JP5194060B2 - 回転式粉末圧縮成型装置 - Google Patents

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Description

本発明は、核部材が内蔵された有核成型品例えば有核錠剤等を製造する回転式粉末圧縮成型装置に関する。
有核錠剤を製造する回転式粉末圧縮成型装置は、回転盤に配設された臼の臼孔に供給された粉末を、上杵と下杵との間で圧縮する主成型機構部と、予め成型された核錠を臼孔に供給する核錠供給機構を備えている。核錠供給機構は、第1の粉末が臼孔に供給された状態で、この粉末上に核錠を臼孔の上方から落し込んで供給する。この後、主成型機構部は、第2の粉末を臼孔に供給してから、上杵と下杵とを用いて加圧成型を行う。それにより、有核錠剤が製造される。
こうした製造を行う上で、回転盤の回転にタイミングを合わせて核錠を臼孔に供給するために、核錠を保持する保持孔が周部に複数形成された内核(核錠)送り円板を核錠供給機構が備えていて、この円板の回転が回転盤の回転に同期するように構成されている。この同期のために、回転盤に外接ギアを設け、このギアに内核送り円板をギア伝動装置で連動させた構成の回転式有核錠剤機が、従来技術として知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−206358号公報
ギア伝動装置を介して回転盤の回転に核錠供給機構の内核送り円板の回転を同期させる特許文献1の回転式有核錠剤機は、以下の課題がある。
この回転式有核錠剤機では、回転盤の周囲に浮遊した粉や回転盤から零れ落ちた粉がギア伝動装置の各ギアに付着して噛み込まれるので、回転盤に対する核錠供給機構の連動が不円滑となることがある。その場合、内核送り円板が恰もがたつくような挙動を呈して回転されるので、この円板から臼孔への核錠の供給位置がばらつく。これとともに、その解消のために定期的にメンテナンスを行う必要がある。
更に、ギア伝動装置ではギアの加工精度に基づくバックラッシがあると、回転盤に対する核錠供給機構の連動が不円滑となり易い。更に、バックラッシがなくなるようにギアの噛み合わせを調節しても、その状態からの使用に伴う歯面の摩耗に起因するバックラッシは防ぐことはできない。そのため、これらのバックラッシに基づき、内核送り円板が恰もがたつくような挙動を呈して回転されるので、この円板から臼孔への核錠の供給位置がばらつく。
その上、回転式有核錠剤機では、上杵と下杵が臼内の粉末を加圧して圧縮成型するたびに回転盤に力が加わり、それを原因として回転盤が恰もがたつくような挙動を呈して回転することは避けられない。こうした条件において、ギア伝動装置が回転盤と核錠供給機構を機械的に接続しているので、回転盤の不安定な挙動は、ギア伝動装置を経由して核錠供給機構に波及される。しかも、こうした現象は、回転盤に対して核錠供給機構の内核送り円板の位置が適正に調節された状態でも避けることはできない。これにより、核錠供給機構の内核送り円板が恰もがたつくような挙動を呈して回転されるので、この円板から臼孔への核錠の供給位置がばらつく。
核錠の供給位置がばらついて、臼孔に供給された核錠のセンターが、臼孔のセンターから過大にずれた状態(この状態を以下センタリング不良と称する。)になると、その状態が反映された状態で有核錠剤が成型される。
しかも、臼孔に供給された第1の粉末は、その後に臼孔に供給される第2の粉末とともに圧縮されるので、この圧縮以前の状態で回転盤の前記挙動が波及することに伴い、第1の粉末に対して核錠がずれる可能性がある。
こうして核錠のセンターが臼孔のセンターからずれた状態で有核錠剤が製造された場合、錠剤のセンターから偏った核錠が有核錠剤の外観に浮き出て外観不良となることがある。この他、核錠を覆った外装の一部が核錠の前記偏りに従い薄くなって、この部位の成型強度が低下し、この薄い部位にクラックが入る蓋然性が高くなる。これとともに、有核錠剤が服用された状態で、前記のように外装部材の薄くなった部位が、素早く溶解して核錠が露出するので、想定より早い経過時間で核錠が溶解を始めてしまうことが考えられる。
したがって、本発明の目的は、回転盤に取付けられた臼の臼孔に供給される核部材のセンタリング不良、及び臼孔に供給された核部材が回転盤の挙動で動くことによるセンタリング不良を抑制しつつ有核成型品を製造できる回転式粉末圧縮成型装置を提供することにある。
本発明は、回転式粉末圧縮成型機が有した回転盤に配設された複数の臼の臼孔に第1粉末供給器により第1粉末を供給し、前記回転盤の回転方向を基準に前記第1粉末供給器より下流側で、予め製造された核部材を転送する転送円板を有した核供給機により前記第1粉末の上に前記核部材を供給し、前記転送円板の下流側に配置された第2粉末供給器により前記核部材を覆う第2粉末を前記臼孔に供給し、上杵と下杵を用いて前記粉末を圧縮して有核成型品を製造し、この有核成型品を前記下杵で前記臼上に押出してスクレーパにより前記回転盤外に排出する回転式粉末成型装置を前提とする。
そして、前記課題を解決するために、本発明は、前記核供給機が、前記転送円板を前記回転盤の半径方向に移動させる第1のサーボモータ、及び前記転送円板を前記半径方向に略直交する方向に移動させる第2のサーボモータを備えているとともに、この核供給機を前記回転式粉末圧縮成型機とは機械的に接続されていない状態に設置し、前記臼孔に供給された前記第1粉末及び前記核部材を加圧して、前記核部材が前記第1粉末にめり込んだ状態の仮圧縮成型品とする仮圧縮ロールを、前記転送円板と前記第2粉末供給器との間に配設し、前記仮圧縮成型品を撮像して画像信号を出力する撮像器を、前記仮圧縮ロールから前記スクレーパまでの間でかつ前記スクレーパの上流側に配設し、前記画像信号に基づいて前記臼孔に対する前記核部材の供給位置の補正量をコントローラにより検出して、この補正量を前記第1、第2のサーボモータに与えて前記回転盤に対する前記転送円板の相対位置を調節させるように構成されていることを特徴としている。
