JP5210689B2 - 化粧用コンパクトケース - Google Patents

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Description

本発明は、化粧用コンパクトケースに関し、特に、塗布具収容部を備える容器本体と、蝶番部を介して容器本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを含む化粧用コンパクトケースに関する。
ファンデーション、チーク、アイシャドウ等の化粧料を収容する化粧用コンパクトケースとして、化粧料収容部を備える容器本体と、蝶番部を介して容器本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とからなるものが知られている。また化粧用コンパクトケースは、例えばパフと呼ばれるスポンジ状の塗布具を用いて化粧料を擦り取って、肌面等に塗布するものであることから、塗布具が、容器本体の化粧料収容部の上方に設けた中板や、容器本体の化粧料収容部に隣接して設けた塗布具収容部に収容されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
実開平5−68410号公報 特開2006−325923号公報
従来の化粧用コンパクトケースでは、特に特許文献1のように容器本体の化粧料収容部の上方に中板を設けて塗布具を収容するようにしたものの場合、化粧料収容部に収容された化粧料は、その上面が中板や塗布具によって覆われた状態となっているため、蓋体を開放した際に、塗布具を取り出し易くしたり中板を回動させ易くして、化粧料の上面をスムーズに露出させる工夫がなされている。
これに対して、例えば特許文献2のように容器本体の化粧料収容部に隣接して塗布具収容部を設けたものの場合、蓋体を開放すれば化粧料と塗布具収容部の両方が露出することになる。しかしながら、容器本体に設けられた塗布具収容部は、例えば塗布具の形状をひと回り大きくした形状の凹部として形成されるのが一般的であり、塗布具は、塗布具収容部に嵌め込むようにして収容されていて、その周縁部分を摘み難い状態となっている。したがって、蓋体を開放した際に、塗布具を摘み易くして塗布具収容部からスムーズに取り出すことができるようにするための新たな技術の開発が望まれている。
本発明は、蓋体を開放した際に、塗布具収容部に収容された塗布具の周縁部分を摘み易くして、塗布具を容器本体からスムーズに取り出すことができる化粧用コンパクトケースを提供することを目的とする。
本発明は、塗布具収容部を備える容器本体と、蝶番部を介して該容器本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを備える化粧用コンパクトケースであって、前記蓋体と同一の回動軸に枢着され、前記塗布具収容部に延在する塗布具持上げ部材を有し、前記塗布具持上げ部材には、前記蓋体の回動操作によって蓋側係止部に係止して該塗布具持上げ部材を回動する係止部が設けられ、前記塗布具持上げ部材は、蓋体の回動操作の途中で該塗布具持上げ部材の回動を制限するストッパー部を備え、前記塗布具持上げ部材の係止部は、該塗布具持上げ部材の回動が制限されると、前記蓋体の回動操作力によって蓋側係止部との係止を解除可能に形成されている化粧用コンパクトケースを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の化粧用コンパクトケースによれば、蓋体を開いた際に、塗布具収容部に収容された塗布具の周縁部分を摘み易くして、塗布具を容器本体からスムーズに取り出すことができる。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る化粧用コンパクトケース10は、化粧料として例えばファンデーション(図示せず。)を容器本体11の化粧料収容部12に収容し、塗布具として例えばスポンジ状のパフ(図示せず。)を容器本体11の塗布具収容部13に収容して用いる扁平でコンパクトな形状の化粧料容器である。本実施形態の化粧用コンパクトケース10は、蝶番部14(図2、図3参照)を介して容器本体11に開動可能に取り付けられた蓋体15を開放して、塗布具収容部13から塗布具を取り出し、取り出した塗布具を用いて化粧料収容部12の化粧料を擦り取って、肌面等に塗布して使用する。本実施形態の化粧用コンパクトケース10は、蓋体15を開放した際に、塗布具収容部13に収容された塗布具の周縁部分を摘み易くして、容器本体11からスムーズに取り出すことを可能にする構造を備えている。
