JP3821022B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上ケースと下ケースとを抱き合わせ構造にしてケース体を構成するとともに、上ケース側の回路基板等の上ケース取付部材と下ケース側の回路基板等の下ケース取付部材とを接続するようにした電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような電子機器として電子鍵盤楽器がある。電子鍵盤楽器の上ケースには、パネル面の操作スイッチや表示器等を配設するための上側回路基板が取り付けられている。また、下ケースには、メイン制御回路、音源回路あるいは入出力回路などを構成する下側回路基板が取り付けられている。そして、上側回路基板と下側回路基板とは接続ケーブルで接続されている。
【0003】
このような電子鍵盤楽器の組立時には、上ケース側と下ケース側をそれぞれ個別に組み立て、上側回路基板と下側回路基板とを接続ケーブルで接続し、その後、上ケースを裏返しにして作業台に載置し、その上に下ケースをかぶせて下ケース側からネジ止め等を行い、上ケースと下ケースとを組み付ける。また、補修点検などで分解する場合には、上ケース側を下にして作業台に載置し、下ケース側からネジを外して、下ケースを上ケースから分離する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上側回路基板と下側回路基板とを接続する際には、上ケースと下ケースを並べて接続ケーブルで接続するが、その後、上ケースの上に下ケースを載置する作業を容易にするためには接続ケーブルを長くする必要がある。特に、サイズの大きな電子鍵盤楽器(76鍵以上の楽器等)では、上ケース、下ケース共に重量があるので組立作業も大がかりになり、接続ケーブルに充分な長さを必要としていた。例えば、接続ケーブルの長さが足りないと、下ケースを移動している際に接続ケーブルを引っ張ってしまうことがあり、重量の重い下ケース及び上ケースの慣性により容易に切断されてしまう。
【0005】
しかし、接続ケーブルが長いと、下ケースの取り付けの際にも接続ケーブルをケース本体内に注意して収納する必要なあり、作業に手間取るという問題があった。また、補修点検時に下ケースを上ケースから外すときは、同時に接続ケーブルを引き出す必要があるが、接続ケーブルが他の部位に絡まったりしないように、あるいは接続ケーブルに張力を与えないように注意する必要があり、作業に手間取るという問題があった。なお、接続ケーブルは回路基板同士を接続するものとは限らず、上ケースと下ケースにそれぞれ設けられた内蔵電子機器と回路基板や内蔵電子機器同士(これらを「上ケース取付部材」及び「下ケース取付部材」という。)を接続するような場合にも同様である。
【0006】
本発明は、上ケースと下ケースとを抱き合わせ構造にしてケース体を構成するとともに、上ケース側の上ケース取付部材と下ケース側の下ケース取付部材とを接続するようにした電子機器において、上ケースと下ケースの組み付け作業あるいは補修点検作業を容易にすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電子機器は、上ケースと下ケースとを抱き合わせ構造にしてケース体を構成した電子機器において、前記上ケースに装着された電気的供給が必要な上ケース取付部材と、前記下ケースに装着された電気的供給が必要な下ケース取付部材と、前記上ケース取付部材に設けられ、前記下ケース取付部材への電気的接続をする接続部材としての接続ケーブルと、前記下ケース取付部材に設けられ、前記上ケース取付部材への電気的接続をする接続部材と、前記両接続部材の結合作業を補助するための接続補助部材と、前記下ケースの底面において当該下ケース側の前記接続部材の近傍に開けられた開口部と、からなり、前記接続補助部材は上ケース側に設けられ前記開口部に向かって立設された立設片であって、かつ、前記接続ケーブルを該上ケースから前記開口部側に露出して保持するものであり、上ケースと下ケースを抱き合わせ結合した後で、前記開口部から前記接続補助部材を介して、前記上ケースの前記接続ケーブルと下ケースの接続部材とを電気的接続するようにしたことを特徴とする。
【0008】
なお、「上ケース取付部材」及び「下ケース取付部材」とは、前述のように「内蔵電子機器」や「回路基板」等である。また、上ケース側及び下ケース側の両接続部材とは、例えば、一方は回路基板に固着された「コネクタ」、他方はこの「コネクタ」に接続する他の回路基板から引き出された接続ケーブルの「端子」(コネクタの有無を問わない。)等である。
