JP5192124B2 - 表面被覆粒子 - Google Patents

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Description

本発明は、シリカの表面がCa水酸化物で被覆された表面被覆粒子に関するものであり、より詳細には、塗料やインキの配合剤として好適に使用される表面被覆粒子に関するものである。
プラスチック成形品、塗料、インキ、化粧料などに配合される充填材や配合剤として、シリカ、シリカ−アルミナ等の無機微細粉末が使用されており、これらの粉末は、例えばプラスチックの着色や劣化を防止し、アンチブロッキング性を付与し、或いは塗膜の強度を向上させるなどの機能を有している(特許文献1〜3参照)。
また、上記特許文献1〜3に開示されている無機微細粉末は、滑り特性(スリップ特性)に乏しく、フィルムなどの樹脂成形品或いは塗膜などに配合されている場合には、成形品もしくは塗膜同士の接触による傷つきや摩耗を生じるという問題があった。
一方、特許文献4には、滑り特性を改善し、さらには樹脂等に対する分散性が向上された無機微細粉末として、球状の一次粒子形状を有する非晶質シリカ或いは非晶質シリカ−アルミナ粒子の表面をマグネシウム粒子で被覆したマグネシウム化合物被覆粒子が提案されている。
さらに、近年では、上述した無機微細粒子をフィルム等に配合することにより、ガスバリア性を高めることも行われており、例えば特許文献5では、コロイダルシリカをガスバリア層に配合したガスバリア性積層体が提案されている。
特開昭63−60103号公報 特開昭63−256512号公報 特開昭58−213031号公報 特許第3076447号 特開2001−199016号公報
しかしながら従来公知の無機微細粉末は、その種類によって特性が異なり、用途に応じて使い分けしなければならないという問題があった。例えば、特許文献1〜3に記載されている無機微細粉末は、アンチブロッキング性能等に優れているが、滑り特性の点で問題があるため、フィルムや塗膜の傷つきが欠点となる用途での使用が制限されるし、特許文献4の無機微細粉末は、ガスバリア性向上効果に乏しく、特に包装材料の分野での使用が制限され、さらに特許文献5の無機微細粉末は、ガスバリア性向上効果を示すというものの、アンチブロッキング特性、滑り特性等の点で問題があり、特に該粉末を表面に分布するような用途での使用が制限される。
さらに、塗料やインキ、或いは化粧料などでは、その流動性を改質する機能も要求されている。即ち、塗布するときには高い流動性を示し、膜形成時には垂れなどを生じさせないよう流動性改質性を付与する無機微細粉末が求められているが、前述した特許文献1〜5に開示されている無機微細粉末の何れも、このような流動性改質機能の点で不満である。
従って本発明の目的は、ガスバリア付与性、アンチブロッキング性、滑り性、流動性改質性など、幅広い特性を示し、特に塗料やインキに好適に適用される表面被覆粒子を提供することにある。
本発明者等は、種々のシリカの中でも、バーミキュライトを酸処理することにより得られた非晶質シリカの表面に、Ca水酸化物で被覆した表面被覆粒子が上述した種々の特性に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、バーミキュライトの酸処理によって得られた非晶質シリカからなる核粒子と、Ca水酸化物の被覆層とからなることを特徴とする表面被覆粒子が提供される。
本発明の表面被覆粒子においては、
(1)前記の元素成分の一部が、前記核粒子表面のシラノール基に反応結合して形成された被覆層からなること、
(2)前記非晶質シリカが、レーザ回折法で測定して中位径(D50)が1乃至30μm、面方向最大径/厚みで表されるアスペクト比が2乃至20の板状粒子形状を有し、85%以上の白色度、BET比表面積が200乃至600m/g、シリカ(SiO換算)含量が82重量%以上、OH基量が5mmol/g以上であり、且つ110℃乾燥物における灼熱減量(1050℃)が4.0乃至8.0重量%の範囲にあること、
(3)200m/g未満のBET比表面積を有しており、25℃、75%RHにおける吸湿率が20%以下であり、レーザ回折法で測定して中位径(D 50 )が1乃至30μmの範囲にあること、
(4)前記Ca水酸化物が、酸化物換算で、前記核粒子100重量部当り1乃至50重量部の量で使用されていること、
が好ましい。
本発明では、バーミキュライトの酸処理によって得られた非晶質シリカを核粒子とし、その表面に、Ca水酸化物の被覆層を形成させることが重要である。即ち、本発明の表面被覆粒子は、核粒子を構成する非晶質シリカに由来する特性、例えばプラスチックに対しては配向分散性、ガスバリア性、アンチブロッキング作用を有し、塗料やインキ、化粧料などに配合したときには流動性改質機能、塗膜強度向上機能を有する。さらにかかる核粒子が被覆層によって埋め込まれたことにより、該粒子表面のシラノール基が被覆層のCaの少なくとも一部と反応しているため、ボイドの発生が抑制されてガスバリア性も高められ、さらには、滑り性が付与され、フィルムや塗膜表面同士の接触による傷つきや摩耗も有効に抑制される。従って、この表面被覆粒子は、種々の特性に優れ、幅広い用途に適用することができ、用途に応じて、異なる粒子を配合しなければならないという不都合を改善することが可能となる。
また、本発明において、核粒子の非晶質シリカは、酸処理によって多孔質になっており、且つ29Si−NMR測定で、Q構造を示す化学シフトのピーク面積とQ構造を示す化学シフトのピーク面積との比Q/Qが0.25以上に高められている。即ち、Q構造は、Siの結合手の一つにOH基が結合し、残りの3つの結合手にOを介してSi原子が結合した構造を示し、Q構造は、Siの4つの結合手全てにOを介してSi原子が結合した構造を示し、Q/Q比が上記範囲にあることは、粒子に比較的多くのシラノール基が存在していることを意味する。従って、このような酸処理することにより得られた非晶質シリカは、5mmol/g以上のOH基量を有している。
また、上記被覆成分の少なくとも一部が核粒子表面のシラノール基と反応結合していることが好ましく、単なる被覆成分を核粒子と混合したに過ぎないものでは、シラノール基と反応せず、目的とするガスバリア性の向上効果や滑り性向上効果は得られない。被覆成分が核粒子表面のシラノール基に反応しているか否かは、例えばBET比表面積から確認することができる。即ち、核粒子である非晶質シリカの比表面積は、200乃至600m/gであるが、反応結合している本発明の表面被覆粒子のBET比表面積は、200m/g未満、特に150m/g未満である。また、結合金属元素成分の定量法により反応の有無を確認することもできる。例えば、被覆化合物として水酸化マグネシウムを用いた場合には、NHClで抽出後もなお残存するマグネシウム成分の量から、反応結合(Si−O−Mg)の存在を確認することができる(実施例参照)。
このように、本発明の表面被覆粒子は、核粒子としてバーミキュライトを酸処理することにより得られた非晶質シリカを使用し、且つその粒子表面に反応結合した被覆層が形成されているため、プラスチックやエラストマー、塗料、インキ、化粧料などに配合し、ガスバリア付与性、アンチブロッキング性、滑り性、流動性改質性など、用途に応じて種々の特性を向上させることができる。
[バーミキュライト]
本発明において核粒子として用いる非晶質シリカの原料として使用されるバーミキュライト(vermiculite)は、バーミキュライト群粘土鉱物あるいは雲母群粘土鉱物に分類される加水雲母を主成分とする鉱物であり、蛭石とも呼ばれている。この鉱物を一定温度以上に急熱すると、面指数(001)の面に垂直な方向(C軸方向)に著しく延び、蛭に似た形態になるのが名前の由来となっている。このバーミキュライトには、基本的に下記式(1)で表わされる化学構造を有する3八面体型のものと、下記式(2)で表わされる化学構造を有する2八面体型のものとがあり、何れも使用することができる。
{E0.6〜0.8・4〜5HO}(Mg,Fe3+,Fe2+,Al)
・[Si,Al]10(OH) …(1)
{E0.6〜0.8・nHO}(Al,Fe,Mg)
・[Si,Al]10(OH) …(2)
尚、上記式中、Eは層間イオンであり、主としてKやMgからなる。
また、バーミキュライトの化学的組成は、産地等によっても相違するが、代表的な組成は以下の通りである。
SiO 35〜45重量%
Al 10〜20重量%
MgO 7〜30重量%
Fe 5〜22重量%
CaO 0〜3重量%
NaO 0〜1重量%
O 0〜10重量%
Fe以外の重金属含量(Pb,Cr,Cd等) 0.2重量%以下
灼熱減量(1050℃)3〜25重量%
[非晶質シリカからなる核粒子の製造]
核粒子として用いる非晶質シリカ粒子は、上記のようなバーミキュライトを酸処理することにより得られる。このような酸処理を行うことにより、結晶構造が破壊され、且つ有色成分が除去される。
酸処理に使用される酸としては、硫酸、塩酸、硝酸等の鉱酸が使用され、その使用量は、バーミキュライト中のFeを含む塩基性成分に対して過剰量である。また、酸濃度は、一般に、15乃至40重量%、特に20乃至35重量%とするのがよく、酸処理温度は、10乃至110℃の範囲とするのがよい。特に処理温度の高いほうが酸濃度を低くしても処理が短時間で行える。酸処理時間は、酸濃度や酸の使用量、温度等によっても異なり、一概に規定することはできないが、シリカ(SiO換算)含量が82重量%以上、特に85重量%以上、白色度が85%以上、特に88%以上に高められる程度の時間、酸処理を行うのがよく、通常、6乃至48時間程度である。また、酸処理に先立って、200乃至500℃の温度で加熱処理を行うこともできる。この加熱処理は、膨積処理と呼ばれるものであり、バーミキュライトの層状構造をバラバラにするために行われ、特にアスペクト比の高い非晶質シリカを得るために有効である。
このようにバーミキュライトを、必要により加熱処理した後、酸処理し、水洗、乾燥し、粉砕、分級することにより、本発明で用いる非晶質シリカからなる核粒子を得ることができる。
[非晶質シリカからなる核粒子]
上記の方法で得られた非晶質シリカは、葉片状または鱗片状と呼ばれる形状を有している。図1は、この非晶質シリカ(実施例1で用いた核粒子)の電子顕微鏡写真を示している。図2は、このシリカが非晶質であることを示すX線回折図である。また、上記の非晶質シリカは、原料バーミキュライトに由来して板状粒子形状を有するが、レーザ回折法で測定して中位径(D50)が1乃至30μm、特に1乃至20μmの範囲にあり、且つ面方向最大径/厚みで表されるアスペクト比が2乃至20の範囲にあることが好適である。
また、上記のような酸処理により得られた非晶質シリカは、29Si−NMR測定で、Q構造を示す化学シフトのピーク面積とQ構造を示す化学シフトのピーク面積との比Q/Qが0.25以上に高められており、85%以上の白色度を有し、BET比表面積が200乃至600m/g、シリカ(SiO換算)含量が82重量%以上、OH基量が5mmol/g以上であり、且つ110℃乾燥物における灼熱減量(1050℃)が4.0乃至8.0重量%の範囲にある。
(表面被覆粒子の製造)
本発明においては、上記の非晶質シリカを核粒子として使用し、その表面のシラノール基に、Ca水酸化物を反応させ結合層を形成する。即ち、これらの元素が酸素を介してケイ素原子に結合(Si−O−M、M:被覆元素)する。続いて結合層の上に被覆元素が物理的に付着することによって付着層を形成し、結合層と付着層から成る被覆層を形成するのである。
上記被覆成分とシラノール基との反応は、前述した非晶質シリカの核粒子と被覆成分とを水性媒体下で、70乃至98℃の温度で攪拌しながら加熱反応により行うことができる。即ち、単に水性媒体下で混合、或いは乾式で混合しただけでは、核粒子表面に被覆成分が物理的に付着した層が形成されるのみであり、後述する特性の向上は望めない。
また、核粒子である非晶質シリカを製造する際、酸処理、水洗後、乾燥しないでケーキをそのままスラリーにして、被覆成分を添加混合して、上記反応を行って被覆層を形成することも可能である。なお、前記非晶質シリカのケーキを、予めポットミル等により湿式粉砕を行った後、被覆成分を添加して被覆を行ってもよい。これは、核粒子である非晶質シリカが湿式粉砕で微細となり、被覆がより均一に行われるためである。
反応後、必要により、水洗、乾燥し、粉砕、分級することにより、目的とする本発明の表面被覆粒子を得ることができる。また、吸湿を抑えるために、分級の前または後に200乃至800℃で焼成を行っても良い。
反応に際しての被覆成分の使用量は、核粒子表面に形成される被覆層が、酸化物換算で、核粒子100重量部当り、0.1乃至50重量部、好ましくは0.5乃至40重量部、更に好ましくは1乃至30重量部となるような量とするのがよい。即ち、被覆量が上記範囲よりも少ないと、目的とする特性向上が達成されず、また、あまり多量に使用すると、核粒子である非晶質シリカ粒子の優れた特性が損なわれてしまうおそれがある。
上記のようにして得られた表面被覆粒子は、ガスバリア性の向上、滑り性の向上などがもたらされ、さらには重合体に配合したときの透明性も高められる。即ち、被覆層が核粒子表面に反応結合していない場合には、重合体に配合したとき核粒子との間にボイドが形成されガスが透過しやすくなるため、ガスバリア性のさらなる向上は生じないし、粒子表面が平滑とならないため、滑り性の向上も生ぜず、例えばフィルムや塗膜の表面同士の接触により傷つきや摩耗を十分に抑制することができない。また、ボイドの形成により、フィルムなどを成形したときの透明性も低下してしまう。
本発明の表面被覆粒子は、Ca水酸化物により被覆されていることから、そのBET比表面積は低く、200m/g未満、特に150m/g未満の範囲にある。既に述べたように、核粒子である非晶質シリカの場合には、そのBET比表面積は200乃至600m/gである。
また、被覆層が反応結合しているため、25℃、75%RHにおける吸湿率が20%以下と低いことも、本発明の表面被覆粒子の特徴であり、吸湿率が低いため、重合体等に配合したとき、成形加工時の発泡を生じないという利点も有している。被覆層が反応結合していない粒子では、遊離OH基が存在するため、吸湿率が高く、また加熱によって水分として揮散するため、成形加工時に発泡を生じ易い。
本発明の表面被覆粒子は、レーザ回折法で測定して中位径(D50)が1乃至30μm、特に1乃至20μmの範囲にあることが、各用途に用いる上で好適である。更に、面方向最大径/厚みで表されるアスペクト比が2乃至20の範囲にあることが好ましい。
被覆元素であるCaは、塗膜の防錆性を高める上で有用である。特にCaは、酸化物換算で、核粒子100重量部当り、10乃至20重量部の量で使用されたときに、最も塗膜の防錆性を高めることができる。
上述した表面被覆粒子は、それ単独で、重合体や各種塗料に配合することができるが、他の無機或いは有機の助剤で処理して、使用に供することもできる。このような助剤は、非晶質シリカ当り0.5乃至30重量%、特に1乃至25重量%の量で用いるのが良い。
無機の助剤としては、エアロジル、疎水処理エアロジル等の微粒子シリカ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、A型、P型、ZSM−5等の合成ゼオライト及びその酸処理物もしくはその金属イオン交換物、ハイドロタルサイトなどがあり、これらは、その用途に応じて、適宜混合して、まぶして或いは被覆して使用することができる。また、塗料配合剤として使用するときには、リン酸を助剤として被覆して使用できる。
また、有機の助剤としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の脂肪酸、脂肪酸のカルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、バリウム塩等の金属石鹸、シランカップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、チタン系カップリング剤、ジルコニウム系カップリング剤、シリコーンオイル、各種ワックス類、未変性乃至変性の各種樹脂(例えばロジン、石油樹脂等)等があり、その用途に応じて、このような助剤を被覆して使用に供することができる。
[用途]
上述した本発明の表面被覆粒子は、各種重合体に配合した場合に層状に配向し良好な分散性を示し且つ核粒子のボイドが有効に低減されているため、アンチブロッキング性、透明性、滑り性、ガスバリア性などに優れており、また、難燃性助剤として、燃焼時の煙の発生やドリップを抑制するなどの優れた特性を示し、例えばフィルム、容器などの重合体成形品とすることができる。
このような重合体としては、特に制限されないが、包装材の分野で使用されている熱可塑性プラスチックが特に好適であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソプレン、脂環式構造を有するポリオレフィンなどのオレフィン重合体;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのエステル重合体;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12などのアミド系重合体;ポリヒドロキシブチレート、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートテレフタレート、ポリグリコール酸、ポリアリキレンカーボネートなどの生分解性重合体;ポリメチルメタクリレートなどのアクリル重合体;エチレン酢酸ビニル共重合体;ポリビニルアルコール;エチレンビニルアルコール共重合体重合体;ポリスチレン;ポリスルホン、セロファン;ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリカーボネート;ポリアクリロニトリル;塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、軟質塩化ビニルなどを例示することができる。
このような重合体に対する配合量は、優れた各特性が付与される限り、特に制限されないが、一般的には、重合体100重量部当り0.01乃至100重量部、特に0.05乃至80重量部の量で配合されていることが好ましい。
また、上記の重合体組成物は、フィルムや容器等の成形体で使用することも勿論可能である。成形体は、一軸延伸や二軸延伸等の延伸処理されたものであってもよい。
特に本発明の表面被覆粒子は、フィルムや容器などへの成形に際して加わる剪断方向(例えば押出方向、射出方向、或いは延伸方向)に沿って配向し、優れたガスバリア性を示すが、特にフィルムとして用いた場合には、その層状の配向方向に沿って引き裂き性が高められるため、特に袋状容器などを構成する包装フィルムとして極めて好適に使用される。
また、本発明の表面被覆粒子は、配向分散性に優れているため、熱硬化性プラスチック成形品やエラストマー成形品に適用して、その強度を高めることもできる。このような熱硬化性プラスチックとしては、フェノール−ホルムアルデヒド重合体、フラン−ホルムアルデヒド重合体、キシレン−ホルムアルデヒド重合体、ケトン−ホルムアルデヒド重合体、尿素−ホルムアルデヒド重合体、メラミン−ホルムアルデヒド重合体、アルキド重合体、不飽和ポリエステル重合体、エポキシ重合体、ビスマレイミド重合体、トリアリルシアヌレート重合体、熱硬化性アクリル重合体、シリコーン重合体、油性重合体などを例示することができる。また、エラストマーのうちゴムとしては、ニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ポリブタジエン(BR)、ポリイソプレン(IIB)、ブチルゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ポリウレタン、シリコーンゴム、フッ素ゴム、また、熱可塑性エラストマーとしては、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(TPU)、熱可塑性スチレンブタジエン(及び/又イソプレン)系エラストマー(TSBC)、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(TPO)、熱可塑性ポリエステル系エラストマー(TPEE)、熱可塑性塩化ビニル系エラストマー(TPVC)、熱可塑性ポリアミド系エラストマー(TPAE)等を例示することができる。これらに対する表面被覆粒子の配合量は、その用途に応じて、目的とする特性が得られるように適宜設定すればよい。
また、本発明の表面被覆粒子は、その配向分散性や流動性改質性などの点から、特に塗料やインキの配合剤として好適に使用され、優れた塗膜強度を与え、また塗布性を高め、さらには塗膜の垂れ防止などの特性を向上させることができる。先にも述べたように、Ca被覆したものは、塗膜の防錆性を高めることはでき、塗料用配合剤として有用であり、この場合、リン酸を助剤として被覆して防錆性を補強することもできる。
塗料やインキとしては、前述した各種の熱硬化性プラスチックを重合体成分として含有する熱硬化性塗料乃至インキや、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸共重合体、アクリル樹脂、飽和ポリエステル樹脂などの熱可塑性プラスチックを含有するものを例示することができる。
また、上記塗料やインキは、その用い方によって溶剤型、水性型(水溶性乃至エマルジョン型)、紫外線硬化型、或いは粉体型などのものがあり、その何れでもよいが、特に水性型などに使用されたときに顕著な効果がある。即ち、水性型のものは、重合体成分を水に分散させるために、イオン性界面活性剤などの各種の塩類を分散安定剤として使用するが、本発明の表面被覆粒子は、このような水性型の塗料やインキに配合された場合にも、優れた流動性改質効果を発揮することができるからである。同様に、乳液などの形で使用される化粧料についても、優れた効果を発揮することができる。このような用途に使用される場合においても、本発明の表面被覆粒子は、目的とする塗膜強度や流動性改質効果などが発揮されるように、その用途に応じて適宜の量で使用される。
以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
尚、以下の実施例において、実施例1〜5、10及びこれら実施例の表面被覆粒子の評価を行った実施例11,12は、本発明の範囲外の参考例である。
また、実施例における測定方法は以下の通りである。
(1)結合金属元素成分の定量法
金属成分をY[mmol/g]含有する試料について、予め110℃で3時間乾燥してから約0.5g採取して精秤(W[g])し、共栓付き三角フラスコに入れる。つぎに1mol/Lの塩化アンモニウム水溶液を50mL加え、25℃に設定した振とう器付き恒温槽に入れ、24時間おだやかに振とうする。その後、フラスコの内容物を固-液分離し、得られた液の金属成分をキレート滴定で定量(V[mmol])する。結合金属元素成分量は下記式であらわされる。
結合金属元素成分量[wt%]=100×{1−V/(W・Y)}
(2)BET比表面積
カルロエルバ社製Sorptomatic Series 1900を使用し、窒素吸着等温線を測定した。比圧0.2以下の吸着枝側窒素吸着等温線からBET法で求めた。
(3)吸湿率
試料約1gを予め重量を測定した40×40cmの秤量瓶に入れ、110℃の電気恒温乾燥機で3時間乾燥後、デシケーター中で放冷した。次いで試料の重さを精秤し、関係湿度75%に調製したデシケーター中に入れ重量増加を測定し、吸着量が平衡になるまで吸着させた。平衡になった時点での重量増加量を測定し、110℃乾燥物を基準とする重量増加率(%)を吸湿率とした。
(4)白色度測定
JIS L−1015 7.17C法に準じて、日本電色(株)製測色色差計ZE−2000型を用いて測定した。
(5)シリカ含量および灼熱減量(1050℃)
JIS M 8853に準拠して測定した。なお、測定試料は110℃乾燥物を基準とする。
(6)OH基量
灼熱減量が脱水によってのみ生じたと仮定し、算出した。
(7)XRD測定
日本フィリップス(株)製のX線回折装置PW1830を用いて、Cu−Kαで測定した。
ターゲット Cu
フィルター Ni
検出器 プロポーショナルカウンター
電圧 40KVP
電流 30mA
走査速度 1°/min
スリット DS:1° RS:0.2mm SS:1°
照角 6°
なお、X線回折図の横軸は、図2は逆格子の長さd−1で、図3は2θ(deg)でそれぞれ示した。
(8)SEM観察
走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で観察した。
(9)中位径(D50
Malvern社製Mastersizer2000を使用して、レーザ回折散乱法で測定した。
(10)アスペクト比
日立(株)製走査電子顕微鏡S−570を用いて、制限視野像中の粒子について、面方向の最大径と、厚みをそれぞれ測り、面方向最大径/厚みを算術計算し、平均値をアスペクト比とした。
(比較例1)
南アフリカ産バーミキュライト原石1.0kgに水5.2kgと98%硫酸2.3kgを加え、95℃で20時間加熱した。次いで、ろ過、水洗、150℃で乾燥し、粉砕後分級して非晶質シリカを得た。得られた非晶質シリカの白色度は92.2%、シリカ(SiO換算)含量は94.5重量%であった。また、比表面積は350m/g、OH基量は6mmol/g、強熱減量は5.4%、吸湿率は23%、中位径は6.0μm、アスペクト比は17であった。この非晶質シリカの電子顕微鏡写真を図1に、X線回折図を図2に、それぞれ示す。
(実施例1)
比較例1で得た非晶質シリカのケーキ1.6kg(固形分31%)を3.4Lの水に分散し、水酸化マグネシウムの25%水懸濁液50gを注下して30分間撹拌後、90℃に昇温して8時間加熱反応した。次に、ろ過、乾燥、粉砕、分級して表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。なお、結合金属元素成分量は57wt%であった。
(実施例2)
水酸化マグネシウムの25%水懸濁液を100gに変更した以外は、実施例1と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例3)
水酸化マグネシウムの25%水懸濁液を200gに変更した以外は、実施例1と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例4)
水酸化マグネシウムの25%水懸濁液を400gに変更した以外は、実施例1と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例5)
水酸化マグネシウムの25%水懸濁液を600gに変更した以外は、実施例1と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例6)
比較例1で得た非晶質シリカのケーキ1.6kg(固形分31%)を3.4Lの水に分散し、水酸化カルシウムの25%水懸濁液50gを注下して30分間撹拌後、90℃に昇温して2時間加熱反応した。次に、ろ過、乾燥、粉砕、分級して本発明による表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例7)
水酸化カルシウムの25%水懸濁液を100gに変更した以外は、実施例6と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。また、図3にX線回折図を示すが、消石灰のピークは確認されなかった。
(実施例8)
水酸化カルシウムの25%水懸濁液を200gに変更した以外は、実施例6と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
(実施例9)
水酸化カルシウムの25%水懸濁液を300gに変更した以外は、実施例6と同様にして行い表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。また、X線回折図を図3に示す。また、図3にX線回折図を示すが、消石灰のピークは確認されなかった。
(実施例10)
比較例1で得た非晶質シリカのケーキ204g(固形分29.4%)及び酸化亜鉛6gに全体が1Lになるように水を加え十分に撹拌した。次に内容積1.5Lのオートクレーブに全量を入れ、120℃で1時間処理を行った。終了後、ろ過、乾燥、粉砕、分級して表面被覆粒子を得た。物性測定を行い、結果を表1に示す。
Figure 0005192124
(11)PEフィルムの作成
下記配合組成物を、120℃に加熱した4インチロールで5分間混練した後に、約60μmのポリエチレンフィルムを作成した。
(配合)
LLDPE(MFR=3.8g/10min) 88.8wt%
滑剤(ステアリン酸アミド) 0.8wt%
酸化防止剤 0.4wt%
添加剤 10.0wt%
得られたフィルムについて、下記の試験を行った。
(12)気体透過度測定
気体透過度は、得られたフィルムについてJIS−K−7126 A法に準拠し、酸素を試験気体として測定した。
(13)気体透過係数
気体透過度にフィルムの平均厚さの値を掛けて求めた。値が低いほど、ガスバリア性に優れている。
(14)ボイドの観察
フィルムを目視で観察し、ボイドの有無を以下のように評価した。
◎:ボイドがほとんど見られない。
○:ボイドが僅かに見られる。
△:ボイドが多く見られる。
×:ボイドがかなり多く見られる。
(比較例2)
上記配合において、添加剤を配合せず、LLDPEを98.8wt%に変更してフィルムを作成した。測定を行い、結果を表2に示す。
(実施例11)
添加剤に実施例4で調製した表面被覆粒子を用いて、フィルムを作成した。測定を行い、結果を表2に示す。
(比較例3)
添加剤に比較例1で調製した非晶質シリカを用いて、フィルムを作成した。測定を行い、結果を表2に示す。
Figure 0005192124
(15)ゴムシートの作成
ゴムシートの作成は、JIS−K−6299に準拠して次のように行った。下記配合組成物を4インチロールで既定の条件で混練し、加硫プレスは160℃で30分間行い、プレス後シートを水冷し、厚さ2mmのゴムシートを得た。
(配合)
原料ゴム(SBR1500) 100部
酸化亜鉛 3.0部
硫黄 1.75部
ステアリン酸 1.0部
加硫促進剤 1.0部
添加剤 50.0部
(16)気体透過度測定
気体透過度は、得られたシートについてJIS−K−7126 A法に準拠し、二酸化炭素を試験気体として測定した。
(17)気体透過係数
気体透過度にシートの平均厚さの値を掛けて求めた。値が低いほど、ガスバリア性に優れている。
(実施例12)
添加剤に実施例3で調製した表面被覆粒子を用い、ゴムに添加した。得られたゴムシートについて気体透過度の測定を行った。結果を表3に示す。
(比較例4)
添加剤に市販のタルクを用い、ゴムに添加した。得られたゴムシートについて気体透過度の測定を行った。結果を表3に示す。
(比較例5)
添加剤に市販の非晶質シリカ(東ソー・シリカ製ニップシルVN−3)を用い、ゴムに添加した。得られたゴムシートについて気体透過度の測定を行った。結果を表3に示す。
Figure 0005192124
(18)塗料試験1(試験片作成)
下記配合組成物を混合して、固形分中のシリカ濃度が25重量%の溶剤系塗料を作成した。
常乾型長油性アルキッド樹脂*1 100g
表面被覆粒子 23.4g
溶剤(ミネラルスピリット) 16g
ドライヤー*2 1g
*1:大日本インキ化学工業製ベッコゾールP−740−70(NV70%)
*2:大日本インキ化学工業製DICNATE−1000
得られた塗料を、冷間圧延鋼板(0.8×70×150mm)にバーコーター(Rod No.40)で1回塗りし、風乾して塗膜厚約30μmの試験片を得た。
なお、膜厚は、JIS−K−5600−1−7膜厚に準拠して、電磁厚み計(ケット科学研究所製)で測定した。得られた試験片について、下記の試験を行った。
(19)塗料試験2(引っかき硬度)
JIS−K−5600−5−4引っかき硬度(鉛筆法)に準拠して、手かき法で塗膜硬度を測定した。
(20)塗料試験3(付着性)
JIS−K−5600−5−6付着性(クロスカット法)に準拠して、カット間隔1mmにおけるクロスカット部分の表面状態を観察し、以下のように評価した。
○:剥離なし
△:若干剥離あり
×:著しい剥離あり
(21)塗料試験4(耐水性)
JIS−K−5600−6−2耐液体性(水浸漬法)に準拠して、7日間水に浸漬した後の塗膜表面の膨れを観察し、以下のように評価した。なお、試験片の裏面及び端部を保護テープでシールしてから試験を行った。
○:ほとんど膨れ無し
△:わずかに膨れ有り
×:かなりの膨れ有り
(22)塗料試験5(長期耐久性)
5×5cmのスクラッチを付けた試験片について、JIS−K−5600−7−1耐中性塩水噴霧性、及びJIS−Z−2371塩水噴霧試験方法に準拠して、100時間塩水噴霧試験機ST−ISO−3型(スガ試験機製)で塩水に暴露した後に腐食の状態を観察し、以下のように評価した。なお、試験片の裏面及び端部を保護テープでシールしてから試験を行った。
○:スクラッチ部に錆は発生するが、浸食はほとんど見られない。
△:スクラッチ部からの浸食がわずかに見られる。
×:スクラッチ部からの浸食がかなり見られる。
(比較例8)
比較例1で得た非晶質シリカを添加し、溶剤系塗料を作成した。塗料試験を行い、結果を表4に示す。
(実施例13)
実施例7で得た表面被覆粒子を添加し、溶剤系塗料を作成した。塗料試験を行い、結果を表4に示す。
(実施例14)
実施例9で得た表面被覆粒子を添加し、溶剤系塗料を作成した。塗料試験を行い、結果を表4に示す。
(実施例15)
比較例1で得た非晶質シリカのケーキ1.6kg(固形分31%)を3.4Lの水に分散し、水酸化カルシウムの25%水懸濁液200gを注下して30分間撹拌後、90℃に昇温して2時間加熱反応した。次に、5%リン酸水溶液390mLを注下して1時間加熱反応した。反応後、ろ過、乾燥、粉砕、分級して表面被覆粒子を得た。得られた表面被覆粒子の中位径は7.4μm、BET比表面積は69m/g、吸湿率は12%であった。該表面被覆粒子を添加し、溶剤系塗料を作成した。塗料試験を行い、結果を表4に示す。
(比較例9)
市販の非晶質シリカ(水澤化学製ミズカシルP−73;中位径3.7μm、BET比表面積330m/g)を添加し、溶剤系塗料を作成した。塗料試験を行い、結果を表4に示す。
Figure 0005192124
本発明の表面被覆粒子における核粒子の非晶質シリカ粒子の電子顕微鏡写真である。 本発明の表面被覆粒子における核粒子の非晶質シリカ粒子のX線回折図である。 本発明の表面被覆粒子(実施例7及び9)のX線回折図である。

Claims (6)

  1. バーミキュライトの酸処理によって得られた非晶質シリカからなる核粒子と、Ca水酸化物の被覆層とからなることを特徴とする表面被覆粒子。
  2. カルシウムの少なくとも一部が、前記核粒子表面のシラノール基に反応結合して前記被覆層を形成している請求項1に記載の表面被覆粒子。
  3. 前記非晶質シリカが、レーザ回折法で測定して中位径(D50)が130μm、面方向最大径/厚みで表されるアスペクト比が220の板状粒子形状を有し、85%以上の白色度、BET比表面積が200600m/g、シリカ(SiO換算)含量が82重量%以上、OH基量が5mmol/g以上であり、且つ110℃乾燥物における灼熱減量(1050℃)が4.08.0重量%の範囲にある請求項1または2に記載の表面被覆粒子。
  4. 200m/g未満のBET比表面積を有しており、25℃、75%RHにおける吸湿率が20%以下であり、レーザ回折法で測定して中位径(D50)が130μmの範囲にある請求項13の何れかに記載の表面被覆粒子。
  5. 前記Ca水酸化物が、酸化物換算で、前記核粒子100重量部当り0.150重量部の量で使用されている請求項14の何れかに記載の表面被覆粒子。
  6. 請求項15の何れかに記載の表面被覆粒子を含有する塗料またはインキ。
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