本発明では、回転式粉末圧縮成型機と核供給機とが機械的に接続されていないので、回転盤と転送円板をギア伝動装置で伝動する構成に比較して、ギアの噛み合い部への粉末の噛み込み、及びバックラッシを原因として転送円板が恰もがたつくような挙動を呈して回転されることがないとともに、圧縮成型動作に起因する回転盤の恰もがたつくような挙動が、核供給機に伝動することがない。そのため、転送円板から臼孔への核部材の供給位置のばらつきを抑制できる。
これとともに、本発明では、臼孔に供給された第1粉末及び核部材を、撮像前に仮圧縮ロールで加圧して、前記核部材が前記第1粉末にめり込んだ状態の仮圧縮成型品とするので、第1粉末に対する核部材の位置を保持できる。これにより、圧縮成型動作に起因する回転盤の恰もがたつくような挙動に拘らず、第1粉末及び核部材が撮像器の視野に至るまでの間に、第1粉末に対する核部材の位置がずれることがない。
したがって、本発明では、臼孔に対する核部材の供給位置の及びその補正量を、コントローラで撮像器が出力する画像情報から高い信頼性をもって自動的に検出できる。そして、検出された前記補正量を、第1のサーボモータ及び第2のサーボモータに与えて、転送円板をX方向及びY方向に動かして回転盤に対する転送円板の位置を変えるので、核部材が臼の臼孔にセンタリングされて供給されるように回転盤に対する転送円板の相対位置を、回転式粉末圧縮成型装置の運転中に調節させることができる。
本発明の回転式粉末圧縮成型装置によれば、回転盤に取付けられた臼の臼孔に供給される核部材のセンタリング不良、及び臼孔に供給された核部材が回転盤の挙動で動くことによるセンタリング不良を抑制しつつ有核成型品を製造できる、という効果がある。
本発明の第1実施形態に係る有核打錠装置の構成を示す概略図である。 図1中F2部を拡大して示す図である。 図1の有核打錠装置が備える有核打錠機の一部を展開して示す断面図である。 図1の有核打錠装置が備えるモニタに表示された画像を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る有核打錠装置の一部の構成を示す概略図である。 図5中矢印F6−F6線に沿う略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有核打錠装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図中符号1は、有核成型品を製造する回転式粉末圧縮成型装置、例えば有核錠剤を製造する回転式の有核打錠装置を示している。この有核打錠装置1は、回転式の粉末圧縮成型機具体例としては回転式の有核打錠機2と、予め製造された核部材を有核打錠機2に供給する核供給機具体例としては核錠Aを供給する核錠供給機3と、スクレーパを備える排出装置21と、不良品用の排出手段27と、撮像器31と、粉末回収ノズル34と、コントローラ55等を具備している。
図1に示すように有核打錠機2は回転盤駆動装置5によって回転される回転盤7を備えている。回転盤7は、図示しない上杵ガイド部及び下杵ガイド部とともにこれらの間に設けられた臼取付け部8を有している。臼取付け部8の外周は円形である。臼取付け部8には回転盤7の回転方向に沿って等間隔ごとに臼9が複数取付けられている。図1中矢印Dは回転盤7の回転方向を示し、符号Eは臼9の回転軌跡の中心線を示している。図3に示すように臼9の上面と臼取付け部8の上面は、面一、つまり、同じ高さである。
更に、有核打錠機2は、第1粉末供給器11、第2粉末供給器12、複数の上杵14(図3に二本のみ図示する。)、図示しない上杵案内軌道、複数の下杵15(図3に二本のみ図示する。)、図示しない下杵案内軌道、仮圧縮ロール17、第1の本圧縮ロール18、及び第2の本圧縮ロール19等を備えている。
第1粉末供給器11及び第2粉末供給器12は、例えばオープンフィードシューからなり、その下面開口を臼取付け部8の上面に近接して配置されている。回転盤7の回転方向Dを基準に第2粉末供給器12は第1粉末供給器11の下流側に離れて配設されている。図1中符号13は原料投入口を示している。原料投入口13は、その上部に接続された図示しない原料ホッパから導出される原料である粉末を第1粉末供給器11に補給する。
なお、第1粉末供給器11の下流側の端から臼取付け部8の上面に溢れ出た余剰粉末は、回転盤7の回転に伴って第2粉末供給器12に対してその上流側の端から導入される。同様に、第2粉末供給器12の下流側の端から臼取付け部8の上面に溢れ出た余剰粉末は、回転盤7の回転に伴って第1粉末供給器11に対してその上流側の端から導入されるようになっている。第1粉末供給器11から臼9を上下方向に貫通した臼孔9a(図3参照)に供給される粉末を第1粉末B(図3参照)と称し、同様に、第2粉末供給器12から臼9を上下方向に貫通した臼孔9a(図3参照)に供給される粉末を第2粉末(図示しない)と称する。
図示しない上杵用軌道によって昇降される上杵14は、臼9ごとに対応して設けられた回転盤7の図示しない上杵ガイド部で昇降を案内され、それにより、上杵14の下端部が臼孔9aに上方から挿脱される。下杵15は図示しない各種の下杵用軌道によって昇降され、臼9ごとに対応して設けられた回転盤7の図示しない下杵ガイド部で昇降を案内される。これらの下杵15の上端部は、臼孔9aに上向きに挿入されていて、成型品の取出し時期以外の時期においては臼孔9aの底をなしている。
仮圧縮ロール17は後述する転送円板47の下流側でかつこの転送円板47と第2粉末供給器12との間に配設されている。仮圧縮ロール17は、上下一対設置されているが、図1では下側の仮圧縮ロール17のみが示されている。これら上下の仮圧縮ロール17間を上杵14とこの直下に対応して位置された下杵15が通過することにより、これら杵の先端部を互いに接近させて仮圧縮が行われる。
第1の本圧縮ロール18と第2の本圧縮ロール19は、いずれも第2粉末供給器12と後述するスクレーパとの間でかつ第2粉末供給器12の下流側に配設されている。
予圧用の第1の本圧縮ロール18は、上下一対設置されているが、図1では下側の本圧縮ロール18のみが示されている。これら上下の第1の本圧縮ロール18間を上杵14とこの直下に対応して位置された下杵15が通過することにより、これら杵の先端部を互いに接近させて予備圧縮が行われる。なお、第1の本圧縮ロール18は必須ではなく省略することもできる。
同様に、最終圧縮用の第2の本圧縮ロール19は、上下一対設置されているが、図1では下側の本圧縮ロール19のみが示されている。これら上下の第2の本圧縮ロール19間を上杵14とこの直下に対応して位置された下杵15が通過することにより、これら杵の先端部を互いに接近させて最終圧縮が行われる。
排出装置21は、圧縮成型品(後述の仮圧縮成型品Q及び有核錠剤を含む。)が下杵15で臼9の上面に押出された位置から第1粉末供給器11が配設された第1粉末供給位置に至るまでの間の位置、つまり、製品排出位置に配設されている。この排出装置21は、有核打錠機2の周りに配置されていて排出ヘッド21aと、不良品排出用の第1の排出シュート21bと、良品排出用の第2の排出シュート21cを備えている。
排出ヘッド21aは、不良品受入れ部材及び良品受入れ部材を兼ねていて、仕切り壁22、仕切り壁22にその上流側から対向する上流側壁23、仕切り壁22にその下流側から対向する下流側壁24、及び図示しない上壁を有している。仕切り壁22、上流側壁23、及び下流側壁24の一部は臼取付け部8の上面に近接して設けられている。仕切り壁22と上流側壁23との間は、不良品を受入れるスペースS1となっている。このスペースS1は第1の排出シュート21bに連続している。又、符号25で前記スペースS1の入口、言い換えれば、不良品受け入れ部材の入口を示す。
仕切り壁22と下流側壁24との間は、良品を受入れるスペースS2となっている。このスペースS2は第2の排出シュート21cに連続している。下流側壁24は移動しないスクレーパを兼ねている。この下流側壁24は臼9の回転軌跡と斜めに交差して設けられている。
排出手段27は、下杵15で臼9から押出された不良成型品(不良品)を回転盤7外に排出する部材であり、これには例えば不良品排出用の噴射ノズルが用いられている。排出手段27は、後述の撮像器31とスクレーパを兼ねた下流側壁24との間であって、臼9の回転軌跡の内側に、前記不良品受け入れ部材の入口25と対向してこの入口25に向けて高圧の圧縮空気を噴射するように配設されている。
この排出手段27に不良品の排出用駆動装置28が接続されている。排出用駆動装置28は、高圧空気を供給する空気供給源と、この供給源から噴射ノズル製の排出手段27に至る空気配管と、この配管に設けられた電磁開閉弁等を有している。排出用駆動装置28は、後述のコントローラ55によって制御され、この制御により電磁開閉弁が開かれた期間のみ連続して排出手段27から空気を噴射させるように構成されている。
なお、下流側壁(スクレーパ)24の上流側に配設される排出手段27は噴射ノズルに代えて可動スクレーパとすることもできる。可動スクレーパは、臼9上に押出された成型品が下流側壁(スクレーパ)24に向けて移動することを許す第1位置と、臼9の回転軌跡と交差してこの臼9上に押出された成型品を回転盤7外に導出する第2位置とにわたって移動可能に設けられる。第1位置は、臼9の回転軌跡から外側又は内側に外側に外れた位置、又は臼9上に押出された成型品が下側を通過可能な高さ位置のいずれであってもよい。可動スクレーパ製の排出手段27は、通常、第1位置に保持されており、不良品を排出するときにのみ第2位置に配置される。
撮像器31は、仮圧縮ロール17からスクレーパとして機能する下流側壁24までの間でかつ下流側壁24の上流側、例えば第2の本圧縮ロール19と下流側壁24との間に、後述する仮圧縮成型品を上方から撮像できるように臼取付け部8に上方から対向して配設されている。この撮像器31は、これが配設された撮像位置において上杵14と下杵15の間の高さ位置に設けられている。これとともに、図示しない下杵案内軌道により図3に示すように下杵15により押上げられた仮圧縮成型品Qは、臼9の上面と略同じ高さを維持した状態、若しくは臼9の上面に押出された状態のままで、前記撮像位置を通過できるようになっている。
撮像器31にはCCDイメージセンサ等の固体撮像素子を有したカラー又はモノクロのカメラを好適に用いることができるとともに、この撮像器31は、図示しないが撮像視野を照らす照明手段(図示しない)を有している。更に、撮像器31にはエアー吸引手段を設けることができる。この吸引手段を有する構成は、撮像視野に浮遊する粉末を吸引できるに伴い、撮像器31の光学ガラスへの粉末の付着が抑制されるので、画像品質を高める上で好ましい。撮像器31は撮影した画像信号を出力して後述するコントローラ55に供給する。
粉末回収ノズル34は、臼孔9aに供給された粉末を圧縮する圧縮ロール、具体的には第1の本圧縮ロール18の上流側でかつこの第1の本圧縮ロール18と第2粉末供給器12との間に配設されている。粉末回収ノズル34は臼孔9aに供給された第2粉末を吸引できるようにその吸口34aを臼孔9aに上方から近接させて設けられている。この粉末回収ノズル34に吸引装置35が接続されていて、これらにより粉末回収手段が構成されている。