【0009】
上記のように構成された請求項1の電子機器によれば、開口部を介してコネクタ等の接続部材と接続ケーブルの接続及び取り外しができるので、組立時には、上ケースと下ケースを抱き合わせた後、開口部を介してコネクタ等と接続ケーブルを接続すれはよいし、分解時には、コネクタ等と接続ケーブルを開口部を介して取り外した後で上ケースと下ケースを分離すればよい。したがって、接続ケーブルの長さを必要最小限にでき、組立作業、補修点検作業がきわめて容易になる。
【0011】
また、下ケースに開口部が開けられており、接続補助部材は上ケースのと接続ケーブル(当該開口部が開けられていない方のケースの接続部材)を、下ケースの開口部近傍において保持しており、さらに下ケース側の接続部材はこの開口の近傍にあるので、該接続補助部材で保持された上ケース側の接続ケーブルを下ケース側の接続部材に接続するものとして、容易に確認することができ、ひいては組立作業がさらに容易になる。また、分解時にも切り離した接続部材を接続補助部材で保持しておくことができるので、作業が容易になる。
【0012】
なお、上記開口部は、接続部材の配線接続後に蓋によって閉口するとよい。
【0013】
また、上記接続補助部材は、上記開口部に向かって内側から立設されたフレームの立設片により形成され、該立設片にて上記接続ケーブルを摺動自在に保持し、接続部材の接続時にこの立設片にて接続ケーブルをガイドして、接続を助成するようにしてもよい。これにより、接続作業が容易になる。また、この立設片による接続ケーブルの保持方法は、紐やバンド等を立設片に掛け回して適宜の力で接続ケーブルを締結してもよいし、立設片自体を水平断面C字状の形状としてその中に接続ケーブルを嵌合するようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図3は実施形態の鍵盤式電子楽器(電子機器)の要部斜視図である。図3は同電子楽器を裏返しにした状態を示しており、該電子楽器のケース体は、合成樹脂製の上ケース1と下ケース2とを抱き合わせ構造にして構成されている。下ケース2の底面には、第1の開口部10と第2の開口部20とが形成されており、この第1の開口部10及び第2の開口部20には、各開口に整合する形状の蓋10A,20Aがそれぞれ填め込まれる。上ケース1及び下ケース2内には後述のシールド部材が配設されているが、蓋10A,20Aの裏面には、開口部10,20に対応するシールド部材の開口部を遮蔽するための薄鉄板またはアルミ板等のシールド板10A−1,20A−1がそれぞれ取り付けられている。なお、下ケース2において、開口部10,20よりも前面側(演奏者側、以下同様)には、上ケース1の図には表れていないパネル面側に露出される鍵盤装置の固定部をなす奥部30が形成されている。
【0015】
図1は上ケース1と下ケース2を分離した状態をその概略構造とともに示す断面図、図2は上ケース1と下ケース2の組み付け状態をその概略構造とともに示す断面図である。図1及び図2は図3のA−A矢視断面に対応しており、第1の開口部10の近傍を示している。また、図4は図3のB−B矢視断面図である。なお、図1及び図2において電子楽器の前面側(図の左側)は図示を省略してある。
【0016】
上ケース1の内部には、パネル面1Aに配置される図示しない操作スイッチや表示器の信号処理等を行う上側回路基板(上ケース取付部材)11がボス1a,1aにおいてネジ止めされている。また、上ケース1の内部の上側回路基板11より内側(下ケース2側)にはシールド部材12が配設されている。上側回路基板11上の端子11aには可撓性を有するフラットケーブルからなる接続ケーブル(接続部材)13が接続され、この接続ケーブル13の他方の端部には導電部材を露出することにより接点端子部13aが形成されている。接続ケーブル13は、その接点端子部13aの近傍において、シールド部材12に形成された立設片(接続補助部材)121にバンド121aにより保持されている。
【0017】
下ケース2の内部には、メイン制御回路、音源回路あるいは入出力回路などを構成する下側回路基板(下ケース取付部材)21と、シールド部材22が配設されている。下側回路基板21には上側回路基板11と電気的に接続するために、接続ケーブル13を挿入接続するためのコネクタ(接続部材)21aが取り付けられている。
【0018】
