JP2008079210A - 光中継装置及び光伝送システム - Google Patents

光中継装置及び光伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008079210A
JP2008079210A JP2006258772A JP2006258772A JP2008079210A JP 2008079210 A JP2008079210 A JP 2008079210A JP 2006258772 A JP2006258772 A JP 2006258772A JP 2006258772 A JP2006258772 A JP 2006258772A JP 2008079210 A JP2008079210 A JP 2008079210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
circuit
pattern detection
normal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006258772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4845027B2 (ja
Inventor
Kunio Otaka
邦雄 尾高
Tomiyuki Takeuchi
富幸 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2006258772A priority Critical patent/JP4845027B2/ja
Publication of JP2008079210A publication Critical patent/JP2008079210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4845027B2 publication Critical patent/JP4845027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】加入者宅側からセンタ局側に伝送される光信号を高精度に再生中継できる光中継装置及び光伝送システムを提供する。
【解決手段】上り伝送処理回路170では、受信回路172と駆動回路173との間に信号パターン検出回路175が設けられており、これを用いて受信回路172で再生処理された信号がONU140から伝送された正常な信号か否かを判定させるようにしている。信号パターン検出回路175で正常以外の信号が検出されると、リセット回路176を起動させてAGC回路177をリセットさせるようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光中継装置及び光伝送システムに関し、より詳しくはPON型の光中継装置及び光伝送システムに関する。
FTTH、CATV等の光ネットワークでは、センタ局から加入者宅に至る光伝送路をスプリッタ等の受動素子により複数に分岐して構成されたPON(Passive Optical Network)型の光伝送システムが使用されている。
センタ局に設置された光回線終端装置(OLT:Optical Line Termination)は、加入者宅側に引き出された光ファイバで受動素子であるスプリッタに接続され、ここで複数の加入者宅の光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)にそれぞれ接続された複数本の光ファイバに分岐される。スプリッタは受動的な素子であり、単に光を物理的にパワー分岐するだけである。PON型の光伝送システムでは、OLTからスプリッタまでは複数の加入者で共有されることになることから、センタ局内の設備と光ファイバケーブルを複数の加入者で共用される経済性に優れたシステムである。
センタ局には、上記のような構成のOLTが複数設けられており。それぞれが異なる地域の加入者宅のONUと接続されている。すなわち、距離的に近い複数の加入者宅の集団を1つの地域とし、各加入者宅のONUを1つのスプリッタに接続して当該地域向けのOLTと接続している。なお、1つのスプリッタで分岐可能な光ファイバ数が限られているため、この数を超える加入者宅と接続させる場合には、複数のスプリッタを用いて階層的に分岐させることができる。
センタ局と加入者宅がある地域との距離が長くなると、その間を接続する光ファイバを伝搬中に光信号の波形劣化が発生してしまう。そこで、このような場合には伝送路の途中に光中継装置を設け、これによって光信号の再生中継を行わせるようにしている。光中継装置は、例えばOLTとスプリッタとの間に接続することができる。PON型光伝送システムにおいて光中継装置を使用することは、例えば特許文献1に記載されている。
光中継装置の従来の構成例を図7に示す。光中継装置900は、センタ局側の光ファイバ901に接続される第1のWDMカプラ903と、加入者宅側の光ファイバ902に接続される第2のWDMカプラ904と、第1,第2のWDMカプラ903、904の間でセンタ局側から加入者宅側への下り光伝送路に設けられた下り光伝送処理回路910と、第1,第2のWDMカプラの間で加入者宅側からセンタ局側への上り光伝送路に設けられた上り光伝送処理回路920とを有している。
WDMカプラ903又は904を介して入射された光信号は、受光素子911又は921で電気信号に変換され、受信回路912又は922で信号パターンの再生処理が行われる。そして、再生された信号パターンで駆動回路913又は923を駆動させて発光素子914又は924から光信号を出射させている。
