JP5191911B2 - トラバース装置 - Google Patents

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本発明は、トラバース装置に関する。
この種の技術として特許文献1(特開2002−167125号公報)は、一般的なトラバース装置を開示する。このトラバース装置は、駆動ベルト体を正逆駆動することにより、駆動ベルト体に取着されたトラバースガイドを往復運動させて糸のトラバースを行うように構成されている。このトラバースガイドは、特許文献1の図1において符号4で示されるように、糸を屈曲させた際の、糸の張力を利用して糸を捕捉するように形成されている。
しかし、糸の巻取条件の如何によっては、上記の張力を十分には確保できない場合がある。例えば、巻取時の綾角を極めて小さな値(例えば1.0度以下)とする場合、巻取時の綾角と糸捕捉時の綾角が同じ値であることが好ましいので糸捕捉時の綾角も小さな値になり、従って上記の張力をほとんど確保できない。そして、上記の張力を確保できないと、トラバースガイドを往復運動させても、いつまで経ってもトラバースガイドは糸を捕捉できない。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、糸条の張力を利用して糸ガイドが糸条を捕捉するに際し、上記の糸ガイドが上記糸条を確実に捕捉できる技術を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本願発明の観点によれば、以下のように構成される、トラバース装置が提供される。即ち、トラバース装置は、糸条を捕捉可能な糸ガイドを有し、この糸ガイドが往復運動可能なトラバース装置本体と、前記トラバース装置本体の動作を制御するトラバース制御部と、を備える。前記トラバース装置の前記糸ガイドは、上記糸条の張力を利用して上記糸条を捕捉するように構成される。前記トラバース装置は、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に、一時的に上記糸条の張力を増大させるための糸張力変更手段を更に備える。前記糸張力変更手段は、綾角を増大させることで上記糸条の張力を増大させるように構成した。以上の構成によれば、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に上記糸条の張力が不足することがないので、上記糸ガイドに上記糸条を確実に捕捉させることができる。また、あえて前記綾角を増大させることで上記糸ガイドが上記糸条を強力に屈曲させるので、前記糸ガイドへの上記糸条の糸捕捉時に十分な張力が確保される。
本願発明の観点によれば、以下のように構成される、トラバース装置が提供される。即ち、トラバース装置は、糸条を捕捉可能な糸ガイドを有し、この糸ガイドが往復運動可能なトラバース装置本体と、前記トラバース装置本体の動作を制御するトラバース制御部と、を備える。前記トラバース装置の前記糸ガイドは、上記糸条の張力を利用して上記糸条を捕捉するように構成される。前記トラバース装置は、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に、一時的に上記糸条の張力を増大させるための糸張力変更手段を更に備える。上記のトラバース装置は、更に、以下のように構成される。即ち、前記糸張力変更手段は、上記糸ガイドの近傍で上記糸条の、上記糸ガイドの往復運動の往復方向における、動きを規制することにより、上記糸条の張力を増大させるように構成した。以上の構成によれば、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に上記糸条の張力が不足することがないので、上記糸ガイドに上記糸条を確実に捕捉させることができる。また、上記糸ガイドの近傍で上記糸条の動きが規制されることにより、上記糸ガイドが上記糸条を強力に屈曲させるので、前記糸ガイドへの上記糸条の糸捕捉時に十分な張力が確保される。
本願発明の第一実施形態に係る糸条巻取装置の斜視図 トラバース装置本体の正面拡大図 糸ガイドの拡大図 トラバース装置本体の正面拡大図 糸条巻取装置の制御ブロック図 綾角パターンを示すグラフ ボビンホルダーの先端部の部分拡大図 綾角パターンの技術的意義を説明するための図 図6に類似する図であって、綾角パターンの変形例を示す図 図2に類似する図であって、本願発明の第二実施形態に係る図 図5に類似する図であって、本願発明の第二実施形態に係る図
以下、図1〜9を参照しつつ、本願発明の第一実施形態を説明する。
図1は、本願発明の第一実施形態に係る糸条巻取装置の斜視図である。図1に示されるように本実施形態に係る糸条巻取装置1は、複数(本実施形態では4本)で供給される糸条Yを夫々巻き取るための複数(本実施形態では4個)の巻取ボビン2が、同軸上に一方向から詰めて並べられるボビンホルダー3(巻取ボビン支持体)と、上記各糸条Yを捕捉可能な糸ガイド4を有し、この糸ガイド4を往復運動させることで各巻取ボビン2に対して各糸条Yを綾振る、複数(本実施形態では4個)のトラバース装置本体5と、を主たる構成として備える。そして、各トラバース装置本体5は、上記各糸ガイド4の往復運動の往復範囲をボビンホルダー3の長手方向にずらせるように構成される。以下、この糸条巻取装置1の構成を詳細に説明する。
本実施形態において糸条巻取装置1は、マルチフィラメントやモノフィラメントなどの合成繊維である糸条Yを複数同時に紡出する図示しない紡糸部を備える紡糸巻取機7に適用される。即ち、紡糸巻取機7は、複数の糸条Yを紡出する紡糸部と、この紡糸部から紡出された複数の糸条Yを巻き取る上記の糸条巻取装置1と、を備えて構成される。そして、紡糸部から紡出された各糸条Yは、取付フレーム6に支持される略示のトラバース支点ガイド8を経てトラバース装置本体5に送られ、このトラバース装置本体5にて綾振られながら巻取ボビン2上に巻き取られるようになっている。
上記の糸条巻取装置1は、具体的には、装置本体9と、この装置本体9の側面に回転可能に支持されるターレット盤10と、このターレット盤10から水平方向に突設される一対の上記ボビンホルダー3と、上記複数のトラバース装置本体5とコンタクトローラ11を支持する梁体12と、装置本体9の側面に設けられるキーボード13(伸縮量入力手段)と、を備える。
以下、説明の便宜上、以降の説明において単に「先端側」というときは上記ボビンホルダー3の突設方向における先端側を意味し、単に「基端側」というときは上記ボビンホルダー3の突設方向における基端側を意味するものとする。
ボビンホルダー3は、上記複数の巻取ボビン2を支持するものであって、ターレット盤10から水平方向に一対で突設される片持ち梁となっている。この構成で、複数の巻取ボビン2は、ボビンホルダー3に対して先端側から基端側へ向かって順番に外嵌され、ターレット盤10へ向かって詰め込まれ、もって、複数の巻取ボビン2はボビンホルダー3上で相互に隙間なく敷き詰められるようになっている。そして、各ボビンホルダー3に設けられる略示のボビンホルダーモータ14(図5を併せて参照。)によって、ボビンホルダー3は複数の巻取ボビン2と共に所定の回転数で回転可能に構成される。
本実施形態において、トラバース装置(5,61)は、上記のトラバース装置本体5と、このトラバース装置本体5の動作を制御するトラバース制御部61と、を主たる構成として備える。上記のトラバース装置本体5は、本実施形態において所謂ベルト式に構成される。図2は、トラバース装置本体の正面拡大図である。図2に示されるようにベルト式トラバース装置本体5は、上記の糸ガイド4が取り付けられる無端ベルト15と、この無端ベルト15の一部がボビンホルダー3の長手方向に対して実質的に平行となるように無端ベルト15を支持する一対の支持ユニット16と、無端ベルト15を駆動する駆動モータ17(ベルト駆動源)と、を備える。そして、ベルト式トラバース装置本体5は、駆動モータ17が無端ベルト15を往復走行させることで、糸ガイド4がボビンホルダー3の長手方向に対して実質的に平行に往復運動できるようなっている。なお、上記の支持ユニット16及び駆動モータ17は、板状のベース18に取り付けられ、このベース18は梁体12に対して任意の姿勢で固定されるようになっている。また、無端ベルト15を往復走行させる際に糸ガイド4がばたつかないよう、糸ガイド4を直線的に案内するレール19が上記一対の支持ユニット16の間に延設される。
無端ベルト15として本実施形態ではタイミングベルトが採用され、無端ベルト15は、一対の支持ユニット16と駆動モータ17とに巻回されることで二等辺三角形状の軌跡上を走行するようになっている。
支持ユニット16は、無端ベルト15が巻き掛けられるプーリ20と、このプーリ20を上記ベース18に対して回転自在に固定するためのステー21と、から構成される。ステー21はプーリ20から突設され、駆動モータ17に向かって延びる。このステー21はベース18に対して締結固定される。
駆動モータ17は本実施形態においてパルスモータとされ、後述する巻取制御部60(図5参照)に接続される。
上記の糸ガイド4は、糸条Yの張力を利用して糸条Yを捕捉するように構成される。図3は、糸ガイドの拡大図である。この図3に示されるように、糸ガイド4は、糸ガイド4を無端ベルト15に対して嵌着するためにU字状の断面を有する嵌着部22と、この嵌着部22の上端に形成される糸条捕捉部23と、から構成される。糸条捕捉部23は、図1に示されるトラバース支点ガイド8と巻取ボビン2との間で走行する糸条Yが駆け上がるための傾斜面24を有する一対の傾斜部25から構成され、この一対の傾斜部25の間には、上記糸条Yを収容して捕捉する糸条収容溝26が形成される。この構成で、糸ガイド4が図3の太線矢印Bの方向へ走行すると、傾斜部25の傾斜面24が糸条Yに衝突し、この糸条Yが傾斜部25によって若干屈曲されることで、異なる方向へ作用する糸条Yの張力の合力Pが糸ガイド4の走行方向Bと反対の方向に発生する。そして、この合力Pの存在により、糸条Yは傾斜部25の傾斜面24を傾斜部25の頂に向かって移動し、やがて、糸条収容溝26内に収容される。
図示しない紡糸部は、合成繊維の原料を溶融して口金から吐出することで、上記複数の糸条Yを連続的に紡出する。
装置本体9は、巻取制御部60(図5を併せて参照。)を有する。
ターレット盤10には、ターレット盤10を回転駆動するためのターレットモータ27(図5を併せて参照。)が設けられる。ボビンチェンジの際に、ターレット盤10はターレットモータ27によって180度、半時計回りに回転駆動される。
コンタクトローラ11は、複数のベルト式トラバース装置本体5と、ボビンホルダー3と、の間に設けられ、各巻取ボビン2上に形成されるパッケージに対して接触すると共に、各ベルト式トラバース装置本体5によって綾振られた各糸条Yが巻き掛けられる。このコンタクトローラ11は、ボビンホルダー3の長手方向に対して平行に延びる。
梁体12は、ボビンホルダー3の長手方向に対して平行に延在し、複数のベルト式トラバース装置本体5が取り付けられる傾斜面12aを有する。なお、トラバース支点ガイド8と糸ガイド4との間における各糸条Yの綾振りによって特定できる三角形の綾振面は、上記傾斜面12aと略平行であり、かつ、コンタクトローラ11の周面に対しては、断面視で円と接線の関係にある。
以上に、糸条巻取装置1の構成を説明した。続けて、図2を参照しつつ、隣り合うベルト式トラバース装置本体5の配設関係を説明する。
即ち、図2に示されるように、本実施形態において隣り合うベルト式トラバース装置本体5は、相互にオーバーラップするように配置される。具体的には、隣り合うベルト式トラバース装置本体5は、レール19をボビンホルダー3の長手方向に対して傾斜させることでオーバーラップするようになっている。なお、レール19は糸ガイド4の往復運動の軌跡に相当するので、以下のように換言できる。即ち、隣り合うベルト式トラバース装置本体5は、糸ガイド4の往復運動の軌跡をボビンホルダー3の長手方向に対して傾斜させることでオーバーラップする。本実施形態では更に、隣り合うベルト式トラバース装置本体5は、図2の如く梁体12の傾斜面12aの法線方向に沿って見たときに、2つの支持ユニット16が糸条Yの走行方向(図中太線矢印Aを参照)に沿って略一列に並ぶことによって、相互にオーバーラップするように配置される。
次に、図4を参照しつつ、糸ガイド4が糸条Yを巻取ボビン2の長手方向に案内できる範囲としての案内可能範囲について説明する。図4は、トラバース装置本体の正面拡大図である。図4に示されるように、本実施形態の巻取ボビン2の先端側端部には、所謂棒巻き(テールエンド巻きとも称する。)を形成するための棒巻き用浅溝2Tが刻設される。そして、二点鎖線で略示のパッケージQは、上記棒巻き用浅溝2Tと、巻取ボビン2の他端側端部と、の間に形成される。そして、ベルト式トラバース装置本体5は、上記のパッケージQのパッケージ長に加えて上記棒巻き用浅溝2Tを包含する広範囲に亘って満遍なく糸ガイド4が糸条Yを案内できるよう、十分に幅広に設計される。
次に、図5を参照しつつ、巻取制御部60の構成を説明する。図5は、糸条巻取装置の制御ブロック図である。
即ち、巻取制御部60は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行する制御プログラム及び制御プログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)と、を備える。そして、ROMに記憶された上記制御プログラムがCPUに読み込まれCPU上で実行されることで、制御プログラムは、CPUなどのハードウェアを、トラバース制御部(No.1〜4)61、原点変更部62、ボビンホルダー制御部63として機能させるようになっている。各トラバース制御部に割り当てられた番号は、図1において先端側から振ったものである。また、この巻取制御部60には、駆動モータ(No.1〜4)17、キーボード13、ボビンホルダーモータ14、ターレットモータ27、が接続される。各駆動モータに割り当てられた番号も、トラバース制御部と同様、図1において先端側から振ったものである。
各トラバース制御部(No.1〜4)61は、綾角パターン記憶部64と、原点記憶部65と、を有し、主として綾角パターン記憶部64に記憶された綾角パターンに基づいて、原点記憶部65に記憶された原点を参照しつつ、各ベルト式トラバース装置本体5の駆動モータ(No.1〜4)17を制御する。
綾角パターン記憶部64には、図6に示される綾角パターンが記憶される。図6は、綾角パターンを示すグラフである。横軸は時間を示し、縦軸は綾角θ[deg.]を示す。グラフ中、「糸捕捉期間」とあるのは糸ガイド4が糸条Yを捕捉するための期間であって、この期間では、「通常巻取期間」と比較して糸ガイド4の走行速度と巻取ボビン2の周速度が極めて低速となっている。同様に、「通常巻取期間」とあるのは糸条Yが高速に巻取ボビン2上に巻き取られる期間である。図6に示されるように本実施形態では、上記糸ガイド4に上記糸条Yを捕捉させる際に、綾角θを意図的に増大させる。換言すれば、糸捕捉期間における綾角θは、通常巻取期間における綾角θと比較して大きく設定される。具体的には、通常巻取期間における綾角θは0.5[deg.]であるにも拘わらず、糸捕捉期間における綾角θは4[deg.]に設定される。
原点記憶部65には、ベルト式トラバース装置本体5の糸ガイド4の往復運動の基準となる原点が記憶される。ここで、「原点」とは、本実施形態において、ベルト式トラバース装置本体5の糸ガイド4の往復運動の中心点の位置を意味する。
原点変更部62は、キーボード13を介して入力された巻取ボビン2の伸縮量に基づいて、各トラバース制御部(No.1〜4)61の原点記憶部65に記憶されている原点を変更する。図7は、ボビンホルダーの先端部の部分拡大図である。この伸縮量は、詳しくは複数の巻取ボビン2全体のボビン長の方向における伸縮量であって、ボビンホルダー3上に一方向から詰めて並べられる複数の巻取ボビン2のうち最も先端側の巻取ボビン2の先端側端面Eの位置をボビンホルダー3上に刻まれている図7の目盛りS上で読み取ることで取得できるようになっている。例えば、図7に示されるように上記巻取ボビン2の先端側端面Eの位置が目盛りS上で「−2.8mm」となっている場合、上記伸縮量は「−2.8mm」となる。そして、原点変更部62は、上記伸縮量ΔLを8で割った上で7を掛けた量7/8ΔLをトラバース制御部(No.1)61の原点記憶部65に記憶されている原点に加える。同様に、原点変更部62は、5/8ΔLをトラバース制御部(No.2)61の原点記憶部65に記憶されている原点に、3/8ΔLをトラバース制御部(No.3)61の原点記憶部65に記憶されている原点に、1/8ΔLをトラバース制御部(No.4)61の原点記憶部65に記憶されている原点に、夫々、加える。なお、上記の原点変更部62の作動は、巻取ボビン2が紙製のため使用環境の湿度によりボビン長さが変化すること、また、このボビン長さの変化はすべての巻取ボビン2の間で均等に発生することを前提としている。
ボビンホルダー制御部63は、ボビンホルダーモータ14の回転を制御する。
その他、巻取制御部60は、ターレットモータ27の回転を制御するターレット制御部を備える。
次に、本実施形態の作動を説明する。オペレータは、先ず、一対のボビンホルダー3に対して、夫々、4個ずつ空の巻取ボビン2をターレット盤10の方向へ詰め込む。
そして、オペレータは、キーボード13などを操作して紡糸巻取機7を稼動させると共に、上記の伸張量を読み取って巻取制御部60に入力する。すると、原点変更部62は、各トラバース制御部(No.1〜4)61の原点記憶部65に記憶されている原点を上述の通りに変更する。この原点の変更により、各糸ガイド4の往復運動の往復範囲はボビンホルダー3の長手方向に若干ずれることとなる。
紡糸部から紡出される4本の糸条Yは図略のサクションガンで吸引保持されると共に、ボビンホルダー制御部63はボビンホルダーモータ14を駆動して巻取ボビン2を所望の回転数で回転させる。そして、サクションガンで吸引保持されている各糸条Yは各巻取ボビン2の棒巻き用浅溝2Tへと案内される。これにより、各糸条Yは各巻取ボビン2の棒巻き用浅溝2Tに強力に把持されると共に、サクションガンによる吸引保持状態が解除されることで各糸条Yは棒巻き用浅溝2Tから巻取ボビン2の外周面へと乗り上がり、巻取ボビン2のボビン長の中心へ向かって螺旋を描きながら移動する。
次いで、各トラバース制御部(No.1〜4)61は、綾角パターン記憶部64に記憶され図6に示される綾角パターンに基づいて、各駆動モータ(No.1〜4)17を制御する。ここで、図6に示される特異な綾角パターンの技術的意義を図8を参照しつつ説明する。図8は、綾角パターンの技術的意義を説明するための図である。ケースAは、従来一般に採用されてきた綾角θを採用した場合である。ケースB及びケースCは、従来は採用されることがなかった極めて小さな綾角θを採用した場合である。一般に、糸捕捉期間と通常巻取期間における綾角θとしては、ケースAのように同じ値が採用される。ケースAでは、通常巻取期間における綾角θとして4[deg.]が採用されるので、糸捕捉期間においても綾角θが4[deg.]であって、太線矢印Aで示す方向へ走行する糸ガイド4は、太線矢印Bで示す方向へ走行する糸条Yを強力に屈曲させる。この強力な屈曲により糸条Yには高い張力が発生すると共に、この糸条Yの張力によって十分な合力Pが形成され、もって、糸条Yが糸ガイド4によって確実に捕捉される(図3を併せて参照)。そして、糸条Yが糸ガイド4によって確実に捕捉されるので、所定時間が経過して通常巻取期間になると、問題なく糸条Yが巻取ボビン2上に巻き取られるようになる。一方、ケースBでは、通常巻取期間における綾角θとして0.5[deg.]が採用されるので、糸捕捉期間においても綾角θが0.5[deg.]であって、太線矢印Aで示す方向へ走行する糸ガイド4は、太線矢印Bで示す方向へ走行する糸条Yを殆ど屈曲できない。このように糸ガイド4が糸条Yを殆ど屈曲できないので糸条Yの張力は低いままとなり、合力Pが殆ど形成されず、もって、糸ガイド4が糸条Yを捕捉できない場合がある(図3を併せて参照)。そして、糸ガイド4が糸条Yを捕捉できなかった場合は、所定時間が経過して通常巻取期間になっても、糸条Yを巻取ボビン2に対して綾振れないので、正常な巻取りが行われない。この意味で、図8中、ケースBの下段は空欄とした。そこで、ケースC(本実施形態)では、通常巻取期間における綾角θとして0.5[deg.]が採用されるにも拘わらず、糸捕捉期間における綾角θには、あえてその8倍に相当する4[deg.]が採用される。従って、糸捕捉期間における綾角θと通常巻取期間における綾角θとが相違してしまう点は甘受しながらも、糸捕捉期間で、太線矢印Aで示す方向へ走行する糸ガイド4は、太線矢印Bで示す方向へ走行する糸条Yを強力に屈曲させ、この強力な屈曲により糸条Yには高い張力が発生すると共に、この糸条Yの張力によって十分な合力Pが形成され、もって、糸条Yが糸ガイド4によって確実に捕捉される(図3を併せて参照)。そして、糸条Yが糸ガイド4によって確実に捕捉されるので、所定時間が経過して通常巻取期間になると、問題なく糸条Yが巻取ボビン2上に巻き取られるようになる。
パッケージQが満巻きになると、ターレット制御部がターレットモータ27を駆動してターレット盤10を半時計回りに180度、回転させると共に、各トラバース制御部(No.1〜4)61が糸ガイド4を棒巻き用浅溝2Tに対向する位置へと移動させる。すると、各糸条Yは、空の巻取ボビン2の棒巻き用浅溝2Tに上記同様、強力に把持される。続いて、トラバース制御部(No.1〜4)61が再度、綾角パターン記憶部64に記憶されている綾角パターンと、原点記憶部65に記憶されている原点と、に基づいて、各駆動モータ(No.1〜4)17を制御する。これにより、各巻取ボビン2上には、糸ガイド4による糸条Yの捕捉が途絶えることなく、図4で示されるようなチーズパッケージQが再び、形成されることとなる。
(まとめ)
(請求項1)
以上説明したように上記実施形態においてトラバース装置(5,61)は、以下のように構成される。即ち、トラバース装置(5,61)は、糸条Yを捕捉可能な糸ガイド4を有し、この糸ガイド4が往復運動可能なトラバース装置本体5と、前記トラバース装置本体5の動作を制御するトラバース制御部61と、を備える。前記トラバース装置(5,61)の前記糸ガイド4は、上記糸条Yの張力を利用して上記糸条Yを捕捉するように構成される。前記トラバース装置(5,61)は、上記糸ガイド4に上記糸条Yを捕捉させる際に、一時的に上記糸条Yの張力を増大させるための糸張力変更手段を更に備える。以上の構成によれば、上記糸ガイド4に上記糸条Yを捕捉させる際に上記糸条Yの張力が不足することがないので、上記糸ガイド4に上記糸条Yを確実に捕捉させることができる。
なお、上記実施形態において、「糸張力変更手段」は、綾角パターン記憶部64と、この綾角パターン記憶部64に記憶される図6に示されるような綾角パターンに基づいてトラバース装置本体5の動作を制御するトラバース制御部61と、を少なくとも含んで実現される。
上記実施形態に係る糸張力変更手段は、図8に示したように通常巻取期間における綾角θが例えば0.5[deg.]などの小さな値に設定されることで糸捕捉期間における糸条Yの張力が殆ど発生しない場合に特に有効であるが、これに限らず、糸捕捉期間における糸条Yの張力が殆ど発生しない場合であれば、どのような場合であれ、上記の糸張力変更手段は技術的に有意となる。
また、上記実施形態では、トラバース装置としてベルト式トラバース装置を採用することとしたが、糸ガイドが糸条を屈曲させ、この屈曲により上記の合力が生じて、この合力によって糸ガイドに糸条を糸掛けする形式のトラバース装置であれば、他のトラバース装置、例えば、アーム式トラバース装置やカム式トラバース装置であってもよい。即ち、アーム式トラバース装置は、ボイスコイルモータに構成した駆動モータによって、先端に糸ガイドが形成されるアーム部材を旋回往復駆動させるトラバース装置である。また、カム式トラバース装置は、トラバースカムと、その周面に螺旋状に設けた綾振り溝に係合しつつスライド移動自在に設けられたトラバースガイドと、前記トラバースカムを回転させるトラバースガイド駆動モータを備えるトラバース装置である。
(請求項2)
上記のトラバース装置(5,61)は、更に、以下のように構成される。即ち、前記糸張力変更手段は、綾角θを増大させることで上記糸条Yの張力を増大させるように構成した。このように、あえて前記綾角θを増大させることで上記糸ガイド4が上記糸条Yを強力に屈曲させるので、前記糸ガイド4への上記糸条Yの糸捕捉時に十分な張力が確保される。
なお、本実施形態に係る綾角パターンを図6に例示したが、これに限らず、図9(a)及び(b)に示すように、糸捕捉期間内の僅かな時間だけ綾角θを増大させるような綾角パターンであってもよい。図9(a)及び(b)の夫々に示されるグラフの横軸は時間であり縦軸は綾角θを示す。図9(a)に示される綾角パターンでは、糸捕捉期間の前半のみ、綾角θを通常巻取期間における綾角θと比較して高いレベルとしている。一方、図9(b)に示される綾角パターンでは、糸捕捉期間の後半のみ、綾角θを通常巻取期間における綾角θと比較して高いレベルとしている。更には、これらに代えて、糸捕捉期間内で瞬間的に綾角θを増大させるような綾角パターンであってもよい。
また、綾角θは、糸ガイド4の走行速度と、巻取ボビン2の周速と、によって決まるので、巻取ボビン2の周速は従来通りとし、糸ガイド4の走行速度のみを増大させるようにする実施形態と、糸ガイド4の走行速度は従来通りとし、巻取ボビン2の周速のみを減少させるようにする実施形態と、が考えられる。なお、上記第一実施形態は、前者に相当する。
次に、本願発明の第二実施形態を説明する。図10は、図2に類似する図であって、本願発明の第二実施形態に係る図である。図11は、図5に類似する図であって、本願発明の第二実施形態に係る図である。以下、本実施形態が上記第一実施形態と相違する点を中心に説明し、重複する説明は適宜割愛する。
上記第一実施形態において、糸張力変更手段は、綾角パターン記憶部64と、この綾角パターン記憶部64に記憶される図6に示されるような綾角パターンに基づいてトラバース装置本体5の動作を制御するトラバース制御部61と、を少なくとも含んで実現されるとした。これに対し、本実施形態に係る糸張力変更手段は、図10に示されるように、トラバース支点ガイド8と糸ガイド4との間における各糸条Yの綾振りによって特定できる三角形(図4を併せて参照。)の綾振面に対して垂直な方向に進退可能な規制ガイド28と、この規制ガイド28の進退の駆動源としてのソレノイド式アクチュエータ29と、このソレノイド式アクチュエータ29の動作を制御する図11のソレノイド制御部67と、から構成される。各ソレノイド式アクチュエータ29は、図11に示されるように巻取制御部60へ接続される。そして、ソレノイド制御部67は、図10に示されるように、上記糸ガイド4に上記糸条Yを捕捉させる際に、規制ガイド28が上記三角形の綾振面に進入するようにソレノイド式アクチュエータ29を制御し、上記糸ガイド4の近傍で上記糸条Yの、上記糸ガイド4の往復運動の往復方向における、動きを一時的に規制する。更に、糸ガイド4が図10の太線矢印Bの方向へ走行すると、糸条Yは、規制ガイド28とコンタクトローラ11との間で糸ガイド4によって強力に屈曲され、もって、一時的に図3の合力Pが増大するようになっている。なお、糸捕捉後には、ソレノイド制御部67は、規制ガイド28が上記三角形の綾振面から退避するようにソレノイド式アクチュエータ29を制御し、上記糸ガイド4の近傍における上記糸条Yの、上記糸ガイド4の往復運動の往復方向における、動きに対する規制を直ちに解除する。
(請求項3)
以上説明したように本実施形態において上記のトラバース装置(5,61)は、更に、以下のように構成される。即ち、前記糸張力変更手段は、上記糸ガイド4の近傍で上記糸条Yの、上記糸ガイド4の往復運動の往復方向における、動きを規制することにより、上記糸条Yの張力を増大させるように構成した。このように、上記糸ガイド4の近傍で上記糸条Yの動きが規制されることにより、上記糸ガイド4が上記糸条Yを強力に屈曲させるので、前記糸ガイド4への上記糸条Yの糸捕捉時に十分な張力が確保される。
なお、上記実施形態において規制ガイド28は、図10において、レール19よりも糸条Yの走行方向の上流側に配置することとしたが、これに代えて、レール19よりも糸条Yの走行方向の下流側に配置することとしてもよい。
以上に本願発明の好適な実施形態を説明したが、上記各実施形態は下記のように変更できる。
即ち、図4に示されるように上記各実施形態において糸条Yはチーズパッケージとして巻き取ることとしたが、これに代えて、テーパエンドパッケージとして巻き取ってもよい。
1 糸条巻取装置
2 巻取ボビン
3 ボビンホルダー
4 糸ガイド
5 ベルト式トラバース装置
6 紡糸部
7 紡糸巻取機

Claims (2)

  1. 糸条を捕捉可能な糸ガイドを有し、この糸ガイドが往復運動可能なトラバース装置本体と、
    前記トラバース装置本体の動作を制御するトラバース制御部と、
    を備えるトラバース装置であって、
    前記トラバース装置の前記糸ガイドは、上記糸条の張力を利用して上記糸条を捕捉するように構成され、前記トラバース装置は、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に、一時的に上記糸条の張力を増大させるための糸張力変更手段を更に備え
    前記糸張力変更手段は、綾角を増大させることで上記糸条の張力を増大させるように構成した、ことを特徴とするトラバース装置。
  2. 糸条を捕捉可能な糸ガイドを有し、この糸ガイドが往復運動可能なトラバース装置本体と、
    前記トラバース装置本体の動作を制御するトラバース制御部と、
    を備えるトラバース装置であって、
    前記トラバース装置の前記糸ガイドは、上記糸条の張力を利用して上記糸条を捕捉するように構成され、前記トラバース装置は、上記糸ガイドに上記糸条を捕捉させる際に、一時的に上記糸条の張力を増大させるための糸張力変更手段を更に備え、
    前記糸張力変更手段は、上記糸ガイドの近傍で上記糸条の、上記糸ガイドの往復運動の往復方向における、動きを規制することにより、上記糸条の張力を増大させるように構成した、ことを特徴とするトラバース装置。
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