JP5212796B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤ駆動の役物を有する遊技機に関する。
従来、ソレノイド及びワイヤを用いて役物を駆動する遊技機が種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、ソレノイドの可動子と役物とをワイヤを介して接続し、ソレノイドの可動子の移動に基いて役物を駆動させる点が開示されている。
特開2005−131096号公報
複数のソレノイド及び複数のワイヤで駆動する役物を用いて演出を行う場合、演出に関係しないソレノイド及びワイヤは、遊技盤上で目立たない方が望ましく、ソレノイド及びワイヤの設置スペースをできるだけ小さくする方が望ましい。この点、複数のワイヤを1本の細い通路に収納することが考えられるが、複数のソレノイドに接続された複数のワイヤのそれぞれを前記1本の細い通路に案内するための案内部が必要となり、該案内部のための設置スペースを確保する必要がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、複数のソレノイド及び複数のワイヤで駆動する役物を有する遊技機において、前記役物を駆動する部材の設置スペースを小さくすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、二つの役物を個別にワイヤ駆動するための駆動ユニットを有する遊技機であって、前記駆動ユニットは、二つの回動アーム及び二つのソレノイドを有し、一方のソレノイドは一方の回動アーム及び一方のワイヤを介して一方の役物を駆動するとともに、他方のソレノイドは他方の回動アーム及び他方のワイヤを介して他方の役物を駆動する。前記一方のソレノイドと前記他方のソレノイドは、それぞれが有する可動子の往復直線移動方向が同じとなるように並んで配置されているとともに、該可動子のソレノイド本体からの突出方向が同じとなるように同じ向きに配置される。前記二つの役物は、前記可動子の突出方向側または引込方向側のいずれか一方の同じ側に位置する。前記二つの回動アームのそれぞれは、アーム本体、該アーム本体の回動中心である軸部、該アーム本体において前記可動子と正対する一方の回動端側に設けられ該可動子と連結されるソレノイド用連結部、及び該アーム本体において他方の回動端側に設けられたワイヤ用連結部を有する。前記一方のソレノイドと前記他方のソレノイドの間に位置する平面であって前記可動子の前記往復直線移動方向と平行な平面を仮想境界面と規定し、前記一方の回動アームと前記他方の回動アームは、それぞれの前記軸部が相互に平行でかつ前記仮想境界面に垂直となるように配置されているとともに、それぞれの前記ワイヤ用連結部が相対するように前記仮想境界面に向かって張り出して設けられる。二つの前記ワイヤは、前記二つの役物のそれぞれの側から前記一方の回動アームと前記他方の回動アームの間に引き込まれて、対応する前記ワイヤ用連結部にそれぞれ連結されている。
上記遊技機によれば、2つのソレノイドに接続される2本のワイヤ間の距離が短くなるため、該ワイヤを収納する案内通路を狭くすることができ、また、2本のワイヤを案内通路に案内するための案内部を必要としない。これにより、役物を駆動する部材の設置スペースを小さくすることができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1の遊技機であって、前記二つの回動アームのそれぞれの前記ワイヤ用連結部は、前記アーム本体に設けられたピン穴、及び該ピン穴にピン部を以って挿入されるフランジピンを有している。前記二つのワイヤのそれぞれにおいて前記ワイヤ用連結部に連結するための一端部には、ピン孔を有した取付部材が取り付けられている。前記二つのワイヤは、前記取付部材の前記ピン孔に前記フランジピンの前記ピン部が遊挿されかつ該フランジピンのフランジ部によって該ピン部から抜け止めされることで、対応する前記ワイヤ用連結部にそれぞれ連結されている。前記可動子の駆動範囲によって規定される一方のフランジ部と他方のフランジ部の相対移動量が最大となった場合でも、一方のフランジピンと他方のフランジピンが相互に前記フランジ部を以って当接して前記ピン穴からの抜け止め作用を奏するよう、前記一方のフランジ部と前記他方のフランジ部のそれぞれの外形寸法が設定されている。
