JP5192859B2 - 生体血管状態測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置に関し、特に、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させるための改良に関する。
生体の皮膚上に超音波発振器を当接させ、その超音波発振器から血管に対して出力される超音波の反射信号に基づいて、その血管の径、内膜厚、プラーク、血流速度等を測定するFMD(Flow-Mediated Dilation:血流依存性血管拡張反応)計測技術が知られている。例えば、特許文献1に記載されたエコーを用いた血管径測定方法がその一例である。斯かるFMD計測技術による血管状態の測定は、先ず測定部位における血管の血流を阻止するためにカフ等の加圧装置により5分間程度血流を止めて一部を虚血状態としたあと、その血流を急激に解放して充血後の血管の血流増加による血管壁へのずり応力増加に伴う内皮からの一酸化窒素(NO)の産生と、その一酸化窒素に依存する平滑筋の弛緩状況を調べることで内皮機能を判定する検査法であり、対象となる血管と他の組織との間の境界からの超音波の反射信号の時間差処理、或いはその反射信号から合成される超音波画像上における距離測定などにより生体血管に関する各種状態が測定される。
特開2005−28123号公報
しかし、前述したように、FMD計測技術による血管状態の測定では、測定部位における血管の血流を阻止するために、加圧装置により生体の一部の血流を止めて虚血状態とする必要があるが、前記従来の技術では、測定に係る腕等の部位を5分間もの間締めつけねばならず、被験者に長時間の苦痛を強いるという弊害があった。本発明者等は、斯かる弊害を解消すべく鋭意研究を継続した一結果として、阻血により虚血状態へ移行させる際、生体に運動負荷を加えることや加熱を行うこと等により虚血状態への移行を早められることを新たに発見し、斯かる発見に基づいて本発明を為すに至った。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置とを、備え、前記加負荷装置は、前記生体に電流を通電させて該生体に含まれる筋肉を運動させる電流発生装置であることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第発明の要旨とするところは、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置とを、備え、前記加負荷装置は、前記生体の手部により把握されて用いられる、その把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であり、前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握回数の検出が可能とされたものであることを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第発明の要旨とするところは、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分を加熱するために用いられる加熱装置とを、備えたことを特徴とするものである。
このように、前記第1発明によれば、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置において、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置とを、備え、前記加負荷装置は、前記生体に電流を通電させて該生体に含まれる筋肉を運動させる電流発生装置であることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができることに加え、実用的な態様で生体に従動的(受動的)な運動負荷を与えることができると共に、その運動負荷を定量化することができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することができる。
また、前記第2発明によれば、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置において、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置とを、備え、前記加負荷装置は、前記生体の手部により把握されて用いられる、その把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であり、前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握回数の検出が可能とされたものであることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができることに加え、実用的な態様で生体に運動負荷を与えることができると共に、その運動負荷を定量化することができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することができる。
また、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定方法において、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫すると共に、その圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定方法を提供することができる。
ここで、前記第2発明において、好適には、前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握に係る部分における弾性の変更が可能とされたものである。このようにすれば、被験者の年齢等に応じて最適な弾性を適宜設定することができる。なお、被験者の年齢に加えて、被験者の性別、身長、体重、肢部の周囲長等に基づいて推定される筋肉に応じて自動的に前記グリップ装置の弾性を変更(設定)し得るものであってもよい。
また、好適には、前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握に係る部分における弾性を周期的に変化させる弾性制御装置を備えたものである。このようにすれば、実用的な態様で生体に従動的な運動負荷を加えることができる。
また、前記第1発明乃至第2発明において、好適には、前記加負荷装置により前記生体に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置を備え、その負荷検出装置により検出される運動負荷の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置の圧力を解放するものである。このようにすれば、虚血状態へ移行した時点で可及的速やかに被験者の測定部位を圧迫から解放することができる。
