JP5198665B2 - 回路基板および電子機器 - Google Patents

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Description

本件開示は、回路基板および電子機器に関する。
コンピュータや携帯電話などというような電子機器には回路部品が組み込まれている。また、多くの電子機器では、プリント基板(配線基板)上に回路部品が実装された回路基板が組み込まれている。
そのような回路部品には何らかの原因で特性が劣化するものが存在する。また、回路部品の特性を劣化させる原因も様々なものが知られている。そして、原因に応じた対処方法が提案されている(例えば特許文献1〜特許文献4参照)。
特開平03−48999号公報 特開2005−23734号公報 特開平07−230750号公報 特開平10−62476号公報
ところで、特性が劣化する回路部品のなかには、電解コンデンサやFlashメモリなどのように、半年や1年などという長期間に亘って放置されると電気的な特性が劣化するものがある。回路基板は、例えば保守用の在庫などとして単体で保管されている場合には長期間の保管が生じ易いと考えられる。また、回路基板が電子機器に組み込まれた後であっても上記のような長期間の保管は生じ得る。更に、技術的情勢や社会的情勢を鑑みた今後の動向を考慮すると、回路基板や電子機器の製品寿命をより長期化することも望まれている。
従って、長期保管に伴う回路部品の劣化に伴い回路基板および電子機器の性能が低下することが予想される。そして、そのような回路部品の劣化を抑制して回路基板および電子機器の性能低下を抑制する技術が望まれるが、現状では特に提案がない。
上記事情に鑑み、本件開示は、長期保管による性能低下が抑制された回路基板および電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成する回路基板および電子機器の基本形態は、配線基板と、無通電での放置によって劣化を生じる劣化性部品を含んで上記配線基板上に構成された、第1の電源の電力で動作する回路とを備えている。さらに、この基本形態は、上記配線基板上に搭載された第2の電源と、上記第2の電源の電力で少なくとも上記劣化性部品を断続的に通電させる、上記配線基板上に構成された通電制御部とを備えている。電子機器の基本形態の場合には、更に、上記第1の電源も備えている。
以上説明した回路基板および電子機器の上記基本形態によれば、長期保管による性能低下が抑制される。
第1実施形態を示す図である。 第1実施形態における制御動作を表すフローチャートである。 副電源による通電の経路の具体的な例を示す図である。 第1実施形態における割り込み処理を表すフローチャートである。 第2実施形態を示す図である。 第2実施形態における制御動作を表すフローチャートである。 第3実施形態を示す図である。 第3実施形態における制御動作を表すフローチャートである。 第3実施形態における割り込み処理を表すフローチャートである。
基本形態について上記説明した回路基板および電子機器に対する具体的な実施形態を、以下図面を参照して説明する。
上記の基本形態は、劣化性部品が断続的に通電されることで回路部品の劣化が抑制されるものである。その結果、回路基板や電子機器は、長期間に亘って保管されても性能低下は抑制される。このような基本形態に対する好ましい応用形態として第1応用形態と第2応用形態を説明する。第1応用形態で上記通電制御部は、経過時間を計測するタイマを備えている。また、この通電制御部は、そのタイマによって計測された経過時間が所定の基準時間に達した場合に上記第2の電源の電力で少なくとも上記劣化性部品を一時的に通電させる経過時通電部も備えている。さらに、この通電制御部は、上記劣化性部品が第1及び又は第2の電源で通電された場合に上記タイマをリセットするリセット部を備えている。
この第1応用形態によれば、タイマなどで構成される簡易な通電制御部で劣化性部品に対する定期的な通電を実現することができる。
第2応用形態で上記通電制御部は、上記回路に対する第1の電源による電力供給の有無を確認する供給確認部を備えている。また、この第2応用形態での上記通電制御部は、上記供給確認部により供給無しが確認された場合に上記第2の電源の電力で少なくとも上記劣化性部品を一時的に通電させる無給電時通電部を備えている。
この第2応用形態によれば、第1の電源で電力供給がなされている場合には第2の電源での通電が回避されるので第2の電源の電力を長持ちさせることができる。
以下図面を参照して説明する第1実施形態は、上述した基本形態に対する具体的な実施形態に相当するとともに、上記第1応用形態および上記第2応用形態に対する具体的な実施形態にも相当する。
図1は、第1実施形態を示す図である。
この図1のパート(A)に示す電子機器1は、ここでは特に種類を限定しないが、例えば、パーソナルコンピュータやサーバに代表される情報処理装置、通信基地局や通信端末に代表される通信機器、テレビやビデオなどに代表される家庭電化製品などが相当する。この電子機器1が、基本形態について上述した電子機器の具体的な第1実施形態に相当する。
この電子機器1内には、回路基板10と主電源20が組み込まれている。主電源20は、図示を省略した外部の交流電源から電力を得て回路基板10に直流電圧を印加する定電圧電源である。この回路基板10は、配線基板17と、その配線基板17上に設けられた回路13とを有している。回路13は、非通電時にも電気的特性が劣化しない非劣化性部品群11と、電解コンデンサやFlashメモリなどのように非通電時に電気的特性が劣化する劣化性部品群12とを含んでいる。例えば電解コンデンサは、非通電が長期化すると、電極としての機能を担う酸化膜がほころびることで酸化膜と電解液とが導通状態となる。この状態で電解コンデンサに電圧が印加されるとリーク電流が発生する。このような劣化性部品群12に属する部品は、電気的特性の劣化が少々の劣化であれば一時的な通電により特性が回復する。例えば電解コンデンサは、通電によって発生するリーク電流により酸化膜が再形成されてほころびが修復される。劣化性部品群12に属する部品のなかには、通電が長期間に亘った場合にも電気的特性が劣化するものがある。例えば電解コンデンサは、通電が長期間に亘ると電解液の性質が変化してコンデンサとしての特性が劣化してしまう。つまり、劣化性部品群12に属する部品が非通電時に劣化するからといって、通電し続けてしまうと別の劣化を生じさせることとなる。劣化性部品群12に属する部品は、通電と非通電とが適宜に繰り返されると電気的特性が長く維持される。
非劣化性部品群11に属する部品は、非通電が長期間に亘っても電気的特性は劣化しない。逆に、この非劣化性部品群11に属する部品には、通電が長期間に亘ると電気的特性が劣化するものがある。従って、回路基板10や電子機器1の寿命を延ばすためには、非劣化性部品群11への通電はなるべく避けることが望ましい。
なお、この図1は、回路13が非劣化性部品群11と劣化性部品群12と含んでいるという概念を示しているだけである。即ちこの図1は、これら非劣化性部品群11と劣化性部品群12との回路13中での位置関係は示していない。
回路基板10の配線基板17上には回路13の他に、副電源14、制御IC15、スイッチ16,16’も設けられている。副電源14は具体的にはリチウム電池が用いられている。更に配線基板17上には、回路基板10と主電源20とを接続するためのコネクタ18も設けられている。
電子機器1内には、回路基板10外の部品も組み込まれている。その回路基板10外の部品には、非通電時に劣化しない非劣化性部品群30と非通電時に劣化する劣化性部品群40が含まれている。
ここで、回路基板10は、基本形態について上述した回路基板の具体的な第1実施形態に相当する。また、配線基板17が、上記基本形態における配線基板の一例に相当する。主電源20は、上記基本形態における第1の電源の一例に相当する。回路基板10上の回路13は、上記基本形態における回路の一例に相当する。回路基板10上の劣化性部品群12に属する部品は、上記基本形態における劣化性部品の一例に相当する。副電源14は、上記基本形態における第2の電源の一例に相当する。そして、制御IC15およびスイッチ16,16’が、上記基本形態における通電制御部の一例を構成している。
主電源20はコネクタ18によって回路基板10と接続されている。そして、このコネクタ18を介して、上述した直流電圧によって回路基板10上の回路13に電力を供給している。より詳細には、回路13に含まれている非劣化性部品群11と劣化性部品群12との双方に電力を供給している。電力を供給された回路13は、その供給された電力で動作する。この回路13の動作は、この図1に示す電子機器1が情報処理装置であれば情報処理動作であり、通信機器であれば通信処理動作であり、家庭電化製品であれば製品としての動作である。また、主電源20は、回路基板10外の非劣化性部品群30にも直接に電力を供給している。更に、主電源20は、回路基板10外の劣化性部品群40にも、回路基板10を経由して電力を供給している。このような主電源20による電力供給は、図示を省略した電源スイッチがユーザの操作あるいはオンオフ信号で指図されることでオンオフされる。
回路基板10上の副電源14は、制御IC15に電力を供給すると共に、スイッチ16を経由して、回路基板10上の劣化性部品群12と回路基板10外の劣化性部品群40とにも電力を供給する。劣化性部品群12,40に属する各部品は、副電源14の電力で直接に通電される。但し、この図1では単に、劣化性部品群12,40に電力が供給されるという概念が示されているだけである。劣化性部品群12,40に対する具体的な供給経路については後で詳述する。
スイッチ16,16’は、制御IC15から入力される制御信号によってオンオフが制御される。これらのスイッチ16,16’が制御信号によってオンオフされることにより、副電源14による劣化性部品群12,40への電力供給がオンオフされることになる。これらのスイッチ16,16’は、一方がオンの時に他方がオフとなる。そして、非劣化性部品群11に繋がっている方のスイッチ16’は、副電源14の電力が非劣化性部品群11に流れるのを止めることで非劣化性部品群11を保護する。制御IC15からの制御信号は、主電源20から回路13等への電力供給の有無を制御IC15が監視した結果に応じて出力される。
この図1のパート(B)には、制御IC15の機能ブロック図が示されている。制御IC15は、内部機能として見ると、監視部51と信号出力部52とタイマ53とを有している。ここで、タイマ53は、上記第1応用形態におけるタイマの一例に相当する。信号出力部52とスイッチ16は、上記第1応用形態における経過時通電部の一例を構成している。信号出力部52と監視部51は、上記第1応用形態におけるリセット部の一例を構成している。また、監視部51は、上記第2応用形態における供給確認部の一例に相当する。信号出力部52とタイマ53とスイッチ16は、上記第2応用形態における無給電時通電部の一例を構成している。
監視部51は、主電源20が回路13に対して印加している直流電圧の有無を監視することにより、主電源20から回路13への電力供給の有無を確認している。つまり、監視部51は、主電源20の直流電圧で生じる電圧信号を、主電源20による電力供給を監視するための監視信号として用いている。監視部51による監視結果は信号出力部52に通知される。タイマ53は、信号出力部52からの指示に従って時間計測を開始する。タイマ53は、複数の開始時刻それぞれからの経過時間を計測することが出来る。そして、タイマ53は、計時結果を信号出力部52に通知する。信号出力部52は、監視部51による監視結果およびタイマ53による計時結果に応じて、スイッチ16,16’をオンオフさせる制御信号を出力する。このような制御信号の出力により、以下説明するように、回路基板10は自立的に劣化性部品群12,40への通電を行うこととなる。
以下、制御信号を出力する制御動作についてフローチャートを参照して説明する。
図2は、第1実施形態における制御動作を表すフローチャートである。
なおこれ以後の説明に際しては、特に図番を断らずに図1の要素を引用する。
この図2に示す制御動作の開始前には事前準備(ステップS101,S102)が行われる。この事前準備では、制御IC15に対し、図示を省略した設定手段によって2つの時間が設定される。1つは、劣化性部品群12,40への通電のために自動起動するまでの待機時間T1である。そして、2つめは、劣化性部品群12,40における電気的特性を通電で回復させるのに要するリフレッシュ時間T2である。
