ス可能な任意の共用ファイルのうちの共用メモリ9のバ
ックアップコピーを保持するためのバックアップ用共用
ファイル,15はシステム構成参照テーブル10と同一
内容の回復用システム構成参照テーブル,16はシステ
ム参照制御プログラム11と同一内容の回復用システム
参照制御プログラムである。
【0017】図2は、図1中のシステム構成定義テーブ
ルの一例を示す図である。図2において、システム構成
定義テーブル4(以下、システム構成参照テーブル10
についても同様とする)は、システム定義情報部18
(システム構成情報の種別を示す定義項目20,定義項
目20に対応する内容を示す定義内容21,複合システ
ムの起動時に当該システム定義情報を共用メモリ9上に
常駐させるか否かを示す常駐情報22から構成される)
と、システム定義適用情報部19(指定のシステム構成
情報を各々の計算機システム1に適用するか否かを示す
適用情報25)とをマトリックス形式で配置および保持
するように構成されている。また、システム定義情報部
18は、全計算機システム1において共通するシステム
構成を定義するためのシステム共通部23と、各々の計
算機システム1において固有のシステム構成を定義する
ためのシステム固有部24とに分けられ、それぞれシス
テム構成定義内容の追加,削除,変更処理26と、複合
システムを構成する計算機システムの追加,削除処理2
7とが可能なテーブル構成とされている。
【0018】図3は、図1中の構成管理プログラムの概
略構成を示す図である。構成管理プログラム2は、すべ
ての計算機システム1に設けられていても、特定の一以
上の計算機システム1に設けられていてもよい。図3に
おいて、構成管理プログラム2は、システム生成処理部
28(システム構成定義テーブル4および差分テーブル
8の内容に基づき、システム構成参照テーブル10,シ
ステム参照制御プログラム11,回復用システム構成参
照テーブル15,回復用システム参照制御プログラム1
6の生成を行う),システム構成変更処理部29(複合
システムの稼働中にシステム構成の動的変更によって計
算機システムなどの構成資源の追加,削除,変更を行う
際に、あらかじめ差分テーブル8に格納された変更指示
情報に基づき、システム構成定義テーブル4,システム
構成参照テーブル10,回復用システム構成参照テーブ
ル15の内容を同時に変更する),システム制御プログ
ラム変更処理部30(動的変更の際にシステム制御プロ
グラム5,システム参照制御プログラム11,回復用シ
ステム参照制御プログラム16を同時に改変する)から
構成される。
【0019】図4は、図3中のシステム生成処理部の詳
細構成を示す図である。図4において、システム生成処
理部28は、システム定義情報部作成手段28a(シス
テム構成定義テーブル4中におけるシステム定義情報部
18,定義項目20,定義内容21,常駐情報22の定
義を行う手段),システム定義適用情報部作成手段28
b(システム構成定義テーブル4中におけるシステム定
義適用情報部19,適用情報25の定義を行う手段),
システム構成定義テーブル診断手段28c(システム構
成定義テーブル4中において定義されたシステム定義情
報部18およびシステム定義適用情報部19の定義誤り
や計算機システム間の整合性などの診断を行う手段),
システム構成定義テーブル変換手段28d(システム構
成定義テーブル4を各々の計算機システム1が参照可能
な形式に変換し、これを共用メモリ9上に配置してシス
テム構成参照テーブル10の生成を行う手段),差分テ
ーブル生成手段28e(システム構成定義テーブル4に
対する変更指示情報が格納される差分テーブル8の生成
を行う手段),システム構成定義テーブル複写手段28
f(システム構成定義テーブル4と、これを編集するた
めの一時的な作業用システム構成定義テーブル4aとの
間のデータ複写を行う手段),システム制御プログラム
複写手段28g(共用ファイル3上のシステム制御プロ
グラム5を共用メモリ9上に複写することによってシス
テム参照制御プログラム11の生成を行う手段)から構
成される。
【0020】図5は、図3中のシステム構成変更処理部
の詳細構成を示す図である。図5において、システム構
成変更処理部29は、システム構成動的変更開始連絡手
段29a(複合システム全体に対してシステム構成参照
テーブル10の変更を開始する旨の通知を行う手段),
システム定義情報部変更手段29b(差分テーブル8に
格納された変更指示情報に基づいてシステム構成参照テ
ーブル10中のシステム定義情報部18の変更を行う手
段),システム定義適用情報部変更手段29c(差分テ
ーブル8に格納された変更指示情報に基づいてシステム
構成参照テーブル10中のシステム定義適用情報部19
の変更を行う手段),システム構成動的変更終了連絡手
段29d(複合システム全体に対してシステム構成参照
テーブル10の変更が終了した旨および各計算機システ
ムに関係のある変更部分の通知を行う手段)から構成さ
れる。
【0021】図6は、図3中のシステム制御プログラム
変更処理部の詳細構成を示す図である。図6において、