各シールド部材12,22は薄鉄板またはアルミ板のプレス加工等により形成されており、それぞれ、矩形の底面と該底面を囲う4側面とを有する略直方体空間を内包する箱形の形状とされている。この各シールド部材12,22の両底面は、対向形状がほぼ同じになっている。また、4側面の端部周囲には該側面と略直角に外周に延設されたフランジ12a,22aを有している。下ケース2は、鍵盤装置を固定するための奥部30より後方側(演奏者と反対側)に、シールド部材22と略同形状の収容部2Aを有しており、シールド部材22はこの収容部2A内に嵌合配設されている。そして、シールド部材22はそのフランジ22aにおいてネジ6,6により下ケース2に固定されている。また、下側回路基板21は一端がシールド部材22のフランジ22aにおいてネジ6により共締めされている。また、下ケース2側のシールド部材22にはフランジ22aと反対側(内側)に切起し形成等にて爪22b(図1,図2)が延設されている。この爪22bは、図には表れていないが複数形成されており、この爪22bにおいてネジ7により下側回路基板21の他端がシールド部材22に固定されている。
【0019】
また、上ケース1側のシールド部材12は、フランジ12aと上ケース1の足長のボス1b,1bの先端においてネジ8,8によりネジ止めされており、上ケース1と下ケース2とを組み付けたとき、上ケース1のシールド部材12と下ケース2のシールド部材22はフランジ12a,22aを接近させて、互いに対向して配置される。これにより、シールド部材12,22は対向し、下側回路基板21をほぼ全体的に包むようになる。なお、フランジ12a,22aの間には略2〜3mm程度の間隙を設けているが、フランジ12a,22aにおいてネジ6,8と対向する部分にはこれらのネジ6,8の頭と干渉しないように切欠きが適宜設けられている。
【0020】
下ケース2側のシールド部材22には、前記開口部10に対応する位置に開口部22aが形成されている。なお、図1及び図2において、シールド部材12,22の断面は太い実線で示し該断面における開口部22aは太い一点鎖線で示してある。このシールド部材22の開口部22a及び下ケース2の開口部10は図3に示した蓋10Aにより閉じられるが、蓋10Aを外すことにより下ケース2の底側から開口部10,22aを介して下側回路基板21側に手を挿入することができる。なお、図4に示したように、開口部10の周縁には蓋10Aの周縁を受ける段部10aが形成されており、蓋10Aはこの段部10aの位置で下ケース2にネジ止めされる。
【0021】
図5は、シールド部材12の立設片121の近傍を示す斜視図である。シールド部材12の立設片121は、フランジ12aの一部を切り起こした状態で形成されており、下ケース2側のシールド部材22には、そのフランジ22a及び側面部を切り起こすことにより、立設片121が収まる切欠き部221が形成されている。これにより、図5に一点鎖線で示したように、シールド部材12,22を対向させたとき(組み付けたとき)、立設片121の外側にはシールド部材22のフランジ22aの一部に間隙Sが形成される。そして、立設片121に保持された接続ケーブル13及び接点端子部13aはこの間隙Sに配置され、この接続ケーブル13の一部及び接点端子部13aが、コネクタ21aの近傍において下側回路基板21側に露出される。
【0022】
接続ケーブル13を立設片121に固定しているバンド121aは、例えば電化製品のケーブル等を纏めるために用いられる締結後に逆戻りしないような締結バンド等であり、接続ケーブル13は立設片121に対して適宜の力で締結されている。また、図1、図4に示したように、接続ケーブル13は上ケース1側においてある程度弛ませて配設されている。したがって、接続ケーブル13を引っ張ることで、この接続ケーブル13は立設片121から下側回路基板21側に引き出すことができ、その接点端子部13aをコネクタ21aに挿入接続することができる。
【0023】
図6は下ケース2側から見た第2の開口部20の近傍を示す斜視図であり、この第2の開口部20内には、上ケース1に取り付けられた上側回路基板(上ケース取付部材)11′と、下ケース2に取り付けられた下側回路基板(下ケース取付部材)21′とがそれぞれ配設されている。上側回路基板11′には接続ケーブル(接続部材)13′が接続され、この接続ケーブル13′の他方の端部には雌コネクタ13a′が取り付けられている。また、上側回路基板11′にはゴムやプラスチック等の弾性部材で形成されたホルダ(接続補助部材)111が取り付けられており、接続ケーブル13′はこのホルダ111に挟まれて保持されている。さらに、下側回路基板21′には上側回路基板11′と電気的に接続するために、接続ケーブル13′の雌コネクタ13a′を嵌合接続するための雄コネクタ(接続部材)21a′が取り付けられている。なお、この開口部20の内部においても、前記シールド部材12,22が配設されており、上側回路基板11′及び下側回路基板21′はこのシールド部材12,22内に収容されている。
