JP3641154B2 - 交換機のデータ変換システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は交換機のデータ変換システムに関し、更に詳しくはプログラム更新時のデータ変換システムに関する。
【0002】
近年、交換機を構成する各装置にはマイクロプロセッサを搭載し、その動作プログラムは交換機のホストよりダウンロードすることが主流である。各装置のプログラムは、交換機の一部の機能を実現していることから、顧客要求、国際勧告により規定され、機能追加、変更が要求されるため、その都度各装置のプログラムをダウンロードにより変更する必要がある。
【0003】
本発明では、各装置の動作プログラムを更新し、新プログラム動作に切り替える場合に旧プログラム動作時のデータ(交換動作を継続する呼処理動作、課金データ、回線品質データ等各装置が持つデータ)を廃棄することなく、新プログラム動作で継続させ、プログラム更新前の動作を継続させるようにしたものである。
【0004】
【従来の技術】
交換機において、交換機を構成する各装置にはプログラムを持つ装置が存在する。これらの装置のプログラムは、近年、ホスト交換機から各装置に対して各々のプログラムをダウンロードして運用動作させることが一般的になりつつある。
【0005】
図13はプログラムの構成例を示す図である。図では、アプリケーションA(呼処理プログラム)1と、アプリケーションB(伝送路品質統計プログラム)2の場合を示す。3はアプリケーションAのデータであり、加入者Aの呼状態3a、加入者Bの呼状態3b等より構成されている。4はアプリケーションBのデータであり、加入者AのPMカウンタ4a、加入者BのPM(パフォーマンス)カウンタ4b等より構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、これら装置のプログラムに変更が生じた場合には、プログラムを更新した後、プログラム更新前の旧プログラム動作時のデータの引き継ぎが困難であった。つまり、加入者制御装置等では、実際のサービス運用状態でプログラム切り替え前の接続中の呼が切断されたり、課金データが消えたりしてしまうという問題があった。
【0007】
データの引き継ぎが困難な理由は、旧プログラムと新プログラム間で引き継ぐデータの互換性があるとは限らないためである。具体的には、旧プログラムで扱うデータのメモリ上でのアドレス及びデータ構成が変更された場合、新プログラムでは扱う同じデータのアドレス位置、データ構成が異なっているため、新しいプログラムで旧データの引き継ぎができない。
【0008】
図14はメモリデータの構成例を示す図である。(a)は旧プログラムでのメモリデータ、(b)は新プログラムでのメモリデータである。旧プログラムでは、アドレス1000番地からデータA1が記憶されているが、新プログラムではアドレス0FFFC番地からデータA1が記憶されている。しかも、新プログラムでは、新たなデータA6が追加されており、旧プログラムでのメモリデータと新プログラムでのメモリデータとのアドレスの互換性は全くなく、旧データの引き継ぎができないという問題があった。
【0009】
このため、従来方式では、新プログラムでの動作開始時には全て初期化状態から開始していたため、新プログラム動作に切り替わった場合に、交換動作を継続する呼処理データ、課金データ、回線品質データ等が消失してしまうという問題があった。
【0010】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、旧プログラムを新プログラムに切り替える時に旧プログラム動作時のデータを廃棄することなく、新プログラムで継続して使用することができるようにした交換機のデータ変換システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は発明の原理ブロック図である。図において、10は旧現用系メモリ、11は新現用系メモリである。旧現用系メモリ10は、データA〜Dと、プログラム13等から構成されており、新現用系メモリ11はデータA'〜D'と、プログラム14等から構成されている。なお、旧現用系メモリ10中のデータ新現用系メモリ11中のデータとは対応している。即ち、AとA'、BとB'、CとC'、DとD'とが対応している。本発明では、旧現用系メモリ10から新現用系メモリ11にデータのコピーを行うメモリコピー手段12が設けられている。なお、図示されていないが、旧現用系メモリ10と新現用系メモリ11間を接続する系間通信手段も設けられている。
