JP5202439B2 - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、含浸性に優れ、かつ滑材を含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線に対する接着性に優れた熱硬化性樹脂組成物に関し、特に、モーター等の電気機器の電気絶縁および固着に好適な熱硬化性樹脂組成物に関する。
モーターなどの回転機の電気機器コイルは、電気絶縁、動作時の放熱、電気振動によって発生する唸り音の吸収、構成材料の固着等を目的として、熱硬化性樹脂組成物で処理されている。このような機能を発揮することができる熱硬化性樹脂材料として、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などが主に用いられている。なかでも不飽和ポリエステル樹脂は、硬化性、空乾性、固着性、電気絶縁性、経済性などのバランスに優れ、広く用いられている。
近年の電気機器の小型化、高性能化によるコイル占積率の向上や巻線作業の高速化に対応するため、電気機器のコイルには表面に滑材を含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線が用いられるようになり、特許文献1では、滑材としてポリエチレンワックスが、特許文献2では、滑材として長鎖エステルが用いられている。そのため、電気機器コイルの固着時に、従来の不飽和ポリエステル樹脂のワニスでは濡れ性が悪く、硬化後の接着力も他のエナメル線の場合と比較して低い場合があることが知られている。不飽和ポリエステルワニスの改良によりエナメル線との接着性を向上した例として、特許文献3および4がある。
特許文献3では、高温硬化時の、スチレンの揮発による接着力低下を防ぐ目的で、エポキシアクリレートと脂肪酸のグリシジルエステルとの反応物、スチレンおよび多価アルコールの(メタ)アクリレートからなる樹脂組成物が示されているが、エーテル結合やエステル結合を多く含むことから、自己潤滑性エナメル線に対する濡れ性や接着性の向上の効果は低いことが予想される。
特許文献4では、自己潤滑性エナメル線に対する接着性向上を目的として、シリコーン化合物を含む樹脂組成物が示されているが、樹脂組成物の粘度の増加が予想される。
特開2008−16397公報 特開平7−216226公報 特開昭61−248307公報 特開昭60−72967公報
本発明は、滑材を含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線に対し良好な接着力を示す熱硬化性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、炭素数8以上の炭化水素基を有する化合物を加えることにより滑材を含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線に対し良好な接着力を示す熱硬化性樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
(1)(A)重合性置換基を2個以上有するポリマー成分と、(B)重合性置換基を1個以上有する化合物と、(C)炭素数8以上の炭化水素基を有する化合物と、(D)重合開始剤とを含有する、コイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(2)(A)成分および(B)成分における重合性置換基が、エチレン性不飽和結合を含む基である、(1)に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(3)(A)成分が、不飽和ポリエステル樹脂である、(1)または(2)に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(4)(C)成分が、炭素数8以上の直鎖脂肪族基を有する化合物である、(1)〜(3)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(5)(C)成分が、エチレン性不飽和結合を有する化合物である、(1)〜(4)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(6)(C)成分が、高級アルコールと(メタ)アクリル酸のエステルである、(1)〜(5)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(7)(C)成分の配合量が、(A)成分と(B)成分の合計量100重量部に対して0.01〜20.0重量部である、(1)〜(6)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(8)(D)成分が、ラジカル重合能を有する重合開始剤である、(1)〜(7)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(9)25℃における粘度が、0.01〜20Pa・sである、(1)〜(8)のいずれかに記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
(10)磁心と、該磁心に巻き回された導線とを有し、(1)〜(9)のいずれかに記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物で絶縁処理されてなる、電気機器用コイル。
(11)(10)に記載の電気機器用コイルを備えた電気機器。
本発明により、滑材を含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線に対し良好な接着力を示す熱硬化性樹脂組成物が提供される。
本発明の熱硬化性樹脂組成物を用いて固着された電気機器用コイルを模式的に示す図である。 電気機器の一例として回転電機の構成を模式的に示す図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
(A)成分
本発明に用いる(A)成分、すなわち、重合性置換基を2個以上有するポリマー成分は、通常、数平均分子量が1000以上の化合物であり、好ましくは数平均分子量が1000〜5000の化合物である。また、重合性置換基として、エチレン性不飽和結合を含む基を有することが好ましい。エチレン性不飽和結合とは、重合性を有する炭素−炭素二重結合を意味する。
(A)成分としては、不飽和ポリエステル樹脂およびポリエステル(メタ)アクリレート樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることができ、好ましくは不飽和ポリエステル樹脂を用いる。
