JP5206013B2 - 光通信ネットワーク及び光通信ネットワークにおける強度調整方法 - Google Patents

光通信ネットワーク及び光通信ネットワークにおける強度調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、光通信ネットワーク、特に符号分割多重方式を用いた受動型光加入者ネットワーク(PON:Passive Optical Network)と、この光通信ネットワークにおける、上り光信号及び下り光信号に対する強度調整方法に関する。
図14を参照して、32チャネルの10/100BASE−TXの信号を符号分割多重(CDM)により多重する光通信ネットワークについて説明する(例えば、非特許文献1参照)。
光通信ネットワーク1100は、波長分割多重(WDM)技術と、符号分割多重(CDM)技術を組み合わせた、受動型光加入者ネットワーク(PON)、すなわちWDM−CDM−PONシステムである。基幹ネットワークに近い中央局1110に局側装置(OLT)1200が配置され、加入者側にユーザ端末装置(ONU)1300が配置されている。ONU1300側には波長フィルタ1120が設けられ、中央局1110と波長フィルタ1120の間が1本の光ファイバ1130で接続されている。中央局1110からONU1300に向けて送られたWDM−CDM信号は、波長フィルタ1120で波長ごとに分岐され、それぞれ光カプラ1400に送られる。
光カプラ1400には、複数のONU1300が接続されている。この1つの光カプラ1400に接続されているONU群と、1つのOLT1200とで1つのグループが構成される。
この1つのグループ内の通信は、CDM技術を用いて、ONU1300からOLT1200に向かう上り通信、及びOLT1200からONU1300に向かう下り通信とで同一の波長を使用する。一方、各グループには、それぞれ異なる波長が割り当てられていて、波長フィルタ1120と、中央局1110内に設けられた局内フィルタ1122とで波長分離あるいは波長多重が行われる。
OLT1200はインタフェース1210を備えており、基幹ネットワークとの間でパケットの送受信、フレームの生成及びパケットの抽出などを行う。各エンコーダ1232−1〜32には、32種類の符号が割り当てられている。エンコーダ1232−1〜32は、下り方向のフレームを変換して符号拡散信号を生成する。符号拡散信号は、加算多重器1240で加算されることにより、符号分割多重(CDM)信号が生成される。このCDM信号は光モジュール1250でCDM光信号に変換されて、ONU1300に対して送信される。各OLT1200で生成されたCDM光信号は、局内フィルタ1122で波長多重されてWDM−CDM信号としてONU1300に向けて送られる。
WDM−CDM信号は波長フィルタ1120で波長分離されて、分離された各CDM光信号が光カプラ1400に送られる。CDM光信号は、光カプラ1400で32分岐された後、各ONU1300に送られる。
各ONU1300では、光モジュール1350によりCDM光信号がCDM電気信号に変換された後、CCDマッチドフィルタ1384及びコンパレータ1386を備えるデコーダ1382に送られる。
CCDマッチドフィルタ1384は、デコーダ1382に割り当てられた符号をCDM電気信号に対して畳み込み演算する。コンパレータ1386は、CCDマッチドフィルタ1384での畳み込み演算の結果から下り方向のフレームを再生する。その後、インタフェース1310を経てフレームから抽出されたパケットはユーザ端末に送られる。
一方、ユーザ端末からの信号は、ONU1300のインタフェース1310で受信され、エンコーダ1332で符号化された後、光モジュール1350で光信号に変換される。この光信号が、光カプラ1400で多重されCDM光信号となり、さらに波長フィルタ1120で波長多重されてWDM−CDM信号として、中央局1110に送られる。このWDM−CDM信号は、局内フィルタ1122でCDM光信号に波長分離された後、OLT1200に送られる。
OLT1200では、光モジュール1250でCDM光信号をCDM電気信号に変換し、この電気信号を分配器1270で分配して、各デコーダ1282−1〜32に送る。デコーダ1282−1〜32は、ONU1300が備えるデコーダ1382と同様にそれぞれCCDマッチドフィルタとコンパレータで構成され、電気信号から上りフレームを再生する。この上りパケットは、インタフェース1210を経て、基幹ネットワークへ送信される。
G.C.Gupta et al.,"Hybrid WDM−CDM−PON for Ultra Long Reach Access Network",European Conference on Optical Communication ECOC We3,pp.147,2006年9月
直交系符号セットを用いたCDM通信では、受信側で復号化するときに、他のチャネルからの成分(相互相関成分)は、理論的にはゼロになる。しかし、実際には、デバイスの不完全性などのために完全にゼロにならない。従って、復号化の対象とするチャネルからの光強度に対して、他のチャネルからの光強度が大きいと、この相互相関成分が大きなノイズとなり、自己相関成分の抽出ができなくなる場合がある。
