JP5191999B2 - 光学構造ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、少なくともひとつの光学部材、特にレンズホルダと、ひとつのステータとからなる光学構造ユニットに関する。
写真術つまりフィルム撮影において、撮像品質はとりわけ2つの要因により左右される。そのひとつは、撮像要素(例えばフィルム、ディジタルセンサなど)の撮像面に対する焦点面の、光軸に沿っての正確な位置決めである。他方は、焦点面が撮像面に対してできるかぎり平坦平行となるべきことである。撮像領域が小さい程、所要精度も高くなる。最新型のディジタルセンサでは、許容偏差は数ミクロン台である。
とりわけ極めて小型の光学装置やカメラ装置、特に携帯電話機用カメラでは、光学構造ユニットの調節機能を実現する際に重大な問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、できるかぎり小型に構成できると共に、撮像要素に関して可動部材の高精度の位置決めを達成できる光学構造ユニットを提供することである。
この問題を解決するために、少なくともひとつの光学部材、特に少なくともひとつのレンズホルダ、と、ひとつのステータと、少なくとも3つの転動体とを備える光学構造ユニットにおいて、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、は、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、およびステータ(2)に形成された転動体案内軌道(A,B,C,D)を有する転がり軸受リニアガイドを介して前記ステータ(2)において実装されており、前記リニアガイド区域ではモータ式調節要素(7,7a,7b)が前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、に作用しており、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、が受像手段(4)の撮像面上に垂直に立つ軸に沿って前記ステータ(2)に対して移動可能であり、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、に側面アタッチメント(5)が設けられており、さらに該アタッチメント(5)の側面には対向する2つの案内軌道(A,B)が形成されており、該アタッチメント(5)は前記ステータ(2)に設けられて2つの対向する案内軌道(C,D)を有する受容スペース(12)にはまり込んでおり、前記アタッチメント(5)および前記受容スペース(12)の対向する案内軌道(A,B,C,D)が互いに補完して少なくとも3つの転動体を備える2つの案内溝(13)を構成し、前記転動体(3)は予圧下で保持されており、前記光学部材、特にレンズホルダ(1)、が、少なくとも3つの転動体により案内され、且つ、前記ステータ(2)に弾性的に形成された部材(14)に案内軌道(C,D)が設けられており、前記弾性部材(14)がステータ底部から僅かな隙間(8a)により分離される。
本発明は、光学機器の光路におけるレンズまたは対物レンズまたは光学部材の案内および位置決めを改良すると共に、極めて僅少なスペースにも組み込むことができる極めて小型の光学装置、例えば携帯電話機用カメラの光学装置を実現する。本発明は、精度に対する高度な要求を充足することができる。本発明の長所として挙げられるのは、簡便な製造法、各部材を極めて小型に構成する技法、並びに高精度で遊びのない所定位置決めである。
本発明にしたがって、特にレンズホルダ形式の光学部材の転動体軸受がステータに設けられており、該レンズホルダは光学レンズを有し得るが、絞り、シャッタなどの他の光学部材も適切なホルダに配置できる、あるいはそれらを具備できる、あるいはそれらをレンズホルダ自体に配置できる。リニアガイド区域つまり機械的ガイド自体に直接的に作用するモータ式調節要素により、作動軸に沿った正確な位置決めが可能である。転動体軸受により、作動中に相互の一定の相対位置を占める可動部材の遊びのない正確な支持が可能となり、動作は一定の作動軸に沿っているため、中央の光学的周辺条件つまり撮像面に対する焦点面の平坦平行性を常に充足することが保証される。
本発明の別の実施形態において、光学部材、特にレンズホルダに側面アタッチメントを設けることができるが、該アタッチメントの側面には対向する2つの案内軌道が形成されており、該アタッチメントはステータに設けられて2つの対向する案内軌道を有する受容スペースにはまり込んでおり、前記アタッチメントおよび受容スペースの対向する案内軌道が互いに補完して、2つの案内溝を構成する。したがって前記軸受は2つの案内溝による両面軸受であり、それは例えばリング形状または中空円筒形状の部材であるレンズホルダに側面アタッチメントを設けることにより、簡便に実現される。すなわち、前記アタッチメントの外面に互いに正確に対置される2つの部材つまりレンズホルダ/案内軌道を設けると共に、好ましくは中空円筒形状のステータに例えば開口形態の受容スペースを設けるが、該受容スペースに2つのステータ案内軌道を設けることにより、アタッチメントの取付け時に転動体が回転する2つの案内溝が形成される。これらの案内軌道つまり案内溝の形状は、当然ながら転動体の形状に適合している。転動体としては、球、ローラ、針などが使用できる。
転動体自体に予圧を持たせることができるため、全体として完全に遊びのない軸受が実現される。それはステータの案内軌道を弾性的に形成できることにより達成されるが、構造的にはステータに弾性的に形成された部材に案内軌道を設けることにより簡便に実現できる。すなわち、これらの弾性部材に受容スペースが設けられるが、それは該仕様では好ましくは開口部として形成されているため、好ましくは弾性を実現するためにステータ底部から僅かな隙間により分離されている各部材の一定の弾性が達成できる。
さらに、光学部材、特にレンズホルダが少なくとも3つの転動体、つまりひとつの案内溝内の2つの転動体と別の案内溝内のひとつの転動体により案内されることが提供できる。これにより、軸方向から見て十分なリニア軸受が得られるため、特にリニア軸受における所与の予圧に関係した正確な相対運動が可能となる。但し、例えば4つの転動体つまり案内溝あたりそれぞれ2個の転動体を、使用することもできる。
光学部材、特にレンズホルダのステータに対する動作のために、好ましい実施形態においてはモータ式調節要素のピニオンとかみ合うかみ合い部材を光学部材、特にレンズホルダに設けられた側面アタッチメントに取り付けることができる。好ましくは案内軌道を有するアタッチメントが前記かみ合い部材を具備するが、そのために別のアタッチメントを設けることも可能である。ステータに位置固定的に配置されたモータ式調節要素つまり小型モータに、かみ合い部材とかみ合う適切なピニオンが設けられる。例えば携帯電話機に組み込まれて当該カメラ装置の一部をなす適切な制御装置により調節要素が適切に制御されて、所望の光学装置調整が実現される。ピエゾ型モータなどの電子機械式モータを用いて、光学部材、特にレンズホルダに形成されたかみ合い部材をピエゾ電気的に作動する調節素子により操作することも可能である。
本発明の最も簡略な実施形態は、単独の光学部材、特に単独のレンズホルダおよびステータからなる、すなわち、レンズなどの光学要素がステータに配置されたディジタルセンサなどの撮像要素に対して調整できる。特に合理的な実施形態によると、2つまたはそれ以上の光学部材、特にレンズホルダとひとつの共通ステータが設けられる。本発明の変更形態では、2つまたはそれ以上の光学部材、好ましくはレンズホルダがひとつの共通ステータに係合しており、またステータに対して移動できる。これにより、種々の光学特性を備えた多様な光学装置が実現できる。
各光学部材、特に各レンズホルダは、固有のモータ式調節要素によってステータに対して個別に移動することができる。したがって、この変更形態では例えば個別のレンズホルダは固有の転がり軸受によりステータにおいて支持されており、各レンズホルダは固有のかみ合い部材および固有のモータ式調節要素により、ステータに対して個別に調整できる。変更形態では、光学部材、特にレンズホルダの少なくとも一部(または全部)が互いに連動状態にあり、また共通のモータ式調節要素により移動できるが、他のひとつまたは複数の光学部材、特にひとつまたは複数のレンズホルダは、場合によってはステータに対してそれぞれ固有のモータ式調節要素により調整できる。したがって、この実施形態では、例えば2つまたはそれ以上の連動状態つまり互いに固定された位置関係にある部材およびそれらのホルダつまりレンズホルダが、共通のモータ式調節要素により一緒に移動する。例えばレンズホルダ構成グループとして形成されたユニットは、単独のかみ合い部材並びに前記の連動状態にある構成グループを適切な転動体リニアガイドによりステータにおいて支持する単独の部材を有する。ひとつまたは複数の連動状態にないレンズホルダまたは別の光学部材は固有の転動体リニアガイドによって個別にステータにおいて支持されており、またそれぞれのアタッチメントにおける個別のかみ合い部材および固有のモータ式調節要素により移動できる。
これらの異なる基本仕様を前提として、種々の構造を有する光学構造ユニットを想定することができる。第1の変更形態によると、それらのアタッチメントが上下に重ねられており、また共通の受容スペースにはまり込んでいる2つまたはそれ以上のレンズホルダなどの光学部材が提供される。これらの部材のそれぞれ、つまり各レンズホルダは個別に移動でき、したがって個別のモータ式調節要素を備えており、該要素はそれぞれレンズホルダ固有のかみ合い部材とかみ合っている。これらのレンズホルダは上下に重ねられており、それらのアタッチメントはステータ側に設けられた共通の受容スペースにはまり込んでおり、この区域において個別部材つまり個別のレンズホルダの転動体リニアガイドが実現される。
上記に対する変更形態として、2つまたはそれ以上の光学部材つまりレンズホルダを設けることができるが、この場合には上下に配置された光学部材つまりレンズホルダのアタッチメントが互いに或る角度だけ回転し、好ましくは交互に一方の側と180度回転した他方側に移動することにより、アタッチメントの位置に応じてずれて、好ましくはステータの対向側にそれぞれのアタッチメントに対する受容スペースが形成される。したがって、複数の部材特にレンズホルダのすべてのアタッチメントが同一側ではなく、交互に一方側と他方側に設けられるのであり、この形態では2つのステータ側の受容スペースを設ける必要がある。この実施形態において例えば3つのレンズホルダを設けるならば、下方および上方のレンズホルダのアタッチメントは上下に重なり、また共通の受容スペースにはまり込むのであるが、中央レンズホルダのアタッチメントは対向側に配置されており、また対向するステータ側に設けられた受容スペースにはまり込む。したがって、中央レンズホルダは180度回転しており、全体として3つのモータ式調節要素が設けられるが、この場合にも各レンズホルダは個別に調整できる。180度の回転の代わりに、それぞれ他の角度移動、例えば120度、90度または60度の回転も可能である。
本発明の変更形態では3つまたはそれ以上の光学部材、特にレンズホルダを想定しており、下方の第1およびそれに続く第2の部材特にレンズホルダはアタッチメントを有しており、これらのアタッチメントは或る角度、好ましくは180度互いに回転して位置決めされて、ステータの対応する受容スペースに配置されるが、第3および場合によりそれに続く部材特にレンズホルダは結合アームによって下方の第1およびそれに続く第2の部材特にレンズホルダと連動状態にある。本発明のこの仕様によると、複数のレンズホルダまたはその他の光学部材の内の2つのレンズホルダのみがアタッチメントを有しており、これらのアタッチメントは好ましくは180度互いに回転して配置されている。適切な方法により、ステータには転動体リニアガイドを実現するために等しい角度だけ、つまり好ましくは180度ずれた2つの受容スペースが設けられる。レンズホルダなどの追加の光学部材は、既述のように転動体支持されてステータに配置された第1および第2の部材特にレンズホルダと、結合アームを介して連動状態にある。この場合には、結合アームを介して固定された位置関係にある部材つまりレンズホルダ・グループがひとつのモータにより一緒に移動できるが、ここでは強制的に2つの別個の調整モータが使用される。例えば4つのレンズホルダの場合には、2つのレンズホルダ・グループが形成できる。ここでも180度の回転の代わりに、120度、90度、または60度などの他の角度ずれも実施できる。
上記のように、種々の光学部材を組み込むことができる。中心となる部材はレンズを搭載するレンズホルダであり、レンズはレンズホルダにより移動できる。光学部材として撮像チップの露光を制御するシャッタおよび/または絞りを設けることができるが、それらは例えば適切な固有のホルダに配置される。これらのホルダにより、そのような部材が個別に移動できるが、そのためにレンズホルダなどのホルダは適切なかみ合い部材あるいは使用される調整駆動装置の形式に対応したその他の連動部材を備えている。シャッタや絞りは共通の部材内に組み込むこともできるため、ひとつの部材のみを移動させればよい。固有の部材ホルダを使用する、つまり他の部材に対する固有の運動能力の代わりに、シャッタや絞り、あるいは両者を含む部材をレンズを含むレンズホルダに配置することも可能である。これが有利なのは、例えばレンズに対するシャッタ/絞りの距離が過大なことから生じる撮像誤差を回避すべき場合である。この場合には、シャッタまたは絞りはレンズと共に移動する。
複数のモータ式調節要素を使用する場合には、これらを共通の制御装置、例えば携帯電話機用制御装置により制御するのが合理的である。
さらにステータには、光学構造ユニットを第三対象物に固定するためのひとつまたはいくつかの固定要素を設けることができる。これらの固定要素として、ねじ結合部あるいは掛け止め結合部を挙げることができる。そのような固定要素として好ましいのは、光学構造ユニットを好ましくは携帯電話機などの第三対象物に簡便に取り付け得る物、特に自動的に取り付け得る物である。固定要素として接着面を提供する物も可能であり、それによりステータおよび全光学構造ユニットを第三対象物に接着することができる。
さらに本発明の対象として挙げられるのは、撮像手段とひとつまたは複数のモータ式調節要素を、場合によっては可動部品を含むシャッタ、絞りなどの制御式光学部材を接続するために、外部制御装置好ましくは携帯電話機の制御装置と接続できる可撓性導線板バンド(いわゆるフレキシバンド)である。すなわち、簡便に加工できる導線バンドであって、撮像ユニットの稼働および制御を行う接続回線を有しており、外部制御装置による光学構造ユニットに対する制御作用を可能ならしめる導線バンドである。
光学構造ユニットは金属製ケーシングにより外殻包囲されているため、外的影響から保護される。
さらに、本発明は上記様式の光学構造ユニットを備えた携帯電話機に関する。
図1は、レンズホルダの斜視図である。
図2は、図1のレンズホルダの回転した図である。
図3は、ステータの斜視図である。
図4は、図1および図2のレンズホルダ並びに図3のステータからなる第1の実施形態の光学構造ユニットの図である。
図5は、図4の光学構造ユニットの側面図である。
図6は、図4の光学構造ユニットの平面図である。
図7は、図6におけるE−E線方向の断面図およびリニアガイドの拡大図である。
図8は、図4の光学構造ユニットの回転した斜視図である。
図9は、互いに独立して2つのモータにより移動できる2つのレンズグループを備えた光学構造ユニットの本発明に基づく第2の実施形態の説明図である。
図10は、図9の光学構造ユニットの縦断面図である。
図11は、互いに独立して3つのモータにより移動できる3つのレンズグループを備えた光学構造ユニットの本発明に基づく第3の実施形態の図である。
図12は、図11の光学構造ユニットの回転した図である。
図13は、2つのレンズホルダが連動状態にあり、かつ同時に移動するが、それらの間の別のレンズホルダは独立して移動する本発明に基づく第4の実施形態の図である。
図14は、図13の光学構造ユニットの回転した図である。
図15は、図13の光学構造ユニットの下方から見た図である。
図16は、図13の光学構造ユニットの側面図である。
図17−図20は、本発明に基づく別の光学構造ユニットの実施形態を示した4つの異なる斜視図である。
図21は、完成しケースに収容された内蔵光学構造ユニットの断面図である。
図22は、図21の光学構造ユニットの斜視側面図である。
図23は、本発明に基づく光学構造ユニットを備えた本発明に基づく携帯電話機の図である。
図24は、図23の光学構造ユニットを備えた携帯電話機の部分拡大断面図である。
本発明のその他の長所、特徴および詳細は、以下に述べる実施形態により、また図面に基づいて説明される。
図1ないし図8は、集積チップを備えた携帯電話機用対物レンズの第1の実施形態、並びにその単一レンズホルダおよびステータ、さらに取付けが完了した構造グループを示す。図1ないし図8に示された光学ユニット、カメラまたは撮像ユニットを構成するための基本構造グループは基本的に2つの構成部材、すなわち、いわゆるバレルまたはレンズホルダ1とステータ2からなる。レンズホルダ1は、転動体に対する走行経路として適している、光軸に沿った2つまたはそれ以上の案内軌道AおよびBを有する。これらの案内軌道A、Bは、互いに対向して側面アタッチメント5に形成されている。
撮像のためのディジタルチップ4が配置されるステータ2も光軸に沿って延びる案内軌道CおよびDを備えており、それらの間にはレンズホルダのアタッチメント5がはまり込む受容スペース12が設けられている(図4参照)。これらの案内軌道A、B、C、Dの両方の形状および配置は、それらが部材組立ての際に対向案内溝13を形成して、その中でこの場合には球体である転動体3が転がり得るように構成されている。
少なくとも3つ、場合によってはここに示された4つの転動体3を備えた部材が組み立てられたならば、両部材のレンズホルダ1とステータ2は互いに関連して動作する。その際に、転動体は案内軌道A、B、C、D上を転がる。そこでは転がり摩擦が生じるが、それは通常の滑り摩擦案内よりもはるかに優れている。本発明においては、極めて小さな位置決め動作の場合でもスリップ・スティック作用が生じない。所要の駆動力は転がり摩擦まで低減されているため、極めて僅少である。
駆動を行うために、かみ合い部材6がアタッチメント5に設けられる。組立て後にレンズホルダ1を部分的または完全に保持するステータ2に対するレンズホルダ1の移動のために、かみ合い部材6とかみ合うピニオン8を備えた非常に小さいモータ7(マイクロモータ)が使用される(図4−図8を参照)。それにより、レンズホルダ1は、ここでは詳細に示されていないその内部に組み込まれたレンズと共に、転がり軸受ガイドに沿って軸方向に、つまりチップ撮像面上に正確に垂直に立つ作動軸に沿って移動できる。モータ7は、適切な制御装置により制御される。
好ましくは、すべての転動体を安定させる予圧が存在する。但し、これは必ずしも必須ではない、というのは個別の転動体を(玉軸受けのように)案内する保持器も想定しうるからである。球体としての別の転動体(ローラまたは針)も想定可能であり、その場合には案内軌道を対応して製作しなければならない。予圧によって、画像と撮像面(チップ面)との平坦性の精度を最高度に達成することが保証される。公知の方法では、とりわけ小型のディジタル式対物レンズにおいては、滑り案内構造の遊びが大きな撮像誤差を引き起こす。
本実施形態では、撮像要素(チップ4)を直接的にステータ2に組み込んで、位置決めすることができる。撮像要素をレンズホルダ1と同じ部材に取り付けることにより、撮像要素と光学装置との間の位置決め誤差が最小となる。すなわち、精度に影響を及ぼすのは僅小な部材公差だけである。
レンズを変形させるために必要な力は極めて僅少であるため、撮像の品質劣化が生じやすい。案内形状が本発明に基づいて構成され、かつ予圧がレンズホルダ1に作用しないように設計されるならば、レンズは外部からの力学的作用を全く受けずに済む。これは画像品質にとって、静力学的にも、また動力学的にも重要な改良となる。本実施形態では、レンズホルダ1における予圧は案内軌道の配置により低減される。したがって、レンズホルダを予圧のない状態で組み込み、かつ位置決めすることができる。
ステータ2において、あるいはレンズホルダ1においても案内軌道A、B、C、Dに予圧下で設定され、あるいはそれらを弾性的に構成することができる。それにより、転動体3を軌道に押し付ける加圧力が調整可能及び再調整可能となる。図示された例では、ステータ軌道C、Dは弾性構造である、すなわち、ステータ側の案内軌道C、Dを有する部材14は、底面側ではチップ4のホルダと固定されておらず、弾力性を得るために短く細い隙間8aにより分離されている。
ここではレンズホルダ1に相当する可動要素が軸受付近で、本発明にしたがって軸受側のかみ合い部材6に対するモータピニオン8の直接的かみ合いにより駆動されるならば、駆動力は可動要素に対して全く影響を及ぼさない。これらの力は案内により吸収されるため、最小公差でもって極めて正確な位置決めが可能である。特に図6および図7の拡大図から、リニアガイドの構造を見て取ることができる。図示されているのは、転動体3、アタッチメント5およびステータ2における案内軌道A、B、C、D並びにかみ合い部材6およびピニオン8である。案内軌道AとBは本実施形態では貫通形状ではなく、図1および図2からも分かるように、それぞれ2つの部材に区分されている。
図9および図10は2つのモータにより移動できる互いに独立した2つのレンズグループを備えた光学構造ユニットの第2の実施形態を示す。両グループはステータの同じ案内軌道内を進行する。図9およびその断面図10はそれぞれひとつのレンズ(図示せず)を備えた2つのレンズホルダ1を示しており、それらは共通のステータ2に保持されている。各レンズホルダ1は前記の実施形態と同様に、それぞれのアタッチメント5に2つの案内軌道A、Bを備えており、ステータ2にも転動体の溝13を形成するための2つの案内軌道C、Dが設けられている。各アタッチメント5は固有のかみ合い部材6を備えており、さらに個別に駆動可能で好ましくは共通の制御装置により個別に制御可能な2つのモータ7がそれぞれひとつのピニオン8を具備するが、これらのピニオンのそれぞれはレンズホルダ1のかみ合い部材6のひとつとかみ合う。両レンズホルダ1は互いに個別に移動可能で、かつステータ側に配置されたチップ4(ここでは図示せず)の撮像面に対して正確かつ垂直に軸方向に調整可能である。
図11および図12は、3つのモータにより互いに独立して移動できる3つのレンズグループを備えた光学構造ユニットの第3の実施形態を示す。図11および(180度回転した)図12に基づく実施形態では、前記の形式で構成された3つのレンズホルダ1が設けられている。それらは、ステータ2内に一緒に保持されている。ステータは2つの対向側に縦長の開口部(受容スペース12)を備えており、その縁にそれぞれ2つの案内軌道C、Dが形成されている。同一方向を有する上下のレンズホルダ1は互いに合同に配置されているが、中央のレンズホルダ1はそれらに対して180度回転して配置されており、そのアタッチメント5と共に両案内軌道C、Dの間にはまり込む。それに応じて、一方のステータ側には上下のレンズホルダ1を個別に移動させるための2つのモータ7が設けられており、他方側には中央レンズホルダ1を移動させるひとつのモータ7が配置されている。すべてのレンズホルダ1、つまりレンズまたはレンズグループ(ひとつのレンズホルダ1において基本的にはひとつのレンズであるが、複数のレンズも配置できる)は個別に接近させる、あるいは分離させることができる。駆動はこの場合にも、かみ合い部材6およびモータ側ピニオン8を介して行われる。
図13ないし図16では、2つのレンズホルダが連動状態にあり、かつ同時に移動するが、それらの間の別のレンズホルダは独立して移動する第4の実施形態を示しており、それはズーム式対物レンズの原理構造に対応している。図13ないし図16は、やはり3つのレンズホルダ1がそれぞれひとつまたは複数のレンズを備えた本発明に基づく(ミニアチュア)光学装置を示している。この場合も単独のステータ2が設けられるが、それは3つのレンズホルダ1の全高よりは低く、ここでは下方レンズホルダ1だけがステータ2に保持されている。下方レンズホルダ1および上方レンズホルダ1は結合アーム9により結合されているため、それらは係属モータ7aと下方レンズホルダに設けられたかみ合い部材6を有するアタッチメント5とにより、レンズ(グループ)を備えた中央レンズホルダ1および(図示されていない)撮像チップ(CCDチップ4など)に対して、一緒に移動できる。中央レンズホルダ1は、やはり固有のモータ7bにより移動できる。ステータ2は中央レンズホルダ1を包囲しないため、中央レンズホルダ1はアタッチメント5を形成する軸受アーム10を備えており、該軸受アーム10にはかみ合い部材6および案内軌道A、Bが形成されている。ステータ2はここでも2つの対向する開口部(受容スペース12)を有しており、そこには下方レンズホルダ1および中央レンズホルダ1を支持するための案内軌道C、Dが設けられている。両モータ7a、7bは、ひとつの平面にある。そのような構造により、ズーム式光学装置およびズーム式カメラが実現できる。
さらに図13ないし図16が示すように、光学装置またはカメラを携帯電話機ケーシングなどの第三対象物に固定できる固定要素11が設けられる。これらの固定要素として使用できるのは、ねじ結合部材、掛け止め結合部材などである。そのような固定要素は、好ましくは上記のすべての実施形態において設けることができる。
レンズホルダの代わりに、シャッタ、単独レンズ、絞りなどの他の光学部材も移動できる。複数の可動部材も使用可能である。図13ないし図16に関して説明したようなズーム式対物レンズを構成するために、複数の部材を互いに独立して移動させることも可能である。
図17ないし図20は、基本的には図1ないし図8の光学構造ユニットの構造に対応した本発明に基づく別の光学構造ユニットを示す。該ユニットもステータ2とレンズホルダ1を備えており、それらの間には案内軌道A、B、C、Dと案内溝において案内される転動体3とを備えた本発明に基づく転がり軸受リニアガイドが設けられている。レンズホルダ1は、図21からも分かるように、第1レンズ15と第2レンズ16を備えており、それらは第2レンズ16を調整するために取付け中に移動可能にレンズホルダ1において位置決めできる三脚状保持要素17により保持されている。この保持要素17は、当然ながら第2レンズ16の調整後に固定される。
さらに可撓性導線板バンド18が示されているが、それは光学構造ユニットの3面に包囲している。導線板バンド18は、光学構造ユニットの制御可能な部材、すなわち撮像ユニット4、調節要素7、またピエゾ電気モータ7、並びに図17ないし図20に詳細には示されていない光学部材、例えば同様に外部制御装置により制御できるシャッタ、絞りなどを含む組み合わせ部材19などを接続するために使用される、あらゆる所要導線および接続回路を有する。外部制御装置との接続のために、携帯電話機の制御装置を接続する接続板20が可撓性導線板バンド18により形成される。モータなどの個別機器は導線板バンド18と個々に結合する必要はなく、導線板バンド18を「巻き付ける」ことによりその結合は自動的に行われる。そのために必要な導線板バンド18での接触点は、それぞれ制御可能な電気式または電気機械式機器の接続部材の位置に応じて位置決めされる。フレキシブル導線板バンド18の下面には接着面27が形成されているが、それは光学構造ユニットを例えば携帯電話機の固定面に接着させるための固定要素である。さらに光学構造ユニットが画像処理ユニット一式のほかに、モータ制御機構を有することも可能である。したがって、画像データは光学構造ユニット側で生成され、電話機またはその制御モジュールへの回路接続はカメラの画像データをそのメモリーに伝達して制御を行うだけである。光学構造ユニットのひとつまたは複数のモータの制御は、固有の内蔵式モータ制御機構により行われる。
上記のように、完成した光学構造ユニットはシャッタと絞りを含む合成部材19も示している。図21に基づく前記の形態では、この部材19はレンズホルダ1に固定されており、両方のレンズ15および16に対して固定された位置関係にある。シャッタ/絞り部材19は、この実施形態ではレンズホルダ1並びにレンズ15,16と共に、ステータ2に対して、したがって撮像チップ4に対して移動する。レンズホルダ1と同様に別個の調整モータへの結合を行うかみ合い部材などの固有ホルダにおいて部材19を独立可動的に支持することも、当然ながら可能である。但し、部材19をレンズグループに近接して配置することが、万一の撮像エラーを回避するために合理的である。
さらに図21および図22は、光学構造ユニット全体を包囲して、そこから接続板20のみが突き出ているケーシング21を示す。
本発明に基づく携帯電話機22は、図23および図24に示されている。図23の原理図には、任意の構造を有し得る(当然ながら、前述の説明において開示した光学構造ユニットの構成は最終的でなく、また限定的でもない)本発明に基づく光学構造ユニット24が示されており、該ユニットはそれ自体公知の方法で透明窓25の下側に配置されている。事例的に示されているのは携帯電話機22の画像データ用メモリーを含む外部制御装置26であり、それは接続板20を介して光学構造ユニット24と接続して、その(総合的または部分的)制御を引き受ける。必要に応じて、また図24に基づく例では図21の光学構造ユニットに対応する光学構造ユニット24の仕様に応じて、レンズ光学ユニット並びに係属するシャッタ/絞り構造ユニットの調整を行うことができる。光学作動部材つまりレンズホルダおよび係属するその他の光学部材を撮像手段つまりチップ4および撮像面に対して高精度に案内することにより、極めて正確な位置決め、すなわち光学的に完全な撮像に対する基本的前提を達成することができる。
本発明に基づく解決策の長所:
−2つの部材のみの使用
−これらの部材は同時に案内部として機能する
−光学要素に対する負荷がない
−しかも、予圧を適用した案内ができる(遊びが生じない)
−転がり摩擦であり、スリップ/スティック効果が生じない、また僅少な駆動力でよい。
−極めて小型の構造であり、全高が低い(携帯用品にとって重要)
−光学部材と撮像装置との間の累積誤差が極めて少ない
−例えばステータは、同時に光学ユニットと画像センサに対する保護ケーシングとして機能する。
−構造グループおよび案内部の剛性が高く、光学要素に対する影響が生じない。
−案内精度に関係するのは、2つの部材だけである
−種々の個別部材の動作を互いに独立させることができる
−振動に対して強い
−ねじれに対して強い
−同一材料を使用することにより、光学軸の位置に対する温度変動の影響が極めて少ない
−撮像要素は、対物レンズと同じ部材(ステータ)に取り付けられている。
1 レンズホルダ
2 ステータ
3 転動体
4 デジタルチップ
5 アッタチメント
6 かみ合い部材
7 モータ
8 ピニオン
8a 隙間
9 結合アーム
10 軸受アーム
11 固定要素
12 受容スペース
13 案内溝
14 弾性部材
15 第一レンズ
16 第二レンズ
17 保持要素
18 板バンド
19 組み合わせ部材
20 接続板
21 ケーシング
22 携帯電話機
24 光学ユニット
25 透明窓
A,B,C,D 転動体案内軌道

Claims (18)

  1. 少なくともひとつの光学部材、特に少なくともひとつのレンズホルダ、と、ひとつのステータと、少なくとも3つの転動体とを備える光学構造ユニットにおいて、
    前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、は、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、およびステータ(2)に形成された転動体案内軌道(A,B,C,D)を有する転がり軸受リニアガイドを介して前記ステータ(2)において実装されており、前記リニアガイド区域ではモータ式調節要素(7,7a,7b)が前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、に作用しており、前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、が受像手段(4)の撮像面上に垂直に立つ軸に沿って前記ステータ(2)に対して移動可能であり、
    前記光学部材、特に前記レンズホルダ(1)、に側面アタッチメント(5)が設けられており、さらに該アタッチメント(5)の側面には対向する2つの案内軌道(A,B)が形成されており、該アタッチメント(5)は前記ステータ(2)に設けられて2つの対向する案内軌道(C,D)を有する受容スペース(12)にはまり込んでおり、前記アタッチメント(5)および前記受容スペース(12)の対向する案内軌道(A,B,C,D)が互いに補完して少なくとも3つの転動体を備える2つの案内溝(13)を構成し、
    前記転動体(3)は予圧下で保持されており、前記光学部材、特にレンズホルダ(1)、が、少なくとも3つの転動体により案内され
    且つ、前記ステータ(2)に弾性的に形成された部材(14)に案内軌道(C,D)が設けられており、前記弾性部材(14)がステータ底部から僅かな隙間(8a)により分離されていることを特徴とする光学構造ユニット。
  2. 請求項1に記載の光学構造ユニットであって、モータ式調節要素(7,7a,7b)のピニオン(8)とかみ合うかみ合い部材(6)が、光学部材、特にレンズホルダ(1)に設けられた側面アタッチメント(5)に、取り付けられていることを特徴とする光学構造ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の光学構造ユニットであって、2つまたはそれ以上の光学部材、特にレンズホルダ(1)とひとつの共通のステータ(2)が設けられることを特徴とする光学構造ユニット。
  4. 請求項3に記載の光学構造ユニットであって、各光学部材、特に各レンズホルダ(1)は固有のモータ式調節要素(7)によってステータ(2)に対して個別に移動可能であり、あるいは光学部材、特にレンズホルダ(1)の少なくとも一部が互いに連動状態にあり、またひとつの共通のモータ式調節要素(7a)により移動可能であり、他のひとつまたは複数の光学部材、特にひとつまたは複数のレンズホルダ(1)は場合によってはステータ(2)に対してそれぞれ固有のモータ式調節要素(7b)により移動可能であることを特徴とする光学構造ユニット。
  5. 請求項3または4に記載の光学構造ユニットであって、アタッチメント(5)が上下に配置されており、またひとつの共通の受容スペース(12)にはまり込んでいる、2つまたはそれ以上の光学部材、特に2つまたはそれ以上のレンズホルダ(1)を特徴とする光学構造ユニット。
  6. 請求項に記載の光学構造ユニットであって、2つまたはそれ以上の光学部材、特に2つまたはそれ以上のレンズホルダ(1)が設けられ、上下に配置された光学部材、特にレンズホルダ(1)のアタッチメント(5)が互いに或る角度だけ回転した位置に、好ましくは交互に一方の側と180度回転した他方側位置に調整して、アタッチメント(5)の位置に応じてステータ(2)の各対向側にそれぞれのアタッチメント(5)に対する受容スペース(12)が形成されることを特徴とする光学構造ユニット。
  7. 請求項6に記載の光学構造ユニットであって、光学部材、特に3つのレンズホルダ(1)が設けられ、下方および上方の光学部材、特に下方および上方のレンズホルダ(1)のアタッチメント(5)は上下に重なってひとつの共通の受容スペース(12)にはまり込み、他方で中央の光学部材、特に中央レンズホルダ(1)のアタッチメント(5)は或る角度だけ回転した位置に、好ましくは対向側に配置されており、また適切にずれて配置されて、好ましくは対向するステータ側に設けられた受容スペース(12)にはまり込むことを特徴とする光学構造ユニット。
  8. 請求項に記載の光学構造ユニットであって、3つまたはそれ以上の光学部材、特に3つまたはそれ以上のレンズホルダ(1)が設けられ、下方の第1およびそれに続く光学部材のみ、特に下方の第1およびそれに続く第2のレンズホルダ(1)はアタッチメント(5)を有しており、これらのアタッチメント(5)は或る角度だけ、好ましくは180度互いに回転して位置決めされてステータ(2)の対応する受容スペース(12)に配置されており、第3および場合によりそれに続く光学部材、特に第3および場合によりそれに続くレンズホルダ(1)は結合アーム(9)によって最下方の第1またはそれに続く光学部材、特に最下方の第1またはそれに続く第2レンズホルダ(1)と連動状態にあることを特徴とする光学構造ユニット。
  9. 請求項3ないし8のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、少なくともひとつの光学部材はレンズホルダ(1)であり、また少なくともひとつの光学部材はシャッタおよび/または絞りであることを特徴とする光学構造ユニット。
  10. 請求項に記載の光学構造ユニットであって、前記シャッタおよび絞りはひとつの共通の部材(19)内に統合されていることを特徴とする光学構造ユニット。
  11. 請求項9または10に記載の光学構造ユニットであって、前記シャッタおよび/または絞り、あるいは共通の部材(19)がレンズホルダ(1)に配置され、レンズホルダと共に移動可能であることを特徴とする光学構造ユニット。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、複数のモータ式調節要素(7,7a,7b)がひとつの共通の制御装置により制御可能であることを特徴とする光学構造ユニット。
  13. 請求項ないし12のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、ステータ(2)に光学構造ユニットを第三対象物に固定するためのひとつまたはそれ以上の固定要素(11)が設けられていることを特徴とする光学構造ユニット。
  14. 請求項13に記載の光学構造ユニットであって、前記固定要素(11)はねじ結合部または掛け止め結合部であり、あるいは固定要素が接着面(27)として形成されることを特徴とする光学構造ユニット。
  15. 請求項ないし14のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、撮像手段(4)がステータ(2)に配置されることを特徴とする光学構造ユニット。
  16. 請求項1ないし15のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、外部制御装置(26)と接続できる可撓性導線バンド(18)が設けられており、前記撮像手段(4)およびモータ式調節要素、場合によってはその他の光学部材あるいはそれらを含む部材(19)と接続されることを特徴とする光学構造ユニット。
  17. 請求項1ないし16のいずれか一項に記載の光学構造ユニットであって、金属製ケーシング(21)を具備することを特徴とする光学構造ユニット。
  18. 請求項1ないし17のいずれか一項に記載の光学構造ユニットを含んでいる携帯電話機
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