不飽和ポリエステル樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、二塩基酸と多価アルコールとを縮合反応させることによって得られるものを使用できる。
不飽和ポリエステル樹脂の原料として用いられる二塩基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水イタコン酸等のα,β−不飽和二塩基酸;ならびに、フタル酸、無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、シクロペンタジエン−無水マレイン酸付加物、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、および、これらのジアルキルエステル等の飽和二塩基酸等が挙げられるが、特に限定されるものではない。これら二塩基酸は、一種類のみを用いてもよいし、適宜、二種類以上を混合して用いてもよい。
不飽和ポリエステル樹脂の原料として用いられる多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のエチレングリコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のプロピレングリコール類、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールAとプロピレンオキシドまたはエチレンオキシドとの付加物、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,3−プロパンジオール、1,2−シクロヘキサングリコール、1,3−シクロヘキサングリコール、1,4−シクロヘキサングリコール、パラキシレングリコール、ビシクロヘキシル−4,4′−ジオール、2,6−デカリングリコール、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等が挙げられるが、特に限定されるものではない。また、エタノールアミン等のアミノアルコール類を用いてもよい。これら多価アルコールは、一種類のみを用いてもよいし、適宜、二種類以上を混合して用いてもよい。また、必要によりエポキシ樹脂、ジイソシアナート、ジシクロペンタジエン等による変性を行ってもよい。
不飽和ポリエステル樹脂の具体例として、ビスフェノールA骨格を含む不飽和ポリエステル樹脂、例えば、ビスフェノールAとエチレングリコールとマレイン酸とを縮合反応させることによって得られる不飽和ポリエステル樹脂、ならびにイソフタル酸骨格を含む不飽和ポリエステル樹脂、例えば、イソフタル酸とエチレングリコールとマレイン酸とを縮合反応させることによって得られる不飽和ポリエステル樹脂が挙げられる。
また、ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂は、特に限定されるものではなく、例えば、不飽和または飽和ポリエステルの末端に(メタ)アクリル化合物を反応させることによって得られるものを使用できる。ここで、ポリエステルの原料としては、例えば、上記不飽和ポリエステル樹脂の原料として例示した化合物と同様の化合物を用いることができる。
ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂の原料として用いられる(メタ)アクリル化合物としては、例えば、不飽和グリシジル化合物、(メタ)アクリル酸等の不飽和一塩基酸およびそのグリシジルエステル類等が挙げられるが、特に限定されるものではない。これら(メタ)アクリル化合物は一種類のみを用いてもよいし、適宜、二種類以上を混合して用いてもよい。
これら合成樹脂、即ち、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂等の樹脂を得る際の各原料の配合条件等は、それぞれ所望する樹脂の物性等に応じて適宜調整すればよく特に限定されるものではない。
(B)成分
本発明に用いる(B)成分、すなわち、重合性置換基を1個以上有する化合物は、使用目的や用途等に応じて適宜選択すればよく、特に限定されるものではないが、重合性置換基としてエチレン性不飽和結合を含む基を有するものが好ましい。具体的には、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル、ビニルエステル、ジアリルフタレート等が挙げられる。好ましくは、スチレン、ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エステル(例えば、メタクリレート、アクリレート)を用いる。これらは、一種類のみを用いてもよいし、適宜、二種類以上を混合して用いてもよい。
ビニルエステルとしては、特に限定されるものではなく、例えば、エポキシ化合物と不飽和一塩基酸とをエステル化触媒を用いて反応させることによって得られるものを使用できる。
ビニルエステルの原料として用いられるエポキシ化合物は、分子中に、少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物であり、特に限定されるものではないが、例えば、ビスフェノールA等のビスフェノール類とエピハロヒドリンとの縮合反応により得られるエピビスタイプグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、4,4′−ビフェノール、水添ビスフェノールやグリコール類とエピハロヒドリンとの縮合反応により得られるグリシジルエーテル型エポキシ樹脂が挙げられる。これらエポキシ化合物は、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
ビニルエステルの原料として用いられる不飽和一塩基酸としては、特に限定されるものではないが、例えば、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸等が挙げられる。これら不飽和一塩基酸は、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メトキシ化シクロトリエン(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、アルキルオキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変成テトラフルフリル(メタ)アクリレート、エトキシカルボニルメチル(メタ)アクリレート、フェノールエチレンオキシド変成アクリレート、パラクミルフェノールエチレンオキシ変成アクリレート、ノニルフェノールエチレンオキシド変成アクリレート、ノニルフェノールポリプロピレンオキシド変成アクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、ポリグリセロールジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオール(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、アクリルニトリルブタジエンメタクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート等が挙げられる。
