JP2009125092A - 遊技機の可動演出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可動演出装置10は、姿勢変位可能に構成された可動体66と、可動体66を姿勢変位させる駆動機構72とを備えた演出部材68が列をなして複数配設される。駆動機構72は、演出ギヤ76と、可動体66を姿勢変位させるアーム部材74と、アーム部材74を付勢する付勢バネ77と、アーム部材74に設けられたカムフォロア82と、演出ギヤ76に設けられ、カムフォロア82に係合してアーム部材74を移動させるカム部84とを備える。また、複数の演出ギヤ76は、単一の演出モータ70によって回転するよう相互に連繋される。各演出ギヤ76におけるカム部84は、対応するアーム部材74が他のアーム部材74に対し非同期的に往復移動するよう設けられる。
【選択図】図11
Description
第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成された可動体(66)と、該可動体(66)を姿勢変位させる駆動機構(72)とを備えた演出部材(68)が列をなして複数配設された遊技機の可動演出装置であって、
前記駆動機構(72)は、
正逆方向へ回転可能なギヤ(76)と、
前記可動体(66)に連繋され、往復移動によって該可動体(66)を姿勢変位させるアーム部材(74)と、
前記アーム部材(74)を、常には前記可動体(66)が第1姿勢に変位する位置に向けて付勢する弾性部材(77)と、
前記アーム部材(74)に設けられたカムフォロア(82)と、
前記ギヤ(76)に設けられ、該ギヤ(76)の回転に伴ない前記アーム部材(74)のカムフォロア(82)に係合して前記可動体(66)が第2姿勢に変位するよう該アーム部材(74)を移動させるカム部(84)とを備え、
前記複数のギヤ(76)は、単一の駆動手段(70)によって正逆方向へ回転するよう相互に連繋されると共に、
少なくとも1つのギヤ(76)におけるカム部(84)は、対応するアーム部材(74)が他のアーム部材(74)に対し非同期的に往復移動するよう設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、単一の駆動手段で多彩な演出効果を実現することができ、電力消費量を抑制することができる。また、駆動手段を単一とすることで、部品点数を抑制し、製品コストを低廉にし得る。しかも、駆動手段を1つとすることで、構造が簡単となって、組付け時の工程数を少なくし得る。
請求項2の発明によれば、カム部のカム面の長さを相違させることで、多彩な可動演出を実現し得る。
請求項3の発明によれば、カム部の位相を相違させることで、多彩な可動演出を実現し得る。
請求項4の発明によれば、第1群のギヤと第2群のギヤとの回転方向を反転させたので、可動体の演出態様を第1群および第2群で対称とすることができ、演出効果の向上を図り得る。
前記遊技盤12の裏面には、図2に示すように、上下左右の枠部材26a〜26dにより矩形枠状に形成された裏樋28が設けられている。前記裏樋28の下枠部材26bには、始動入賞装置22の駆動手段(図示せず)等を保持する保持部27が形成され、該保持部27に始動入賞装置22の入賞口に連通する入賞球排出経路(図示せず)が画成されている。同様に、前記下枠部材26bは、前記普通入賞口24に連通する入賞球排出経路(図示せず)を備え、該入賞口24に入球した遊技球を入賞球排出経路を介して排出するようになっている。
図1に示すように、前記センター役物16の上部には、例えば特別遊技時に作動して、視覚的な演出効果を発揮する回転演出装置18が設けられている。この回転演出装置18は、図3および図5に示す如く、ケース部材38の前面に正逆回転自在に配設された複数の回転体40,42と、該ケース部材38の内部に収容されて同じく正逆回転自在な複数のギヤ46,48,50と、該ギヤ46,48,50を回転させる2つのモータ56,60とから基本的に構成され、大型で重量のある構造となっている。前記回転体40,42は、中央に位置する大型の独立回転体40と、該独立回転体40の左右に設けられて同期的に回転する4つの連動回転体42とからなる。前記独立回転体40および連動回転体42は、無色透明なプラスチック成型品であって、その内部に、光散乱処理が施されて鮮やかな演出効果を発揮する散乱シート(図示せず)が介在している。なお、独立回転体40および連動回転体42に設けられる散乱シートは、光の散乱態様が異なるタイプものが採用され、両回転体40,42における演出効果が相違するよう図られている。図3に示すように、前記独立回転体40および両端に位置する連動回転体42,42は、独立回転体40に隣接する左右の連動回転体42,42よりも前方に位置し、相互に干渉しないよう構成される。また、前記連動回転体42は、左右両端に位置する回転体42,42の径が、内側に位置する回転体42,42よりも小さく設定される。
前記遊技盤12における回転演出装置18の下方には、可動演出装置(第2の可動演出装置)10が設けられ、その可動体66(後述)が前記センター役物16の画面用開口20を介して遊技盤12の前面に臨んでいる。可動演出装置10は、図4の背面図に示すように、左右に列をなして配設された複数(実施例では6つ)の演出部材68と、これら演出部材68を作動させる単一の演出モータ(駆動手段)70とがケース体34に収容されて1つのユニットを構成している。各演出部材68は、第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成された可動体66と、該可動体66を姿勢変位させる駆動機構72とを備え、前記ケース体34に傾斜した状態で配設される。また、前記可動体66は、ケース体34の上部から外部に露出しており、その前端に発光体73(図1参照)が設けられてスポットライトの如き形状とされている。
次に、実施例に係る可動演出装置10の作用について以下説明する。先ず始めに、可動演出装置10を遊技盤12に組付ける場合について説明する。前記遊技盤12の開口部にセンター役物16を配設し、該センター役物16の上部に前記回転演出装置18を取付ける。なお、前記回転演出装置18は、大型で重量を有するため、該回転演出装置18が設置されたセンター役物16に対して所定の負荷が加わることになる。次いで、前記裏樋28の設置部30に前記可動演出装置10を取付ける。すなわち、図2(a)および(b)に示すように、後側ケース体94の下面を下枠部材26bにおける支持面36上に載置すると共に、後側ケース体94の左右の取付片98,98を支持部32,32に臨ませる。このとき、前記後側ケース体94の下面は支持面36に整合し、該ケース体34の下面に設けた凹部100に支持面36の凸部36aが嵌合して位置決めがなされる。次いで、左右の支持部32,32のネジ孔32a,32aに整合した取付片98,98の各通孔98a,98aにネジを螺挿すると共に、下枠部材26bに設けた2つのネジ孔37,37に整合した突出片102,102の通孔102a,102aに2つのネジを螺挿することで、ケース体34が裏樋28に固定される。
74 アーム部材,76 演出ギヤ(ギヤ),77 付勢バネ(弾性部材)
82 カムフォロア,84 カム部,84a カム面,86 中継ギヤ
A 第1群,B 第2群
Claims (4)
- 第1姿勢から第2姿勢まで姿勢変位可能に構成された可動体と、該可動体を姿勢変位させる駆動機構とを備えた演出部材が列をなして複数配設された遊技機の可動演出装置であって、
前記駆動機構は、
正逆方向へ回転可能なギヤと、
前記可動体に連繋され、往復移動によって該可動体を姿勢変位させるアーム部材と、
前記アーム部材を、常には前記可動体が第1姿勢に変位する位置に向けて付勢する弾性部材と、
前記アーム部材に設けられたカムフォロアと、
前記ギヤに設けられ、該ギヤの回転に伴ない前記アーム部材のカムフォロアに係合して前記可動体が第2姿勢に変位するよう該アーム部材を移動させるカム部とを備え、
前記複数のギヤは、単一の駆動手段によって正逆方向へ回転するよう相互に連繋されると共に、
少なくとも1つのギヤにおけるカム部は、対応するアーム部材が他のアーム部材に対し非同期的に往復移動するよう設けられている
ことを特徴とする遊技機の可動演出装置。 - 少なくとも1つのギヤにおけるカム部は、前記カムフォロアに係合するカム面の長さが他のカム部におけるカム面の長さと相違している請求項1記載の遊技機の可動演出装置。
- 前記カム部は、前記カムフォロアに係合するカム面が前記ギヤと同一の回転中心を有する円弧形状をなしており、少なくとも1つのギヤにおけるカム部は、前記可動体が第1姿勢にあって、他のカム部と位相が相違している請求項1または2記載の遊技機の可動演出装置。
- 前記複数の演出部材が第1群および第2群に分割され、該第1群をなす一のギヤと、第2群をなす一のギヤとが、中継ギヤを介して反対方向へ回転するよう連繋されている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機の可動演出装置。
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