JP5190648B2 - 継手機構 - Google Patents

継手機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5190648B2
JP5190648B2 JP2006096202A JP2006096202A JP5190648B2 JP 5190648 B2 JP5190648 B2 JP 5190648B2 JP 2006096202 A JP2006096202 A JP 2006096202A JP 2006096202 A JP2006096202 A JP 2006096202A JP 5190648 B2 JP5190648 B2 JP 5190648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper member
peripheral wall
joint
inner peripheral
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006096202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007270930A (ja
Inventor
秀男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2006096202A priority Critical patent/JP5190648B2/ja
Priority to PCT/JP2007/052430 priority patent/WO2007116606A1/ja
Priority to US12/309,685 priority patent/US7954860B2/en
Priority to EP07714038A priority patent/EP2056010A1/en
Publication of JP2007270930A publication Critical patent/JP2007270930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5190648B2 publication Critical patent/JP5190648B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/08Joints with sleeve or socket with additional locking means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

本発明は管の継手機構に係り、さらに詳しくは被接続管が伸縮動したり、回動したりした場合でも影響を受けることなく安全に適用可能であり、さらに接続部のシール性の確保に優れ、かつ安価で施工性にも優れる継手機構に関する。
この種の継手機構は、従来より主として給排水管、給排気管、電力・通信ケーブル保護管等の各種配管系において被接続管の接続のために利用されてきた。
従来の継手機構としては、シール用のゴムリングを介して被接続管を継手本体に差し込むものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、そのような構成の継手機構に、被接続管が継手本体から離脱するのを防止するための、離脱防止手段を備えたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらには本件出願人が先に出願している、上記の従来技術と比較して施工が容易で利便性に優れた継手機構も存在する(特許文献3)。
特開平10−19178号公報 (第1図、第2図) 特開平7−139674号公報 (第1図、第2図) 特開2004−239289号公報 (第6図、第7図)
ところで特許文献1のものには、被接続管の離脱防止手段が存在しないため、被接続管が継手本体から引き抜かれるという事故が起き易いという問題点があった。
これに対し、被接続管が簡単に引き抜かれる事故を防止するために、特許文献2のように、継手機構に被接続管の引き抜きを止める離脱防止手段を備えるものも提案されているが、このような構成の継手機構は離脱防止手段の構成が複雑となったり、離脱防止手段の締め付け(あるいは固定)の操作が思いのほか煩雑となって、その施工に多大の時間を要するという問題点があった。さらにカシメ手段により被接続管の離脱防止を強固にすることも行われているが、この場合には被接続管の伸縮動や回動に対処することができず、一方ねじ込み方式で被接続管を接続する方式では、被接続管が薄肉である場合には、肉厚の減少で強度保障が損なわれてしまう等の問題点もあった。