(A)成分と(B)成分の重量比率(A)/(B)は、80/20〜1/99であることが好ましく、より好ましくは60/40〜5/95である。(A)成分の重量比率を80以下とすれば、粘度が高くなりすぎず、コイルなどに塗布し易いため、取扱い性に優れる。一方、1以上とすれば、樹脂硬化物の硬化性を維持し、耐熱性を維持することができる。
(C)成分
本発明に用いる(C)成分、すなわち、炭素数8以上の炭化水素基を有する化合物としては、ポリエチレンワックス、部分酸化ポリエチレンワックス、高級脂肪酸エステル、高級アルコールと(メタ)アクリル酸より得られるエステル、直鎖脂肪族基を有するスチレン誘導体等が挙げられ、好ましくは、高級アルコールと(メタ)アクリル酸のエステルを用いる。これらは、一種類のみを用いてもよいし、適宜、二種類以上を混合して用いてもよい。
高級脂肪酸エステルは、炭素数12以上の炭化水素基を有する一塩基酸、好ましくは不飽和一塩基酸とアルコールからなるエステルであり、炭素数12以上の炭化水素基を有する一塩基酸としては、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸が挙げられる。これら一塩基酸は、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。ここでアルコールとしては、具体的には、メタノール、エタノール、ブタノール、ドデカノール、ヘキサデカノール等が挙げられ、これらアルコールは、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
また、カルナバ蝋や蜜蝋といった天然由来の高級脂肪酸エステルを用いてもよい。
高級アルコールと(メタ)アクリル酸のエステルの原料として用いられる高級アルコールは、炭素数8以上、好ましくは炭素数8〜25の一価アルコールであり、例えば、オクタノール、デカノール、ドデカノール、オクタデカノール等の炭素数8〜18の一価アルコールが挙げられる。これらアルコールは、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。高級アルコールと(メタ)アクリル酸のエステルの具体例としては、例えば、オクチルアクリレート、オクチルメタクリレート、デシルアクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルアクリレート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルアクリレート、オクタデシルメタクリレートが挙げられる。
直鎖脂肪族基を有するスチレン誘導体としては、炭素数8以上、好ましくは炭素数10〜18の直鎖脂肪族基、好ましくは飽和直鎖脂肪族基を有するスチレン誘導体が挙げられる。例えば、オクチルオキシメチルスチレン、デシルオキシメチルスチレン、およびドデシルオキシメチルスチレン等のC8〜18アルキルオキシ−C1〜4アルキルスチレンを使用できる。
(C)成分の配合量は、(A)成分と(B)成分の合計量100重量部に対して、通常0.01〜20.0重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。(C)成分の配合量を0.01重量部以上とすることにより、接着力を十分向上させることができ、20.0重量部以下とすることにより、粘度の増加や相分離を防ぎ、取扱いが容易になる。
(D)成分
本発明における(D)成分、すなわち、重合開始剤としては、特に制限されないが、リビング重合開始剤、有機過酸化物、有機アゾ化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種を用いることができる。
リビング重合開始剤としては、下式(1):
Figure 0005202439
(式中、Z、ZおよびZは、互いに独立に、RまたはORであり、但し、Z、ZおよびZのうち少なくとも1つはRであり、Rは、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基またはアリール基である)
で示されるホウ素化合物や、下式(2):
Figure 0005202439
(式中、Rは、水素またはアルキル基であり、RおよびRは、互いに独立に、アルキル基、シクロアルキル基またはアルキレン基であり、Xは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアルコキシカルボニル基であり、Yは、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アルコキシ基またはアシルオキシ基である)
で示されるアルコキシアミン誘導体や原子移動ラジカル重合試剤が挙げられる。
上記式(1)および(2)において、アルキル基は、好ましくは炭素数1〜6のアルキル基であり、シクロアルキル基は、好ましくは炭素数3〜12のシクロアルキル基であり、アルキレン基は、好ましくは炭素数1〜6のアルキレン基であり、アリール基は、好ましくは炭素数6〜12のアリール基、例えば、フェニル基であり、アルコキシ基は、好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基であり、アシルオキシ基は、好ましくは炭素数1〜6のアシルオキシ基である。
有機過酸化物としては、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化安息香酸ターシャリーブチル、過酸化安息香酸ターシャリーアミル、ターシャリーアミルペルオキシネオデカノエート、ターシャリーブチルペルオキシネオデカノエート、ターシャリーアミルペルオキシブチレート、ジターシャリーブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、1,1−ジ(ターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサン、2,2−ジ(ターシャリーブチルペルオキシ)ブタン、ターシャリーブチルハイドロペルオキシドなどが挙げられるが、特に制限されるものではない。これらは、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
