JP5203126B2 - スチームトラップを具備したボール弁 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気使用装置や蒸気配管等で発生する、蒸気の凝縮水としての復水を外部へ排出するスチームトラップに関し、特に、ボール弁のボール弁体内にスチームトラップを具備したものに関する。
従来のスチームトラップを具備したボール弁としては、例えば特開平11−148594号公報に示されたものがある。これは、入口と出口を直角方向に形成したケーシング内にT字状流通路を有するボール弁体を回動自在に配置し、T字状流通路の長通路の一側にスチームトラップを配置したもので、ボール弁体を回動することにより、通常の蒸気を漏出することなく復水を排出するスチームトラップとしての機能と、入口と出口を大径の流通路で連通したブロー機能、及び、入口と出口を遮断する流路遮断機能のそれぞれを適宜選択することができるものである。
上記従来のものは、スチームトラップが故障して開弁できなくなり復水を排出できなくなると、スチームトラップの入口側に復水を滞留して蒸気使用装置での生産性の低下あるいは蒸気使用装置の損傷を来たす問題があった。また、スチームトラップが故障して閉弁できなくなり蒸気を漏出すると、高価なエネルギーを浪費する問題があった。
特開平11−148594号公報
従って本発明の課題は、スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなってしまっても尚スチームトラップ機能を維持することにより、復水の滞留あるいは蒸気の漏出を防止することのできるスチームトラップを具備したボール弁を提供することである。
記の課題を解決するための手段は、入口と出口を直角方向に形成したケーシング内にT字状流通路を有するボール弁体を回動自在に配置し、T字状流通路の長通路の一側にスチームトラップを配置したものにおいて、ボール弁体のT字状流通路の長通路の他側にオリフィス通路を設け、スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなった場合でもボール弁体を回動してT字状流通路の短通路を入口に接続しT字状流通路の長通路の他側のオリフィス通路を出口に接続することによりスチームトラップ機能を維持できることを特徴とするものである。
本発明のスチームトラップを具備したボール弁は、スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなった場合でも、ボール弁体を回動してT字状流通路の短通路を入口に接続し、T字状流通路の長通路の他側のオリフィス通路を出口に接続することにより、入口と出口を短通路からオリフィス通路を通して連通することができるので、復水を滞留させずに排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持できるという優れた効果を生じる。
ボール弁体を回動してT字状流通路の長通路の一側を入口に接続し、T字状流通路の短通路を出口に接続することにより、スチームトラップから短通路を通しての通常の蒸気を漏出することなく復水を排出するスチームトラップ機能を果すことができる。また、ボール弁体を回動して入口あるいは出口をボール弁体で遮断することにより、入口と出口を遮断する流路遮断機能を果すことができる。そして、スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなった場合は、ボール弁体を回動してT字状流通路の短通路を入口に接続し、T字状流通路の長通路の他側のオリフィス通路を出口に接続することにより、入口と出口を短通路からオリフィス通路を通して連通することができる。そのため、適宜径のオリフィスを設けたオリフィス通路で入口と出口を連通することにより、復水を滞留させずに排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持することができる。オリフィス径を蒸気使用装置や蒸気配管等で発生する復水を排出できるだけの大きさとすることにより、復水を滞留させずに排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能とすることができる。
本発明の具体的実施例について説明する。図1において、ケーシング1とボール弁体2及びスチームトラップ3でスチームトラップを具備したボール弁を形成する。ケーシング1に入口4と出口5を設けると共に、ケーシング1の内部に球状のボール弁体2を回動自在に配置する。出口5は入口4と直角方向に形成する。ボール弁体2は中心軸に沿ったT字状流通路6を有する。ケーシング1とボール弁体2の間にはリング状の弁座7,8,9,10を介在して気密を維持する。ボール弁体2のT字状流通路6の長通路11の一側にスチームトラップ3を止めリング12でボール弁体2に固定して取り付ける。スチームトラップ3は、内部に温度応動素子13と、貫通孔14を設けた弁座15、及び、温度応動素子13を弁座15に対して一定位置に保持する保持部材16で形成する。ボール弁体2のT字状流通路6の長通路11の他側にオリフィス通路18を設ける。
温度応動素子13は本実施例においては、熱膨脹液体を内蔵した熱膨脹カプセルで形成すると共に、温度応動素子13の下端平面部を弁座15の上端弁座面に対向して配置する。温度応動素子13の周囲に高温の蒸気が流下してくると、内蔵した熱膨張液体が膨脹して下端平面部が弁座面に着座し貫通孔14を閉じることにより蒸気の通過を遮断するものであり、一方、低温の復水が流下してくると温度応動素子13が収縮して、平面部が弁座面から離座して貫通孔14からその復水を流下するものである。温度応動素子13としては本実施例のように熱膨張液体を用いるものの他に、バイメタルやベローズ等従来公知のものを用いることができると共に、スチームトラップ3として本実施例においては、温度応動素子13を用いたものを示したが、その他ディスク式スチームトラップ等を用いることもできる。
図1に示す状態は、T字状流通路6の長通路11の一側を入口4に接続し、T字状流通路6の短通路17を出口5に接続した状態である。この場合、入口4からの蒸気や復水等の流体がスチームトラップ3へ流下し、スチームトラップ3において低温の復水が出口5から排出され、高温の蒸気は排出されない、通常のスチームトラップ機能を果す。図1に示す状態から、ボール弁体2を図示しない回動ハンドル等により180度だけ回転し、あるいは反時計方向へ90度だけ回転し、入口4あるいは出口5をボール弁体2で遮断することにより、入口4と出口5を遮断する流路遮断機能を果すことができる。
スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなった場合は、図1に示す状態から、ボール弁体2を時計方向へ90度だけ回動することにより、T字状流通路6の短通路17を入口4に接続し、T字状流通路6の長通路11の他側のオリフィス通路18を出口5に接続する。これにより、入口4と出口5を短通路17からオリフィス通路18を通して連通することができ、適宜径のオリフィスを設けたオリフィス通路18で入口4と出口5を連通することにより、復水を滞留させずに排出し蒸気を漏出することのないスチームトラップ機能を維持することができる。
本発明のスチームトラップを具備したボール弁の実施例を示す断面図。
符号の説明
1 ケーシング
2 ボール弁体
3 スチームトラップ
4 入口
5 出口
6 T字状流通路
11 T字状流通路の長通路
13 温度応動素子
14 貫通孔
15 弁座
17 T字状流通路の短通路
18 オリフィス通路

Claims (1)

  1. 入口と出口を直角方向に形成したケーシング内にT字状流通路を有するボール弁体を回動自在に配置し、T字状流通路の長通路の一側にスチームトラップを配置したものにおいて、ボール弁体のT字状流通路の長通路の他側にオリフィス通路を設け、スチームトラップが故障して開弁あるいは閉弁できなくなった場合でもボール弁体を回動してT字状流通路の短通路を入口に接続しT字状流通路の長通路の他側のオリフィス通路を出口に接続することによりスチームトラップ機能を維持できることを特徴とするスチームトラップを具備したボール弁。
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