また、光ファイバにおける減衰量は、0.5dB/km程度であるので、例えばONU−1とONU−2の光分波器までの距離が10km違うと、ONU−1からの光信号とONU−2からの光信号とは、光強度が5dB程度違ってしまう。受信側の受信可能範囲(ダイナミックレンジ又は受信レンジ)が5dB程度の場合、光分波器からの距離が10km以上離れると、ONUで受信する下り光信号、及びOLTで受信する上り光信号がダイナミックレンジから外れてしまい、正常に光信号を受信することができない。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究を行ったところ、各ONUに、上り光信号及び下り光信号に共通の可変光減衰器を設けて、上り光信号及び下り光信号に等しい減衰量の減衰を与え、さらに、この可変光減衰器での減衰量をOLTから制御することにより、各ONUから送信される上り光信号の、光分岐器で合波する際の光強度を一定にすると共に、ONUで受信する下り光信号、及びOLTで受信する上り光信号の光強度をダイナミックレンジ内に収めることができることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、各ONUから送信される上り光信号の、光強度を一定にすると共に、ONUで受信する下り光信号、及びOLTで受信する上り光信号の光強度をダイナミックレンジ内に収めることができる光通信ネットワークと、光信号の強度調整方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の第1の要旨によれば、1つの局側装置が、複数の加入者装置に接続されて構成され、局側装置と加入者装置との間で符号分割多重通信を行う光通信ネットワークが提供される。
加入者装置は、受信する下り光信号、及び、送信する上り光信号に対して減衰を与える可変光減衰器と、下り光信号から下り制御信号を抽出し、及び、上り制御信号から前記上り光信号を生成する送受信部と、加入者側制御部とを備えて構成される。
加入者側制御部は、下り光信号の受信の有無を判定する受信判定手段と、下り光信号の受信が可能な範囲内での最小値である、最小減衰量を取得する受信レベル調整手段と、受信レベル調整手段で取得された最小減衰量に、可変光減衰器の減衰量を変更する減衰量変更手段とを有する。
また、局側装置は、受信した上り光信号の受信強度を測定する光強度測定器と、加入者装置の情報を有する管理テーブルを読出し及び書換え自在に保存する記憶部と、上り光信号から上り制御信号を抽出し、及び、下り制御信号から下り光信号を生成する送受信部と、局側制御部とを備えて構成される。管理テーブルは、複数の加入者装置のそれぞれに対して、当該加入者装置からの上り光信号の受信済強度と、当該加入者装置における可変光減衰器の設定済減衰量の情報を有している。
局側制御部は、対象加入者装置設定手段と、上り制御情報抽出手段と、基準強度設定手段と、強度取得手段と、管理テーブル更新手段と、強度比較手段と、減衰量設定手段と、制御信号生成手段とを備えている。
対象加入者装置設定手段は、制御対象の対象加入者装置を定める。上り制御情報抽出手段は、上り制御信号に含まれている、対象加入者装置の現減衰量を抽出する。基準強度設定手段は、管理テーブルに含まれる受信済強度の一つを、各加入者装置からの上り光信号の基準強度として設定する。強度取得手段は、光強度測定器で測定された上り光信号の受信強度を取得する。管理テーブル更新手段は、管理テーブルの設定済減衰量、及び受信済強度の情報を更新する。強度比較手段は、基準強度と受信強度の大小を比較する。減衰量設定手段は、強度比較手段の比較の結果、受信強度が基準強度より大きい場合は、管理テーブルの設定済減衰量に対して減衰量を変化させたものを、それ以外の場合は、前記管理テーブルの設定済減衰量を、設定減衰量として設定する。下り制御信号生成手段は、対象加入者装置に対して、可変光減衰器の減衰量の、設定減衰量への変更を指示する下り制御信号を生成する。
また、この発明の光通信ネットワークの好適実施形態によれば、基準強度設定手段は、基準強度を、管理テーブルに含まれる受信済強度の中で最小の値に設定するのが良い。
また、この発明の光通信ネットワークの他の好適実施形態によれば、加入者側制御部は、下り制御情報抽出手段と、減衰量変更手段と、上り制御信号生成手段とを備えて構成される。
下り制御情報抽出手段は、下り制御信号に含まれている、送信可否、減衰量設定可否及び設定減衰量の情報を抽出する。減衰量変更手段は、減衰量設定可否の情報が、減衰量設定可を示しているとき、設定減衰量の大きさに、可変光減衰器の減衰量を変更する。上り制御信号生成手段は、可変光減衰器の現減衰量の情報を含む上り制御信号を生成する。
また、この発明の光通信ネットワークの他の好適実施形態によれば、局側制御部は、さらに、上り制御信号を受信したか否かの受信判定を行う受信判定手段を備えるのが良い。
このとき、下り制御信号生成手段は、各加入者装置に対して上り制御信号の送信を指示する下り制御信号を生成する。また、管理テーブルは、さらに各加入者装置からの受信の有無の情報を有していて、管理テーブル更新手段は、受信の有無の判定結果に応じて、管理テーブルに含まれる受信判定の結果の情報を更新する。
また、この発明の第2の要旨によれば、1つの局側装置が、複数の加入者装置に接続されて構成される、局側装置と加入者装置との間で符号分割多重通信を行う光通信ネットワークにおいて、加入者装置が受信する下り光信号、及び、加入者装置が送信する上り光信号の強度調整方法が提供される。この強度調整方法は、以下の過程を備えている。
先ず、加入者装置において、下り光信号の受信が可能な範囲内での、可変光減衰器の減衰量の最小値を、最小減衰量として取得する過程と、可変光減衰器の減衰量を、最小減衰量に変更する過程とを含む受信レベル調整過程が行われる。
次に、受信レベル調整過程の後に、局側装置において複数の加入者装置のそれぞれに対して、当該加入者装置からの上り光信号の受信パワー、当該加入者装置における可変光減衰器の設定済減衰量の情報、及び各加入者装置からの受信の有無の情報を有する管理テーブルを用いて実施される以下の過程を備えている
プレゼンス確認指示過程において、各加入者装置に対して上り光信号の送信を指示する。次に、受信判定過程において、上り光信号の受信の有無を判定する。次に、プレゼンス情報更新過程において、受信の有無の判定結果に応答して、管理テーブルに含まれる受信の有無の情報を更新する。次に、基準強度設定過程において、管理テーブルに含まれる受信済強度の一つを、基準強度として設定する。次に、複数の加入者装置のそれぞれに対して、順次に調整過程を行う。