有機アゾ化合物としては、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、ジメチル2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート)などが挙げられるが、特に制限されるものではない。これらは、一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合して用いてもよい。
その他任意成分
本発明の熱硬化性樹脂組成物には、必要に応じて、その他任意成分として、硬化を促進させるため、硬化促進剤を添加してもよい。硬化促進剤としては、ナフテン酸またはオクチル酸の金属塩(コバルト、亜鉛、ジルコニウム、マンガン、カルシウム等の金属塩)が挙げられ、これらは一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合してもよい。また、必要に応じて、重合禁止剤を配合することができる。重合禁止剤としては、ハイドロキノン,パラターシャリーブチルカテコール、ピロガロール等のキノン類が挙げられ、これらは一種類のみを用いてもよく、適宜二種類以上を混合してもよい。
熱硬化生樹脂組成物の製造方法
本発明の熱硬化性樹脂組成物の製造方法は、特に制限されないが、例えば、以下のように製造することができる。まず、(A)成分と、(B)成分と、(C)成分と、場合によりその他任意成分とを、室温(25℃)または加温して、均一に攪拌および混合する。加温する場合の温度範囲は、(A)成分、(B)成分および(C)成分の粘度や融点に依存するが、通常40〜80℃が好ましい。また、攪拌および混合する際には、必要に応じて、攪拌機を使用してもよい。このようにして、(A)成分、(B)成分および(C)成分の混合物を作製した後、室温(25℃)で(D)成分を添加し、均一に混合する。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、通常、ペースト状ではなく液状であり、その粘度は、通常、0.01〜20Pa・s、好ましくは5Pa・s未満、好ましくは2.5Pa・s以下である。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、110〜140℃で、1〜3時間加熱することにより硬化させることができる。硬化温度は、用途に応じて、適宜調整する。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、コイルの固着用、特に、導線として自己潤滑性エナメル線を用いたコイルの固着用に用いることができる。自己潤滑性エナメル線は、表面に滑材を含む潤滑層を有するエナメル線である。滑材としては、ポリエチレンワックスや長鎖エステルが知られている。本発明の熱硬化性樹脂組成物は、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する自己潤滑性エナメル線を用いたコイルの固着用に特に適している。本発明において、コイルの固着とは、コイルの磁心に導線を固着させることをさす。本発明の熱硬化性樹脂組成物は、自己潤滑性エナメル線に対しても、濡れ性が良く、接着性が高い。また、粘度が低いことから、コイルの固着時において取扱いが容易である。
本発明の熱硬化性樹脂組成物を、例えば、モーターコイル等の固着に用いる場合には、組成物を浸漬法や滴下含浸法等を用いて、モーターコイル等に含浸させる。含浸方法については常法によるものでよく、特に制限はない。
本発明の熱硬化性樹脂組成物を用いてコイルを固着することにより、同時に電気機器用コイルの電気絶縁もできることから、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、コイルの電気絶縁に用いることもできる。
以下に、本発明の熱硬化性樹脂組成物を用いて固着された電気機器用コイルについて、図を用いて説明する。図1は、本発明の熱硬化性樹脂組成物を用いて固着された電気機器用コイルを模式的に示す図である。図2は、電気機器の一例として回転電機の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、鉄などの金属からなる磁心1に自己潤滑性エナメル線2を巻き回しコイルを作製する。巻き回しコイルに、浸漬法、滴下含浸法等を用いて本発明の組成物を塗布する。その後、所定の温度、時間で本発明の組成物を加熱硬化して硬化物3を形成し、本発明の組成物を用いて絶縁処理された電気機器用コイル4を得る。
図2に示すように、回転電機6は、円筒形状の固定子磁心7と、この固定子磁心7の内部で同軸に回転する回転子磁心8と、固定子磁心7あるいは回転子磁心8の何れか一方または双方に軸方向に形成された複数のスロット9を用いて被覆導線が巻き回された複数のコイルからなっている。固定子コイル10に、浸漬法、滴下含浸法等を用いて本発明の組成物を塗布する。その後、所定の温度、時間で加熱硬化し本発明の組成物で絶縁処理された固定子を得る。この固定子コイル10をハウジング11に収容し固定子とする。得られた固定子と、回転子磁心8とコイルからなる回転子とを定法によって組み立てることにより、本発明の組成物を用いて固着および絶縁処理された固定子コイル10を用いた回転電機6が得られる。
次に、本発明を実施例によって説明するが、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。
(実施例1)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂50重量部と、スチレン50重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスa100重量部に対し、カルナバ蝋0.1重量部を加えた樹脂組成物に、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニス(コイル固着用熱硬化性樹脂組成物)とした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(実施例2)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂40重量部と、メタクリレート60重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスb100重量部に対し、オクタデシルメタクリレート1重量部を加えた樹脂組成物に、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、130℃で1時間硬化した。
