JP5205655B2 - 重力鋳造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳型内に形成されたキャビティに金属の溶湯を注ぎ入れて成形品を形成する鋳造装置に関し、特に、溶湯の自重によりキャビティ内に溶湯を注ぎ込み、凝固させて成形品を得る重力鋳造装置に関する。
鋳型の上部に設けられた湯口から溶湯の重力のみで鋳型内に溶湯を注ぎ込んで鋳造する重力鋳造装置は、鋳造時の冷却速度を早くすることができ、鋳肌・寸法精度の良い緻密な鋳物製作が可能で、特に耐圧性や機械的性質にすぐれている。他方このような重力鋳造装置は、成形品の上部に凝固した際の体積減少を補う押湯を形成する必要があり、この押湯を冷却凝固させる時間が成形品の凝固時間以外に必要となる。また、押湯を形成することで溶湯量、溶解費がより必要となる上、押湯の切断の加工費も余分に必要となる。さらに、引け巣のない成形品を得るためには、溶湯をキャビティの底側から押湯側に向かって指向性凝固させる必要があるが、単に押湯を形成するだけでは溶湯の凝固時期を十分に制御することができない問題もあった。
一方、押湯量を少なくすることができる鋳造装置として、低圧鋳造法装置が挙げられる。この低圧鋳造装置は、溶湯を密閉した容器に入れ、1気圧以下の比較的小さい圧力のガス体でその溶湯面を加圧し、溶湯を重力と反対方向に給湯管を通して押し上げ、その上に設置された鋳型内に注湯して成形品を形成するものである(非特許文献1)。これによると、溶湯に圧力をかけて押し上げているので、凝固時の体積減少が少なくなり押湯量を少なくすることができる。
しかし、低圧鋳造装置は、鋳型の下側から溶湯を押し上げるものであるので、給湯管を鋳型の下側に設けて加圧するものであり、鋳型の下側に冷却装置を設けて鋳造時の冷却速度を早くすることができないことから、溶湯の凝固に時間がかかり、鋳造サイクルが長くなって、コストアップにつながるとともに、成形品の強度が弱くなりやすい。
そこで、溶湯を鋳型内に注ぎこんだあと、鋳型内にガスを供給して鋳型内の溶湯を加圧する重力鋳造装置が提案されている。この重力鋳造装置は、例えば、図13に示すように、鋳型100に形成されてた湯口101にホッパ装置102が固定されており、このホッパ装置102に溶湯103を溜め、鋳型100が傾けられたときに溶湯103を湯口101を介して鋳型100のキャビティ104へ注ぐ形式の傾動式重力鋳造装置105であって、ホッパ装置102が高圧ガスを供給するガス供給手段106を具備するものである(例えば特許文献1、特許文献2)。これによると、ホッパ装置102内の溶湯103を鋳型100のキャビティ104内に注ぎ込んだ後に、ホッパ装置102に高圧ガスを供給することで、湯口101を介してキャビティ104内の溶湯103がガス加圧されるので、押湯が必要ない重力鋳造装置105を実現できる。
特開2008−100275号公報 特開2008−100276号公報 特開2009−214149号公報
「鋳物の現場技術」、千々岩健児編著、日刊工業新聞社、1980年11月5日発行、P270〜P271
しかし、上述の重力鋳造装置105は、溶湯103を供給する湯口101からガス加圧することになるので、ガス加圧する際の流速などの調整が難しい。また、湯口101から溶湯103を供給しつつ空気を排出するものであるので、溶湯103の供給速度が速すぎると湯口101を溶湯103が覆うことになりキャビティ104の空気が排出できなくなる虞があるので、溶湯103の注入スピードを遅くする必要がある。
また、キャビティ104に充填される溶湯は、湯口からの距離や各部位の厚さ等によって、キャビティ104の部位毎に溶湯の温度が異なり、凝固のタイミングが異なるため、一箇所の湯口101のみからガスを注入して加圧したとしても、最適なタイミングで溶湯を加圧することができない問題があった。