【0012】
本発明では、予め新旧プログラム間でデータメモリ構成に制限を設けておき、メモリコピー手段12が旧データを旧現用系メモリ10より新現用系メモリ11にコピーし、変換手段(図示せず)が新現用系メモリ上にて旧データを新データ領域に格納していくようになっている。従って、全ての引き継ぎデータを新プログラム動作前に変換することにより、旧プログラム動作時のデータを引き継ぐことにより、プログラム更新においても交換動作を継続することができる。そして、本発明によれば、複数のデータ群から構成される引き継ぎデータの新プログラムでのサイズを旧プログラムのサイズよりも大きくすることを特徴としている。この発明によれば、旧プログラムのデータを新プログラムのデータに移す時に元のデータが消失することがなくなる。
【0018】
(2)図2は発明の他の原理説明図である。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、10は旧現用系メモリ、11は新現用系メモリである。旧現用系メモリ10は、データA〜Dと、プログラム13、ワークエリア15等から構成されており、新現用系メモリ11はデータA'〜D'と、プログラム14、ワークエリア16等から構成されている。データA〜DとA'〜D'とはそれぞれ対応している。本発明では、旧現用系メモリ10から新現用系メモリ11にデータのコピーを行うメモリコピー手段が設けられている。なお、図示されていないが、旧現用系メモリ10と新現用系メモリ11間を接続する系間通信手段も設けられている。
【0019】
この発明によれば、旧現用系メモリ10中のデータを新現用系メモリ11中のデータに移すに当たり、ワークエリア15とワークエリア16を介してデータの転送が行われる。一時、新現用系メモリ11中のワークエリア16に記憶された各データは、データの割り振りを行なう変換手段(図示せず)により、メモリマップ上の所定の位置に新データとしてそれぞれ割り振られる。
【0020】
この発明によれば、引き継ぎデータの先頭アドレス位置の制約やデータ変換順序の制約を受けることなく、旧プログラム動作時のデータを引き継ぐことにより、プログラム更新においても交換動作を継続することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図3は本発明が適用されるシステム構成例を示す図である。図において、30は交換機、31は該交換機30と接続されるホストコンピュータ(以下ホストと略す)である。ここでは、交換機30に加入者制御装置20が接続される場合を示している。この加入者制御装置20は、二重化された加入者制御装置(現用系)21と、加入者制御装置(予備系)22を持ち、これら両加入者制御装置21、22間では系間通信が行われている。各加入者制御装置21、22の配下には複数の加入者カード23を収容し、各加入者カード23、加入者線を制御し、各種呼接続情報、加入者線路の伝送品質のためにパフォーマンス(PM)カウンタを持つ。
【0022】
また、制御プログラムはホスト31から交換機30を介してダウンロードされる。加入者制御装置21、22の現用系、予備系のそれぞれは交換機30を介してホスト31から制御される。前述したように、現用系と予備系には系間通信機能、系間メモリコピー機能を持つそれぞれの手段が設けられている。
【0023】
図4は発明のプログラム更新制御シーケンスの一実施の形態例を示す図、図5はデータ配置の制約に関する説明及びデータの変換手順の説明図、図6は本発明を実現するためのデータ変換フローチャートの一実施の形態例を示す図である。
【0024】
1.先ずホスト31より予備系をOUS(Out Of Servece)とする(S1)。
2.OUS化された予備系に対してホスト31から新プログラムをダウンロードする(S2)。
【0025】
この時、現用系は現用系動作を継続している。ダウンロード手段に関しては、通常の既存の技術が用いられる。
3.ホストから現用系へメモリコピー要求を送り(S3)、現用系の旧プログラムで動作しているデータ(引き継ぎデータ)をメモリコピー手段12(図1参照)により新現用系へメモリコピーする(S4)。この場合、新現用系メモリ11上には、旧現用系動作のデータが旧プログラム動作時と同じメモリアドレスにコピーされる。現用系は、ホスト31に対してメモリコピー完了通知を行なう(S5)。
【0026】
4.上位装置(ここでは交換機ホスト31)から新現用系に対して系切り替え要求が出される(S6)。これを契機に、予備系(新現用系)から現用系(旧現用系)に対して系切り替え要求が出される(S7)。これに対して、旧現用系から新現用系に対して系切り替え応答が出され(S8)、現用系と予備系が切り替わる。
【0027】
5.新現用系では、新プログラム動作に切り替わる(S9)。新現用系の新プログラムでは、プログラム初期化時の現用系動作を開始する前に、新現用系メモリ上の旧データを以下の手順でデータ変換を行なう(S10)。その後、新現用系からホストに対して系切り替え完了通知が出される(S11)。
【0028】
図5は旧プログラム動作時のデータ構成と、新プログラム動作時のデータ構成例を示す図である。(a)が旧プログラム動作時の引き継ぎデータ構成、(b)が新プログラム動作時のデータ構成である。この実施の形態例では、新しいプログラムが引き継ぐデータは、A、Bの2種類のデータ群を引き継ぐ例である。
【0029】
データの先頭アドレスは、10000番地であり、これは新プログラムでのアドレスマップでも同一値である。またA、Bのデータサイズは増えているが、減ってはいない。これにより、旧プログラムのデータを新プログラムに移す時に元のデータが消失することがなくなる。つまり、アプリケーションのデータの先頭アドレスは変更してはならず、アプリケーションのデータのトータルサイズは減らさない。
【0030】
新現用系では、アプリケーションプログラムでデータA6が追加され、またアプリケーションプログラムでデータB6が追加になっている。また、新現用系メモリ11には、旧データを新データに変換するために使用されるデータ変換ワークエリア14aを持っている。
【0031】
データ変換は、アドレスが老番であるBから開始する。データ変換手段は先ず、Bのデータ(B1、B2、B3、B4、B5)をデータ変換ワークエリア14aにコピーする。これを、データ変換手段が新しいメモリマップ上のB1、B2、B3、B4、B5へ戻す。B6は新プログラムで追加したエリアなので初期化する。
【0032】
データ変換手段は、次にAのデータもBのデータと同じ手順でA1、A2、A3、A4、A5のデータをデータ変換ワークエリア14aにコピーする。次に、、データ変換ワークエリア1a上のA1、A2、A3、A4、A5を新しいメモリマップのA1、A2、A3、A4、A5のアドレスへ戻す。A6のデータは、新プログラムでの追加データであるため、初期化する。
【0033】
このようにして、全データが新現用系のメモリ11上で、旧メモリデータが新メモリデータに変換される。データ変換が完了したら、新現用系プログラムは、上位装置に対して系切り替え完了を通知して(図4のS11)、新現用系として動作を開始する。
【0034】
この実施の形態例によれば、引き継ぎデータの先頭アドレス値を新旧プログラムで同一値とし、かつアドレスが老番アドレスのデータ群から変換することにより、引き継ぎデータが消失することなく、旧データを新データに移すことが可能となる。
【0035】
図6は本発明のデータ変換フローチャートの一実施の形態例を示す図で、データ変換手段の動作を示している。新プログラム動作開始時、メモリ上は旧アドレスで残っているものとし、新プログラム動作開始時、データ変換を以下のフローで行なう。
【0036】
先ず、アプリケーションBのデータをデータ変換ワークエリア14aにコピーする(S1)。次に、旧B1データを新B1データエリアへ移動し(S2)、次に、旧B2データを新B2データエリアに移動し(S3)、次に、旧B3データを新B3データエリアへ移動し(S4)、次に旧B4データを新B4データエリアに移動し(S5)、次に、旧B5データを新B5データエリアに移動し(S6)、B6データエリアを初期化する(S7)。
【0037】
次に、アプリケーションAのデータをデータ変換ワークエリア14aにコピーする(S8)。次に、旧A1データを新A1データエリアへ移動し(S9)、次に、旧A2データを新A2データエリアに移動し(S10)、次に、旧A3データを新A3データエリアへ移動し(S11)、旧A4データを新A4データエリアに移動し(S12)、次に、旧A5データを新A5データエリアに移動し(S13)、A6データエリアを初期化する(S14)。
【0038】