上記の問題点を解決する継手機構として、本件出願人が先に出願している特許文献3の発明が存在している。確かに上記した問題点の解決のためには、特許文献3の構成で十分対処できるのであるが、この特許文献3の継手機構においては継手本体の内部に差し込まれる被接続管の外周壁位置に、ストッパ部材の内周側縁部を収納するための内側リング溝(文献3の図1及び図6における符号10)を形成する必要があった。
この内側リング溝は、ストッパ部材を介して継手本体と被接続管との接続を確実にするために存在するのであるが、本発明者は可能であれば被接続管に内側リング溝を形成しないで済ませることができれば、内側リング溝形成のための作業が不要になることに思いを至らせ、本発明を完成させることができた。
本発明は、上記の問題点をすべて解消し、簡単な構成であるにもかかわらず、継手本体と被接続管との間で確実なシール効果が得られ、さらに被接続管の引き抜き事故が防止できると共に被接続管の伸縮動や回動に対処でき、被接続管と継手本体との組み立て施工が容易となり、施工に特別の工具を準備する必要もなく、かつ施工作業の結果の良否は、完成した継手機構の外観チェックだけで瞬時に判定することができ、さらに被接続管の内側リング溝の形成を不要にできるという特筆すべき利点のある継手機構を提供するものである。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、円筒状の継手本体と、金属製のリング状帯体の一部を切欠した形状のストッパ部材と、継手本体の内側に挿入される被接続管と、この被接続管の挿入先端付近の外周に取り付けられるシール用弾性リングとで構成され、被接続管の外周壁には前記ストッパ部材の内周側縁部を収納するための凹部を一切形成することなく、継手本体内に被接続管を挿入した状態で、前記ストッパ部材を継手本体に対し、差し込み操作及び引き出し操作が行えるように構成した継手機構であって、
継手本体の内周壁には、ストッパ部材の外周側縁部が収納される外側リング溝を刻設し、このストッパ部材の帯体の幅寸法より広幅に形成されるストッパ部材導入口を、前記外側リング溝の刻設位置からわずかに挿入先端側にずらした継手本体の外壁部位置に刻設し、
前記ストッパ部材は、その帯体の対向両端部がわずかに芯ずれするように螺旋ねじりを加えた状態となっており、
前記外側リング溝の内周壁は挿入方向の後端側から先端側に向かって拡開状態のテーパー面に形成され、前記ストッパ部材の外周壁も上記外側リング溝のテーパー面に対応する形状のテーパー面に形成され、
前記ストッパ部材の内周壁は被接続管の外周壁と略平行状に形成されると共にその内周壁面を滑り止め効果のある粗面に形成したことを特徴とする継手機構である。
請求項2の発明は、ストッパ部材の内周壁面の粗面が鋸歯状であることを特徴とする請求項1記載の継手機構である。
請求項3の発明は、前記ストッパ部材導入口を塞ぐ閉塞片を継手本体の一部に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の継手機構である。
請求項4の発明は、前記ストッパ部材の挿入方向の後端縁部に立ち上がり片を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の継手機構である。
請求項5の発明は、前記ストッパ部材導入口の縁部近くに、ストッパ部材の立ち上がり片を収納できる切欠部を形成したことを特徴とする請求項4記載の継手機構である。
請求項6の発明は、被接続管の挿入先端が当接可能となる位置決め段部を、継手本体の内周壁面に形成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の継手機構である。
請求項1に係る発明の継手機構によれば、継手本体の開口部にシール用弾性リングを取り付けた被接続管を差し込み、継手本体の内周壁に刻設した外側リング溝と、被接続管の外周壁に刻設した内側リング溝とを対向状にセットし、その状態で継手本体外周壁に沿うようにストッパ部材をあてがい、続いてストッパ部材導入口からストッパ部材の先端を回転させるように差し込むことで、ストッパ部材が外側リング溝に収まる位置に簡単にセットでき、ストッパ部材の内周壁面の粗面が被接続管の外周壁面に圧接されるため、被接続管が継手本体から抜け出ない状態が完成する。
このとき、ストッパ部材セット位置よりも被接続管の挿入先端方向側にある被接続管の外周壁にシール用弾性リングが備えられるので、被接続管と継手本体とのシール性は少しも損なわれることはない。また被接続管の回動はまったく自由であり、かつ被接続管の伸縮動は内側リング溝の幅寸法の範囲内で自由に調整可能である。