システム制御プログラム変更処理部30は、常駐・非常
駐判定手段30a(システム構成定義テーブル4および
システム構成参照テーブルの内容に基づいて変更対象の
制御プログラムがシステム常駐プログラムであるか否か
を判定する手段),システム制御プログラム動的変更開
始連絡手段30b(変更対象の制御プログラムがシステ
ム常駐プログラムであったとき、複合システム全体に対
してシステム制御プログラム5,システム参照制御プロ
グラム11,回復用システム参照制御プログラムの変更
を開始する旨の通知を行う手段),システム制御プログ
ラム変更手段30c(システム制御プログラム5,シス
テム参照制御プログラム11,回復用システム参照制御
プログラム16の変更を同時に行う手段),システム制
御プログラム動的変更終了連絡手段30d(複合システ
ム全体に対してシステム制御プログラム5,システム参
照制御プログラム11,回復用システム参照制御プログ
ラム16の変更が終了した旨および各計算機システムに
関係のある変更部分の通知を行う手段)から構成され
る。
【0022】図7は、図3中のシステム生成処理部の動
作を示すフローチャートである。同図中、最初にシステ
ム構成定義テーブル複写手段28fによってシステム構
成定義テーブル4を作業用システム構成定義テーブル4
aに複写した後(ステップ101)、システム定義情報
部作成手段28aによって追加,削除または変更の対象
とするシステム構成情報があるか否かをチェックし(ス
テップ102)、対象とするすべてのシステム構成情報
について、作業用システム構成定義テーブル4a内で対
応するシステム定義情報部18を追加、削除または変更
し、特に追加がある場合には当該システム構成情報の定
義項目20,定義内容21,常駐情報22の定義も合わ
せて行う(ステップ103)。ステップ102,103
による作業用システム構成定義テーブル4aの更新終了
後、システム定義適用情報部作成手段28bによって追
加、削除または変更の対象とする計算機システムがある
か否かをチェックし(ステップ104)、対象とするす
べての計算機システムについて、作業用システム構成定
義テーブル4a内で対応するシステム定義適用情報部1
9を追加、削除または変更する(ステップ105)。ス
テップ104,105による作業用システム構成定義テ
ーブル4aの更新終了後、システム定義適用情報部作成
手段28bによって作業用システム構成定義テーブル4
a内の各々のシステム構成情報に対応するシステム定義
適用情報部19の適用情報25を変更する(ステップ1
06)。
【0023】以上によって作業用システム構成定義テー
ブル4aの修正が完了した後、システム構成定義テーブ
ル診断手段28cによって作業用システム構成定義テー
ブル4aにおける定義誤りの有無や計算機システム間の
整合性チェックなどを行って(ステップ107)、修正
した作業用システム構成定義テーブル4aが正しいか否
かを判定し(ステップ108)、何らかの誤りがあると
判定された場合にはステップ102に戻って再び作業用
システム構成定義テーブル4aを修正する。また、修正
した作業用システム構成定義テーブル4aが正しいと判
定された場合には、計算機システムの生成を行うか否か
をチェックし(ステップ109)、計算機システムの生
成を行う場合には、システム構成定義テーブル変換手段
28dによって作業用システム構成定義テーブル4aを
各計算機システムで参照できる形式に変換して共用メモ
リ9およびバックアップ用共用ファイル14に配置する
ことで、システム構成参照テーブル10の生成(ステッ
プ110)および回復用システム構成参照テーブル15
の生成(ステップ111)を行うとともに、システム制
御プログラム複写手段28gによって共用ファイル3中
のシステム制御プログラム5を共用メモリ9およびバッ
クアップ用共用ファイル14に複写することで、システ
ム参照制御プログラム11の生成(ステップ112)お
よび回復用システム参照制御プログラム16の生成(ス
テップ113)を行う。
【0024】さらに、複合システムの稼働中にシステム
構成の動的変更を行うか否かをチェックして(ステップ
114)、システム構成の動的変更を行う場合には、差
分テーブル生成手段28eによって差分テーブル8の生
成(ステップ115)を行った後、前述したシステム構
成の動的変更が一時的なシステム構成の動的変更である
か否かをチェックして(ステップ116)、一時的なシ
ステム構成の動的変更である場合にはシステム構成定義
テーブル4を生成することなく処理を終了する(ステッ
プ116)。また、ステップ109で計算機システムの
生成を行わないと判定された場合,ステップ114でシ
ステム稼働中にシステム構成の動的変更を行わないと判
定された場合,ステップ116でシステム構成の動的変
更が一時的なものではない(恒久的なものである)と判
定された場合については、システム構成定義テーブル複
写手段28fによって作業用システム構成定義テーブル
4aをシステム構成定義テーブル4に複写することで、
