JP5216522B2 - 脆性材料プライヤ - Google Patents

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Description

本発明は、脆性材料プライヤ、特に、分断溝が形成された脆性材料を分断するための脆性材料プライヤに関する。
ガラス板等の脆性材料を分断する場合は、一般に、超硬合金や焼結ダイヤモンドで形成されたスクライビングホイールや、先端にダイヤモンドチップを有するガラス切り工具によってガラス板に分断溝(スクライブライン)を形成し、その両側を折り曲げることによって分断するようにしている。この、ガラス板を折り曲げる際に、例えば、特許文献1に示されるようなガラス割り手工具が用いられる。
特許文献1に示されるような従来の工具は、工具本体とレバーあるいは1対のレバーを有している。そして、一方のレバー先端にはガラス受け部が設けられ、他方のレバー先端にはガラス押圧部が設けられている。ガラス受け部には、ガラス板上面のスクライブラインの両側を支持する1対の凸部が設けられ、またガラス押圧部にはガラス板下面のスクライブライン直下を押圧する1つの凸部が設けられている。
以上のような工具を用いて、ガラス受け部とガラス押圧部とでガラス板を挟み込み、レバーを揺動操作することで、ガラス板のスクライブラインがガラス押圧部の凸部から押圧力を受け、かつスクライブラインの両側が支持されていることで折り曲げられて分断される。
特開2000−44266号公報
特許文献1を含めて従来のガラス等の脆性材料分断用の工具は、前述のように、ガラス板上面のスクライブラインの両側を支持するとともに、スクライブラインの直下から上方に力を作用させてガラス板を分断するものである。すなわち、ガラス板は上下の3点で支持されて分断される。
ここで、ガラス板を分断した場合、その分断面はガラス表面に対して直交した平坦な面であることが要求される。ところが、従来の工具を用いてガラス板を分断すると、分断面がガラス面に対して直交せずに斜めになったり、あるいは分断面に突起が生じたりする場合があり、要求された品質を満たすことができない場合がある。
また、従来の工具を用いてガラス板を折り曲げた場合、ガラス板は弾けるようにして一瞬にして分断される。すると、両側のガラス板の分断面の下端同士が干渉し、欠けや割れ等が発生して不良が発生する。
さらに、ガラス板の3点を支持して分断する従来工具の場合、ガラス受け部側の支持幅によって分断できるガラス板の幅が制約を受けるという問題がある。
本発明の課題は、ガラス板等の脆性材料を分断する場合に、その分断面の品質を向上し、歩留まりを向上させることにある。
本発明の別の課題は、より幅の狭い脆性材料をも分断できるようにすることにある。
ここで、本件発明者の検討結果によれば、脆性材料分断面に不良が生じる主な原因は、従来の工具では、3点支持によってスクライブラインに応力を集中させて、すなわち脆性材料下面の押圧部からスクライブラインに力を集中して作用させて、脆性材料を瞬発的に弾けるように折り曲げて分断している点にあることが判明した。
そこで本発明は、分断溝が形成された脆性材料に対して、分断溝に応力を集中的に作用させるのではなく、分断溝を含む所定の範囲に分布荷重を作用させて脆性材料を折り曲げ、分断の速度、すなわち分断溝に沿って生じるクラックの進行速度をより遅くして、脆性材料分断面の品質向上を図るようにしたものである。
請求項1に係る脆性材料プライヤは、分断溝が形成された脆性材料を分断するためのものであって、第1レバーと、第2レバーと、を備えている。
本件発明において、分断溝とは脆性材料のスクライブに通常使用されるスクライビングホイールおよびレーザ等の照射による熱応力を利用して形成されるスクライブラインや、砥石を用いたダイシング加工によって形成される分断用の切り欠き溝を含み、分断によって脆性材料を分離するためのガイドラインとなるものを意味する。
本件発明において、分断とは脆性材料の主面に形成されたスクライブラインや切り欠き溝に沿って脆性材料を分離するための加工工程を意味する。
本件発明において、脆性材料とは、建材用ガラス、自動車用窓ガラス、FPD等のガラス回路基板、焼結材料のセラミックス、単結晶シリコン、半導体ウエハ、セラミック基板、サファイヤ基板、石材等が含まれる。
第1レバーは先端部に脆性材料押圧体を有するとともに後端部にグリップ部を有する。第2レバーは、第1レバーに回動自在に支持され、先端部に脆性材料受け部を有するとともに後端部にグリップ部を有する。そして、脆性材料受け部は、分断溝と交差する左右方向に所定の長さで延び脆性材料より低剛性の弾性変形可能な弾性プレートと、弾性プレートの左右方向両端部を第2レバーに対して支持する弾性プレート支持部と、を有している。脆性材料押圧体は脆性材料に対して分断溝の溝幅よりも広い分布荷重を作用させるための押圧部を有している。
この脆性材料プライヤでは、分断溝が形成された脆性材料は、第2レバーの脆性材料受け部によって支持され、第1レバーの脆性材料押圧体によって押圧されて折り曲げられて分断される。このとき、脆性材料の一方の表面は脆性材料受け部の弾性プレートによって覆われており、また脆性材料の他方の表面は、分断溝を含む所定の幅で脆性材料押圧体により分布荷重を受ける。
このような脆性材料プライヤを用いて分断することにより、従来の工具を用いた場合に比較してゆっくりした速度で脆性材料を分断することができる。より具体的には、分断溝に沿って進行するクラックの速度を低く、しかも脆性材料プライヤの操作によってクラックの進行速度をコントロールすることができる。このため、従来のように弾けるようにして折り曲げられ、分断されるのを防ぐことができる。その結果、両側の脆性材料分断面同士が干渉して、脆性材料分断面に欠けや割れが生じるのを抑えることができ、脆性材料分断面の品質を向上させて歩留まりを向上させることができる。
さらに、この脆性材料プライヤでは、脆性材料受け部が弾性プレート及び弾性プレート支持部で形成されているために、従来の3点支持の工具のように、「分断できる脆性材料の幅は脆性材料受け部の1対の支持部間の距離より長くなければならない」という制約を受けることはない。但し、分断される脆性材料の幅は、「脆性材料押圧体の幅以上」という制限は受ける。
請求項2に係る脆性材料プライヤは、請求項1において、押圧部は、弾性プレートより左右方向において短く形成されかつ分断される脆性材料よりも高剛性の押圧プレートを有し、脆性材料押圧体は押圧プレートを第1レバーに対して支持するための押圧プレート支持部をさらに有している。
ここでは、脆性材料は高剛性の押圧プレートによって押圧される。そして、押圧プレートは押圧プレート支持部によって支持されている。
この場合は、押圧プレートは脆性材料よりも高剛性であるので、脆性材料を押圧する際に押圧プレートの変形が抑えられ、脆性材料に対して均等に分布荷重を作用させることができる。
請求項3に係る脆性材料プライヤは、請求項1又は2において、押圧部は左右方向において弾性プレートより短く形成された押圧プレートを有し、脆性材料押圧体は押圧プレートを第1レバーに対して支持するための押圧プレート支持部をさらに有している。また、押圧プレート支持部は、第1レバーの先端部に設けられた左右方向に延びる押圧軸と、押圧プレートの左右両端を支持するとともに押圧軸に装着された1対の支持部材と、を有する。
ここでは、脆性材料は押圧プレートによって押圧される。そして、押圧プレートの左右両端は1対の支持部材によって第1レバーに支持されている。このため、押圧プレートの剛性が低い場合であっても、押圧プレートの左右両端が1対の支持部材によって支持されるために押圧プレートの変形を抑えることができる。したがって、脆性材料に対して均等に分布荷重を作用させることができる。
請求項4に係る脆性材料プライヤは、請求項3において、押圧部は押圧軸の軸中心回りに回動可能である。
ここで、第1及び第2レバーは互いに回動自在に連結されているので、各レバーの先端は円弧状の軌跡を移動することになる。この場合、仮に脆性材料受け部及び脆性材料押圧体の両方が回動不能に各レバーに固定されていると、これらの接触面が脆性材料の表面に面接触しなくなる。
そこで、この請求項4では、押圧部を押圧軸の軸中心回りに回動可能とし、脆性材料受け部及び脆性材料押圧体の接触面の全面が脆性材料の表面に接触しているようにしている。
請求項5に係る脆性材料プライヤは、請求項4において、押圧部の回動を所定の角度範囲内に規制するための回動規制部をさらに備えている。
ここで、請求項4に記載の脆性材料プライヤのように押圧部を回動可能とし、しかもその回動範囲を大きく設定すると、押圧プレートの姿勢が決まらず、押圧プレートの脆性材料との接触面が脆性材料と逆方向に向く場合がある。この場合は、作業者が押圧プレートあるいは押圧プレート支持部を脆性材料側に向けるための操作が必要となり、脆性材料分断時の操作が面倒になる。
そこで、この請求項5では、押圧部の回動を回動規制部によって規制し、押圧プレートが、例えば脆性材料と逆方向に回動してしまうのを防止している。これにより、この脆性材料プライヤによって脆性材料を挟み込む際の操作が容易になる。
請求項6に係る脆性材料プライヤは、請求項1から5のいずれかにおいて、弾性プレート支持部は、第2レバーの先端部に設けられた左右方向に延びる支持軸と、弾性プレートの左右両端を支持するとともに支持軸に装着された1対の支持部材と、を有する。
ここでは、弾性プレートの左右両端が1対の支持部材及び支持軸を介して第2レバーに支持されている。このため、弾性プレートを確実に第2レバーに支持することができる。
請求項7に係る脆性材料プライヤは、請求項1から6のいずれかにおいて、前記弾性プレート支持部は、前記支持軸の軸中心周りに回動可能であるように構成される。
請求項8に係る脆性材料プライヤは、請求項1から7のいずれかにおいて、前記弾性プレート支持部の回動を所定の角度範囲内に規制するための回動規制部をさらに備えている。
請求項9に係る脆性材料プライヤは、請求項1から8のいずれかにおいて、第1レバーまたは第2レバーに設けられ、押圧プレート部材と脆性材料押圧体との間に挿入された脆性材料の位置決めを行うための脆性材料位置決め部材をさらに備えている。
ここでは、脆性材料位置決め部材によって、脆性材料プライヤによって脆性材料を挟み込んだ場合の脆性材料の位置を決めることができる。また、この脆性材料位置決め部材は押圧プレート部材と脆性材料押圧体との間に、すなわち第1レバーの先端部と第2レバーの先端部との間に設けられているので、両レバーを挟み込んだ場合でも両レバーの先端間に所定の間隙を確保することができ、作業者が第1レバーと第2レバーの各グリップ間で指を挟んだりすることが防止され、安全性が向上する。さらに、前記押圧部が前記弾性プレートに強く当接して前記弾性プレートを損傷するのが防止される。
以上のように、本発明の脆性材料プライヤを用いて脆性材料を分断することにより、脆性材料分断面の品質を向上し、歩留まりを向上させることができる。また、より幅の狭い脆性材料をも分断することができる。
図1に本発明の一実施形態によるガラス等の脆性材料一般に適用される脆性材料プライヤ(以下、ガラスプライヤと称する)を示す。このガラスプライヤ1は、分断溝(スクライブラインまたはダイシングによって切り欠かれた溝)が形成されたガラス板Gを分断するための工具であり、第1レバー2と、第2レバー3とを有している。なお、ここでは分断溝であるスクライブラインLを図2のみに示し、他の図では図示を省略している。
[第1レバー]
第1レバー2は、グリップ部5、支持部6及び先端部7を連続して有する一体の部材である。グリップ部5の端部から支持部6側にかけて、グリップカバー8が設けられている。このグリップカバー8は作業者が手を当てて作業をしやすいように設けられたものである。支持部6はグリップ部5の先端側からほぼ90°の角度で曲げられている。この支持部6のほぼ中央部には、第1レバー2が延びる方向と直交する方向に回動用の支持孔6aが形成されている。先端部7は支持部6の先端からさらに90°曲げられてグリップ部5とほぼ平行に形成されている。先端部7には、回動用支持孔6aと平行に押圧体支持孔7aが形成されている。
[第2レバー]
第2レバー3は、第1レバー2と同様に、グリップ部10、支持部11及び先端部12を連続して有する一体の部材である。グリップ部10の端部から支持部11側にかけて、グリップカバー13が設けられている。このグリップカバー13は作業者が手を当てて作業をしやすいように設けられたものである。支持部11はグリップ10の先端側から徐々に幅が拡がるように延びて形成されており、支持部11には、第1レバー2の支持孔6aと同じ位置に同じ方向で支持孔11aが形成されている。先端部12は支持部11の先端からさらに延びてグリップ部10とほぼ平行に形成されている。先端部12には、支持孔11aと平行に受け部支持孔12aが形成されている。そして、第1レバー2の支持孔6a及び第2レバー3の支持孔11aには支持ピン13が挿通しており、これにより第1レバー2と第2レバー3とは互いに回動自在となっている。
[ガラス押圧体]
第1レバー2の先端部7にはガラス押圧体15が設けられている。ガラス押圧体15は、ガラス板Gを下方から押圧するために設けられた部分であって、図2で示すように、押圧部としての押圧プレート16aと、押圧プレート支持部17と、を有している。なお、図2は、図1の左側面図、すなわちガラスプライヤ1を先端側から見た図である。
<押圧部=押圧プレート>
押圧プレート16aは、スクライブラインが形成されたガラス板Gに対して、スクライブラインの溝幅よりも広い範囲で分布荷重を作用させるためのものであり、第1レバー2の長手方向(スクライブラインが形成された方向:以下、前後方向と記す)及びそれと直交する方向(スクライブラインと直交する方向:以下、左右方向と記す)に所定の幅を有している。この押圧プレート16aは、ガラスより高い剛性を有するステンレス材あるいはSK(工具鋼)材等で形成されるのが好ましいが、特にこれらの材質に限定されるものではない。なお、この実施形態では、押圧プレート16aの左右方向の幅は、第2レバー3の先端部12の幅より長く、かつ後述するガラス受け部の幅よりも短く形成されている。
<押圧プレート支持部>
押圧プレート支持部17は、押圧プレート16aを第1レバー2の先端部7に支持するためのものである。この押圧プレート支持部17は、取付部16bと、押圧軸20と、1対の下支持部材21と、を有している。
取付部16bは押圧プレート16aの下面から下方に延びるプレート状の部材であり、押圧プレート16aと一体で形成されている。この取付部16bには左右方向に貫通する孔が形成されており、押圧軸20が挿通している。第1レバー2の先端部7には、図3から明らかなように、前方に向けて開口するスリット7bが形成されており、取付部16bはこのスリット7bに嵌め込まれている。
押圧軸20は押圧プレート16aとほぼ同じ長さの軸であり、取付部16bの貫通孔及び第1レバー2の先端部7に形成された押圧体支持孔7aを貫通している。
1対の下支持部材21は、押圧プレート16aの左右両端を支持する部材であり、取付部16bとほぼ同様の形状である。1対の下支持部材21のそれぞれには貫通孔が形成されており、押圧軸20が貫通している。このような1対の下支持部材21で押圧プレート16aの左右両端を支持することにより、ガラス板分断時の押圧プレート16aの変形を防止することができる。
[回動規制部]
なお、取付部16b及び1対の下支持部材21の下端には、上方に向かうネジ孔が各部材の孔に貫通して形成されている。そして、図3に示すように、このネジ孔にネジ部材22を螺合し、その先端で押圧軸20を押圧することにより、取付部16b及び1対の下支持部材21が押圧軸20に対して相対回転しないように構成されている。図3は、押圧プレート支持部17を下方から見た図である。なお、押圧軸20は先端部7に形成された押圧体支持孔7aに対して回動自在になっているので、ガラス押圧体15の全体が第1レバー2の先端部7に対して回動自在となっている。
但し、ガラス押圧体15が回動すると、取付部16bがスリット7bの後端に接触するので、ガラス押圧体15の回動は所定の角度範囲に規制されている。すなわち、取付部16bとスリット7bとによって、押圧プレート支持部17、ひいてはガラス押圧体15の回動を所定の角度範囲内に規制するための回動規制部が構成されている。
[ガラス受け部]
第2レバー3の先端部12には、図1及び図2から明らかなように、ガラス受け部25が設けられている。ガラス受け部25は、弾性プレート26と、弾性プレート支持部27と、を有している。
<弾性プレート>
弾性プレート26は、左右方向に所定の長さで延び、ガラス板Gより低剛性の弾性変形可能な部材である。この実施形態では、弾性プレート26は左右方向において押圧プレート16aより長く、前後方向において押圧プレート16aとほぼ同じ長さに形成されている。また、この弾性プレート26はポリアセタール、塩化ビニル、ポリエチルケトン等の樹脂で形成されるのが好ましいが、特にこれらの材質に限定されるものではない。
<弾性プレート支持部>
弾性プレート支持部27は、弾性プレート26の左右方向両端部を第2レバー3に対して支持するものであり、支持軸30と、1対の上支持部材31と、を有している。
支持軸30は、左右方向の長さが弾性プレート26とほぼ同様である。この支持軸30は第2レバー3の先端部12に形成された受け部支持孔12aを貫通している。1対の上支持部材31はほぼ矩形のプレート部材であり、その下面が弾性プレート26の左右方向両端に固定されている。また、1対の上支持部材31には貫通孔が形成されており、支持軸30が貫通している。
なお、第2レバー3の先端部12には、その前端面から後方に向かって受け部支持孔12aに貫通するネジ孔が形成されている。そしてこのネジ孔にネジ部材32を螺合し、その先端で支持軸30を押圧している。また、同様に、図4から明らかなように、1対の上支持部材31の上面から下方に向かって貫通孔にまで貫通するネジ孔が形成されている。このネジ孔にネジ部材33を螺合し、その先端で支持軸30を押圧している。なお、図4はガラス受け部25を上方から見た図である。
以上のような構成により、支持軸30を含む弾性プレート支持部27及び弾性プレート26が第2レバー3の先端部12に対して相対回転しないように構成されている。
[ガラス位置決め部材]
図1で示すように、第1レバー2の先端部7には、ガラス押圧体15の後方にガラス位置決め部材34が設けられている。このガラス位置決め部材34は、樹脂等により形成されたブロック状の部材であり、ネジ部材によって第1レバー2に固定されている。このガラス位置決め部材34にガラス板Gの端面を当接させることにより、ガラス板Gとガラスプライヤ1との相対位置を精度良く決めることができる。また、このガラス位置決め部材34は所定の高さを有しているので、グリップ部5,10をある程度近づけると、第2レバー3の先端部12の下面がガラス位置決め部材34に当接する。このため、両グリップ部5,10の間に一定の間隔が確保され、安全性を向上させることができる。図1は、ガラス板Gの端面がガラス位置決め部材34に当接した状態を示している。
前記ガラス位置決め部材34は、回動可能なガラス押圧体15に装着してもよい。
[ガラス分断動作]
このガラスプライヤ1は、スクライブラインが形成されたガラス板を分断する際に用いられる。スクライブラインは、脆性材料のスクライブに通常使用されるスクライビングホイールやレーザ等の照射による熱応力を利用したもの等であればよく、形成手段は限定されない。
分断に際しては、図2に示すように、スクライブラインLが形成された面が弾性プレート26側に位置するように、ガラスプライヤ1でガラス板Gの端面を挟み込むようにして、かつスクライブラインが押圧プレート16aの左右方向の中央に位置するようにセットする。このとき、ガラス板Gの端面をガラスプライヤ1のガラス位置決め部材34に当接させることにより、ガラス板Gとガラスプライヤ1との相対位置を正しくセットすることができる。
以上のようにしてガラスプライヤ1をガラス板Gの端面にセットし、ガラスプライヤ1の両レバー2,3のグリップ部5,10を握って互いに近づけるように操作することにより、ガラス押圧体15によってガラス板Gの下面から上方に向かって分断力を作用させる。
このとき、押圧プレート16aは左右方向に所定の幅を有しているので、スクライブラインが形成された個所に、従来のガラスプライヤ1による集中荷重とは異なる分布荷重が作用することになる。しかも、以上の操作を行った場合に、押圧プレート16aは変形しないので、押圧プレート16aの幅にわたって均一な分布荷重が作用することになる。
また、ガラス板Gの上面は弾性プレート26で覆われており、前述のような均一な分布荷重が作用すると、ガラス板Gの変形に伴って弾性プレート26も変形する。そして、スクライブラインに沿ってクラックが生じ、ガラス板Gが分断されることになる。
[特徴]
以上のようなガラス分断動作に際して、ガラス板G下面からスクライブラインを含む所定の領域に均一な分布荷重を作用させ、さらにガラス板G上面を弾性プレート26で覆っているので、クラックの進行速度が従来の場合に比較して低くなる。すなわち、従来のように一瞬にして弾け割れるような分断ではなく、クラックがゆっくり進行していく。このため、ガラス板Gの分断面が良好になり、しかも両側のガラス分断面同士が干渉してガラス分断面に欠けや割れが生じるのを抑えることができ、ガラス分断面の品質を向上させて歩留まりを向上させることができる。
また、このガラスプライヤ1では、押圧プレート16aの幅より広い幅のガラス板Gであれば分断が可能となり、従来の3点支持の工具のようにガラス受け部の支持幅に制限されることはない。
この実施形態の押圧プレート16aは両端が1対の下支持部材21によって支持されているので、押圧プレート16aの変形を確実に抑えることができる。このため、押圧プレート16aの厚みを薄くすることが可能となる。
また、押圧プレート支持部17は回動可能であるので、ガラス受け部及びガラス押圧体の接触面の全面をガラス板Gの表面に接触させることができる。しかも、押圧プレート支持部17の回動を所定の角度範囲内に規制しているので、ガラスプライヤ1によってガラス板Gを挟み込む際の作業が容易になる。
さらに、ガラス位置決め部材34によって、ガラス板Gの位置決めだけでなく、両レバー2,3の先端部の間に所定の間隙を確保でき、安全性を向上させることができる。
また、スクライブラインLが形成された面が弾性プレート26側に位置するように、ガラスプライヤ1でガラス板Gの端面を挟み込む際に、スクライブラインが押圧プレート16aの左右方向の中央に容易に位置決めできるように中央位置表示マークを押圧プレート16a側および/または弾性プレート26側にあって作業者が目視しやすい部位に付してもよい。
[他の実施形態1]
前記実施形態では、ガラス位置決め部材34をガラス押圧体15の後方に位置する第1レバー2の先端部7に直接装着したが、図5〜図7に示すように、ガラス位置決め部材36を第2レバー3の先端部12のガラス受け部25に装着してもよい。あるいは、第2レバー3の先端部12に直接装着してもよい。
また、他の形態として、第1レバー2の先端部7のガラス押圧体15に装着してもよい。
[他の実施形態2]
前記実施形態1では、図5〜図7に示すように、ガラス位置決め部材36と弾性プレート26を別の部材で形成したが、これらを弾性部材で一体に成形したものを弾性プレート支持部27に装着してもよい。
また、ガラス位置決め部材36は、ガラス板Gの板厚等に応じて図中高さ方向の寸法を調整できるようにしてもよい。
[他の実施形態3]
前記実施形態では、押圧プレート16aの両端に1対の下支持部材21を設けたが、押圧プレートをより厚く形成して剛性を高めた場合には、下支持部材は1つのみ、すなわち前記実施形態における取付部のみで支持してもよい。
また、前記実施形態では、ガラス位置決め部材34を第1レバー2の先端部に設けたが、このガラス位置決め部材34は第2レバー3の先端部の設けても良い。
[他の実施形態4]
前記実施形態では、押圧プレート16aを介してガラス板Gを押圧する構成としたが、図8および図9に示すように、第1レバー2の先端部7cに装着された押圧軸20の両端に押圧軸20の軸中心周りに回動可能に軸支された1対のローラー50を介してガラス板Gを押圧する構成としてもよい。
この場合には、押圧プレート支持部17と第1レバー2の先端部7cの間で構成される回動規制部が不要になるので、構成が簡略化される。
[他の実施形態5]
前記実施形態では、押圧プレート16aを介してガラス板Gを押圧する構成としたが、図10および図11に示すように、第1レバー2の先端部7bに装着されたローラー支持部材61で一対のローラー60を介してガラス板Gを押圧する構成としてもよい。
ここではローラー60が、弾性プレート支持部27の支持軸30の軸線と直交する方向に軸線を有する支持軸62の軸中心周りに回動可能に軸支される。
[他の実施形態6]
前記実施形態では、1対の下支持部材21によって支持される押圧プレート16aを介してガラス板Gを押圧する構成としたが、押圧プレート16aを省略し、1対の下支持部材21を介してガラス板Gを押圧する構成としてもよい。
[他の実施形態7]
前記実施形態では、ガラス押圧体15を押圧軸20周りに回動可能な構成としたが、代わりにガラス受け部25を支持軸30の軸周りに回動可能に構成してもよい。また、ガラス押圧体15を押圧軸20周りに、ガラス受け部25を支持軸30の軸周りにともに回動可能に構成してもよい。
本発明の一実施形態を採用したガラスプライヤの正面図。 前記ガラスプライヤの左側面図。 前記ガラスプライヤの底面部分図。 前記ガラスプライヤの平面部分図。 本発明の他の実施形態を採用したガラスプライヤの正面図。 前記ガラスプライヤの左側面図。 前記ガラスプライヤの平面部分図。 本発明の他の実施形態を採用したガラスプライヤの左側面図。 前記ガラスプライヤの底面部分図。 本発明の他の実施形態を採用したガラスプライヤの左側面図。 前記ガラスプライヤの底面部分図。
符号の説明
1 ガラスプライヤ
2 第1レバー
3 第2レバー
15 ガラス押圧体
16 押圧部
16a 押圧プレート
16b 取付部
17 押圧プレート支持部
20 押圧軸
21 下支持部材
25 ガラス受け部
26 弾性プレート
27 弾性プレート支持部
30 支持軸
31 上支持部材
34 ガラス位置決め部材

Claims (9)

  1. 分断溝が形成された脆性材料を分断溝に沿って分断するための脆性材料プライヤであって、
    先端部に脆性材料押圧体を有するとともに後端部にグリップ部を有する第1レバーと、
    前記第1レバーに回動自在に支持され、先端部に脆性材料受け部を有するとともに後端部にグリップ部を有する第2レバーと、
    を備え、
    前記脆性材料受け部は、前記分断溝と交差する左右方向に所定の長さで延び脆性材料より低剛性の弾性変形可能な弾性プレートと、前記弾性プレートの左右方向両端部を前記第2レバーに対して支持する弾性プレート支持部と、を有し、
    前記脆性材料押圧体は脆性材料に対して前記分断溝の溝幅よりも広い分布荷重を作用させるための押圧部を有している、
    脆性材料プライヤ。
  2. 前記押圧部は、前記弾性プレートより左右方向において短く形成されかつ分断される脆性材料よりも高剛性の押圧プレートを有し、
    前記脆性材料押圧体は前記押圧プレートを前記第1レバーに対して支持するための押圧プレート支持部をさらに有している、
    請求項1に記載の脆性材料プライヤ。
  3. 前記押圧部は左右方向において前記弾性プレートより短く形成された押圧プレートを有し、
    前記脆性材料押圧体は前記押圧プレートを前記第1レバーに対して支持するための押圧プレート支持部をさらに有し、
    前記押圧プレート支持部は、前記第1レバーの先端部に設けられた左右方向に延びる押圧軸と、前記押圧プレートの左右両端を支持するとともに前記押圧軸に装着された1対の支持部材と、を有する、
    請求項1又は2に記載の脆性材料プライヤ。
  4. 前記押圧部は前記押圧軸の軸中心周りに回動可能である、請求項3に記載の脆性材料プライヤ。
  5. 前記押圧部の回動を所定の角度範囲内に規制するための回動規制部をさらに備えた請求項4に記載の脆性材料プライヤ。
  6. 前記弾性プレート支持部は、前記第2レバーの先端部に設けられた左右方向に延びる支持軸と、前記弾性プレートの左右両端を支持するとともに前記支持軸に装着された1対の支持部材と、を有する請求項1から5のいずれかに記載の脆性材料プライヤ。
  7. 前記弾性プレート支持部は、前記支持軸の軸中心周りに回動可能である、請求項1から6のいずれかに記載の脆性材料プライヤ。
  8. 前記弾性プレート支持部の回動を所定の角度範囲内に規制するための回動規制部をさらに備えた請求項1から7のいずれかに記載の脆性材料プライヤ。
  9. 前記第1レバーまたは前記第2レバーに設けられ、前記脆性材料受け部と前記脆性材料押圧体との間に挿入された脆性材料の位置決めを行うための脆性材料位置決め部材をさらに備えている、請求項1から8のいずれかに記載の脆性材料プライヤ。
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