そこで、本発明は、押湯を必要としない重力鋳造装置であって、最適なタイミングで鋳型内の溶湯にガス加圧することができる重力鋳造装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の重力鋳造装置は、成形品を形作るキャビティを内側に形成した鋳型と、上端に開口する湯口が形成されるとともに、当該湯口に注がれた溶湯を前記キャビティに案内する湯道が形成された湯口金型と、前記湯道に設けられ、当該湯道を開放及び遮蔽可能な遮蔽手段と、前記鋳型の外部から前記キャビティ内に貫通するように設けられ、前記キャビティ内に充填された前記溶湯が前記鋳型の外部への流出を抑止するとともに、前記鋳型の外部と前記キャビティ内との間でガスを通過可能なガス弁を具備した複数のガス口と、前記複数のガス口に対してそれぞれ異なるタイミングでガスを供給可能なガス供給手段と、を備え、前記ガス供給手段は、ガス口毎に前記キャビティ内の前記ガス口に近接する位置に充填された溶湯が所定温度まで低下したときに、当該ガス口に対してガスの供給を開始するものであり、前記遮蔽手段は、前記湯口金型を水平方向に貫通するスライド孔と、当該スライド孔にスライド可能に挿入されるスライド板と、により構成されており、当該スライド板の中央に形成された貫通孔が前記湯道に整合することにより前記湯道を開放するとともに、前記貫通孔と前記湯道とがずれることにより前記湯道を遮蔽するものであり、前記スライド板は、当該スライド板の上面が、スライド方向の両端から貫通孔に向かって下り勾配に傾斜した窪んだ形状であるとともに、前記スライド孔の前記スライド板の上面に接する面は、前記スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に下側に膨らんで傾斜した形状であることを特徴としている。
なお、ここで「所定温度」は、溶湯の材料によりその最適値が異なるが、例えば一般的な鋳物鋳造用のアルミニウム合金の溶湯であれば、摂氏715度から摂氏735度の範囲が好ましい。なお、本発明の「所定温度」の範囲はこれに限定されるものではなく、溶湯材料の融点(凝固点)よりも高く、キャビティ内にガスを注入して加圧した場合に溶湯表面が飛び散らない程度の粘度を維持できる程度に低い温度であればよい。また本発明の「ガス」は、窒素やアルゴンなどの不活性ガスが好ましいが、これに限定されるものではなく、例えば乾燥空気であってもよい。
請求項2に記載の重力鋳造装置は、タイヤホイールを形作るキャビティを内側に形成した鋳型と、上端に開口する湯口が形成されるとともに、当該湯口に注がれた溶湯を前記キャビティに案内する湯道が形成された湯口金型と、前記湯道に設けられ、当該湯道を開放及び遮蔽可能な遮蔽手段と、前記鋳型の外部から前記キャビティ内に貫通するように設けられ、前記キャビティ内の前記溶湯が前記鋳型の外部への流出を抑止するとともに、前記鋳型の外部と前記キャビティ内との間でガスを通過可能なガス弁を具備した複数のガス口と、前記複数のガス口に対してそれぞれ異なるタイミングでガスを供給可能なガス供給手段と、を備え、前記キャビティは、中央にハブ孔を形成するハブ孔形成部と、当該ハブ孔形成部から間隔を開けて外周に環状に形成されリムを形成するリム形成部と、を有するとともに、前記複数のガス口は、前記リム形成部に所定間隔で複数形成されるリム部ガス口と、前記ハブ孔形成部に1以上形成されるハブ部ガス口と、を含み、前記ガス供給手段は、前記リム形成部内の溶湯が所定温度になったときに、前記リム部ガス口に対してガスの供給を開始し、前記ハブ孔形成部内の溶湯が所定温度になったときに、前記ハブ部ガス口に対してガス供給を開始することを特徴としている。
請求項3に記載の重力鋳造装置は、前記遮蔽手段は、前記湯口金型を水平方向に貫通するスライド孔と、当該スライド孔にスライド可能に挿入されるスライド板と、により構成されており、当該スライド板の中央に形成された貫通孔が前記湯道に整合することにより前記湯道を開放するとともに、前記貫通孔と前記湯道とがずれることにより前記湯道を遮蔽するものであって、前記スライド板は、当該スライド板の上面が、スライド方向の両端が貫通孔に向かって下り勾配に傾斜した窪んだ形状であるとともに、前記スライド孔の前記スライド板の上面に接する面は、前記スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に下側に膨らんで傾斜した形状であることを特徴としている。
