JP5207840B2 - 液体吐出記録ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出して記録を行う液体吐出記録ヘッド、より具体的にはインクを吐出することで記録を行うインクジェット記録ヘッドに関する。
一般に、インクジェット記録装置に搭載される記録ヘッドにおける電気熱変換素子(ヒータ)とその駆動回路及び配線は、例えば特許文献1に示されているように半導体プロセス技術を用いて基板上に形成されている。
近年、インクジェット記録装置はさらなる高画質化と高速化が求められている。そのためインクジェット記録ヘッド用の基板は、ヒータやロジック部のさらなる高密度配置や、インク色増加に伴うノズルの多列化、さらにはヒータ数そのものを増やすことによるノズル列の長尺化が要求される。
記録ヘッド長尺化に関しては、特許文献2に示されているように複数の基板を所定方向に配列して長尺記録ヘッドを作成する方法が知られている。
特開2005−138428号公報 特開平7−276643号公報
近年さらなる小液滴化がすすみ、例えば吐出量が3pl(ピコリットル)以下の小液滴吐出を行うヒータ及びノズルを基板上に高密度(例えば600dpi以上)で配置する場合がある。その長さが1インチ以上(例えば2インチ)の長さになると基板と流路形成部材(オリフィスプレート)との間の応力の影響により流路形成部材と基板との剥がれが発生しやすくなる傾向にある。また一般に、基板と基板を支持する支持体とは線膨張係数に差があるため、実装時の加熱工程を経ることでも上記剥がれが発生しやすくなる。
そこで1インチ程度の基板を2個配列して2インチ相当の記録ヘッドとして使用すると、2インチの一体基板よりも応力の影響が軽減されるため、上記剥がれの可能性が小さくなり、製造時における歩留まりが改善される。結果、ヘッドの信頼性が向上するとともにコストは安くなり、製品としての信頼性も高くなる。
しかし、上述のように複数の基板を配列するヘッドにおいても、実装部品である支持体やTABは比較的大きくなりコスト上昇要因となる。
従って複数の基板を配列して成る長尺タイプの記録ヘッドにおいては、実装部品をできるだけ小さくすることがヘッドのコストダウンにおいて重要である。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、複数の基板を支持体に配列してなる長尺タイプの記録ヘッドにおいて、支持体やTABといった実装部品の小型化をすることで記録ヘッドの小型化およびコストダウンを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の液体吐出記録ヘッドは、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と該エネルギー発生素子へ液体を供給するための供給口とを備える2つの基板、それぞれの前記基板の長手方向が互いに沿うように支持体上に配された液体吐出記録ヘッドであって、2つの基板は、前記長手方向に関する前記支持体の一端に最も近い位置に配された第一の基板と、該第一の基板に比べて前記長手方向に関する前記支持体の前記一側とは反対の他端に最も近い位置に配された第二の基板と、を含み、前記第一の基板の前記他側の領域と前記第二の基板の前記一側の領域とは前記長手方に関して重複しており、前記第一の基板において、前記長手方向に関する前記供給口の前記一側の端部と前記第一の基板の前記一側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記他側の端部と前記第一の基板の前記他側の端部との距離に比べて小さく、前記第二の基板において、前記長手方向に関する前記供給口の前記他側の端部と前記第二の基板の前記他側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記一側の端部と前記第二の基板の前記一側の端部との距離に比べて小さく、前記第一の基板の前記供給口と前記第二の基板の前記供給口とが前記長手方向に関して連続するように前記第一の基板及び前記第二の基板が配されていることを特徴とする。
本発明により実装部品を小さくすることが可能となる。それによって記録ヘッドの小型化およびコストダウンが可能となる。
本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合に限られない。要するに、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、又は媒体の加工を行う場合を含む。ここで、「記録媒体若しくは被記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものとする。
さらに、「インク」(「液体」という場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。すなわち、記録媒体上に付与され、画像、模様、パターン等の形成又は記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固又は不溶化)に供され得る液体を言うものとする。
(実施形態1)
図1は本発明を実施するための実施形態である液体吐出記録ヘッド、具体的にはインクジェット記録ヘッド400を表す斜視図である。本実施形態におけるインクジェット記録ヘッド400は、基板1枚あたりの印刷可能長さ0.85インチの基板を2枚配列して1.7インチ相当の印刷可能長さを実現する単色ヘッドである。
主としてシリコンからなる記録ヘッド用基板100及び200は、アルミナの支持体301に接着されて、サブタンク403に取り付けられている。基板100、200への信号配線、電力配線はTAB401を通してプリント配線基板402へ接続されている。プリント配線基板402には複数のコンタクトパッドが設けられており後述するインクジェット記録装置内のキャリッジに設けられているコネクタと電気的に接続される。
図2は基板100、200と支持体301との接着部を詳細に説明する図である。また、図5(a)は基板100内のレイアウトを表す図である。両図を用いて基板の実装について以下説明する。
支持体301には第二の支持体302が接着されている。支持体301にはインク供給開口303が貫通孔として形成されており、基板の底面側にはサブタンク403と連通し、サブタンクからのインクが供給される。
第二の支持体302は、第二の支持体302の開口部に基板100、200を配することで、基板100、200の表面高さと第二の支持体302の表面高さを略同じにしてTAB401のインナーリードと基板のパッドとの接続を容易にしている。
記録ヘッドの製造方法としては、まず、第二の支持体302が配された支持体301を用意し、第二の支持体302の開口部に基板100,200をダイボンディングする。その後にTAB401を第二の支持体302上に接着し、TAB401のインナーリードと基板のパッド104a、104bを接続する。その後サブタンク403に支持体301を接合して、TAB401とプリント配線基板402を接続し、プリント配線基板をサブタンクにカシメ止めして記録ヘッド400が完成する。
次に基板100内のレイアウトについて図5(a)を用いて説明する。
一般的に、インク供給口101は基板100の中央部つまり、上下左右対称な位置に設けられるが、本発明では基板100の長手方向の一方側に偏った位置に供給口101の開口部を設けている。供給口101の両側は液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子(ヒータ)列およびヒータを駆動するドライバが配された領域102が設けられている。さらにその外側には、エネルギー発生素子を選択するための選択回路103が設けられている。また、基板100には主要な回路構成要素であるシフトレジスタ(S/R)105、ラッチ回路(LT)106、デコーダ(Decoder)107等の駆動回路が設けられている。これら駆動回路は図における上側、すなわちインク供給口101の長手方向における端部と、基板100の長手方向における端部との間の領域が大きい側に配されている。
図6は、インク供給口の短手方向の一方側に配列されるヒータを駆動するための回路ブロック図である。本実施形態においてはインク供給口の片側には256個のヒータが並んでおり、16時分割することで駆動される。ここで、DATA_EVもしくはDATA_ODには図7に示す20ビットのデータが入力されて、シフトレジスタS/R105に入る。入力されるデータの先頭の16ビットは隣接する16セグメント単位のいずれの群を駆動するかを選択するDATA信号で、DATA0〜15から成る。入力されるデータの後半4ビットは16時分割のいずれのブロックで駆動するかを選択するブロック選択信号BLEを生成するためのBE信号であり、BE0〜3の4ビットは図8に示すように16個の時分割信号BLE0〜15にデコードされる。
図10は隣接する16セグメントのドライバ部の等価回路である。ここで、DATA信号には前記DATA0〜15のいずれかが入力される。BLE0〜15の信号は隣接する16セグメントに順次接続されている。DATA信号とBLE信号が同時にHighになったセグメントは昇圧回路503によって信号を昇圧してドライバトランジスタ502を駆動し、ヒータ501に電流が流れる。
図6に戻って、INV端子はBE信号を論理反転させるための信号端子であり、BE信号とのXORを取っている。INV端子は通常はプルダウンされているのでLowであり、INV端子に何も接続しなければ図9に示すようにBE信号はそのままの論理でデコーダに入る。INV端子をVDDに接続してHighにした場合には図9に示すようにBE信号の論理は反転してデコーダに入る。
図3(a)は支持体上に基板100、200を配列した液体噴射記録ヘッドの模式図を示す。図3(a)において支持体301上に2つの基板(第一の基板200、第二の基板100)が形成されている。基板100、200とは基板の長手方向に沿って配されており、夫々の基板の端部の領域が、長手方に一部が重複するように配されている。
ここで、基板100は図5(a)に示す基板100を同じ向きで配置したもので、基板200は基板100と同じ基板を180度反転させて配置したものである。つまり図3(a)における基板100では、基板の長手方向に対して供給口101を下側(支持体の一端部側)に偏寄させる。さらに、供給口の端部と基板端部との間の領域が広い側(図3(a)における上側;一端部側と反対の方向の他端部側)に、シフトレジスタS/R105やラッチ回路(LT)106等を配置している。逆に、基板200においては、供給口201を図中の上側(他端部側)に偏寄させ、供給口の下側(一端部側)にシフトレジスタS/R105やラッチ回路(LT)106を配置している。
別の見方をすると、基板100(第一の基板)における、供給口101の一端部側端部と基板100の一端部側端部との距離が、供給口101の他端部側端部と基板100の他端部側端部との距離に比べて小さくなっている。また、基板200(第二の基板)における、供給口201の他端部側端部と基板200他端部側端部との距離が、供給口201の一端部側端部と基板200の一端部側端部との距離に比べて小さくなっている。
ここで比較例として図4の構成を説明する。図4は本発明の構成を用いない、インク供給口が基板の中心にある2つの基板を支持体に配列した構成を示す。本発明の実施形態である図3(a)と比較すると、両者において印刷可能幅Lは実質的に同一だが、基板全体としての長手方向の長さAおよびBは、本発明の実施形態である図3(a)のAの方が短いことが分かる。これは上述したように、供給口を基板の長手方向に偏寄させ、供給口端部と基板端部との間の領域が広い側を、支持体の中央側に向けて配置させている。つまり、支持体に複数の基板が配列される場合に、配列方向における両端部に配される基板において、供給口端部と基板端部との間の領域が狭い側を支持体の端部側に向けて配置させている。これによって、実装部品である支持体301やTAB401の寸法を小さくすることができるので、ヘッド自体も小型化となりコストダウンが可能となる。
また、基板200ではINV端子110をVDDに接続することによってBE信号を反転している。図8を参照するとDECODER入力のH/Lが反転すると、BLE0がHだった位置はBLE15がHに、BLE1がHだった位置はBLE14がHにというように順序が入れ替わることが分かる。
すると基板200は180度反転しているので結果的に時分割駆動の順序が基板100と同じになる。これによって、本体は基板が反転していることによる時分割タイミングのずれを意識することなく印刷制御を行うことができる。これにより複数のスキャンで画素を形成する所謂、マルチパス印刷を行う際に基板100で印刷するドットと基板200で印刷するドットの着弾位置を容易に合わせることができるので、良好な印刷結果を得ることができる。
(実施形態2)
図13を用いて実施形態2について説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一部については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において基板100、200共に、夫々5個のインク供給口101、201を備え、各インク供給口は基板の長手方向において一方の側に偏っている。このように、1つの基板に対して複数の供給口が配された基板においても本発明の効果が得られる。つまり、支持体に複数の基板が配列される場合に、配列方向における両端部に配される基板において、供給口端部と基板端部との間の領域が狭い側を支持体の端部側に向けて配置させている。これによって、実装部品である支持体301やTAB401の寸法を小さくすることができるので、ヘッド自体も小型化となりコストダウンが可能となる。
(実施形態3)
図14を用いて実施形態3について説明する。なお、上述の実施形態と実質的に同一部については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例は、支持体301に対して3つの基板(第一の基板200、第二の基板210、第三の基板210)を基板の長手方向に配列して成る記録ヘッドに関する。本実施形態において各々の基板におけるインク供給口は、基板の長手方向の一方側に偏っている。
上述した実施形態と同様、支持体301に複数配列されている基板において、配列の両端に位置する基板100と200は、供給口端部と基板端部との間の領域が狭い側を支持体の端部側に向けて配置させている。このため前述した実施形態と同様に、印字可能領域を狭めることなく、基板全体の長さAを小さくすることが可能となるので、記録ヘッドの全体寸法を抑えることができ、コストを安くすることができる。
なお本発明においては、支持体に複数の基板が配列される場合に、配列方向における両端部に配される基板において、供給口端部と基板端部との間の領域が狭い側を支持体の端部側に向けて配置させれば良いものである。両端部以外の基板(例えば本実施形における第三の基板210)については、必ずしも基板に対して供給口が偏寄する構成でなくても良い。つまり従来構成のように、基板の長手方向に対して略中央部に供給口が配されている基板でも同様の効果を得られる。
また本発明は実施形態3で説明した形態に限られず例えば、支持体301上に基板が4つ以上配される形態も含む。この場合、基板の長手方向の両端部以外の基板に関しては供給口が基板の長手方向に対して偏寄していても、中心に配されていてもどちらでもよい。
基板の中央部に供給口を形成する場合、特に基板が8個以上といったように多数個となる場合に、両端部以外の基板の共通化が可能となり製造コストの面で好ましい。
また一般に、記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う場合に、支持体の中央領域が端部領域に比べて高温となる傾向にある。そのため、複数の基板のうち両端部以外の基板に関しては、供給口と基板端部の間が広い側の領域を、支持体の長手方向における端部側に向けて配することで、上述した支持体中央領域の温度上昇を軽減できる点で好ましい。
いずれの実施例においても、基板の端部領域が大きい側に関しては、この領域(長さ)がさらに長くなっても実装部品に与える寸法上の制約はない。従って、基板内において比較的面積を必要とする回路部は、なるべく端部領域の大きい側に集約して配置することが望ましい。上述した実施形態で述べたシフトレジスタ、デコーダ以外にも、高速信号転送を行うためのLVDS回路や、駆動パラメータを書き込むヒューズROM、定電流駆動回路なども同様に端部領域の大きい側に集約して配置することが記録ヘッドの小型化の点で望ましい。
またいずれの実施形態においても、図5(b)に示すような基板端部領域の大きい側だけにパッド104aを配置した基板を用いて図3(b)に示すようなヘッドを構成することができる。図5(a)のパッド104bの領域がなくなることで、基板全体の長さA’をさらに短くすることができ好ましい。
また上述した実施形態においては、シフトレジスタ105、ラッチ回路106、デコーダ107を供給口端部と基板端部との間の領域が広い側に全てを配置した例について説明したが本発明にこれに限られるものではない。つまり供給口端部と基板端部との間の領域が広い側により多くのシフトレジスタ105、ラッチ回路106、デコーダ107を配置させる。それにより、供給口端部と基板端部との間の領域が狭い側に多少のシフトレジスタ105、ラッチ回路106、デコーダ107等を配置させても本発明が適用できる。
(記録装置)
以下に本発明のインクジェット記録ヘッド400が搭載可能なインクジェット記録装置IJRAの概略を説明する。
図11において、リードスクリュー5004は、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転する。キャリッジHCは、リードスクリュー5004の螺旋溝5005に対して係合するピン(不図示)を有し、リードスクリュー5004の回転に伴って、ガイドレール5003に沿って、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェット記録ヘッド400が搭載されている。
5002は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙Pをプラテン5000に対して押圧する。5007,5008はフォトセンサで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持する部材である。また、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが支持されている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからギア5010を介して駆動力がクラッチ回路切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
これらのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来た時にリードスクリュー5004の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されている。しかし周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれば、本例にはいずれも適用できる。
次に、上述したインクジェット記録装置の記録制御を実行するための制御構成について、図12に示すブロック図を参照して説明する。制御回路を示す同図において、1700は記録信号を入力するインターフェースである。1701はMPU、1702はMPU1701が実行する制御プログラムを格納するプログラムROM、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック型のRAM(以下、DRAM)である。1704は記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、このゲートアレイを介して記録ヘッドを駆動するための信号を供給している。またこのゲートアレイは、インターフェース1700、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行う。
1710は記録ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬送モータである。1705は記録ヘッド1708に設けられたインクジェット記録ヘッド用基板であり、インク吐出用のヒータやその駆動回路を含む。1706、1707はそれぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動するためのモータドライバである。
上記制御構成の動作を説明すると、インターフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されると共に、記録ヘッド1708内の記録ヘッド用基板に送られた記録データに従ってインク吐出用ヒータが駆動されて印字が行われる。
本発明の実施形態における記録ヘッドの全体図 本発明の実施形態における記録ヘッドの分解斜視図 (a)及び(b)は本発明の実施形態における記録ヘッドの吐出口側からみた模式図 従来の記録ヘッドの吐出口側からみた模式図 (a)及び(b)は本発明の実施形態における基板内のレイアウトを表す模式図 本発明の実施形態における基板内の回路ブロック図 本発明の実施形態におけるDATA信号の順序を表す図 本発明の実施形態におけるデコーダ真理値表 本発明の実施形態におけるBE、INV 真理値表 本発明の実施形態におけるBE反転真理値表 本発明の実施形態における記録装置の概略図 本発明の実施形態における記録装置の制御構成を示すブロック図 本発明の別な実施形態における記録ヘッドの吐出口側からみた模式図 本発明の別な実施形態における記録ヘッドの吐出口側からみた模式図
符号の説明
100、200 基板
101、201 インク供給口
105 シフトレジスタ
106 ラッチ回路
107 デコーダ
301 支持体
302 第二の支持体
303 インク供給開口
400 記録ヘッド

Claims (6)

  1. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と該エネルギー発生素子へ液体を供給するための供給口とを備える2つの基板、それぞれの前記基板の長手方向が互いに沿うように支持体上に配された液体吐出記録ヘッドであって、
    2つの基板は、前記長手方向に関する前記支持体の一端に最も近い位置に配された第一の基板と、該第一の基板に比べて前記長手方向に関する前記支持体の前記一側とは反対の他端に最も近い位置に配された第二の基板と、を含み、前記第一の基板の前記他側の領域と前記第二の基板の前記一側の領域とは前記長手方に関して重複しており、
    前記第一の基板において、前記長手方向に関する前記供給口の前記一側の端部と前記第一の基板の前記一側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記他側の端部と前記第一の基板の前記他側の端部との距離に比べて小さく、
    前記第二の基板において、前記長手方向に関する前記供給口の前記他側の端部と前記第二の基板の前記他側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記一側の端部と前記第二の基板の前記一側の端部との距離に比べて小さく、
    前記第一の基板の前記供給口と前記第二の基板の前記供給口とが前記長手方向に関して連続するように前記第一の基板及び前記第二の基板が配されていることを特徴とする液体吐出記録ヘッド。
  2. 前記第一の基板において、前記供給口の前記他側端部と前記第一の基板の前記他側端部との間の領域に前記エネルギー発生素子に電気的に接続されたシフトレジスタとラッチ回路とが配されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出記録ヘッド。
  3. 前記第二の基板において、前記供給口の前記一側端部と前記第二の基板の前記一側端部との間の領域に前記エネルギー発生素子に電気的に接続されたシフトレジスタとラッチ回路とが配されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出記録ヘッド。
  4. 液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と該エネルギー発生素子へ液体を供給するための供給口とを備える複数の基板が、前記基板の長手方向が互いに沿うように、かつ前記長手方向に関して前記供給口が連続するように、前記長手方向に関して前記基板の一部が重複するように支持体上に配された液体吐出記録ヘッドであって、
    前記複数の基板において、前記長手方向に関する前記支持体の一端に最も近い位置に配された第一の基板は、前記長手方向に関する前記供給口の前記一端側の端部と前記第一の基板の前記一端側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記他端側の端部と前記第一の基板の前記他端側の端部との距離に比べて小さく、
    前記長手方向に関する前記支持体の前記一端側とは反対の他端に最も近い位置に配された第二の基板は、前記長手方向に関する前記供給口の前記他端側の端部と前記第二の基板の前記他端側の端部との距離が、前記長手方向に関する前記供給口の前記一端側の端部と前記第二の基板の前記一端側の端部との距離に比べて小さいことを特徴とする液体吐出記録ヘッド。
  5. 前記支持体上の前記長手方向において、前記第一の基板と前記第二の基板との間に第三の基板が配されていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出記録ヘッド。
  6. 前記第三の基板における、前記供給口の前記他端側の端部と前記第三の基板の前記他端側の端部との距離が、前記供給口の前記一端側の端部と前記第三の基板の前記一端側の端部との距離と等しいことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出記録ヘッド。
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