JP5206608B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5206608B2 JP5206608B2 JP2009164808A JP2009164808A JP5206608B2 JP 5206608 B2 JP5206608 B2 JP 5206608B2 JP 2009164808 A JP2009164808 A JP 2009164808A JP 2009164808 A JP2009164808 A JP 2009164808A JP 5206608 B2 JP5206608 B2 JP 5206608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- temperature
- water pump
- engine
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
(1)請求項1に記載の発明は、ウォータポンプの正回転時にエンジン本体を構成するシリンダブロック及びシリンダヘッドの順に冷却水通路を通じて冷却水が循環する冷却水循環システムを備えるエンジンに適用されて、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が所定温度よりも低いときには前記ウォータポンプを停止状態とする一方、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となることをもって前記ウォータポンプを作動させるエンジンの制御装置であって、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となったとき、前記ウォータポンプを逆回転にて作動させて、前記エンジン本体外部の冷却水通路、前記シリンダヘッド及び前記シリンダブロックの順に冷却水を循環させ、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度よりも高い基準温度以上となったとき、前記ウォータポンプを正回転にて作動させることをその要旨としている。
請求項1及び2の各構成によれば、エンジン本体内部における冷却水の温度が所定温度以上となってウォータポンプを作動させると、冷却水通路を通じてエンジンのシリンダヘッド及びシリンダブロックの順に冷却水が循環するようになる。このため、シリンダブロックに形成されるシリンダボアに対して、まずは、ウォータポンプが停止状態とされている間にシリンダヘッドにおいて既に加熱されて高温となっている冷却水が流入するようになる。これにより、ウォータポンプを正回転にて作動させる場合に比べて、シリンダボア近傍の冷却水通路に高温の冷却水を流入させることができ、シリンダボアの急激な温度低下の発生を抑制することができる。従って、シリンダボアの重量を増加させることなく、シリンダボアの急激な温度低下に起因するシリンダボアの耐久性の低下を抑制することができ、エンジンの燃費を向上させることができるようになる。
また、上記各構成によれば、ウォータポンプを逆回転にて作動させ続ける構成に比べて、シリンダボア近傍の冷却水通路に対してより低温の冷却水を流入させることができ、シリンダボアの温度が過度に上昇することを的確に抑制することができるようになる。
同構成によれば、ウォータポンプを逆回転にて作動させる構成を容易に実現することができるようになる。
上記構成によれば、ウォータポンプを逆回転にて作動させるとき、ウォータポンプによる冷却水の吐出流量が小さくなる。これにより、エンジン本体外部からシリンダヘッド内部の冷却水通路に流入した未だ低温の冷却水が同通路に存在する期間、すなわちシリンダヘッドの熱によって加熱される期間を長くすることができる。従って、冷却水通路においてシリンダボア近傍に流入する冷却水の温度を高く維持することができ、シリンダボアの急激な温度低下に起因するシリンダボアの耐久性の低下を的確に抑制することができるようになる。
図1に、本実施形態に係る制御装置の適用されるエンジン1についてその冷却水循環システムの概略構成を示す。
(1)エンジン1は、ウォータポンプ11の正回転時にエンジン1のシリンダブロック3及びシリンダヘッド4の順に冷却水通路10を通じて冷却水が循環する冷却水循環システムを備えるものとした。また、電子制御装置20は、エンジン本体2内部における冷却水温THWが所定温度T1よりも低いときにはウォータポンプ11を停止状態とする一方、冷却水温THWが所定温度T1以上となることをもってウォータポンプ11を作動させるものとした。また、エンジン本体2内部における冷却水温THWが所定温度T1以上となったとき、ウォータポンプ11を逆回転にて作動させるものとした。これにより、ヘッド側ウォータジャケット14及びブロック側ウォータジャケット13の順に冷却水が循環するようになり、シリンダブロック3に形成されるシリンダボアに対して、まずは、ウォータポンプ11が停止状態とされている間にシリンダヘッド4において既に加熱されて高温となっている冷却水が流入するようになる。その結果、ウォータポンプ11を正回転にて作動させる場合に比べて、ブロック側ウォータジャケット13のシリンダボア近傍に高温の冷却水を流入させることができ、シリンダボアの急激な温度低下の発生を抑制することができる。従って、シリンダボアの重量を増加させることなく、シリンダボアの急激な温度低下に起因するシリンダボアの耐久性の低下を抑制することができ、エンジン1の燃費を向上させることができるようになる。
(3)ウォータポンプ11は正回転時に比べて逆回転時における冷却水の最小吐出流量が小さくなるものであり、エンジン本体2内部における冷却水温THWが所定温度T1以上となってウォータポンプ11を逆回転にて作動させるとき、同ウォータポンプ11による吐出流量を逆回転時における最小吐出流量とするものとした。
上記実施形態によれば、ウォータポンプ11を逆回転にて作動させるとき、ウォータポンプ11による冷却水の吐出流量が最も小さくなる。これにより、エンジン本体2外部からヘッド側ウォータジャケット14に流入した未だ低温の冷却水が同ウォータジャケット14に存在する期間、すなわちシリンダヘッド4の熱によって加熱される期間を長くすることができる。従って、ブロック側ウォータジャケット13においてシリンダボア近傍に流入する冷却水の温度THWを高く維持することができ、シリンダボアの急激な温度低下に起因するシリンダボアの耐久性の低下を的確に抑制することができるようになる。
Claims (5)
- ウォータポンプの正回転時にエンジン本体を構成するシリンダブロック及びシリンダヘッドの順に冷却水通路を通じて冷却水が循環する冷却水循環システムを備えるエンジンに適用されて、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が所定温度よりも低いときには前記ウォータポンプを停止状態とする一方、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となることをもって前記ウォータポンプを作動させるエンジンの制御装置であって、
前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となったとき、前記ウォータポンプを逆回転にて作動させて、前記エンジン本体外部の冷却水通路、前記シリンダヘッド及び前記シリンダブロックの順に冷却水を循環させ、
前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度よりも高い基準温度以上となったとき、前記ウォータポンプを正回転にて作動させる
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - ウォータポンプの正回転時にエンジン本体を構成するシリンダブロック及びシリンダヘッドの順に冷却水通路を通じて冷却水が循環する冷却水循環システムを備えるエンジンに適用されて、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が所定温度よりも低いときには前記ウォータポンプを停止状態とする一方、前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となることをもって前記ウォータポンプを作動させるエンジンの制御装置であって、
前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となったとき、前記ウォータポンプを逆回転にて作動させて、前記エンジン本体外部の冷却水通路、前記シリンダヘッド及び前記シリンダブロックの順に冷却水を循環させ、
前記ウォータポンプを逆回転にて作動させてから基準時間が経過したとき、前記ウォータポンプを正回転にて作動させる
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
前記ウォータポンプは電動式のポンプである
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項3に記載のエンジンの制御装置において、
前記ウォータポンプは正回転時に比べて逆回転時における冷却水の最小吐出流量が小さくなるものであり、
前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となって前記ウォータポンプを逆回転にて作動させるとき、同ウォータポンプによる吐出流量を正回転時における最小吐出流量よりも小さくする
ことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 請求項4に記載のエンジンの制御装置において、
前記エンジン本体内部における冷却水の温度が前記所定温度以上となって前記ウォータポンプを逆回転にて作動させるとき、同ウォータポンプによる吐出流量を逆回転時における最小吐出流量とする
ことを特徴とするエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164808A JP5206608B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009164808A JP5206608B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | エンジンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011021495A JP2011021495A (ja) | 2011-02-03 |
JP5206608B2 true JP5206608B2 (ja) | 2013-06-12 |
Family
ID=43631790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009164808A Expired - Fee Related JP5206608B2 (ja) | 2009-07-13 | 2009-07-13 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5206608B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014122556A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Denso Corp | エンジン冷却装置 |
JP6581548B2 (ja) | 2016-08-01 | 2019-09-25 | 株式会社Soken | 冷却システム |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58124017A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-23 | Nippon Denso Co Ltd | エンジンの冷却系制御装置 |
JP2004076604A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Toyota Motor Corp | 冷却装置におけるポンプ制御 |
JP2004301003A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Mitsubishi Motors Corp | エンジンの冷却装置 |
JP2005016435A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用エンジンの暖機装置 |
JP4682863B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-05-11 | マツダ株式会社 | エンジンの冷却装置 |
JP2009041450A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Hitachi Ltd | 内燃機関の冷却用電動ポンプ及びこれを用いた冷却装置 |
-
2009
- 2009-07-13 JP JP2009164808A patent/JP5206608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011021495A (ja) | 2011-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4876202B2 (ja) | 可変ウォータポンプの制御装置 | |
JP6135684B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP6287961B2 (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP5282845B2 (ja) | 機関冷却装置 | |
JP6011495B2 (ja) | 冷却水制御装置 | |
WO2011046058A1 (ja) | サーモスタット及び車両の冷却装置 | |
JP2006214280A (ja) | エンジンの冷却装置 | |
WO2014178111A1 (ja) | 冷却水制御装置 | |
JP2011099400A (ja) | 車両の冷却装置 | |
JP2011241773A (ja) | エンジン冷却装置 | |
JP5206608B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP5655614B2 (ja) | エンジン | |
JP5267654B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
WO2018155499A1 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP2017166421A (ja) | サーモスタットの異常診断装置 | |
US11319855B2 (en) | Heat accumulation and dissipation device for internal combustion engine | |
JP2006258069A (ja) | 冷却システム | |
JP5257087B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2005113761A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2016210298A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2009046077A (ja) | 電動式ウォータポンプの異常判定装置 | |
JP6364943B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006207448A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5278372B2 (ja) | 車両の冷却装置 | |
JP2005016435A (ja) | 車両用エンジンの暖機装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120920 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5206608 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |