JP5195620B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
プリント配線基板(回路基板)と当該プリント配線基板の外部との電気的接続のために、電気ケーブルと、当該電気ケーブルが接続され、前記プリント配線基板に実装されたコネクタとが用いられることがある。このような態様を図1に示す。図1は、プリント配線基板に、ケーブルコネクタが実装された状態を示す側面図である。
図1に示す例では、プリント配線基板1に、ケーブルコネクタ10が実装されている。ケーブルコネクタ10は、コンタクト5と、絶縁ハウジング6と、ケーブル接続部7と、補強用端子8等を含み、これら構成部品が一体となって成型されてなる。
コンタクト5は、図1の紙面に鉛直な方向に複数並んで設けられ、導電性を有する電気接続用端子として機能する。コンタクト5は、樹脂成形された絶縁ハウジング6を貫通して設けられ、絶縁ハウジング6に支持固定されている。
コンタクト5の一方の端部側は、絶縁ハウジング6から露出し、プリント配線基板1の主面に形成された電極2aに半田3aを介して接合されている。コンタクト5のもう一方の端部側は、絶縁ハウジング6に接続されたケーブル接続部7内に位置している。ケーブル接続部7には図示を省略する電気ケーブルが接続され、当該電気ケーブルに、コンタクト5の一方の端部側は嵌合し接続される。これにより、プリント配線基板1は、外部の電子機器や他のプリント配線基板と電気的に接続される。
また、ケーブルコネクタ10をプリント配線基板1上により強固に接続するため、絶縁ハウジング6の側面に、補強用端子8がコンタクト5とは別個に設けられている。補強用端子8は、プリント配線基板1の主面に形成された電極2bに半田3bを介して接合されている。
そのほか、硬化組成物から形成される力耐性部材を含む電子アセンブリであって、
分子あたり平均で少なくとも2つの不飽和官能基を含む付加硬化性シリコーンポリマーと、分子あたり平均で少なくとも2つのシリコーン-水素結合を含む架橋剤と、触媒とを含み、前記触媒が、約30℃の温度で約1時間未満内に組成物を硬化することができるのに十分な量で存在する、電子アセンブリが提案されている。
また、複数のコネクタブロックを並べて一体化した回路基板用コネクタにおいて、少なくとも各コネクタブロックの樹脂ケース連結部に応力吸収用の除肉部を設けた回路基板用コネクタが提案されている。
更に、フレキシブル基板の圧下方向に対して傾斜状態でフレキシブル基板と回路基板とを接続する複数の導電線条材と、複数の導電線条材の表面に接着されてフレキシブル基板に接触する第一の支持弾性体と、複数の導電線条材の裏面に接着されて回路基板に接触する第二の支持弾性体とから構成され、フレキシブル基板と回路基板とを導通させるコネクタが提案されている。
特表2001−508582号公報 特開昭61−126783号公報 特許第3328596号号公報
しかしながら、コネクタ10に電気ケーブルが常時取り付けられる状況においては、ケーブル荷重(負荷)等の外力が、継続的に図2において矢印Aで示す方向にコネクタ10に作用する。
従って、当該外力に基づく応力が、コネクタ10のコンタクト5とプリント配線基板1の電極2aとを接合する半田接合部3aと、コネクタ10の補強用端子8とプリント配線基板1の電極2bとを接合する半田接合部3bに作用する。半田接合部3a、3bに長時間継続的な応力が作用すると、半田接合部3a、3bは降伏し、降伏後には塑性変形し、時間経過と共に変形量が連続的に増大する所謂クリープ現象が発生する。
その結果、図2に示すように、コネクタ10の補強用端子8とプリント配線基板1の電極2bとを接合する半田接合部3bはクリープ変形する。また、半田接合部3aを介してプリント配線基板1の電極2aに接合されたコネクタ10のコンタクト5は、図2において矢印Bで示す方向に、プリント配線基板1から浮き上がる。
その結果、図3に示すように、コネクタ10のコンタクト5とプリント配線基板1の電極2aとを接合する半田接合部3aもクリープ変形する。半田接合部3aはやがてクリープ破断し、コンタクト5がプリント配線基板1から剥離して、導通不良が発生するおそれがある。
かかる導通不良を防止すべく、コネクタ10の補強用端子8の配設数又は補強用端子8の接合面積等を増加することにより、半田接合部3bの接合面積を増加させ、これによって、半田接合部3bの単位面積あたりの負荷応力を減少させる態様が考えられる。かかる態様によれば、半田接合部3a、3bのクリープ変形速度を減少することができ、半田接合部3aがクリープ破断するまでの時間を遅らせることができる。