吸引装置35は、真空発生源と、この発生源から粉末回収ノズル34に至る吸引配管と、この配管に設けられ粉末回収器及び電磁開閉弁等を有している。吸引装置35はコントローラ55によって制御され、この制御により電磁開閉弁が開かれた期間のみ連続して粉末回収ノズル34の吸口34aから吸込みが行われるように構成されている。又、前記粉末回収器はこれを通過する吸込み気流中から第2粉末を分離して溜めるものである。
次に、核錠供給機3について説明する。図1に示すように核錠供給機3は、設置ベース41、Y方向スライドテーブル43、第1のサーボモータ45、転送円板47、第2のサーボモータ49、転送ガイド51等を備えている。
この核錠供給機3は、有核打錠機2の周りにこの有核打錠機2とは回転盤7を介して機械的に接続されていない状態に設置されている。ここに「機械的に接続されていない状態」とは、回転盤7の回転や圧縮成型に伴う挙動が核錠供給機3に回転盤7を介して伝わらないように有核打錠機2に対して核錠供給機3が設置されていることを指している。そのため、有核打錠機2と核錠供給機3とが独立していてもよく、或いは、有核打錠機2の設置ベースと核錠供給機3の設置ベース41は一体であってもよく、この後者の場合、有核打錠機2から設置ベースを経由して核錠供給機3に伝わる前記挙動等は無視できる程小さい。
設置ベース41は、有核打錠装置1が設置される設置面に固定されるベース部41a及びこれの一側部に設けられたモータ支持部41bを有している。ベース部41a上に複数例えば二本のY方向スライドレール42が固定されている。これらY方向スライドレール42は、真っ直ぐなレールからなり、互に平行に設けられている。
Y方向スライドテーブル43は、その下面にY方向スライドガイド(図示しない)をY方向スライドレール42と同数有している。これらY方向スライドガイドはY方向スライドレール42にスライド自在に嵌合されていて、それにより、Y方向スライドテーブル43はモータ支持部41bに接離する方向に移動可能に設置ベース41上に支持されている。
第1のサーボモータ45はモータ支持部41bに固定されている。この第1のサーボモータ45の回転軸は正逆回転が可能であり、この回転軸にねじ軸46が連結されている。ねじ軸46はY方向スライドレール42と平行でかつこれらの間に配設されている。このねじ軸46は、Y方向スライドテーブル43の下面に設けられた雌ねじ部(図示しない)に螺合されていて、これらねじ軸46と雌ねじ部との間には循環するボールが入れられている。ねじ軸46と、雌ねじ部と、ボールとは、ボールねじを構成している。
このボールねじの駆動源は第1のサーボモータ45である。したがって、核錠供給機3は、ボールねじのねじ軸46が回転されることによって、Y方向スライドテーブル43をY方向スライドレール42に沿って移動するように構成されている。
転送円板47はY方向スライドテーブル43の上に回転自在に配設されている。転送円板47はその下側に配設された第2のサーボモータ49で回転されるように設けられている。図1中符号Fは転送円板47の回転方向を示している。第2のサーボモータ49の回転軸は正逆回転が可能である。
転送円板47は複数のポケット47aを有している。これらのポケット47aは、前記臼9の配設ピッチと同じピッチで転送円板47の周部に設けられていることが好ましいが、前記両ピッチは異なっていてもよい。後者の場合、第2のサーボモータ49の回転速度の制御によって、臼孔9とポケット47aとが後述の核錠受け渡位置で一致するようにタイミングを合わせる同期をとって転送円盤47を回転させればよい。図1中符号Gは各ポケット47aの中心を通るピッチサークルを示している。
各ポケット47aは、転送円板47の上下両面に夫々開放されているとともに、図2で代表して示すように転送円板47の周面にも開放する凹溝で形成されている。ポケット47aの奥部内面は、このポケット47aに収容される核錠Aの半径に略等しい半円形であり、この奥部から転送円板47の周面にわたる開口側内面は、転送円板47の周面に近付くに従い次第にポケット47aの開口を広くする円弧形状をなしている。
転送ガイド51は、ポケット47aに対する核錠受入れ位置から核錠受け渡し位置直前までの間において、ポケット47a内の核錠Aが外部に外れることを防止するために、Y方向スライドテーブル43に取付けられている。この転送ガイド51は、平面視略半円状であり、転送円板47の略半周に沿って配設され、その一端部が核錠受入れ位置に配置され、かつ、他端部が核錠受け渡し位置に配設されている。なお、転送ガイド51は、転送円板47の周面を覆う第1部位と、転送円板47の周部上面を覆う第2部位と、転送円板47の周部下面を覆う第3部位部位を有して断面コの字状をなしているが、図1及び図2では、これらの図の理解を容易にするために第1部位のみを描いてある。
転送ガイド51に核錠供給パイプ52の終端部が取付けられている。前記終端部は、核錠受入れ位置に配設されているとともに、そこを通過する核錠Aがポケット47aに落ちて投入されるように転送円板47の周部上面に対向している。核錠供給パイプ52の図示しない他端部は、この核錠供給パイプ52に核錠Aを供給する直進式振動フィーダ又は旋回式振動フィーダ等のパーツフィーダ(図示しない)に接続されている。
前記構成の核錠供給機3は、その設置ベース41を設置面に固定して有核打錠機2の近傍に設置されている。核錠供給機3が設置された状態で、転送円板47の一部が第1の粉末供給器11と第2の粉末供給器12との間に配設されるとともに、この一部が臼取付け部8の一部上面に重なるように近接されている。転送円板47のピッチサークルGと臼9の回転軌跡の中心線Eとは外接し、この外接箇所に核錠受け渡し位置が合致するように核錠供給機3が設置されている。これとともに、回転盤7の中心と転送円板47の中心を通る直線H上に転送ガイド51の両端部が位置されている。なお、核錠供給パイプ52の終端部が配設された転送ガイド51の端部(錠剤受入れ位置)は、前記直線H上から外れて例えば核錠受け渡し位置に寄せて配置することも可能である。
コントローラ55は、回転盤駆動装置5、排出用駆動装置28等を介して有核打錠装置1の打錠動作全般の制御を担うものである。このコントローラ55には、回転盤7の回転情報を検知するロータリーエンコーダ(図示しない)等からの信号、第2の本圧縮ロール19による成型圧力を検出するロードセル等の荷重センサ(図示しない)等からの信号、及び撮像器31からの画像信号等が供給される。更に、コントローラ55は、撮像器31の撮像動作を制御するとともに、吸引装置35を介して粉末回収ノズル34による第2粉末の回収動作を制御する他、図示しない第1のモータドライバを経由して第1のサーボモータ45の運転を後述するY方向ずれ量Lに従って制御するとともに、図示しない第2のモータドライバを経由して第2のサーボモータ49の運転を後述するX方向ずれ量Mに従って制御する。
コントローラ55には撮像器31が撮像した画像等を静止画表示するモニタ57が接続されている。コントローラ55は核錠位置検出部を有している。この核錠位置検出部での演算によって、モニタ57に表示された画像信号から臼孔9aのセンターに対する核錠Aのセンターの位置ずれが、回転盤7の半径方向に沿うY方向ずれ量L(図4参照)と、前記半径方向に略直交する方向に沿うX方向ずれ量M(図4参照)とに分解して検出される。ここに、回転盤7の半径方向にする略直交する方向に沿うX方向ずれ量Mとは、臼9の回転軌跡の中心線EとピッチサークルGとが外接する点を通る接線に沿って核錠Aのセンターがずれた量、又はピッチサークルGに沿って核錠Aのセンターがずれた量を指している。
次に、有核打錠装置1の打錠動作を説明する。この打錠動作は打錠期間と所定時間毎に実行されるセンタリング調節期間とに分けられる。打錠期間では、撮像器31の撮像動作が停止されるとともに、粉末回収手段の回収動作が停止された状態で、以下説明する1成型サイクルが繰り返される。
回転盤7の回転に伴い、まず、第1粉末供給器11の下側を臼9が通過するに伴い、臼孔9aに第1粉末供給器11から第1粉末Bが取込まれて秤量される。そして、下杵15の高さが前記秤量時の高さを維持したまま、したがって、第1の粉末Bの上面が臼9の上面と同じ高さに保持されたままで、臼9が核錠受け渡し位置に達すると、それにタイミングを合わせて臼9内の第1粉末B上に核錠供給機3から核錠Aが受け渡される。
この核錠Aの供給は、回転盤7とともに核錠供給機3の転送円板47が同期をとって回転されるに伴い実行される。
即ち、回転盤7の回転情報に基づくコントローラ55の制御で、第2のサーボモータ49により回転される。それにより、転送円板47が同期回転される。これとともに、核錠供給パイプ52を通って核錠受入れ位置に供給される核錠Aは、転送ガイド51に沿って移動されて、核錠供給パイプ52の直下で転送円板47のポケット47aに受け入れられる。それにより、ポケット47a内の核錠Aが錠剤受け渡し位置に達すると、ポケット47aが既述のように第1粉末Bが供給された臼孔9aの真上に対向するので、ポケット47aに入っている核錠Aが第1粉末Bの上に受け渡される。
この直後、第1粉末B及び核錠Aが供給された臼9は仮圧縮位置に達するので、この臼9内の第1粉末Bが核錠Aとともに仮圧縮ロール17で加圧されて仮圧縮される。これにより、核錠Aが第1粉末Bにめり込んだ状態となるとともに、第1粉末Bがある程度固められる。このように仮圧縮された成型品を仮圧縮成型品Qと称す。前記仮圧縮により第1粉末Bに対して核錠Aが位置決めされた状態を保持できるので、後述の最終圧縮に伴い回転盤7が恰もがたつくような挙動をするにも拘らず、仮圧縮成型品Qが撮像器31の視野に至るまでの間に、第1粉末Bに対する核錠Aの位置がずれることがなくなる。
上杵14及び下杵15の杵先部は、通常、図3に示すように略半球面状の凹面で形成されている。そのため、臼孔9aのセンターに対する第1粉末B上の核錠Aのセンターのずれがある程度小さい場合は、上杵14の先端部の凹面によって、核錠Aの位置が修正されて、前記ずれが消失されることを期待できる。
以上の仮圧縮後に、上杵14は、臼孔9aの上方に抜けて次の第2粉末の供給の邪魔とならない高さまで上昇される。この状態で、第2粉末供給器12の下側を臼9が通過するに伴い、臼孔9aに第2粉末供給器12から第2粉末が取込まれて秤量される。それにより、臼9内で仮圧縮成型品Qが第2粉末で覆われる。
この後、臼9は粉末回収位置を通過して、更に、第1の本圧縮ロール18が配設された予備圧縮位置と第2の本圧縮ロール19が配設された最終圧縮位置とを順次通過する。そのため、臼孔9aに取込まれた第2粉末と仮圧縮成型品Qとが、予備圧縮位置で第1の本圧縮ロール18により予備圧縮され、これに引き続いて最終圧縮位置で、第2の本圧縮ロール19により最終圧縮される。したがって、有核錠剤が成型される。この最終圧縮に伴って検出される成型荷重はコントローラ55に供給されるから、それを基にコントローラ55は成型された有核錠剤が良品であるのか不良品であるのかを判断する。
以上の最終圧縮後に、上杵14は、臼孔9aの上方に抜けて次の工程の邪魔とならない高さまで上昇される。この状態を図3に示す。これとともに、下杵15は最終圧縮された有核錠剤を臼9の上に押出す高さまで上昇される。
次に、臼9及びこの上に押出された有核錠剤は、撮像位置を通過した後、核錠取出し位置に移動される。有核錠剤が良品である場合、コントローラ55により排出手段27は動作されることがない。そのため、良品に係る有核錠剤K(図3参照)は、排出装置21のスクレーパである下流側壁24に当たって下杵15の杵先から外されるとともに、この下流側壁24で導かれて回転盤7の外に取出され、第2の排出シュート21cを経由して排出される。
又、有核錠剤が不良品である場合、コントローラ55により排出手段27が動作される。つまり、排出装置21が有した排出ヘッド21aの入口25に不良品に係る有核錠剤が臨んだ状態に、タイミングを合わせて、排出手段27から高圧空気が入口25に向けて噴射される。それにより、下杵15上の不良品に係る有核錠剤が吹き飛ばされるので、この錠剤は、入口25を通って排出ヘッド21a内に受入れられて、第1の排出シュート21bを通って排出される。
以上のように有核錠剤が排出された後、下杵15は下降される。これにより、1成型サイクルが終了し、以降、回転盤7が一回転する毎に以上の成型サイクルが繰り返される。
次に、センタリング調節期間では、コントローラ55により撮像器31の撮像動作と、粉末回収手段の回収動作を行わせた状態で、既述の1成型サイクルが少なくとも一回実行される。
そのため、回転盤7の回転により、臼孔9aに第1粉末Bと、核錠Aと、第2粉末が供給された後に、この臼孔9aが粉末回収位置に移動されることにより、第2粉末が臼孔9aから粉末回収ノズル34に吸引されて除かれる。この場合、臼孔9a内で舞っている粉末も吸引される。これ以前の段階で、第1粉末及び核錠Aは仮圧縮されていて、この第1粉末に核錠Aはめり込んでいるので、これら第1粉末及び核錠Aからなる仮圧縮成型品Qが吸出されることはない。
この後、第2粉末が吸出された臼孔9aを有した臼9は、予備圧縮位置及び最終圧縮位置を通過する。この場合、臼孔9aに収容されている仮圧縮成型品Qは、圧縮されないか若しくは軽微に圧縮されるに過ぎないので、最終圧縮位置で荷重センサにより検出される成型荷重は、所定の荷重領域より遥かに小さい。そのため、コントローラ55は仮圧縮成型品Qが不良品であると判断する。
最終圧縮位置を通過した臼9は、次に、撮像位置に達する。そのため、下杵15上の仮圧縮成型品Qが撮像器31で撮像される。この場合、仮圧縮成型品Qは臼孔9aの上端と略同じ高さ又はこの上端より高い位置に下杵15により上昇されているので、この仮圧縮成型品Qに対する照明を臼9に制約されることなく行える。これにより、臼孔9a内を照明しつつ撮像して仮圧縮成型品Qの画像情報を得る場合に比較して、仮圧縮成型品Qについて鮮明な画像を取得できる。
したがって、以上のように臼9に制約されずに仮圧縮成型品Qに対する照明光の当て方の自由度が確保されるに伴い、第1粉末Bと核錠Aの色が互に異なりS/N比が十分に大きい場合ではなく、第1粉末Bと核錠Aが同色である場合でも、これら第1粉末Bと核錠Aとの境目を強調できるように撮像器31の視野を照明でき、こうした照明条件下で撮像して、前記境目が明確な画像を取得することができる。
撮像位置を通過した臼9は次に排出位置に達する。この場合、排出位置に達した臼9上に押出されている仮圧縮成型品Qは、既述のように不良品であると判断されている。そのため、排出装置21が有した排出ヘッド21aの入口25に仮圧縮成型品Qが臨んだ状態にタイミングを合わせて、排出手段27から高圧空気が入口25に向けて噴射される。それにより、下杵15上の仮圧縮成型品はQ、吹き飛ばされ、入口25を通って排出ヘッド21a内に受入れられて、第1の排出シュート21bを通って排出される。したがって、仮圧縮成型品Qが、良品を取出す下流側壁(スクレーパ)24によって回転盤7の外側に取出されて、取出された良品に混じらないようにできる。
コントローラ55は、撮像器31によって得た前記画像情報を元に、臼孔9aのセンターに対する核錠Aのセンターの位置がずれているかどうかを演算して検出し、ずれがあった場合に、それを前記Y方向ずれ量と前記X方向ずれ量とに分解して検出する。
こうしたずれ量の自動検出は、回転盤7が例えば1回転する間に撮像位置を通過した臼9の全てについてなされる。その結果得られたY方向ずれ量とX方向ずれ量を夫々コントローラ55で平均化処理する。Y方向ずれ量の平均値とX方向ずれ量の平均値が許容値を越えている場合、コントローラ55は、臼孔9aに対する核錠Aの供給位置の補正量、言い換えれば、臼孔9aに供給された核錠Aのセンターを臼孔9aのセンターに一致させるための補正量を核錠供給機3に与える。
即ち、Y方向供給位置の補正量としてY方向ずれ量の平均値が核錠供給機3の第1のサーボモータ45に与えられる。又、X方向供給位置の補正量としてX方向ずれ量の平均値が核錠供給機3の第2のサーボモータ49に与えられる。
それにより、第1のサーボモータ45がこれに印加されたパルス数に応じて駆動されることで、Y方向、つまり、転送円板47が前記直線Hに沿って回転盤7の半径方向に微動される。又、駆動中の第2のサーボモータ49に印加されたパルス数に応じてX方向、つまり、前記半径方向に略直交する方向、この場合には転送円板47の周方向(R方向ともいう。)に転送円板47が微動される。こうした転送円板47の微動により、受渡し位置に移動された臼9の臼孔9aのセンターに対する転送円板47からの核錠Aの供給位置が修正される。
したがって、有核打錠装置1の運転を止めることなく、臼9の臼孔9aに供給された核錠Aのセンタリング不良を検出し、かつ、それに基づき必要に応じて臼孔9aへの核錠Aの供給位置を自動的に補正できる。これにより、回転盤7に取付けられた臼9の臼孔9aに供給される核錠Aのセンタリング不良を抑制しつつ有核錠剤を製造できる。
更に、第1実施形態では、回転盤7の回転に同期するように転送円板47を回転させる第2のサーボモータ49を利用して、転送円板47をX方向に微動させるので、構成が簡単である。
又、撮像器31が撮像した仮圧縮成型品Qについての画像情報はコントローラ55によりモニタ57に映し出される。この場合、個々の画像情報を映し出しても良いが、コントローラ55で平均化処理されたY方向ずれ量Lの平均値とX方向ずれ量Mの平均値に相当するずれ状態の画像をモニタ57に静止画表示することが好ましい。これにより、回転盤7の回転が高速であっても、モニタ57の画面上での静止画の切換えが頻繁ではなくなって、センタリング不良の状況をモニタ画面上で視認し易い。
更に、コントローラ55により平均化処理されたY方向ずれ量Lの平均値とX方向ずれ量Mの平均値を、数値としてコントローラ55でモニタ57に表示させてもよい。この場合、コントローラ55に対してキーボードやタッチパネル等の外部入力装置を接続して置けば、モニタ57の表示を視認しながら、Y方向ずれ量Lの平均値とX方向ずれ量Mの平均値を、外部入力装置を用いてコントローラ55に入力することが可能であり、そして、こうした入力を繰り返し行ってモニタ57の表示が許容されるレベルに収まった時点で、モニタリングを終了させる指令をコントローラ55に入力することも可能である。
図5及び図6は本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、以下説明する事項以外は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態は、所謂X−Yテーブル上に転送円板47を支持した構成の核錠供給機3を採用した点で第1実施形態とは異なる。
即ち、Y方向スライドテーブル43に、その長手方向一端から直角に起立するモータ支持部43aと、複数例えば一対のX方向スライドレール61が固定されている。X方向スライドレール61は、互に平行であり、Y方向スライドテーブル43の長手方向、つまり、回転盤7の中心と転送円板47の中心を通る直線Hに直交する方向に真っ直ぐ延びている。Y方向スライドテーブル43の下面に雌ねじ部62が設けられている。
図5及び図6中符号65はX方向スライドテーブルを示している。X方向スライドテーブル65は、その下面にX方向スライドガイド66を有している。これらX方向スライドガイド66はX方向スライドレール61にスライド自在に嵌合されていて、それにより、X方向スライドテーブル65はモータ支持部43aに接離する方向に移動可能にY方向スライドテーブル43上に支持されている。
第2のサーボモータ49はモータ支持部43aに固定されている。この第2のサーボモータ49の回転軸は正逆回転が可能であり、この回転軸にねじ軸69が連結されている。ねじ軸69はX方向スライドレール61と平行でかつこれらの間に配設されている。このねじ軸69は、X方向スライドレール61の雌ねじ部62に螺合されていて、これらねじ軸69と雌ねじ部62との間には循環するボールが入れられている。
ねじ軸69、雌ねじ部62、及びボールにより構成されたボールねじの駆動源は第2のサーボモータ49である。したがって、ボールねじのねじ軸69が回転されることによって、X方向スライドテーブル65をX方向スライドレール61に沿って移動できるように構成されている。
転送円板47はX方向スライドテーブル65の上に回転自在に配設されている。図5及び図6中符号68は転送円板47を回転させる第3のサーボモータを示している。第3のサーボモータ68はX方向スライドテーブル65の下面に取付けられている。又、転送ガイド51はX方向スライドテーブル65の上面に取付けられている。なお、図6中符号43bはY方向スライドテーブル43の下面に設けられた雌ねじ部を示している。この雌ねじ部43bにねじ軸46が螺合されている。又、図6中符号44は、Y方向スライドテーブル43の下面に固定されてY方向スライドレール42にスライド自在に嵌合されたY方向スライドガイドを示している。
前記構成のX−Yテーブルを備えた核錠供給機3は、その第1のサーボモータ45がコントローラ(図1参照)で駆動されることにより、転送円板47を回転盤7の半径方向に微動させることができるとともに、第2のサーボモータ49がコントローラで駆動されることにより、転送円板47を前記半径方向と直交する方向に微動させて、受渡し位置に移動された臼9の臼孔9aのセンターに対する転送円板47からの核錠Aの供給位置を修正できる。又、この第2実施形態では、第3のサーボモータ68は、転送円板47を回転盤7の回転に同期するように回転させる専用モータとして使用される。
以上説明した以外の構成は図5及び図6に図示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、第2実施形態の有核打錠装置においても、第1実施形態と同様に有核打錠装置1の運転を止めることなく、臼9の臼孔9aに供給された核錠Aのセンタリング不良を検出し、かつ、それに基づき必要に応じて臼孔9aへの核錠Aの供給位置を補正できるので、回転盤7に取付けられた臼9の臼孔9aに供給される核錠Aのセンタリング不良、及び臼孔9aに供給された核錠Aが回転盤7の挙動で動くことによるセンタリング不良を抑制しつつ有核錠剤を製造できる。
図7は本発明の第3実施形態を示している。この第3実施形態は、以下説明する事項以外は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
第3実施形態は撮像器31の配置が第1実施形態と異なる。即ち、撮像器31は、仮圧縮ロール17の下流側でかつこの仮圧縮ロール17と第2粉末供給器12との間に配設されている。この撮像器31は、臼9内に仮圧縮された第1粉末及び核錠Aが収められている状態で、これらからなる仮圧縮成型品Qを撮像する。又、第3実施形態では、既述の撮像器31の配置に伴い、第1実施形態で説明した粉末回収ノズル及び吸引装置からなる吸引手段を省略できるので、有核打錠装置1の構成が簡単である。
更に、第3実施形態では撮像装置31は有核打錠機2の全運転期間に渡って連続して撮像動作をするようにコントローラ55で制御される。これにより、製造される全ての有核錠剤についてその核錠のセンタリング不良を自動検出できるとともに、それに伴い不良品と判定された有核錠剤を、コントローラ55で制御される排出手段27の動作により回転盤7の外に排出して、良品に係る有核錠剤に混じらなくすることができる。そのため、サンプリング期間に相当する期間がないので、核錠及びその外装となる粉末の無駄を抑制できる点で好ましい。
しかし、これに代えて、前記サンプリング期間を設けて実施しても良く、その場合、コントローラ55は、その核錠位置検出部が、仮圧縮後に最終圧縮された有核錠剤のうちで、サンプリング調節期間中に製造された有核錠剤の全てを不良品と判定することで、或いは、これら有核錠剤の中で、核錠のずれ量が許容範囲を越えて過大となっていることが検出された有核錠剤のみを不良品と判定することで、その不良品を排出手段により回転盤7の外に排出させるように構成することもできる。
以上説明した以外の構成は図7に図示されない構成を含めて第1実施形態と同じである。したがって、第3実施形態の有核打錠装置1においても、第1実施形態と同様に有核打錠装置1の運転を止めることなく、臼9の臼孔9aに供給された核錠Aのセンタリング不良を検出し、かつ、それに基づき必要に応じて臼孔9aへの核錠Aの供給位置を補正できるので、回転盤7に取付けられた臼9の臼孔9aに供給される核錠Aのセンタリング不良、及び臼孔9aに供給された核錠Aが回転盤7の挙動で動くことによるセンタリング不良を抑制しつつ有核錠剤を製造できる。
1…有核打錠装置(回転式粉末圧縮成型装置)、2…有核打錠機(回転式粉末圧縮成型機)、3…核錠供給機(核供給機)、A…核錠(核部材)、B…第1粉末、Q…仮圧縮成型品、7…回転盤、9…臼、9a…臼孔、11…第1粉末供給器、12…第2粉末供給器、14…上杵、15…下杵、17…仮圧縮ロール、19…第2の本圧縮ロール、21…排出装置、21a…排出ヘッド(不良品受入れ部材)、24…下流側壁(スクレーパ)、25…入口、27…排出手段、31…撮像器、34…粉末回収ノズル、35…吸引装置、45…第1のサーボモータ、47…転送円板、49…第2のサーボモータ、55…コントローラ

Claims (6)

  1. 回転式粉末圧縮成型機が有した回転盤に配設された複数の臼の臼孔に第1粉末供給器により第1粉末を供給し、前記回転盤の回転方向を基準に前記第1粉末供給器より下流側で、予め製造された核部材を転送する転送円板を有した核供給機により前記第1粉末の上に前記核部材を供給し、前記転送円板の下流側に配置された第2粉末供給器により前記核部材を覆う第2粉末を前記臼孔に供給し、上杵と下杵を用いて前記粉末を圧縮して有核成型品を製造し、この有核成型品を前記下杵で前記臼上に押出してスクレーパにより前記回転盤外に排出する回転式粉末成型装置において、
    前記核供給機が、前記転送円板を前記回転盤の半径方向に移動させる第1のサーボモータ、及び前記転送円板を前記半径方向に略直交する方向に移動させる第2のサーボモータを備えているとともに、この核供給機を前記回転式粉末圧縮成型機とは機械的に接続されていない状態に設置し、
    前記臼孔に供給された前記第1粉末及び前記核部材を加圧して、前記核部材が前記第1粉末にめり込んだ状態の仮圧縮成型品とする仮圧縮ロールを、前記転送円板と前記第2粉末供給器との間に配設し、
    前記仮圧縮成型品を撮像して画像信号を出力する撮像器を、前記仮圧縮ロールから前記スクレーパまでの間でかつ前記スクレーパの上流側に配設し、
    前記画像信号に基づいて前記臼孔に対する前記核部材の供給位置の補正量をコントローラで検出して、この補正量を前記第1、第2のサーボモータに与えて前記回転盤に対する前記転送円板の相対位置を調節させるように構成されていることを特徴とする回転式粉末圧縮成型装置。
  2. 前記コントローラが、前記画像信号から前記臼孔のセンターに対する前記核部材のセンターの位置ずれを、前記回転盤の半径方向に沿うY方向ずれ量と、前記半径方向に略直交する方向に沿うX方向ずれ量とに分解して検出するとともに、前記Y方向ずれ量を前記第1のサーボモータに前記補正量として与え、前記X方向ずれ量を前記第2のサーボモータ前記補正量として与えるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式粉末圧縮成型装置。
  3. 前記臼孔に供給された粉末を圧縮する圧縮ロールの上流側でかつこの圧縮ロールと前記第2粉末供給器と間に配設されて、前記臼孔に供給された前記第2粉末を吸引する粉末回収ノズルを備えるとともに、前記圧縮ロールとこのロールの下流側に配設された前記スクレーパとの間に前記撮像器が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式粉末圧縮成型装置。
  4. 前記撮像器が前記仮圧縮ロールの下流側でかつこの仮圧縮ロールと前記第2粉末供給器との間に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式粉末圧縮成型装置。
  5. 前記第2のサーボモータが前記転送円板を回転させるモータを兼ねていることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の回転式粉末圧縮成型装置。
  6. 前記撮像器の下流側でかつこの撮像器と前記スクレーパとの間に、前記下杵で前記臼から押出された不良品を前記回転盤外に排出する排出手段と、前記回転盤外に排出された前記不良品を受け入れる不良品受け部材とを夫々配設するとともに、前記臼孔に供給された前記核部材が前記撮像器で撮像された場合の前記撮像信号に基づく前記コントローラの制御で、撮像された核部材を含んだ前記成型品が前記不良品受け部材の入口に向かい合っているときに、前記排出手段が排出動作をするように構成されていることを特徴とする請求項3又は5に記載の回転式粉末圧縮成型装置。
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