図7は新現用系のメモリ内容の推移を示す図である。(a)の段階では、旧現用系のメモリがそのままコピーされた状態である。(b)の段階は、データ変換ワークエリア14aにデータBがコピーされた状態を示す。(c)の段階は、データ変換ワークエリア14aにコピーされたデータBの内容を新データエリアに移動させる状態を示している。この時、B1はそれまでの10014番地からではなく、10018番地から始まっている。そして、最後に追加されたデータB6が入り、初期化される。元の10014番地にはB1がまだ残っている。
【0039】
(d)はデータ変換ワークエリア14aにデータAがコピーされた状態である。このワークエリア14aからメモリエリアの10000番地からA1、A2…という具合に移動していく。そして、(e)において、旧B1が残っていた領域には、追加されたデータA6が入っている。
【0040】
上述の実施の形態例では、新旧データをそろえる場合として、先頭アドレスを用いる場合を例にとったが、本発明はこれに限るものではなく、最終アドレスにそろえることもできる。この場合には、データの変換は、Aデータから先に行なう。
【0041】
この実施の形態例によれば、引き継ぎデータの最終アドレス値を新旧プログラムで同一値とし、かつアドレスが若番アドレスのデータ群から変換することにより、引き継ぎデータが消失することなく、旧データを新データに移すことが可能となる。
【0042】
図8は発明のプログラム更新制御シーケンスの一実施の形態例を示す図である。
1.先ず、ホスト31より予備系をOUS(Out Of Servce)とする(S1)。
【0043】
2.OUS化された予備系に対してホストから新プログラムをダウンロードする(S2)。この時、現用系は現用系動作を継続している。ダウンロードの技術は既存のものを用いることができる。
【0044】
上位装置(ここでは交換機ホスト)から系切り替え要求が予備系に対して発行される(S3)。これを契機に、新現用系は新プログラム動作に切り替わる(S4)。新現用系の新プログラムでは、プログラム初期化時の現用系動作を開始する前に、以下の手順でアプリケーションプログラム単位でデータ変換を行なう。
【0045】
3.新現用系から旧現用系に対してアプリケーションAのデータ要求を出す(S5)。
4.旧現用系側では、新現用系側からのアプリケーションAデータ要求を受信したら、旧現用系上の旧データ(アプリケーションAのデータ)をデータ変換ワークエリア15(図2参照)にコピーし(S6)、それを新現用系のワークエリア16にコピーする。メモリコピーが終了したら、新現用系に対してアプリケーションAのデータ応答を返信する(S7)。
【0046】
5.新現用系側では、アプリケーションAのデータ応答を受信したら、変換手段が、新現用系のメモリ上(データ変換ワークエリア16)上にコピーされたアプリケーションAのデータを基に新アドレスマップでのデータ構造を基にA1、A2、A3、A4、A5と設定し、A6は初期化する(S8)。
【0047】
アプリケーションAのデータ変換が終了したら、次は同様の手順でアプリケーションBのデータを変換するために、旧現用系に対してアプリケーションBのデータ要求を出す(S9)。
【0048】
6.旧現用系は、アプリケーションBのデータ要求を受信したら、旧現用系上の旧データ(アプリケーションBのデータ)をデータ変換ワークエリア15にコピーし、それをメモリコピー手段12により新現用系へメモリコピーする(S10)。メモリコピーが終了したら、新現用系に対してアプリケーションBのデータ応答を返信する(S11)。
【0049】
7.新現用系は、アプリケーションBのデータ応答を受信したら、新現用系のメモリ上(データ変換ワークエリア16)にコピーされたアプリケーションBのデータを基に新アドレスマップでのデータ構成を基にB1、B2、B3、B4、B5と設定し、B6は初期化する(S12)。
【0050】
8.データ変換が完了したら、新現用系プログラムは上位装置(ホスト)に対して系切り替え完了を通知し(S13)、新現用系として動作を開始する。以上のようにして、旧プログラムで動作していたデータを新プログラムに引き継ぐことにより新プログラムへ切り替えても、旧プログラム動作の継続ができる。
【0051】
図9は発明のデータ変換フローチャートの一実施の形態例を示す図で、新現用系側の動作を示す。この場合、新プログラム動作開始時、新現用系メモリ上には何もしない。新プログラム動作開始時、データ変換を以下のフローで行なう。本発明では、Aデータの変換を行ない、次にBデータの変換を行なっているが、変換の順序は問わない。先ず、旧現用系に対してアプリシーションAのデータ要求をする(S1)。次に、アプリシーションAデータの応答待ち状態に入る(S2)。旧現用系側からのアプリシーションAデータ応答があると(S3)、これらデータは、変換ワークエリア16に入る。データ変換手段は、先ず変換ワークエリア16の旧A1データを新A1データエリアへ移動する(S4)。
【0052】
次に、変換ワークエリア16の旧A2データを新A2データエリアへ移動する(S5)。次に、変換ワークエリア16の旧A3データを新A3データエリアへ移動する(S6)。次に、変換ワークエリア16の旧A4データを新A4データエリアへ移動する(S7)。次に、変換ワークエリア16の旧A5データを新A5データエリアへ移動する(S8)。これら旧データの移動が終了したら、今度は新しいデータであるA6データエリアを初期化する(S9)。
【0053】
以上で、Aデータの変換が終わるので、次にBデータの変換に移る。Bデータの変換においては、先ず旧現用系に対してアプリケーションBデータ要求を行なう(S10)。この後は、アプリケーションBデータの応答待ちになる(S11)。旧現用系側からのアプリケーションBデータの応答があると(S12)、これらデータは、変換ワークエリア16に入る。データ変換手段は、先ず変換ワークエリア16の旧B1データを新B1データエリアへ移動する(S13)。
【0054】
次に、変換ワークエリア16の旧B2データを新B2データエリアへ移動する(S14)。次に、変換ワークエリア16の旧B3データを新B3データエリアへ移動する(S15)。次に、変換ワークエリア16の旧B4データを新B4データエリアへ移動する(S16)。次に、変換ワークエリア16の旧B5データを新B5データエリアへ移動する(S17)。これら旧データの移動が終了したら、今度は新しいデータであるABデータエリアを初期化する(S18)。
【0055】
図10は発明のデータ変換フローチャートの他の実施の形態例を示す図で、旧現用系側の動作を示す。旧現用系は、新現用系より各アプリシーションデータ要求を受けると、以下の手順を実行する。各アプリシーションは、データ要求されると、データを変換ワークエリア15へコピーして、ハード的に新現用系にデータが渡るようにし、新現用系に対してデータ要求の応答を返す。
【0056】
先ず最初は、新現用系からのアプリケーションデータ要求待ち状態である(S1)。ここで、新現用系からアプリケーションAデータ要求が来ると(S2)、旧A1データを変換ワークエリア15へコピーし(S3)、旧A2データを変換ワークエリア15へコピーし(S4)、旧A3データを変換ワークエリア15へコピーし(S5)、旧A4データを変換ワークエリア15へコピーし(S6)、旧A5データを変換ワークエリア15へコピーする(S7)。コピーが終了したら、変換ワークエリア15の内容をアプリケーションAデータ応答として返す(S8)。
【0057】
一方、新現用系からアプリケーションBデータ要求が来ると(S9)、旧B1データを変換ワークエリア15へコピーし(S10)、旧B2データを変換ワークエリア15へコピーし(S11)、旧B3データを変換ワークエリア15へコピーし(S12)、旧B4データを変換ワークエリア15へコピーし(S13)、旧B5データを変換ワークエリア15へコピーする(S14)。コピーが終了したら、変換ワークエリア15の内容をアプリケーションBデータ応答として返す(S15)。
【0058】
図11は旧現用系のメモリ内容の推移を示す図である。(a)の場合には、AデータとBデータがまだデータ変換ワークエリア15にコピーされていない。(b)では、Aデータがデータ変換ワークエリア15にコピーされる。(c)では、データ変換ワークエリア15の内容が新現用系側にハード的にコピーされる。(d)では、Bデータがデータ変換ワークエリア15へコピーされる。(e)では、データ変換ワークエリア15の内容が新現用系側にハード的にコピーされる。
【0059】
図12は新現用系のメモリ内容の推移を示す図である。(a)の状態では、まだデータは格納されていない。(b)では、旧現用系側からデータAがデータ変換ワークエリア16にコピーされる。(c)では、データ変換ワークエリア16の内容が所定のアドレスにコピーされる。新しいデータA6は初期化される。(d)では、旧現用系側からデータBがデータ変換ワークエリア16にコピーされる。(e)では、データ変換ワークエリア16の内容が所定のアドレスにコピーされる。新しいデータB6は初期化される。
【0060】
このように、発明によれば、引き継ぎデータの先頭アドレス位置の制約やデータ変換順序の制約を受けることなく、旧プログラム動作時のデータを引き継ぐことにより、プログラム更新においても交換動作を継続することができる。
【0061】
上述の実施の形態例では、データAがA1〜A6、データBがB1〜B6の場合を示したが、本発明はこれに限るものではなく、任意の数のデータを用いることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、
(1)発明によれば、予め新旧プログラム間でデータメモリ構成に制限を設けておき、メモリコピー手段が旧データを旧現用系メモリより新現用系メモリにコピーし、変換手段が新現用系メモリ上にて旧データを新データ領域に格納することにより、全ての引き継ぎデータを新プログラム動作前に変換することにより、旧プログラム動作時のデータを引き継ぐことで、プログラム更新においても交換動作を継続することができる。
この場合において、複数のデータ群から構成される引き継ぎデータの新プログラムでのサイズを旧プログラムのサイズよりも大きくすることにより、旧プログラムのデータを新プログラムのデータに移す時に元のデータが消失することがなくなる。
【0066】
(2)また、本発明によれば、旧現用系メモリ中のデータを新現用系メモリ中のデータに移すに当たり、ワークエリアとワークエリアを介してデータの転送が行われる。一時、新現用系メモリ中のワークエリアに記憶された各データは、データの割り振りを行なう変換手段により、メモリマップ上の所定の位置に新データとしてそれぞれ割り振られる。
【0067】
この発明によれば、引き継ぎデータの先頭アドレス位置の制約やデータ変換順序の制約を受けることなく、旧プログラム動作時のデータを引き継ぐことにより、プログラム更新においても交換動作を継続することができる。
【0068】
このように、本発明によれば、旧プログラムを新プログラムに切り替える時に旧プログラム動作時のデータを廃棄することなく、新プログラムで継続して使用することができるようにした交換機のデータ変換システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の原理説明図である。
【図2】 発明の他の原理説明図である。
【図3】 本発明が適用されるシステム構成例を示す図である。
【図4】 発明のプログラム更新制御シーケンスの一実施の形態例を示す図である。
【図5】 メモリデータ構成の制約の説明図である。
【図6】 発明のデータ変換フローチャートの一実施の形態例を示す図である。
【図7】 新現用系上のメモリ内容の推移を示す図である。
【図8】 発明のプログラム更新制御シーケンスの一実施の形態例を示す図である。
【図9】 発明のデータ変換フローチャートの一実施の形態例を示す図である。
【図10】 発明のデータ変換フローチャートの他の実施の形態例を示す図である。
【図11】 旧現用系のメモリ内容の推移を示す図である。
【図12】 新現用系のメモリ内容の推移を示す図である。
【図13】 プログラムの構成例を示す図である。
【図14】 メモリデータの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 旧現用系メモリ
11 新現用系メモリ
12 メモリコピー手段
13、14 プログラム

Claims (1)

  1. プログラムをホスト交換機よりダウンロードする装置であって、旧現用系と新現用系間で系間通信手段とメモリコピー手段を持つものにおいて、
    前記それぞれの系に設けられた、所定のデータ構成を持ったメモリと、
    プログラム切り替え前に、旧現用系の引き継ぎデータを新現用系メモリ上にコピーするコピー手段と、
    旧プログラム動作から新プログラム動作に切り替える場合に、新現用系にコピーされた旧プログラム動作時のデータを旧プログラムでのメモリマップ情報、データ構成情報を基に新プログラムでのメモリマップ、データ構成に変換する変換手段とを具備
    複数のデータ群から構成される引き継ぎデータの新プログラムでのサイズを旧プログラムのサイズよりも大きくすることを特徴とする交換機のデータ変換システム。
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