JP6142335B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6142335B2
JP6142335B2 JP2016040719A JP2016040719A JP6142335B2 JP 6142335 B2 JP6142335 B2 JP 6142335B2 JP 2016040719 A JP2016040719 A JP 2016040719A JP 2016040719 A JP2016040719 A JP 2016040719A JP 6142335 B2 JP6142335 B2 JP 6142335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
effect member
arm
main body
arm portion
effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016040719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016104333A (ja
Inventor
平野 泰弘
泰弘 平野
小林 仁
仁 小林
Original Assignee
株式会社サンセイアールアンドディ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンセイアールアンドディ filed Critical 株式会社サンセイアールアンドディ
Priority to JP2016040719A priority Critical patent/JP6142335B2/ja
Publication of JP2016104333A publication Critical patent/JP2016104333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6142335B2 publication Critical patent/JP6142335B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、動力を伝達するためのアーム部を有する演出部材を備えた遊技機に関する。
このようなアーム部を有する演出部材を備えた遊技機が種々提案されている(他例えば下記特許文献1参照)。このようなアーム部を有する演出部材とすれば、演出部材の本体部(演出効果を発現する部分)の動きが大きくなるという利点がある。
特開2013−78499号公報
しかし、演出部材にアーム部を設けると、演出部材とその駆動機構を含む構成(以下演出ユニットと称することもある)が大型化してしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、アーム部を有する演出部材を含む演出ユニットの大型化を抑制することが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、ベース部材と、前記ベース部材に支持された第一演出部材および第二演出部材と、を備え、前記第一演出部材および前記第二演出部材は、それぞれ、駆動源の動力が伝達される本体部と、前記本体部と一体的に設けられ、当該本体部の反対側が回動自在に前記ベース部材に接続されたアーム部と、を有し、前記第一演出部材の前記アーム部および前記第二演出部材の前記アーム部が、互いに交差するように設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記第一演出部材の前記本体部の移動範囲と前記第二演出部材の前記本体部の移動範囲は、所定の面に関し対称であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記第一演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第一接続箇所と、前記第二演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第二接続箇所とは、前記所定の面に関し対称であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機において、前記演出部材の一方の前記アーム部が、前記演出部材の他方の前記アーム部が前記ベース部材に接続された接続箇所に最も近づいた状態において、前記一方のアーム部は、前記他方のアーム部が前記ベース部材に接続された接続箇所から離れるように一部が屈曲していることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機において、前記ベース部材には、前記第一演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第一接続箇所と、前記第二演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第二接続箇所とを区画する区画部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機において、前記区画部の少なくとも一部は、前記第一演出部材の前記アーム部および前記第二演出部材の前記アーム部が当該区画部に最も近づいたとき、当該各アーム部の少なくとも一部に沿うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、第一演出部材のアーム部と第二演出部材のアーム部が互いに交差するように設けられる。したがって、両演出部材の本体部の移動範囲が小さくなってしまうのを抑制しつつ、演出部材とその駆動機構を含めた演出ユニットの大型化を抑制することが可能である。
請求項2に記載の発明のように、第一演出部材の本体部の移動範囲と第二演出部材の本体部の移動範囲が対称形状となるようにする場合であっても、アーム部が互いに交差する配置とすることが可能である。
請求項3に記載の発明のように、第一演出部材のアーム部がベース部材に接続された第一接続箇所と、第二演出部材のアーム部がベース部材に接続された第二接続箇所とが、所定の面に関し対称に位置するように設定すれば、第一演出部材の本体部の移動範囲と第二演出部材の本体部の移動範囲が対称形状となる構成を容易に構築することが可能である。
請求項4に記載の発明のように、演出部材の一方のアーム部が、演出部材の他方のアーム部がベース部材に接続された接続箇所に最も近づいた状態において、一方のアーム部が、他方のアーム部がベース部材に接続された接続箇所から離れるように一部が屈曲していれば、アーム部を交差するように設けたことにより演出部材の移動範囲が小さくなってしまうのを抑制することが可能である。
請求項5に記載の発明によれば、第一接続箇所と第二接続箇所との間に区画部が設けられているため、各種部材の位置ずれや多少の変形等によって、アーム部同士が干渉してしまう(干渉によって動作がぎこちなくなってしまう)のを防止することが可能である。
請求項6に記載の発明のように、区画部が、最も近づいた状態にある各アーム部の少なくとも一部に沿う形状を有する構成とすれば、区画部によってアーム部の移動範囲が小さくなってしまう、ひいては演出部材の本体部の移動範囲が小さくなってしまうのを抑制することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図であり、演出部材が演出位置に位置した状態を示したものである(発射装置(発射ハンドル)等公知の部材は省略)。 センターベースおよびそれに固定された演出ユニットの外観斜視図であり、演出部材が演出位置に位置した状態を示したものである。 演出ユニットを後方から見た外観斜視図であり、演出ユニットが待機位置に位置した状態を示したものである。 演出ユニットを後方から見た外観斜視図であり、演出ユニットが演出位置に位置した状態を示したものである。 演出ユニットを後方から見た図であり、演出ユニットが演出位置に位置した状態を示したものである。 一方の演出部材のアーム部(前方屈曲部が形成されたアーム部)を模式的に示した図であって、(a)は当該アーム部を後方から見た図、(b)は当該アーム部を上方から見た図である。 アーム部およびアーム部が接続された箇所を拡大して模式的に示した図であって、(a)は二つの演出部材が待機位置に位置しているときのそれぞれに設けられたアーム部の状態を示した図であり、(b)は二つの演出部材が演出位置に位置しているときのそれぞれに設けられたアーム部の状態を示した図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明における平面方向とは遊技領域902に沿う(平行な)方向を、前後方向とは遊技領域902に直交する方向(遊技者側を前、その反対側を後とする)を、左右方向(幅方向)とは図1の左右方向を、上下方向とは図1の上下方向をいうものとする。
まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する金属製の薄板からなる帯状のガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、第一始動入賞口904、第二始動入賞口905、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。表示装置91は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置91の表示画面(表示部)において特別図柄や普通図柄等が表示される。かかる表示装置91の表示画面は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能である。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置(図示省略)を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904、905や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。その他、大当たりの抽選方法や演出等は、公知の遊技機と同様のものが適用できるため、説明は省略する。なお、本実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、スロットマシン等、他の種類の遊技機であってもよい。
