JP5201964B2

JP5201964B2 - 画像表示装置

Info

Publication number: JP5201964B2
Application number: JP2007312605A
Authority: JP
Inventors: 剛史奥村; 雅哉中道; 信行岳; 栄輔上江洲; 龍介廣田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2007-12-03
Filing date: 2007-12-03
Publication date: 2013-06-05
Anticipated expiration: 2027-12-03
Also published as: JP2009139426A; US20090140963A1

Description

本発明は、テレビジョン受像機やモニター装置に装備される画像表示装置、特に液晶表示パネルやプラズマ表示パネル等の平面型表示パネルを具えた画像表示装置に関するものである。

この種の平面型の画像表示装置においては、薄型の筐体の内部に平面型表示パネルが収容され、該平面型表示パネルの背面側には、該平面型表示パネルを駆動するための回路基板が配置されている(特許文献１参照)。

例えば、液晶ディスプレイ(ＬＣＤ)を具えたテレビジョン受像機においては、図１１に示す如く、フロントキャビネット(１)とバックキャビネット(20)の間に、液晶表示パネル(４)と、該液晶表示パネル(４)に画像を表示するためのテレビジョン放送受信回路等を搭載した回路基板(６)とが収容され、図１０の如く２本の金属アーム(91)(91)を用いて液晶表示パネル(４)がフロントキャビネット(１)に取り付けられている。又、２本の金属アーム(91)(91)に固定された金属フレーム(９)の背面には、回路基板(６)が、複数本のビス(８)を用いて固定されている。
特開２００４−３１７９１９号公報

図１０及び図１１に示す従来のテレビジョン受像機においては、金属フレーム(９)及び２本の金属アーム(91)(91)が用いられているため、重量の増大、部品点数の増加を招くばかりでなく、金属フレーム(９)の製造工程で発生するバリを除去する作業がコストアップを招く問題があった。
この問題を解決するために、回路基板(６)をバックキャビネット(20)の内面に取り付けて、金属フレーム(９)や金属アーム(91)(91)を省略することが考えられるが、この場合、組立工程においてフロントキャビネット(１)の内面に液晶表示パネル(４)が固定されると共に、バックキャビネット(20)の内面に回路基板(６)が固定された状態で、液晶表示パネル(４)と回路基板(６)をリード線で互いに接続する必要がある。その際、フロントキャビネット(１)とバックキャビネット(20)を互いに対向させて接近させた状態で、リード線の接続作業を行なわねばならず、作業スペースが極めて狭いために、接続作業が困難となる問題がある。

そこで本発明の目的は、従来よりも軽量化を図ることが出来、然も組立作業が困難となることのない画像表示装置を提供することである。

本発明に係る画像表示装置は、フロントキャビネットとバックキャビネットからなる筐体と、該筐体の内部に設置された平面型表示パネルと、該平面型表示パネルに画像を表示するための電子部品が搭載された１或いは複数の回路基板とを具えている。
ここで、バックキャビネットの背面には凹部が形成され、平面型表示パネルに直接に取り付けられている回路基板以外の回路基板が、前記凹部内に設置されている。
尚、バックキャビネットは合成樹脂製であって、樹脂成型によって前記凹部が形成されている。

具体的構成において、バックキャビネットの背面には、前記凹部を覆うカバーが取り付けられている。
又、バックキャビネットには、前記凹部の底壁を貫通する開口が形成され、該開口を通じて、前記凹部内の少なくとも１つの回路基板が平面型表示パネルと接続されている。

上記本発明の画像表示装置において、平面型表示パネルに画像を表示するための電子部品が搭載された１或いは複数の回路基板の内、平面型表示パネルの背面に直接に取り付けられている回路基板以外の回路基板が、バックキャビネット背面の凹部内に設置されるので、組立工程においては、フロントキャビネットの内面に平面型表示パネルを固定し、フロントキャビネットとバックキャビネットを互いに組み合わせた状態で、該バックキャビネットの背面に開口している凹部に回路基板を設置して、該回路基板と平面型表示パネルの接続作業を行なうことが出来る。