調整過程は、更新テーブルから読み出した設定済減衰量を、設定減衰量として設定する減衰量設定過程と、加入者装置に対して、可変光減衰器の減衰量を設定減衰量に変更する指示を通知する下り制御信号を生成する下り制御信号生成過程と、上り光信号の受信強度を取得する強度取得過程と、基準強度と受信強度の大小を比較する強度比較過程とを備えている。比較の結果、受信強度が基準強度より大きい場合は、設定減衰量を増加させた後、下り制御信号生成過程、強度取得過程及び強度比較過程を行う。
上述した強度調整方法の実施にあたり、好ましくは、基準強度設定過程は、基準強度を、管理テーブルに含まれる受信済強度の中で最小の値に設定するのが良い。
この発明の光通信ネットワーク及び強度調整方法によれば、各加入者装置(ONU)に上り光信号及び下り光信号に共通の減衰量を設け、この減衰量を局側装置(OLT)から制御することにより、各ONUから送信される上り光信号の、光分岐器で合波する際の光強度を一定にできる。また、ONUで受信する下り光信号、及びOLTで受信する上り光信号の光強度をダイナミックレンジ内に収めることができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各図は、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(ネットワーク構成)
図1〜3を参照して、本発明の光通信ネットワークの構成について説明する。図1は、光通信ネットワークの構成例を示す概略図である。図2は、OLTの概略構成図である。図3は、ONUの概略構成図である。
この構成例の光通信ネットワーク100は、1個の局側装置(OLT:Optical Line Terminal)200と、複数の加入者装置(ONU:Optical Network Unit)300を備えて構成されている。ここでは、ONU300の個数をN個(Nは2以上の整数)として説明する。
OLT200は、光分岐器400で分岐された光ファイバ410を介して、第1〜NのONU300−1〜Nに接続されている。OLT200は、インターネットなどの基幹ネットワーク(図示を省略する。)に接続されている。OLT200は、局側制御部230、送受信部220、光強度測定部(光パワーモニタ)210及び記憶部290を備えて構成されている。
送受信部220は、送信部222、受信部224及び光モジュール226を備えている。送信部222は、例えば、エンコーダ及び加算多重器を備えて構成され、符号分割多重信号を生成する。エンコーダ及び加算多重器を備える送信部222の構成は、CDM技術を用いた通信システムで通常用いられるものと同様に構成すれば良い。
受信部224は、例えば、分配器及びデコーダを備えて構成され、符号分割多重信号からフレームを抽出する。デコーダは、例えば、図14を参照して説明したのと同様に、従来周知の構成電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)マッチドフィルタと、コンパレータを備えて構成すればよい。
光モジュール226は、電気−光(E/O)変換及び光−電気(O/E)変換を行う部分であって、従来周知の、例えばレーザダイオード(LD)と、フォトダイオード(PD)とを備えて構成される。この場合、LDがE/O変換を行い、PDがO/E変換を行う。
光パワーモニタ210は、受信する上り光信号の強度(パワー)を測定して、その結果を局側制御部230に送る機能を有していればよく、従来周知のものを用いることができる。
局側制御部は、機能手段として、送受信処理手段232、対象ONU設定手段234、上り制御情報抽出手段238、基準パワー設定手段242、パワー取得手段246、管理テーブル更新手段250、パワー比較手段254、減衰量設定手段258、下り制御信号生成手段262及び受信判定手段266を備えている。これら機能手段を備える局側制御部230は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)、あるいはMPU(Microprocessing Unit)など任意好適な構成にすることができる。局側制御部230をMPUで構成する場合は、MPUが備える中央処理装置(CPU)が、ROM等からプログラムを読み出して、当該プログラムを実行することにより、各機能手段を実現する。
なお、図2では、記憶部290を局側制御部230とは別に設けた例を示しているが、記憶部290は、局側制御部230の内部に設けても良い。なお、OLT200の局側制御部230が備える各機能手段については、後述する。
各ONU300−1〜Nは、パーソナルコンピュータなどの通信端末(図示を省略する。)に接続されている。各ONU300は、加入者側制御部330、送受信部320、及び可変光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)310を備えて構成されている。VOA310は、上り光信号と下り光信号とに共通の減衰量の減衰を与える。
送受信部320は、送信部322、受信部324及び光モジュール326を備えている。送信部322は、例えば、エンコーダを備えて構成され、符号拡散信号を生成する。エンコーダを備える送信部322の構成は、CDM技術を用いた通信システムで通常用いられるものと同様にすることができる。
受信部324は、例えば、デコーダを備えて構成され、符号分割多重信号からフレームを抽出する。デコーダは、例えば、図14を参照して説明したのと同様に、従来周知のCCDマッチドフィルタと、コンパレータを備えて構成すればよい。
光モジュール326は、E/O変換及びO/E変換を行う部分であって、従来周知の、例えばLDと、PDとを備えて構成される。
加入者側制御部330は、機能手段として、送受信処理手段332、下り制御情報抽出手段338、受信レベル調整手段342、減衰量変更手段358、上り制御信号生成手段362及び受信判定手段366を備えている。これら機能手段を備える加入者側制御部330は、例えばFPGAあるいはMPUなど任意好適な構成にすることができる。加入者側制御部330をMPUで構成する場合は、MPUが備えるCPUが、ROM等からプログラムを読み出して、当該プログラムを実行することにより、各機能手段を実現する。
なお、ONUの加入者側制御部が実現する各機能手段については、後述する。