そして、本実施形態の化粧用コンパクトケース10は、図2(a),(b)及び図3(a),(b)にも示すように、塗布具収容部13を備える容器本体11と、蝶番部14を介して容器本体11に開閉可能に取り付けられる蓋体15とからなり、且つ蓋体15と同一の回動軸としての蝶番部14の軸ピン16に枢着されて、蓋体15の開蓋操作に伴い所定の角度範囲内で回動することにより、塗布具収容部13の底部17の少なくとも一部から傾斜した状態で突出する、塗布具収容部13に延在する塗布具持上げ部材18を備えるコンパクト容器である。塗布具持上げ部材18の枢着部19は、その周面に、蓋体15を開くための回動操作に伴って当該蓋体15に設けられた蓋側係止部22に係止する係止部23と、蓋側係止部22と係止部23とが係止して塗布具持上げ部材18が蓋体15の開き方向に回動する途中で塗布具持上げ部材18の回動を制限するストッパー部21とを備え、ストッパー部21によって回動が制限された塗布具持上げ部材18の係止部23は、蓋体15をさらに開くための回動操作力によって蓋側係止部22との係止が解除可能に形成されている。
また、本実施形態では、塗布具持上げ部材18の係止部23は、塗布具持上げ部材18の枢着部19の周方向の周面に形成された、蝶番部14の軸ピン16からの距離がこれの周方向両側の部分よりも大きくなった部分であり、蓋体15に設けられた蓋側係止部22は、塗布具持上げ部材18の枢着部19の周方向の周面に対向する位置として、軸ピン16を中心として塗布具持上げ部材18の枢着部19の周方向の外周面に沿って(周方向に)回動する部分に配置されている。本実施形態では、塗布具持上げ部材18の係止部23は、線状の第1凸リブ23aによって構成されており、蓋体15に設けられた蓋側係止部22は、線状の第2凸リブ22aによって構成されている。
本実施形態では、容器本体11は、合成樹脂製の成形部品であって、例えば縦50〜120mm、横50〜120mm程度の大きさの略平面矩形形状を有すると共に、例えば15〜30mm程度の厚さで形成されている。容器本体11は、その底板11aによる底面が平坦な閉塞面となっていると共に、その上部開口面に、合成樹脂製の凹部形成プレート24が嵌め込まれるようにして取り付けられて、容器本体11を略2等分割した一方の領域に略平面矩形形状の化粧料収容部12を、他方の領域に略平面矩形形状の塗布具収容部13を各々形成している。
また、容器本体11の一方の長辺部分25には、当該長辺部分25に沿って、蝶番部14を構成する軸ピン16が、両端部分を長辺部分25に埋設支持させて取り付けられている。長辺部分25の中央部分には、蓋体15の枢着部26及び塗布具持上げ部材18の枢着部19を軸ピン16に枢着させるための枢着切欠き部27が形成されている。この枢着切欠き部27において、容器本体11の底板11aが切り欠かれており、この切り欠かれた部分の底板11aの切欠き端面が、塗布具持上げ部材18の枢着部19に設けられたストッパー部21としての当接面を当接させる底部切欠き端面20となっている。
さらに、容器本体11の他方の長辺部分28には、これの中央部分に、蓋体15に設けられた係着爪32が着脱可能に係止される被係着部31を備える係着切欠き部29が形成されている。
蝶番部14を介して容器本体11に開閉可能に取り付けられる蓋体15は、容器本体11と略同様の略平面矩形形状を有する合成樹脂製の平板状の成形部品である。蓋体15は、その一方の長辺部分の中央部分に枢着部26を有している。容器本体11の枢着切欠き部27において、この枢着部26を介して蝶番部14の軸ピン16に枢着されることにより、蓋体15が容器本体11に対して回動可能に取り付けられる。また蓋体15の枢着部26には、塗布具持上げ部材18の枢着部19が軸ピン16に枢着される位置に、門形切欠き部30が形成されている。この門形切欠き部30において、塗布具持上げ部材18の枢着部19が、蓋体15の枢着部26の一部において軸ピン16に取り付けられることになる。
そして、本実施形態では、門形切欠き部30の天端面の内側角部は、下方に僅かに突出して線状の第2凸リブ22aを形成している(図2(b)参照)。門形切欠き部30の天端面は、蓋体15を開く回動操作に伴って、当該門形切欠き部30に配置された塗布具持上げ部材18の枢着部19の周方向の外周面に沿って周方向に回動すると共に、第2凸リブ22aは、塗布具持上げ部材18の枢着部19に形成された第1凸リブ23aと係止可能な蓋側係止部22を構成することになる。
また、蓋体15の他方の長辺部分には、これの中央部分に、上述のように、容器本体11の係着切欠き部29に設けられた被係着部31に着脱可能に係止する係着爪32が設けられている。さらに、蓋体15の内側面には、これの略全域を覆って鏡33が取り付けられている。
蝶番部14の軸ピン16に枢着されて所定の角度範囲内で回動することにより、塗布具収容部13の底部17の一部から傾斜した状態で突出する塗布具持上げ部材18は、合成樹脂製の成形部品であって、蓋体15の閉蓋時に塗布具収容部13の底部17の一部として配置されている平板部34と、蝶番部14の軸ピン16に枢着される枢着部19と、平板部34と枢着部19とを連結する曲折連結部35とからなる。
平板部34は、容器本体11の上部開口面に取り付けた凹部形成プレート24による塗布具収容部13の底部17における、化粧料収容部12側かつ蝶番部14側の角部分の矩形領域に、底部17の一部として配置される部分である。また平板部34は、蓋体15が閉塞された状態においては、当該平板部34と略同様の形状で底部17に形成した切欠き開口36を塞ぐように配設されて、この切欠き開口36に嵌まった状態を保持する(図2(a)参照)。平板部34は、蓋体15の開蓋操作に伴って、塗布具持上げ部材18が所定の角度範囲内で回動することにより、図1及び図3(a)に示すように、蝶番部14とは反対側の先端部を上方にして傾斜した状態で、塗布具収容部13の底部17から上方に突出することになる。
これによって、塗布具収容部13に嵌め込むようにして収容されていた塗布具は、平板部34により持ち上げられて、少なくとも蝶番部14とは反対側の部分の周縁部が、塗布具収容部13の上面の開口縁部よりも上方に移動することになる。また少なくとも蝶番部14とは反対側の部分の周縁部の下方には平板部34が延設していないので、例えば蝶番部14とは反対側の部分の周縁部を上下から挟みこむようにして手指で摘むことにより、塗布具を容易に取り出すことが可能になる。
曲折連結部35は、蝶番部14の軸ピン16に枢着される枢着部19と、塗布具収容部13の底部17の一部として設けられた平板部34とを連結する部分である。曲折連結部35は、容器本体11及びこれの上部開口面に取り付けた凹部形成プレート24による、塗布具収容部13の蝶番部14側の周壁部13a(図1参照)の形状に沿うように、クランク状に曲折した形状を有している。曲折連結部35はその外周面が塗布具収容部13の周壁部13aの外周面に沿う形状に形成されているので、塗布具持上げ部材18を設けた部分の意匠性を向上させることが可能になる。
塗布具持上げ部材18の枢着部19は、蓋体15の枢着部26に形成された門形切欠き部30の範囲内で、蝶番部14の軸ピン16に枢着される部分である。枢着部19は、略半長円形、或いは略半楕円形の断面形状を有しており、その中央を貫通する軸ピン16に回動可能に取り付けられている。本実施形態では、枢着部19には、その外周面に軸ピン16を中心とした周方向を横断して、第1凸リブ23aが、軸ピン16と平行な方向に線状に設けられている。また、枢着部19には、上述の容器本体11の枢着切欠き部27に底板11aを切り欠いて形成した底部切欠き端面20と対向する位置に、好ましくは平坦な当接面21が設けられている。
ここで、本実施形態によれば、図2(a),(b)に示す蓋体15を閉じた状態の軸ピン16に垂直な断面において、軸ピン16の中心から蓋体15の第2凸リブ22a(蓋側係止部22)に向う線分と、軸ピン16の中心から塗布具持上げ部材18の枢着部19の第1凸リブ23a(係止部23)に向かう線分との間の角度θ1が、蓋体15を開く回動開始位置から、塗布具持上げ部材18が回動し始める蓋体15の回動角度となる。また、容器本体11の枢着切欠き部27の底部切欠き端面20と、塗布具持上げ部材18の枢着部19の当接面21との間の角度θ2が、蓋体15を開く回動操作に伴って塗布具持上げ部材18の平板部34が持ち上がる角度となる。すなわち、枢着部19における当接面21と係止部23としての第1凸リブ23aの位置によって、蓋体15の開蓋操作に伴って回動する塗布具持上げ部材18の回動開始位置(角度)と回動終了位置(角度)が定められ、塗布具持上部材18の回動の角度範囲が規制されることになる。またこれらの位置を調整することによって、塗布具持上げ部材18が回動する角度範囲を適宜調整することが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態では、図2(a),(b)に示す蓋体15を閉塞した状態から、蓋体15を開く回動操作を始めると、図4に示す蓋体15の第2凸リブ22aが塗布具持上げ部材18の枢着部19の第1凸リブ23aに当接して係止されるまでの間は、蓋体15のみが回動して、塗布具持上げ部材18の平板部34は、塗布具収容部13の底部17における切欠き開口36に嵌まった状態を保持する。本実施形態では、塗布具持上げ部材18の平板部34の上面が底部17の上面と面一の状態にあることが好ましい。
蓋体15をさらに回動させると、図5に示すように、蓋体15の第2凸リブ22aが枢着部19の第1凸リブ23aに係止され、係止された状態のまま、塗布具持上げ部材18は、蓋体15の回動に伴って回動し、平板部34を押し上げるように傾斜させて塗布具収容部13の底部17から上方に突出させる。
蓋体15と共に塗布具持上げ部材18を回動させて、図6に示すように、枢着部19の当接面21が容器本体11の底部切欠き端面20に当接すると、塗布具持上げ部材18はその回動がストップされて、平板部34がそれ以上傾斜しない状態を保持する。ここで、蓋体15をさらに回動させると、この回動力によって当該蓋体15のみが回動可能となるように係止部23と蓋側係止部22との係止が解除される。本実施形態の場合、第2凸リブ22aや第1凸リブ23aなどの弾性変形によって、蓋体15の第2凸リブ22aは塗布具持上げ部材18の枢着部19の第1凸リブ23aを乗り越え、図1及び図3(a),(b)に示すように、蓋体15をさらに大きく開くことが可能になる。
また、蓋体15を閉じる際には、蓋体15を逆方向に回動させれば、この逆方向の回動に伴って、蓋体15の第2凸リブ22aが塗布具持上げ部材18の第1凸リブ23aに当接して係止され、塗布具持上げ部材18もまた逆方向に回動する。これによって塗布具持上げ部材18は、平板部34が塗布具収容部13の底部17の切欠き開口36に嵌まった状態に復帰する(平板部34の上面は化粧料収容部12の底部17の上面と面一にあることが好ましい)。蓋体15をさらに逆方向に回動させれば、蓋体15の第2凸リブ22aが塗布具持上げ部材18の第1凸リブ23aを乗り越え、蓋体15は容器本体11の化粧料収容部12及び塗布具収容部13を閉塞するまで回動して、図2(a),(b)に示す蓋体15を開放する前の元の状態に復帰する。蓋体15を閉じる際には、塗布具持上げ部材18の平板部34及び/又は平板部34の上面に置かれた塗布具が塗布具持上げ部材の回動を制限するストッパーとして機能する。
したがって、本実施形態の化粧用コンパクトケース10よれば、当該化粧用コンパクトケース10を使用する際に、蓋体15を開く回動操作を行えば、蓋体15の回動に伴って塗布具持上げ部材18が所定の角度範囲内で回動して、平板部34を傾斜させた状態で塗布具収容部13の底部17から突出させることができるので、突出させた平板部34により塗布具収容部13に収容された塗布具を持ち上げて、その周縁部分を塗布具容部13の上面の開口縁部よりも上方に移動させ、当該周縁部分を摘み易くして、塗布具を容器本体11からスムーズに取り出すことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、塗布具持上げ部材の塗布具収容部の底部から突出する部分は、平板状である必要は必ずしも無く、棒状であっても良い。また塗布具収容部の底部から突出する部分は、略矩形形状とする必要は必ずしも無く、化粧料収容部側及び蝶番部側の角部分の領域に設ける必要は必ずしも無い。塗布具収容部の底部の略全体を上方に突出させるようにしても良い。さらに、塗布具持上げ部材の平板部は、塗布具収容部13の底部17に形成された切欠き開口36に嵌まる形態が好ましいが、底部17の上面に延在するものであっても良い。