さらにストッパ部材はほぼリング状に形成されているため、ストッパ部材に螺旋ねじりを加えない場合には、ストッパ部材の先端をストッパ部材導入口に差し込む際に、ストッパ部材導入口の大きさ及び形状の条件より、ストッパ部材に螺旋ねじりを加えながら差し込まなければならないが、ここでストッパ部材が可撓性の高い帯体で形成されているような場合には、軽い力でストッパ部材に螺旋ねじりを加えることが比較的容易にできるかもしれないが、その螺旋ねじりを作業者が施工現場で細工することは、一般的には困難であるか又はわずらわしい。そのため、本発明では帯体の対向両端部がわずかに芯ずれするように事前に螺旋ねじりを加えておき、このようにすることでストッパ部材の差し込み操作が容易に行えるようにしている。
請求項2に係る発明の継手機構によれば、ストッパ部材の内周壁面の粗面が鋸歯状であるため、上記した通りストッパ部材の断面形状がくさび形を呈し、被接続管に引き抜き方向の力がかかった際には、そのくさび形断面形状の内周壁面の鋸歯が被接続管の外周壁面に対し、引き抜き力に比例して被接続管の外周壁面に食い込む結果となるため、一層強力な被接続管の抜け止め効果を発揮する。
請求項3に係る発明の継手機構によれば、継手本体の閉塞片を横に倒してストッパ部材導入口を塞ぐと、外側リング溝の内周壁と被接続管の外周壁との間にセットされたストッパ部材は、ストッパ部材導入口から抜け出せなくなるという効果を発揮する。
請求項4に係る発明の継手機構によれば、ストッパ部材の後端縁部に立ち上がり片を形成することにより、ストッパ部材の差込操作時の取り扱いが容易となり、継手機構の組み立て操作性が一層向上する。
請求項5に係る発明の継手機構によれば、ストッパ部材導入口の縁部近くに切欠部を形成したため、ストッパ部材のセットが完了した段階で立ち上がり片をその切欠部に収納することにより、ストッパ部材のセット位置の安定性が一層確実になる。
請求項6に係る発明の継手機構によれば、被接続管の挿入先端が当接可能となる位置決め段部を、継手本体の内周壁面に形成したので、継手本体内に被接続管を差し込み、その際被接続管の挿入先端をその位置決め段部に当接させるだけで、被接続管の継手本体内への望ましい挿入位置が自動的に決定され、ストッパ部材の差込操作を適切かつ効果的に行えるという効果がある。
以下添付図面に基づいて、本発明に係る継手機構の一実施の形態を詳説する。
図1は本発明に係る継手機構の分解斜視図、図2は同組み立ての途中状態の斜視図、図3は同組み立て完成状態の斜視図、図4は閉塞片でストッパ部材導入口を閉塞した状態の斜視図、図5は一旦組み立てた継手機構からストッパ部材を取り外す状態の斜視図、図6は組み立て完成状態の継手機構の縦断面図、図7は同平面図である。
また図8は鞘管タイプの実施例の平面図、図9はT字管タイプの実施例の平面図、図10はエルボ管タイプの実施例の平面図、図11はストッパ部材の立ち上がり片を収納する切欠部を示す斜視図、図12は前図にストッパ部材をセットした状態の斜視図であり、図13はストッパ部材の平面図、図14は前図のX−X線断面図である。
本発明の継手機構は、継手本体1と、ストッパ部材11と、被接続管A,B、C、とシール用弾性リング21とで構成される。
まず継手本体1は金属、合成樹脂などの適宜素材で形成される円筒状の筒体であり、その内周壁2には外側リング溝3が刻設されている。
この外側リング溝3には、ストッパ部材11の外周側縁部11aが収納される。またこの外側リング溝3を形成した継手本体1の壁部の一部位置には、ストッパ部材11の帯体の幅寸法L1より広幅に形成されるストッパ部材導入口4が刻設されている。
このストッパ部材導入口4の幅寸法L2は、ストッパ部材11の帯体の幅寸法L1より広幅としているが、幅寸法L2の大きさを、ストッパ部材11の帯体の幅寸法L1の1.5〜2.5倍程度に形成すると、ストッパ部材の差し込み操作が無理なく行えるという効果がある。
この倍率は継手機構を構成する各部材の大きさ、素材などにより適宜選択されることであり、ストッパ部材11に芯ずれピッチL3を形成する場合には、その芯ずれピッチL3と等しくなるようにすることが望ましい。
また、継手本体1に形成したシール用弾性リング溝5は、シール用弾性リング21のシール性とセット位置を確実にするために適宜形成される溝である。
さらに、継手本体1の各端縁外側に形成される膨隆縁部6は、継手本体1の強度の保持と、作業時の取り扱い易さを確保するために形成されたものである。
さらにストッパ部材11は金属などのリング状帯体の一部を切欠した形状であるが、図1に示すようにリング状帯体の対向両端部12,13がわずかに芯ずれ(図1において、芯ずれピッチをL3で表示している)するように螺旋ねじりを加えることが望ましい。
本発明の継手本体における外側リング溝3を形成した部分の外周壁は、隆起状に形成されることが通常であり(もちろん継手本体の厚さ寸法により、隆起状に形成されないことも考えられるが、全体の薄肉化を図る観点からは隆起状に処理することが一般的となる)、ストッパ部材導入口4にストッパ部材11の先端12をあてがうと、ストッパ部材の先端12以外のストッパ部材11の残部は螺旋ねじりを加えられた状態で継手本体1の外周壁に沿うように位置する。
ストッパ部材11を外側リング3内に円滑に差し込むためには、現場の作業者がストッパ部材11に螺旋ねじりを加えながら行うこととなる。ここで本発明のストッパ部材11では事前に螺旋ねじりを加えたものを使用するため、ストッパ部材を形成するリング状帯体の対向両端部12,13がわずかに芯ずれ(図1において、芯ずれピッチを符号L3で表示した)するように螺旋ねじりが加えられている。
続いて、このストッパ部材11の後端13の縁部を折り曲げるなどして、立ち上がり片14を形成しておくと、ストッパ部材11をストッパ部材導入口4に差し込むときに、この立ち上がり片を把持して操作することができ、かつ立ち上がり片14はストッパ部材11が所定位置まで正確に挿入されたか否かの目印となり、さらには所定位置で差し込み操作を止める際の停止機能を発揮することにもなる。
もちろん、ストッパ部材11を何らかの理由で引き抜く場合には、この立ち上がり片14を把持することで、その操作が大変容易になるという特徴もある。
さらに本発明では、前記継手本体1のストッパ部材導入口4の近くに、このストッパ部材導入口4を塞ぐ閉塞片7を形成することができ、ストッパ部材11の先端12をストッパ部材導入口4から挿入し、前記外側リング溝3と被接続管A,B,Cの外周壁との間にストッパ部材11を正しくセットした後に、閉塞片7を倒してストッパ部材導入口4を塞ぐと、ストッパ部材11はそのセット位置で安定的に保持され、継手本体1から抜け出なくなる(図11及び図12参照)。
また前記継手本体1のストッパ部材導入口4の縁部近くに、ストッパ部材11の立ち上がり片14を収納できる切欠部8を形成した場合には、ストッパ部材の先端12をストッパ部材導入口4から挿入し、このストッパ部材11を正しくセットした後に、ストッパ部材11の立ち上がり片14を切欠部8に収納させるだけで、ストッパ部材11を目的のセット位置で安定的に保持させることが可能となり、この安定状態によりストッパ部材11は継手本体1から不用意に抜け出さない状態となる(図11及び図12参照)。
上記の構成に係る本件発明の継手機構の組み立ての手順を説明する。
まず図1の状態で被接続管A,B,CにOリングのようなシール用弾性リング21を係止して、被接続管Aの挿入先端15を継手本体1の内側に差し込む。
このとき継手本体1の内周壁2には、位置決め用段部10が突設形成されているため、被接続管Aの挿入先端15はその位置決め用段部10に突き当たって適正な位置に停止する。これにより、容易に被接続管Aの挿入適正位置を割り出すことができる。
さらに、被接続管Aの挿入先端15を位置決め用段部10に突き当てる手前の好みの位置で停止させたいような場合(例えば、被接続管の延び代などを考慮して遊び寸法を確保しておきたいケース)には、一旦被接続管Aの挿入先端15を位置決め用段部10に突き当て、その位置でマーキングをした後、そのマーキング位置より一定寸法離れた位置に好みの修正マーキングを施し、その修正マーキングを頼りにして被接続管Aを継手本体1内に差し込むようにすればよい。
ついで図2に示すように、ストッパ部材11の先端12をストッパ部材導入口4より回転進行させる要領で、徐々に外側リング溝3と被接続管Aの外周壁の間にストッパ部材11を正しくセットするように差し込んでいく。ストッパ部材11の立ち上がり片14がストッパ部材導入口4の縁部に当接した時点で差し込み操作は完了する。
この差し込み操作中は、ストッパ部材11は芯ずれするように螺旋ねじりを加えられた状態となっているため、差し込み時に強い抵抗を受けることなく軽い力で円滑に差し込める利点がある。また差し込み操作が完了した時点では、継手本体1の内周壁2に刻設した外側リング溝3により、ストッパ部材11に形成された螺旋ねじりは規制修復され、ストッパ部材11はほぼ芯ずれのないリング状を呈するようになる。
このような状態で、ストッパ部材11の外周側縁部11aは外側リング溝3内に収まるため、被接続管Aに抜け出す方向の引き抜き力がかかった場合、ストッパ部材11の働きでその抜け出しは防止される。
すなわち、本発明のストッパ部材11は図13及び図14に示されるように、その横断面がくさび状に形成されていて、外側リング溝3の内周壁3aは挿入方向の後端側から先端側に向かって拡開状態のテーパー面に形成され、ストッパ部材11の外周壁11aも外側リング溝のテーパー面に対応する形状のテーパー面に形成されているので、ストッパ部材のくさび効果により、被接続管Aにかかる引き抜き力に比例して徐々に締め付け力を高める作用を発揮するので、確実なブレーキ力を付与することが可能となる。