システム構成定義テーブル4の生成を行う(ステップ1
17)。
【0025】図8は、図3中のシステム構成変更処理部
の動作を示すフローチャートである。同図中、計算機シ
ステムにおけるシステム構成の動的変更が複合システム
内で重複して実行されないように、最初に複合システム
を構成するすべての計算機システムに対してシステム構
成の動的変更を開始する旨の通知を行う(ステップ20
1)。そして、追加、削除または変更の対象とするシス
テム定義情報部18がシステム構成参照テーブル10中
にあるか否かをチェックして(ステップ202)、対象
とするすべてのシステム定義情報部18について、シス
テム定義情報部変更手段29bによって当該システム構
成情報に関するシステム構成参照テーブル10における
システム定義情報部18の追加、削除または変更処理を
行う(ステップ203)。さらに、追加、削除または変
更の対象とするシステム定義適用情報部19がシステム
構成参照テーブル10中にあるか否かをチェックして
(ステップ204)、対象とするすべてのシステム定義
適用情報部19について、システム定義適用情報部変更
手段29cによって当該システム構成情報に関するシス
テム構成参照テーブル10におけるシステム定義適用情
報部19の追加、削除または変更処理を行う(ステップ
205)。以上によってシステム構成参照テーブル10
の変更が完了した後、システム構成動的変更終了連絡手
段29dによって、複合システムを構成するすべての計
算機システムに対してシステム構成の動的変更が終了し
た旨および各計算機システムに関係のある変更部分の通
知を行う。
【0026】図9は、図3中のシステム制御プログラム
変更処理部の動作を示すフローチャートである。同図
中、最初に常駐・非常駐判定手段30aによって変更対
象とするシステム制御プログラムが共用メモリ9上の常
駐プログラムであるか否かを判定する(ステップ30
1)。そして、常駐プログラムであると判定された場合
には、計算機システムにおけるシステム制御プログラム
の動的変更が複合システム内で重複して実行されないよ
うに、システム制御プログラム動的変更開始連絡手段3
0bによって複合システムを構成するすべての計算機シ
ステムに対してシステム制御プログラムの動的変更を開
始する旨の通知を行う(ステップ302)。そして、シ
ステム制御プログラム変更手段30cによってシステム
制御プログラム5,システム参照制御プログラム11,
回復用システム参照制御プログラム16の変更を同時に
行った後(ステップ303)、常駐・非常駐判定手段3
0aによって変更したプログラムが共用メモリ9上の常
駐プログラムであるか否かを判定する(ステップ30
4)。変更したプログラムが常駐プログラムであると判
定された場合には、システム制御プログラム動的変更終
了連絡手段30dによって複合システムを構成するすべ
ての計算機システムに対してシステム制御プログラムの
動的変更が終了した旨および各計算機システムに関係の
ある変更部分の通知を行う(ステップ305)。
【0027】以上のように本実施例によれば、複合シス
テムを構成する計算機システムで共通するシステム構成
情報について各々の計算機システムごとに重複定義する
必要がないため、システム構成定義テーブルの簡素化お
よびシステム生成作業の短縮化を図るとともに、現状の
システム構成情報およびシステム制御プログラムを容易
に把握管理して、複合システムにおける運用管理の品質
を向上させることができる。また、バックアップ用共用
ファイルによってシステム構成参照テーブルおよびシス
テム参照制御テーブルを二重化していることから、共用
メモリなどに障害が発生した場合における回復時間の短
縮および回復作業の容易化を図り、運用管理の品質と運
用効率を向上させることができる。また、共用メモリ上
に配置されているシステム構成参照テーブルおよびシス
テム参照制御プログラムを各々の計算機システムが同時
に参照して一括起動処理を行うことができるので、複合
システムの起動時間を大幅に短縮して、複合システム全
体としての運用効率を向上させることができる。さら
に、システム構成定義テーブルおよびシステム構成参照
テーブルは、システム定義情報部とシステム定義適用情
報部とをマトリックス形式に配置する構成とされている
ため、システム構成情報および計算機システムの追加、
削除または変更を容易に行うことが可能であり、システ
ム構成を柔軟に変更することができる。
【0028】
【発明の効果】(1) 以上詳しく説明したように、本発明
のシステム構成管理装置によれば、共用ファイルと、共
用メモリと、構成管理プログラムとを具備する構成とし
たことにより、複合システムの全体構成を定義するシス
テム構成情報をシステム構成定義テーブルで一括定義
し、複合システムを構成する計算機システムが必要とす
るシステム制御プログラムを重複なしに格納できるた
め、複合システムの規模が増大しても処理負荷が増大せ
ず、複合化によってシステム性能を十分に向上させると
ともに、現状のシステム構成情報およびシステム制御プ
ログラムを容易に把握管理して、複合システムにおける
運用管理の品質を向上させることができるという効果が
得られる。また、各々の計算機システムから同時に共用
メモリを参照し、必要なシステム制御プログラムを使用
して一括起動処理を行うことができるため、従来の順次
的な起動処理にくらべて複合システムとしての起動時間
を大幅に短縮して、複合システム全体としての運用効率
を向上させることができるという効果が得られる。
【0029】(2) さらに、(1) のシステム構成管理装置
において、差分テーブルを前記共用ファイル中に設ける
とともに、動的変更機能を前記構成管理プログラムに付
加する構成としたことにより、複合システムの運用中に
何らかの変更作業を実施することが可能となるため、複
合システム全体としての運用効率をさらに向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【0030】(3) さらに、(1) または(2) のシステム構
成管理装置において、バックアップ用共用ファイルを具
備する構成としたことにより、複合システムの構成や規
模とは無関係に複合システム全体についてほぼ同一のバ
ックアップ処理および障害回復処理を行うことが可能と
なり、運用管理の品質と運用効率を向上させることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成管理装置含む複合シス
テムの一構成例を示すブロック図である。
【図2】図1中のシステム構成定義テーブルの一例を示
す図である。
【図3】図1中の構成管理プログラムの概略構成を示す
図である。
【図4】図3中のシステム生成処理部の詳細構成を示す
図である。
【図5】図3中のシステム構成変更処理部の詳細構成を
示す図である。
【図6】図3中のシステム制御プログラム変更処理部の
詳細構成を示す図である。
【図7】図3中のシステム生成処理部の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図3中のシステム構成変更処理部の動作を示す
フローチャートである。
【図9】図3中のシステム制御プログラム変更処理部の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 計算機システム 2 構成管理プログラム 3 共用ファイル 4 システム構成定義テーブル 4a 作業用システム構成定義テーブル 5 システム制御プログラム 8 差分テーブル 9 共用メモリ 10 システム構成参照テーブル 11 システム参照制御プログラム 14 バックアップ用共用ファイル 15 回復用システム構成参照テーブル 16 回復用システム参照制御テーブル 18 システム定義情報部 19 システム定義適用情報部 23 システム共通部 24 システム固有部
フロントページの続き (72)発明者 大辻 彰 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社 日立製作所 ソフトウェア開 発本部内 (56)参考文献 特開 昭61−101865(JP,A) 特開 昭60−116069(JP,A) 特開 昭60−83168(JP,A) 特開 平6−110717(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 G06F 13/10 - 13/14 G06F 15/16 - 15/177

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続された複数の計算機システム
    からなる複合システムにおけるシステム構成管理装置に
    おいて、 前記複合システムの全体構成を定義するシステム構成情
    報を保持するシステム構成定義テーブルおよび前記複合
    システムの制御を行うシステム制御プログラムを格納す
    る共用ファイルと、 前記複合システムを構成する計算機システムからアクセ
    スすることができる共用メモリと、 前記共用ファイル中の前記システム構成情報および前記
    システム制御プログラムを、前記計算機システムから参
    照可能な形式で前記共用メモリ上に配置する、少なくと
    も1つの計算機システムに設けられる構成管理プログラ
    ムとを備えることを特徴とするシステム構成管理装置。
  2. 【請求項2】 運用中の前記複合システムに対する変更
    指示情報を格納する差分テーブルを前記共用ファイル中
    に設け、 前記変更指示情報に基づいて前記システム構成情報およ
    び前記システム制御プログラムの変更処理を行う動的変
    更機能を前記構成管理プログラムに付加したことを特徴
    とする請求項1記載のシステム構成管理装置。
JP06118335A 1994-05-31 1994-05-31 システム構成管理装置 Expired - Fee Related JP3113498B2 (ja)

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