JP4911358B2 - 光バースト信号中継装置及び光通信システム - Google Patents

光バースト信号中継装置及び光通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4911358B2
JP4911358B2 JP2007183577A JP2007183577A JP4911358B2 JP 4911358 B2 JP4911358 B2 JP 4911358B2 JP 2007183577 A JP2007183577 A JP 2007183577A JP 2007183577 A JP2007183577 A JP 2007183577A JP 4911358 B2 JP4911358 B2 JP 4911358B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
monitoring information
optical burst
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007183577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009021874A (ja
Inventor
大助 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007183577A priority Critical patent/JP4911358B2/ja
Publication of JP2009021874A publication Critical patent/JP2009021874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4911358B2 publication Critical patent/JP4911358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)システムにおいて局側装置OLTと宅側装置ONUとの間の光信号を、光/電気変換器で光/電気変換した後に、再び電気/光変換器で光信号に変換して中継する光バースト信号中継装置及び光通信システムに関し、特に、宅側装置ONUから局側装置OLTへの上り光バースト信号の中継装置及び光通信システムに関するものである。
この光バースト信号中継装置及び光通信システムは、特に、GE−PONなどの光通信システムで好適に使用される。
光加入者線局側装置OLT(Optical Line Terminal:以下「局側装置」という)と、複数の光加入者線終端装置ONU(Optical Network Unit:以下「宅側装置」という)との間を、光ファイバ通信ネットワークを介して、双方向通信する光通信システムがある。
この光通信システムにおいて、局側装置OLTと各宅側装置ONUとの間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶ(Single Star)構成を有する光ファイバ通信ネットワークが構築,実用化されている。このネットワークの構成では、システムや通信機器などの構成は簡単になるが、1つの宅側装置ONUが、一本の光ファイバを占有しており、局側装置OLTにこの光ファイバを直接配線接続しなければならない。よって、宅側装置ONUがN局あれば、局側装置OLTから直接配線接続される光ファイバがN本必要となり、光通信システムの低価格化を図るのが困難である。
一方、局側装置OLTから配線接続される1本の光ファイバを、複数の宅側装置ONUで共有する光通信システムとしてのPON(Passive Optical Network)システムが実用化されている。このPONシステムは、FTTH(Fiber To The Home)やFTTB(Fiber To The Building)などのFTTxに適用されている低価格の光加入者用アクセス方式の1つである。
このPONシステムでは、特に外部からの電源供給を必要とせずに受動的に入力された信号を分岐・多重する受動型光分岐器(以下、単に「光カプラ」ともいう)と、局側装置OLTとが、伝搬モードを単一とするシングルモードファイバ(Single Mode Fiber)などの光ファイバを介して接続されている。
1つの光通信システムには、宅側装置ONUは通常、複数あり、光カプラで分岐された光ファイバが、宅側装置ONUの数に合わせて備えられている。
局側装置OLTとN局の宅側装置ONUとは、光ファイバ及び光カプラを介して接続された1対Nの伝送を基本としている。これにより、1つの局側装置OLTに対して、多くの宅側装置ONUを割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
このようなPONシステムではN局の宅側装置ONUが1つの局側装置OLTを共有するため、宅側装置ONUから局側装置OLTへは時分割多重によって信号が衝突しないようにデータ伝送を行う。宅側装置ONUは局側装置OLTによって割り当てられた期間でのみ光信号を発光してデータ伝送を行うため、局側装置OLTにはN局の宅側装置ONUから間欠的な信号(多数の0と1とを含むひとかたまりの信号;光バースト信号という)が伝送される。
局側装置OLTと光カプラとの距離が長い場合、光バースト信号を、光/電気変換器で電気信号に変換し、再び電気/光変換器で光変換して中継することが行われている。この中継装置を「光バースト信号中継装置」という。
特開平11-275178号公報
光バースト信号中継装置では、中継装置の監視情報を局側に提供する場合、当該中継装置と局側装置OLTとの間の電話回線、インターネット回線などを用いている。しかしこの監視情報をもっと迅速に局側装置OLTに提供することのできる通信手段が望まれている。