OLT200と各ONU300−1〜Nとの間では、OLT200からONU300−1〜Nへ向かう下り方向の通信と、ONU300−1〜NからOLTへ向かう上り方向の通信とが行われる。その結果、基幹ネットワークと各通信端末との間で、パケットの送受信が行われる。
先ず、下り方向の通信の概略を説明する。
OLT200は、基幹ネットワークから、下りパケットを受信する。局側制御部230の送受信処理手段232は、下りパケットにヘッダを付与して、CDMに適した下りフレームに変換する。送信部222は、下りフレームに対してCDM技術を適用して、CDM信号を生成する。光モジュール226は、CDM信号に対してE/O変換を行って、下り光信号を生成する。この下り光信号は、光分岐器400で分岐された後、各ONU300−1〜Nに送られる。
各ONU300−1〜Nでは、VOA310が、受信した下り光信号を減衰させ、減衰した下り光信号が送受信部320に送られる。光モジュール326は、下り光信号に対して、O/E変換を行って、CDM電気信号を生成する。CDM電気信号は、受信部324で復号化されて、自分宛の下りフレームが抽出される。加入者側制御部330の送受信処理手段332は、下りフレームからヘッダを取り除いて下りパケットを抽出する。この下りパケットは、ONU300から通信端末に送られる。
次に、上り方向の通信の概略を説明する。
各ONU300−1〜Nは、それぞれ通信端末から上りパケットを受信する。加入者側制御部330の送受信処理手段332は、受信した上りパケットにヘッダを付与して上りフレームを生成する。上りフレームは、送信部322において符号拡散信号に変調された後、光モジュール326で上り光信号に変換される。
上り光信号は、VOA310で減衰された後、OLT200に送られる。各ONU300−1〜NからOLT200に送られる上り光信号は、光分岐器400で合波された後、OLT200に送られる。
OLT200では、光モジュール226が上り光信号をO/E変換して上り電気信号を生成する。上り電気信号は、受信部224において、復調されて上りフレームに変換される。局側制御部230の送受信処理手段232は、上りフレームからヘッダを除去するなどして上りパケットを抽出して、この上りパケットを基幹ネットワークに送信する。
なお、OLT200が備える光パワーモニタ210は、上り光信号の強度を測定し、その測定結果を局側制御部230に送る。
次に、強度設定方法、すなわち、VOA310における減衰量の設定方法について説明する。この減衰量の設定は、OLT200が備える記憶部290に保存されている管理テーブル295を参照して、OLT200からONU300に対して下り制御信号を送信し、ONU300では、受信した下り制御信号に応答して、VOA310の減衰量を変更し、その結果をOLT200に送信することで行われる。
そこで、先ず、管理テーブル、下り制御信号及び上り制御信号について説明する。
図4は管理テーブルの構成例を示す模式図である。管理テーブル295は、ONUごとに、プレゼンス、受信済パワー及び設定済減衰量の情報を備えている。
プレゼンス欄は、ONUからの、上り光信号の受信の有無を示す欄である。例えば、上り制御信号を受信している場合は、プレゼンス欄が「○」となり、受信していない場合は、プレゼンス欄が「×」となる。
受信済パワー欄は、上り光信号を受信している場合に、光パワーモニタ210で測定された、上り制御信号を含む上り光信号の受信パワーPi(iは1以上N以下の整数)を示す欄である。また、設定済減衰量欄は、各ONU300が備えるVOA310で、現在設定されている設定済減衰量Aiを示す欄である。
図5(A)は、下り制御信号の構成例を示す模式図である。図5(B)は、上り制御信号の構成例を示す模式図である。
下り制御信号は、固定パターン、送信可否、VOA設定可否及び設定減衰量の情報を含んでいる。下り制御信号は、強度調整が行われている期間中、繰り返し送信される。
固定パターンは、下り制御信号の先頭を検知するために用いられる。なお、この固定パターンは、ONUにおいて下り光信号の受信の有無を判定する際にも用いられる。固定パターンが定期的に受信できていれば、受信OKと判定され、固定パターンが定期的に受信できていなければ、受信NGと判定される。
送信可否は、ONU300からの上り光信号の出力を許可するか否かを示す。この送信設定が、「enable」であるときは、ONU300は信号出力が許可され、「disable」であるときは、ONU300は信号出力が禁止される。
VOA設定可否は、ONU300のVOA310の減衰量をONU300及びOLT200のどちらが決定するかを示す。また、設定減衰量は、VOA310において、設定される減衰量を指示している。
VOA設定可否が「ON」である場合は、ONU300は、設定減衰量に示される値にVOA310の減衰量を変更する。一方、VOA設定可否が「OFF」である場合は、ONU300は、設定減衰量に示される値を反映せずに、ONU300自身でVOA310の設定を行う。
一方、上り制御信号は、固定パターンと現減衰量の情報を含んでいる。上り制御信号は、上述した下り制御信号の送信許可が、「enable」を示しているときに送信される。
固定パターンは、上り制御信号の先頭を検知するために用いられる。また、この固定パターンは、OLT200において上り光信号の受信の有無を判定する際にも用いられる。OLT200において、固定パターンが定期的に受信できていれば、受信OKと判定され、固定パターンが定期的に受信できていなければ、受信NGと判定される。
現減衰量は、VOA310で現在設定されている減衰量を示している。
次に、各過程について説明する。なお、通常、この減衰量の設定は、各ONU300及びOLT200の電源が投入されたとき、あるいは光通信ネットワーク100の構成が変化したときに行えば良いが、毎日定時に行うなど、定期的に行っても良い。
図6は、減衰量設定の処理フローを示す図である。
減衰量の設定方法は、ONU受信レベル調整過程S(ステップ)1000、ONUプレゼンス確認過程S2000及びOLT受信レベル調整過程S3000を備えている。
各ONUの電源をONにすると、ONU受信レベル調整過程S1000が開始される。ここでは、各ONU300の電源がONにされた後に、OLT200の電源がONにされるとして説明するが、この電源をONにする順番はいずれを先にしても良い。各ONU300では、ONU300の電源がONになると、OLT200からの信号の受信を待機する。一方、OLT200では、OLT200の電源がONになると、ONU受信レベル調整用の下り制御信号を生成、及び各ONU300への送信を開始する。
この減衰量設定を行う際には、OLT200の下り制御信号生成手段262が、各ONUの制御を行うための下り制御信号を生成する。この下り制御信号は、OLT200の送受信部220で下り光信号に変換された後、各ONUに送られる。
各ONUの送受信部320は、受信した下り光信号から下り制御信号を抽出する。加入者側制御部330では、この下り制御信号に基づいた処理を行う。上り制御信号生成手段362は、ONUの状態を示す上り制御信号を生成する。この上り制御信号は、送受信部320で上り光信号に変換された後、OLT200に送られる。
OLT200の送受信部220は、受信した上り光信号から上り制御信号を抽出する。局側制御部230では、この上り制御信号に基づいた処理を行う。
図7を参照して、ONU受信レベル調整過程S1000について説明する。図7は、ONU受信レベル調整過程S1000の処理フローを示す図である。
ONU受信レベル調整過程S1000は、順に行われる、受信確認過程S1100と、レベル設定過程S1200とを備えている。
このONU受信レベル調整過程S1000では、OLT200の下り制御信号生成手段262は、ONU受信レベル調整用の下り制御信号を生成して、各ONU300に送る。この下り制御信号では、送信設定を「disable」、及び、VOA設定を「OFF」としている。このONU受信レベル調整用の下り制御信号は、ONU受信レベル調整過程が行われている間、繰り返し送信されている。各ONU300は、この下り制御信号の受信に応答して受信レベルの設定を行う。
受信確認過程S1100は、以下のS1110〜1140を備えている。
S1110において、受信レベル調整手段342は、減衰量を最大(MAX)に設定する。減衰量変更手段358は、この受信レベル調整手段342が設定した減衰量をVOA310に送る。VOA310は、受け取った減衰量の値に対応して減衰量を変更して、送受信する光信号に等しい減衰を与える。
なお、減衰量の最大値及び最小値は、VOA310の仕様に応じて定まるものであり、例えば、加入者側制御部330が備える記憶部(図示を省略する。)に読出し自在に書き込まれている。
受信レベル調整手段342は、この記憶部から最大減衰量を読み出して、減衰量を設定する。
次に、S1120において、受信判定手段366が、下り制御信号の受信の有無を判定する。この判定は、加入者側制御部330の受信判定手段366により、固定パターンを定期的に受信しているか否かで行われる。
下り制御信号を受信している場合(Yes)は、受信確認過程S1100を終了し、続いてレベル設定過程S1200を行う。一方、下り制御信号を受信していない場合(No)は、続いて、S1130を行う。
S1130において、受信レベル調整手段342は、減衰量が最小値(MIN)であるか否かを判定する。この判定では、受信レベル調整手段342が、記憶部から最小値を読み出して、設定した減衰量と比較する。
判定の結果、減衰量が最小である場合(Yes)は、再び、S1110を行う。一方、減衰量が最小で無い場合(No)は、S1140(減衰量DOWN)において減衰量を1段階だけ下げる。この減衰量を変化させる1段階の大きさは、VOA310の可変レンジ及びONUの受信レンジに応じて、任意好適に設定すれば良い。
例えば、VOA310の可変レンジが0〜30dBであるときは、最小減衰量は0dBであり、最大減衰量は30dBとなる。また、ONU300の受信レンジが5dBであるときは、1段階を1dBとすればよい。なお、この処理時間を短縮させるためには、1段階を大きくすれば良いし、逆に、精度を高めたい場合は、1段階を小さくすれば良い。
減衰量を1段階だけ小さくしたのち、再びS1120を行う。
この受信確認過程S1100は、下り制御信号が受信されるまで行われる。
下り制御信号の受信が確認された後、レベル設定過程S1200が行われる。レベル設定過程S1200は、以下のS1210〜1240を備えている。
先ず、受信レベル調整手段342は、減衰量が最小値(MIN)であるか否かを判定する。この判定は、S1130と同様に行われる。減衰量が最小減衰量の場合(Yes)は、レベル設定過程S1200を終了する。このとき、VOA310の減衰量は、最小減衰量に設定される。
一方、減衰量が最小減衰量で無い場合(No)は、S1220において、減衰量を1段階だけ下げる。S1220は、S1140と同様に行われる。
次に、S1230において、受信判定手段366が、下り制御信号の受信の有無を判定する。この判定は、S1120と同様に行われる。
下り制御信号を受信している場合(Yes)は、再びS1210を行う。一方、下り制御信号を受信していない場合(No)は、続いて、S1240を行う。
S1240では、減衰量を1段階だけ大きくする。この1段階の大きさは、S1140、S1220と同じ大きさに設定される。S1240を行った後、レベル設定過程S1200、すなわちONU受信レベル調整過程S1000を終了する。
図8及び図9は、ONU受信レベル調整過程を模式的に示す図である。図8は、1つのONUについて、ONU受信レベル調整過程が行われている間の、受信パワーの変化を示している。図8では、横軸に時間(t)をとって示し、縦軸に受信パワーを取って示している。図9は、ONU受信レベル調整過程前後の受信パワーを示している。図9(A)は、ONU受信レベル調整過程前の各ONUにおける受信パワーを示しており、また、図9(B)は、ONU受信レベル調整過程後の各ONUにおける受信パワーを示している。