請求項4に記載の重力鋳造装置は、前記キャビティ内の溶湯の温度を感知する温度感知センサをさらに備え、前記所定温度は前記熱感知センサにより感知されるものであることを特徴としている。
なお、本発明の「熱感知センサ」としては、放射される赤外線を観測するサーモグラフィや異種金属間の熱電能の差を利用した熱電対センサ等の接触又は非接触の種々の温度センサを用いることができる。
請求項5に記載の重力鋳造装置は、前記鋳型を冷却可能な冷却手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項1に記載の重力鋳造装置によると、湯口から湯道を通して鋳型内のキャビティに溶湯を充填したあとで、遮蔽手段により湯道を遮蔽し、ガス供給手段によりガス口から鋳型内にガスを供給することで、鋳型内の溶湯をガス加圧することができる。これにより押湯を設ける必要がなくなるので、押湯を冷却凝固させる時間分鋳造時間を短縮することができ、成形品の製造コストを下げることができる。また、押湯を形成するための溶湯量、溶解費、押湯を切断する加工費を削減することができる。ガス口は複数具備されるので、例えば複雑な形状の成形品を形成する鋳型であったしても、キャビティ内の必要な箇所に適切にガスを供給して加圧することができ、均質な成形品を得ることができる。しかも、複数のガス口に対して、当該ガス口に近接する位置に充填された溶湯の温度が所定温度になった場合に加圧するので、キャビティ内のそれぞれの部位に充填された溶湯の温度により、加圧のタイミングを変化させることができ、それぞれの部位に応じて適切なタイミングで溶湯を加圧することができる。
また、スライド板の上面は、このスライド板のスライド方向に対して傾斜して形成されており、スライド孔のスライド板の上面に接する面は、スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に傾斜して形成されているので、スライド板をスライドさせて、スライド板の貫通孔と湯道とをずらしたときに、スライド板の上面とスライド孔のこのスライド板上面に接する面とは、互いに楔のように密着する方向に力が加わり、さらにスライド板が下方に押し付けられるので、スライド板の下面と、スライド孔の当該スライド板の下面に接する面とが密着する方向に力が加わる。したがって、スライド板の貫通孔を湯道からずらしたときに、スライド板をスライド孔に密着させることができ、確実に湯道を遮断することができる。
また、溶湯を注入しているときに、鋳型内の空気はガス口を介して外部に排出できるので、湯口は溶湯の注入のみができればよく、注入スピードを早くすることができる。
請求項2に記載の重力鋳造装置によると、タイヤホイールを形成するキャビティであって、より肉厚なハブ孔形成部と薄いリム形成部とで加圧タイミングを変化させることができるので、より適切なタイミングで溶湯を加圧することができ、均質な成形品を得ることができる。
請求項3に記載の重力鋳造装置によると、スライド板の上面は、このスライド板のスライド方向に対して傾斜して形成されており、スライド孔のスライド板の上面に接する面は、スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に傾斜して形成されているので、スライド板をスライドさせて、スライド板の貫通孔と湯道とをずらしたときに、スライド板の上面とスライド孔のこのスライド板上面に接する面とは、互いに楔のように密着する方向に力が加わり、さらにスライド板が下方に押し付けられるので、スライド板の下面と、スライド孔の当該スライド板の下面に接する面とが密着する方向に力が加わる。したがって、スライド板の貫通孔を湯道からずらしたときに、スライド板をスライド孔に密着させることができ、確実に湯道を遮断することができる。