またこの光バースト信号中継装置によれば、1バーストごとに光強度や周波数/位相が変化する光バースト信号に追随して電気信号を復元する。復元された電気信号を光信号に変換する際に、レーザダイオードなどの発光素子の発光消光が頻繁に行われる。発光の有無で発光素子に流れる電流量が変化するため、温度が不安定になる。発光素子の発光波長は温度依存性を持つため、発光素子の温度管理が必要になってくる。温度管理をしなければ、発光素子の発振波長の精度が下がるという問題がある。
そこで本発明は、中継装置の監視情報を局側に迅速に提供できるとともに、発光素子の温度管理が容易となる光バースト信号中継装置及び光通信システムを提供することを目的とする。
本発明の光バースト信号中継装置は、光バースト信号を受信信号に変換する光/電気変換器と、前記受信信号に基づいて、受信された光バースト信号の光バースト区間を検出し、隣り合う当該光バースト区間の間の無信号区間に監視情報信号を含む信号を挿入して連続信号を作成するためのタイミング制御部と、当該連続信号を、光信号に変換する電気/光変換器とを備え、前記中継装置の監視情報信号を含む信号と、前記受信信号とは位相が揃っているものである。
この光バースト信号中継装置によれば、無信号区間に中継装置の監視情報を挿入して中継することで、中継装置の監視情報を局側に提供することができる。 さらにこの光バースト信号中継装置によれば、光バースト信号を光連続信号に変換して中継するので、中継装置の発光素子の温度が安定し、波長の精度が向上する。
また、光連続信号に変換することで、受信側において、連続信号用の受信回路を利用することができる。連続信号受信では、受信光パワーが基本的に一定であり、信号への高速な追随性を必要としないため、通常のバースト信号受信よりも回路構成が単純になり、低コスト化に有利となる。また、時定数の長いローパスフィルタが使用でき、ノイズ耐性も良好な受信回路を構成することができる。
前記光バースト信号中継装置の具体的構成としては、前記受信信号を取り込んで蓄積し、当該蓄積された受信信号を出力するためのバッファ部と、監視情報パターンを保持し、当該監視情報パターンに相当する監視情報信号を出力するための監視情報パターン保持部と、前記バッファ部から出力される受信信号と、前記監視情報パターン保持部からの監視情報信号との切替を行う切替部と、受信された光バースト信号の光バースト区間を検出し、前記切替部に対して切替制御を行うことにより、前記光バースト区間の間の無信号区間に前記監視情報信号を挿入して、連続信号を作成するためのタイミング制御部とをあげることができる。
この構成によれば、光バースト信号を電気の受信信号に変換してバッファ部に蓄積し、当該蓄積された受信信号を出力する。一方、監視情報パターンを保持しておき、当該監視情報パターンの信号を出力し、前記バッファ部から出力される受信信号との切替を行うことにより、当該監視情報パターンの信号を無信号区間に挿入する。このようにして、本発明では、光バースト区間を検出して、無信号区間に監視情報パターンを含む信号を挿入するというシンプルな構成で、光連続信号を得ることができる。
また、本発明の光バースト信号中継装置は、アイドルパターンを保持し、当該アイドルパターンに相当するアイドル信号を出力するためのアイドルパターン保持部をさらに備え、前記タイミング制御部は、無信号区間の前記監視情報信号を除く部分に前記アイドル信号を挿入して、連続信号を作成するものであってもよい。前記監視情報信号だけでは、無信号区間を埋めることができない場合に、無信号区間の前記監視情報信号を除く部分にアイドル信号を挿入して、連続信号を作成することができる。
また、前記タイミング制御部は、前記無信号区間であって監視情報信号の前後に、無信号区間の開始を示す開始信号及び無信号区間の終了を示す終了信号を挿入して連続信号を作成するものであることが好ましい。この光バースト信号中継装置では、光バースト信号を光連続信号に変換して中継する際に、無信号区間の開始を示す開始信号及び無信号区間の終了を示す終了信号を挿入しているので、局側装置などにおいて光連続信号から従来の光バースト区間と無信号区間を判別し、監視情報を抽出するのが容易となる。
また、前記タイミング制御部は、前記無信号区間に監視情報挿入の有無を示すコードを挿入するものであることが好ましい。これは中継装置同士を接続した多重中継光通信システムにおいて、後続の中継装置又は局側装置が、上流の中継装置により挿入された監視情報パターンが存在しているかどうかを検出し監視情報挿入の有無を検出しやすいようにするためである。
前記監視情報挿入の有無を示すコードは、前記開始信号に含まれるものであってもよい。
前記タイミング制御部は、監視情報信号を挿入する前に、前記バッファ部に記憶された上り信号の無信号区間に、他の光バースト信号中継装置により挿入された監視情報パターンが存在しているかどうかを検出する機能を持っていることが好ましい。中継装置同士を接続した多重中継光通信システムにおいては、上流の中継装置により挿入された監視情報パターンとの競合を回避する必要があるので、このような検出機能が必要となる。これにより、中継されてきた監視情報(多段中継の場合は複数になる)と自身の監視情報をまとめて、通信ポートから局側に出力することができる。
前記タイミング制御部は、監視情報パターンが存在していることを確認すれば、他の無信号区間に監視情報信号を挿入し、監視情報パターンが存在していないことを確認すれば、当該無信号区間に監視情報信号を挿入する。
前記監視情報パターン保持部の保持する監視情報の例として、中継装置の電源に関する情報、受信信号のフレームエラーに関する情報があげられる。
本発明の光通信システムは、前記光カプラと前記局側装置との間に光バースト信号の中継をする光バースト信号中継装置が介在され、前記光バースト信号中継装置は、宅側装置から伝送される光バースト信号を受信信号に変換する光/電気変換器と、前記受信信号に基づいて受信された光バースト信号の光バースト区間を検出し、隣り合う当該光バースト区間の間の無信号区間に中継装置の監視情報信号を含む信号を挿入して連続信号を作成するためのタイミング制御部と、当該連続信号を、光信号に変換する電気/光変換器とを備え、前記中継装置の監視情報信号を含む信号と、前記受信信号とは位相が揃っているものである。