また、前記第発明によれば、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、その加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分を加熱するために用いられる加熱装置とを、備えたものであることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することができる。
また、生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管の状態を測定する生体血管状態測定方法であって、測定部位における前記血管の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫すると共に、その圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分を加熱することから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定方法を提供することができる。
ここで、前記第発明において、好適には、前記加熱装置により前記生体に加えられた熱量を検出する熱量検出装置を備え、その熱量検出装置により検出される熱量の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置の圧力を解放するものである。このようにすれば、虚血状態へ移行した時点で可及的速やかに被験者の測定部位を圧迫から解放することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において説明に用いる図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の生体血管状態測定装置の一実施例である血管内皮機能検査装置10の全体的な構成を説明する図である。この血管内皮機能検査装置10は、生体の一部の血管に対して出力される超音波の反射信号に基づいて、その血管の径、内膜厚、プラーク、血流速度等を測定するFMD(Flow-Mediated Dilation:血流依存性血管拡張反応)計測を行うものであり、生体である被験者(被測定者)12を横たえるための寝台14と、その寝台14上に仰臥する被験者12から側方へ突き出されるその被験者12の上肢30を載置するための上肢保持装置16と、センサ保持器20に保持されたハイブリッドプローブユニット22を用いて上記被験者12の上肢30の皮膚34の上からその皮膚34直下に位置する血管36の横断面画像(短軸画像)或いは縦断面画像(長軸画像)を測定する血管超音波画像測定装置18と、測定部位における血管36の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側(図1では下流側)の部位を圧迫する加圧装置24と、その加圧装置24による圧迫中に、上記上肢30における前記測定部位よりも末梢側の部分における虚血状態への移行を促進するための虚血移行促進装置26と、上記上肢保持装置16やセンサ保持器20等の装置を載置するための基台28とを、備えて構成されている。なお、図1において、上記虚血移行促進装置26に関しては概略的に示しており、種々の具体的な態様については後述の実施例において図8乃至図16を用いて詳しく説明する。
図2は、上記血管超音波画像測定装置18の構成を説明する図である。この図2に示すハイブリッドプローブユニット22は、前記血管36に対して所定の超音波を発生させる超音波発振器及びその超音波に関して前記血管36から反射される反射波に基づいてその血管36に関連する生体情報すなわち血管状態(血管パラメータ)を検出するための超音波センサとして機能するものであり、互いに平行な2列の第1短軸用超音波アレイ探触子A及び第2短軸用超音波アレイ探触子Bとそれらの長手方向中央部を連結する長軸用超音波アレイ探触子Cとを一平面すなわち平坦な探触面上に有して成るH型の超音波プローブ38と、その超音波プローブ38を位置決めするための多軸駆動装置(位置決め装置)40とを備えている。図3は、上記超音波プローブ38と血管36の関係を示す図であり、この図3に示すように、上記第1短軸用超音波アレイ探触子A、第2短軸用超音波アレイ探触子B、及び長軸用超音波アレイ探触子Cは、例えば圧電セラミックスから構成された多数個の超音波振動子(超音波発振子)a1〜anが直線的に配列されることにより長手状にそれぞれ構成されている。
図4は、前記上肢30の右の上腕32を手部(手首)側から見た断面図である。この図4に示すように、前記上腕32は、上腕動脈E、上腕二頭筋F、上腕三頭筋G、上腕骨H、上腕筋I、及び上腕三頭筋長頭J等を備えている。例えば上記上腕動脈Eである血管36は、図5に示すように、内膜L1、中膜L2、外膜L3から成る3層構造を備えている。ここの血管36に関して超音波を用いて得られる画像では、中膜L2からの反射がきわめて弱いため、内膜L1及び外膜L3が表示される。実際の画像では、前記血管36内及び中膜L2は黒く表示され、内膜L1及び外膜L3が白く表示され、組織が白黒の斑で表示される。この内膜L1は、外膜L3よりも大幅に厚みが薄く表示され、画像中において相対的に表示され難い一方で、FMDの評価に際してはその内膜の径の変化率を用いることが望まれる。
図2に戻って、前記血管超音波画像測定装置18は、所謂マイクロコンピュータから構成された電子制御装置42と、画像表示装置44と、超音波駆動制御回路46と、駆動モータ制御回路48とを備えている。前記血管内皮機能検査装置10は、好適には、上記電子制御装置42によって統括的に制御されるものであり、その電子制御装置42によって超音波駆動制御回路46から駆動信号が供給されて前記ハイブリッドプローブユニット22の超音波プローブ38の第1短軸用超音波アレイ探触子A、第2短軸用超音波アレイ探触子B、及び長軸用超音波アレイ探触子Cから超音波が放射される一方、その第1短軸用超音波アレイ探触子A、第2短軸用超音波アレイ探触子B、及び長軸用超音波アレイ探触子Cにより検知された超音波反射信号を受けてその超音波反射信号の処理が行われることによって、前記被験者12の皮膚34下の超音波画像が発生させられ画像表示装置44に表示される。
上記電子制御装置42には、上記超音波駆動制御回路46を介して前記ハイブリッドプローブユニット22による超音波の発生を制御する超音波駆動制御部50、そのハイブリッドプローブユニット22により受信される反射波の検波処理を行う検波処理部52、その検波処理部52により検波された信号に関してドップラー信号処理を行うドップラー信号処理部54、Bモード信号処理を行うBモード信号処理部56、そのBモード信号処理部により処理された信号に基づく画像を上記画像表示装置44に表示させる表示制御を行う表示制御部58、上記駆動モータ制御回路48を介して前記多軸駆動装置40の駆動を制御する駆動モータ制御部60、前記加圧装置24の作動を制御する加圧制御部62、及び前記虚血移行促進装置26の作動を制御する虚血移行促進制御部64等の制御機能を備えている。
前記画像表示装置44は、後述する図7に示すように、前記第1短軸用超音波アレイ探触子Aによる超音波画像を表示する第1短軸画像表示領域S1と、前記第2短軸用超音波アレイ探触子Bによる超音波画像を表示する第2短軸画像表示領域S2と、前記長軸用超音波アレイ探触子Cによる超音波画像を表示する長軸画像表示領域S3とを有している。更には、上記第1短軸画像表示領域S1、第2短軸画像表示領域S2、及び長軸画像表示領域S3は、前記皮膚34からの深さ寸法を示す共通の縦軸を備えたものである。また、前述したように、前記血管36の超音波画像が生成されるに際して、前記超音波プローブ38は対象となる血管36に対して所定の位置となるよう前記電子制御装置42(駆動モータ制御部60)によって前記駆動モータ制御回路48から駆動信号を供給された多軸駆動装置40が駆動することにより位置決めさせられる。上記所定の位置とは、前記第1短軸用超音波アレイ探触子A及び第2短軸用超音波アレイ探触子Bが対象となる血管36に対して直交する位置、且つ長軸用超音波アレイ探触子Cがその血管36に対して平行となる位置である。
前記センサ保持器20は、後述する図6に示すように、三次元空間内の所望の位置すなわち所定の位置において被験者12の上腕32の皮膚34の上からその皮膚34直下に位置する血管36を変形させない程度に軽く接触させるように前記ハイブリッドプローブユニット22を所望の姿勢で保持する。このハイブリッドプローブユニット22の超音波プローブ38の端面と皮膚34との間には、超音波の減衰、境界面における反射や散乱を抑制して超音波画像を明瞭とするためのカップリング剤としてよく知られたゼリー(超音波ゼリー)66等が介在させられる。このゼリー66は、例えば寒天等の高い割合で水を含むゲル状の吸水性高分子であって、空気よりは固有インピーダンス(=音速×密度)が十分に大きく超音波送受信信号の減衰を抑制するものである。また、そのゼリー66に換えて、水を樹脂製袋内に閉じ込めた水袋、オリーブ油、グリセリン等が用いられてもよい。
前記加圧装置24は、後述する図8等に示すように、前記被験者12の上肢30における血管36の血流を阻止するために、前記血管超音波画像測定装置18による測定部位の上流側又は下流側(図8では下流側)の部位を圧迫するための装置であり、前記被験者12の上肢30等の肢部に巻回されて用いられるカフ68と、そのカフ68のカフ圧を制御するカフ圧制御装置70とを、備えて構成されている。上記カフ68は、例えば空気圧等によりそのカフ圧が変更可能とされたものであり、上記カフ圧制御装置70は、上記カフ68に連結された電動加圧ポンプ72、電磁開放弁を備えた排気コック74、及び圧力計76等を備え、前記電子制御装置42(加圧制御部62)からの指令に従い前記ハイブリッドプローブユニット22の駆動と連動して、上記加圧ポンプ72及び排気コック74等の作動を介して、前記カフ68のカフ圧を加圧乃至解放する制御を行う。
図2及び図6に示すように、前記センサ保持器20は、例えば磁気的吸着力により前記基台28に固定されるマグネット台78と、前記ハイブリッドプローブユニット22が固定されるユニット固定具80と、上記マグネット台78及びユニット固定具80に一端が固定され且つ球状に形成された先端部82を備えた連結部材84、86と、それら連結部材84、86を介して上記マグネット台78とユニット固定具80とを相対移動可能に連結し支持する自在アーム88とを、備えて構成されている。また、上記自在アーム88は、相互に回動可能に連結された2つのリンク90、92と、それらリンク90、92の一端にて前記各先端部82に所定の抵抗が付勢されつつその先端部82に対して回曲可能に嵌め入れられた嵌合穴94をそれぞれ有する回曲関節部96、98と、各リンク90、92の他端にてその他端を相互に相対回動可能に連結し且つその連結箇所を貫設するねじ穴に螺合されたおねじ付き固定ノブ100が締め付けられることで得られる締着力により相対回動不能にされる回動関節部102とを、備えて構成されている。
前記血管内皮機能検査装置10による血管状態の測定に際して、前記超音波駆動制御回路46は、前記電子制御装置42からの指令に従って、例えば前記第1短軸用超音波アレイ探触子Aを構成する一列に配列された多数個の超音波振動子a1〜anのうち、その端の超音波振動子a1ら一定数の超音波振動子群例えば15個のa1〜a15毎に所定の位相差を付与しつつ10MHz程度の周波数で同時駆動するビームフォーミング駆動することにより超音波振動子の配列方向において収束性の超音波ビームを対象となる血管36に向かって順次放射させ、超音波振動子を1個ずつずらしながらその超音波ビームをスキャン(走査)させたときの放射毎の反射波を受信して前記電子制御装置42へ入力させる。また、前記第1短軸用超音波アレイ探触子Aの放射面には、その超音波振動子a1〜anの配列方向に直交する方向に超音波ビームを収束させるための図示しない音響レンズが設けられている。上述のようなビームフォーミング駆動及び音響レンズによって収束させられた超音波ビームには、超音波振動子a1〜anの配列方向に対して直交する方向に長手状の収束断面が形成される。この収束断面の長手方向は、平面視において超音波振動子a1〜anの配列方向、及びビームの放射方向に対して、それぞれ直交する方向である。前記電子制御装置42(表示制御部58)は、上記反射波に基づいて画像を合成し、前記皮膚34下における血管36の横断面画像(短軸画像)、或いは縦断面画像(長軸画像)を生成させて、前記画像表示装置44に表示させる。
図6は、前記血管内皮機能検査装置10による血管状態の測定時における前記上肢保持装置16に載置された右の上腕32を手首側から見た断面図であり、図7は、図6に示す状態にて測定された情報に基づいて前記画像表示装置44に表示される画像の一例を示す図である。このようにして得られた血管画像から、図5に示す血管36の径或いは内皮104の直径である内皮径(内腔径)が算出される。また、前記血管内皮機能検査装置10においては、対象となる血管36に関して安静状態におけるパラメータとその虚血状態からの充血後のパラメータとを比較することで、血管内皮機能の評価が行われる。すなわち、対象となる血管36に関して、先ず、被験者12の安静時における血管径dが測定された後、前記加圧装置24により測定部位における血管36の血流を阻止するためにその測定部位の上流側又は下流側の部位が圧迫された状態で所定時間維持させられ、その測定部位よりも上流側又は下流側の部位が虚血状態へ移行した段階で前記カフ68が急解放されて、対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径(阻血解放後の最大血管径)dmaxが測定される。そして、虚血反応性充血後のFMD(血流依存性血管拡張反応)を表す血管径の変化率(%)[=100×(dmax−d)/d]が算出され、その結果に基づいて対象となる血管36の内皮機能が評価される。
前記虚血移行促進装置26は、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における前記測定部位よりも末梢側の部分における虚血状態への移行を促進するための装置である。本実施例において、虚血状態とは、低酸素状態乃至FMD測定準備完了状態と言い換え得るものであり、具体的には、その状態から前記加圧装置24による圧迫が解除されることにより、測定対象となる血管36にFMD測定を行うのに必要十分な血流が流れる状態(NOの産生に必要十分な刺激のある状態)をいう。前記血管内皮機能検査装置10による血管状態の測定では、上述のように測定部位の近傍が前記加圧装置24により圧迫されて血流が阻止され、生体の一部(阻血部よりも末梢側の部分)が虚血状態とされた後、その血流が急激に解放されて測定部位の血管の血流が急速に増加させられることで、血管壁へのずり応力増加に伴う内皮からの一酸化窒素(NO)の産生が起こり、その一酸化窒素に依存する平滑筋の弛緩状況を調べることで内皮機能の判定が行われる。以下、前記虚血移行促進装置26の種々の態様を図8乃至図16を用いて詳しく説明する。なお、以下の説明において、実施例相互に共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、前記虚血移行促進装置26の一実施態様である加負荷装置104について説明する図である。この図8に示す加負荷装置104は、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、生体である被験者12の上肢30にパルス電流を通電させてその上肢30に含まれる筋肉を強制運動させる電流発生装置(低周波治療器)106を備えている。この電流発生装置106は、前記被験者12の皮膚34に当接させられてその皮膚34内の組織に所定の電流を流すための皿電極108と、その皿電極108を介して電流を流した回数をカウントするためのカウンタ110とを、備えている。上記電流発生装置106により皿電極108を介して発生させられる電流は、例えば予め定められた所定値に固定されたものであるが、前記電子制御装置42を介してその値を制御できるようにしてもよい。また、上記電流発生装置106につまみ等を設け、手動でその値を変更できるようにしてもよい。
本実施例において、前記電子制御装置42に備えられた虚血移行促進制御部64は、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置104を介してその上肢30に運動負荷を加える制御を行う。具体的には、上記皿電極108を介して上肢30に繰り返し所定の電流を流すように上記電流発生装置106の作動を制御する。上記カウンタ110は、斯かる制御により上肢30に電流が流された回数をカウントし、前記電子制御装置42へその回数を通知する。上記電流発生装置106により出力される電流の値が固定である場合には、その回数に応じて対象となる上肢30に対して流された電流の累計、延いてはその上肢30における筋肉の運動量が定まるため、前記虚血移行促進制御部64は、上記電流発生装置106からの電流出力回数が予め定められた所定値に達するまで断続的に電流の出力を繰り返す。この回数は、同様の条件で阻血された上肢30が虚血状態へ移行するまでに必要な回数が予め実験的に求められて定められたものである。また、上記電流発生装置106により出力される電流の値が可変である場合にも、その電流値及び上記カウンタ110によりカウントされる回数に応じて対象となる上肢30に対して流された電流の累計、延いてはその上肢30における筋肉の運動量が定まるため、その電流出力回数が予め定められた所定値に達するまで断続的に電流の出力を繰り返す。すなわち、上記カウンタ110は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置として機能する。また、前記加圧制御部70は、上記電流発生装置106により予め定められた回数の電流が発生させられた時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。これにより、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。斯かる構成によれば、上記加負荷装置104(電流発生装置106)により前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えることで、前記加圧装置24による圧迫時間を短縮することができるのである。
図9は、前記虚血移行促進装置26の他の実施態様である加負荷装置112について説明する図である。この図9に示す加負荷装置112は、上記加負荷装置104と同様に、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、前記被験者12の手部114により把握されて用いられる、その把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であるハンドグリッパ116を備えている。このハンドグリッパ116は、上記手部114により把握されるための一対のハンドル118と、それら一対のハンドル118の間に設けられたスプリング120と、上記ハンドグリッパ116の把握すなわち上記一対のハンドル118相互間の距離が所定値未満となったことを検出するためのセンサ122とを、備えて構成されている。また、上記加負荷装置112は、上記センサ122により検出されるハンドグリッパ116が把握された回数をカウントするカウンタ124を備えている。上記スプリング120の弾性は、例えば予め定められた所定値に固定されたものであるが、その弾性を変更するための構造を設けてもよく、その場合には設定される弾性の値を前記電子制御装置42へ通知するための構成が同時に設けられる。
本実施例では、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置112を介してその上肢30に運動負荷が加えられる。具体的には、前記被験者12の手部114により上記ハンドグリッパ116の把握(握る運動)と解放(放す運動)とが繰り返される。上記カウンタ124は、そのようにして上記ハンドグリッパ116が把握された回数をカウントし、前記電子制御装置42へその回数を通知する。上記スプリング120の弾性の値が固定である場合には、その回数に応じて対象となる上肢30における筋肉の運動量が定まる。すなわち、上記カウンタ124は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置として機能する。また、上記スプリング120の弾性の値が可変である場合にも、その値及び上記カウンタ124によりカウントされる回数に応じて対象となる上肢30における筋肉の運動量が定まる。前記加圧制御部70は、上記カウンタ124により検出される上記ハンドグリッパ116の把握回数が予め定められた所定値に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。この回数は、同様の条件で阻血された上肢30が虚血状態へ移行するまでに必要な回数が予め実験的に求められて定められたものである。斯かる制御により、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
図10は、前記虚血移行促進装置26の更に別の実施態様である加負荷装置126について説明する図である。この図10に示す加負荷装置126は、上記加負荷装置104等と同様に、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、前記被験者12の手部114により把握されて用いられる、その把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であるゴムボール128を備えている。また、そのゴムボール128内に空気を送り込んで内圧を加圧する加圧器130と、そのゴムボール128内の空気を排出するための排気コック132と、そのゴムボール128の内圧を表示する圧力計134と、上記ゴムボール128の内圧の変化を検出することでそのゴムボール128の把握回数を検出して前記電子制御装置42へ供給するセンサ(カウンタ)136とを、備えている。なお、上記加圧器130、排気コック132、及び圧力計134等を備えず、上記ゴムボール128の内圧が固定された構成も考えられる。
本実施例では、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置126を介してその上肢30に運動負荷が加えられる。具体的には、前記被験者12の手部114により上記ゴムボール128の把握と解放とが繰り返される。上記センサ136は、そのようにして上記ゴムボール128が把握された回数をカウントし、前記電子制御装置42へその回数を通知する。上記ゴムボール128の弾性はその内圧に応じて定まり、上記センサ136により検出される把握回数に応じて対象となる上肢30における筋肉の運動量が定まる。すなわち、上記センサ136は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置として機能する。前記加圧制御部70は、上記センサ136により検出される上記ゴムボール128の把握回数が予め定められた所定値に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。この回数は、同様の条件で阻血された上肢30が虚血状態へ移行するまでに必要な回数が予め実験的に求められて定められたものである。斯かる制御により、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
図11は、前記虚血移行促進装置26の更に別の実施態様である加負荷装置138について説明する図である。この図11に示す加負荷装置138は、前記加負荷装置104等と同様に、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、前記ハンドグリッパ116における一対のハンドル118を、前記被験者12の手部114により把握(握った状態)と解放(離した状態)とが繰り返されるように駆動するためのハンドル駆動装置140を備えている。このハンドル駆動装置140は、弾性制御装置として機能するものであり、前記一対のハンドル118が相互に接近する方向(把握方向)に付勢する引っ張りバネ142と、その引っ張りバネ142の付勢力に逆らって前記一対のハンドル118を相互に離隔する方向(解放方向)へ駆動し得るように設けられた楕円カム144と、その楕円カム144を回転駆動するためのモータ146と、前記電子制御装置42(虚血移行促進制御部64)からの指令を受けてそのモータ146の駆動を制御するモータ駆動制御装置148とを、備えて構成されている。また、そのモータ駆動制御装置148には、前記ハンドグリッパ116の把握回数すなわち上記楕円カム114の回転回数をカウントしてその回数を前記電子制御装置42へ通知するためのカウンタ150が備えられている。
本実施例において、前記電子制御装置42に備えられた虚血移行促進制御部64は、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置138を介してその上肢30に運動負荷を加える制御を行う。具体的には、上記モータ駆動制御装置148を介して上記モータ146の駆動を制御することで、上記ハンドル駆動装置140により前記一対のハンドル118を繰り返し把握方向乃至解放方向へ往復駆動させる。斯かる駆動により、そのハンドル118を把握している被験者12の手部114も従動的に運動させられ、前記上肢30に運動負荷が加えられる。上記カウンタ150は、斯かる制御により上記楕円カム144が回転駆動された回数をカウントし、前記電子制御装置42へその回数を通知する。上記ハンドル駆動装置140では、上記楕円カム144の回転に応じて前記一対のハンドル118が把握と解放との間を往復させられるため、その回転回数に応じて前記被験者12の手部114により前記ハンドグリッパ116が把握された回数、延いてはその上肢30における筋肉の運動量が定まる。すなわち、上記カウンタ150は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置として機能する。前記虚血移行促進制御部64は、上記カウンタ150によりカウントされる回数が予め定められた所定値に達するまで上記モータ146を駆動させる。この回数は、同様の条件で阻血された上肢30が虚血状態へ移行するまでに必要な回数が予め実験的に求められて定められたものである。また、前記加圧制御部70は、上記カウンタ150により検出される回数が予め定められた回数に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。これにより、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
図12は、前記虚血移行促進装置26の更に別の実施態様である加負荷装置152について説明する図である。この図12に示す加負荷装置152は、前記加負荷装置104等と同様に、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、前記ゴムボール128の内圧を制御するボール圧制御装置154を備えている。このボール圧制御装置154は、弾性制御装置として機能するものであり、前記ゴムボール128に連結された電動加圧ポンプ156、電磁開放弁を備えた排気コック158、及び圧力計160等を備え、前記電子制御装置42(虚血移行促進制御部64)からの指令に従い上記加圧ポンプ156及び排気コック158等の作動を介して、前記ゴムボール128の内圧を加圧乃至解放する制御を行う。
本実施例において、前記電子制御装置42に備えられた虚血移行促進制御部64は、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置152を介してその上肢30に運動負荷を加える制御を行う。具体的には、上記ボール圧制御装置154を介して前記ゴムボール128の内圧を制御する。斯かる制御により、そのゴムボール128を把握している被験者12の手部114も従動的に運動させられ、前記上肢30に運動負荷が加えられる。図13は、前記虚血移行促進制御部64による上記ボール圧制御装置154を介した前記ゴムボール128内圧の制御の一例を示す図であり、100[mmHg]の圧力が1秒間隔で発生させられる態様を示している。上記ボール圧制御装置154により前記ゴムボール128の内圧が図13に示すように変化させられると、それを把握する被験者12の手部114が従動的に運動させられるため、その圧力の変化回数に応じて前記上肢30における筋肉の運動量が定まる。すなわち、上記ボール圧制御装置154は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置としても機能する。前記虚血移行促進制御部64は、上記ボール圧制御装置154による前記ゴムボール128の内圧の変更回数が所定値に達するまでその内圧を繰り返し変化させる。この回数は、同様の条件で阻血された上肢30が虚血状態へ移行するまでに必要な回数が予め実験的に求められて定められたものである。また、前記加圧制御部70は、上記ボール圧制御装置154により前記ゴムボール128の内圧が変化させられた回数が予め定められた回数に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。これにより、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
図14は、前記虚血移行促進装置26の更に別の実施態様である加負荷装置162について説明する図である。この図14に示す加負荷装置162は、前記加負荷装置104等と同様に、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられるものであり、前記被験者12の上肢30における筋肉の運動を検出するための筋電測定装置164を備えている。この筋電測定装置164は、前記被験者12の皮膚34に当接させられてその皮膚34内の筋肉の筋電波形を検出するための皿電極166と、前記被験者12に対して上肢30の運動を促す案内音声を出力させるための音声発生装置168とを、備えている。この音声発生装置168は、例えば、前記上肢30における筋肉の運動を促すために、所定の時間間隔で前記手部114を握る(把握)のと開く(開掌)のとを繰り返させるための案内音声を出力させる。
本実施例では、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加負荷装置162を介してその上肢30に運動負荷を加えるための補助的な制御が行われる。具体的には、例えば上記音声発生装置168から所定の時間間隔で前記手部114を握るのと開くのとを繰り返させるための案内音声が出力され、それに応じて前記被験者12の手部114により斯かる運動が繰り返される。図15は、上記筋電測定装置164により検出される前記上肢30における筋肉の運動に対応する筋電波形の一例を示す図である。上記筋電測定装置164は、上記音声発生装置168から出力される案内音声に従っての前記上肢30における筋肉の運動に対応する筋電波形を検出し、前記電子制御装置42へその筋電波形を送信する。前記虚血移行促進制御部64は、そのようにして上記筋電測定装置164から供給される筋電波形に基づいて、前記上肢30における運動量の累計を算出する。上記筋電測定装置164により検出される筋電波形は筋肉の運動に対応するものであるため、その波形から前記上肢30における筋肉の運動量の累計を求めることができるのである。すなわち、上記筋電測定装置164は、前記上肢30に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置として機能する。また、前記加圧制御部70は、前記虚血移行促進制御部64により算出される前記上肢30における運動量の累計が所定値に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。これにより、測定部位Pにおける血管36が虚血状態から急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
図16は、前記虚血移行促進装置26の更に別の実施態様である加熱装置170について説明する図である。この図16に示す加熱装置170は、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における測定部位Pよりも末梢側の部分を加熱するために用いられるものであり、その部分を包囲して加熱するためのヒータユニット172と、そのヒータユニット172による加熱(温度)を制御する温度制御装置174とを、備えている。このヒータユニット172は、好適には、電気エネルギにより熱を発生させる一般的な帯状ヒータであり、図16に示すように前記上肢30の手部114を含む末梢側の部分を包囲して加熱するものであるが、化学反応により熱を発生させる携帯カイロやゲル状発熱体等が代替的に用いられてもよい。
本実施例では、前記加圧装置24による被験者12の上肢30の圧迫中すなわち前記加圧制御部62により斯かる制御が行われている間に、上記加熱装置172を介してその上肢30を加熱するための制御が行われる。具体的には、上記温度制御装置174を介して上記ヒータユニット172内の温度が所定温度にまで上昇させられた状態で維持させられ、そのヒータユニット172に包囲された被験者12の上肢30の一部が加熱させられる。前記虚血移行促進制御部64は、上記温度制御装置174により斯かる加熱制御が開始されてからの経過時間を測定し、その経過時間及び上記ヒータユニット172内の設定温度に基づいて前記上肢30に加えられた累計熱量を算出する。すなわち、上記温度制御装置174は、前記上肢30に加えられた熱量を検出する熱量検出装置として機能する。また、前記加圧制御部70は、前記虚血移行促進制御部64により算出される前記上肢30に加えられた熱量の累計が所定値に達した時点で、前記排気コック74を開けて前記カフ68のカフ圧を急解放させる。これにより、測定部位Pにおける血管36が急速に充血させられ、前記血管超音波画像測定装置18により対象となる血管36の虚血状態からの充血後の血管径dmaxが測定される。
このように、本実施例によれば、生体である被験者12の上肢30における一部の血管36に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管36の状態を測定する血管内皮機能検査装置10において、測定部位Pにおける前記血管36の血流を阻止するためにその測定部位Pの上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置24と、その加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における前記測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置104、112、126、138、152、162とを、備えたものであることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体である被験者12の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することができる。
また、生体である被験者12の一部の血管36に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管36の状態を測定する生体血管状態測定方法において、測定部位Pにおける前記血管36の血流を阻止するためにその測定部位Pの上流側又は下流側の部位を圧迫すると共に、その圧迫中に、前記生体における前記測定部位Pよりも末梢側の部分に運動負荷を加えることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定方法を提供することができる。
また、前記加負荷装置104は、前記生体に電流を通電させてその生体に含まれる筋肉を運動させる電流発生装置106を備えたものであるため、実用的な態様で生体に従動的な運動負荷を与えることができることに加え、その運動負荷を定量化することができる。
また、前記加負荷装置112、126、138、152は、前記被験者12の手部114により把握されて用いられる、その把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であるため、実用的な態様で生体に運動負荷を与えることができる。
また、前記加負荷装置112、126、138、152は、前記手部114による把握回数の検出が可能とされたものであるため、生体への運動負荷を定量化することができる。
また、前記加負荷装置112、126、138、152は、前記手部114による把握に係る部分における弾性の変更が可能とされたものであるため、被験者の年齢等に応じて最適な弾性を適宜設定することができる。
また、前記加負荷装置138、152は、前記手部114による把握に係る部分における弾性を周期的に変化させる弾性制御装置140、154を備えたものであるため、実用的な態様で生体に従動的な運動負荷を加えることができる。
また、前記加負荷装置104等により前記生体に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置110等を備え、その負荷検出装置110等により検出される運動負荷の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置24の圧力を解放するものであるため、虚血状態へ移行した時点で可及的速やかに被験者の測定部位を圧迫から解放することができる。
また、前記加圧装置24による圧迫中に、前記上肢30における前記測定部位Pよりも末梢側の部分を加熱するために用いられる加熱装置170を備えたものであることから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定装置を提供することができる。
また、生体の一部の血管36に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後のその血管36の状態を測定する生体血管状態測定方法であって、測定部位Pにおける前記血管36の血流を阻止するためにその測定部位Pの上流側又は下流側の部位を圧迫すると共に、その圧迫中に、前記生体における前記測定部位Pよりも末梢側の部分を加熱することから、測定時の阻血に際して対象となる部分の虚血状態への移行を速めることができる。すなわち、生体の一部を可及的速やかに虚血状態へ移行させ得る生体血管状態測定方法を提供することができる。
また、前記加熱装置170により前記生体に加えられた熱量を検出する熱量検出装置174を備え、その熱量検出装置174により検出される熱量の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置24の圧力を解放するものであるため、虚血状態へ移行した時点で可及的速やかに被験者12の上肢30を圧迫から解放することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、上腕動脈の測定を行う血管内皮機能検査装置10に本発明が適用された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前腕部やトウ骨動脈など表皮面より測定できる動脈や静脈、或いはその他の下肢の血管等の血管パラメータの測定においても同様に適用され、効果を奏するものである。
また、前述の実施例において、前記超音波プローブ32は、互いに平行な2列の第1短軸用超音波アレイ探触子Aおよび第2短軸用超音波アレイ探触子Bとそれらの長手方向中央部を連結する長軸用超音波アレイ探触子Cとを一平面に有して成るH型のハイブリッド型ものを使用していたが、インライン型やその他のプローブを用いてもよい。
また、前述の実施例では特に言及していないが、前記加圧装置24による圧迫中に、前記生体における対象部分が虚血状態へ移行するのを促進するために、前記加負荷装置104等と加熱装置170とを併用しても構わない。このようにすれば、生体の一部が虚血状態へ移行するのを更に好適に促進することができる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の生体血管状態測定装置の一実施例である血管内皮機能検査装置の全体的な構成を説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた血管超音波画像測定装置の構成を説明する図である。 図2の血管超音波画像測定装置に備えられた超音波プローブと対象である血管の関係を示す図である。 図2の血管超音波画像測定装置の測定対象である上肢の右の上腕を手部側から見た断面図である。 図2の血管超音波画像測定装置の測定対象である血管の内膜、中膜、外膜から成る3層構造を説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置による血管状態の測定時における上肢保持装置に載置された右の上腕を手首側から見た断面図である。 図6に示す状態にて測定された情報に基づいて画像表示装置に表示される画像の一例を示す図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の一実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の他の実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の更に別の実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の更に別の実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の更に別の実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図12の加負荷装置に備えられたボール圧制御装置を介したゴムボール内圧の制御の一例を示す図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の更に別の実施態様である加負荷装置について説明する図である。 図14の加負荷装置に備えられた筋電測定装置により検出される上肢における筋肉の運動に対応する筋電波形の一例を示す図である。 図1の血管内皮機能検査装置に備えられた虚血移行促進装置の更に別の実施態様である加熱装置について説明する図である。
符号の説明
10:血管内皮機能検査装置(生体血管状態測定装置)
12:被験者(生体)
24:加圧装置
36:血管
104、112、126、138、152、162:加負荷装置
106:電流発生装置
110:カウンタ(負荷検出装置)
114:手部
116:ハンドグリッパ(グリップ装置)
124:カウンタ(負荷検出装置)
128:ゴムボール(グリップ装置)
136:センサ(負荷検出装置)
140:ハンドル駆動装置(弾性制御装置)
150:カウンタ(負荷検出装置)
154:ボール圧制御装置(弾性制御装置、負荷検出装置)
164:筋電測定装置(負荷検出装置)
170:加熱装置
174:温度制御装置(熱量検出装置)
P:測定部位

Claims (7)

  1. 生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後の該血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、
    測定部位における前記血管の血流を阻止するために該測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、
    該加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置と
    を、備え
    前記加負荷装置は、前記生体に電流を通電させて該生体に含まれる筋肉を運動させる電流発生装置である
    ことを特徴とする生体血管状態測定装置。
  2. 生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後の該血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、
    測定部位における前記血管の血流を阻止するために該測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、
    該加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分に運動負荷を加えるために用いられる加負荷装置と
    を、備え
    前記加負荷装置は、前記生体の手部により把握されて用いられる、該把握に係る部分に所定の弾性を有するグリップ装置であり、
    前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握回数の検出が可能とされたものである
    ことを特徴とする生体血管状態測定装置。
  3. 前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握に係る部分における弾性の変更が可能とされたものである請求項に記載の生体血管状態測定装置。
  4. 前記グリップ装置は、前記生体の手部による把握に係る部分における弾性を周期的に変化させる弾性制御装置を備えたものである請求項に記載の生体血管状態測定装置。
  5. 前記加負荷装置により前記生体に加えられた運動負荷を検出する負荷検出装置を備え、該負荷検出装置により検出される運動負荷の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置の圧力を解放するものである請求項1からの何れか1項に記載の生体血管状態測定装置。
  6. 生体の一部の血管に対する超音波の反射信号に基づいて、虚血状態からの充血後の該血管の状態を測定する生体血管状態測定装置であって、
    測定部位における前記血管の血流を阻止するために該測定部位の上流側又は下流側の部位を圧迫する加圧装置と、
    該加圧装置による圧迫中に、前記生体における前記測定部位よりも末梢側の部分を加熱するために用いられる加熱装置と
    を、備えたものであることを特徴とする生体血管状態測定装置。
  7. 前記加熱装置により前記生体に加えられた熱量を検出する熱量検出装置を備え、該熱量検出装置により検出される熱量の累計が所定値以上となった場合には前記加圧装置の圧力を解放するものである請求項に記載の生体血管状態測定装置。
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