請求項4に記載の重力鋳造装置によると、キャビティ内の溶湯の温度を感知する温度感知センサを備えているので、溶湯の温度を適切に管理することができ、キャビティ内に充填された溶湯を加圧するタイミングを適切に計ることができる。
請求項5に記載の重力鋳造装置によると、鋳型内に注入された溶湯を冷却手段により冷却することができるので、成形品の硬度をより高めることができる。また、このように冷
却できることで凝固時間を短縮することができ、鋳造サイクルを短くして、より鋳造コス
トを低減することができる。
本発明の重力鋳造装置の一例を示す断面図。 湯口金型、遮蔽手段、及び上部金型の構成を説明するために、手前側半分を鉛直面で切り取った斜視図。 図2の斜視図において、遮蔽手段が湯口を閉塞した状態を示す斜視図。 側部金型及び下部金型の構成を説明するために、手前側半分を鉛直な面で切り取った斜視図。 ガス口に設けられるガス弁を説明する斜視図、及び断面図。 湯口が側方を向いて開口した倒設状態の重力鋳造装置を示す断面図。 傾動装置を動作させて、重力鋳造装置を傾斜させる途中の状態を示す断面図。 湯口が上方を向いて開口した立設状態の傾斜指揮重力鋳造装置を示す断面図。 遮蔽手段をスライドさせて湯口金物の湯口を閉じた状態を説明する。 上部金型、側部金型、及び下部金型をそれぞれ引き離して、成形品を取り出す状態を説明する断面図。 湯口金型を分割した状態を説明する断面図。 スライド板の上面とスライド孔の当該スライド板の上面に接する面とがスライド方向に対して傾斜して形成されていることを説明するために便宜的に傾斜角を強調して記載した一部省略拡大断面図。 従来の重力鋳造装置の一例を示す断面図。
以下、重力鋳造装置1の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。本実施形態においては、アルミニウム合金製のタイヤホイール(成形品6)を鋳造する重力鋳造装置1を例に説明するが、重力鋳造装置1は、例えば自動車のエンジンシリンダなどのその他の部材を鋳造するものであってもよい。重力鋳造装置1は、図1に示すように、複数の分解可能な金物を油圧シリンダにより結合することで、成形品6を形作るキャビティ2を形成し、倒設状態とこの倒設状態から略90度起き上がらせた立設状態とに傾動可能な鋳型3と、例えばアルミニウム合金などの溶湯5を貯留する椀状部材4と、立設状態の鋳型3の上部に形成され、溶湯5を受け入れる湯口71及び湯道75が形成された湯口金型7と、この湯口71を解放及び遮蔽することができる遮蔽手段8と、立設状態の鋳型3の上部に湯口71とは別に形成された複数のガス口9a,9bと、これらのガス口9a,9bからガスを鋳型3内に流入させるガス供給手段91と、を備えている。
なお、本実施形態においては重力鋳造装置1として、鋳型3を傾動させることにより椀状部材4に貯留した溶湯5を湯口71から湯道75を通してキャビティ2内に充填する傾動式重力鋳造装置を例に説明するが、本発明の重力鋳造装置1はこれに限定されるものではなく、鋳型3が傾動せず、上方に開放した湯口71に柄杓で直接溶湯5を注ぎ、溶湯5の自重により湯道75を通してキャビティ2内に溶湯を充填する重力鋳造装置1であってもよい。
鋳型3は上部金型31、下部金型33、及び4個に分割できる側部金型32を嵌合して構成されており、その内部には溶湯5を充填してタイヤホイールの成形品6を形成するためのキャビティ2が形成されている。このキャビティ2は、円盤状のディスクを形成するディスク形成部2cと、このディスク形成部2cの中心に形成され、ハブ孔を形成するために肉厚に形成されたハブ孔形成部2aと、ディスク形成部2cの外周に環状に形成されリムを形成するリム形成部2bと、を備えた空間である。上部金型31、下部金型33、及び側部金型32は、図示しない油圧ジャッキによってそれぞれの動きが制御されており、鋳型3を形作るときにはそれぞれの金型を互いに密接させるように油圧ジャッキを制御している。また、この鋳型3は油圧ジャッキごと図示しない傾動装置に固定されており、少なくとも90度まで傾動することができる。