上記遊技機によれば、ソレノイドとワイヤとを接続する接続ピンのフランジ部が、常に他方のフランジ部と当接するため、ネジ止めを行う必要がない。これにより、駆動装置の組立てが容易になる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2の遊技機であって、前記駆動ユニットを少なくとも2セット有する。方の駆動ユニットに対応する前記仮想境界面と、他方の駆動ユニットに対応する前記仮想境界面は、共通の1つの面である。前記一方の駆動ユニットと前記他方の駆動ユニットは、それぞれの記可動子の前記往復直線移動方向と平行で、かつ前記仮想境界面に垂直な別の仮想境界面を介して配置されているとともに、前記可動子の前記ソレノイド本体からの突出方向が相互に逆となるように逆向きに配置される。前記一方の駆動ユニットの二つの役物は、対応する前記可動子の突出方向側に位置し、前記他方の駆動ユニットの二つの役物は、対応する前記可動子の引込方向側に位置する。前記一方の駆動ユニットの前記二つの回動アームと、前記他方の駆動ユニットの前記二つの回動アームは、それぞれの前記ワイヤ用連結部がそれぞれの前記軸部に対して前記別の仮想境界面側に位置するように配置されている。前記他方の駆動ユニットでは、該駆動ユニットによって駆動される二つのワイヤが、前記仮想境界面と前記別の仮想境界面との交線に沿って前記役物側から前記2つの駆動ユニットの間に設けられた隙間を通されて前記ワイヤ用連結部に至っている。
上記遊技機によれば、4つのソレノイドに接続される4本のワイヤ間の距離が短くなるため、該ワイヤを収納する案内通路を狭くすることができ、また、4本のワイヤを案内通路に案内するための案内部を必要としない。これにより、役物を駆動する部材のための設置スペースを小さくすることができる。
以下、本発明の一実施形態であるパチンコ機について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の正面図である。図1に示すように、遊技盤100には、入賞口101、液晶部102、可動部材200が配置されている。
パチンコ球が入賞口101を通過すると、液晶部102において所定の画像演出が行われる。液晶部102の表示内容が所定の条件を満たす(例えば、所定の図柄が停止)と、遊技者に対し所定の賞が付与される。
可動部材200は、液晶部102での所定の画像演出と連動して駆動される。可動部材200は、通常時において液晶部102よりも上に位置している。これにより、通常時において、可動部材200が液晶部102の表示内容を妨げることはない。可動部材200は、液晶部102で所定の画像演出が行われるときに、その先端部及びアーム部が液晶部102の前面に移動する。また、先端部の形状は変化しうる。
遊技盤100は、奥行きのある層構造を有している。奥から順に、液晶部102、可動部材200、盤面、の順に配置されている。したがって、可動部材200が液晶部102よりも上に位置している状態では、可動部材200は視認されない(なお、図1においては、説明の便宜上、可動部材200を視認可能な状態で図示している。)。可動部材200は、その先端部とアーム部のみが液晶部102の前面において視認される。
なお、図1に示した遊技盤は、本発明の単なる一例であり、本発明はこの遊技盤を有するものに限定されないことはいうまでもない。
図2は、遊技盤とその内部要素の一部を示した模式図である。図2に示すように、可動部材200の駆動部の裏側には、ギア201が設けられている。ギア201は、遊技盤100が有するギア103と噛合する。ギア103の回転に基いて、ギア201が回転する。ギア201の回転に基いて、可動部材200の位置が制御される。
図3(A)及び(B)は、可動部材を示した図である。図3(A)及び(B)に示すように、可動部材200は、先端部210、案内通路220、駆動部230を有している。先端部210は、カバー部211、役物212A〜212Dを有している。
図3(A)は、役物212A〜212Dが閉じている状態を示している(以下、「閉状態」という。)。図3(B)は、役物212A〜212Dが開いている状態を示している(以下、「開状態」という。)
案内通路220には、ワイヤが収納される。駆動部230は、ソレノイドを有している。先端部210、案内通路220、駆動部230は、それぞれ、フレームに取り付けられる。
図4(A)及び(B)は、フレームを示した図である。図4(A)及び(B)に示すように、フレーム240には、駆動部結合部241、役物結合部242が形成されている。役物結合部242には、固定軸243A〜243Dが形成されている。固定軸243A〜243Dには、それぞれ、駆動部材が取り付けられる。
図5は、役物結合部に駆動部材を取り付けた様子を示した図である。駆動部材250A〜250Dは、それぞれ、軸穴251A〜251D及び突出部252A〜252Dを有する。軸穴251A〜251Dには、それぞれ、役物結合部242の固定軸243A〜243Dが挿入される。
突出部252A〜252Dは、それぞれ、カバー部211側に突出している。
突出部252A〜252Dには、それぞれ、役物212A〜212Dが取り付けられる。
突出部252A〜252Dには、それぞれ、ワイヤ260A〜260Dが接続される。ワイヤ260A〜260Dは、案内通路220内において、弾性部材261によって被覆してもよい。
突出部252A〜252Dは、それぞれ、軸穴251A〜251Dよりも仮想直線側に位置する。
図6(A)〜図6(C)は、役物を示した図である。図6(A)〜(C)に示すように、役物212Dには、固定軸結合部213D及び突出部結合部214Dが形成されている。固定軸結合部213Dは、役物結合部242の固定軸243Dと結合する。突出部結合部214Dは、駆動部材250Dの突出部252Dと結合する。
また、役物212A〜212Cについても、同様に、固定軸結合部及び突出部結合部が形成されている。
図7(A)及び(B)は、役物結合部に駆動部材及び役物を取り付けた様子を示した図である。また、図7(A)は、閉状態を示し、図7(B)は、開状態を示している。
図7(A)及び図7(B)に示すように、駆動部材250A〜250Dは、それぞれ、固定軸243A〜243Dを軸にして所定範囲内で回動する。駆動部材250A〜250Dは、ワイヤの押し引きに基いて回動する。駆動部材250A〜250Dの回動に伴い、役物212A〜212Dが回動する。
図8(A)及び(B)は、駆動部の内部構成を示した図である。図8(A)及び(B)に示すように、駆動部230は、ソレノイドベース231A及び231B、ソレノイド232A〜232Dを有する。
図8(A)に示すように、ソレノイド232Aとソレノイド232Bとが対となってソレノイドベース231Aに配置されている。ソレノイドベース231Aは、駆動部結合部241に取り付けられる。また、ソレノイド232Cとソレノイド232Dとが対となってソレノイドベース231Bに配置されている。ソレノイドベース231Bは、駆動部結合部241に取り付けられる。
ソレノイドベース231Aとソレノイドベース231Bとは、上下の位置関係にあり、また、平行な位置関係にある。ソレノイド232A及びソレノイド232Bからなるソレノイド対の設置面と、ソレノイド232C及びソレノイド232Dからなるソレノイド対の設置面は、上下の位置関係にある。ソレノイド232Aとソレノイド232Bとは、所定間隔離れて配置される。同様に、ソレノイド232Cとソレノイド232Dとは、所定間隔離れて配置される。
それぞれのソレノイドベースには、軸受部234が形成されている。
図8(B)に示すように、ソレノイド232Aとソレノイド232Bとは、同じ向きに配置されている。同様に、ソレノイド232Cと232Dとは、同じ向きに配置されている。
また、ソレノイド232A〜232Dは、それぞれ、ワイヤ260A〜260Dと接続する。これにより、ソレノイド232A〜232Dは、それぞれ、役物212A〜212Dと接続することになる。
