JP2009081904A - 直流電源供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックアップ電源用の電気二重層コンデンサの劣化を極力少なくすることができる直流電源供給装置を提供する。
【解決手段】直流電源供給装置は、大電流用の電気二重層コンデンサ8および9を有し直流電源が供給されることによりリアルタイムクロック1に直流駆動電源を供給する直流駆動電源供給回路6と、リアルタイムクロック1にバックアップ電源を供給するための低消費電流用の電気二重層コンデンサ13と、前記直流電源のオン時に電気二重層コンデンサ13の放電を行なわせる放電回路15と、前記直流電源のオフ時に前記電気二重層コンデンサ8および9を放電させてバックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13を充電させる充放電回路21とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】直流電源供給装置は、大電流用の電気二重層コンデンサ8および9を有し直流電源が供給されることによりリアルタイムクロック1に直流駆動電源を供給する直流駆動電源供給回路6と、リアルタイムクロック1にバックアップ電源を供給するための低消費電流用の電気二重層コンデンサ13と、前記直流電源のオン時に電気二重層コンデンサ13の放電を行なわせる放電回路15と、前記直流電源のオフ時に前記電気二重層コンデンサ8および9を放電させてバックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13を充電させる充放電回路21とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、負荷にバックアップ電源を供給する電気二重層コンデンサを備えた直流電源供給装置に関する。
例えば、コンピュータで制御される電気機器には、リアルタイムクロックが組み込まれていることが多く、このリアルタイムクロックの動作により、電気機器の作業についての「年」、「月」、「日」、「時」、「分」および「秒」のデータを記録できるようになっている。この電気機器に組み込まれる負荷たるリアルタイムクロックに直流駆動電源を供給する直流電源供給装置は、バックアップ電源用として二次電池、コンデンサなどを備えている。
この種の直流電源装置は、電気機器に交流電源が供給(オン)されると、この交流電源電圧を整流しかつ降圧して得られた直流電源電圧を時計モジュール(リアルタイムクロック)に直流駆動電源電圧として供給するとともに、該直流電源電圧をバックアップ電源用の例えばコンデンサに印加して充電させ、その後、電気機器に対する交流電源がオフされると、前記コンデンサの充電電圧がバックアップ電源として時計モジュールに供給されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−34545号公報
最近では、この種のバックアップ電源として、急速充放電が可能で、サイクル寿命に優れ、かつ、環境配慮型である電気二重層コンデンサが用いられるようになってきている。しかしながら、電気二重層コンデンサは、印加電圧に応じて劣化するもので、例えば、印加電圧が高いほど、印加時間が長いほど劣化が速くなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサの劣化を極力少なくすることができる直流電源供給装置を提供することにある。
本発明の直流電源供給装置は、電気二重層コンデンサを有し直流電源が供給されることにより負荷に直流駆動電源を供給する直流駆動電源供給回路と、前記負荷にバックアップ電源を供給するための電気二重層コンデンサと、前記直流電源のオン時に前記バックアップ電源用の電気二重層コンデンサの放電を行なわせる放電回路と、前記直流電源のオフ時に前記直流駆動電源供給回路の電気二重層コンデンサを放電させて前記バックアップ電源用の電気二重層コンデンサを充電させる充放電回路とを具備してなることを特徴とする。
このような構成によれば、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサは、直流電源のオン時には放電され、該直流電源のオフ時には直流駆動電源供給回路の電気二重層コンデンサにより充電される。従って、直流電源のオン中は、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサには充電のための直流電圧は印加されない。
本発明の直流電源供給装置によれば、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサには直流電源のオン中は充電のための直流電圧は印加されないので、それだけ印加時間を短くすることができ、電気二重層コンデンサの劣化を極力少なくすることができる。
(第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例につき、図1および図2を参照しながら説明する。
図1において、負荷たるリアルタイムクロック1は、例えばコンピュータで制御される電気機器たる工作機械に組み込まれたもので、そのポートX1、X2間に水晶振動子2が接続されている。このリアルタイムクロック1において、前記ポートX1は、例えば積層セラミックコンデンサからなる回路用コンデンサ3を介してグランドGNDに接続され、電源ポートVDDは、例えば積層セラミックコンデンサからなる回路用コンデンサ4を介してグランドポートGNDに接続されているとともにグランドGNDに接続されている。このリアルタイムクロック1の動作により、工作機械の作業についての「年」、「月」、「日」、「時」、「分」および「秒」のデータを記録できるようになっている。