上部金型31は、図1及び図2に示すように、外表面31aがタイヤホイール(成形品6)のリムの内周面及びディスクの内側面の形状を形作るように椀状に形成されている。そして、この上部金型31の上端に溶湯5を注入できる湯口71が形成された湯口金型7が固定されており、この湯口金型7にはさらに椀状部材4が固定されている。また、上部金型31の上部にはキャビティ2内のリム形成部2bに連通する複数のリム部ガス口9aがリム形成部2bに沿って環状に配置されている。また、上部金型31のハブ孔形成部2aが形成されている部分には、ハブ孔形成部2aに連通するハブ部ガス口9bが形成されている。
下部金型33は、図1及び図4に示すように、上側がタイヤホイール(成形品6)のディスクの外側面の形状を形作るように形成されており、中央が隆起してハブ孔形成部2aの下面を形成するとともに、このハブ孔形成部2aの周囲に設けられたホイール固定用ボルト孔形成部33bにより上部金型31と接合する。またこの下部金型33には内部に空冷式の冷却手段33cが設けられており、鋳造する際に溶湯5を冷却することができる。側部金型32は内周がタイヤホイール(成形品6)のリムの外周面の形状を形作る略円筒形状であって、ほぼ等しく4部材に分割される。この側部金型32の下部分が下部金型33の外周に当接して固定される。
椀状部材4は図1に示されるように、椀状に形成されており、鋳型3を立設状態に保持したときに、鋳型3の上部金型31の上端に90度傾いた状態で固定される。また、湯口金型7は、図2及び図7に示すように、溶湯5を受け入れて鋳型3内のキャビティ2に溶湯5を案内する湯口71が設けられた金属部材である。この湯口金型7は、図11に示すように、上部材72、中部材73、及び下部材74に、さらに3つに分割することができ、それらを例えばボルトにより固定して形成している。また、湯口金型7は上部金型31にボルトで固定されている。このように3つに分割できることで、図11に示すように、例えば溶湯5が多すぎて湯口71内で凝固したような場合でも湯口金型7を分離することで、簡単に取り除くことができる。
そして、遮蔽手段8は、図1、図2、及び図9に示すように、湯口金型7を水平方向に貫通するスライド孔82と、このスライド孔82にスライド可能に挿入されるスライド板80と、により構成されており、このスライド板80の中央に形成された貫通孔84が湯道75に整合することにより湯道75を開放するとともに、この貫通孔84と湯道75とがずれることにより湯道75を遮蔽する金属部材である。スライド板80の一端には、湯道遮蔽用の油圧ジャッキ81が連結されており、この油圧ジャッキ81がスライド板80を水平方向にスライドさせることにより湯道75とスライド板80の貫通孔84とを整合させ又はずらしている。スライド板80の他端には、湯道75とスライド板80の貫通孔84とが整合した状態でスライド板80を固定するためのストッパ83が形成されている。
湯道遮蔽用の油圧ジャッキ85を用いてこのスライド板80を引くと、図2に示すようにストッパ83が湯口金型7の内周面に当接する位置までスライド板80が引き出される。このときスライド板80の貫通孔84は湯口金型7の湯口71と互いに整合する状態となるので、湯口71からキャビティ2までが連通することになる。したがって、椀状部材4から湯口金型7が受け入れた溶湯5をキャビティ2に案内することができる。一方、湯道遮蔽用のジャッキ85を用いてスライド板80を押し入れると、図3に示すように湯道75が遮蔽される。これによりキャビティ2は湯口71と連通しなくなり、キャビティ2内のガスが湯口71から流出することがなくなる。
