JP5210817B2 - 浄水カートリッジおよび浄水器 - Google Patents

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Description

本発明は、浄水カートリッジおよびそれを備えた浄水器に関する。
従来の浄水器として、ミネラル含有量の異なる活水剤を収容する通水路を複数設けるとともに、それら通水路にそれぞれ通水制御弁を設け、各通水制御弁の開閉を制御することによって、水のミネラル濃度を可変設定するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開平10−15564号公報
しかしながら、上記特許文献1の浄水器では、複数の通水制御弁を調整して濃度を設定することになるため、設定作業が煩わしいという問題があった。
そこで、本発明は、添加剤濃度をより容易に設定することが可能な浄水カートリッジおよびそれを備えた浄水器を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、ケース内に、水を浄化する浄化室と、水に添加する添加剤を収容する添加剤収容室とを形成し、上記添加剤収容室内の上部に空気溜まりを形成して、当該空気溜まりより下方となる浸水領域で、導入された水に上記添加剤を浸すようにし、上記添加剤収容室内には、上記添加剤を、上記浸水領域となる部分から上記空気溜まりとなる部分まで収容し、上記空気溜まりに溜まった空気の圧力を設定することによって上記浸水領域での上記添加剤の浸漬高さを設定する浸漬高さ設定機構を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記浸漬高さ設定機構は、上記空気溜まりから空気を逃がすエア抜き通路に設けられた流体絞りを有することを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記浸漬高さ設定機構は、上記空気溜まりから空気を逃がすエア抜き通路に設けられた弁であることを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記浸漬高さ設定機構は、上記空気溜まりに空気を供給する空気ポンプを含むことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記ケースに、上記添加剤収容室を迂回して上記浄化室に水を導入する第二導水口を形成したことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記ケースに、上記添加剤収容室内に原水を導入する導入口を形成し、上記導水口を上記第二導水口より上方に配置し、前記添加剤収容室の下方に位置する中間室の周壁をなすアッパケースの周壁の下部には前記第二導水口が位置することを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、導入された原水を少なくとも浄化した浄水を得る上記浄水カートリッジを、着脱可能に装着した浄水器である。
請求項8の発明にあっては、導入された原水を少なくとも浄化した浄水を得る浄水カートリッジを、着脱可能に装着した浄水器において、浄水カートリッジは、ケース内に、水を浄化する浄化室と、水に添加する添加剤を収容する添加剤収容室とを形成し、上記添加剤収容室内の上部に空気溜まりを形成して、当該空気溜まりより下方となる浸水領域で、導入された水に上記添加剤を浸すようにし、上記添加剤収容室内に、上記添加剤を、上記浸水領域となる部分から上記空気溜まりとなる部分まで収容したものであり、上記浄水器の本体部に、上記空気溜まりに空気を供給する空気ポンプを含み、上記空気溜まりに溜まった空気の圧力を設定することによって上記浸水領域での上記添加剤の浸漬高さを設定する浸漬高さ設定機構を、設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、浸漬高さ設定機構によって空気溜まりに溜まった空気の圧力を設定することで、添加剤収容室内に収容した添加剤が水に浸漬する浸漬高さを設定し、これにより添加剤濃度を設定することができる。よって、複数設けた制御弁の開閉を調整して添加剤濃度を設定する場合に比べて、より容易に添加剤濃度を設定できるようになる。
請求項2の発明によれば、浸漬高さ設定機構をより簡素な構成として得ることができる。
請求項3の発明によれば、弁を設けて通流抵抗を高めやすくなる分、空気溜まりに溜まった空気の圧力を高めて浸漬高さを低くしやすくなり、以て、添加剤濃度をより低く設定しやすくなる。