また、ソレノイド232A〜232Dは、それぞれ、可動子233A〜233Dを備えている。それぞれのソレノイドは、電流が供給されると(ON状態)、可動子を吸引する(以下、可動子が吸引されている状態を「吸引状態」という。)。一方、ソレノイドに電流が供給されていない状態(OFF状態)では、可動子は、ソレノイド本体から突出した状態(以下、「突出状態」という。)となる。ソレノイド232A〜232Dに対して、それぞれ独立して電流の供給制御を行うことができる。また、可動子233A〜233Dには、それぞれ、回動アームが取り付けられている。
図9(A)及び(B)は、回動アームを示した図である。図9(A)及び(B)に示すように、回動アーム270には、軸部271、ソレノイド用連結部272、ワイヤ接続部273が形成されている。軸部271は、回動アーム270の両端に形成されている。軸部271は、ソレノイドの設置面と平行な位置関係にある。軸部271は、ソレノイドベースの軸受部234に取り付けられる。ソレノイド用連結部272は、可動子と遊嵌する。ワイヤ接続部273は、ワイヤの一端と接続する。ワイヤ接続部273には、ピン穴274が形成されている。軸部271は、ソレノイド用連結部272とワイヤ接続部273との間に位置する。
回動アーム270は、軸部271を中心として回動自在である。また、ソレノイド用連結部272の移動方向とワイヤ接続部273の移動方向とは逆向きの関係にある。
図10(A)及び(B)は、閉状態にある可動部材の一部要素を示した図である。
図10(A)において、ソレノイド232AはOFF状態であるため、可動子233Aは、突出状態にあり(a)側に位置することになる。
これにより、可動子233Aと遊嵌する回動アーム270のワイヤ接続部273は、(b)側に位置することになる。
これにより、ワイヤ260Aは、(b)側に引かれることになる。
これにより、駆動部材250Aの突出部252Aは、(b)側に位置することになる。
これにより、役物212Aは、閉状態となる。
また、ソレノイド232B〜役物212Bの関係についても同様である。
また、図10(A)において、ソレノイド232DはOFF状態であるため、可動子233Dは突出状態にあり(b)側に位置することになる。
これにより、可動子233Dと遊嵌する回動アーム270のワイヤ接続部273は、(a)側に位置することになる。
これにより、ワイヤ260Dは、(a)側に押されることになる。
これにより、駆動部材250Dの突出部252Dは、(a)側に位置することになる。
これにより、役物212Dは、閉状態となる。
また、ソレノイド232C〜役物212Cとの位置関係についても同様である。
図10(A)に示すように、ソレノイド232Aに対応するワイヤ接続部273は、ソレノイド用連結部272よりもソレノイド232D側に位置する。また、ソレノイド232Dに対応するワイヤ接続部273は、ソレノイド用連結部272よりもソレノイド232A側に位置する。これにより、ワイヤ260Aとワイヤ260Dとの距離を短くすることができる。同様に、ワイヤ260Bとワイヤ260Cとの距離を短くすることができる。
図10(B)に示すように、役物212Bの形状と役物212Dの形状とは同一である。しかし、役物212Aの形状、役物212Bの形状、役物212Cの形状は、それぞれ異なる。これにより、それぞれの役物が閉状態・開状態のいずれであっても、役物が互いに接触することがない。
ここで、ソレノイド232Aとソレノイド232Bの間に位置する平面であって、各可動子の往復直線移動方向と平行な平面を仮想境界面として規定する。ソレノイド232A及びソレノイド232Bに対応する各軸部271は、相互に平行であり、かつ、前記仮想境界面に垂直となるように配置される。また、それぞれのワイヤ接続部273は、前記仮想境界面に向かって張り出して設けられる。また、ソレノイド232Aとソレノイド232Bに対応するワイヤ接続部273は、互いに相対するように設けられる。また、それぞれの可動子の往復直線移動方向は、前記仮想境界面と平行な位置関係にある。