しかしながら、コネクタ10の補強用端子8の配設数又は補強用端子8の接合面積等を増加する態様では、プリント配線基板1におけるコネクタ10の実装領域を拡大することになり、プリント配線基板1におけるコネクタ10の実装密度が低下するおそれがある。
また、上述の導通不良を防止すべく、プリント配線基板1に対するコネクタ10の固定を、半田3を用いた補強構造ではなく、螺子等の締結部材を用いて行う態様が考えられる。かかる態様によれば、クリープ変形による半田接合部3のクリープ破断を防止することができる。
しかしながら、螺子締め工程等、プリント配線基板1に対するコネクタ10の実装(取り付け)工程の増加を招くおそれがある。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、回路基板に対するコネクタの実装密度の低下および実装工程の増加を招くことなく、半田接合部に応力が作用しても破断を生ぜず、コネクタの電気接続用端子が前記半田接合部からの剥離してしまうことを防止することができるコネクタを提供することを本発明の目的とする。
本発明の実施の形態によれば、一端が回路基板の電極に接続され、他端が電線部材に接続される電気接続用端子と、前記電気接続用端子を支持固定する端子支持部材と、を備え、前記端子支持部材は、少なくとも2つ以上に分割され、回路基板接続側部と電線部材接続側部とが所定間隔離間して設けられていることを特徴とするコネクタが提供される。
本発明によれば、回路基板に対するコネクタの実装密度の低下および実装工程の増加を招くことなく、半田接合部に応力が作用しても破断を生ぜず、コネクタの電気接続用端子が前記半田接合部からの剥離してしまうことを防止することができるコネクタを提供することができる。
プリント配線基板にコネクタが実装された状態を示す側面図である。 図1に示す例の問題点を示す図(その1)である。 図1に示す例の問題点を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態に係るケーブルコネクタの斜視図である。 図4に示すケーブルコネクタの側面図である。 図4に示すケーブルコネクタの製造方法の説明図である。 図4に示すケーブルコネクタがプリント配線基板に実装され、電気ケーブルがケーブルコネクタに接続された状態を示す図である。 図7に示す状態において、電気ケーブルの負荷等の外力が継続的に作用した状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図4に本発明の実施の形態に係るケーブルコネクタ20の斜視図を示す。また、図5に図4に示すケーブルコネクタ20を矢印Cで示す方向に見たときの側面図を示す。
図4及び図5に示すように、本発明の実施の形態に係るケーブルコネクタ20は、コンタクト(電気接続用端子)25と、絶縁ハウジング(端子支持部材)26と、ケーブル接続部27と、補強用端子28と、応力吸収部29等を含む。
コンタクト25は、数個から数十個が並列して配置されており、導電性を有する。コンタクト25は、全体又は一部において、超塑性合金を含む材料からなる。超塑性合金として、例えば、亜鉛−アルミニウム(Zn−Al)合金、アルミニウム−マグネシウム(Al−Mg)合金、アルミニウム−ニッケル(Al−Ni)合金、アルミニウム−銅(Al−Cu)合金、チタン−アルミニウム(Ti−Al)合金、又はマグネシウム−リチウム(Mg−Li)合金を用いることができる。亜鉛−アルミニウム(Zn−Al)合金は、室温付近でも超塑性を有する。
コンタクト25のうち、少なくとも、後述する絶縁ハウジング26の分割箇所(後述するプリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所)に位置する部分が、上述した超塑性合金を含む材料からなる。
また、コンタクト25の表面に、ニッケル(Ni)めっき及び金(Au)めっきを施してもよい。詳細は後述するが、ケーブルコネクタ20はプリント配線基板(回路基板)35(図7参照)に実装されると、コンタクト25の一方の端部側は、半田を介して、プリント配線基板35の主面に形成された電極36(図7参照)に接合される。例えば、コンタクト25のうち当該半田接合される部分に上記めっきを形成することにより、半田の良好な濡れ性を確保することができると共に、腐食防止等を図ることができる。
コンタクト25は、詳細を後述する絶縁ハウジング26及び応力吸収部29を貫通して設けられ、絶縁ハウジング26に支持固定されている。
コンタクト25の一方の端部は、絶縁ハウジング26から露出しており、ケーブルコネクタ20をプリント配線基板35に実装したときに、当該プリント配線基板35の主面に形成された電極36に接触する位置に配置されている。
コンタクト25のもう一方の端部側は、絶縁ハウジング26に接続されたケーブル接続部27内に位置している。ケーブル接続部27には電気ケーブル(電線部材)40(図7参照)が接続され、当該電気ケーブル40に、コンタクト25の一方の端部側は嵌合し接続される。これにより、ケーブルコネクタ20が実装されるプリント配線基板35(図7参照)は、外部の電子機器や他のプリント配線基板と電気的に接続される。
コンタクト25が貫通して設けられる絶縁ハウジング26は、例えばポリフェニルサルファイド(PPS)等の絶縁材料を用いて樹脂成形されてなる。絶縁ハウジング26は、少なくとも2つ以上に分割された構造を有する。図4及び図5に示す例では、絶縁ハウジング26は、プリント配線基板接続側部(回路基板接続側部)26aと、ケーブル接続側部(電線部材接続側部)26bとに分割され、プリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bとが、所定間隔離間して設けられている。
プリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所には、本例のように、応力吸収部29が形成されていても良い。
応力吸収部29は接着性を有し、分割して設けられた絶縁ハウジング26、即ち、プリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bとを接続する。また、応力吸収部29は可撓性を有し、外力に対して変形可能である。応力吸収部29が変形することにより、ケーブルコネクタ20に作用する外力を吸収する。更に、応力吸収部29は、電気絶縁性があることが望ましい。
応力吸収部29を構成する材料として、例えばエラストマ系粘着剤又は接着剤を用いることができるが、具体的には、以下を含む材料を用いることができる。即ち、例えば、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)等のゴム系粘着剤又は接着剤、アクリル酸エステル共重合体等のアクリル系粘着剤又は接着剤、シリコーンゴム(ポリシロキサン)等のシリコーン系粘着剤又は接着剤を、応力吸収部29を構成する材料として用いることができる。シリコーン系粘着剤又は接着剤は、ケーブルコネクタ20をプリント配線基板35(図7参照)に実装するときの熱に対する耐性(耐熱性)を有する。
但し、プリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所には、必ずしも応力吸収部29が形成されていなくてもよく、この場合は、プリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所において、コネクタ25が外部に露出する。
また、ケーブルコネクタ20をプリント配線基板35(図7参照)上により強固に接続するため、絶縁ハウジング26(プリント配線基板接続側部26a及びケーブル接続側部26b)の側面に、補強用端子28がコンタクト25とは別個に設けられている。
補強用端子28は、一方の端部が絶縁ハウジング26内に組み込まれて、当該絶縁ハウジング26に接続されている。補強用端子28のもう一方の端部は、絶縁ハウジング26から露出しており、ケーブルコネクタ20をプリント配線基板35に実装したときに、当該プリント配線基板の主面に形成された後述する補強用端子用電極37(図7参照)に接触する位置に配置されている。
補強用端子28は、例えば銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金である黄銅等の基材の表面に、ニッケル(Ni)めっき及び金(Au)めっきを施して形成されてもよい。また、補強用端子28は、接着剤を介して、絶縁ハウジング26に接続されていてもよい。
このような構造を有するケーブルコネクタ20の製造方法について、図6を参照して説明する。
まず、図6(a)に示すように、図示を省略する金型のキャビティD、E、F内を部分的に横断するようにコンタクト25を配設すると共に、補強用端子28の一部がキャビティD、Eの下部に位置するように補強用端子28を配設する。キャビティD、Eは、プリント配線基板接続側部26a及びケーブル接続側部26bに対応して、所定長さ離間している。また、キャビティFは、キャビティEに接続している。
次いで、金型のランナ30から、例えばポリフェニルサルファイド(PPS)等の絶縁樹脂材料を、図6(a)の矢印Gで示す方向にキャビティD、E、F内に流し込み、図6(b)に示すように射出成形する。
その結果、キャビティD、E、F内に、プリント配線基板接続側部26a、ケーブル接続側部26b、ケーブル接続部27が形成される。プリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続部27が接続形成されたケーブル接続側部26bとは所定長さ離間して形成される。また、コンタクト25がプリント配線基板接続側部26a及びケーブル接続側部26bに支持固定され、コンタクト25の一方の端部側が外部に露出し、もう一方の端部側は、ケーブル接続部27内に位置する。また、プリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bの離間箇所においては、コンタクト25は外部に露出している。更に、補強用端子28が、プリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bの下部に位置する。
しかる後、プリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bの離間箇所に例えばエラストマ系粘着剤等を充填し、図6(c)に示すように、当該箇所に応力吸収部29を形成する。
このようにして、コンタクト25を支持固定する絶縁ハウジング29のプリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bとを離間(分離)して設け、更に、当該離間(分離箇所)に応力吸収部29を形成してなるケーブルコネクタ20が完成となる。
次に、上述の構造を有するケーブルコネクタ20をプリント配線基板に実装し、電気ケーブルをケーブルコネクタに接続した状態を、図7を参照して説明する。
図7を参照するに、ケーブルコネクタ20が表面実装されるプリント配線基板35の主面には、ケーブルコネクタ20のコンタクト25が接続される電極36と、補強用端子28が接続される補強用端子用電極37が形成されている。
絶縁ハウジング26のプリント配線基板接続側部26aから露出しているコンタクタ25の端部側は、プリント配線基板35の主面に形成された電極36に半田39aを介して接合されている。また、コンタクト25のもう一方の端部側は、絶縁ハウジング26のケーブル接続側部26bに接続されたケーブル接続部27内に位置する電気ケーブル40に、嵌合し接続されている。これにより、プリント配線基板35は、外部の電子機器や他のプリント配線基板と電気的に接続される。
また、補強用端子28は、プリント配線基板35の主面に形成された補強用端子用電極37に半田39bを介して接合され、ケーブルコネクタ20はプリント配線基板35に固定されている。
図7に示すケーブルコネクタ20に、電気ケーブル40の負荷等の外力が継続的に作用した状態を図8に示す。
図8に示すように、例えば電気ケーブル40の負荷等の外力が矢印Hで示す方向に継続的に作用すると、当該外力に基づく応力が、ケーブルコネクタ20の補強用端子28とプリント配線基板35の補強用端子用電極37とを接合する半田接合部39bに作用する。半田接合部39bは降伏し、降伏後には塑性変形して、時間経過と共に変形量が連続的に増大する所謂クリープ現象が発生する。その結果、半田接合部39bはクリープ変形する。
また、絶縁ハウジング26のケーブル接続側部26bには、前記外力が作用する方向、即ち、図7に矢印Hで示す方向に傾く変位が発生する。
更に、応力吸収部29と、コンタクト25のうち応力吸収部29内に位置する部分は、絶縁ハウジング26のケーブル接続側部26bの前記変位に伴う変形が発生し、絶縁ハウジング26の分割箇所(後述するプリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所)において、前記外力に因る応力が緩和・吸収される。
従って、絶縁ハウジング26のプリント配線基板接続側部26a及びケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とを接合する半田接合部39aにおいては、外力からの応力や変位が低減される。よって、ケーブルコネクタ20のコネクタ25はプリント配線基板35の電極36に固定されたままであり、半田接合部39aのクリープ破断や、半田接合部39aからのコンタクト25の剥離を防止することができる。
更に、プリント配線基板接続側部26aとケーブル接続側部26bの離間箇所に可撓性を有する応力吸収部29が設けられている。従って、応力吸収部29は、外力に対して変形するため、ケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とを接合する半田接合部39aは変形せず、ケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とが固定されたままの状態を維持することができる。
更に、コンタクト25は、全体又は一部において超塑性合金を含む材料からなるため、外力の作用に対し、コンタクト25が変形して、ケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とを接合する半田接合部39aへの応力を低減することができる。
このように、本発明の実施の形態に係るケーブルコネクタ20によれば、電気ケーブル40の負荷等の外力が矢印Hで示す方向に継続的に作用しても、絶縁ハウジング26の分割箇所(後述するプリント配線基板接続側部26aと、ケーブル接続側部26bの離間箇所)において、前記外力に因る応力が緩和・吸収される。従って、ケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とを接合する半田接合部39aへの応力を低減することができる。よって、半田接合部39aのクリープ破断や、半田接合部39aからのコンタクト25の剥離を防止でき、ケーブルコネクタ20のコネクタ25とプリント配線基板35の電極36とが固定されたままの状態を維持することができる。
従って、プリント配線基板35に対するコネクタの実装密度の低下および実装工程の増加を招くことなく、プリント配線基板35とケーブルコネクタ20間での導通不良を防止することが出来る。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
一端が回路基板の電極に接続され、他端が電線部材に接続される電気接続用端子と、
前記電気接続用端子を内部で支持固定する端子支持部材と、を備え、
前記端子支持部材は、少なくとも2つ以上に分割され、回路基板接続側部と電線部材接続側部とが所定間隔離間して設けられていることを特徴とするコネクタ。
(付記2)
付記1記載のコネクタであって、
前記回路基板接続側部と前記電線部材接続側部の離間箇所に、可撓性を有する応力吸収部を備えたことを特徴とするコネクタ。
(付記3)
付記2記載のコネクタであって、
前記応力吸収部を構成する材料は、エラストマ系粘着剤又は接着剤を含むことを特徴とするコネクタ。
(付記4)
付記1乃至3いずれか一項記載のコネクタであって、
前記電気接続用端子は、全体又は一部において、超塑性合金を含む材料からなることを特徴とするコネクタ。
(付記5)
付記4記載のコネクタであって、
前記電気接続用端子のうち、少なくとも、前記回路基板接続側部と前記電線部材接続側部の離間箇所に位置する部分は、前記超塑性合金を含む材料からなることを特徴とするコネクタ。
(付記6)
付記4又は5記載のコネクタであって、
前記超塑性合金は、亜鉛−アルミニウム(Zn−Al)合金、アルミニウム−マグネシウム(Al−Mg)合金、アルミニウム−ニッケル(Al−Ni)合金、アルミニウム−銅(Al−Cu)合金、チタン−アルミニウム(Ti−Al)合金、及びマグネシウム−リチウム(Mg−Li)合金から構成される群から選択されることを特徴とするコネクタ。
(付記7)
付記1乃至6いずれか一項記載のコネクタであって、
前記電気接続用端子の前記一端は、半田を介して、前記回路基板の前記電極に接続されることを特徴とするコネクタ。
20 コネクタ
25 コンタクト
26 絶縁ハウジング
26a プリント配線基板接続側部
26b ケーブル接続側部
29 応力吸収部
35 プリント配線基板
36 電極
39 半田
40 電気ケーブル

Claims (5)

  1. 一端が回路基板の電極に接続され、他端が電線部材に接続される電気接続用端子と、
    前記電気接続用端子を支持固定する端子支持部材と、を備え、
    前記端子支持部材は、少なくとも2つ以上に分割され、回路基板接続側部と電線部材接続側部とが所定間隔離間して設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記回路基板接続側部と前記電線部材接続側部の離間箇所に、可撓性を有する応力吸収部を備えたことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項2記載のコネクタであって、
    前記応力吸収部を構成する材料は、エラストマ系粘着剤又は接着剤を含むことを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項記載のコネクタであって、
    前記電気接続用端子は、全体又は一部において、超塑性合金を含む材料からなることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項4記載のコネクタであって、
    前記電気接続用端子のうち、少なくとも、前記回路基板接続側部と前記電線部材接続側部の離間箇所に位置する部分は、前記超塑性合金を含む材料からなることを特徴とするコネクタ。
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