塗布具持上げ部材の係止部は、枢着部の周方向の周面に形成された線状の凸リブである必要は必ずしも無く、点状の凸リブ等であっても良い。また係止部として枢着部の周方向の外周面に形成された、蝶番部の軸ピンからの距離がこれの周方向両側の部分よりも大きくなった部分は、例えば半楕円断面形状を有するように形成された枢着部における長軸の近傍部分であって、短軸側から回動してきた蓋体の係止部を、当該長軸の近傍部分において摩擦力等によって滑らかに係止させると共に、反対の短軸側に滑らかに乗り越えさせるものでも良い。
さらに塗布具持上げ部材の係止部は、枢着部の周方向の外周面に形成する必要は必ずしも無い。例えば軸ピンと垂直な方向の枢着部の端面に係止部を形成して、この係止部に、例えば当該端面と対向配置される蓋体の枢着部の門形切欠き部の側面に設けた蓋側係止部を、乗り越え可能に係止させることもできる。塗布具持上げ部材の係止部や蓋体の係止部は、凸状の部分である必要は必ずしも無く陥没した凹状の部分であって良い。
本発明の好ましい一実施形態に係る化粧用コンパクトケースを示す、蓋体を開放した状態の斜視図である。 (a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る化粧用コンパクトケースの構成を説明する、図1のA−Aに沿った蓋体を閉塞した状態の断面図、(b)は(a)のB部拡大図である。 (a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る化粧用コンパクトケースの構成を説明する、図1のA−Aに沿った蓋体を開放した状態の断面図、(b)は(a)のB部拡大図である。 蓋体の回動に伴って塗布具持上げ部材を所定の角度範囲内で回動させる状況を説明する要部拡大図断面図である。 蓋体の回動に伴って塗布具持上げ部材を所定の角度範囲内で回動させる状況を説明する要部拡大図断面図である。 蓋体の回動に伴って塗布具持上げ部材を所定の角度範囲内で回動させる状況を説明する要部拡大図断面図である。
符号の説明
10 化粧用コンパクトケース
11 容器本体
12 化粧料収容部
13 塗布具収容部
14 蝶番部
15 蓋体
16 軸ピン
17 塗布具収容部の底部
18 塗布具持上げ部材
19 塗布具持上げ部材の枢着部
20 底部切欠き端面
21 ストッパー部(当接面)
22 蓋側係止部
22a 第2凸リブ
23 係止部
23a 第1凸リブ
24 凹部形成プレート
25 容器本体の一方の長辺部分
26 蓋体の枢着部
27 枢着切欠き部
30 蓋体の枢着部の門形切欠き部
34 塗布具持上げ部材の平板部
35 塗布具持上げ部材の曲折連結部
36 切欠き開口

Claims (5)

  1. 塗布具収容部を備える容器本体と、蝶番部を介して該容器本体に開閉可能に取り付けられる蓋体とを備える化粧用コンパクトケースであって、
    前記蓋体と同一の回動軸に枢着され、前記塗布具収容部に延在する塗布具持上げ部材を有し、
    前記塗布具持上げ部材には、前記蓋体の回動操作によって蓋側係止部に係止して該塗布具持上げ部材を回動する係止部が設けられ、
    前記塗布具持上げ部材は、蓋体の回動操作の途中で該塗布具持上げ部材の回動を制限するストッパー部を備え、
    前記塗布具持上げ部材の係止部は、該塗布具持上げ部材の回動が制限されると、前記蓋体の回動操作力によって蓋側係止部との係止を解除可能に形成されている化粧用コンパクトケース。
  2. 前記塗布具持上げ部材の係止部は、該塗布具持上げ部材の枢着部の周方向の周面に形成された、前記蝶番部の軸ピンからの距離がこれの周方向両側の部分よりも大きくなった部分であり、前記蓋側係止部は前記塗布具持上げ部材の枢着部の周方向の周面に対向して設けられている請求項1に記載の化粧用コンパクトケース。
  3. 前記塗布具持上げ部材の係止部と前記蓋側係止部とは、前記蓋体の閉蓋状態で前記枢着部の周方向において異なる位置に設けられている請求項1又は2に記載の化粧用コンパクトケース。
  4. 前記ストッパー部は、前記塗布具持上げ部材の枢着部の外周面の容器本体側に形成され、閉蓋時に該ストッパー部と容器本体との間に隙間があり、前記塗布具持上げ部材の回動によって容器本体の一部に当接する請求項1〜3の何れかに記載の化粧用コンパクトケース。
  5. 前記塗布具持上げ部材の係止部は、線状の凸リブである請求項1〜4の何れかに記載の化粧用コンパクトケース。
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