また、ソレノイド232C及びソレノイド232Dに対応する各軸部271及びワイヤ接続部273についても同様である。
図11(A)及び(B)は、開状態にある可動部材の一部要素を示した図である。
図11(A)及び(B)において、ソレノイド232AはON状態であるため、可動子233Aは、吸引状態にあり(b)側に位置することになる。
これにより、可動子233Aと遊嵌する回動アーム270のワイヤ接続部273は、(a)側に位置することになる。
これにより、ワイヤ260Aは、(a)側に押されることになる。
これにより、駆動部材250Aの突出部252Aは、(a)側に位置することになる。
これにより、役物212Aは、開状態となる。
また、ソレノイド232B〜役物212Bの関係についても同様である。
また、図11(A)及び(B)において、ソレノイド232DはON状態であるため、可動子233Dは、吸引状態にあり(a)側に位置することになる。
これにより、可動子233Dと遊嵌する回動アーム270のワイヤ接続部273は、(b)側に位置することになる。
これにより、ワイヤ260Dは、(b)側に引かれることになる。
これにより、駆動部材250Dの突出部252Dは、(b)側に位置することになる。
これにより、役物212Dは、開状態となる。
また、ソレノイド232C〜役物212Cとの位置関係についても同様である。
可動部材200は、通常時において閉状態であり、所定の画像演出時に限って開状態となる(図1参照)。これにより、遊技時間の多くを占める通常時において、それぞれのソレノイドはOFF状態であるため、可動部材200に対する電力消費量を抑制することができる。
次に、回動アームとワイヤの接続関係について説明する。
図12は、回動アームとワイヤの接続関係を示した図である。図12に示すように、ワイヤ260Aの先端には、取付部材281が取り付けられている。取付部材281は、例えば、O型圧着端子形状とすることができる。取付部材281は、ピン孔285を有する。
フランジピン282Aは、ピン部283Aとフランジ部284Aとから構成されている。ここで、ワイヤ接続部とフランジピンとを総称して「ワイヤ用連結部」ということができる。
取付部材281のピン孔285に、フランジピン282Aのピン部283Aが遊挿される。また、フランジ部284Aの断面積は、ピン部283Aの断面積よりも大きい。したがって、ワイヤ260Aは、フランジピン282Aのフランジ部284Aによって、ピン部283Aから抜け止めされている。これにより、ワイヤ260Aは、対応するワイヤ用連結部と連結されることになる。
同様に、可動子233B〜233Dに取り付けられる回動アーム270についても、それぞれ、対応するワイヤ用連結部及び取付部材を用いてワイヤ260B〜260Dと接続される。
図13は、可動部材の一部要素を示した図である。図13では、役物212Aが開状態であり、役物212Bが閉状態であり、役物212Cが閉状態であり、役物212Dが開状態である。ソレノイド232A及び232DをON状態とし、ソレノイド232B及び232CをOFF状態とすることで、図13に示す状態とすることができる。また、フランジピン282A及び282Bが、それぞれのフランジ部を以って当接することにより、ピン穴274及びピン孔285から抜け出ることを防いでいる。すなわち、それぞれのフランジ部が、抜け止め作用を奏している。
このとき、ソレノイド232Aに対応するワイヤ接続部273は(a)側に位置し、ソレノイド232Bに対応するワイヤ接続部273は(b)側に位置することになる。この状態においても、フランジ部284Aとフランジ部284Bはその一部同士が当接しているので、フランジピン282A及び282Bが、ピン穴及び取付部材からはずれることがない。
また、フランジ部284Cとフランジ部284Dの関係についても同様である。
それぞれのフランジ部の厚さを数ミリ程度とすることができるので、ワイヤ260A及びワイヤ260Bの間隔「t」を小さくすることができる。また、ワイヤ260C及びワイヤ260Dの間隔についても同様である。これにより、それぞれのワイヤが収納される案内通路220を細くすることができる。
図14は、役物の状態とフランジ部の位置との関係を示した図である。
図14(A)は、役物212A及び役物212Bが閉状態にあるときの各フランジ部の位置を示している。このとき、図に示すように、ピン部283A(役物212Aに対応)及びピン部283B(役物212Bに対応)の中心位置が、軸部271の中心位置よりも、「k1」だけ左にずれている。
図14(B)は、役物212A及び役物212Bが開状態にあるときの各フランジ部の位置を示している。このとき、図に示すように、ピン部283A(役物212Aに対応)及びピン部283B(役物212Bに対応)の中心位置が、軸部271の中心位置よりも、「k2」だけ右にずれている。
図14(A)及び(B)から明らかなとおり、それぞれのフランジピンの移動距離は、「k1+k2」となる。
図14(C)は、役物212Aが開状態にあり、役物212Bが閉状態にあるときの各フランジ部の位置を示している。このとき、図に示すように、ピン部283Aとピン部283Bの中心位置は、「k1+k2」だけずれているものの、フランジ部284Aとフランジ部284Bはその一部同士が当接しているので、それぞれのフランジピンが、ピン穴及び取付部材からはずれることがない。すなわち、当接するフランジ部の相対移動量が最大となった場合でも、一方のフランジピンと他方のフランジピンが相互にフランジ部を以って当接してピン穴からの抜け止め作用を奏するよう、フランジ部の外形寸法が設定されている。
図14(D)は、役物212Aが閉状態にあり、役物212Bが開状態にあるときの各フランジ部の位置を示している。このとき、図に示すように、ピン部283Aとピン部283Bの中心位置は、「k1+k2」だけずれているものの、フランジ部284Aとフランジ部284Bはその一部同士が当接しているので、それぞれのフランジピンが、ピン穴及び取付部材からはずれることがない。すなわち、当接するフランジ部の相対移動量が最大となった場合でも、一方のフランジピンと他方のフランジピンが相互にフランジ部を以って当接してピン穴からの抜け止め作用を奏するよう、フランジ部の外形寸法が設定されている。
また、フランジ部284Cとフランジ部284Dの関係についても同様である。
それぞれのワイヤは、大きな曲げを伴うことなく駆動部材(役物)と回動アーム(ソレノイド)とを接続することができる。また、ソレノイドに接続されたワイヤを一本の案内通路に案内規制するための案内部を必要としない。さらに、それぞれのワイヤは、大きな曲げを伴わないので、ワイヤに曲げクセが生じない。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、図15に示すように、可動部材200の裏側にラック202を設け、ギア103の回転に基いて、可動部材200を上下方向に移動するよう構成してもよい。
パチンコ機の遊技盤の正面図。 遊技盤とその内部要素の一部を示した模式図。 可動部材を示した図。 フレームを示した図。 役物結合部に駆動部材を取り付けた様子を示した図。 役物を示した図。 役物結合部に駆動部材及び役物を取り付けた様子を示した図。 駆動部の内部構成を示した図。 回動アームを示した図。 閉状態にある可動部材の一部要素を示した図。 開状態にある可動部材の一部要素を示した図。 回動アームとワイヤの接続関係を示した図。 可動部材の一部要素を示した図。 役物の状態とフランジ部の位置との関係を示した図。 パチンコ機の遊技盤の正面図。
符号の説明
可動部材…200、役物…210、案内通路…220、ソレノイド…232A〜232D、可動子…233A〜233D、軸受け部…234、ワイヤ…260B〜260D、回動アーム…270、ワイヤ接続部…273、ピン穴…274、フランジピン…282A〜282D、ピン部…283A〜283D、フランジ部…284A〜284D、ピン孔…285

Claims (3)

  1. 二つの役物を個別にワイヤ駆動するための駆動ユニットを有する遊技機であって、