このスライド板80は、スライド板80の上面が、貫通孔84に向かって下り勾配に僅かに傾斜しており、図12に示すようにスライド板80の上面は貫通孔84に向かって窪んだように形成されている。また、スライド孔82のスライド板80の上面に接する面も、このスライド板80の上面の傾斜と略等しい角度に傾斜しており、スライド孔82の上面が下側に膨らんでいる。なお、図12においては、スライド板80の上面及びスライド孔82の当該スライド板80の上面に当接する面が傾斜していること認識できるように実際よりも大きく傾斜させて図示しているが、実際にはスライド板80がスライドできる程度に僅かに傾斜している。このように構成すると、スライド板80をスライドさせて湯道75を遮蔽したときに、スライド板80の上面が傾斜しているので、スライド板80には下向きにも力が加わることになる。したがってスライド板80の下面は、このスライド板80の下面に当接するスライド孔82の下面に、押し付けられることになるので、スライド板80とスライド孔82の下面とがより強固に密着することになり、より確実にキャビティ2を遮蔽することができる。
ガス口9a,9bは、図1に示すように、湯口金型7とは別に上部金型31に形成された外部とキャビティ2とを連通する細長い孔であり、前述の通り、キャビティ2内のリム形成部2bに連通する複数のリム部ガス口9aと、ハブ孔形成部2aに連通するハブ部ガス口9bと、が形成されている。これらガス口9a,9bのキャビティ2側にはガスを通過させるとともに、溶湯5が外部に流出することを抑止するガス弁92が設けられている。ガス弁92は図5に示されるように、有底の円筒形状の金属部品であって、底部に複数の幅の狭いスリット92aが形成されている。空気などのガスはこのスリット92aを自由に通過することができるが、アルミニウム合金などの金属の溶湯5は、表面張力が大きく、他の物体に付着しにくいので、スリット92aを通過に対して抵抗することになり、このガス弁92を溶湯5が通過することはない。ガス供給手段91は、例えばヘリウムやアルゴンなどの希ガス又は空気をガス口9a,9bを介して高圧でキャビティ2に供給するものである。
また、図示しないが、鋳型3の外部には、キャビティ2内に充填された溶湯5の温度を計測することができる温度感知センサが設けられている。なお、溶湯5の温度感知は、例えば赤外線サーモグラフィを用いた温度感知センサやその他の種々の公知の温度感知センサを用いることができる。また、温度感知センサを設けることに代えて、充填前の溶湯5の温度、余熱した鋳型3の温度、鋳型3の外気温等の鋳造作業を開始する時の温度を管理して、この鋳造作業開始時からの経過時間を計ることによりキャビティ2内の溶湯5の温度を算出してもよい。
以上のように構成される重力鋳造装置1を用いて鋳物を形成するときには、まず、図示しない油圧ジャッキを制御して鋳型3を倒設状態に保持する。ここで、倒設状態とは、湯口71が設けられた部分が側方を向くように、鋳型3を傾けた状態であり湯口71がキャビティ2よりも下に位置するように保持される。このとき、椀状部材4は上部が開放された状態で湯口金型7に固定されている。また、遮蔽手段8は湯口金型7の湯口71が開放状態となるように保持されている。次に、図示しない柄杓で所定温度に管理したアルミニウム合金の溶湯5を椀状部材4に注ぎ溶湯5を溜める。
そして、次に図示しない傾動装置を制御して、鋳型3を立設状態に至るまで徐々に傾動させる。図7に示すように、椀状部材4に溜められた溶湯5は湯口金型7の湯口71から湯道75に入り、さらに、スライド板80の貫通孔84を通過してキャビティ2内に注ぎ込まれ、立設状態になると図8に示すように溶湯5がキャビティ2内に充満する。
そして、次に、図9に示すように、湯道遮蔽用の油圧ジャッキ85を制御してスライド板80を押し込み、湯口71とキャビティ2との間を遮蔽する。その後、温度感知センサによりキャビティ2内に充填した溶湯5の温度を計測する。温度感知センサはキャビティのハブ孔形成部2aに充填した溶湯5の温度を計測し、このハブ孔形成部2aに充填した溶湯5の温度が所定温度まで低下した時に、ガス供給手段91を制御してハブ部ガス口9bにガスを供給する。供給されるガスは、周辺の気圧よりも1気圧程度高い気圧で供給されるが、供給されるガスの気圧はこれに限定されるものではない。また、温度感知センサはキャビティ2のリム形成部2bに充填した溶湯5の温度を計測し、このリム形成部2bに充填した溶湯5の温度が所定温度まで低下した時に、ガス供給手段91を制御してリム部ガス口9aにガスを供給する。なお、温度感知センサがリム形成部2bの複数箇所で溶湯5の温度を計測し、複数のリム部ガス口9aのうち、計測された温度が所定温度まで低下した場所に近接するリム部ガス口9aからガスを供給するように構成することもでき、このように構成すると溶湯の温度によりより細かくガス供給タイミングを変化させることができるので、より均質な成形品6を得ることができる。そして、次に、下部金型33に設けられた冷却手段33cを作動させてキャビティ2内の溶湯5を冷却する。
溶湯5が冷却されて凝固すると、図示しない油圧ジャッキを制御して、成形品6から上部金型31を上方に引き離し、側部金型32を4方向に引き離す。そして、この成形品6を下部金型33から取り外すことで成形品6を得ることができる。
以上のように、本実施形態の重力鋳造装置1によると、鋳型3を傾動させて椀状部材4から湯口71に溶湯5を注ぎ込むときに、キャビティ2内の空気はガス口9a,9bを介して外部に排出できるので、湯口71からは溶湯5の注入のみができればよく、湯口71全体に溶湯5を注ぎ込むことができるので、鋳型3の傾斜スピードを早くすることができる。また、ガス供給手段91によりガス口9a,9bからキャビティ2内に高圧ガスを供給することで、キャビティ2内の溶湯5をガス加圧することができ、押湯を設ける必要がなくなる。したがって、押湯を冷却凝固させる時間分鋳造時間を短縮することができ、成形品6の製造コストを下げることができる。また、押湯を形成するための溶湯量、溶解費、押湯を切断する加工費を削減することができる。
しかも、ガス口9a,9bはハブ部ガス口9bと複数のリム部ガス口9aとが設けられており、キャビティ2内に充填した溶湯5の温度が所定温度まで低下した場所に近接するガス口9a,9bから順にガス加圧を開始するので、溶湯が凝固する前であって、且つ、ある程度の粘性を有し、質の良い成形品6を得るために適切なタイミングでガス加圧することができる。したがって、溶湯の粘性が低い状態でガスを供給した場合に起こりうるガス口9a,9b付近の溶湯5が窪んで固まるといった不都合も抑制することができ、しかもガス供給のタイミングが遅すぎて、ひけ巣が発生するといった不都合も回避することができる。
さらに、鋳型3内に注入された溶湯5は、下部金型33に形成された空冷式の冷却手段33cにより冷却することができるので、成形品6の強度を上げることができ、少ない材料でより軽い重さで求められる強度を発揮する成形品6を鋳造することができる。しかも、このように冷却できることで凝固時間を短縮することができ、より鋳造コストを低減することができる。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る重力鋳造装置1は、例えばアルミ合金の成形物を鋳造する鋳造装置として、好適に用いることができる。
1 重力鋳造装置
2 キャビティ
2a ハブ形成部
2b リム形成部
3 鋳型
4 椀状部材
5 溶湯
6 成形品
7 湯口金型
8 遮蔽手段
9a リム部ガス口
9b ハブ部ガス口
33c 冷却手段
71 湯口

Claims (5)

  1. 成形品を形作るキャビティを内側に形成した鋳型と、
    上端に開口する湯口が形成されるとともに、当該湯口に注がれた溶湯を前記キャビティに案内する湯道が形成された湯口金型と、
    前記湯道に設けられ、当該湯道を開放及び遮蔽可能な遮蔽手段と、