【0024】
以上のように、ホルダ111に保持された接続ケーブル13′は、その雌コネクタ13a′が第2の開口部20及び雄コネクタ21a′の近傍において下側回路基板21′側に露出されており、この雌コネクタ13a′を下側回路基板21′の雄コネクタ21a′に嵌合接続することができる。なお、ホルダ111は接続ケーブル13′を適宜の力で挟持するようになっており、接続ケーブル13′を引っ張ることで、接続し易いように引き出す長さを適宜調節することもできる。
【0025】
以上のように、この実施形態の電子楽器は、請求項1に対応して、上ケース1と下ケース2とを抱き合わせ構造にしてケース体を構成した電子機器において、上ケース1に装着された電気的供給が必要な上側回路回路基板11(11′)(上ケース取付部材)と、下ケース2に装着された電気的供給が必要な下側回路基板21(21′)(下ケース取付部材)と、上側回路基板11(11′)に設けられ、下側回路基板21(21′)への電気的接続をする接続ケーブル13(13′)(接続部材)と、下側回路基板21(21′)に設けられ、上側回路基板11(11′)への電気的接続をするコネクタ21a(雄コネクタ21a′)(接続部材)と、接続ケーブル13(13′)とコネクタ21a(雄コネクタ21a′)(両接続部材)の結合作業を補助するための立設片121(ホルダ111)(接続補助部材)と、下ケース2の底面において当該下ケース2側のコネクタ21a(雄コネクタ21a′)の近傍に開けられた開口部10(20)と、からなり、この立設片121(ホルダ111)は、開口部10(20)近傍において当該開口部が開けられていない方の上ケース1の接続ケーブル13(13′)を保持するものであり、上ケース1と下ケース2を抱き合わせ結合した後で、開口部10(20)から立設片121(ホルダ111)を介して、上ケース1のコネクタ21a(雄コネクタ21a′)と下ケース2の接続ケーブル13(13′)とを電気的接続をするようになっている。
【0027】
以上の構成により、当該電子楽器の組立時には、上ケース1側と下ケース2側をそれぞれ組み立て、上ケース1側を裏返しにして作業台等に載置し、その上に下ケース2側を被せる。なお、下ケース2の蓋10A,20Aは外した状態である。次に、下ケース2の開口部10かケース内部に手を入れ、立設片121に保持されている接続ケーブル13を引き出し、その接点端子部13aを下側回路基板21のコネクタ21aに挿入接続する。また、開口20からケース内部に手を入れ、接続ケーブル13′の雌コネクタ13a′を下側回路基板21′の雄コネクタ21a′に嵌合接続する。そして、蓋10Aを第1の開口部10に填め込んでネジ止めし、蓋20Aを第2の開口部20に填め込んでネジ止めし、さらに、下ケース2を上ケース1にネジ止めする。したがって、下ケース2の移動時に接続ケーブル13,13′の存在を何ら気にすることなく、下ケース2を上ケース1に載置することができるので、組み付ける作業がきわめて容易になる。また、分解時には、電子楽器を裏返した状態で作業台等に載置し、下ケース2から蓋10A,20Aを外して接続ケーブル13,13′を外した後、下ケース2を上ケース1から外せばよいので、分解作業もきわめて容易になる。
【0028】
また、下側回路基板11、下側回路基板11′及び上側回路基板21′はマイクロコンピュータ等を搭載した高周波利用電子機器用の回路基板であるが、これらの回路基板はシールド部材12,22内に収容されるので、これら回路基板から高周波電波の電波漏れを防止することができる。なお、両シールド部材12,22のフランジ12a,22aの間には間隙があるが、フランジ12a,22aはある程度の幅があるので、回折の少ない高周波電波の漏れは殆ど生じない。さらに、シールド部材12,22は、上ケース1及び下ケース2にそれぞれ別個に取り付けておくことができ、上ケース1と下ケース2との組み付け作業と同時に、両シールド部材12,22が基板を包むようにできるので、組立作業も容易になる。
【0029】
以上の実施形態では、第1の開口部10の近傍の接続ケーブル13は、その先端が導電部材を露出した接点端子部13aの場合であるが、コネクタが取り付けられたものでもよいことはいうまでもない。また、接続部材としての接続ケーブル13,13′は、フラットケーブル、線状ケーブル、あるいはその他のケーブルなど、その形態はどのようなものでもよい。
【0030】