この光通信システムによれば、中継装置の監視情報を局側装置に提供することができるとともに、光バースト信号中継装置と局側装置との間を光連続信号で中継することが出来る。したがって、光バースト信号中継装置の発光素子の温度が安定し、波長の精度が向上する。また、局側装置において、連続信号用の受信回路を利用することができるとともに、連続信号受信では信号への高速な追随性を必要としないため、通常のバースト信号受信よりも回路構成が単純になり、低コスト化に有利となる。また、時定数の長いローパスフィルタが使用でき、ノイズ耐性も良好な受信回路を構成することができるという利点もある。
以上のように本発明によれば、光バースト信号の受信終了時点からつぎの光バースト信号の受信開始までの無信号区間を、監視情報信号を含む信号で埋めて、光連続信号を得、この光連続信号によって光中継することができる。したがって、局側に中継装置の監視情報を伝えることができるとともに、監視情報を伝えるのにバースト信号の無信号区間を利用することで、通信帯域を有効に利用することができる。また中継装置の発光素子の温度が安定し、波長の精度が向上するので、波長多重(WDM)を利用した光通信システムなどに特に有効である。
また、無信号区間の開始/終了と監視情報の挿入の有無を示すコードを埋め込むことで、中継装置同士を接続した多重中継光通信システムにおいても、局側に近い中継装置において、監視情報が挿入されていない無信号区間を判断して、自身の監視情報を挿入することができる。さらに、波長の精度が向上することにより、中継装置同士を接続して波長多重伝送する場合、発光素子の温度管理/波長管理が容易となり、多重数を増やすことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとを、光ファイバで接続した光通信システム1の構成例を示す概略図である。
光通信システム1は、制御局側局舎に備えられる局側装置OLT2と、複数の加入者宅に備えられる宅側装置ONU3a,3b,...(以下、総称するときは「宅側装置ONU3」という)と、局側装置OLT2に接続された幹線光ファイバ4a及び各宅側装置ONU3に接続された支線光ファイバ4b(以下、総称するときは「光ファイバ4」という)と、幹線光ファイバ4aと複数の支線光ファイバ4bとを接続するための光カプラ5と、幹線光ファイバ4aの途中に挿入された光信号中継装置7を備えている。
宅側装置ONU3は、光ネットワークサービスを享受するための装置であり、加入者宅内に設置されている。宅側装置ONU3は、パーソナルコンピュータ(以下、単にPCという)9などの端末装置に接続される。
光カプラ5は、外部からの電源供給を特に必要とせず、一方に接続された光ファイバ4から入力される信号を、受動的に分岐又は多重化して、他方に接続された光ファイバ4に出力することができるスターカプラで形成されている。これにより、1つの局側装置OLT2に対して、多くの宅側装置ONU3を割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
局側装置OLT2及び宅側装置ONU3を含むこの光通信システム1は、例えば、ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標である)技術を取り込み、光ファイバを用いた1.25Gbpsの通信速度のアクセス区間通信を実現するGE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)システムを構築している。
このGE−PONシステムに従えば、局側装置OLT2と宅側装置ONU3とは、可変長なフレームを単位として、相互の通信を行う。このフレームは、サンプリング・データを含む同期ビット部と、64バイト以上のデータ部とを有している。
以下、宅側装置ONU3と局側装置OLT2との信号の、下り方向と上り方向との信号の送受信手順を説明する。
まず、インターネット網などの上位のネットワークから宅側装置ONU3へ向けて送られる下り方向の信号の流れを説明する。
インターネット網から信号を受け取った局側装置OLT2において、中継されるべき論理リンクを特定するために、所定のブリッジ処理が行われる。このとき、局側装置OLT2は、フレーム信号に、論理リンク識別子を含む同期ビット部やGE−PONヘッダなどの情報を付加し、光信号に変換して、幹線光ファイバ4aに送る。この下りの光信号は、特定の宅側装置ONU3を指定した送信信号と、宅側装置ONU3を指定しないアイドル信号との組み合わせで構成されており、途絶えることのない光連続信号となっている。
幹線光ファイバ4aに送られた光信号は、光信号中継装置7を通り、光カプラ5で分岐され、各支線光ファイバ4bを介して、各宅側装置ONU3に送られる。このとき、当該論理リンクを含んでいる宅側装置ONU3のみが、所定の光信号を取り込むことができる。そして、当該フレーム信号を取り込んだ宅側装置ONU3は、宅内ネットワークインタフェースを中継し、PC9などの端末装置にデータを送る。
次に、各宅側装置ONU3からインターネット網などの上位のネットワークへ向けて送られる上り方向の信号の流れを説明する。
各PC9からのデータは、各宅側装置ONU3を介して、光バースト信号に変換される。光バースト信号を構成するビットの伝送レートは、例えばGE−PONの場合1.25Gbpsである。
これらの光バースト信号は各支線光ファイバ4を介して送信される。光バースト信号は、例えば、宅側装置ONU3aからの光バースト信号6aと、宅側装置ONU3bからの光バースト信号6bと、宅側装置ONU3cからの光バースト信号6cとを含んでいる。そして、光カプラ5を介して、幹線光ファイバ4a上をそれぞれの光バースト信号が、多重化されて送られる。
このとき、これらの光バースト信号は、互いに時間的に競合しないように時分割で送信されるよう、制御を受けている。この制御は、局側装置OLT2から各宅側装置ONU3へデータを送信するとき、各宅側装置ONU3に対して、上り光信号を送信してもよい期間ウインドウ(以下、単にウインドウともいう)が割り当てられ、制御フレームとして通知されることで行われる。したがって、同一の光通信システム1において、各宅側装置ONU3から送られる上り光信号は、競合を回避することができる。
このようにして、宅側装置ONU3と局側装置OLT2との相互の通信が行われる。
図2は、時分割方式を用いて、各宅側装置ONU3から光ファイバ4aを介して局側装置OLT2へ送られる、上り光フレーム信号の光バースト伝送を示す模式図である。
上り光フレーム信号は、上述のとおり、宅側装置ONU3aからの光バースト信号6aと、宅側装置ONU3bからの光バースト信号6bと、宅側装置ONU3cからの光バースト信号6cとが互いに時間的に競合しないように、ウィンドウによる制御を受けて、送信されている。
なお、各宅側装置ONU3から光カプラ5までの伝送距離が異なるなどの理由により、光信号中継装置7における各上り光信号の強度は、送信元である宅側装置ONU3ごとに違っている。
各宅側装置ONU3からの光バースト信号に含まれる信号は、プリアンブルを構成する同期ビット部PAと、複数のフレームやセルが含まれたデータ部DATAとを含んでいる。
同期ビット部は、局側装置OLT2内に備わる光バーストビット同期回路のビット同期確立のために用いられている。同期ビット部のパターンは、GE−PONでは8B10Bのアイドル信号となっている。そのマーク率(0,1の比率)は通常50%、ビット数は固定となっている。
図3は、本発明の光バースト信号中継装置7′の構成を示すブロック図である。図4は、光バースト信号中継装置7′内の各部の信号波形図である。
光バースト信号中継装置7′は、光バースト信号を電気信号(受信信号という;図4(a)参照)に変換し、光信号に戻して中継する装置である。
本実施の形態では、光バースト信号中継装置7′は、図1及び図2の光信号中継装置7において、宅側装置ONUから局側装置OLTへの上りの光バースト信号を中継する。局側装置OLTから宅側装置ONUへの下りの光連続信号の中継には、光連続信号用の中継装置を使用すればよい。光バースト信号中継装置7′を使用することもできるが、タイミング制御部や各パターン保持部など光連続信号の中継に不要な部分を除いた単純な光中継装置がより好ましい。
図3の光バースト信号中継装置7′は、光バースト信号を受信信号に変換する光/電気変換器71と、光バースト信号の受信開始/受信終了を検出することのできるタイミング制御部77とを含んでいる。
光/電気変換器71は、例えば光バースト信号の光強度をしきい値と比較することにより、光バースト信号の有無を検出する光バースト信号の検出回路を搭載している。
光/電気変換器71は、光バースト信号有りの状態を示す信号検出信号をタイミング制御部77に供給する。タイミング制御部77は、この信号検出信号をもとに光バースト信号の受信開始/受信終了を検出することができる。
なお、タイミング制御部77は、次のような構成で光バースト信号の受信開始/受信終了を検出してもよい。すなわち、タイミング制御部77は、光/電気変換器71の出力をモニタして0信号の連続を検出する0連続検出部を持っている。GE−PONの場合、8B10Bの符号化を行うため、光バースト信号受信中は同一符号が高々5ビットしか連続しない。そのため、0信号が6ビット以上連続した場合に、受信終了となる。そして、受信終了後の0連続信号検出の解除(つまり1信号の検出)で受信開始を判断する。
また、タイミング制御部77は光/電気変換器71からの光バースト信号検出と0連続検出を併用してもよい。
光バースト信号の検出回路をピークホールド回路で構成する場合、ピークホールド回路はピーク値を保持するコンデンサへの充電は高速であるが、放電は緩やかに行われるため、光バースト信号の受信開始は高速に検出できるが、受信終了の検出は遅くなることがある。
一方で、0連続検出の場合には光バースト信号の受信終了を高速に検出できるが、光バースト信号の先頭では同期が確立しておらず、光/電気変換器7の回路構成によっては1信号の検出が遅れる可能性がある。
そこで、光バースト信号検出で光バースト信号の受信開始を検出し、0連続検出で受信終了を検出することで、光バースト信号の受信開始/受信終了を高速に検出できる。
光/電気変換器71で変換された電気信号は、クロック再生部72に入力される。クロック再生部72は、光バースト信号に基づいて、光バースト信号の各ビットに同期したクロック信号を抽出する。この信号を「再生クロック」という。そして再生クロックによって受信信号の各ビットをサンプリングしてバッファ部73に書き込む。
一方、光バースト信号中継装置7′には、基準クロック(図4(b)参照)が入力される。
この基準クロックは、例えば、下り信号から抽出した、前記再生クロックと同一周波数のクロックである。下り信号は、上り信号と違って常時信号が伝送されているので、下りの光連続信号から抽出したクロックを使用することにより、時間的にとぎれることのない基準クロックを作ることができる。このように基準クロックを下り信号から抽出することで、上り下り信号を同期させることができ、網同期が可能となる。
なお、基準クロックは、必ずしも下り信号から抽出したものである必要はなく、光バースト信号中継装置7′内蔵の発振器で作ったクロックでもよい。
この基準クロックは、光バースト信号中継装置7′のアイドルパターン保持部74、バッファ部73、タイミング制御部77、開始パターン保持部78、終了パターン保持部79、監視情報パターン保持部80に供給される。
クロック再生部72から出力された受信信号は、再生クロックに基づきバッファ部73に書き込まれ、基準クロックに基づき読み出される。この読み出された受信信号を「復元信号」という。バッファ部は1つの光バースト信号の受信開始時にタイミング制御部77からのリセット信号によってクリアされる。
これにより、前記再生クロックと基準クロックの周波数が少しずれていても、その時間範囲が1バースト信号区間に限定されるので、少ないバッファ容量でクロックのずれを吸収し、再生クロックから基準クロックに変換することができる。
例えば、受信開始(リセット信号)から数ビットを蓄積した後に、順次、出力することもできる。例として、1.25GHzクロックのずれが200ppmで、1バースト信号時間を100μsとすると、1バースト信号時間内のクロックのずれは、
(1.25×109)×(100×10-6)×200×10-6=25
となるため、50ビットのバッファ容量で、受信開始から25ビットを蓄積してから出力すれば、バッファがオーバフロー/ショートすることがなくなる。
なお局側装置の下り信号に対して、中継装置と宅側装置がともに網同期している場合は、宅側装置と中継器のクロック周波数が一致するため、バッファ容量をさらに小さくすることができる。
アイドルパターン保持部74は、1と0が混合した状態で続く所定のアイドルパターンを保持し、基準クロックに同期させて出力するメモリで構成される。なお、アイドルパターンを決定するとき、1と0は常に交互に存在させる必要はなく、例えば1がNビット続いたり、0がMビット続いたりしても良い。N,Mは、電気/光変換器76の前段に挿入されるコンデンサCのカットオフ周波数に相当するビット数を上限として選ばれる自然数であり、例えば「数百」の値となる。1が連続してNビット以下、又は0が連続してMビット以下続く場合は、送信信号は減衰なくコンデンサCを通過できるが、1がNビットを超えて連続したり、0がMビットを超えて連続したりすると、送信信号がコンデンサCのために減衰してしまうようにする。
なお、このアイドルパターンは、GE−PONの場合には、8B10Bのアイドル信号(固定パターン)となる。
監視情報パターン保持部80は監視情報パターンを保持している。監視情報パターンの種類については、後に[表1]を用いて説明する。
切替部75は、タイミング制御部77からの切替信号に基づいて、無信号区間の初めから所定時間にわたり、まず開始パターン保持部78に格納された開始パターンを出力させる。前記所定時間の後に、監視情報パターン保持部80に保持された監視情報パターン、又はアイドルパターン保持部74に保持されたアイドルパターンを出力させる。そして切替部75は、タイミング制御部77からの切替信号に基づいて、前記アイドルパターン又は監視情報パターンの後、無信号区間の最後で終了パターン保持部79に格納された終了パターンを出力させる。この切替部75の動作により、無信号区間において、アイドルパターン及び/又は監視情報パターンを挿入し、その前後にそれぞれ無信号区間の開始パターン、終了パターンを挿入することができる。
なお、アイドルパターン保持部74の他に、開始パターン保持部78、終了パターン保持部79、監視情報パターン保持部80にも基準クロックが入力される。この結果、アイドルパターン、監視情報パターン、開始/終了パターンと、バッファ部73から出力される復元信号(図4(c)参照)とは、同じ基準クロックによって位相が揃い、完全に同期のとれた連続信号となる。
なお、光バースト信号内のパケット(GE−PONの場合にはイーサネットパケット)にもパケットの開始/終了を示すパターンが存在するので、その開始/終了を示すパターンを用いてもよいが、光バースト信号には複数のパケットが含まれていることがあり、その場合、パケットの開始/終了を示すパターンでは、光バースト信号の開始/終了を検出することはできないという問題があるので、アイドルパターン又は監視情報パターンの前後に独自の開始パターン、終了パターンを挿入するほうが好ましい。
図5は、光バースト信号の無信号区間に挿入するアイドルパターン又は監視情報パターンの前後に、無信号区間の始まりを示す「開始パターン」と、終わりを示す「終了パターン」とを挿入した例を示すフレーム構成図である。
図5で、図面右方の無信号区間には、開始/終了パターンAの間にアイドルパターンのみが挿入された例が示されている。図面左方の無信号区間には、開始/終了パターンBの間にアイドルパターン及び監視情報パターンが挿入された例が示されている。このように、開始/終了パターンをA,B二種類設けたのは、監視情報パターンが含まれているかいないかを、開始/終了パターンを読み取って判断できるようにするためである。すなわち開始/終了パターンAは、アイドルパターンのみ挿入される場合に用いられ、開始/終了パターンBは、監視情報パターンが挿入される場合に用いられる。
監視情報パターンを挿入したかどうかを区別するために、異なる開始/終了パターンA,Bを用いる以外の方法も考えられる。例えば、監視情報の挿入の有無を示すコードを開始パターンAの後に挿入しても良い。コードの有無によって監視情報の挿入の有無を区別することができる。
次に監視情報パターンの生成方法を説明する。監視情報パターンの生成は、図3の光バースト信号中継装置7′の構成に含まれる監視情報パターン生成部83によって行われる。
図3に示した二重化電源部82は光バースト信号中継装置7′の電源の異常を報知するものであり、フレームエラー監視部81は受信信号データのビット誤りを検出するものである。
監視情報パターン生成部83は、これらの監視情報を監視して、監視情報パターン(ビットパターン)を生成して監視情報パターン保持部80に保持させる。ここで監視情報の例として、表1のように、「電源異常」「エラーレート異常」があげられる。
Figure 0004911358
電源異常は、二重化電源部82のいずれか片方の電源がダウンしたときに、二重化電源部82から発生されるアラーム通知に基づいて発生するイベントである。
エラーレート異常は、バッファ部に記憶された受信信号データの誤りチェックの結果である。この誤りチェックはフレームエラー監視部81で行う。フレームエラー監視部81は、バッファ部73に記憶された受信信号をモニタし、フレームデータに復号して、冗長ビットとの整合性をチェックして、エラーレートがしきい値を超えているかどうかをチェックし、その監視の結果を監視情報パターン生成部83に送る。
なお、タイミング制御部77は、短い遅延時間で中継処理を行っているので、フレームの復号処理を行うことはできないし、実際行わないが、フレームエラーの監視は高速性が要求されないため、フレームエラー監視部81において、前述のようにフレームの復号化を行っても問題ない。
表2は、監視情報パターン生成部83で生成され、無信号区間に挿入される監視情報パターンの構成例を示す。
Figure 0004911358
監視情報パターンは、『装置ID』『フレーム長』『監視情報1〜n』『冗長ビット』から構成される。
監視情報パターンは、8B10B等で符号化することで、0信号と1信号の比率(マーク率)が一定になるようにすることが好ましい。
監視情報は、表1に例示した「電源異常」「エラーレート異常」などの情報である。無信号区間が短く複数の監視情報のすべてを挿入できない場合には、監視情報を分割して、複数のフレームに載せて送ればよい。また監視情報が無信号区間よりも短くて時間が余る場合は、図5に示したように無信号区間の余った区間をアイドルパターンで埋めればよい。
切替部75は、監視情報パターン保持部80から出力される監視情報信号(アイドルパターンが挿入される場合はアイドルパターン保持部74から出力されるアイドル信号を含む)と、開始パターン保持部78から出力される開始パターン信号と、終了パターン保持部79から出力される終了パターン信号と、バッファ部73から出力される復元信号とを、タイミング制御部77からの切替信号に基づいて切り替える。この切替信号により、切替部75は、1つの光バースト信号の受信開始時点ではバッファ部73の復元信号側に接続し、1つの光バースト信号の受信終了時点ではそれ以外の側に接続する(図4(d)参照)。
この切替えにより、光バースト信号の存在しない無信号区間に、開始パターン、監視情報パターン、アイドルパターン、終了パターンが挿入された形になる(図4(e)参照)。これにより、「連続した送信信号」を得ることができる。
この場合、前述したように、バッファ部73とアイドルパターン保持部74と監視情報パターン保持部80と開始パターン保持部と終了パターン保持部とは基準クロックで同期されており、切替え制御も基準クロックで同期させることで、挿入による周波数変動や位相変動は発生しない。
なお、終了パターン信号から復元信号への切替時に復元信号のプリアンブルにあるアイドルパターンが壊れる可能性があるが、せいぜい切り替えた1パターンに限定されるので、周波数変動/位相変動は発生せず、整合性のチェックもできるので、局側装置OLTの受信に影響を及ぼすことはない。
また、図3に示したように、タイミング制御部77はバッファ部73に記憶された受信信号をモニタしている。これは、複数の中継装置がつながる多段中継システムにおいて、別の「装置ID」を持った中継装置からの上り信号に監視情報パターンが挿入されているかどうかを検出するためである。
すなわち、多段中継時には、2段目以降の中継装置は連続信号を中継することになる。この場合でも、バースト信号の無信号区間を判別し、まだ監視情報が挿入されていない無信号区間に、自身の監視情報を追加することができれば好ましい。そこでタイミング制御部77は、バッファ部73に記憶された受信信号の無信号区間の開始、終了を検出する。検出は前述した「開始パターンA」「終了パターンA」で行うこととする。これにより、他の中継装置によって監視情報パターンが挿入されていない無信号区間を検出することができる。
タイミング制御部77は、当該中継装置の監視情報パターンを挿入する場合、 (i)当該無信号区間に、すでに他の中継装置の監視情報パターンが挿入されている場合は、監視情報パターンを挿入しないで、他の無信号区間を探す。(ii)当該無信号区間に監視情報パターンが存在せずアイドル信号で満たされている場合はその一部又は全部を監視情報信号に置き換える。
この構成により、複数の中継装置がつながる多段中継システムにおいても、当該中継装置固有の監視情報信号を無信号区間に挿入することができ、これにより、中継されてきた監視情報(多段中継の場合は複数になる)と自身の監視情報をまとめて、通信ポートから局側に出力することができる。
電気/光変換器76は、このようにして光バースト信号の存在しない無信号区間に監視情報パターンが挿入された送信信号を、光信号に変換して送出する。
本発明の実施の形態によれば、無信号区間に監視情報パターンを挿入して局側装置OLTに伝えることができる。
そして本実施の形態によれば、光送信信号は、常に1と0が混合した状態で続いていることになる。したがって、光バースト信号が来ない無信号区間であっても、電気/光変換器76内のレーザダイオードを発光させることができる。すなわちレーザダイオードを連続駆動することができる。このため、レーザダイオードの温度を常に、ほぼ一定温度の状態に保つことができ、発光波長を安定させることができる。
さらに、本発明の実施の形態によれば、連続信号の光パワーを基本的に一定値に保つことが出来る。そのため、その光信号を受信する際に光パワーの変動に追従させる処理が不要となって、後続の中継装置又は局側装置OLTの受信回路の構成が簡単になる。具体的に説明すると、受信側では、連続信号用の受信回路を利用することができる。連続信号受信では信号への高速な追随性を必要としないため、通常のバースト信号受信よりも回路構成が単純になり、低コスト化に有利となる。また、時定数の長いローパスフィルタが使用でき、ノイズ耐性も良好な受信回路を構成することができる。
また、電気/光変換器76の前段にコンデンサCを挿入することができるという効果も得られる。もし光バースト信号が来ない無信号区間が0で埋められた状態となれば、光バースト信号は、無信号区間ではその周波数成分はほとんど直流になってしまう。したがって、電気/光変換器76への接続として、直流成分を通す接続(直結)をしなければならなかった。
ところが、アイドル信号は常時、高い周波数成分を持っている。したがって、切替部75からの出力が連続信号になれば、無信号区間を含む光バースト信号に比べて、いつの時点でも周波数成分が高く維持される。このため、電気/光変換器76への接続にカットオフ周波数の高いハイパスフィルタCを使用することができ、電源ノイズなどの低周波ノイズの影響を低減できる。