本実施形態にかかる遊技機1は、第一演出部材10aおよび第二演出部材10bと、これら演出部材10を駆動させる駆動機構と、演出部材10や駆動機構が支持されるベース部材40を有する演出ユニット1uを備える。なお、演出部材10や駆動機構は、特に説明する部分を除き、基本的に左右対称形状である。そのため、第一演出部材10aに関する各部材や各部(第一演出部材10aそのものやその駆動機構)は「第一」という接頭語とともに符号に「a」を付して、第二演出部材10bに関する各部材や各部(第二演出部材10bそのものやその駆動機構)は「第二」という接頭語とともに符号「b」を付して以下説明するが、各図(図5、図7を除く)においては当該aやbの付記を省略している。具体的には、各図においては、第一演出部材10aに関する各部材、第二演出部材10bに関する各部材や各部のうち、一方の構成にのみaやbを省略した符号(数字)を付してある。
図1〜図5等に示すように、両演出部材10は、本体部11およびアーム部12を有する(第一演出部材10aは第一本体部11aおよび第一アーム部12aを有し、第二演出部材10bは、第二本体部11bおよび第二アーム部12bを有する)。図2に示すように、本体部11の前面には、演出効果を発現する装飾部111が設けられている(第一本体部11aの前面には第一装飾部111aが、第二本体部11bの前面には第二装飾部111bが設けられている)。装飾部111の装飾態様はどのようなものであってもよい。
第一本体部11a(第一装飾部111aを含む)と第二本体部11b(第二装飾部111bを含む)は、対称形状である。後述するように、第一本体部11aの移動範囲と第二本体部11bの移動範囲は、所定の面に関し対称である。本実施形態では、第一本体部11aの移動範囲と第二本体部11bの移動範囲は、遊技機1を幅方向に二分する幅方向に直交する面F(図1、図5参照)に関し対称である。
各演出部材10に設けられるアーム部12は、本体部11から延びる細長い軸状の部分である。具体的には、第一アーム部12aは第二本体部11b側に向かって延び、第二アーム部12bは第一本体部11a側に向かって延びる。第一アーム部12aおよび第二アーム部12bの先端は、ベース部材40に対し回動自在に接続されている。
以下、演出ユニット1uを構成する各部材についてさらに詳細に説明する。センターベース2(遊技機1本体側)に固定されたベース部材40には、各演出部材10を駆動させる駆動機構が設けられている。なお、第一演出部材10aを駆動させる駆動機構と第二演出部材10bを駆動させる駆動機構は、上記面Fに関し左右対称である。第一演出部材10aを駆動させる第一駆動源30a、第二演出部材10bを駆動させる第二駆動源30b(両駆動源30とも本実施形態ではモータ)が固定されている。第一駆動源30aの動力は、一または複数の歯車から構成される第一歯車列31aを介して第一伝達軸32aに伝達される。第二駆動源30bの動力は一または複数の歯車から構成される第二歯車列31bを介して第二伝達軸32bに伝達される。
両伝達軸32は、一端(第一被支持部321a、第二被支持部321b)がベース部材40に対して回動自在に支持されている。他端側には、端部側長孔322(第一端部側長孔322a、第二端部側長孔322b)が形成され、当該端部側長孔322内には、各演出部材10の本体部11の裏面から後方に向かって突出するように形成された係合突起112(第一係合突起112a、第二係合突起112b)が嵌まり込んでいる。第一係合突起112aは第一端部側長孔322a内を、第二係合突起112bは第二端部側長孔322b内をスライドすることができる。
また、両伝達軸32における中央(被支持部321と端部側長孔322の間)には、中央側長孔323(第一中央側長孔323a、第二中央側長孔323b)が形成されている。当該中央側長孔323内には、歯車列31の最後(最も後段)の歯車に設けられた伝達突起311(第一伝達突起311a、第二伝達突起311b)が嵌まり込んでいる。第一伝達突起311aは第一中央側長孔323a内を、第二伝達突起311bは第二中央側長孔323b内をスライドすることができる。
ベース部材40には、各演出部材10を誘導する誘導溝401(第一誘導溝401a、第二誘導溝401b)が形成されている。当該誘導溝401内には、各演出部材10の本体部11の前面から前方に向かって突出するように形成された被誘導突起113(第一被誘導突起113a、第二被誘導突起113b)(図2参照)が嵌まり込んでいる。第一被誘導突起113aは第一誘導溝401a内を、第二被誘導突起113bは第二誘導溝402b内をスライドすることができる。この誘導突起と誘導溝401内の係合により、各演出部材10(各本体部11)を所定の態様で移動させることができる。誘導溝401の形状は、演出部材10(本体部11)の移動態様に応じて適宜設定すればよい。
本体部11における伝達軸32が接続された側の反対側にアーム部12が位置する。具体的には、各アーム部12は、伝達軸32から離れる方向に突出するように形成されている。ベース部材40には、各アーム部12の先端(本体部11とは反対側の端部)が回動自在に接続される。当該回動自在に接続された箇所が、動作する各演出部材10の支点となる。以下、第一アーム部12aの先端がベース部材40に対し回動自在に接続された箇所を第一接続箇所121aと、第二アーム部12bの先端がベース部材40に対し回動自在に接続された箇所を第二接続箇所121bと称することもある。
第一アーム部12aと第二アーム部12bは、互いに交差するように設けられる。本実施形態では、第一接続箇所121aが、第一本体部11aよりも第二本体部11bに近くなるように設定され、第二接続箇所121bが、第二本体部11bよりも第一本体部11aに近くなるように設定される。第一接続箇所121aと第二接続箇所121bは、上記面Fに関し対称に位置する。つまり、動作する各演出部材10の支点は、面Fに関し対称に位置する。第一アーム部12aと第二アーム部12bは、平面視形状(前後方向から見た形状)は略同一であり、左右対称形状である。ただし、両アーム部12が互いに交差することができるようにするため、一方のアーム部12の少なくとも一部を前方に屈曲させ(図6(b)参照)、当該屈曲した部分(前方屈曲部123)を他方のアーム部12が交差する構成としている。当該前方屈曲部123は、演出部材10を動作させたときにおいて一方のアーム部12と他方のアーム部12が干渉しない範囲となる。つまり、他方のアーム部12の可動範囲となるため、演出部材10の移動範囲に応じて適宜設定される。
また、第一アーム部12aおよび第二アーム部12bの平面形状は、本体部11からそのまま真っすぐ延びる形状ではなく、一部が屈曲した形状である(図5、図6(a)、図7等参照)。当該屈曲部122(第一屈曲部122a、第二屈曲部122b)の形状は次の通りである。後述するように、第一演出部材10aが動作する際、第一アーム部12aは、第二接続箇所121bに近づいていく、または遠ざかるように変位する。また、第二演出部材10bが動作する際、第二アーム部12bは、第一接続箇所121aに近づいていく、または遠ざかるように変位する。第一屈曲部122aおよび第二屈曲部122bは、一方のアーム部12が他方のアーム部12に近づいた状態において、他方のアーム部12の接続箇所121から離れるような形状を有する。すなわち、第一アーム部12aは、第二接続箇所121bに最も近づいた状態において、第二接続箇所121bから離れるように、中央部分(先端部と本体部11側端部の間)が屈曲している。同様に、第二アーム部12bは、第一接続箇所121aに最も近づいた状態において、第一接続箇所121aから離れるように、中央部分(先端部と本体部11側端部の間)が屈曲している(図7(b)参照)。
ベース部材40におけるアーム部12が接続される箇所は、第一誘導溝401aおよび第二誘導溝401bが形成された箇所よりも後方に突出している(以下、当該突出した部分を土台部41と称する)(図3、図4等参照)。かかる土台部41の後面にアーム部12が接続されている。ベース部材40における第一接続箇所121aと第二接続箇所121bの間には、土台部41の後面からさらに突出して形成された区画部42が設けられている(図3、図4等参照)。区画部42は、平面視形状が略逆三角形状である。後述するように各アーム部12が変位して第一アーム部12aが区画部42に最も近づいた状態となったときに、区画部42の第一接続箇所121a側の斜面421は第一アーム部12aの一部に沿う形状となるように設定されている。第二アーム部12bが区画部42に最も近づいた状態となったときに、区画部42の第二接続箇所121b側の斜面422は第二アーム部12bの一部に沿う形状となるように設定されている(図7(b)参照)。
このような構成を有する演出ユニット1uの動作について、一部上記説明と重複するが以下説明する。
演出部材10は、所定の演出実行時以外のときには、その本体部11が最も下側に位置した状態(かかる位置を待機位置と称する)にある(図3参照)。演出部材10が待機位置に位置するとき、演出部材10の本体部11はその大部分が遊技盤90の下側の領域に覆われた状態にある。つまり、遊技者からは本体部11がほとんど見えない状態にある。演出部材10が原位置に位置する状態であっても、アーム部同士は交差している(図3、図7(a)参照)。
かかる待機位置に位置する演出部材10を動作させる(後述する演出位置に向かって動作させる)際には、図示されない演出ユニット1uの制御手段が第一駆動源30aおよび第二駆動源30bを駆動(正転)させる。これにより、各駆動源30の動力は、歯車列31の最も後段の歯車まで伝わり、当該歯車に設けられた伝達突起311(第一伝達突起311a、第二伝達突起311b)が当該歯車の回転中心を中心として変位する。具体的には、下方から上方に向かうように変位する。
両伝達突起311は、各伝達軸32に形成された中央側長孔323(第一中央側長孔323a、第二中央側長孔323b)に嵌まり込んでいるため、中央側長孔323の内壁面を押す。これにより、伝達部材は、一方の端部(被支持部321)を支点として、他方の端部(演出部材10側端部)が上方に変位するよう回動する。
当該他方の端部には、端部側長孔322(第一端部側長孔322a、第二端部側長孔322b)が形成されており、当該端部側長孔322には係合突起112(第一係合突起112a、第二係合突起112b)が嵌まり込んでいるため、端部側長孔322の内壁面が当該係合突起112を押す。これにより、係合突起112が設けられた演出部材10が、被誘導突起113(第一被誘導突起113a、第二被誘導突起113b)が嵌まり込んでいる誘導溝401(第一誘導溝401a、第二誘導溝401b)に誘導されつつ、アーム部12が接続されている接続箇所121(第一接続箇所121a、第二接続箇所121b)を支点として、上方に向かって回動(変位)する。これにより、演出部材10の本体部11が遊技盤90の開口901を通じて遊技者に視認可能な演出位置に位置する。なお、演出位置から待機位置に戻す際には、第一駆動源30aおよび第二駆動源30bを逆方向に駆動(逆転)させればよい。