先ず、時刻t0でONUの電源をONにする。このとき、S1110により、減衰量は最大、すなわち、受信パワーは最小となる。その後、S1120〜S1140により、減衰量を、最小になるまで1段階ずつ小さくしていく。減衰量が最小になるまでに下り制御信号が受信されない場合は、減衰量が最小になった時点(時刻t1)において、S1110が行われて、減衰量が最大になる。
時刻t2において、OLTの電源が投入されると、下り光信号が送られる。しかし、減衰量が大きい間は、受信レンジの範囲外となり、下り光信号の受信はできない。
時刻t3において、受信光信号のパワーが、レンジ内に含まれると、S1120の判定において、受信OKとなる。その後、レベル調整過程S1200が行われる。この過程では、下り制御信号の受信が可能な間は、減衰量を1段階ずつ下げていく。
減衰量を下げた結果、受信NGとなった場合(時刻t4)、すなわち、受信パワーが受信レンジよりも大きくなった場合は、減衰量を1段階上げて、処理を終了する。
一方、減衰量を1段階ずつ下げていった結果、受信OKのまま、減衰量が最小値になった場合は、その時点で処理を終了する。
このONU受信レベル設定過程により、図9(B)に示すように、ONUでの受信レベルは、受信レンジ内で設定可能な最大値になる。
ONU受信レベル調整過程S1000に続いて、ONUプレゼンス確認過程S2000が行われる。
図10及び図11を参照して、ONUプレゼンス確認過程について説明する。図10はONUプレゼンス確認の処理フローを示す図である。図11は、ONUプレゼンス確認過程におけるシーケンス図である。
ONUプレゼンス確認過程S2000では、OLTは、ONUプレゼンス確認用の下り制御信号を生成して、各ONUに送る。ここでは、各チャネルに対して、順に送信設定を「enable」とする。また減衰設定を「OFF」としている。
なお、ONUプレゼンス確認過程S2000は、ONU受信レベル調整過程S1000の開始から、予めOLTに設定されている一定時間を経過した後に開始される。この時間は、下り制御信号の繰返し周期、VOA310の可変ステップ数に応じて定められる。例えば、受信確認に必要な時間が500μsであり、VOA310の可変ステップが30ステップの場合、15ms(=500μs×30)よりも十分長い時間、待機する。
まず、S2100において、i=1とする。これは、対象ONU設定手段234が、複数のONU−i(iは1以上N以下の整数)の中で、ONU−1を対象加入者装置(対象ONU)として定めたことを意味する。
次に、S2200において、ONU300ごとに個別プレゼンス確認を行う。
下り制御信号生成手段262は、ONU−1に対して、プレゼンス確認用の下り制御信号を生成する。このとき、ONU−1については、送信可否を「enable」として、他のONUについては、送信可否を「diable」にする。
ONU300は、OLT200からプレゼンス確認用の下り制御信号を受信する。ONU300の下り制御情報抽出手段338は、下り制御信号から下り制御情報を抽出する。下り制御情報に含まれる送信可否の情報が「enable」となっているONU(ここでは、ONU−1)は、上り制御信号を生成して、OLT200に向けて送信する。このプレゼンス確認用の上り制御信号の現減衰量は、現在VOA310で設定している減衰量を示している。
OLT及びONUの光モジュールの構成を等しくしていれば、上り信号及び下り信号の減衰量は等しいので、OLTでも上り制御信号の受信ができる。
S2220において、受信判定手段266が上り制御信号の受信の有無を判定する。
上り制御信号が受信されたとき(Yesの場合)は、S2240において、管理テーブル295のプレゼンス欄を例えば「○」とする。さらに、S2250において、上り制御情報抽出手段238が、上り制御信号に含まれる現減衰量を取得する。また、S2260において、パワー取得手段246が、光パワーモニタ210で測定された受信信号の光強度を取得する。なお、S2240〜S2260については、この順になんら限定されない。
次に、S2270において、管理テーブル更新手段250が、管理テーブル295を更新する。図11では、更新前の管理テーブル295aと更新後の管理テーブル295bが示されている。
一方、S2220の判定の結果、上り制御信号が受信できていないときは、S2230において、管理テーブル295のプレゼンス欄を例えば「×」とする。その後、S2270において、管理テーブル295を更新する。
次に、S2280において、ONU−1に対する下り制御信号の送信許可を「disable」として、ONU−1に対する送信を止める。ここまでのステップにより、ONU−1のプレゼンスの確認がなされる。
次に、S2300において、対象ONU設定手段234が、i=Nであるか否かの判定を行う。この判定により、すべてのONUについて、プレゼンス確認がなされたか否かが確認できる。
S2300における判定の結果、iがNと等しくない場合(Noの場合)は、S2400において、iに1を加算して、再び個別プレゼンス確認S2200を行う。つまり、ONU−1におけるプレゼンス確認が終了したら、次に、ONU−2におけるプレゼンス確認を行い、以下、ONU−3、ONU−4、と順に確認を行う。最終的にONU−Nのプレゼンス確認が終了すると、すなわち、全てのONUに対して確認が終了すると、ONUプレゼンス確認過程S2000が終了する。
次に、ONUプレゼンス確認過程S2000に続いて、OLT受信レベル調整過程3000を行う。図12及び図13を参照して、OLT受信レベル調整過程について説明する。図12はOLT受信レベル調整の処理フローを示す図である。
OLT受信レベル調整過程S3000では、先ず、S3100において、基準パワー設定手段242が、基準パワーP0を設定する。
基準パワーP0は、管理テーブル295の各ONUからの受信パワーの中で最小の値に設定する。