光中継装置900に入射される光信号のうち、センタ局側から入射され下り光伝送処理回路910で処理される光信号はその強度がほぼ揃っているのに対し、上り光伝送処理回路920で処理される光信号は、異なるONUから出射されスプリッタで合波されたものであることから、強度の異なる光信号が合波されている。上り光伝送処理回路920に入射される光信号の一例を図8に示す。
図8に示す光信号930は、異なるONUから出射された光信号931、932、933等を合波したものであり、それぞれの強度が異なっている。受信回路922では、入力した信号を所定の閾値と比較することでパルスの有無を識別しているが、入力する信号の強度が異なっていることから、上記の閾値の大きさを入力信号の信号レベルに応じて適切に調整するようにしている。
上記の閾値の調整手段として、自動ゲイン制御回路(AGC(Auto Gain Control)回路)が従来から用いられており、これは入力信号を移動平均する等の方法で上記の閾値を自動的に調整するようにしたものである。AGC回路を用いて調整された閾値の一例を、図8の破線940で示す。
特開2002−261697号公報
しかしながら、従来のAGC回路を用いた方法では、閾値940が適切な値に調整されるまで時間がかかってしまうといった問題があった。例えば図8において、光信号931の後に強度の低い光信号932が入射されると、閾値940が十分に低下するまでに時間がかかるため、光信号932の先頭の一部のパルスの判定が適切に行えなくなるといった問題があった。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、加入者宅側からセンタ局側に伝送される光信号を高精度に再生中継できる光中継装置及び光伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の光中継装置の第1の態様は、センタ局に設けられたセンタ側光回線終端装置と加入者宅に設けられた加入者宅側光回線終端装置との間で光ファイバを介して伝送される光信号を中継する光中継装置であって、前記センタ側光回線終端装置から送信された光信号を受信して電気信号に変換し、少なくとも識別再生とリタイミングの各処理を行った後再び光信号に変換して前記加入者宅側光回線終端装置に送信する下り光伝送処理回路と、前記加入者宅側光回線終端装置から送信された光信号を受信して電気信号に変換し、等価増幅、識別再生及びリタイミングの各処理を行った後再び光信号に変換して前記センタ側光回線終端装置に送信する上り光伝送処理回路とを備え、前記上り光伝送処理回路は、前記加入者宅側光回線終端装置から出射された光信号でない正常以外の信号を検出する信号パターン検出回路と、前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると前記識別再生の処理に用いられる閾値をリセットするリセット回路とをさらに備えることを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記加入者宅側光回線終端装置から送信される光信号はバースト信号であることを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記上り光伝送処理回路が、受信した前記光信号をもとに前記閾値を自動調整する自動ゲイン制御回路を有し、前記リセット回路は、前記自動ゲイン制御回路をリセットすることで前記閾値をリセットすることを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記信号パターン検出回路が、受信した前記光信号に対し符号化則エラーの判定を行うことで前記正常以外の信号を検出することを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記リセット回路が、前記信号パターン検出回路において前記正常以外の信号が検出されてから次に正常信号が検出されるまでの期間に、前記閾値を1回だけリセットすることを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記リセット回路が、前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると、前記加入者宅側光回線終端装置から出射される光信号の最短信号長の間に前記閾値を1回だけリセットすることを特徴とする。
本発明の光中継装置の他の態様は、前記上り光伝送処理回路が、前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると、前記リセット回路を所定時間だけ遅延させて作動させるための遅延回路を備えることを特徴とする。
本発明の光伝送システムの第1の態様は、第1から第7の態様のいずれかの光中継装置を、前記センタ側光回線終端装置と前記加入者宅側光回線終端装置との間に少なくとも1つ備えることを特徴とする。
本発明によれば、加入者宅側からセンタ局側に伝送される上り側の光信号に対し、正常以外の信号を受信したタイミングでパルスの有無を識別するための閾値をリセットするようにしたことにより、高精度に再生中継できる光中継装置及び光伝送システムを提供することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態における光中継装置及び光伝送システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
図2は、本発明の一実施形態であるPON型の光伝送システムを示す構成図である。光伝送システム100は、センタ局110に複数のセンタ側光回線終端装置(OLT)111―i(i=1〜n、i、n:自然数)を備える一方、各加入者宅には加入者宅側光回線終端装置(ONU)140を備えている。OLT111―iとONU140とは、光信号伝送路としての光ファイバ150で接続されているが、その途中に光中継装置120―iとスプリッタ(光合分波器)130―iが設けられている。
OLT111―iは、それぞれ異なる地域に対応して設けられており、それぞれが光ファイバ150で光中継装置120―iの一端と接続されている。また、光中継装置120―iの他端は、地域ごとに設けられたスプリッタ130―iに接続され、さらにスプリッタ130―iには、各地域の加入者宅に備えられたONU140が接続されている。各ONUから出射される光信号は、プリアンブル信号とデータ信号とからなるバースト信号とすることができる。
なお図2では、すべてのOLT111―iとスプリッタ130―iとの間に光中継装置120―iを設置するようにしているが、センタ局110に近い地域に設置されたスプリッタ130―iとの間には、光中継装置120―iを設ける必要はない。また、スプリッタ130―iに接続可能なONU140の数には例えば32個以下といった制限があるため、スプリッタ130―iを階層的に設けることで、1つのOLT−iに接続されるONU140の数を増やすことも可能である。
光中継装置120―iは、OLT111―iとONU140との間で伝送される光信号を、光伝送路の途中で再生して中継する装置であり、特にOLT111―iとONU140との間の距離が長い場合に、その間で劣化した光信号を再生して中継するために設けられる。光中継装置120―iの詳細な構成を、図1に示すブロック図を用いて説明する。
図1に示す光中継装置120―iは、センタ局110側の光ファイバ150−aに接続される第1のWDMカプラ121と、加入者宅側の光ファイバ150−bに接続される第2のWDMカプラ122と、第1,第2のWDMカプラ121、122の間でセンタ局110側から加入者宅側への下り光伝送路に設けられた下り光伝送処理回路160と、第1,第2のWDMカプラの間で加入者宅側からセンタ局110側への上り光伝送路に設けられた上り光伝送処理回路170とを有している。
第1,第2のWDMカプラ121、122は、上り方向の光信号と下り方向の光信号とを分波する構造を有しており、WDMカプラに代えてサーキュレータを用いることも可能であり、あるいは3dBカプラにアイソレータを組み合わせた構造としてもよい。
下り伝送処理回路160は、受光素子161、受信回路162、駆動回路163、及び発光素子164から構成されている。第1のWDMカプラ121から入力された光信号は、受光素子161で電気信号に変換されて受信回路162に出力され、受信回路162において、2R又は3Rの機能により信号の再生処理が行われる。ここで、3R機能とは等価増幅(reshaping)、識別再生(regeneration)及びリタイミング(retiming)を行う機能であり、2Rとは識別再生とリタイミングを行う機能である。
駆動回路163は、受信回路162で再生処理された電気信号に基づいて発光素子164を駆動し、これにより発光素子164から所定波長の光信号を出射させて第2のWDMカプラ122に入射する。第2のWDMカプラ122に入射された光信号は、光ファイバ150―bに出射され、さらにスプリッタ130―iを介して各ONU140に伝送される。なお、下り伝送処理回路160に設けられる発光素子164として、例えば1.48〜1.5μmの光を出射する半導体レーザを用いることができる。
これに対し上り伝送処理回路170は、受光素子171、受信回路172、駆動回路173、発光素子174に加えて、さらに信号パターン検出回路175とリセット回路176とを備えている。上り伝送処理回路170では、第2のWDMカプラ122から入射された光信号が、受光素子171で電気信号に変換されて受信回路172に出力され、受信回路172で3Rの機能により信号パターンの再生処理が行われる。
受信回路172で再生処理された電気信号は、信号パターン検出回路175を介して駆動回路173に出力され、駆動回路173が入力した電気信号に基づいて発光素子174を駆動させる。これにより、発光素子174から所定波長の光信号が出射して第1のWDMカプラ121に入射され、さらに光ファイバ150−aに出射されてOLT111−iに伝送される。上り伝送処理回路170に設けられる発光素子174として、例えば1.26〜1.36μmの光を出射する半導体レーザを用いることができる。
上り伝送処理回路170では、受信回路172と駆動回路173との間に信号パターン検出回路175が設けられており、これを用いて受信回路172で再生処理された信号がONU140から伝送された正常な信号か否かを判定させるようにしている。各ONU140からバースト信号が出射され、これがスプリッタ130−iで合波されて光中継装置120―iに入力されるときの信号パターンの一実施例を図3に示す。
図3は、ONU140−aから送信される光信号1aとONU140−bから送信される光信号1bのそれぞれの信号レベルが、スプリッタ130−iで合波される時点で異なっている例を示してしる。この場合、信号レベルの異なる光信号1aと1bとが合波されて光信号1が形成され、これが光中継装置120―iに入力される。このように、各ONU140から出射される光信号は、スプリッタ130−iで合波される時点ではそれぞれの信号レベルが異なっている。
図3に示すように、各ONU140から送信されるバースト信号の信号レベルがそれぞれで異なるため、第2のWDMカプラ122及び受光素子171を介して受信回路172に入力される電気信号の信号レベルも一定とはならない。そのため、受信回路172においてパルスの有無を識別するのに用いられる閾値の大きさを、入力信号の信号レベルに応じて適切に調整する必要がある。
上記の閾値の大きさを調整する手段として、受信回路172にAGC(Auto Gain Control)回路177を設け、このAGC回路177において入力信号を移動平均する等の方法で閾値を自動的に調整させるようにすることができる。しかしながら、AGC回路177を用いて閾値を調整するようにした場合には、図8を用いて説明したように、閾値940が適切な値に調整されるまでに時間がかかってしまうといった問題があった。
そこで、本実施形態の光中継装置120―iでは信号パターン検出回路175を設け、受信回路172で再生された電気信号から正常以外の信号を信号パターン検出回路175で検出させるようにしている。ここで正常以外の信号とは、各ONU140から送信された信号を正常信号とし、それ以外の信号を意味している。すなわち、各ONU140から送信される信号と信号との間の送信信号がない期間の信号、あるいはノイズに相当する信号等を正常以外の信号としている。
信号パターン検出回路175で正常以外の信号が検出されると、リセット回路176を起動させてAGC回路177をリセットさせるようにしている。AGC回路177がリセットされると、AGC回路177で自動調整されていた閾値が所定の初期値にリセットされるようにしている。本実施形態の光中継装置120―iにおいて、上記のように調整される閾値の一実施例を図4に示す。
図4は、各ONUから送信された光信号1a、1b、1c等がスプリッタ130−iで合波されて形成された光信号1をもとに、AGC回路177で自動調整して得られる閾値の例を示している。ここで、図4(a)は図8に示した従来の光中継装置900による閾値940を比較のために示したものである。また、図4(b)は、本実施形態の光中継装置120―iで得られる閾値180を示している。
本実施形態の光中継装置120―iでは、信号パターン検出回路175において光信号1から光電変換した電気信号が正常信号か正常以外の信号かを判定し、図4(c)に示すような判定結果を得る。そして、正常信号から正常以外の信号に切り替わった時点で、図4(d)に示すようなリセット信号181を信号パターン検出回路175からリセット回路176に出力させるようにする。リセット回路176は、信号パターン検出回路175からリセット信号181を受信すると、AGC回路177をリセットすることで閾値180を所定の初期値に戻す。図4に示す実施例では、所定の初期値を0としている。
このように、信号パターン検出回路175の判定が正常信号から正常以外の信号に切り替わった時点でAGC回路177をリセットさせることにより、図4(b)に示すような閾値180が得られる。図4(a)に示した従来の光中継装置900による閾値940では、好ましい値に調整されるまでに時間がかかったため、光信号1bの先頭にある1又は複数のパルスを検出できなくなる恐れがあった。
これに対し本実施形態の光中継装置120―iでは、光信号1bを入力する前に閾値180が初期値にリセットされていることから、光信号1aの影響を受けることなく閾値180が短時間で好ましい値に調整されている。その結果、受信回路172において光信号1bの先頭にあるパルスも誤りなく検出することが可能となる。
信号パターン検出回路175は、正常信号から正常以外の信号に切り替わった時点で1回だけリセット信号181をリセット回路176に出力するようにするのがよい。信号パターン検出回路175で正常以外の信号と判定された期間、リセット信号181を出力し続けると、その度にAGC回路177がリセットされるといった不必要な処理を継続することになる。
リセット信号181を上記のように1回だけ出力させるために、信号パターン検出回路175において、図5に示すような処理を行わせるようにするのがよい。図5は、信号パターン検出回路175において正常以外の信号を検出したとき、リセット信号181を1回だけ出力させるための処理方法を示す流れ図である。
まずステップS1では、信号パターン検出回路175に入力された信号が正常信号か正常以外の信号かを判定する。ステップS1で正常以外の信号と判定されると、ステップS2でリセットフラッグが0か1かを判定する。リセットフラッグは、ステップS1で正常信号と判定されている間は0に設定されており、ステップS2でリセットフラッグが0と判定されると、ステップS3でリセット信号181を出力するとともに、リセットフラッグを1に設定する。リセットフラッグが1に設定されると、以降のステップS1で正常以外の信号と判定される間は、ステップS2でステップS3の処理をバイパスするようになり、ステップS3の処理が1回だけ行われるようになる。
一方、ステップS1で正常信号と判定されると、次にステップS4に進み、ステップS4でリセットフラッグが0に設定される。直前までステップS1で正常以外の信号と判定されていた場合にはリセットフラッグが1に設定されており、ステップS1の判定が正常以外の信号から正常信号に切り替わった時点でリセットフラッグが0に設定される。これにより、ステップS1で再び正常信号から正常以外の信号に切り替わった時点で、ステップS3の処理が1回だけ行われることになる。
信号パターン検出回路175において上記のような処理を行わせることにより、正常信号から正常以外の信号に切り替わった時点で1回だけリセット信号181をリセット回路176に出力させるようにすることができる。その結果、AGC回路177を不必要にリセットするのを防止することが可能となる。
本発明の光中継装置の別の実施形態として、信号パターン検出回路175における正常以外の信号の判定を、符号化則エラーの判定方法を用いて行わせるようにすることができる。この場合、少なくともONU140から出射される光信号に対し8B/10Bの符号化処理を行わせるようにする。これにより、例えば”0”が所定回数以上連続する信号を正常以外の信号と判定させることが可能となる。このように、符号化則エラーの判定方法を用いることで、信号パターン検出回路175において正常以外の信号をより確実に検出できるようにすることが可能となる。
上記の各実施形態では、信号パターン検出回路175で正常以外の信号と判定されている間に1回だけリセット信号181を出力させるようにしたが、リセット信号181の出力を例えばONU140から出射される光信号の最短信号長の間に1回だけ行わせるようにしてもよい。ONU140から出射される光信号の最短信号長は、例えば512ビットに設定されており、512ビットの信号を入力する間に1回だけリセット信号181を出力させるようにすることが可能である。
また、ONU140から出射される光信号に対し8B/10Bの符号化処理が行われている場合には、512÷0.8=640ビットの間に1回だけリセット信号181を出力させるようにするのがよい。このように、光信号の最短信号長の間に1回だけリセット信号181を出力させるようにすることにより、AGC回路177の不必要なリセット処理の回数を大幅に低減できるとともに、リセット処理をより確実に行わせるようにすることが可能となる。
本発明の光中継装置のさらに別の実施形態を、図6を用いて以下に説明する。本実施形態の光中継装置200−iは、信号パターン検出回路175において入力信号が正常信号から正常以外の信号に切り替わったことを判定しても、リセット回路を直ちに作動させずに所定の時間遅れを与えた後に作動させるようにしている。これを実現するために、図6に示す実施形態では遅延回路201を備えるようにしており、信号パターン検出回路175からリセット信号181が出力されると、これを遅延回路201に入力させるようにしている。
遅延回路201は、信号パターン検出回路175からリセット信号181を入力した時点から経過時間を計測し、これが所定の遅延時間に達した時点でリセット回路176を作動させるようにしている。このように、信号パターン検出回路175から出力されるリセット信号181を、遅延回路201を介してリセット回路176に送信するようにすることにより、AGC回路177をリセットするタイミングを所定時間だけ遅らせるようにすることが可能となる。
遅延回路201により遅延させる時間長さは、事前に決定して遅延回路201に記憶させておくことができる。遅延時間の長さは、上り伝送処理回路170に設けられた各処理回路の処理時間等から任意に決定することができる。遅延回路201を設けてAGC回路177のリセットを所定時間だけ遅延させることにより、上り伝送処理回路170での各処理の終了を待つことで整合性を確保することが可能となる。
なお、遅延回路201による遅延時間は、前述の各ONU140から出射される光信号の最短信号長よりは短くなるように設定するのが好ましい。これにより、遅くともONU140から出射される光信号の最短信号長よりも早くリセット信号181を出力させるようにすることができる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る光中継装置及び光伝送システムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における光中継装置及び光伝送システムの細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係る光中継装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る光伝送システムを示すブロック図である。 スプリッタで合波されて本実施形態の光中継装置に入射するときの信号パターンを示す図である。 AGC回路で自動調整して得られた閾値と、信号パターン検出回路175による判定結果、及びリセット信号181とを対比して示す図である。 信号パターン検出回路においてリセット信号を1回だけ出力するようにするための処理方法を示す流れ図である。 本発明の別の実施形態に係る光中継装置を示すブロック図である。 従来の光中継装置を示すブロック図である。 従来のAGC回路で自動調整して得られる閾値を示す図である。
符号の説明
1、930、931、932、933 光信号
100 光伝送システム
110 センタ局
111―i センタ側光回線終端装置
120―i、200―i、900 光中継装置
121、122 WDMカプラ
130―i スプリッタ
140 加入者宅側光回線終端装置
150、901、902 光ファイバ
160 下り伝送処理回路
161、171 受光素子
162、172 受信回路
163、173 駆動回路
164、174 発光素子
170 上り伝送処理回路
175 信号パターン検出回路
176 リセット回路
177 AGC回路
180 閾値
181 リセット信号
201 遅延回路
903 第1のWDMカプラ
904 第2のWDMカプラ
910 下り光伝送処理回路
920 上り光伝送処理回路
911、921 受光素子
912、922 受信回路
913、923 駆動回路
914、924 発光素子
940 閾値

Claims (8)

  1. センタ局に設けられたセンタ側光回線終端装置と加入者宅に設けられた加入者宅側光回線終端装置との間で光ファイバを介して伝送される光信号を中継する光中継装置であって、
    前記センタ側光回線終端装置から送信された光信号を受信して電気信号に変換し、少なくとも識別再生とリタイミングの各処理を行った後再び光信号に変換して前記加入者宅側光回線終端装置に送信する下り光伝送処理回路と、
    前記加入者宅側光回線終端装置から送信された光信号を受信して電気信号に変換し、等価増幅、識別再生及びリタイミングの各処理を行った後再び光信号に変換して前記センタ側光回線終端装置に送信する上り光伝送処理回路とを備え、
    前記上り光伝送処理回路は、前記加入者宅側光回線終端装置から出射された光信号でない正常以外の信号を検出する信号パターン検出回路と、
    前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると前記識別再生の処理に用いられる閾値をリセットするリセット回路とをさらに備える
    ことを特徴とする光中継装置。
  2. 前記加入者宅側光回線終端装置から送信される光信号はバースト信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載の光中継装置。
  3. 前記上り光伝送処理回路は、受信した前記光信号をもとに前記閾値を自動調整する自動ゲイン制御回路を有し、
    前記リセット回路は、前記自動ゲイン制御回路をリセットすることで前記閾値をリセットする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光中継装置。
  4. 前記信号パターン検出回路は、受信した前記光信号に対し符号化則エラーの判定を行うことで前記正常以外の信号を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光中継装置。
  5. 前記リセット回路は、前記信号パターン検出回路において前記正常以外の信号が検出されてから次に正常信号が検出されるまでの期間に、前記閾値を1回だけリセットする
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光中継装置。
  6. 前記リセット回路は、前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると、前記加入者宅側光回線終端装置から出射される光信号の最短信号長の間に前記閾値を1回だけリセットする
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光中継装置。
  7. 前記上り光伝送処理回路は、前記信号パターン検出回路により前記正常以外の信号が検出されると、前記リセット回路を所定時間だけ遅延させて作動させるための遅延回路を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光中継装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光中継装置を、前記センタ側光回線終端装置と前記加入者宅側光回線終端装置との間に少なくとも1つ備える
    ことを特徴とする光伝送システム。

JP2006258772A 2006-09-25 2006-09-25 光中継装置及び光伝送システム Active JP4845027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258772A JP4845027B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 光中継装置及び光伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006258772A JP4845027B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 光中継装置及び光伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008079210A true JP2008079210A (ja) 2008-04-03
JP4845027B2 JP4845027B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39350751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006258772A Active JP4845027B2 (ja) 2006-09-25 2006-09-25 光中継装置及び光伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4845027B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102868444A (zh) * 2012-10-10 2013-01-09 刘俊 无源光网络的通信数据提取装置和提取方法
JP2015065562A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 日本電信電話株式会社 光中継装置、通信システムおよび光中継方法
JP2015065613A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本電信電話株式会社 通信システム、中継装置、通信方法及び中継方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002271271A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Hitachi Ltd 再生中継方法及び再生中継装置
JP2005203868A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Mitsubishi Electric Corp Pon中継装置及びponシステム
JP2005236414A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 受光装置および局側装置
JP2008017323A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光信号中継装置及び光通信システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002271271A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Hitachi Ltd 再生中継方法及び再生中継装置
JP2005203868A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Mitsubishi Electric Corp Pon中継装置及びponシステム
JP2005236414A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 受光装置および局側装置
JP2008017323A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光信号中継装置及び光通信システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
古川哲治 他: "「ATM-PONの伝送距離を拡大するリピータの構成法」", 電子情報通信学会技術研究報告 [通信方式], vol. 101, no. 53, JPN6011020475, 10 May 2001 (2001-05-10), JP, pages 37 - 42, ISSN: 0001902280 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102868444A (zh) * 2012-10-10 2013-01-09 刘俊 无源光网络的通信数据提取装置和提取方法
CN102868444B (zh) * 2012-10-10 2015-06-17 刘俊 无源光网络的通信数据提取装置和提取方法
JP2015065562A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 日本電信電話株式会社 光中継装置、通信システムおよび光中継方法
JP2015065613A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本電信電話株式会社 通信システム、中継装置、通信方法及び中継方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4845027B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8340521B2 (en) Optical transmission system
JP4840027B2 (ja) 局側光網終端装置および光通信システム
US8150262B2 (en) Optical communications network and intensity adjustment method for optical communications network
JP5863172B2 (ja) 光受信装置
US8374503B2 (en) Passive optical network system and optical line terminal
JP4072184B2 (ja) 光伝送システム
JP2013502785A (ja) 改良された光ネットワーク
JPH09191294A (ja) 中央送受信装置を備えた光tdma環状ネットワーク
JP5471099B2 (ja) 加入者端末、光通信ネットワーク及び光通信ネットワークにおける光信号の強度調整方法
CN106134107A (zh) 在光接入网中接收波分复用光上行信号的方法
US7430373B2 (en) Optical node processor, optical network system and its control method
JP4845027B2 (ja) 光中継装置及び光伝送システム
JP4794422B2 (ja) 光増幅器における利得制御方法および光増幅器
JP5899866B2 (ja) 光中継増幅装置及び方法
JP2001223647A (ja) 光増幅器送信機能のシステム・ベース制御
US10615867B1 (en) Optical amplifier signaling systems and methods for shutoff coordination and topology discovery
JP5105138B2 (ja) 光信号中継装置及び光通信システム
JP4911358B2 (ja) 光バースト信号中継装置及び光通信システム
WO2009107702A1 (ja) 光伝送システム、光中継装置、光中継器の制御方法およびプログラム
JP4948487B2 (ja) 光中継装置及び光伝送システム
JP5084629B2 (ja) 加入者終端装置および電源制御方法
CN110324105B (zh) 量子密钥分发系统与pon设备共纤传输方法及系统
JP2012015866A (ja) 双方向光増幅器並びにこれを用いたponシステム及び通信方法
JP5588814B2 (ja) バースト受信機,バースト受信制御方法、およびシステム
JP4676417B2 (ja) 光中継装置及び光伝送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110926

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4845027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350