    前記駆動ユニットは、二つの回動アーム及び二つのソレノイドを有し、一方のソレノイドは一方の回動アーム及び一方のワイヤを介して一方の役物を駆動するとともに、他方のソレノイドは他方の回動アーム及び他方のワイヤを介して他方の役物を駆動するものであり、
    前記一方のソレノイドと前記他方のソレノイドは、それぞれが有する可動子の往復直線移動方向が同じとなるように並んで配置されているとともに、該可動子のソレノイド本体からの突出方向が同じとなるように同じ向きに配置され、
    前記二つの役物は、前記可動子の突出方向側または引込方向側のいずれか一方の同じ側に位置し、
    記二つの回動アームのそれぞれは、アーム本体、該アーム本体の回動中心である軸部、該アーム本体において前記可動子と正対する一方の回動端側に設けられ該可動子と連結されるソレノイド用連結部、及び該アーム本体において他方の回動端側に設けられたワイヤ用連結部を有し、
    前記一方のソレノイドと前記他方のソレノイドの間に位置する平面であって前記可動子の前記往復直線移動方向と平行な平面を仮想境界面と規定し、
    前記一方の回動アームと前記他方の回動アームは、それぞれの前記軸部が相互に平行でかつ前記仮想境界面に垂直となるように配置されているとともに、それぞれの前記ワイヤ用連結部が相対するように前記仮想境界面に向かって張り出して設けられており、
    二つの前記ワイヤは、前記二つの役物のそれぞれの側から前記一方の回動アームと前記他方の回動アームの間に引き込まれて、対応する前記ワイヤ用連結部にそれぞれ連結されている、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1の遊技機であって、
    前記二つの回動アームのそれぞれの前記ワイヤ用連結部は、前記アーム本体に設けられたピン穴、及び該ピン穴にピン部を以って挿入されるフランジピンを有し、
    前記二つのワイヤのそれぞれにおいて前記ワイヤ用連結部に連結するための一端部には、ピン孔を有した取付部材が取り付けられ、
    前記二つのワイヤは、前記取付部材の前記ピン孔に前記フランジピンの前記ピン部が遊挿されかつ該フランジピンのフランジ部によって該ピン部から抜け止めされることで、対応する前記ワイヤ用連結部にそれぞれ連結されており、
    前記可動子の駆動範囲によって規定される一方のフランジ部と他方のフランジ部の相対移動量が最大となった場合でも、一方のフランジピンと他方のフランジピンが相互に前記フランジ部を以って当接して前記ピン穴からの抜け止め作用を奏するよう、前記一方のフランジ部と前記他方のフランジ部のそれぞれの外形寸法が設定されている、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2の遊技機であって、
    前記駆動ユニットを少なくとも2セット有し、
    方の駆動ユニットに対応する前記仮想境界面と、他方の駆動ユニットに対応する前記仮想境界面は、共通の1つの面であり、
    前記一方の駆動ユニットと前記他方の駆動ユニットは、それぞれの記可動子の前記往復直線移動方向と平行で、かつ前記仮想境界面に垂直な別の仮想境界面を介して配置されているとともに、前記可動子の前記ソレノイド本体からの突出方向が相互に逆となるように逆向きに配置され、
    前記一方の駆動ユニットの二つの役物は、対応する前記可動子の突出方向側に位置し、前記他方の駆動ユニットの二つの役物は、対応する前記可動子の引込方向側に位置し、
    前記一方の駆動ユニットの前記二つの回動アームと、前記他方の駆動ユニットの前記二つの回動アームは、それぞれの前記ワイヤ用連結部がそれぞれの前記軸部に対して前記別の仮想境界面側に位置するように配置されており、
    前記他方の駆動ユニットでは、該駆動ユニットによって駆動される二つのワイヤが、前記仮想境界面と前記別の仮想境界面との交線に沿って前記役物側から前記2つの駆動ユニットの間に設けられた隙間を通されて前記ワイヤ用連結部に至っている、
    ことを特徴とする遊技機。
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