この図2に示す制御動作が開始されると、監視部51により主電源20の直流電圧の有無が監視される。主電源20の電源スイッチがオフになると、主電源20の直流電圧で生じる電圧信号(即ち監視信号)がデアサートとなる(ステップS103)。監視部51は監視信号のデアサートを確認すると信号出力部52に通知する。その通知を受けた信号出力部52はタイマ53に、主電源20のオフ状態の継続時間を計るタイマAとしての時間計測を開始させる(ステップS104)。信号出力部52は、タイマAの計測時間が上述した待機時間T1に達しない間(ステップS105;No)は、タイマ53に、タイマAとしての時間計測を継続させる(ステップS106)。そして、信号出力部52は、タイマAの計測時間が上述した待機時間T1に達すると(ステップS105;Yes)、スイッチ16をオンにさせる制御信号を出力する(ステップS107)。また、信号出力部52は、タイマAの時間計測を停止させるとともにタイマAの計測時間をクリアさせる(即ちタイマAをリセットする)。また、信号出力部52はタイマ53に、劣化性部品群12,40への通電時間を計測するタイマBとしての時間計測を開始させる。スイッチ16が制御信号によってオンにされることで劣化性部品群12,40に属する各部品は、副電源14の電力で直接に通電される(ステップS108)。ここで、図2のフローチャートの説明を一旦中断して、劣化性部品群12,40に対する具体的な供給経路について説明する。
図3は、副電源による通電の経路の具体的な例を示す図である。
この第1実施形態では、上述した基本形態に対する好適な応用形態に対応した経路によって通電が行われている。
この好適な応用形態は、上記第1の電源の電力を上記回路に導く第1の電源ラインと、上記第2の電源の電力を上記劣化性部品に導く第2の電源ラインとを備えている。また、この応用形態では、上記通電制御部が、上記第2の電源ラインのオンオフを制御するものとなっている。この応用形態によれば、第2の電源ラインで確実に劣化性部品を通電させることができる。
図3には、この好適な応用形態に対応した経路が示されている。ここに示す電解コンデンサ81は劣化性部品群12に属する部品である。信号処理部品84は非劣化性部品群11に属する部品である。
主電源20からの電力は電源ライン80を介して電解コンデンサ81と信号処理部品84との双方に供給される。信号処理部品84はその電力で動作して、入力信号に応じた出力信号を出力する。電解コンデンサ81はその電力で通電される。
また、副電源14からの電力も電源ライン80によって電解コンデンサ81に直接に供給される。この副電源14からの電力は、図1に示す2つのスイッチ16,16’のうちの一方のスイッチ16でオンオフされる。このスイッチ16によって副電源14からの電力がオンにされると電解コンデンサ81はその電力で確実に通電する。一方、図1に示す2つのスイッチ16,16’のうちの他方のスイッチ16’については、この図3にも具体的に図示されている。このスイッチ16’は、副電源14からの電力が電源ライン80に供給されている場合に制御信号によってオフとなることで、信号処理部品84への通電を防ぐ。
ここで、スイッチ16’がオンの時の電源ライン80は、上述した応用形態における第1の電源ラインの一例に相当する。また、スイッチ16’がオフの時の電源ライン80は、上述した応用形態における第2の電源ラインの一例に相当する。
以下、図2に戻ってフローチャートの説明を続ける。
上記ステップS108で副電源14の電力による通電が開始されるとステップS109に進む。信号出力部52は、タイマBの計測時間が上述したリフレッシュ時間T2に達しない間(ステップS109;No)は、タイマ53に、タイマBとしての時間計測を継続させる。また、信号出力部52は、スイッチ16をオンにする制御信号も出力し続ける(ステップS110)。これにより、リフレッシュ時間T2の間、劣化性部品群12,40への通電が維持されて各部品の特性が回復する。その後、信号出力部52は、タイマBの計測時間が上述したリフレッシュ時間T2に達すると(ステップS109;Yes)、スイッチ16をオフにさせる制御信号を出力する(ステップS111)。また、信号出力部52は、タイマBの時間計測を停止させるとともにタイマBの計測時間をクリアさせる(即ちタイマBをリセットする)。また、信号出力部52はタイマ53にタイマAとしての時間計測を開始させる。その後、上述したステップS105に戻って、ステップS105以後の動作が繰り返される。
以上説明した図2のフローチャートが示す動作により、回路基板10は定期的かつ自立的に劣化性部品群への通電を繰り返すこととなる。このような定期的な通電は劣化性部品群に属する各部品の電気的特性を維持するので、電子機器1が未使用で長期に保管された場合であっても回路基板10や電子機器1としての性能が維持される。また、このような定期的かつ自立的な通電は、回路基板10が電子機器1に組み込まれずに保守用の在庫品などとして単体で保管される場合にも実行される。このため、回路基板10単独で保管される場合であっても回路基板10の性能は長期に維持される。
この第1実施形態では、この図2に示す制御動作が実行されている間、以下説明する割り込み処理が定期的に実行される。
図4は、第1実施形態における割り込み処理を表すフローチャートである。
この図4に示す割り込み処理は、図2に示す制御動作の途中に割り込んで定期的に実行される処理である。この割り込み処理が開始されると、監視部51により主電源20の直流電圧の有無が確認される(ステップS202)。主電源20の直流電圧で生じる電圧信号(即ち監視信号)がデアサートである場合(ステップS202;No)には、この割り込み処理は終了される。終了後は、図2に示す制御動作が、割り込まれた箇所から再開される。
図2に示す制御動作が実行されている間に主電源20の電源スイッチがオンになると監視信号がアサートとなる(ステップS201)。この監視信号のアサート状態は、この図4に示す割り込み処理が開始されたときに監視部51によって確認される(ステップS202;Yes)。そして、制御IC15は図2に示す制御動作を中断する(ステップS203)。より詳細には、信号出力部52が、スイッチ16をオフにする制御信号を出力する。その後、信号出力部52は、ステップS204で、タイマAおよびタイマBの時間計測を停止させるとともにタイマAおよびタイマBの計測時間をともにクリアさせる(即ちタイマAおよびタイマBをリセットする)。そして制御IC15の動作は、図2に示す制御動作のスタートに戻る。
この図4に示す割り込み処理は、副電源14による劣化性部品群12,40への通電を、主電源20がオンの場合には中止させる役割を持つ。この結果、副電源14の電力の余分な消費が回避されるので、その回避された分だけ副電源14の電力が長持ちする。
以上で第1実施形態の説明を終了し、次に第2実施形態について説明する。この第2実施形態も、上述した基本形態に対する具体的な実施形態に相当している。また、この第2実施形態は、上述した第1応用形態に対する具体的な実施形態に相当しているが、第2応用形態に対する具体的な実施形態には相当していない。
図5は、第2実施形態を示す図である。
この図5に示す電子機器2は、基本形態について上述した電子機器の具体的な第2実施形態に相当する。この第2実施形態の電子機器2は、第1実施形態とは異なる回路基板60を備えている点を除いて、第1実施形態の電子機器1と同等のものである。また、この図5に示す回路基板60は、基本形態について上述した回路基板の具体的な第2実施形態に相当する。この第2実施形態の回路基板60は、第1実施形態とは異なる制御IC61を備えている点を除いて、第1実施形態の回路基板10と同等のものである。
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点に着目して説明する。
この図5のパート(A)に示す回路基板60が備えている制御IC61は、副電源14からの電力で動作することで制御信号を出力するものである。この制御信号はスイッチ16,16’に入力される。つまり、制御信号により制御される対象は第1実施形態における制御対象と同様である。しかし、この制御IC61は、主電源20の直流電圧の監視は行っていない。このため、制御IC61から制御信号が出力されるタイミングは第1実施形態における出力タイミングとは若干相違する。
図5のパート(B)には制御IC61の機能ブロック図が示されている。この機能ブロック図が示すように、制御IC61はタイマ53と信号出力部62を内部機能として有している。しかし、制御IC61は第1実施形態のような監視部を有していない。この図5に示す第2実施形態では、制御IC61は、副電源14による劣化性部品群12への通電を常に定期的に実行させる。
ここで、タイマ53は、上記第1応用形態におけるタイマの一例に相当する。信号出力部62とスイッチ16,16’は、上記第1応用形態における経過時通電部の一例を構成している。信号出力部62は、上記第1応用形態におけるリセット部の一例に相当する。
図6は、第2実施形態における制御動作を表すフローチャートである。
この図6に示すフローチャートは、ステップS103が欠如していることを除くと、図2に示すフローチャートと同様のフローチャートである。
この図6に示すフローチャートに従った制御動作は、図5に示す副電源14(リチウム電池)が回路基板60に組み込まれて制御IC61に電力が供給されると開始される。また、この第2実施形態では、この図6の制御動作を中断させる割り込み処理は存在しない。従って、この第2実施形態では、主電源20からの電力供給の有無に関わりなく、副電源14の電力が続く限り常に定期的に劣化性部品群12への通電が実行されることとなる。
このような第2実施形態でも、回路基板60は定期的かつ自立的に劣化性部品群への通電を繰り返すこととなる。従って、電子機器1が未使用で長期に保管された場合や回路基板10が単体で長期に保管される場合であっても回路基板10や電子機器1としての性能は維持される。
次に第3実施形態について説明する。この第3実施形態も、上述した基本形態に対する具体的な実施形態に相当している。また、この第3実施形態は、上述した第1応用形態および第2応用形態それぞれに対する具体的な実施形態に相当している。さらに、この第3実施形態は、次の第3応用形態に対する具体的な実施形態にも相当している。
この第3応用形態では、上記第2の電源が、上記第1の電源を兼ねた共通電源となっている。そしてこの第3応用形態は、上記共通電源の電力を前記回路に導く電源ラインと、上記電源ラインを配線基板外からの指図でオンオフするスイッチとを備えている。
この第3応用形態は、回路基板上の回路を動作させるための電力を回路基板上で自給するタイプの形態である。この第3応用形態によれば、回路基板上で自給する電力を第1の電源と第2の電源それぞれの役割で利用することで回路基板の性能劣化を長期に亘って抑制することができる。
図7は、第3実施形態を示す図である。
この図7に示す回路基板70は、回路基板70単体で電子機器としての機能を発揮するものである。この回路基板70は、基本形態について上述した回路基板の具体的な第3実施形態に相当するとともに、基本形態について上述した電子機器の具体的な第3実施形態にも相当する。
この回路基板70が備えた要素のうち、図1に示す回路基板10が備えた要素と同等の要素については同一の符号を付すことで重複説明を省略する。
この回路基板70が備えている電源14は、図1に示す副電源14と全く同じリチウム電池であるが、この第3実施形態では単に「電源」と称している。
この回路基板70には、電源14の電力を回路13に導く電源ライン71が備えられている。また、この回路基板70には、その電源ライン71を回路基板70外からの指図でオンオフさせる電源スイッチ72も備えられている。ここでは「指図」の具体的な内容は特に限定しないが、例えば、電源スイッチ72のオンオフ状態を制御する制御信号が入力されることであっても良いし、ユーザによる手動操作であってもよい。
この第3実施形態の回路基板70は、電源14が、第1実施形態における主電源20と副電源14との双方の役割を担っている点を除くと、第1実施形態の回路基板10とほぼ同様のものである。従って、この第3実施形態における制御IC15による制御動作や割り込み処理も、以下説明するように、第1実施形態における制御動作とほぼ同様である。
図8は、第3実施形態における制御動作を表すフローチャートである。
この図8に示すフローチャートでは、図7に示す唯一の電源14から電源ライン71を経て回路13に印加される電圧が電源スイッチ72でオフになると監視信号がデアサートとなる(ステップS103’)。また、ステップS107でスイッチ16がオンとなると、図7に示す唯一の電源14の電力によって劣化性部品群12に通電される(ステップS108’)。これらの2つのステップS103’,S108’を除く他のステップは、図2に示す各ステップと同等である。また、制御動作全体としても、この図8のフローチャートが表す制御動作は、図2のフローチャートが表す制御動作と本質的に同等である。
図9は、第3実施形態における割り込み処理を表すフローチャートである。
この図9に示すフローチャートでは、図7に示す電源スイッチ72がオンになると監視信号がアサートとなる(ステップS201’)。この1つのステップS201’を除く他のステップは、図4に示す各ステップと同等である。割り込み処理全体としても、この図9のフローチャートが表す割り込み処理は、図4のフローチャートが表す割り込み処理と本質的に同等である。
第3実施形態の回路基板70では、上述した制御動作や割り込み処理が実行されることにより、回路基板70上で自給する電力を節約しながら回路基板70の性能を長期間に亘って維持することができる。

Claims (5)

  1. 配線基板と、
    無通電での放置によって劣化を生じる部品を含んで前記配線基板上に設けられた、第1の電源の電力で動作する回路と、
    前記配線基板上に搭載された第2の電源と、
    前記第2の電源の電力で少なくとも前記部品を断続的に通電させる、前記配線基板上に構成された通電制御部とを備え
    前記通電制御部は、
    前記回路に対する前記第1の電源による電力供給の有無を確認する供給確認部と、
    前記供給確認部により供給無しが確認された場合に前記第2の電源の電力で少なくとも前記部品を一時的に通電させる無給電時通電部とを備える、
    ことを特徴とする回路基板。
  2. 前記通電制御部
    経過時間を計測するタイマと、
    前記タイマによって計測された経過時間が所定の基準時間に達した場合に前記第2の電源の電力で少なくとも前記部品を一時的に通電させる経過時通電部と、
    前記第1または第2の電源で前記部品が通電された場合に前記タイマをリセットするリセット部とを備える、
    ことを特徴とする請求項1記載の回路基板。
  3. 前記第2の電源が、前記第1の電源を兼ねた共通電源であり、
    当該回路基板は、
    前記共通電源の電力を前記回路に導く電源ラインと、
    前記電源ラインを前記配線基板外からの指図でオンオフするスイッチとを備える、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の回路基板。
  4. 前記第1の電源の電力を前記回路に導く第1の電源ラインと、
    前記第2の電源の電力を前記部品に導く第2の電源ラインとを備え、
    前記通電制御部が、前記第2の電源ラインのオンオフを制御する
    ことを特徴とする請求項1からのうちいずれか1項記載の回路基板。
  5. オンオフされる第1の電源と、
    配線基板と、
    無通電での放置によって劣化を生じる部品を含んで前記配線基板上に設けられた、前記第1の電源の電力で動作する回路と、
    前記配線基板上に搭載された第2の電源と、
    前記第2の電源の電力で少なくとも前記部品を断続的に通電させる、前記配線基板上に構成された通電制御部とを備え
    前記通電制御部は、
    前記回路に対する前記第1の電源による電力供給の有無を確認する供給確認部と、
    前記供給確認部により供給無しが確認された場合に前記第2の電源の電力で少なくとも前記部品を一時的に通電させる無給電時通電部とを備える、
    ことを特徴とする電子機器。
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