以下、本発明の第1の実施例につき、図1および図2を参照しながら説明する。
図1において、負荷たるリアルタイムクロック1は、例えばコンピュータで制御される電気機器たる工作機械に組み込まれたもので、そのポートX1、X2間に水晶振動子2が接続されている。このリアルタイムクロック1において、前記ポートX1は、例えば積層セラミックコンデンサからなる回路用コンデンサ3を介してグランドGNDに接続され、電源ポートVDDは、例えば積層セラミックコンデンサからなる回路用コンデンサ4を介してグランドポートGNDに接続されているとともにグランドGNDに接続されている。このリアルタイムクロック1の動作により、工作機械の作業についての「年」、「月」、「日」、「時」、「分」および「秒」のデータを記録できるようになっている。
直流電源端子5は、電源スイッチがオンされることにより工作機械に供給される交流電源電圧を整流しかつ降圧して得られた直流電源電圧VCC(例えば3.3V)がグランドGNDとの間に印加供給されるようになっている。すなわち、工作機械に交流電源が供給(オン)されると、直流電源もオンして直流電源端子5に直流電源電圧VCCが印加される。工作機械に交流電源が供給停止(オフ)されると、直流電源もオフして直流電源端子5に直流電源電圧VCCが印加されなくなる。
直流電源端子5とグランドGNDとの間には、直流駆動電源供給回路6が構成されている。直流駆動電源供給回路6は、具体的には、直流電源端子5が、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード7、リアルタイムクロック1に直流駆動電源を供給するための大電流用の電気二重層コンデンサ8および9を直列に介してグランドGNDに接続され、電気二重層コンデンサ8および9にそれぞれ並列に抵抗10および11が接続されて構成されている。そして、ダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点は、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード12を介して前記リアルタイムクロック1の電源ポートVDDに接続されている。
低消費電流用の電気二重層コンデンサ13は、リアルタイムクロック1にバックアップ電源を供給するためのもので、その一方の端子は、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード14を介してリアルタイムクロック1の電源ポートVDDに接続され、他方の端子は、グランドGNDに接続されている。
放電回路15は、スイッチング素子たるNPN型のトランジスタ16を備えている。このトランジスタ16において、コレクタは、電気二重層コンデンサ13およびダイオード14の共通接続点に接続され、エミッタは、抵抗17を介してグランドGNDに接続されているとともに抵抗18を介してベースに接続され、そのベースは、抵抗19およびツェナーダイオード20を直列に介してダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点に接続されている。
充放電回路21は、スイッチング素子としてPNP型のトランジスタ22を備えている。このトランジスタ22において、エミッタは、ダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点に接続され、コレクタは、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード23および抵抗24を直列に介して電気二重層コンデンサ13およびダイオード14の共通接続点に接続され、ベースは、抵抗25を介してエミッタに接続されているとともに抵抗26を介して直流電源端子5に接続されている。
次に、本実施例の作用につき、図2の電圧波形図を参照して説明する。図2においては、横軸に時間をとり、縦軸に直流電源電圧VCC、電気二重層コンデンサ8および9の直列回路の端子電圧たる直流駆動電源電圧Vxおよび電気二重層コンデンサ13の端子電圧たるバックアップ電源電圧Vyをとって示す。
今、工作機械に対して交流電源をオンにすると、直流電源もオンになり(時刻t0)、直流電源電圧VCCが急速に立ち上がる。この直流電源電圧VCCにより電気二重層コンデンサ8および9が徐々に充電されて、その端子電圧たる直流駆動電源電圧Vxが上昇する。この直流駆動電源電圧Vxがリアルタイムクロック1の電源ポートVDDに印加され、以て、リアルタイムクロック1に直流駆動電源が供給される。これにより、リアルタイムクロック1は、時計動作を実行する。
直流駆動電源電圧Vxがツェナーダイオード20のツェナー電圧になってツェナーダイオード20が導通(オン)すると(時刻t1)、放電回路15のトランジスタ16がオンになり、トランジスタ16のコレクタ、エミッタ間および抵抗17を介してグランドGNDに至る電気二重層コンデンサ13の放電路が形成される。従って、電気二重層コンデンサ13に充電電荷があった場合には、これが速やかに放電され、電気二重層コンデンサ13の端子電圧たるバックアップ電源電圧Vyは零になる。この場合、直流電源がオンして直流電源端子5に直流電源電圧VCCが印加されると、充放電回路21において、この直流電源電圧VCCが抵抗26を介してトランジスタ22のベースに加わる(ハイレベルになる)ので、直流駆動電源電圧Vxがエミッタに与えられてもトランジスタ22はオンしない。