次に、各ONUに対してレベル設定を行う。具体的には、先ず、S3200において、対象ONU設定手段234が、ONU−1を選択する。次に、S3300において、ONU−1に対するレベル設定を行う。次に、S3400において、全てのONUに対してレベル設定を行ったか否かを判定する。全てのONUに対してレベル設定を行った場合は、OLT受信レベル調整過程S3000を終了する。なお、S3200、S3400及びS3500については、S2100、2300及び2400と同様に行えば良いので、ここでは説明を省略する。
S3310において、OLT200の下り制御信号生成手段262は、OLT受信レベル設定用の下り制御信号を生成して、ONU−iに送る。先ず、送信可否を「enable」とし、VOA設定可否をONとし、管理テーブル295から設定済減衰量を読み出してきて、この設定済減衰量を設定減衰量として設定する。
この下り制御信号を受信したONU300は、VOA310の減衰量を変更したのち、上り制御信号を送信する。
S3320において、OLT200は上り制御信号の受信に応答して、受信パワーPiの測定を行う。
次に、S3330において、パワー比較手段254が、受信パワーPiと、基準パワーP0との比較を行う。受信パワーPiが基準パワーP0よりも大きい場合(Noの場合)は、S3340において、減衰量設定手段258が、減衰量を1段階増加させる。その後、S3310において、下り制御信号生成手段262が、下り制御信号を生成して、ONU300に送る。ONU300は、受信した下り制御信号に含まれる設定減衰量に、VOA310の減衰量を設定して、上り制御信号の送信を行う。
この過程を、受信パワーPiが基準パワーP0よりも大きい間、繰り返す。受信パワーPiが基準パワーP0と等しくなった時点で該当するONUでの調整が終了する。なお、受信パワーPiが基準パワーP0よりも小さくなった場合は、その時点で終了しても良いし、減衰量を1段階だけ減少させた後、終了しても良い。
図13は、OLT受信レベル調整過程前後の受信パワーを示している。図13(A)は、OLT受信レベル調整過程前のOLTにおける受信パワーを示している。また、図13(B)は、OLT受信レベル調整過程後のOLTにおける受信パワーを示している。このOLT受信レベル調整過程を各ONUに対して行うことで、OLTが受信する光信号のレベルが一定になる。
上述した光通信ネットワーク構成及び設定方法によれば、先ず、ONUが受信する下り光信号のパワーを、ONUの受信レンジ内に収めるとともに、OLTが受信する上り光信号のパワーを、OLTの受信レンジ内に収める。
PONシステムでは、光ファイバにおける損失は、0.5dB/km程度である。また、光ファイバ長は最大20kmと規定されているため、光分岐器から各ONUまでの距離が10km以上になる場合がある。この場合、光ファイバにおける損失量は5dB以上になるので、ONU及びOLTの受信レンジが5dBの場合には、符号誤り率が増大する恐れがある。この構成によれば、ONU側で、上り光信号と下り光信号とに共通の減衰を与えるので、ONU及びOLTについて、受信部及び送信部を同じ構成にすれば、ともに受信レンジ内に収めることができる。
CDM通信では、受信側で相関処理を施すと他チャネルからの信号成分(相互相関成分)は、理論的にはゼロに成る。しかし、実際には、デバイスの不完全性などの理由により完全にゼロにはならない。従って、他チャネルのパワーが自チャネルに比べて大きい場合、大きなノイズとなり、通信不能になる恐れがある。
この構成では、OLTが受信する各ONUからの光パワーが均一になるので、上述のノイズによる通信不能を防ぐことができる。
なお、ここでは、基準パワーを最小受信パワーに設定したが、この例に限定されない。例えば、OLTの受信レンジの最小値に設定しても良い。
ただし、受信レンジの最小値に設定すると、受信パワーが下がった場合に受信不可能に陥ってしまう。
これに対し、最小受信パワーに設定すれば、受信パワーが若干下がった場合であっても受信可能である。また、余分な減衰を行わないので、安定なデータ送受信が可能になる。
光通信ネットワークの概略図である。 局側装置(OLT)の概略図である。 加入者装置(ONU)の概略図である。 管理テーブルの構成例を示す模式図である。 下り制御信号及び上り制御信号の構成例を示す模式図である。 減衰量設定の処理フローを示す図である。 ONU受信レベル調整過程の処理フローを示す図である。 ONU受信レベル調整過程を模式的に示す図(1)である。 ONU受信レベル調整過程を模式的に示す図(2)である。 ONUプレゼンス確認の処理フローを示す図である。 ONUプレゼンス確認過程におけるシーケンス図である。 OLT受信レベル調整の処理フローを示す図である。 OLT受信レベル調整過程を模式的に示す図である。 従来の光通信ネットワークの概略図である。
符号の説明
100 光通信ネットワーク
200 局側装置(OLT)
210 光強度測定器(光パワーモニタ)
220、320 送受信部
222、322 送信部
224、324 受信部
226、326 光モジュール
230 局側制御部
232、332 送受信処理手段
234 対象ONU設定手段
238 上り制御情報抽出手段
242 基準パワー設定手段
246 パワー取得手段
250 管理テーブル更新手段
254 パワー比較手段
258 減衰量設定手段
262 下り制御信号生成手段
266、366 受信判定手段
290 記憶部
295 管理テーブル
300 加入者装置(ONU)
310 可変光減衰器(VOA)
330 加入者側制御部
338 下り制御情報抽出手段
342 受信レベル調整手段
358 減衰量変更手段
362 上り制御信号生成手段
400 光分岐器
410 光ファイバ

Claims (6)

  1. 1つの局側装置が、複数の加入者装置に接続されて構成され、前記局側装置と前記加入者装置との間で符号分割多重通信を行う光通信ネットワークであって、
    前記加入者装置は、
    受信する下り光信号、及び、送信する上り光信号に対して減衰を与える可変光減衰器と、
    前記下り光信号から下り制御信号を抽出し、及び、上り制御信号から前記上り光信号を生成する送受信部と、