また前記ストッパ部材11の内周壁11bは被接続管Aの外周壁9と略平行状に形成されると共に、ストッパ部材11の内周壁11b面を滑り止め効果のある粗面に形成しているので、被接続管とストッパ部材との接触面は、面接触する状態で平行状に配置される位置関係を保っている。
ストッパ部材11の内周壁11b面に形成される粗面としては、ザラつき感があって滑り止め効果のある粗面であれば特に制限はないが、引き抜き方向に対して抵抗がかかる形状を呈する鋸歯状に形成しておくと、上記被接続管Aの引き抜き力に対して一層確実なブレーキ力が発揮される。
さらに本発明のストッパ部材11は、リング状帯体の一部を切欠しているが、その切欠部以外はすべて連続状になっているため、外側リング溝3の内周壁3aから伝えられる押圧力(締め付け力)は、ストッパ部材11の内周壁11b面から面状締め付けの状態で被接続管Aに伝えられる(巾着袋の巾着紐のような連続締め付け効果がある)ため、上記の被接続管Aの引き抜き力に対して一層確実なブレーキ力が発揮されることとなる。
このような本発明のストッパ部材11の構成は、被接続管Aが厚肉の場合は当然であるが、特に薄肉のものであった場合でも十分対応することができるという特徴がある。
ついで何らかの理由でストッパ部材11を継手本体1から引き出すような場合には、前記の差し込み操作と逆順序の操作を行うことで対処可能となる。このような操作が可能となるため、被接続管A、B、Cの交換あるいは配管の再施工などがあった場合には、何度でもその作業を繰り返せるという特徴が生まれる。
また一度安定した位置に収められたストッパ部材11は、外部からその状態を視認するというチェックを行うだけで、継手機構の間違いのない施工が行われていることを確認することができ、万一現場で粗雑な作業が行われたようなケースがあったとしても、安全性のチェックが簡単に行えるという特徴もある。
本発明の継手機構では、被接続管側から見て、挿入先端15に近い位置にシール用弾性リング21を配設し、挿入先端15より離れた側にストッパ部材11が配設されるように位置づけているため、被接続管A内を流れる流体の液漏れなどの問題はシール用弾性リング21の存在で安全に対処できるという配置になっている。すなわち、ストッパ部材11の組み立て部付近の構成は、液漏れのためのシール性をまったく問題にしなくてもよいこととなる。
本発明の継手機構は、鞘管タイプの配管(図8参照)でも、T字管タイプ(図9参照)の配管でも、さらにはエルボ管タイプ(図10参照)の配管でも、またこれらに準ずるいかなるタイプのものにも応用できる。
本発明の継手機構は、従来の同種の機構と比較してカシメやねじ止めなどを必要としないため、特別の作業工具を使わなくても簡単に施工が行えるため、作業性に優れるという特徴がある。
本発明に係る継手機構は、給排水管、給排気管、電力・通信ケーブル保護管等の各種配管工事の分野で利用可能である。
本発明に係る継手機構の分解斜視図である。 同組み立ての途中状態の斜視図である。 同組み立て完成状態の斜視図である。 閉塞片でストッパ部材導入口を閉塞した状態の斜視図である。 一旦組み立てた継手機構からストッパ部材を取り外す状態の斜視図である。 組み立て完成状態の継手機構の縦断面図である。 同平面図である。 鞘管タイプの実施例の平面図である。 T字管タイプの実施例の平面図である。 エルボ管タイプの実施例の平面図である。 ストッパ部材の立ち上がり片を収納する切欠部を示す斜視図である。 前図にストッパ部材をセットした状態の斜視図である。 ストッパ部材の平面図である。 前図のX−X線断面図である。
符号の説明
1…継手本体
2…継手本体の内周壁
3…継手本体に刻設する外側リング溝
3a…外側リング溝の内周壁
4…ストッパ部材導入口
5…シール用弾性リング
6…膨隆縁部
7…閉塞片
8…切欠部
9…被接続管の外周壁
10…位置決め用段部
11…ストッパ部材
11a…ストッパ部材の外周壁
11b…ストッパ部材の内周壁
12…ストッパ部材の先端
13…ストッパ部材の後端
14…ストッパ部材の立ち上がり片
15…被接続管の挿入先端
21…シール用弾性リング
A、B、C…被接続管
L1…ストッパ部材の帯体の幅寸法
L2…ストッパ部材導入口の幅寸法
L3…芯ずれピッチ

Claims (6)

  1. 円筒状の継手本体と、金属製のリング状帯体の一部を切欠した形状のストッパ部材と、継手本体の内側に挿入される被接続管と、この被接続管の挿入先端付近の外周に取り付けられるシール用弾性リングとで構成され、被接続管の外周壁には前記ストッパ部材の内周側縁部を収納するための凹部を一切形成することなく、継手本体内に被接続管を挿入した状態で、前記ストッパ部材を継手本体に対し、差し込み操作及び引き出し操作が行えるように構成した継手機構であって、
    継手本体の内周壁には、ストッパ部材の外周側縁部が収納される外側リング溝を刻設し、このストッパ部材の帯体の幅寸法より広幅に形成されるストッパ部材導入口を、前記外側リング溝の刻設位置からわずかに挿入先端側にずらした継手本体の外壁部位置に刻設し、
    前記ストッパ部材は、その帯体の対向両端部がわずかに芯ずれするように螺旋ねじりを加えた状態となっており、
    前記外側リング溝の内周壁は挿入方向の後端側から先端側に向かって拡開状態のテーパー面に形成され、前記ストッパ部材の外周壁も上記外側リング溝のテーパー面に対応する形状のテーパー面に形成され、
    前記ストッパ部材の内周壁は被接続管の外周壁と略平行状に形成されると共にその内周壁面を滑り止め効果のある粗面に形成したことを特徴とする継手機構。
  2. ストッパ部材の内周壁面の粗面が鋸歯状であることを特徴とする請求項1記載の継手機構。
  3. 前記ストッパ部材導入口を塞ぐ閉塞片を継手本体の一部に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の継手機構。
  4. 前記ストッパ部材の挿入方向の後端縁部に立ち上がり片を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の継手機構。
  5. 前記ストッパ部材導入口の縁部近くに、ストッパ部材の立ち上がり片を収納できる切欠部を形成したことを特徴とする請求項4記載の継手機構。
  6. 被接続管の挿入先端が当接可能となる位置決め段部を、継手本体の内周壁面に形成したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の継手機構。
JP2006096202A 2006-03-31 2006-03-31 継手機構 Expired - Fee Related JP5190648B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096202A JP5190648B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 継手機構
PCT/JP2007/052430 WO2007116606A1 (ja) 2006-03-31 2007-02-05 継手機構
US12/309,685 US7954860B2 (en) 2006-03-31 2007-02-05 Coupling mechanism
EP07714038A EP2056010A1 (en) 2006-03-31 2007-02-05 Joint mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096202A JP5190648B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 継手機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007270930A JP2007270930A (ja) 2007-10-18
JP5190648B2 true JP5190648B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=38580908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006096202A Expired - Fee Related JP5190648B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 継手機構

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7954860B2 (ja)
EP (1) EP2056010A1 (ja)
JP (1) JP5190648B2 (ja)
WO (1) WO2007116606A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MX2013006899A (es) 2010-12-17 2013-07-17 Halliburton Energy Serv Inc Perforacion del pozo con determinacion de caracteristicas del pozo.