その後、工作機械に対する交流電源がオフになると、直流電源もオフになり(時刻t2)、直流電源電圧VCCが急速に立ち下がり、零になる。従って、充放電回路21において、トランジスタ22のベースがロウレベルになって、該トランジスタ22がオンするようになる。直流電源電圧VCCが零になっても、電気二重層コンデンサ8および9の充電電圧たる直流駆動電源電圧Vxがリアルタイムクロック1に供給されるとともに、この直流駆動電源電圧Vxは、トランジスタ22のオンにより、トランジスタ22のエミッタ、コレクタ間、ダイオード23および抵抗24を介して電気二重層コンデンサ13の端子間に印加されるようになり、電気二重層コンデンサ8および9が放電して、直流駆動電源電圧Vxは徐々に降下する。
この場合、直流駆動電源電圧Vxがトランジスタ22のエミッタ、コレクタ間、ダイオード23および抵抗24を介して電気二重層コンデンサ13の端子間に印加されても、このときには、放電回路15のトランジスタ16がオンしていて電気二重層コンデンサ13の方電路を形成しているので、該電気二重層コンデンサ13の充電は進まず、その端子電圧たるバックアップ電源電圧Vyはそれほど上昇しない。
しかして、電気二重層コンデンサ8および9の放電により、直流駆動電源電圧Vxが低下してツェナーダイオード20のツェナー電圧未満になると、ツェナーダイオード20がオフして(時刻t3)、トランジスタ16がオフするようになり、電気二重層コンデンサ13の充電が急速に行なわれて、バックアップ電源電圧Vyが上昇する。そして、直流駆動電源電圧Vxが下降しかつバックアップ電源電圧Vyが上昇することにより、バックアップ電源電圧Vyが直流駆動電源電圧Vxよりも大になると、バックアップ電源電圧Vyが直流駆動電源電圧Vxに代わってリアルタイムクロック1の電源ポートVDDに印加されるようになる。従って、リアルタイムクロック1は、今度はバックアップ電源が供給されて時計動作を続行することになる。
このように本実施例によれば、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13は、工作機械に対する交流電源のオン時(直流電源のオン時)には放電回路15により放電され、工作機械に対する交流電源のオフ時(直流電源のオフ時)には充放電回路21により直流駆動電源供給回路6の電気二重層コンデンサ8および9の電荷で充電される。従って、工作機械の交流電源のオン中は、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13には充電のための直流電圧は印加されないので、それだけ印加時間を短くすることができ、電気二重層コンデンサ13の劣化を極力少なくすることができて、寿命を長くすることができる。
そして、直流駆動電源供給回路6の電気二重層コンデンサ8および9は大電流用とし、バックアップ電源のための電気二重層コンデンサ13は低消費電流用としたので、直流電源のオフ時には、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13に、電気二重層コンデンサ8および9から大電流で急速に充電させることができ、バックアップ電源供給時には、電気二重層コンデンサ13を長期間にわたって放電させること、すなわち、長期間にわたってバックアップすることができる。
(第2の実施例)
図3は、本発明の第2の実施例であり、上記第1の実施例と統一部分には同一符号を付して示す。
この実施例では、電気二重層コンデンサ13、ダイオード14、放電回路15および充放電回路21を1組として、これが複数組例えば第1および第2の2組設けられている。ここでは、その2組において、説明の便宜上、電気二重層コンデンサ13、ダイオード14、放電回路15および充放電回路21と同一部分にはその符号に添え字a(第1)およびb(第2)を付して示す。
図3は、本発明の第2の実施例であり、上記第1の実施例と統一部分には同一符号を付して示す。
この実施例では、電気二重層コンデンサ13、ダイオード14、放電回路15および充放電回路21を1組として、これが複数組例えば第1および第2の2組設けられている。ここでは、その2組において、説明の便宜上、電気二重層コンデンサ13、ダイオード14、放電回路15および充放電回路21と同一部分にはその符号に添え字a(第1)およびb(第2)を付して示す。
選択回路27は、第1および第2の充放電回路21aおよび21bに対応してスイッチング素子たるNPN型の第1および第2のトランジスタ28aおよび28bを備えている。この第1のトランジスタ28aにおいて、コレクタは、ダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点に接続され、エミッタは、第1のトランジスタ22aのエミッタに接続されているとともに抵抗29aを介してベースに接続され、そのベースは、抵抗30aを介して二分岐されて、その一方は、コンデンサ31aを介してグランドGNDに接続され、もう一方は、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード32aを介してMCU(マイクロコントロールユニット)33のポートP1に接続されている。また、第2のトランジスタ28bにおいて、コレクタは、ダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点に接続され、エミッタは、第2のトランジスタ22bのエミッタに接続されているとともに抵抗29bを介してベースに接続され、そのベースは、抵抗30bを介して二分岐されて、その一方は、コンデンサ31bを介してグランドGNDに接続され、もう一方は、例えばショットキーバリアダイオードからなる逆流阻止用のダイオード32bを介してMCU33のポートP2に接続されている。
MCU33は、例えば、直流駆動電源電圧Vxが供給されるようになっており、リアルタイムクロック1の時計動作に基づいて、周期的にまたは一定期間経過毎にポートP1、P2をハイレベル、ロウレベルに交互に切換えるようになっている。従って、工作機械に対する交流電源がオフされて直流電源がオフされた場合において、MCU33のポートP1がハイレベルのときには、コンデンサ31aが充電されるとともに、選択回路27の第1のトランジスタ28aがオンされて、第1の充放電回路21aが選択され、直流駆動電源電圧Vxが第1の充放電回路21aを介して第1の電気二重層コンデンサ13aに印加供給されるようになり、第1の電気二重層コンデンサ13aからリアルタイムクロック1にバックアップ電源が供給される。
また、工作機械に対する交流電源がオフされて直流電源がオフされた場合において、MCU33のポートP2がハイレベルのときには、コンデンサ31bが充電されるとともに、選択回路27の第2のトランジスタ28bがオンされて、第2の充放電回路21bが選択されるように切換えられ、直流駆動電源電圧Vxが第2の充放電回路21bを介して第2の電気二重層コンデンサ13bに印加供給されるようになり、第2の電気二重層コンデンサ13bからリアルタイムクロック1にバックアップ電源が供給される。
従って、この第2の実施例によれば、第1および第2の電気二重層コンデンサ13aおよび13bが切換えて用いられるので、それぞれの劣化を第1の実施例の半分にすることができ、寿命を2倍にすることができる。
従って、この第2の実施例によれば、第1および第2の電気二重層コンデンサ13aおよび13bが切換えて用いられるので、それぞれの劣化を第1の実施例の半分にすることができ、寿命を2倍にすることができる。
(第3の実施例)
図4は、本発明の第3の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施例で第1の実施例と異なるところは、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサを複数個並列に設けた点にあり、具体的には、2個の電気二重層コンデンサ13、13が並列に接続されて用いられている。
このような構成によれば、2個の電気二重層コンデンサ13、13が自己放電部分以外の消費電流を分散できるので、バックアップの持続時間を長くすることができる。
図4は、本発明の第3の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施例で第1の実施例と異なるところは、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサを複数個並列に設けた点にあり、具体的には、2個の電気二重層コンデンサ13、13が並列に接続されて用いられている。
このような構成によれば、2個の電気二重層コンデンサ13、13が自己放電部分以外の消費電流を分散できるので、バックアップの持続時間を長くすることができる。
(第4の実施例)
図5は、本発明の第4の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
図5は、本発明の第4の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
図5において、電圧調整回路34は、スイッチング素子たるNPN型のトランジスタ35と、これを制御するMCU36とを備えている。そのトランジスタ35において、コレクタは、ツェナーダイオード37を介して直流駆動電源供給回路6のダイオード7、電気二重層コンデンサ8および抵抗10の共通接続点に接続され、エミッタは、抵抗38を介してグランドGNDに接続されているとともに抵抗39を介してベースに接続され、そのベースは、抵抗40を介してMCU36のポートP1に接続されている。
しかして、MCU36は、例えば、直流駆動電源供給回路6からの後述する直流駆動電源電圧Vzaが供給されるようになっており、リアルタイムクロック1の時計動作に基づいて、リアルタイムクロック1の設置当初の時計動作時から所定の長期間例えば5年間は、ポートP1をハイレベルとし、5年間経過後は、ポートP1をロウレベルとするようになっている。
従って、工作機械に対する交流電源がオンされて直流電源がオンされた場合において、MCU36のポートP1がハイレベルのときには、電気二重層コンデンサ8および9の端子電圧たる直流駆動電源電圧Vzaがツェナーダイオード37のツェナー電圧になると、ツェナーダイオード37およびトランジスタ35がオンするになる。この結果、電気二重層コンデンサ8および9の直列回路に並列に、ツェナーダイオード37、トランジスタ35のコレクタ、エミッタ間および抵抗38の直列回路が接続されるようになり、直流駆動電源電圧Vzaは、前記第1の実施例における直流駆動電源電圧Vxよりも低い値に抑制される。
その後、工作機械に対する交流電源がオフされて直流電源がオフされたときには、この直流駆動電源電圧Vzaによりバックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13が充電されるので、その端子電圧たるバックアップ電源電圧Vzbも前記第1の実施例におけるバックアップ電源電圧Vyよりも低く抑制される。