ハイパスフィルタCの値は、送信信号が減衰なくコンデンサCを通過できるように、アイドル信号の周波数成分の下限を考慮して決定すべきことは、前述したとおりである。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。例えば、開始パターン保持部78、終了パターン保持部79の存在は必須ではない。多段中継の必要がなければ、監視情報パターンの先頭に識別パターンを設けて無信号区間に挿入することで、局側装置は識別パターンをもとに監視情報を抽出することができる。
局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとを、光ファイバで接続した光通信システム1の構成例を示す概略図である。 時分割方式を用いて、各宅側装置ONU3から光ファイバ4を介して局側装置OLT2へ送られる、上り光フレーム信号の光バースト伝送を示す模式図である。 本発明の光バースト信号中継装置7′の構成を示すブロック図である。 光バースト信号中継装置7′内の各部の信号波形図である。 光バースト信号の無信号区間に、監視情報パターンを挿入した例を示すフレーム構成図である。
符号の説明
1 光通信システム
2 局側装置
3 宅側装置
5 光カプラ
7′ 光バースト信号中継装置
14 光バースト信号中継装置
71 光/電気変換器
72 クロック再生部
73 バッファ部
74 アイドルパターン保持部
75 切替部
76 電気/光変換器
77 タイミング制御部
78 開始パターン保持部
79 終了パターン保持部
80 監視情報パターン保持部
81 フレームエラー監視部
82 二重化電源部
83 監視情報パターン生成部

Claims (8)

  1. 光バースト信号の中継をする光バースト信号中継装置であって、
    光バースト信号を受信信号に変換する光/電気変換器と、
    前記受信信号に基づいて、受信された光バースト信号の光バースト区間を検出し、隣り合う当該光バースト区間の間の無信号区間に中継装置の監視情報信号を含む信号を挿入して連続信号を作成するためのタイミング制御部と、
    当該連続信号を、光信号に変換する電気/光変換器とを備え
    前記中継装置の監視情報信号を含む信号と、前記受信信号とは位相が揃っている、光バースト信号中継装置。
  2. 前記受信信号を取り込んで蓄積し、当該蓄積された受信信号を出力するためのバッファ部と、
    監視情報パターンを保持し、当該監視情報パターンに相当する監視情報信号を出力するための監視情報パターン保持部と、
    前記バッファ部から出力される受信信号と、前記監視情報パターン保持部からの監視情報信号との切替を行う切替部とをさらに備え
    前記タイミング制御部は、前記切替部に対して切替制御を行うものである、請求項1記載の光バースト信号中継装置。
  3. アイドルパターンを保持し、当該アイドルパターンに相当するアイドル信号を出力するためのアイドルパターン保持部をさらに備え、
    前記タイミング制御部は、無信号区間の前記監視情報信号を除く部分に前記アイドル信号を挿入して、連続信号を作成するものである、請求項2記載の光バースト信号中継装置。
  4. 前記タイミング制御部は、前記無信号区間であって監視情報信号の前後に、無信号区間の開始を示す開始信号及び無信号区間の終了を示す終了信号を挿入して連続信号を作成するものである、請求項2又は請求項3記載の光バースト信号中継装置。
  5. 前記監視情報挿入の有無を示すコードは前記開始信号に含まれる、請求項4記載の光バースト信号中継装置。
  6. 前記タイミング制御部は、前記監視情報信号を挿入する前に、前記バッファ部に記憶された受信信号の無信号区間に、他の光バースト信号中継装置により挿入された監視情報パターンが存在しているかどうかを検出するものである、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の光バースト信号中継装置。
  7. 前記監視情報パターン保持部の保持する監視情報は、中継装置の電源に関する情報、又は受信信号のフレームエラーに関する情報である、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の光バースト信号中継装置。
  8. 複数の宅側装置と、局側装置との間を光カプラで結んだ光通信システムであって、
    前記光カプラと前記局側装置との間に光バースト信号の中継をする光バースト信号中継装置が介在され、
    前記光バースト信号中継装置は、宅側装置から伝送される光バースト信号を受信信号に変換する光/電気変換器と、前記受信信号に基づいて受信された光バースト信号の光バースト区間を検出し、隣り合う当該光バースト区間の間の無信号区間に中継装置の監視情報信号を含む信号を挿入して連続信号を作成するためのタイミング制御部と、当該連続信号を、光信号に変換する電気/光変換器とを備え、前記中継装置の監視情報信号を含む信号と、前記受信信号とは位相が揃っているものである、光通信システム。
JP2007183577A 2007-07-12 2007-07-12 光バースト信号中継装置及び光通信システム Expired - Fee Related JP4911358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183577A JP4911358B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 光バースト信号中継装置及び光通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183577A JP4911358B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 光バースト信号中継装置及び光通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009021874A JP2009021874A (ja) 2009-01-29
JP4911358B2 true JP4911358B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=40361094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007183577A Expired - Fee Related JP4911358B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 光バースト信号中継装置及び光通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4911358B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5210959B2 (ja) * 2009-04-27 2013-06-12 株式会社日立製作所 光受動網システム、および、その運用方法
JP4580031B1 (ja) * 2009-11-24 2010-11-10 古河電気工業株式会社 マルチレイヤモジュールの加入者宅側光回線終端装置およびこれを用いた光伝送システム
JP5995288B2 (ja) * 2013-09-25 2016-09-21 日本電信電話株式会社 光中継装置、通信システムおよび光中継方法
CN111344963A (zh) * 2017-11-14 2020-06-26 瑞典爱立信有限公司 接收光信号

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0486131A (ja) * 1990-07-30 1992-03-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 光信号の中継伝送方式
JP2002271271A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Hitachi Ltd 再生中継方法及び再生中継装置
JP2005203868A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Mitsubishi Electric Corp Pon中継装置及びponシステム
JP2005277575A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Oki Electric Ind Co Ltd 通信システムおよび方法
JP4072184B2 (ja) * 2005-12-09 2008-04-09 古河電気工業株式会社 光伝送システム
JP4129028B2 (ja) * 2006-03-31 2008-07-30 古河電気工業株式会社 光伝送システム及び光中継装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009021874A (ja) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8571058B2 (en) Terminal apparatus, data transmission system and data transmission method
US8340521B2 (en) Optical transmission system
US8606100B2 (en) WDM-TDM PON remote terminal and WDM-TDM PON link protection system
JP4072184B2 (ja) 光伝送システム
US9287981B2 (en) Station-side apparatus and PON system
JP4761135B2 (ja) 光信号中継装置及び中継方法
JP4911358B2 (ja) 光バースト信号中継装置及び光通信システム
JP5105138B2 (ja) 光信号中継装置及び光通信システム
JP2008017264A (ja) Pon多重中継システムとこれに用いるpon多重中継装置及びその網同期方法
JP2007036607A (ja) 光通信システム
JP4129028B2 (ja) 光伝送システム及び光中継装置
KR101578191B1 (ko) 수동형 광네트워크를 위한 중계장치 및 중계방법
JP4919067B2 (ja) 光バースト信号中継装置及び光通信システム
JP5365887B2 (ja) 光信号中継装置及び光通信システム
JP5733589B2 (ja) Pon光通信システム用中継方法
JP5084629B2 (ja) 加入者終端装置および電源制御方法
JP5553153B2 (ja) Pon光通信システム用中継方法並びにこの方法を用いたpon光通信システム用中継器及びpon光通信システム
WO2017179241A1 (ja) 光信号中継装置および中継方法
JP5327559B2 (ja) 光バースト信号中継装置及び光通信システム
JP4948487B2 (ja) 光中継装置及び光伝送システム
JP4893589B2 (ja) Ponシステムの局側装置及びフレーム処理方法
JP5411805B2 (ja) 受動光網システム及び送信光制御方法、光多重終端装置及び光網終端装置
JP2018174366A (ja) 通信装置および通信方法
JP4676417B2 (ja) 光中継装置及び光伝送システム
JP5992799B2 (ja) 微分手段を用いて送信側情報を取得する受信装置、通信システム、プログラム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4911358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees