JP5208702B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
遊技者は、通常、遊技盤面の左側に遊技球が流下するように遊技球を打ち出す(これを「左打ち」と言う。反対に、遊技盤の右側に遊技球が流下するように遊技球を打ち出すことを「右打ち」と言う。)が、特定遊技状態において開口される入賞口45の配置位置は、このような左打ちでは遊技球を入賞させることが困難な位置に配置されることもあり、図1に示す入賞口45の配置例では、右打ちが必要となる。
この場合、遊技者は操作ハンドル55を回動操作して、遊技球の発射強度を変えることで右打ち、あるいは左打ちを選択操作する。
現状の遊技機は、遊技球が1分間に100個を越えないように発射される構成とされているから、入賞口45の開口する比較的短い時間、例えば2秒間では、その入賞口45に入賞することができる遊技球は最大3個程度に限られてしまう。
したがって、右打ちが必要となる入賞口45が、このような比較的短い開口時間となる特定遊技状態に移行する場合には、遊技者は、通常遊技状態における左打ちから特定遊技状態のための右打ちへと遊技球の打ち出し位置を瞬間的に切り換えるか、あるいは予め右打ちをして入賞口45が開口するのを待つかしなければ、該入賞口45へ最大個数を入賞させることは困難である。
この保留玉は、作動中の特別図柄表示手段310の図柄変動が終了すると、入賞順に、その保留玉の未実行乱数に基づいた図柄変動が開始される。
あるいはまた、未実行乱数の中に当り乱数がある場合にそれを予告演出するに際し、遊技者の操作により特別図柄表示手段の図柄変動時間が短縮されることに合わせて、リーチ演出の時間を短くすることが提案されている。(特許文献2)
例えば、図8に示すように、特別図柄表示手段の変動表示中に始動入賞口へ遊技球が入賞し(a)、該入賞に伴い取得される乱数が当りとなる未実行乱数となる場合に、当該当り乱数に係る特別図柄変動表示が終了し(d)、入賞口が開口される(e)までの時間は、3.5秒(=残り変動表示時間1.5秒+当該当り乱数の変動表示時間2秒)にすぎない。
また、このように短時間の開口となる入賞に対しては、遊技者が安心して操作できるようにするためには、入賞口が開放される前に、遊技者が操作ハンドル55を操作して遊技球を入賞口の方向へ打ち出すための準備時間として少なくても5秒程度、十分には6秒程度を確保する必要がある。
したがって、入賞口の開放開始と同時に操作ハンドル55の速やかな操作を心がけるとしても(r2)、あるいは変動開始時に「当り」の予告表示をするとしても(r1)、上記した3.5秒間では、入賞口方向への遊技球の打ち出しタイミング(g)が遅くなり、入賞させる機会が失われてしまうこととなる(h)。
特に、入賞口が短時間しか開放動作しない「当り」があることや、該「当り」が右打ちを必要とするものであること、あるいは、そもそも開口する入賞口の位置を知らなかったりする当該遊技台に不慣れな初心者にとっては、このように入賞させる機会が失われる恐れは、強い。
これにより、当該遊技機に不慣れな初心者にとっても、安心で興趣ある遊技機を提供することができる。
図1〜5はいずれも本発明の第1の実施の形態に係るものであって、図1は遊技盤の全体配置図、図2は遊技機の全体構成図、図3は動作説明図、図4は演出テーブルの選択図、図5は遊技機の動作フロー図である。
図6は第2の実施の形態に係る遊技機の動作説明図、図7は第2の実施の形態に係る演出テーブルの選択図ある。
なお、図8は従来例における動作説明図である。
遊技盤1の下方には、遊技盤上に発射されるべき遊技球を一時貯留する上皿53が設けられている。上皿53には、賞球払出口(図示せず)が設けられ、ここから賞球として払い出された遊技球が排出される。
上皿53の下方には下皿54が設けられ、上皿53で貯留しきれなかった賞球が下皿54に排出されるようになっている。下皿54の右方には操作ハンドル55が取り付けられており、遊技者が、操作ハンドル55に手を添えて右に回すことにより発射装置(図示せず)が稼動し、上皿53に貯留された遊技球が、上皿53の右側に配列されながら発射装置に導かれ1球ずつ発射される。この発射装置は、1分間に99個を発射するように調整されている。
発射された遊技球は遊技領域内に射出され、遊技領域に配置されたいずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球はアウト口58に回収される。
遊技盤1のほぼ中央部には、液晶表示素子等からなる役物装置300が設けられている。
また、パチンコ機50には、ランプ装置314、効果音出力装置313が設けられており、遊技の進行に応じて、音や光によって様々な演出を行っている。また、遊技盤1には多数の障害釘や、風車等も設けられている。
また、該役物装置300の下方には、該特別図柄表示手段310の変動表示を始動するための第1及び第2始動入賞口41、42が設けられており、その内、第2始動入賞口42はいわゆる電動チューリップからなっている。
第1始動入賞口41あるいは第2始動入賞口42への遊技球の入賞により、それぞれ、所定個数の賞球が払い出されるとともに、特別図柄抽せんが行われ、特別図柄表示手段310の変動表示が開始されるよう構成されている。
該特別図柄表示手段310の変動表示が停止されて該特別図柄抽せんの結果が表示され、その表示結果が、予め定められた表示結果となった場合は特定遊技状態となり、役物装置300の右方に設けられた入賞口(アタッカ)45が所定時間、開放されて遊技球の入賞が可能とされる。
更に、遊技盤の所定箇所には、一般入賞口40が適宜配置されており、該一般入賞口へ遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が払い出されるように構成されている。
入力装置21は、複数の一般入賞口センサ210、第1始動入賞口センサ211、第2始動入賞口センサ212、大入賞口センサ213、普通図柄始動口入球センサ214等からなっている。
ここで、一般入賞口センサ210は、複数の一般入賞口40に入賞した遊技球を、第1及び第2始動入賞口センサ211,212はそれぞれ第1始動入賞口41及び第2始動入賞口42に入賞した遊技球を、大入賞口センサ213は大入賞口45に入賞した遊技球を各々検知するセンサである。また、普通図柄始動口入球センサ214は、普通図柄始動口(スルーチャッカー)43を入球する遊技球を検知するセンサである。
ここで、 乱数取得手段113、当否抽せん手段114、特定遊技抽せん手段115、特別図柄変動表示制御手段116、演出画像表示制御手段117、特定遊技制御手段118、保留玉表示制御手段121、保留玉消化手段122、保留玉当り判定手段123、演出テーブル選択手段140、時短状態制御手段150、電動チューリップ制御手段151、普通図柄抽せん手段152、普通図柄制御手段153等は、以下に記載するように、ROM111に格納された遊技制御のための各種プログラムやデータテーブル(判定テーブルや決定テーブル)等をCPU110が読み込んで実行することにより機能するものであり、RAM112は該プログラムを実行する際の作業領域等に用いられるものである。
ここで、入賞口作動装置315は、入賞口(アタッカ)45を作動させるための装置であり、特定遊技状態において、該入賞口45を覆っている前板をソレノイド等により作動させることで、該入賞口45を開放したり閉鎖したりする。
また、電動チューリップ作動装置316は、普通図柄抽せんの結果が当りとなる場合に、上記した電動チューリップからなる第2始動入賞口42を所定時間、開放動作させるものである。
さらに、賞球払出装置321は、入賞口45などの各種入賞口に遊技球が入賞したことに伴い所定数の賞球を遊技者に払い出すものである。
なお、保留玉表示手段317,保留玉当り予告手段319及び打ち出し方向指示手段320については、後述する。
次に、このように入賞により取得した乱数が、予め定められた当り乱数に一致するか否かを当否抽せん手段114により判定する。
該当否抽せん手段114は、予めROM111に記憶されている乱数抽せんテーブルを用いて、取得された該乱数が該乱数抽せんテーブルに設けられた当り乱数に相当するか否かを判定する。
該当否抽せん手段114により、該乱数が当りと判定された場合は、次に、該乱数が、遊技者にとって利益確率の異なる複数の特定遊技のうち、どの特定遊技に相当する当りかを特定遊技抽せん手段115により決定する。
該特定遊技抽せん手段115は、予めROM111に記憶されている特定遊技決定テーブルを用いて、該乱数が、該特定遊技決定テーブルに設けられている複数種類の特定遊技毎に振り分けられた乱数のうち、どれに相当するかを決定する。
特定遊技状態1では、入賞口45が開口するラウンド数が15回であって、該特定遊技状態1の終了後、いわゆる時短状態となり、この状態が、特別図柄抽せんが所定回数、例えば100回行われるまで継続される(その間に当りがあれば、その時点で時短状態は終了する)。これを普通当り、と言う。
特定遊技状態2では、入賞口45が開口するラウンド数が15回であって、該特定遊技状態1の終了後、特別図柄抽せんの当り確率が通常遊技状態の10倍となるとともに、その特別図柄抽せんが当りとなるまで時短状態となる。これを確変当たり、と言う。
特定遊技状態3では、入賞口45が開口する時間が2秒間となる。これを小当たり、と言う。
なお、ラウンド数とは、入賞口が開口して一定時間(例えば30秒間)経過するか、所定個数(例えば10球)の遊技球が入球することで入賞口が一旦閉口する動作を1ラウンドとしたカウント数である。
また、この場合の時短状態とは、特別図柄表示手段310の変動表示時間を、例えば通常遊技状態では8秒に対し時短状態では2秒と短くし、普通図柄表示手段312の変動表示時間を、例えば通常遊技状態では30秒に対し時短状態では2秒と短くし、普通図柄抽せんにおける当せん確率を、例えば通常遊技状態では10/31に対し時短状態では28/31と高くし、更に、該普通図柄抽せんに当せんした場合の第2始動入賞口(電動チューリップ)42の開放時間も、例えば通常遊技状態では0.2秒に対し時短状態では2秒×3回と長くされた状態である。
したがって、時短状態では、始動入賞口42に遊技球が比較的容易に入賞することができる状態となっている。
特別図柄表示手段310の所定時間の変動表示が停止すると、演出画像表示手段317による所定の演出画像表示も終了し、判定結果が該演出画像表示手段317、及び特別図柄表示手段310に表示され、遊技者に対し当たりか否かが表示される。
特に、時短状態では、上記したように始動入賞口42に遊技球が比較的容易に入賞することができる状態となっているので、保留玉が発生する機会は多くなる。
この保留玉表示手段317は、図2に示すように、前記演出画像表示手段317の下部の液晶表示素子によって構成され、上限数に対応した個数の保留玉表示が行われる。
本第1の実施の形態においては、該上限数を4個として設定し、図2に示すように、それら4個が所定位置に配置されるように構成されている。
そして、保留玉表示制御手段121により、保留玉の発生順に、図2に示す左端位置の保留玉表示から右端位置の保留玉表示に向けて順次表示され、保留玉が減少する毎に、右端の該保留玉表示から順に減少するように表示される。
該保留玉消化手段122は、入賞時期の最も早い左端の保留玉表示(1個目の保留玉表示)に係る未実行乱数を読み出して特別図柄表示手段310の次の変動表示対象とし、保留玉表示手段316における表示を、2個目の保留玉が1個目の位置に、3個目の保留玉が2個目の位置に、というように順次、表示位置をシフトするように保留玉表示制御手段121を駆動する。
このように、該保留玉消化手段122によって保留玉が消化され、残りの保留玉の表示位置が1個ずつ左方にずれていくこととなる。
そして、該保留玉消化手段122により消化された保留玉の未実行乱数により、再度当否抽せん手段114による当り判定が行われ、その判定結果に基づき、以降、前記したと同様な動作が行われる。
特定遊技状態では、入賞口45が、それぞれの上記した特定遊技状態1〜3によって予め定められた回数や時間、開放され、そこに入賞した遊技球は、入賞口センサ213により検知され、入賞球1個毎に所定数(例えば15個)の遊技球が賞球払出装置321によって遊技者に払い出される。
特に、時短状態において特定遊技状態3となる場合には、特別図柄表示手段310の変動表示時間は上記したように2秒と短いし、しかも入賞口45は短時間(2秒)しか開口しないので、速やかな操作ハンドル55の操作が必要になる。
したがって、遊技者が安心して操作できるようにするためには、入賞口45が開放される前に、遊技者が操作ハンドル55を操作して遊技球を入賞口45の方向へ打ち出すための準備時間として少なくても5秒程度、十分には6秒程度を確保することが必要である。
第1始動入賞口41あるいは第2始動入賞口42へ遊技球が入賞したとき(1)、該入賞に係り取得された乱数は、当否抽せん手段114により「当り」か否かが判定され、この判定が「当り」である場合には、更に特定遊戯抽せん手段115により、特定遊技状態1〜3のどれかに振り分けられる。
そして、このように判定され振り分けられた乱数は、該乱数が取得されたときに該保留玉特別図柄表示手段310の変動表示がなされているので、未実行乱数として未実行乱数記憶手段120に一旦記憶され(2)、併せて、該未実行乱数の発生、及び該未実行乱数に係る上記した判定・振り分け結果が、保留玉表示制御手段121に出力される。
該保留玉表示制御手段121は、該未実行乱数の発生、及び該判定・振り分け結果に基づき、保留玉表示手段317及び保留玉当り予告手段319を表示制御して、保留玉表示手段317による保留玉表示と、保留玉当り予告手段319による保留玉当り予告とを行う。保留玉当り予告は、該判定・振り分け結果が「小当り」である場合には、「小当り」予告表示となる(3)。
あるいは、保留玉表示手段317を用いて、図2に示すように、該保留玉表示手段317に表示される保留玉の表示形態、例えば色彩、大きさ、あるいは図柄形状等を変化させることで、併せて当り予告機能を付加するように構成することもできる。その際、該表示形態の変化を利用することにより、利益確率の異なる複数種類の当りのうち、どの当りに相当する予告かを遊技者に認識しうるように構成することもできる。
この当り判定からの所要時間(x)の算定は、当該乱数が特別図柄表示手段310の変動表示がなされている途中で取得されたものであるので、該特別図柄表示手段310の残り変動表示時間(x1)と、当該乱数に係る特別図柄の変動表示が開始されるまでの時間(x2)を合算して得られる。
この場合、該時間(x2)は、当該乱数が取得された時点で未実行乱数記憶手段120に未実行乱数が既に記憶されている場合は、その記憶されている個数に応じて異なることになる。
例えば、未実行乱数の最大記憶個数は4個とされているので、4個目の未実行乱数が当り乱数である場合には、3個目までの未実行乱数の保留玉が消化された時点で、当該当り乱数の変動表示が開始される。そして、特別図柄の1回の変動表示時間は、時短状態において2秒である。したがって、未実行乱数の変動表示消化時間とも言うべきこの場合の時間(x2)は、6秒(=3個×2秒)となる。
図3に示す例では、記憶されている未実行乱数がない場合であるので、該時間(x2)は、0秒となる。
そのため、この所要時間(x)と当該乱数の変動表示時間(a)(図3における例では、時短状態での変動表示時間2秒)の合計時間が操作準備時間(p)よりも短ければ(つまり、x<p―aであれば、)当該乱数の変動表示時間(a)を一定時間(b)長くして、x+(a+b)>pという状況とすることにより、遊技者にとって十分な操作準備時間(p)を確保することとした。したがって、この一定時間(b)は、少なくとも、b>p−(x+a)とされる時間である。
図3に示す例においては、x=1.5秒、a=2秒、p=6秒であるから、変動表示時間の延長が必要であり、その一定時間(つまり延長時間)bは、b>2.5秒となる。つまり、この場合では、変動表示時間を少なくとも2.5秒延長することが必要である。
図3に示す事例では、所要時間(x)が1.5秒なので、演出テーブル1を選択して演出時間を4秒延長し、当該乱数に係る特別図柄の変動表示時間を6秒(2秒+4秒)とする。
このように演出テーブルを選択することにより、入賞口45の開口までの操作準備時間(p)を少なくとも6秒以上にすることができるので、遊技者が操作ハンドル55の操作を準備することに必要な時間(5秒程度)を十分確保することができる。
また、その延長時間(b)の最大も、操作準備時間をより長く取れるように、4秒より大きく設定してもよいし、操作準備時間として最小限の時間が確保されれば良いように、4秒より小さく設定することもできる。
遊技者は、この表示を認識することで、操作ハンドル55の操作準備のための時間を十分に確保することができる。
このようなカウントダウン表示を行うことで、遊技球の打ち出し方向の変更をタイミング良く行うことができるので、遊技者にとっては遊技球の消費を効率的にすることができる。
当り乱数である場合(S1―YES)は、その乱数が未実行乱数として保留玉表示すべきものであるか否か、つまり特別図柄表示手段310が変動表示中であるか否かが判定される。(S2)
当り乱数でない場合(S1−NO)は、従来通り、特別図柄変動表示制御手段116及び演出画像表示制御手段117によって、通常の特別図柄表示及び演出画像表示を行い、通常の外れ処理がなされる。
特別図柄表示手段310が変動中である場合(S2−YES)には、該変動中の特別図柄表示手段310の当該当り乱数に係る変動表示が開始されるまでの所要時間(x)の算出を行う。(S3)
特別図柄が変動中でない場合(S2−NO)は、保留玉として表示されない入賞なので保留玉表示をすることなく、その当り乱数に対応する特別図柄変動が直ちに開始される。(SS−14)。
次に、S3で算出した所要時間(x)と(p−a)との比較を行う。(S4)
その比較の結果、x<p−aである場合(S4−YES)には、そのx値に基づいて、図4に示す表に従って演出テーブル選択手段140による演出テーブル1又は2の選択が行われ(S20)、x>p−aあるいは、x=p−aである場合(S4−YES)には、演出テーブル3の選択が行われる(S10)。
演出テーブルの選択が行われると(S10、又はS20)、当該当り乱数は、特別図柄表示手段310の変動中に得られたものであるので、未実行乱数(保留玉乱数)として未実行乱数記憶手段120に記憶されるが、その際に当該演出テーブル1〜3に関連付けられて記憶される。
次に、変動中の特別図柄表示手段310の変動表示が終了すると(S21)、保留玉消化手段122により、当該当たり乱数の乱数取得以前に記憶されていた未実行乱数(保留玉乱数)の消化が行われる。(S21とS22との間における点線部分)
それらの未実行乱数(保留玉乱数)の消化が終了すると、当該当たり乱数に係る変動表示が開始されるが(S22)、その変動表示における演出は、当該当たり乱数に関連づけられて記憶された演出テーブル1又は2に従って、一定時間延長された演出となる(S23)。
そして、当該延長された演出に基づく変動表示が終了し(S30)、続いて入賞口45が開口する(S31)が、開口する時点のp時間前の時点で(p時間:操作準備時間)で、入賞口45の開口を予め報知する(S24)と共に、開口する時点までのカウントダウン表示が開始される(S25)。
なお、入賞口45の開口報知(S24)のタイミングについては、当該当り乱数が未実行乱数として未実行乱数記憶手段120に記憶され、それに伴い保留玉表示手段317に保留玉表示された時点で、該保留玉表示の表示形態を変更する等により行っても良く、あるいは、保留玉消化手段122により未実行乱数記憶手段120から当該当り未実行乱数が読み出され、未実行乱数当否判定手段123により当否判定される時点で行っても良い。
演出テーブル3の選択が行われた場合(S10)には、演出時間の延長(変動表示時間の延長)が無くても入賞口45の開口までの準備時間pが確保されるので、入賞口45の開口報知は、x>pの場合のように、残り変動表示期間の終了前の時点(S11)で行うか、あるいはp>x>p−aの場合のように、当該当り乱数に係る変動表示が開始された時点(S11’)等で行うことができる。カウントダウン表示の開始についても、同様に、S12又はS12’等のタイミングで、行うことができる。
また、当該遊技機に不慣れな初心者にとっても、安心で興趣ある遊技機を提供することができる。
更に、上皿53に遊技球が残り少なくなってきた場合(球切れ)では、遊技者は玉貸し器を操作して遊技球を追加しなければならないが、そのための操作時間を十分確保することができるとの効果も生ずる。
該第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、先ず、所要時間(x)を特別図柄変動表示制御手段116によって算定する。
この所要時間(x)(図6に示す例では、1.5秒)と当該乱数の変動表示時間(a)(図6に示す例では、時短状態での変動表示時間2秒)の合計時間が操作準備時間(p)よりも短ければ(つまり、x+a<pであれば、)、当該乱数に係る変動表示開始のタイミングを一定時間(b)遅らせるインターバル時間(b)を設け、x+b+a>pという状況とすることにより、遊技者にとって十分な操作準備時間(p)を確保することとする。
図6に示す例においては、x=1.5秒、a=2秒、p=6秒であるから、所要時間(x)は4秒(=p−a)より小さいので、一定時間(つまりインターバル時間)(b)を挿入することが必要であり、その時間bは、b>2.5秒[=p−(x+a)]となるから、そのインターバル時間(b)は少なくとも2.5秒以上でなければならない。
そこで、このようにインターバル時間を挿入するために、変動表示の開始時間を異ならせた複数の演出テーブル1〜3を予め用意しておき、演出テーブル選択手段140により、図7に示す表に基づき、所要時間(x)の長短に合わせて、演出テーブル4〜6を適宜選択する。つまり、所要時間(x)が0〜2秒未満である場合には、変動表示開始を4秒遅延して変動表示終了までの時間を6秒とする演出テーブル4を選択し、該時間(x)が2秒〜4秒未満である場合は変動表示開始時間を2秒遅延して変動表示終了までの時間を4秒とする演出テーブル5を選択する。該時間(x)が4秒以上である場合はこのように変動表示開始時間を遅延させる必要はないので演出テーブル6を選択する。
図6に示す例では、所要時間(x)が1.5秒なので、演出テーブル4を選択して、変動表示開始時間を4秒遅らせる一定時間(b)のインターバルを挿入し、当該乱数に係る特別図柄の変動終了までの時間を6秒(2秒+4秒)とする。
このように演出テーブルを所要時間に応じて選択することにより、入賞口45の開口までの操作準備時間(p)を少なくとも6秒以上にすることができるので、遊技者が操作ハンドル55の操作を準備することに必要な時間(5秒程度)を十分確保することができる。
なお、このような演出テーブルの構成については、第1の実施の形態と同様、x+b+a>pを満たすことができるように、適宜構成することができる。
つまり、x+a<pを判断する場合における変動表示時間(a)については、それを、当該遊技機に設定されている時短状態のような最短の変動表示時間(上記第1及び第2の実施の形態では、この最短の変動表示時間は、時短状態における2秒となる。)とみなして、判断することとする。そして、該所要時間(x)がそのようにみなした場合の所定時間(p−a)より短ければ、第1の実施の形態と同様に変動表示時間(a)の一定時間(b)の延長、あるいは第2の実施の形態と同様に一定時間(b)のインターバルの挿入を行う。したがって、この場合の所定時間は、所要時間(x)と上記のようにみなした変動表示時間(a)を合わせても、遊技者が前記入賞口の方向に遊技球を打ち出す準備を十分に確保することが困難である時間である。
このように構成することにより、通常遊技状態においてはもちろん、時短状態においても操作準備時間(p)を十分に確保することができ、しかも所要時間(x)の長短を判定するのみで、時短状態であるか否かをいちいち判定する必要がないので、特別図柄変動表示制御手段116や演出画像表示制御手段117の構成を簡便にすることができる。
例えば、普通図柄表示手段312が変動表示中に普通図柄始動口43へ遊技球が入球すると、該入球によって取得される普通図柄乱数は、上記した特別図柄における乱数と同様に、普通図柄未実行乱数として4個を限度に、図示しない普通図柄未実行乱数記憶手段に記憶される。そこで、この普通図柄未実行乱数が電動チューリップ42を開放する当り乱数である場合に、この電動チューリップ42の開放時間は0.2秒などと短いので、当該当り乱数に係る普通図柄の変動表示開始までの所要時間(y)を算出し、該所要時間(y)が所定時間よりも短い場合は、当該乱数に係る普通図柄の変動表示時間を一定時間延長したり、あるいは普通図柄の変動表示開始時間を遅延すべく一定時間のインターバルを挿入したりする。
このように構成することにより、特に電動チューリップ42が遊技球の打ち出し方向を変更しなければならない位置に配置されている場合などでは、入賞をより効率的に行うことができるので、当該遊技機に不慣れな初心者にとっても、安心で興趣ある遊技機を提供することができる。
例えば、このようにいわゆるアタッカとして構成される入賞口45が、遊技盤の最上方に配置される場合や、あるいは複数個配置される場合などでは、開放される入賞口を遊技者に認知させることが必要である。したがって、そのような場合には、本発明を採用することで、そのための準備時間を十分に確保することができるので、遊技者にとって安心な遊技機を提供することができる。
40 一般入賞口
41 第1始動入賞口
42 第2始動入賞口(電動チューリップ)
43 普通図柄始動口
45 入賞口
45 操作ハンドル
53 上皿
300 役物装置
310 特別図柄表示手段(図柄表示手段)
312 普通図柄表示手段(図柄表示手段)
317 保留玉表示手段
318 演出画像表示手段
Claims (6)
- 遊技球が入賞可能な始動入賞口と、該始動入賞口への前記遊技球の入賞を契機に取得した乱数に基づいて当りであるか否かを決定する当否抽せん手段と、前記始動入賞口への入賞による前記当否抽せん手段による抽せん結果を報知する図柄表示手段と、前記始動入賞口への遊技球の入賞があっても該入賞により取得した乱数を未実行乱数として該乱数に対応した前記図柄表示手段による変動表示を所定の上限数まで保留する未実行乱数記憶手段と、前記未実行乱数記憶手段により保留されている前記未実行乱数がある旨を表示する保留玉表示手段と、前記当否抽せん手段による抽せん結果が当りであった場合に開口される入賞口と、を有する弾球遊技機において、
前記未実行乱数が当りであると判定された場合には、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段の変動開始までの所要時間を算出し、前記所要時間が、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段の変動表示時間を合わせても遊技球の打ち出し準備時間を確保することができない所定時間であった場合には、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段における変動表示時間を、遊技球の打ち出し準備時間を確保することができるように一定時間以上延長するとともに、遊技者に対し前記入賞口が開口されることを予め報知することを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技球が入賞可能な始動入賞口と、該始動入賞口への前記遊技球の入賞を契機に取得した乱数に基づいて当りであるか否かを決定する当否抽せん手段と、前記始動入賞口への入賞による前記当否抽せん手段による抽せん結果を報知する図柄表示手段と、前記始動入賞口への遊技球の入賞があっても該入賞により取得した乱数を未実行乱数として該乱数に対応した前記図柄表示手段による変動表示を所定の上限数まで保留する未実行乱数記憶手段と、前記未実行乱数記憶手段により保留されている前記未実行乱数がある旨を表示する保留玉表示手段と、前記当否抽せん手段による抽せん結果が当りであった場合に開口される入賞口と、を有する弾球遊技機において、
前記未実行乱数が当りであると判定された場合には、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段の変動開始までの所要時間を算出し、前記所要時間が、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段の変動表示時間を合わせても遊技球の打ち出し準備時間を確保することができない所定時間であった場合には、当該未実行乱数にかかる前記図柄表示手段における変動表示開始時間を、遊技球の打ち出し準備時間を確保することができるように一定時間以上遅延するとともに、遊技者に対し前記入賞口が開口されることを予め報知することを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1ないし2に記載の弾球遊技機において、演出テーブル選択手段を有し、前記所要時間の長短に応じて、前記図柄表示手段の変動表示時間を延長、ないし前記図柄表示手段の変動表示開始を遅延させる演出テーブルを適宜選択することにより、遊技球の打ち出し準備時間を確保することを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1ないし3に記載の遊技機において、前記所定時間を、前記図柄表示手段における最短の変動表示時間を合わせても遊技球の打ち出し準備時間を確保することができない時間としたことを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1ないし3に記載の弾球遊技機において、前記入賞口への遊技球の打ち出し方向を予め示唆する表示を行うことにより前記報知を行うとともに、前記入賞口が開口するまでのカウントダウン表示をすることを特徴とする弾球遊技機。
- 請求項1ないし5に記載の弾球遊技機において、前記当りが、前記入賞口が短時間しか開口しない小当たりであることを特徴とする弾球遊技機。
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