    下り光信号の受信の有無を判定する受信判定手段と、下り光信号の受信が可能な範囲内での最小値である、最小減衰量を取得する受信レベル調整手段と、前記受信レベル調整手段で取得された最小減衰量に、前記可変光減衰器の減衰量を変更する減衰量変更手段とを有する加入者側制御部と
    を備え、
    前記局側装置は、
    受信した上り光信号の受信強度を測定する光強度測定器と、
    前記加入者装置の情報を有する管理テーブルを読出し及び書換え自在に保存する記憶部と、
    前記上り光信号から前記上り制御信号を抽出し、及び、前記下り制御信号から前記下り光信号を生成する送受信部と、
    局側制御部と、
    を備え、
    前記管理テーブルは、複数の前記加入者装置のそれぞれに対して、当該加入者装置から受信した上り光信号の受信済強度と、当該加入者装置における前記可変光減衰器の設定済減衰量の情報を有しており、
    前記局側制御部は、
    制御対象の対象加入者装置を定める対象加入者装置設定手段と、
    前記上り制御信号に含まれている、前記対象加入者装置の現減衰量の情報を抽出する上り制御情報抽出手段と、
    前記管理テーブルに含まれる前記受信済強度の一つを、前記各加入者装置から受信する上り光信号の基準強度として設定する基準強度設定手段と、
    前記光強度測定器で測定された上り光信号の受信強度を取得する強度取得手段と、
    前記管理テーブルの設定済減衰量、及び前記受信済強度の情報を更新する管理テーブル更新手段と、
    前記基準強度と前記受信強度の大小を比較する強度比較手段と、
    前記強度比較手段の比較の結果、前記受信強度が前記基準強度より大きい場合は、前記管理テーブルの設定済減衰量に対して減衰量を変化させたものを、それ以外の場合は、前記管理テーブルの設定済減衰量を、設定減衰量として設定する減衰量設定手段と、
    前記対象加入者装置に対して、前記可変光減衰器の減衰量の、設定減衰量への変更を指示する下り制御信号を生成する下り制御信号生成手段と
    を備えることを特徴とする光通信ネットワーク。
  2. 前記基準強度設定手段は、前記基準強度を、前記管理テーブルに含まれる受信済強度の中で最小の値に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光通信ネットワーク。
  3. 前記加入者側制御部は、さらに、下り制御情報抽出手段と上り制御信号生成手段と備え、
    前記下り制御情報抽出手段は、下り制御信号に含まれている、送信可否、減衰量設定可否及び設定減衰量の情報を抽出
    前記減衰量変更手段は、前記減衰量設定可否の情報が、減衰量設定可を示しているとき、前記設定減衰量の大きさに、前記可変光減衰器の減衰量を変更
    前記上り制御信号生成手段は、前記可変光減衰器の現減衰量の情報を含む上り制御信号を生成す
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の光通信ネットワーク。
  4. 前記管理テーブルは、さらに、各加入者装置からの受信の有無の情報を有しており、
    前記局側制御部は、さらに、上り光信号の受信の有無を判定する受信判定手段を備え、
    前記下り制御信号生成手段は、前記加入者装置に対して上り制御信号の送信を指示する下り制御信号を生成し、
    前記管理テーブル更新手段は、前記受信の有無の判定結果に応じて、前記管理テーブルに含まれる前記受信の有無の情報を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光通信ネットワーク。
  5. 1つの局側装置が、複数の加入者装置に接続されて構成される、前記局側装置と前記加入者装置との間で符号分割多重通信を行う光通信ネットワークにおいて、前記加入者装置が受信する下り光信号、及び、前記加入者装置が送信する上り光信号の強度調整方法であって、
    前記加入者装置において行われる
    下り光信号の受信が可能な範囲内での、可変光減衰器の減衰量の最小値を、最小減衰量として取得する過程と、
    前記可変光減衰器の減衰量を、前記最小減衰量に変更する過程と
    を含む受信レベル調整過程と
    前記受信レベル調整過程の後に、前記局側装置において、複数の前記加入者装置のそれぞれに対して、当該加入者装置からの上り光信号の受信済強度、当該加入者装置における可変光減衰器の設定済減衰量の情報、及び前記各加入者装置からの受信の有無の情報を有する管理テーブルを用いて実施される、
    前記各加入者装置に対して上り光信号の送信を指示するプレゼンス確認指示過程と、
    上り光信号の受信の有無を判定する受信判定過程と、
    前記受信の有無の判定結果に応答して、前記管理テーブルに含まれる前記受信の有無の情報を更新するプレゼンス情報更新過程と、
    前記管理テーブルに含まれる前記受信済強度の一つを、基準強度として設定する基準強度設定過程と、
    複数の前記加入者装置に対して、順次に行われる調整過程と
    を備え、
    前記調整過程は、
    前記更新テーブルから読み出した設定済減衰量を、設定減衰量として設定する減衰量設定過程と、
    前記加入者装置に対して、前記可変光減衰器の減衰量の、設定減衰量への変更を指示する下り制御信号を生成する下り制御信号生成過程と、
    上り光信号の受信強度を取得する強度取得過程と、
    前記基準強度と前記受信強度の大小を比較する強度比較過程と
    を備え、
    比較の結果、前記受信強度が前記基準強度より大きい場合は、設定減衰量を増加させた後、前記下り制御信号生成過程、前記強度取得過程及び前記強度比較過程を行う
    ことを特徴とする強度調整方法。
  6. 前記基準強度設定過程は、前記基準強度を、前記管理テーブルに含まれる受信済強度の中で最小の値に設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の強度調整方法。
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