本発明に係る画像表示装置によれば、平面型表示パネルの背面に直接に取り付けられている回路基板以外の回路基板がバックキャビネットに取り付けられるので、これらの回路基板をフロントキャビネットに取り付けるための金属フレームや金属アームは省略することが出来、これによって従来よりも軽量化を図ることが出来る。又、回路基板と平面型表示パネルの接続作業は、フロントキャビネットとバックキャビネットを互いに組み合わせた状態のままバックキャビネットの背面側で行なうことが出来るので、作業スペースは充分にとることが出来、作業性は良好である。

以下、本発明を液晶テレビジョン受像機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係る液晶テレビジョン受像機は、図１及び図２に示す如くフロントキャビネット(１)及びバックキャビネット(２)からなる薄型の筐体(10)を具え、該筐体(10)をスタンド(３)によって自立させることが可能となっている。
バックキャビネット(２)の背面には、後述する回路基板の収容凹部を覆うカバー(11)が取り付けられている。
尚、フロントキャビネット(１)、バックキャビネット(２)及びカバー(11)はそれぞれ、合成樹脂を用いた樹脂成型品である。

フロントキャビネット(１)の背面には、図３に示す如く、液晶表示パネル(４)が設置され、更に該液晶表示パネル(４)を覆ってバックキャビネット(２)が設置されている。
ここで使用する液晶表示パネル(４)は、液晶表示パネル本体にバックライトがユニット化されたものであって、更に、液晶表示パネルの画面に画像を表示するためのドライバー回路を搭載した駆動回路基板(図示省略)とバックライトを制御するインバータ回路基板(図示省略)とが同ユニットの背面側に直接に取り付けられている。

バックキャビネット(２)の背面には、第１凹部(22)と第２凹部(23)が形成され、第１凹部(22)と第２凹部(23)は桟部(21)によって仕切られている。そして、第１凹部(22)には主回路基板(５)が設置され、第２凹部(23)には電源供給ユニット基板(６)が設置されている。

ここで、図４に示す様に、バックキャビネット(２)は、複数本のビス(82)を用いて液晶表示パネル(４)に対して締結されると共に、前記フロントキャビネット(１)に対しても締結されている。

バックキャビネット(２)には、図５に示す如く、第１凹部(22)の底壁を貫通する開口(24)が形成されると共に、第２凹部(23)の底壁を貫通する開口(25)が形成されている。

図６及び図７の如くバックキャビネット(２)の第１凹部(22)には主回路基板(５)が設置されると共に、第２凹部(23)には電源供給ユニット基板(６)が設置されており、これらの基板(５)(６)はそれぞれ複数本のビス(81)を用いてバックキャビネット(２)に対して締結されている。

図９は、上記液晶テレビジョン受像機の回路構成を示しており、主回路基板(５)には、液晶表示パネル(４)へ映像信号を供給すると共に、スピーカ(40)へ音声信号を供給する信号処理回路(51)と、テレビジョン放送を受信するチューナ(52)と、操作キー(図示省略)からの操作信号等を処理するサブＣＰＵ(53)とが搭載されている。又、電源供給ユニット基板(６)には、信号処理回路(51)や液晶表示パネル(４)等へ電源を供給する電源供給ユニット(61)が搭載されている。
図９においては、電源供給ユニット(61)から信号処理回路(51)と液晶表示パネル(４)への電源供給経路のみを示し、他の電源供給経路の図示は省略している。
尚、図９に示すサブＣＰＵ(53)へリモートコントロール信号等のユーザの操作に応じて信号を供給するコントロール基板(図示省略)は、筐体(10)の内部に設置されている。

上記液晶テレビジョン受像機の組立工程においては、図３に示すフロントキャビネット(１)に液晶表示パネル(４)を固定した後、該フロントキャビネット(１)にバックキャビネット(２)を被せた状態で、該バックキャビネット(２)の第１凹部(22)に主回路基板(５)を設置すると共に、第２凹部(23)に電源供給ユニット基板(６)を設置する。
この状態で、液晶表示パネル(４)から伸びる複数本のリード線(図示省略)を、図５に示すバックキャビネット(２)の開口(24)(25)からバックキャビネット(２)の背面側に引き出し、各リード線の先端部に取り付けられている雄コネクター(図示省略)を、主回路基板(５)及び電源供給ユニット基板(６)上の雌コネクター(図示省略)に接続する。

そして、図６に示す複数本のビス(81)を用いて、主回路基板(５)及び電源供給ユニット基板(６)をバックキャビネット(２)に締結する。
次に、図４に示す複数本のビス(82)を用いて、バックキャビネット(２)を液晶表示パネル(４)とフロントキャビネット(１)に締結する。そして、バックキャビネット(２)の背面に、前記第１凹部(22)及び第２凹部(23)を覆ってカバー(11)を取り付ける。
最後に、互いに締結されたフロントキャビネット(１)とバックキャビネット(２)にスタンド(３)を取り付けて、図１及び図２に示す本発明の液晶テレビジョン受像機を完成する。

上述の如く、本発明の液晶テレビジョン受像機においては、液晶表示パネル(４)を駆動するための駆動回路基板とバックライト制御用のインバータ回路基板は液晶表示パネル(４)の一構成要素として、液晶表示パネル(４)の背面に直接に固定され、主回路基板(５)及び電源供給ユニット基板(６)は、バックキャビネット(２)に取り付けられているので、従来の如く基板をフロントキャビネットに取り付けるための金属フレームや金属アームは省略することが出来、これによって従来よりも軽量化を図ることが出来る。

又、主回路基板(５)及び電源供給ユニット基板(６)と液晶表示パネル(４)との間の接続作業は、フロントキャビネット(１)とバックキャビネット(２)を互いに組み合わせた状態のままバックキャビネット(２)の背面側で行なうことが出来るので、作業スペースは充分にとることが出来、作業性は良好である。

又、バックキャビネット(２)は、第１凹部(22)及び第２凹部(23)の形成に伴って全体の剛性が高まっているため、主回路基板(５)及び電源供給ユニット基板(６)を固定するために必要な充分な強度を発揮することになる。

尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
又、本発明は、テレビジョン受像機に限らず、例えばパーソナルコンピュータの画像モニター等にも実施することが可能である。
更に又、図９に示す主回路基板(５)や電源供給ユニット基板(６)に接続されており、液晶表示パネル(４)とは直接に接続されていない基板については、筐体(10)の内部に設置することが可能である。

本発明に係る液晶テレビジョン受像機を正面側から見た斜視図である。該液晶テレビジョン受像機を背面側から見た斜視図である。該液晶テレビジョン受像機の分解斜視図である。液晶表示パネルとバックキャビネットの分解斜視図である。バックキャビネットを背面側から見た斜視図である。バックキャビネットと主回路基板及び電源供給ユニット基板の分解斜視図である。バックキャビネットに主回路基板及び電源供給ユニット基板を設置した状態を示す斜視図である。バックキャビネットの他の構成例を示す斜視図である。本発明に係る液晶テレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。従来の液晶表示テレビジョン受像機においてフロントキャビネットに液晶表示パネル及び回路基板が取り付けられた状態を示す斜視図である。従来の液晶表示テレビジョン受像機の分解斜視図である。

符号の説明

(10) 筐体
(１) フロントキャビネット
(２) バックキャビネット
(11) カバー
(21) 桟部
(22) 第１凹部
(23) 第２凹部
(24) 開口
(25) 開口
(４) 液晶表示パネル
(５) 主回路基板
(６) 電源供給ユニット基板

Claims

フロントキャビネットとバックキャビネットからなる筐体と、該筐体の内部に設置された平面型表示パネルと、該平面型表示パネルに画像を表示するための電子部品が搭載された複数の回路基板とを具えた画像表示装置において、バックキャビネットの背面に第１凹部と第２凹部が形成され、これによって第１凹部と第２凹部との間には桟部が形成され、該桟部によって前記第１凹部と第２凹部とが互いに仕切られており、前記複数の回路基板の内、主回路基板が前記第１凹部内に設置され、電源供給ユニット基板が前記第２凹部内に設置されていることを特徴とする画像表示装置。
バックキャビネットは合成樹脂製であって、樹脂成型によって前記第１凹部と第２凹部が形成されている請求項１に記載の画像表示装置。