(実施例3)
イソフタル酸骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂60重量部、スチレン40重量部からなる不飽和ポリエステルワニスc100重量部に対し、ドデシルオキシメチルスチレン5重量部を加えた樹脂組成物に、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(実施例4)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂50重量部と、スチレン50重量部からなる不飽和ポリエステルワニスa100重量部に対し、オクタデシルメタクリレート1重量部を加えた樹脂組成物に、ジエチルメトキシボラン0.35重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに2分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(比較例1)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂50重量部と、スチレン50重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスa100重量部に、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(比較例2)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂40重量部と、メタクリレート60重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスb100重量部に対し、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、130℃で1時間硬化した。
(比較例3)
イソフタル酸骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂60重量部,スチレン40重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスc100重量部に対し、1,1−(ジターシャリーブチルペルオキシ)シクロヘキサンの50wt%溶液1.6重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに5分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(比較例4)
ビスフェノールA骨格を含み、かつエチレングリコール成分とマレイン酸成分を含む数平均分子量が3000である不飽和ポリエステル樹脂50重量部と、スチレン50重量部とからなる不飽和ポリエステルワニスa100重量部に対し、ジエチルメトキシボラン0.35重量部を加え、コイル含浸用ワニスとした。
エナメル線コイルは、滑材としてポリエチレンワックスを含む潤滑層を有する、直径1mmの自己潤滑性エナメル線を用い、内径6mm、長さ7.5cmのヘリカル状コイルとしたものを用いた。
作製したコイルを上記のコイル含浸用ワニスに2分間含浸したのち、120℃で2時間硬化した。
(試験例1)
得られたコイルの曲げに対する固着力試験(JIS C2103)を行って、ヘリカルコイル接着力を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0005202439
(試験例2)
実施例2で得た樹脂固着コイルと比較例2で得た樹脂固着コイルを切断し、コイル内部の樹脂の充填性を目視にて観察した。その結果、実施例2の熱硬化性樹脂組成物にて処理したコイルは内部まで樹脂が充填していたが、比較例2の熱硬化性樹脂組成物にて処理したコイルは、樹脂充填が不十分な箇所が観察された。
1:磁心、2:自己潤滑性エナメル線、3:硬化物、4:電気機器用コイル、6:回転電機、7:固定子磁心7、8:回転子磁心、9:スロット、10:固定子コイル、11:ハウジング

Claims (9)

  1. (A)重合性置換基を2個以上有する不飽和ポリエステル樹脂と、(B)重合性置換基を1個以上有する化合物と、(C)炭素数8以上の炭化水素基を有する化合物と、(D)重合開始剤とを含有し、(C)成分の配合量が、(A)成分と(B)成分の合計量100重量部に対して0.01〜20.0重量部である、コイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  2. (A)成分および(B)成分における重合性置換基が、エチレン性不飽和結合を含む基である、請求項1に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  3. (C)成分が、炭素数8以上の直鎖脂肪族基を有する化合物である、請求項1または2に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  4. (C)成分が、エチレン性不飽和結合を有する化合物である、請求項1〜のいずれか1項に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  5. (C)成分が、高級アルコールと(メタ)アクリル酸のエステルである、請求項1〜のいずれか1項に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  6. (D)成分が、ラジカル重合能を有する重合開始剤である、請求項1〜のいずれか1項に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  7. 25℃における粘度が、0.01〜20Pa・sである、請求項1〜のいずれか1項に記載のコイル固着用熱硬化性樹脂組成物。
  8. 磁心と、該磁心に巻き回された導線とを有し、請求項1〜のいずれか1項に記載の熱硬化性樹脂組成物の硬化物で絶縁処理されてなる、電気機器用コイル。
  9. 請求項に記載の電気機器用コイルを備えた電気機器。
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