JP5215938B2 - グロープラグの通電制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグに対する通電を制御するための通電制御装置に関する。
ディーゼルエンジンの予熱などには、発熱抵抗体を有するグロープラグが一般に使用される。
従来、グロープラグの発熱を制御する制御装置として、電源装置(バッテリ)からグロープラグに対する通電の可否を決定する信号を出力するための通電信号出力手段と、前記信号がゲートに入力された際に、バッテリからグロープラグへの通電経路を開放するためのFETとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。当該制御装置の動作について詳述すると、キースイッチがオン位置にされることによって、シースヒータの温度がエンジンを始動させるのに十分な第1目標温度に向けて上昇するように、前記通電可否決定手段が、通電を許可する信号を出力することで、FETの通電経路が開放され、バッテリからグロープラグに対して電力が供給される。そして、シースヒータの温度が第1目標温度に到達した後は、所定時間(例えば、180秒間)に亘って、前記シースヒータの温度が第2目標温度を維持するようにグロープラグ(発熱コイル)への通電を制御する。より詳しくは、通電信号出力手段は、一周期における通電を許可する信号の幅(時間)を種々変更して出力することで、FETの通電経路の開放時間を変更する。これにより、グロープラグへの電力供給量が制御(PWM制御)され、ひいてはシースヒータの温度が第2目標温度となるように制御される。
ところで、熱応力や機械的衝撃等によって、前記発熱コイルの基端部等が前記チューブと当接した状態となってしまう、すなわち、グロープラグが短絡してしまうことがある。ここで、グロープラグが短絡してしまうと、グロープラグの抵抗値が減少してしまうため、十分な発熱性能を発揮することができなくなってしまったり、FET等の電子部品に対して過電流が流れ、電子部品等の破損を招いてしまったりするおそれがある。従って、短絡に伴う影響を最小限に抑えるべく、グロープラグの短絡を速やかに検知可能な装置を設けることが必要となってくる。
そこで、グロープラグの短絡を検知する装置としては、グロープラグの短絡時にFETに大電流が流れ、ひいてはFETの下流側の電圧値が減少することに着目して、FETの下流側の電圧値が予め設定された閾値電圧未満のときに、グロープラグに短絡が発生したものと検知するものが考えられる。
特開2004−232907号公報
しかしながら、FETの下流側の電圧値は、電源装置の供給電圧の大小に伴い変動する。そのため、電源装置の供給電圧が小さい場合には、グロープラグが短絡していないにも関わらず、FETの下流側の電圧値が前記閾値電圧未満となってしまったり、一方で、電源装置の供給電圧が大きい場合には、グロープラグが短絡していても、FETの下流側の電圧値が前記閾値電圧以上となってしまったりするおそれがある。従って、上記技術を用いた場合には、グロープラグの短絡を精度よく検知することができないおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、電源装置の供給電圧の変動に関わらず、グロープラグの短絡を精度よく検出することができるグロープラグの通電制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のグロープラグの通電制御装置は、グロープラグへと電力を供給するための電源装置、及び、前記グロープラグの間に配置され、前記グロープラグへの通電・非通電を切り替えるFETを具備してなるスイッチング手段と、
前記電源装置及び前記FETの間の電圧をAD変換するための第1ADコンバータと、
前記FET及び前記グロープラグ間の電圧をAD変換するための第2ADコンバータと、
前記両ADコンバータを介して、前記両電圧を取得するECUと
を備えたグロープラグの通電制御装置であって、
前記ECUは、
前記第1ADコンバータを介して取得された電圧に基づく閾値電圧の設定処理を行う閾値設定手段と、
前記第2ADコンバータを介して取得された電圧が、前記閾値電圧未満か否かの判定処理を行う判定手段と
を有することを特徴とする。
上記構成1によれば、閾値設定手段により、電源装置及びFET間の電圧(つまり、電源装置の供給電圧)に基づいて閾値電圧が決定される。従って、電源装置の供給電圧の変動に伴うグロープラグの短絡の誤検出といった事態を抑制することができる。その結果、前記判定手段による判定処理を精度よく行うことができ、ひいてはグロープラグの短絡を精度よく検出することができる。
ところで、ECUが閾値設定手段や判定手段を有することなく、例えば、電源装置とFETとの間に機械的な閾値設定手段(例えば、分圧回路)を接続した上で、当該閾値設定手段により設定された閾値電圧と、FET及びグロープラグ間の電圧とを判定手段(例えば、比較器)により比較し、比較結果をECUに伝達することで、グロープラグの短絡を検出する手法も考えられる。ところが、この場合には、機械的な閾値設定手段や判定手段を設ける必要があり、製造コストの増大が懸念される。これに対して、本構成1のように、閾値設定手段や判定手段による処理をECU内において行うこととすれば、製造コストの増大を効果的に抑制することができる。
構成2.本構成のグロープラグの通電制御装置は、上記構成1において、前記電源装置及び前記FETのソースの間を電気的に接続する第1の導電経路の抵抗値をR1とし、
前記FETのソース及びドレイン間の抵抗値をR2とし、
前記FETのドレイン及び前記グロープラグの間を電気的に接続する第2の導電経路の抵抗値をR3とし、
前記グロープラグの抵抗値をR4とし、
前記電源装置の供給電圧をVBとし、
前記グロープラグが内燃機関に組み付けられたとき、当該グロープラグが電気的に接続されるグランドの電圧をVGとし、
前記閾値電圧をVKとしたとき、
前記閾値設定手段は、次の式(1)及び式(2)を満たすように前記閾値電圧VKの設定処理を行うことを特徴とする。
(VB−VG)/(R1+R2+R3)×R3+VG<VK…(1)
K<(VB−VG)/(R1+R2+R3+R4)×(R3+R4)+VG…(2)
上記構成2によれば、閾値電圧VKは、上記式(1)及び式(2)を満たすようにして設定される。すなわち、閾値設定手段によって、上記式(1)で表される、グロープラグ短絡時を想定したFET下流側の電圧と、式(2)で表される、グロープラグが正常なとき(非短絡時)を想定したFET下流側の電圧との間に閾値電圧が設定される。従って、適切な閾値電圧を設定することができるとともに、閾値電圧の設定をより簡易に行うことができる。また、判定手段による判定を一層精度よく行うことができ、グロープラグの短絡検出精度の更なる向上を図ることができる。
構成3.本構成のグロープラグの通電制御装置は、上記構成1又は2において、前記閾値設定手段は、前記第1ADコンバータを介して取得された電圧に一定の数値を乗じて得た値を前記閾値電圧として設定することを特徴とする。
本願発明者が鋭意検討した結果、電源装置の供給電圧に所定の第1数値未満の数値を乗じた値を閾値電圧とした場合には、グロープラグが短絡しているにも関わらず、FET下流側の電圧が閾値電圧を上回ってしまうおそれがあることがわかった。一方で、電源装置の供給電圧に所定の第2数値を超える数値を乗じて得た値を閾値電圧とした場合には、グロープラグが正常であるにも関わらず、FET下流側の電圧が閾値電圧を下回ってしまうおそれがあることが明らかとなった。
そこで、本構成3によれば、閾値電圧は、第1ADコンバータを介して測定された電圧(電源装置の供給電圧)に対して一定の数値(例えば、前記第1数値以上第2数値以下の数値)を乗じた値に設定される。このため、判定手段による判定をより一層精度よく行うことができる。また、電源装置の供給電圧に所定数値を乗じることだけで閾値電圧を設定できるため、閾値電圧の設定に際する、閾値設定手段の処理負担の軽減を図ることができる。
構成4.本構成のグロープラグの通電制御装置は、上記構成1乃至3のいずれかにおいて、前記判定手段によって前記第2ADコンバータを介して取得された電圧が前記閾値電圧未満であると判定された回数が予め設定された所定回数以上となったときに、前記グロープラグへの通電を一時的に停止することを特徴とする。
上記構成4によれば、判定手段によって、FETの下流側の電圧が閾値電圧未満であると判定された回数が所定回数以上となったときに、グロープラグへの通電が停止される。そのため、FETに大電流が流れてしまうことを防止でき、グロープラグの短絡に伴う通電制御装置に対する悪影響を極力抑制することができる。
構成5.本構成のグロープラグの通電制御装置は、上記構成4において、前記グロープラグへの通電の停止が予め設定された所定回数以上行われたときに、前記グロープラグが短絡しているものと判定することを特徴とする。
上記構成5によれば、グロープラグへの通電停止処理が所定回数以上行われたときに、グロープラグに短絡が生じているものと判定される。従って、クランキング時における供給電圧の瞬間的な低下やノイズ等に起因する誤検出の発生を極力抑制することができ、グロープラグの短絡の検出精度を一層向上させることができる。
(a)は、本実施形態のグロープラグの一部破断正面図であり、(b)は、グロープラグ先端部の部分拡大断面図である。 通電制御装置の構成を示すためのブロック図である。 グロープラグの短絡検出方法を説明するためのフローチャートである。 電源装置の供給電圧に3/4を乗じた値を閾値電圧とした理由を説明するためのグラフである。 FETの通電経路の抵抗値、及び、グロープラグの抵抗値を種々変更したときの正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。 電源装置及びFETを接続する第1の導線の抵抗値を種々変更したときの、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。 FETの通電経路の抵抗値を種々変更したときの、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。 FET及びグロープラグを接続する第2の導線の抵抗値を種々変更したときの、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。 グロープラグの抵抗値を種々変更したときの、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。 グランドの電圧を種々変更したときの、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲等を示すグラフである。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本発明のグロープラグの通電制御装置30によって通電制御されるグロープラグ1の構成について説明する。図1(a)は、グロープラグの一例を示す一部破断正面図であり、図1(b)はグロープラグ先端部の断面図である。
図1(a),(b)に示すように、グロープラグ1は、筒状の主体金具2と、主体金具2に装着されたシースヒータ3とを備えている。
主体金具2は、軸線CL1方向に貫通する軸孔4を有するとともに、その外周面には、ディーゼルエンジンへの取付用のねじ部5と、トルクレンチ等の工具を係合させるための断面六角形状の工具係合部6とが形成されている。
シースヒータ3は、チューブ7と中軸8とが軸線CL1方向に一体化されて構成されている。
チューブ7は、鉄(Fe)又はニッケル(Ni)を主成分とする先端部が閉じた筒状チューブであり、前記チューブ7の後端は、中軸8との間で環状ゴム17により封止されている。
加えて、前記チューブ7の内側には、チューブ7先端に接合される発熱コイル9と、当該発熱コイル9の後端に直列接続された制御コイル10とが酸化マグネシウム(MgO)粉末等の絶縁粉末11とともに封入されている。但し、発熱コイル9は、その先端においてチューブ7と導通しているが、発熱コイル9及び制御コイル10の外周面とチューブ7の内周面とは、絶縁粉末11の介在により絶縁された状態となっている。
前記発熱コイル9は、例えば、Fe−クロム(Cr)−アルミニウム(Al)系合金からなる抵抗発熱線により構成されている。一方で、制御コイル10は、発熱コイル9の材質よりも電気比抵抗の温度係数が大きい材質、例えばコバルト(Co)−Ni−Fe系合金等に代表されるCo又はNiを主成分とする抵抗発熱線により構成されている。これにより、制御コイル10は、自身の発熱及び発熱コイル9からの発熱を受けることにより電気抵抗値を増大させ、発熱コイル9に対する電力供給量を制御する。従って、通電初期においては発熱コイル9には比較的大きな電力供給がなされ、発熱コイル9の温度は急速に上昇する。すると、その発熱により制御コイル10が加熱されて電気抵抗値が増大し、発熱コイル9への電力供給が減少する。これにより、シースヒータ3の昇温特性は、通電初期に急速昇温した後、以降は制御コイル10の働きにより電力供給が抑制されて温度が飽和する形となる。つまり、制御コイル10の存在により、急速昇温性を高めつつ発熱コイル9の温度の過昇(オーバーシュート)も生じにくくすることができるようになっている。
加えて、チューブ7には、スウェージング加工等によって、その先端部に発熱コイル9等を収容する小径部7aが形成されるとともに、その後端側において小径部7aよりも径の大きい大径部7bが形成されている。そして、この大径部7bが、主体金具2の軸孔4に形成された小径部4aに対し圧入接合されることにより、チューブ7が主体金具2の先端より突出した状態で保持される。
中軸8は、自身の先端がチューブ7内に挿入され、前記制御コイル10の後端と電気的に接続されるとともに、主体金具2の軸孔4に挿通されている。中軸8の後端は主体金具2の後端から突出しており、この主体金具2の後端部においては、ゴム製等のOリング12、樹脂製等の絶縁ブッシュ13、絶縁ブッシュ13の脱落を防止するための押さえリング14、及び、通電用のケーブル接続用のナット15が先端側からこの順序で中軸8に嵌め込まれた構造となっている。
次に、本発明の特徴であるグロープラグの通電制御装置30について説明する。
通電制御装置30は、図2に示すように、通電信号出力手段31と、スイッチング手段としてのFET(電界効果トランジスタ)32及びFETドライバ33と、CPUを有するECU34とを備えている。
前記通電信号出力手段31は、前記ECU34によって制御されており、所定の出力電圧(例えば、12V)を有する電源装置(バッテリ)35からグロープラグ1へと通電するタイミングを表す矩形状のPWM信号を、前記FETドライバ33に対して出力する。通電信号出力手段31の動作について詳述すると、当該通電信号出力手段31は、電源電圧35からグロープラグ1へと通電させる場合には、PWM信号としてHigh信号をFETドライバ33に対して出力する。一方で、電源装置35からグロープラグ1への通電を停止させる場合には、通電信号出力手段31は、PWM信号としてLow信号をFETドライバ33に出力する。尚、前記シースヒータ3の温度制御においては、一周期中のHigh信号の幅を変更することでグロープラグ1への通電量を制御する、いわゆるPWM(Pulse−Width−Modulation)制御が行われるようになっている。
前記FET32は、ソースが電源装置35に対して第1の導線(本発明の第1の導電経路に相当する)41を介して電気的に接続されるとともに、ドレインがグロープラグ1に対して第2の導線(本発明の第2の導電経路に相当する)42を介して電気的に接続されている。また、FET32のゲートは、前記FETドライバ33に接続されており、当該ゲートに印加された電圧が所定値以下となった際に、ソース及びドレイン間の通電経路が開放され(FET32がONとされ)、グロープラグ1に対する通電が開始される。
前記FETドライバ33は、トランジスタや複数の所定の抵抗(ともに図示せず)によって構成されており、通電信号出力手段31から入力されるPWM信号に基づいて前記FET32の通電経路の開閉を行うものである。すなわち、PWM信号としてHigh信号が入力された場合には、前記FET32のゲートに印加された電圧が所定値以下となり、FET32の通電経路が開放される(FET32がONとされる)。一方で、PWM信号としてLow信号が入力された場合には、FET32のゲートに対する電圧が所定値以上となり、FET32の通電経路が閉鎖される(FET32がOFFとされる)。
前記ECU34は、第1ADコンバータ51と、第2ADコンバータ52と、閾値設定手段53と、判定手段54とを備える。
前記第1ADコンバータ51は、第1の導線41側から入力される電圧(アナログ値)をデジタル変換するものである。より詳しくは、第1ADコンバータ51は、所定の抵抗値を有する抵抗61を介して、前記電源装置35及びFET33を接続する第1の導線41に対して電気的に接続されている。また、所定の抵抗値を有する抵抗62の一端部が前記抵抗61及び第1ADコンバータ51間の導電経路に電気的に接続されているとともに、抵抗62の他端部がグランド(アース)に接続されている。これにより、グロープラグ1に対して電力が供給されるときには、両抵抗61,62によって分圧された電源装置35及びFET32間の電圧(電源装置35の供給電圧)が、第1ADコンバータ51によりデジタル変換される。尚、デジタル変換された電圧値は、ECU34によって取得される。
前記第2ADコンバータ52は、第2の導線42側から入力される電圧をデジタル変換するものである。詳述すると、第2ADコンバータ52は、抵抗61と等しい抵抗値を有する抵抗63を介して、第2の導線42に対して接続されている。加えて、抵抗62と等しい抵抗値を有する抵抗64の一端部が、前記抵抗63と第2ADコンバータ52との間の導電経路に電気的に接続されているとともに、抵抗64の他端部はグランドに接続されている。このため、グロープラグ1に対して電力が供給されるときには、両抵抗63,64によって分圧されたFET32及びグロープラグ1間の電圧(FET32の下流側の電圧)が、第2ADコンバータ52によりデジタル変換される。尚、デジタル変換された電圧値は、ECU34によって取得される。
前記閾値設定手段53は、ECU34の内部において、取得された電圧を電子的に処理するものである。具体的には、第1ADコンバータ51を介して取得されたFET32の上流側の電圧(すなわち、電源装置35の供給電圧)に基づいて、グロープラグ1の短絡検出用の閾値電圧を設定する。本実施形態において、閾値設定手段53は、電源装置35の供給電圧に3/4を乗じて得た値を閾値電圧として設定するようになっている。
ここで、閾値設定手段53が、電源装置35の供給電圧に3/4を乗じて得た値を閾値電圧として設定する理由は次の通りである。すなわち、図4に示すように、正常な(非短絡状態の)グロープラグ1におけるFET32の下流側の電圧は、同図のグラフ1に示すように、電源装置35からの供給電圧に比例して変化し、また、電源装置35の供給電圧とほぼ等しい電圧となる。一方で、短絡したグロープラグ1におけるFET32の下流側の電圧は、同図のグラフ2に示すように、電源装置35からの供給電圧に比例して変化するものの、電源装置35の供給電圧よりも著しく減少する。そこで、閾値設定手段53は、電源装置35の供給電圧に比例し、かつ、両グラフ1,2の間に位置する、電源装置35の供給電圧に3/4を乗じて得た値(同図のグラフ3)を、グロープラグ1の短絡検出用の閾値電圧として設定する。
前記判定手段54は、前記閾値設定手段53と同様にECU34の内部において、取得された電圧を電子的に処理するものである。具体的には、判定手段54は、前記グロープラグ1への電力供給時において、第2ADコンバータ52を介して取得された電圧(すなわち、FET32の下流側の電圧)が、前記閾値電圧未満であるか否かを所定時間毎に判定する。そして、判定手段54によって、FET32の下流側の電圧が閾値電圧未満であると判定された場合には、前記ECU34に対して異常を検出した旨の情報が伝達される。
尚、判定手段54から異常検出した旨の情報が伝達されたECU34は、当初0に設定された一次検出用カウンタの数値を1つ増加させる。そして、一次検出用カウンタの数値が予め設定された数値(例えば、2;以下、「一次検出用閾値」と称す)以上となったときに、FET32への過電流の流入を防止すべく、FET32の通電経路を一時的に(例えば、PWM信号の一周期分だけ)閉鎖するとともに、当初0に設定された短絡検出用カウンタの数値を1つ増加させる。また、ECU34は、短絡検出用カウンタの数値が予め設定された数値(例えば、2;以下、「短絡検出用閾値」と称す)以上となったとき、グロープラグ1に短絡故障が生じているものと判定する。そして、ECU34は、FET32の通電経路を閉鎖し、電源装置35からグロープラグ1への通電を停止する。
次いで、上述した通電制御装置30によるグロープラグ1の短絡検出処理について、図3のフローチャートに従って説明する。
まず、ステップS1において、グロープラグ1が通電状態にあるか否か、すなわち、通電信号出力手段31から出力されているPWM信号がHigh信号であるか否かがチェックされる。ここで、グロープラグ1が通電状態にある場合には、ステップS2に移行し、一方で、グロープラグ1への通電が停止状態にあるときには、処理を終了する。
ステップS2においては、第1ADコンバータ51を介して、FET32の上流側の電圧が取得(測定)される。そして、ステップS3において、閾値設定手段53により、取得された電圧に基づいて(本実施形態では、取得された電圧に3/4を乗ずることで)閾値電圧が設定される。また、ステップS4においては、第2ADコンバータ52を介して、FET32の下流側の電圧(以下、「プラグ電圧」と称す)が取得(測定)される。
次いで、ステップS5において、判定手段54により、測定されたプラグ電圧と閾値電圧とが比較され、プラグ電圧が閾値電圧未満であるか否かが判断される。ここで、プラグ電圧が閾値電圧未満である場合には、ステップS6に移行する。一方で、プラグ電圧が閾値電圧以上である場合には、処理を終了する。
ステップS6では、一次検出用カウンタの数値が1つ増加させられ、次いで、ステップS7において、一次検出用カウンタの数値が前記一次検出用閾値以上であるか否かが判定される。一次検出用カウンタの数値が一次検出用閾値以上である場合には、ステップS8において、FET32への過電流の流入を防止すべく、FET32の通電経路が一時的に閉鎖される。そして、ステップS9において、短絡検出用カウンタの数値が1つ増加させられる。一方で、一次検出用カウンタの数値が一次検出用閾値未満である場合には、処理を終了する。
次いで、ステップS10では、短絡検出用カウンタの数値が前記短絡検出用閾値以上であるか否かが判定される。ここで、短絡検出用カウンタの数値が短絡検出用閾値以上である場合には、ステップS11において、グロープラグ1に短絡が生じたものと判定され、FET32の通電経路が閉鎖される。一方、短絡検出用カウンタの数値が短絡検出用閾値未満である場合には、処理を終了する。
以降、所定時間毎に上述した短絡検出処理が行われ、グロープラグ1が短絡しているか否かが判定される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、閾値設定手段53により、電源装置35及びFET32間の電圧(つまり、電源装置35の供給電圧)に基づいて閾値電圧が決定される。従って、電源装置35からの供給電圧の変動に伴うグロープラグ1の短絡の誤検出といった事態を抑制することができる。その結果、判定手段54による判定を精度よく行うことができ、ひいてはグロープラグ1の短絡を精度よく検出することができる。
また、閾値設定手段53や判定手段54による処理がECU34内において行われるため、製造コストの増大を効果的に抑制することができる。
さらに、閾値電圧は、第1ADコンバータ51を介して取得された電圧(FET32の上流側の電圧)に対して3/4を乗じた値に設定される。そのため、閾値電圧の設定に際する、閾値設定手段35の処理負担の軽減を図ることができる。
また、判定手段54によって、FET32の下流側の電圧が閾値電圧未満であると判定された回数が一次検出用閾値以上となったときに、グロープラグ1への通電が停止される。そのため、FET32に大電流が流れてしまうことを防止でき、グロープラグ1の短絡に伴う通電制御装置30に対する悪影響を極力抑制することができる。
加えて、グロープラグ1への通電停止処理が所定回数以上行われたときに、グロープラグ1に短絡が生じているものと判定される。従って、クランキング時における供給電圧の瞬間的な低下やノイズ等に起因する誤検出の発生を極力抑制することができ、グロープラグ1の短絡の検出精度を一層向上させることができる。
次いで、電源装置の供給電圧に所定の数値を乗じて閾値電圧を得る場合における、前記所定数値の適切な範囲を確認すべく、通電制御装置の構成部品やグロープラグ等の抵抗値を種々変更した上で、グロープラグが正常なときのFET下流側電圧の変動範囲(正常時電圧範囲)と、グロープラグが短絡しているときのFET下流側電圧の変動範囲(短絡時電圧範囲)とをそれぞれ導出した。
図5に、FETの通電経路の抵抗値を4.75mΩ又は1mΩに設定し、かつ、グロープラグの抵抗値を250mΩ又は50mΩに設定した上で、電源装置の供給電圧Vを種々変更したときの、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲とを示す。尚、図5及び以下の図6〜10において、正常時電圧範囲は散点模様を付した領域を指し、短絡時電圧範囲は斜線を付した領域を指す(但し、図示の便宜上、電圧範囲が狭い場合には、各電圧範囲が直線で表われていることもある)。
また、図6に、電源装置及びFETを接続する第1の導線の抵抗値を1mΩから6.5mΩまでの範囲で種々変更したときの、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲とを示す。尚、この場合においては、第1の導線の抵抗値が増大するほど、短絡時のFET下流側電圧は減少した。
さらに、図7に、FETの通電経路の抵抗値を1mΩから4.5mΩまでの範囲で種々変更したときの、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲とを示す。
加えて、図8に、FET及びグロープラグを接続する第2の導線の抵抗値を1mΩから6.5mΩまでの範囲で種々変更したときの、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲とを示す。尚、この場合においては、第2の導線の抵抗値が増大するほど、短絡時のFET下流側電圧が増大した。
併せて、図9に、グロープラグの抵抗値を50mΩから250mΩまでの範囲で種々変更したときの、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲とを示す。
さらに、図10に、グロープラグが内燃機関に組み付けられたとき、当該グロープラグが電気的に接続されるグランドの電圧を0Vから1.0Vまでの範囲で種々変更したときの、正常時電圧範囲と、短絡時電圧範囲とを示す。
尚、図5〜10には、電源装置の供給電圧Vに11/16、3/4、又は、13/16を乗じて得られる値を示す3本の直線(11V/16、3V/4、及び、13V/16)をそれぞれ記載した。
図5〜10に示すように、各種条件を変更した場合であっても、正常時電圧範囲及び短絡時電圧範囲と、直線11V/16や直線13V/16とが重なり合うことはなかった。すなわち、電源装置の供給電圧に11/16から13/16までの値を乗じた値を閾値電圧とすることで、グロープラグが短絡しているか否かを精度よく判定することができるといえる。また特に、直線3V/4は、種々条件を変更した場合であっても、正常時電圧範囲と短絡時電圧範囲との双方から比較的離間した位置にあることがわかった。従って、誤差等により影響を考慮すると、電源装置の供給電圧に3/4又はその近傍の値を乗じて得た値を閾値電圧として設定することがより好ましいといえる。
尚、使用される車両のハーネス径やその長さ等によって上記閾値電圧は前後し得るが、上述のように通電制御装置の構成部品やグロープラグ等の抵抗値を種々変更して、正常時電圧範囲や短絡時電圧範囲をそれぞれ導出することで、同様に適切な閾値電圧を導出することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、通電制御装置30は、発熱コイル9を有するグロープラグ1(メタルグロープラグ)の通電を制御するように構成されているが、通電制御装置30による制御の対象は、メタルグロープラグに限定されるものではない。従って、通電制御装置30が、セラミックヒータを有するセラミックグロープラグの通電を制御するように構成することとしてもよい。
(b)上記実施形態において、閾値設定手段53は、第1ADコンバータ51を介して取得された電圧(電源装置35の供給電圧)に3/4を乗じて得た値を閾値電圧として設定しているが、閾値電圧は、FET32の上流側の電圧値に基づくものであればよい。従って、例えば、前記第1の導線41の抵抗値をR1とし、FET32のソース及びドレイン間の通電経路の抵抗値をR2とし、前記第2の導線42の抵抗値をR3とし、グロープラグ1の抵抗値をR4とし、電源装置35の供給電圧をVBとし、グランドの電圧をVGとし、前記閾値電圧をVKとしたとき、次の式(1)及び式(2)を満たすように閾値電圧VKを設定することとしてもよい。
(VB−VG)/(R1+R2+R3)×R3+VG<VK…(1)
K<(VB−VG)/(R1+R2+R3+R4)×(R3+R4)+VG…(2)
この場合には、閾値電圧を適切に、かつ、比較的簡易に設定することができる。
(c)上記実施形態では、電源装置35の供給電圧に関わらず、当該供給電圧に3/4を乗じた値が閾値電圧として設定されている。これに対して、電源装置35からの供給電圧に応じて、当該供給電圧に対して乗じる数を変更することとしてもよい。
1…グロープラグ、30…通電制御装置、32…FET、34…ECU、35…電源装置、41…第1の導線(第1の導電経路)、42…第2の導線(第2の導電経路)、51…第1ADコンバータ、52…第2ADコンバータ、53…閾値設定手段、54…判定手段。

Claims (5)

  1. グロープラグへと電力を供給するための電源装置、及び、前記グロープラグの間に配置され、前記グロープラグへの通電・非通電を切り替えるFETを具備してなるスイッチング手段と、
    前記電源装置及び前記FETの間の電圧をAD変換するための第1ADコンバータと、
    前記FET及び前記グロープラグ間の電圧をAD変換するための第2ADコンバータと、
    前記両ADコンバータを介して、前記両電圧を取得するECUと
    を備えたグロープラグの通電制御装置であって、
    前記ECUは、
    前記第1ADコンバータを介して取得された電圧に基づく閾値電圧の設定処理を行う閾値設定手段と、
    前記第2ADコンバータを介して取得された電圧が、前記閾値電圧未満か否かの判定処理を行う判定手段と
    を有することを特徴とするグロープラグの通電制御装置。
  2. 前記電源装置及び前記FETのソースの間を電気的に接続する第1の導電経路の抵抗値をR1とし、
    前記FETのソース及びドレイン間の抵抗値をR2とし、
    前記FETのドレイン及び前記グロープラグの間を電気的に接続する第2の導電経路の抵抗値をR3とし、
    前記グロープラグの抵抗値をR4とし、
    前記電源装置の供給電圧をVBとし、
    前記グロープラグが内燃機関に組み付けられたとき、当該グロープラグが電気的に接続されるグランドの電圧をVGとし、
    前記閾値電圧をVKとしたとき、
    前記閾値設定手段は、次の式(1)及び式(2)を満たすように前記閾値電圧VKの設定処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のグロープラグの通電制御装置。
    (VB−VG)/(R1+R2+R3)×R3+VG<VK…(1)
    K<(VB−VG)/(R1+R2+R3+R4)×(R3+R4)+VG…(2)
  3. 前記閾値設定手段は、前記第1ADコンバータを介して取得された電圧に一定の数値を乗じて得た値を前記閾値電圧として設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のグロープラグの通電制御装置。
  4. 前記判定手段によって前記第2ADコンバータを介して取得された電圧が前記閾値電圧未満であると判定された回数が予め設定された所定回数以上となったときに、前記グロープラグへの通電を一時的に停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のグロープラグの通電制御装置。
  5. 前記グロープラグへの通電の停止が予め設定された所定回数以上行われたときに、前記グロープラグが短絡しているものと判定することを特徴とする請求項4に記載のグロープラグの通電制御装置。
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