また、立設片121に対してバンド121aで接続ケーブル13を保持するようにしているが、例えば図7(A) のように水平断面C字状(縦長)の立設片121′を用い、接続ケーブル13(フラットケーブル)の幅方向の弾性を利用して立設片13を奥部121a′内に填め込むように配設することで、この接続ケーブル13を保持するようにしてもよい。また、図7(B) に示したように線状の接続ケーブ13″を用いる場合は、立設片121″として水平断面C字状のものを用いて、その溝内に接続ケーブ13″を填め込んで保持するようにしてもよい。さらに、同様に断面コ字状のものを用いてもよい。
【0031】
また、実施形態では、上ケースに装着された電気的供給が必要な上ケース取付部材として上側回路基板、下ケースに装着された電気的供給が必要な下ケース取付部材として下側回路基板、にそれぞれ適用した例について説明したが、この上ケース取付部材及び下ケース取付部材は、例えばハードディスク装置、CD−R装置など他の内蔵電気機器であってもよい。すなわち、これらの機器機器と回路基板とを接続するような構造にも適用できることはいうまでもない。
【0032】
また、実施形態では電子鍵盤楽器を例に説明したが、本発明は他の各種電子機器に適用できることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の電子機器によれば、開口部を介してコネクタ等の接続部材と接続ケーブルの接続及び取り外しができるので、上ケースと下ケースの組立時には開口部を介して接続すれはよいし、分解時には、接続部材と接続ケーブルを開口部を介して取り外した後で上ケースと下ケースを分離すればよので、接続ケーブル等の長さを必要最小限にでき、組立作業、補修点検作業がきわめて容易になる。さらに、接続補助部材で保持される接続ケーブルが他の接続部材の近傍に配置されるので、接続すべき両接続部材を容易に確認することができ、組立作業がさらに容易になるとともに、分解時にも切り離した接続ケーブルを接続補助部材で保持しておくことができるので、作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の鍵盤式電子楽器における上ケースと下ケースを分離した状態をその概略構造とともに示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態の鍵盤式電子楽器における上ケースと下ケースの組み付け状態をその概略構造とともに示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態の鍵盤式電子楽器の要部斜視図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【図5】本発明の実施形態におけるシールド部材の立設片の近傍を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態における下ケース側から見た第2の開口部の近傍を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における立設片の他の例を説明する図である。
【符号の説明】
1…上ケース、2…下ケース、10…第1の開口部、20…第2の開口部、11,11′…上側回路基板(上ケース取付部材)、13,13′…接続ケーブル(接続部材)、121…立設片(接続補助部材)、21,21′…下側回路基板(下ケース取付部材)、21a…コネクタ(接続部材)、21a′…雄コネクタ(接続部材)
Claims (1)
- 上ケースと下ケースとを抱き合わせ構造にしてケース体を構成した電子機器において、
前記上ケースに装着された電気的供給が必要な上ケース取付部材と、
前記下ケースに装着された電気的供給が必要な下ケース取付部材と、
前記上ケース取付部材に設けられ、前記下ケース取付部材への電気的接続をする接続部材としての接続ケーブルと、
前記下ケース取付部材に設けられ、前記上ケース取付部材への電気的接続をする接続部材と、
前記両接続部材の結合作業を補助するための接続補助部材と、
前記下ケースの底面において当該下ケース側の前記接続部材の近傍に開けられた開口部と、からなり、
前記接続補助部材は上ケース側に設けられ前記開口部に向かって立設された立設片であって、かつ、前記接続ケーブルを該上ケースから前記開口部側に露出して保持するものであり、
上ケースと下ケースを抱き合わせ結合した後で、前記開口部から前記接続補助部材を介して、前記上ケースの前記接続ケーブルと下ケースの接続部材とを電気的接続するようにしたことを特徴とする電子機器。
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