本実施形態では、第一本体部11aの移動範囲と第二本体部11bの移動範囲は、面Fに関し対称である。第一駆動源30aと第二駆動源30bを同時に駆動させ、その回転速度が同じであれば、第一本体部11aと第二本体部11bは、面Fに関し対称な状態を維持したまま変位する。ただし、一方の駆動源30のみを駆動し、一方の本体部11(演出部材10)のみが動作する演出が実行されることがあってもよい。
上記のように演出部材10を待機位置から演出位置に変位させる際、すなわち本体部11が上方に向かって変位する際、各アーム部12は、互いに交差した状態を維持したまま(交差する位置は変化する)他方のアーム部12が接続された接続箇所121に近づいていくように変位する。具体的には、各アーム部12の屈曲部122が、他方のアーム部12が接続された接続箇所121に近づいていくように変位する。両演出部材10が演出位置に到達した時点では、第一アーム部12aは、その屈曲部122(第一屈曲部122a)が第二接続箇所121bから離れるような態様で位置し、第二アーム部12bは、その屈曲部122(第二屈曲部122b)第一接続箇所121aから離れるような態様で位置する(図7(b)参照)。
このように演出部材10を動作させるにあたり、一方のアーム部12と他方のアーム部12が接続された箇所の干渉を防止しなければならないから、各アーム部12に上記のような屈曲部122を設けることにより、一方のアーム部12と他方のアーム部12が接続された箇所との干渉が回避されるアーム部12の移動可能な範囲が広がる。つまり、演出部材10の移動可能な範囲が広がる。
また、両演出部材10が演出位置に到達した時点、すなわち第一アーム部12aが区画部42に最も近づいた状態となったときには、区画部42の第一接続箇所121a側の斜面421は第一アーム部12aの一部に沿う。第二アーム部12bが区画部42に最も近づいた状態となったときには、区画部42の第二接続箇所121b側の斜面422は第二アーム部12bの一部に沿う。より詳しく説明すると、各アーム部12には上記屈曲部122が設けられている(基端(本体部11側)から先端にかけて真っすぐ延びる形状ではない)ところ、その屈曲部122の一部の形状に沿うように区画部42の形状を設定している(図7(b)参照)。
このような区画部42を設けることにより、一方のアーム部12が他方のアーム部12の移動範囲に入り込んでしまうといったことが防止される。つまり、一方のアーム部12は、少なくとも区画部42の斜面421に接触する位置までしか変位することができないから、各種部材の位置ずれや多少の変形等によって、アーム部12同士が干渉してしまう(干渉によって動作がぎこちなくなってしまう)のを防止することが可能である。
また、区画部42は、最も近づいた状態にある各アーム部12(屈曲部122の一部)に沿う形状を有するものであるから、区画部42によってアーム部12の移動範囲が小さくなってしまう、ひいては演出部材10の本体部11の移動範囲が小さくなってしまうのを抑制することが可能である。
以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機1では、第一演出部材10aの第一アーム部12aと第二演出部材10bの第二アーム部12bが、互いに交差するように設けられる。具体的には、一方のアーム部12を前方または後方に屈曲させる(本実施形態では前方に屈曲させる)ことにより、両者の交差を可能とする。このように交差する構成とすることで、両演出部材10の本体部11の移動範囲が小さくなってしまうのを抑制しつつ、演出部材10とその駆動機構を含めた演出ユニット1uの大型化を抑制することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、演出部材10の移動方向は適宜変更可能である。また、演出部材10に動力を伝達する駆動機構(上記実施形態でいう駆動源30から本体部11までの動力伝達機構および駆動源の具体的な構成)も適宜変更可能である。
1 遊技機
1u 演出ユニット
10 演出部材(10a 第一演出部材、10b 第二演出部材)
11 本体部(11a 第一本体部、11b 第二本体部)
12 アーム部(12a 第一アーム部、12b 第二アーム部)
121 接続箇所(121a 第一接続箇所、121b 第二接続箇所)
122 屈曲部(122a 第一屈曲部、122b 第二屈曲部)
123 前方屈曲部
30 駆動源(30a 第一駆動源、30b 第二駆動源)
40 ベース部材
42 区画部

Claims (4)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に支持された第一演出部材および第二演出部材と、
    を備え、
    前記第一演出部材および前記第二演出部材は、それぞれ、
    駆動源の動力が伝達される本体部と、
    前記本体部と一体的に設けられ、当該本体部の反対側が回動自在に前記ベース部材に接続されたアーム部と、
    を有し、
    前記第一演出部材の前記アーム部および前記第二演出部材の前記アーム部が、互いに交差するように設けられており、
    前記ベース部材には、前記第一演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第一接続箇所と、前記第二演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第二接続箇所とを区画する区画部が設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第一演出部材の前記本体部の移動範囲と前記第二演出部材の前記本体部の移動範囲は、所定の面に関し対称であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第一演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第一接続箇所と、前記第二演出部材の前記アーム部が前記ベース部材に接続された第二接続箇所とは、前記所定の面に関し対称であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記区画部の少なくとも一部は、前記第一演出部材の前記アーム部および前記第二演出部材の前記アーム部が当該区画部に最も近づいたとき、当該各アーム部の少なくとも一部に沿うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。

JP2016040719A 2016-03-03 2016-03-03 遊技機 Active JP6142335B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016040719A JP6142335B2 (ja) 2016-03-03 2016-03-03 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016040719A JP6142335B2 (ja) 2016-03-03 2016-03-03 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014237146A Division JP5938661B2 (ja) 2014-11-21 2014-11-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016104333A JP2016104333A (ja) 2016-06-09
JP6142335B2 true JP6142335B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=56102079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016040719A Active JP6142335B2 (ja) 2016-03-03 2016-03-03 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6142335B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014076208A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Heiwa Corp 可動役物装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016104333A (ja) 2016-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6019351B2 (ja) 遊技機
JP5903691B2 (ja) 遊技機
JP7304047B2 (ja) 遊技機
JP6142335B2 (ja) 遊技機
JP5938661B2 (ja) 遊技機
JP5537676B1 (ja) 遊技機
JP6818361B2 (ja) 遊技機
JP6822676B2 (ja) 遊技機
JP5938662B2 (ja) 遊技機
JP5938593B2 (ja) 遊技機
JP6696074B2 (ja) 遊技機
JP6311101B2 (ja) 遊技機
JP6292589B2 (ja) 遊技機
JP6292588B2 (ja) 遊技機
JP6197224B2 (ja) 遊技機
JP6197223B2 (ja) 遊技機
JP2015204871A (ja) 遊技機
JP6877044B2 (ja) 遊技機
JP6035592B2 (ja) 遊技機
JP7031863B2 (ja) 遊技機
JP6628191B2 (ja) 遊技機
JP5938733B2 (ja) 遊技機
JP6226343B2 (ja) 遊技機
JP2016005603A (ja) 遊技機
JP5962693B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6142335

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250