その後、リアルタイムクロック1の時計動作に基づき5年間が経過して、工作機械に対する交流電源がオンされて直流電源がオンされた場合において、MCU36のポートP1がロウレベルになったときには、電気二重層コンデンサ8および9の端子電圧たる直流駆動電源電圧Vzaがツェナーダイオード37のツェナー電圧になってもトランジスタ35がオンすることはない。この結果、電気二重層コンデンサ8および9の直列回路の端子電圧たる直流駆動電源電圧Vzaは、前記第1の実施例における直流駆動電源電圧Vxまで高くなり、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13の端子電圧たるバックアップ電源電圧Vzbも前記第1の実施例におけるバックアップ電源電圧Vyまで上昇する。
このように、第4の実施例によれば、直流駆動電源供給回路6に備えた電圧調整回路34により、リアルタイムクロック1の設置当初からの5年間は、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13に対する印加電圧たる直流駆動電源電圧Vzaを直流駆動電源電圧Vxより低くし、その後は、その直流駆動電源電圧Vzaを直流駆動電源電圧Vxまで高くするようにしたので、バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ13の劣化が進行するまでは、印加電圧を低くして劣化を極力抑制し、劣化が進行した後は、印加電圧を高くして劣化分の充電能力を補うようになり、以て、寿命を長くすることができる。
(第5の実施例)
図6は、本発明の第5の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施例において、第1の実施例と異なるところは、ツェナーダイオード20は設けられず、放電回路15のトランジスタ16のベースは、抵抗19を介してMCU33のポートP1に接続されている。
図6は、本発明の第5の実施例であり、前記第1の実施例と同一部分には同一符号を付して示す。
この実施例において、第1の実施例と異なるところは、ツェナーダイオード20は設けられず、放電回路15のトランジスタ16のベースは、抵抗19を介してMCU33のポートP1に接続されている。
MCU33は、例えば、リアルタイムクロック1の時計動作に基づいて、第1の実施例と同様のタイミングでポートP1をハイレベルにしてトランジスタ16をオンさせ、電気二重層コンデンサ13を放電させるようになっている。この場合、MCU33は、ポートP1をハイレベルにするタイミングついては、任意に設定可能である。
なお、本発明は、上記しかつ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、工作機械のリアルタイムクロックの直流電源供給装置に限らず、電気機器の負荷全般の直流電源供給装置として適用できるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。
図面中、1はリアルタイムクロック(負荷)、5は直流電源端子、6は直流駆動電源供給回路、8および9は直流駆動電源用の電気二重層コンデンサ、13および13a、13bはバックアップ電源用の電気二重層コンデンサ、15および15a、15bは放電回路、21および21a、21bは充放電回路、34は電圧調整回路を示す。
Claims (5)
- 電気二重層コンデンサを有し直流電源が供給されることにより負荷に直流駆動電源を供給する直流駆動電源供給回路と、
前記負荷にバックアップ電源を供給するための電気二重層コンデンサと、
前記直流電源のオン時に前記バックアップ電源用の電気二重層コンデンサの放電を行なわせる放電回路と、
前記直流電源のオフ時に前記直流駆動電源供給回路の電気二重層コンデンサを放電させて前記バックアップ電源用の電気二重層コンデンサを充電させる充放電回路とを具備してなる直流電源供給装置。 - 負荷は、リアルタイムクロックであることを特徴とする請求項1記載の直流電源供給装置。
- バックアップ電源用の電気二重層コンデンサ、放電回路及び充放電回路は、複数組設けられ、これらの組は、切換えて用いられることを特徴とする請求項1または2記載の直流電源供給装置。
- バックアップ電源用の電気二重層コンデンサは、複数個並列接続されて構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の直流電源供給装置。
- 直流駆動電源供給回路は、所定の期間、直流電源のオン時における電気二重層コンデンサに対する印加電圧を低くする電圧調整回路を有することを特徴とする請求項1または2記載の直流電源供給装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5198665B2 (ja) * | 2009-10-15 | 2013-05-15 | 富士通株式会社 | 回路基板および電子機器 |
CN104078969A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-01 | 国家电网公司 | 一种用于直流输电系统的线路过载处理方法 |
CN105720678A (zh) * | 2016-03-24 | 2016-06-29 | 航天科技控股集团股份有限公司 | 低成本低功耗电容式rtc续流电路 |
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2007
- 2007-09-25 JP JP2007247461A patent/JP2009081904A/ja active Pending
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