    前記鋳型の外部から前記キャビティ内に貫通するように設けられ、前記キャビティ内に充填された前記溶湯が前記鋳型の外部への流出を抑止するとともに、前記鋳型の外部と前記キャビティ内との間でガスを通過可能なガス弁を具備した複数のガス口と、
    前記複数のガス口に対してそれぞれ異なるタイミングでガスを供給可能なガス供給手段と、を備え、
    前記ガス供給手段は、ガス口毎に前記キャビティ内の前記ガス口に近接する位置に充填された溶湯が所定温度まで低下したときに、当該ガス口に対してガスの供給を開始するものであり、
    前記遮蔽手段は、前記湯口金型を水平方向に貫通するスライド孔と、当該スライド孔にスライド可能に挿入されるスライド板と、により構成されており、当該スライド板の中央に形成された貫通孔が前記湯道に整合することにより前記湯道を開放するとともに、前記貫通孔と前記湯道とがずれることにより前記湯道を遮蔽するものであり、
    前記スライド板は、当該スライド板の上面が、スライド方向の両端から貫通孔に向かって下り勾配に傾斜した窪んだ形状であるとともに、前記スライド孔の前記スライド板の上面に接する面は、前記スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に下側に膨らんで傾斜した形状であることを特徴とする重力鋳造装置。
  2. タイヤホイールを形作るキャビティを内側に形成した鋳型と、
    上端に開口する湯口が形成されるとともに、当該湯口に注がれた溶湯を前記キャビティに案内する湯道が形成された湯口金型と、
    前記湯道に設けられ、当該湯道を開放及び遮蔽可能な遮蔽手段と、
    前記鋳型の外部から前記キャビティ内に貫通するように設けられ、前記キャビティ内の前記溶湯が前記鋳型の外部への流出を抑止するとともに、前記鋳型の外部と前記キャビティ内との間でガスを通過可能なガス弁を具備した複数のガス口と、
    前記複数のガス口に対してそれぞれ異なるタイミングでガスを供給可能なガス供給手段と、を備え、
    前記キャビティは、円盤状のディスクを形成するディスク形成部と、当該ディスク形成部の中央にハブ孔を形成するハブ形成部と、前記ディスク形成部の外周に環状に形成されリムを形成するリム形成部と、を有するとともに、
    前記複数のガス口は、前記リム形成部に所定間隔で複数形成されるリム部ガス口と、前記ハブ形成部に1以上形成されるハブ部ガス口と、を含み、
    前記ガス供給手段は、前記リム形成部内の溶湯が所定温度になったときに、前記リム部ガス口に対してガスの供給を開始し、
    前記ハブ形成部内の溶湯が所定温度になったときに、前記ハブ部ガス口に対してガス供給を開始することを特徴とする重力鋳造装置。
  3. 前記遮蔽手段は、前記湯口金型を水平方向に貫通するスライド孔と、当該スライド孔にスライド可能に挿入されるスライド板と、により構成されており、当該スライド板の中央に形成された貫通孔が前記湯道に整合することにより前記湯道を開放するとともに、前記貫通孔と前記湯道とがずれることにより前記湯道を遮蔽するものであって、
    前記スライド板は、当該スライド板の上面が、スライド方向の両端が貫通孔に向かって下り勾配に傾斜した窪んだ形状であるとともに、前記スライド孔の前記スライド板の上面に接する面は、前記スライド板の上面の傾斜と略等しい角度に下側に膨らんで傾斜した形状であることを特徴とする請求項2に記載の重力鋳造装置。
  4. 前記キャビティ内の溶湯の温度を感知する温度感知センサをさらに備え、
    前記所定温度は前記熱感知センサにより感知されるものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の重力鋳造装置。
  5. 前記鋳型を冷却可能な冷却手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の重力鋳造装置。
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