請求項4の発明によれば、空気ポンプを設けた分、空気溜まりに溜まった空気の圧力をより一層高めて浸漬高さをより低くしやすくなり、以て添加剤濃度をより一層低く設定することができる。また、空気ポンプを制御することで、浸漬高さをより容易に可変設定することも可能となる。
請求項5の発明によれば、導水口から導入されて添加剤収容室内を流れる水と、第二導水口から導入されて添加剤収容室をバイパスする水とを分流することで、添加剤収容室内の水の流量を調整しやすくなって、添加剤濃度の調整精度を高めやすくなる。
請求項6の発明によれば、ケースに、添加剤収容室内に原水を導入する導入口を形成し、導水口を第二導水口より高い位置に配置し、添加剤収容室の下方に位置する中間室の周壁をなすアッパケースの周壁の下部には第二導水口が位置することで、水頭差や水の動圧等によって導水口での水の流量、すなわち添加剤収容室内での水の流量が必要以上に増大するのを抑制することができる。
請求項7の発明によれば、上記作用効果を奏する浄水カートリッジを装備した浄水器を得ることができる。
請求項8の発明によれば、空気ポンプを設けた分、空気溜まりに溜まった空気の圧力をより一層高めて浸漬高さをより低くしやすくなり、以て添加剤濃度をより一層低く設定することができる。また、空気ポンプを制御することで、浸漬高さをより容易に可変設定することも可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)図1〜図3は、本発明の第1実施形態を示しており、図1は、浄水器の断面図、図2は、浄水カートリッジの断面図、図3は、浄水カートリッジの断面図であって、(a)は空気に対する通流抵抗の比較的大きい流体絞り要素としてのキャップを設けた状態を示す図、(b)は通流抵抗の比較的小さいキャップを設けた状態を示す図である。
まずは、図1を参照して、本実施形態にかかる浄水器1の概略構成について説明する。この浄水器1は、ポット型浄水器として構成されている。略有底筒状のポットケース2の筒内には、略有底筒状の隔壁体3が収容されており、この隔壁体3によって、ポットケース2の筒内が、上側の略半分をなす原水室4と下側の略半分をなす浄水室5とに区画されている。
隔壁体3の底壁3aには、下方に向けて凹設された略円筒状の凹部3bが形成されている。この凹部3bに、略円筒状の浄水カートリッジ6が、上方から奥まで差し込まれて嵌着される。凹部3bの奥壁3cには、開口3dが形成されている。
浄水カートリッジ6が凹部3bに嵌着された状態では、浄水カートリッジ6の上部6aが原水室4内に露出し、この上部6aでケース7に形成された導水口7a,7bが原水室4に臨むようになっている。第二導水口7bは、底壁3aの近傍に設置されている。また、この状態では、浄水カートリッジ6の下端部6bが、開口3dから浄水室5内に露出し、この下端部6bでケース7に形成された排水口7cが浄水室5に臨むようになっている。原水室4内の原水は、導水口7a,7bから浄水カートリッジ6内に導入され、少なくとも浄化された後に、排水口7cから浄水室5内に排出される。
原水室4の上方には、給水口8aの形成された天壁8が配置されている。給水口8aは、天壁8に回動可能に取り付けられた上開き式の蓋9によって、開閉可能に塞がれている。原水は、蓋9を上方に開いた状態で給水口8aを介して原水室4内に供給される。
また、隔壁体3の側壁3eとポットケース2との間には、浄水室5から上方に向けて伸びる通路10が形成されており、ポットケース2または天壁8には、通路10の上端部となる位置に、注水口10aを形成してある。本実施形態では、ポットケース2を注水口10aが下方となるように傾倒させることで(図1ではポットケース2を時計回り方向に傾倒させることで)、浄水室5内に貯留された浄水を、通路10を経て注水口10aから排出させる。なお、本実施形態では、注水口10aは、ポットケース2あるいは天壁8に回動可能に支持された上開き式の蓋11によって、開閉可能に塞がれている。この場合、ポットケース2を傾けたときに、蓋11を自重や水の動圧等によって回動させ、注水口10aを開放するように構成することができる。
次に、図2,図3を参照して、浄水カートリッジ6の構成について説明する。浄水カートリッジ6は、略円筒形状に形成されており、当該円筒形状の中心軸Ax(図1,図2参照)が上下方向に沿う姿勢で使用される。ケース7は、使用状態で上部をなすアッパケース12と、下部をなすロワケース13とを有し、アッパケース12の下縁とロワケース13の上縁とを相互に結合して略円筒状の外形状を呈している。なお、以下では、使用状態における浄水カートリッジ6の円筒形状を基準として、上下方向、軸方向、周方向、および径方向を規定する。
ケース7内は、隔壁14と、この隔壁14に対して間隔をあけて下方に配置されるシート15とによって、上下方向(軸方向)に大きく3箇所の空間に分けられており、このうち最上部が添加剤16を収容する添加剤収容室S1、最下部が水を浄化する浄化室S2、中間部が中間室S3となっている。
添加剤収容室S1は、アッパケース12と隔壁14とによって囲まれて形成されている。アッパケース12は、ケース7の周壁上部をなす周壁12aと、ケース7の天壁をなす天壁12bと、天壁12bの中央部から浄水カートリッジ6の中心軸Axに略沿って下方に伸びる内筒12cと、を有している。そして、このアッパケース12に、その筒内の下部を塞ぐように隔壁14が取り付けられている。すなわち、本実施形態では、アッパケース12の筒内に、周壁12a、天壁12b、内筒12c、および隔壁14で囲まれた断面略円環状の空間として、添加剤収容室S1が形成されている。この添加剤収容室S1には、例えば直径数ミリ程度の粒状カルシウム等の添加剤16が収容される。
周壁12aには、側面視で略矩形の導水口7aが形成されている。この導水口7aにはインサート成形等することで透水性のメッシュ17が張られており、添加剤16が導水口7aから零れ出るのが抑制されている。また、内筒12cには、その下端から上方に向けて伸びるスリット状の切欠12dが形成されている。切欠12dの幅は、添加剤16の粒径より小さく設定され、これにより、添加剤16が切欠12dから零れ出るのが抑制されている。なお、本実施形態では、切欠12dの上縁12eの軸方向の位置と、導水口7aの上縁12fの軸方向の位置とを、ほぼ同じにしてある。
また、隔壁14の底壁部14aの中央部には上方に向けて略円錐状に突出する突出部14bが形成されており、この突出部14bの中央部には上方に向けて突出して内筒12cが挿通される筒部14cが形成されている。そして、底壁部14aには添加剤収容室S1からの排水口として浄水カートリッジ6の中心軸Axから放射状に伸びる複数のスリット14dが形成されている。このスリット14dの幅も、添加剤16の粒径より小さく設定され、これにより添加剤16がスリット14dから零れ出るのが抑制されている。
以上の構成を備える添加剤収容室S1では、原水室4から導水口7aまたは第二導水口7bを介して添加剤収容室S1内に導入された原水に添加剤16が溶出し、添加剤の添加された水が添加剤収容室S1から隔壁14のスリット14dを介して中間室S3に流出する。
ここで、本実施形態では、添加剤収容室S1の上部に空気を閉じこめる空気溜まりAaを形成し、これにより、空気溜まりAa内、すなわち添加剤収容室S1の上部に存在する添加剤16については、水に浸漬させないようにしている。すなわち、周壁12a、天壁12b、および内筒12cで構成される凹部18は、下方に向けて開放されるのみで、上方に向けては空気の抜け道は無いため、導水口7aから添加剤収容室S1内に水が浸入し、原水室4に貯留された水に浄水カートリッジ6の上部6aが全て漬かった状態(すなわち水没した状態)となっても、この凹部18に空気が溜まり、空気溜まりAa内にある添加剤16の被水を防ぐことができるのである。すなわち、浸水領域Awの上限Lより下方に位置する添加剤16が水に浸かり、上限Lより上方に位置する添加剤16は水に浸からないことになる。
かかる構成では、下方に位置する添加剤16が水に浸かって溶出すると、上方に位置する添加剤16が重力で下方に降下して浸水領域Awに自動的に補給されることになる。よって、添加剤収容室S1に収容した添加剤16を下側に配置されたものから順次使用することができるようになるため、浄水カートリッジ内に収容した添加剤が全体的に浸水したり被水したりする構成に比べて、添加剤16の使用可能期間をより長くとりやすくなる上、浄水カートリッジ6の使用初期と使用後期とで添加剤の濃度差をより小さく抑えやすくなる。また、本実施形態によれば、浸水領域Awの高さによって添加剤16の浸漬高さを設定し、これにより添加剤濃度の最大値を設定することができる。すなわち、添加剤16が必要以上に水に溶け出すのを抑制することができる。
中間室S3の周壁をなすアッパケース12の周壁12aの下部には、周方向に略一定間隔をあけて第二導水口7bが複数形成されている。よって、中間室S3には、原水室4からこの第二導水口7bを介して原水が導入されるとともに、添加剤収容室S1からスリット14dを介して添加剤の添加された水が導入され、これらの水が中間室S3の下方に配置された浄化室S2(の吸着処理室S21)に導入される。すなわち、本実施形態では、第二導水口7bから中間室S3に導入された原水は、添加剤収容室S1を迂回することとなっている。このように、添加剤収容室S1内を流れる水と、添加剤収容室S1をバイパスする水とを分流することで、添加剤収容室S1内を流れる水の流量と、添加剤収容室S1をバイパスする水の流量とを独立して設定することができ、以て、添加剤濃度の調整精度を高めやすくすることができる。
また、本実施形態では、第二導水口7bを導水口7aより下方に配置している。このため、導水口7aと第二導水口7bとの高さの差による水頭差と、原水室4に給水された当初に隔壁体3の底壁3aに近い位置にある第二導水口7bに到達する水の動圧とによって、水は導水口7aに比べて第二導水口7bから、より入りやすくなっている。したがって、特に原水室4に給水された当初においては、導水口7aでの水の流量を比較的少なくすることができ、添加剤収容室S1内の水の流量を少なく調整しやすくなる。
さらに、本実施形態では、添加剤収容室S1を第二導水口7bより上方に配置してある。このため、原水室4の水位が添加剤収容室S1の下端より低くなった後は、第二導水口7bからのみ浄水カートリッジ6内に水が流入することになり、添加剤収容室S1内を通過せず添加剤16が含まれない水によって中間室S3より下流側(中間室S3や浄化室S2内等)で添加剤16の排出を促進して添加剤16が残留するのを抑制することができる。よって、次の使用時に、残留した添加剤16によって添加剤濃度が設定値より高くなるのを抑制して、所望の添加剤濃度を得やすくなる。
中間室S3の下に配置される浄化室S2は、浄水カートリッジ6の中心軸Axに沿う位置に配置された略円筒状の筒体19によって、径方向に仕切られており、本実施形態では、筒体19の外周側を吸着剤(例えば粒状あるいは粉状の活性炭等)20が収容された吸着処理室S21とし、筒体19の筒内を濾過材(例えば逆U字状に湾曲された中空糸膜等)21が収容された濾過処理室S22としている。かかる構成では、中間室S3から導入された水は、吸着処理室S21および濾過処理室S22をこの順に経由して、下端部6bの排水口7cから排出されるようになっている。筒体19は、ケース7の底壁をなすロワケース13の底壁13aの中央部に形成された下方に凹む凹部13bに嵌入され、これにより、浄水カートリッジ6の中心軸Axに沿って上下方向に立設されている。
吸着処理室S21は、ケース7の周壁下部をなすロワケース13の周壁13c、筒体19、底壁13a、およびシート15で囲まれて、略円環状の断面を有する筒状に形成されている。シート15は、例えば不織布で構成することができる。本実施形態では、シート15は、リング状に形成されて筒体19を取り囲んでおり、その外縁部15aをアッパケース12とロワケース13との間に挟み込むようにしてケース7に固定してある。一方、内縁部15bは自由端として、水が中間室S3からこの内縁部15bと筒体19との間の隙間を経て吸着処理室S21内に導入されるようにしてある。なお、シート15を透水性素材によって構成し、水を透過させるようにしてもよい。また、本実施形態では、筒体19の上端に、キャップ22を装着し、このキャップ22から径外側に張り出すフランジ部22aによって、シート15の内縁部15bがフランジ部22aより上方には反り返らないようにしている。かかる構成により、浄水カートリッジ6を浄水器1から取り外した状態で傾けたり上下逆転させたりした場合にあっても、シート15がフランジ部22aに係止されて隙間が塞がれるため、吸着処理室S21から吸着剤20が中間室S3側に漏出するのを抑制することができる。
筒体19の下部には、連通口19aが形成されており、この連通口19aによって、吸着処理室S21と濾過処理室S22とが連通されている。吸着処理室S21内で吸着剤20に不純物を吸着させて除去した水は、連通口19aを介して濾過処理室S22内に導入される。
濾過処理室S22には、濾過材21としての細いストロー状の中空糸膜が、多数束ねられて略逆U字状に湾曲させた状態で収容されている。濾過処理室S22内から中空糸膜の膜壁を通過して膜内に透過した水は、膜内を通って濾過処理室S22の下端部に流出し、排水口7cから浄水室5に流出する。水が中空糸膜の膜壁を通過する際に、水に含まれる不純物が濾過される。濾過材21としての中空糸膜は、連通口19aより下方で接着剤(図示せず)によって隙間を埋められつつ筒体19に固定されており、この接着剤によって、濾過処理室S22内から中空糸膜を通過せずに直接流出するのが阻止されている。
また、浄水カートリッジ6内の各部に不本意に空気が溜まると、所望の流量が得られなくなって、浄水が得られるまでに時間がかかったり、所望の添加剤濃度が得られなくなったりする虞がある。そこで、本実施形態では、浄水カートリッジ6の中心軸Axに略沿って、エア抜き通路を形成してある。
具体的には、アッパケース12の天壁12bの中央部には、内筒12cの上端側(奥側)と外部とを連通する略円形の貫通孔12iが形成されており、この貫通孔12iを塞ぐようにキャップ28が嵌着されている。キャップ28は、略円板状の板部28aと、板部28aの周縁部から上方に突出する突起部28cとを有しており、板部28aの中央部には、貫通孔28bが形成されている。本実施形態では、この貫通孔28bがエア抜き孔として機能する。
筒体19の上端に嵌着されたキャップ22は、上方に向かうにつれて細くなる円錐部22bと、円錐部22bの頂上から上方に向けて伸びる円筒部22cとを有しており、円筒部22cの先端を内筒12cの内部まで延設してある。したがって、濾過処理室S22内の空気は、円錐部22b、円筒部22c、および内筒12cの筒内を経て、貫通孔28bから排出される。
吸着処理室S21および中間室S3内の空気は、隔壁14の突出部14bに沿って上昇しながら浄水カートリッジ6の中心軸Ax側に移動し、切欠12dを経て内筒12cの筒内に入り、貫通孔28bから排出される。
添加剤収容室S1内の空気は、凹部18(空気溜まりAa)内に溜まるものを除き、切欠12dから、内筒12cの筒内を経て、貫通孔28bから排出される。
そして、本実施形態では、空気溜まりAa内の空気の圧力を設定することによって、浸水領域Awでの添加剤16の浸漬高さDを設定する浸漬高さ設定機構を設けてある。本実施形態では、エア抜き孔としての貫通孔28bを有するキャップ28を、浸漬高さ設定機構として用いてある。すなわち、上述したように、貫通孔28bはエア抜き通路(本実施形態ではエア抜き通路の終端部)に設けられており、添加剤収容室S1の空気も、このエア抜き通路を介して浄水カートリッジ6外に排出される構成となっているため、貫通孔28bにおける空気の通流抵抗が大きいほど、その上流側となる空気溜まりAa内の空気の圧力が高くなり、以て、空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置を下方に下げて、添加剤16の浸水高さDを低くすることができるのである。浸水高さDが低いほど、浸水する添加剤16の量が少なくなるから、添加剤濃度が低くなる。本実施形態では、貫通孔28bが流体絞りに相当する。流体絞りとしての貫通孔28bは、例えばオリフィスやチョーク絞り等として構成される。
図3の(a)は、浄水カートリッジ6に、貫通孔28bが一つだけ形成されて空気の通流抵抗が比較的高いキャップ28を装着した状態を示しており、図3の(b)は、貫通孔28bが二つ形成されて空気の通流抵抗が比較的低いキャップ28Aを装着した状態を示している。
キャップ28には、貫通孔28bが一つだけ形成されているから、図3の(a)の状態では、エア抜き通路における空気の通流抵抗が比較的高い状態となる。したがって、この場合は、空気が比較的抜けにくくなって空気溜まりAaの内圧が比較的高くなり、空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置が比較的下方となって、添加剤16の浸漬高さDが比較的低くなる。よってこの場合は、添加剤濃度が比較的低くなる。
キャップ28Aには、貫通孔28bが二つ形成されているから、図3の(b)の状態では、エア抜き通路における空気の通流抵抗が比較的低い状態となる。したがって、この場合は、空気が比較的抜けやすくなって空気溜まりAaの内圧が比較的高くなり、空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置が比較的上方となって、添加剤16の浸漬高さDが比較的高くなる。よってこの場合は、添加剤濃度が比較的高くなる。
なお、エア抜き通路の通流抵抗は、キャップ28の貫通孔28bの孔径によっても変化させることができる。すなわち、孔径を大きくして(貫通孔の孔径の大きなキャップを用いて)通流抵抗を低くしたり、孔径を小さくして(貫通孔の孔径の小さなキャップを用いて)通流抵抗を高くしたりすることが可能である。
また、図3の(a)に示すように、本実施形態では、浸水領域Awの上限Lを、導水口7aが形成されている高さで維持できるようになっている。これは、導水口7aに適宜な大きさの隙間(所謂メッシュサイズ)を有するメッシュ17を張った場合に、メッシュ17内部の空気の圧力とメッシュ17外部の水の圧力がメッシュ17を挟んで釣り合ったところで、水がメッシュ17の隙間内に留まり、メッシュ17の外側に水が存在し、メッシュ17の内側に空気が存在する状態では、当該メッシュ17が空気と水との境界となる現象を利用したものである。なお、上限Lより下方では、メッシュ17の内外とも水が存在し、メッシュ17の隙間を介して水が通流することができる。
以上、説明したように、本実施形態では、添加剤収容室S1内の上部に空気溜まりAaを形成して、当該空気溜まりAaより下方となる浸水領域Awで、導入された水に添加剤16を浸すようにした。添加剤収容室S1内には、添加剤16を、浸水領域Awとなる部分から空気溜まりAaとなる部分まで収容し、空気溜まりAa内にある添加剤16を浸水あるいは被水しない状態で維持できる。そして、浸水領域Aw内にある添加剤16が水に浸かって溶出すると、それより上方に位置する添加剤16が重力で下方に降下して浸水領域Awに自動的に補給されることになる。よって、添加剤収容室S1に収容した添加剤16を下側に配置されたものから順次使用することができるようになるため、浄水カートリッジ内に収容した添加剤が全体的に浸水したり被水したりする構成に比べて、添加剤16の使用可能期間をより長くとりやすくなる上、浄水カートリッジ6の使用初期と使用後期とで添加剤の濃度の変動をより小さく抑えやすくなる。
そして、本実施形態では、空気溜まりAaに溜まった空気の圧力を設定することによって浸水領域Awでの16添加剤の浸漬高さDを設定する浸漬高さ設定機構として、エア抜き通路に設けられた流体絞りとしての貫通孔28bを有するキャップ28,28Aを設けてある。よって、貫通孔28dのスペック(大きさ、長さ等)を適宜に設定することで空気溜まりAaの内圧を設定し、これにより、浸水領域Awでの添加剤16の浸漬高さDを設定することができる。したがって、バルブ等を設けて流量を変化させる構成に比べて、添加剤濃度を可変設定できる構成を、より簡素な構成として得ることができる。なお、添加剤としてカルシウム等を用いた場合には、水の硬度を可変設定することができる。
また、本実施形態では、浸漬高さ設定機構としてのキャップ28,28Aを、アッパケース12(ケース7)に着脱可能に装着した。よって、貫通孔28bによる通流抵抗の異なるキャップ28,28Aを比較的容易に交換して、空気溜まりAaの内圧を可変設定し、以て、添加剤16の濃度を可変設定することができる。
また、本実施形態では、ケース7に、添加剤収容室S1を迂回して浄化室S2に水を導入させる第二導水口7bを形成した。よって、添加剤収容室S1を通過させる水と、添加剤収容室S1をバイパスする水とを分流することで、添加剤収容室S1内を流れる水の流量と、添加剤収容室S1をバイパスする水の流量とを独立して設定することができ、以て、添加剤収容室S1内の水の流量を濃度調整に適した値に設定しやすくなって、添加剤濃度の調整精度を高めやすくなる。
また、本実施形態では、導水口7aを第二導水口7bより上方に配置した。このため、導水口7aと第二導水口7bとの高さの差による水頭差と、原水室4に給水された当初に隔壁体3の底壁3aに近い位置にある第二導水口7bに到達する水の動圧とによって、水は導水口7aに比べて第二導水口7bから、より入りやすくなる。したがって、特に原水室4に給水された当初においては、導水口7aでの水の流量を比較的少なくすることができ、添加剤収容室S1内で水の流量が必要以上に増大して添加剤濃度に影響が出る(濃度が高くなったり低くなったりする)のを抑制することができる。
(第2実施形態)図4および図5は、本発明の第2実施形態を示しており、図4は、本実施形態にかかる浄水カートリッジの断面図、図5は、図4のV部の拡大図である。
本実施形態では、上記第1実施形態にかかる浄水カートリッジ6に、キャップ28,28Aに替えて浸漬高さ設定機構としてのキャップ28Bを装着したものである。このキャップ28Bを装着した図5に示す浄水カートリッジ6も、図1に示したのと同様に、浄水器1に装着して使用することができる。
キャップ28Bは、下方から上方への空気の通流を許容し、かつ上方から下方へ向けての空気あるいは水の通流を規制する弁(一方向弁、逆止弁)として構成されており、貫通孔28bを弁体29で開閉可能に塞ぐものである。弁体29は、板部28aの中央部に形成された貫通孔28dに嵌着される棒状部29aと、棒状部29aの上端部からやや斜め下方に向けて傘状に拡がる平面視で略円形の傘部29bと、を有しており、傘部29bによって、複数の貫通孔28bの全てが上方から覆われるようになっている。棒状部29aの貫通孔28dから下方に抜け出した先端部には張出部29cが形成され、棒状部29aの抜け止めとして機能している。弁体29は、エラストマ等の弾性(可撓性)を有する材料によって形成されており、板部28aに取り付けた状態では、弁体29の弾性によって傘部29bの周縁部(先端縁)が板部28aに押し付けられて密着し、シールするようになっている。すなわち、かかる構成では、板部28aの上面が弁座として機能し、板部28aに押し付けられる力が、予荷重(セット荷重)となっている。
すなわち、本実施形態では、キャップ28Bより上流側(すなわち下方)の空気の圧力が高まり、弁体29(の傘部29b)の予荷重に抗して当該傘部29b押し上げられたときに、空気が排出されることになる。したがって、本実施形態では、この傘部29bの予荷重の分だけ、空気溜まりAaの内圧が高くなり、空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置が比較的下方となって、添加剤16の浸漬高さDが比較的低くなる。よってこの場合は、添加剤濃度をより低く設定しやすくなる。また、弁体29の予荷重を設定することで、空気溜まりAa内の内圧、ひいては添加剤濃度を、より精度良く設定しやすくなる。
また、本実施形態でも、浸漬高さ設定機構としてのキャップ28Bを、アッパケース12(ケース7)に着脱可能に装着した。よって、弁体29の予荷重の異なるものを比較的容易に交換して、空気溜まりAaの内圧を可変設定し、以て、添加剤16の濃度を可変設定することができる。
(第3実施形態)図6は、本発明の第3実施形態にかかる浄水器の断面図である。
本実施形態では、浄水器1Cに、空気ポンプ30pを含む浸漬高さ設定機構としてのポンプユニット30を設け、このポンプユニット30から、配管30aを介して浄水カートリッジ6Cの空気溜まりAa内に空気が供給されるようにしてある。
具体的には、浄水器1Cの本体部の一部をなす隔壁体3の側壁3eに、内方に向けて突出して平面視で略D字状となる棚板部3fが形成されており、ポンプユニット30は、この棚板部3f上に載置されて固定されている。配管30aの下端部は、浄水カートリッジ6のアッパケース12Cの天壁12bから下方に突出する筒部12jに、シールが確保された状態で差し込まれている。
ポンプユニット30には、例えば比較的小型の容積型ポンプとして構成される空気ポンプ30pの他、空気ポンプ30pを駆動するモータ等のアクチュエータ、空気圧を調整する制御弁、所定圧力以上になると空気圧回路を開放するリリーフ弁、圧力センサ、タイマ、モータや制御弁の動作を制御する制御回路、電池等の電源、操作つまみ、スイッチ等を装備することができる(空気ポンプ30p以外は図示せず)。
浄水カートリッジ6には、エア抜き孔として、内筒12cの上端部に貫通孔12kが形成されている。
上記構成では、ポンプユニット30によって、空気溜まりAaの内圧を可変設定し、以て、添加剤16の濃度を可変設定することができる。使用に際しては、まずは、使用者がスイッチや操作つまみを操作して、添加剤濃度を高くするか低くするかを設定する。ポンプユニット30は、この設定に応じて、供給する空気の圧力や供給量を制御する。添加剤濃度を高くするように設定された場合には、供給する空気の圧力や供給量を少なく制御することで、空気溜まりAaの内圧を下げて空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置を下げ、添加剤16の浸漬高さDを低くする。逆に、添加剤濃度が低く設定された場合には、供給する空気の圧力や供給量を多く制御することで、空気溜まりAaの内圧を高めて空気溜まりAaの下限、すなわち浸水領域Awの上限Lの位置を上げ、添加剤16の浸漬高さDを高くする。
なお、空気ポンプ30pから吐出される空気の圧力は、水が浄水カートリッジ6Cを通過する際に、浄水カートリッジ6C内の浄化室S2に充填されている吸着剤10との充分な接触時間を確保できて、浄化性能を発揮できる流量を維持できるような圧力に設定するのが好ましい。
また、空気を供給するに際しては、圧力センサによる圧力検知結果に基づいて空気ポンプ30pや制御弁をフィードバック制御してもよいし、電磁ソレノイド式の制御弁等を用いて圧力を可変制御してもよい。また、タイマによって、空気を供給する期間やタイミングを制御してもよいし、所定時間経過後に電源を切るようにしてもよい。この場合、電源を切るタイミングは、原水室4内の水の全量に対する浄水カートリッジ6Cによる処理が完了して浄水カートリッジ6Cから浄水室5内に水が排出されるのが完了するよりも後となるようにするのが好適である。
以上の本実施形態によれば、空気ポンプ30pを含むポンプユニット30を設けた分、空気溜まりAaに溜まった空気の圧力をより一層高めて浸漬高さDをより低くしやすくなり、以て添加剤濃度をより一層低く設定することができる。また、空気ポンプ30pその他の制御によって、空気溜まりAaの空気の内圧をより容易にかつより緻密に制御することができ、所望の添加剤濃度を得やすくなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、浄水カートリッジを円筒形以外の形状としてもよいし、浸漬高さ可変部材を有底円筒状以外の形状としてもよい。また、添加剤収容室や、浄化室、導水口、第二導水口、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト、収容物等)も適宜に変更可能である。また、空気ポンプを含む浸漬高さ設定機構を、浄水カートリッジに装備してもよい。この場合に、当該浸漬高さ設定機構を、浄水カートリッジに着脱可能に装着するようにしてもよい。
本発明の実施形態にかかる浄水器の断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる浄水カートリッジの断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる浄水カートリッジの断面図であって、(a)は空気に対する通流抵抗の比較的大きい流体絞り要素としてのキャップを設けた状態を示す図、(b)は通流抵抗の比較的小さいキャップを設けた状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる浄水カートリッジの断面図である。 図4のV部の拡大図である。 本発明の第3実施形態にかかる浄水器の断面図である。
符号の説明
1,1C 浄水器
3 隔壁体(本体部)
6,6C 浄水カートリッジ
7,7C ケース
7a 導水口
7b 第二導水口
16 添加剤
28,28A キャップ(浸漬高さ設定機構)
28b 貫通孔(流体絞り)
28B キャップ(弁、浸漬高さ設定機構)
29 弁体
30 ポンプユニット(浸漬高さ設定機構)
30p 空気ポンプ
Aa 空気溜まり
Aw 浸水領域
D 浸漬高さ
L 浸水領域の上限(空気溜まりの下限)
S1 添加剤収容室
S2 浄化室

Claims (8)

  1. ケース内に、水を浄化する浄化室と、水に添加する添加剤を収容する添加剤収容室とを形成し、
    前記添加剤収容室内の上部に空気溜まりを形成して、当該空気溜まりより下方となる浸水領域で、導入された水に前記添加剤を浸すようにし、
    前記添加剤収容室内には、前記添加剤を、前記浸水領域となる部分から前記空気溜まりとなる部分まで収容し、
    前記空気溜まりに溜まった空気の圧力を設定することによって前記浸水領域での前記添加剤の浸漬高さを設定する浸漬高さ設定機構を設けたことを特徴とする浄水カートリッジ。
  2. 前記浸漬高さ設定機構は、前記空気溜まりから空気を逃がすエア抜き通路に設けられた流体絞りを有することを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  3. 前記浸漬高さ設定機構は、前記空気溜まりから空気を逃がすエア抜き通路に設けられた弁であることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  4. 前記浸漬高さ設定機構は、前記空気溜まりに空気を供給する空気ポンプを含むことを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  5. 前記ケースに、前記添加剤収容室を迂回して前記浄化室に水を導入する第二導水口を形成したことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の浄水カートリッジ。
  6. 前記ケースに、前記添加剤収容室内に原水を導入する導入口を形成し、前記導水口を前記第二導水口より上方に配置し、前記添加剤収容室の下方に位置する中間室の周壁をなすアッパケースの周壁の下部には前記第二導水口が位置することを特徴とする請求項5に記載の浄水カートリッジ。
  7. 導入された原水を少なくとも浄化した浄水を得る請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の浄水カートリッジを、着脱可能に装着した浄水器。
  8. 導入された原水を少なくとも浄化した浄水を得る浄水カートリッジを、着脱可能に装着した浄水器において、
    浄水カートリッジは、
    ケース内に、水を浄化する浄化室と、水に添加する添加剤を収容する添加剤収容室とを形成し、
    前記添加剤収容室内の上部に空気溜まりを形成して、当該空気溜まりより下方となる浸水領域で、導入された水に前記添加剤を浸すようにし、
    前記添加剤収容室内に、前記添加剤を、前記浸水領域となる部分から前記空気溜まりとなる部分まで収容したものであり、
    前記浄水器の本体部に、
    前記空気溜まりに空気を供給する空気ポンプを含み、前記空気溜まりに溜まった空気の圧力を設定することによって前記浸水領域での前記添加剤の浸漬高さを設定する浸漬高さ設定機構を、設けたことを特徴とする浄水器。
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