US8985200B2 (en) 2010-12-17 2015-03-24 Halliburton Energy Services, Inc. Sensing shock during well perforating
US9091152B2 (en) 2011-08-31 2015-07-28 Halliburton Energy Services, Inc. Perforating gun with internal shock mitigation
US9016385B2 (en) * 2013-02-20 2015-04-28 Halliburton Energy Services, Inc. Securing connections in alternate path well screens
US9649484B2 (en) * 2013-03-28 2017-05-16 Covidien Lp Snap connection for two tubes
US9151426B2 (en) * 2013-08-28 2015-10-06 Spears Manufacturing Co. Closure fitting for containment piping
JP1562036S (ja) * 2015-10-20 2016-10-31
JP6113312B1 (ja) * 2016-01-20 2017-04-12 株式会社多久製作所 管部の接続構造
US20180216767A1 (en) 2017-02-02 2018-08-02 North American Pipe Corporation Apparatus for conduit squeeze retainer
US11098834B2 (en) 2017-09-18 2021-08-24 North American Pipe Corporation System, method and apparatus for debris shield for squeeze-activated retainer for a conduit

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US472342A (en) * 1892-04-05 X h hosexcouplingl
US611305A (en) * 1898-09-27 Pipe-lock
US1622216A (en) * 1925-11-04 1927-03-22 Anlauf Herman Coupling
US2952480A (en) * 1956-10-22 1960-09-13 Beckman Instruments Inc Fastening device detachably coupling grooved cylindrical surfaces
US3151891A (en) * 1960-11-14 1964-10-06 Automatic Sprinkler Corp Pipe coupling with controlled wedging action of a contractible ring
US3144262A (en) * 1961-07-20 1964-08-11 Frank J Reynolds Quick connection for male-female coupling
US3177019A (en) * 1961-08-03 1965-04-06 Price Brothers Co Pipe joint construction
US3456963A (en) * 1967-07-31 1969-07-22 Stephen V Dillon Bead type coupling for plain end pipe joint
IL31857A0 (en) * 1969-02-26 1969-05-28 Bega Plast Sarl Improvements in or relating to a clamp coupling
US3815940A (en) * 1971-07-22 1974-06-11 Mueller Co Joint for smooth end or flareless pipe
US3920270A (en) * 1973-10-03 1975-11-18 Jr Howard R Babb Pipe coupling
US4061366A (en) * 1975-10-01 1977-12-06 Affa Stephen N Connector
US4040651A (en) * 1976-03-03 1977-08-09 Western Plastics Corporation Self-locking pipe coupling
US4083585A (en) * 1976-11-12 1978-04-11 Gordon H. Cork Tube coupling
US4466640A (en) * 1981-08-05 1984-08-21 Dresser Industries, Inc. Pullout resistant pipe coupling
JPH06100302B2 (ja) * 1986-09-17 1994-12-12 株式会社クボタ 離脱防止管継手
JP2764435B2 (ja) 1989-06-20 1998-06-11 コニカ株式会社 塗布装置
JPH0672679B2 (ja) * 1990-01-17 1994-09-14 八郎 井上 界面継手
JPH07139674A (ja) 1993-11-15 1995-05-30 Takasago Thermal Eng Co Ltd 伸縮管継手
JPH07174271A (ja) * 1993-12-21 1995-07-11 C I Kasei Co Ltd 管の継手構造
US5490694A (en) * 1995-03-03 1996-02-13 American Fence Corp Threadless pipe coupler
US5709415A (en) * 1995-09-11 1998-01-20 Xyzyx International Corporation Quick connect disconnect coupling
JPH1019178A (ja) 1996-07-04 1998-01-23 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 管継手
FR2762054B1 (fr) * 1997-04-09 1999-05-21 Pont A Mousson Jonc fendu metallique pour joint verrouille entre elements de canalisation, et joint verrouille correspondant
US5992905A (en) * 1998-04-07 1999-11-30 Suiken + Kennedy, Llp Breech lock fitting joint
JP3658191B2 (ja) * 1998-07-07 2005-06-08 積水化学工業株式会社 水道用ポリエチレン管の配管用離脱防止管継手
JP2000104871A (ja) * 1998-09-25 2000-04-11 Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd 管継手用ロックリング及び管継手
JP2000227185A (ja) * 1999-02-08 2000-08-15 Sekisui Chem Co Ltd 管の接続方法と接続構造
FR2798979B1 (fr) * 1999-09-28 2003-09-26 Daniel Pouillard Procede et dispositif pour raccordement mecanique etanche
JP2002310350A (ja) * 2001-04-09 2002-10-23 Suiken:Kk 管継ぎ手
US6913293B1 (en) * 2002-12-05 2005-07-05 Pipelife Jet Stream Inc. Spiral spline pipe joint apparatus and method
JP4236033B2 (ja) * 2003-02-03 2009-03-11 秀男 鈴木 継手機構
US6893051B1 (en) * 2003-12-31 2005-05-17 Join Top Co., Ltd. Pipe coupling
JP4644063B2 (ja) * 2005-07-26 2011-03-02 豊田合成株式会社 管接続構造体
PL1849956T3 (pl) * 2006-04-26 2009-01-30 Bauer Maschinen Gmbh Sprzęgło rurowe dla elementów rurowych

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007270930A (ja) 2007-10-18
WO2007116606A1 (ja) 2007-10-18
US7954860B2 (en) 2011-06-07
US20100001515A1 (en) 2010-01-07
EP2056010A1 (en) 2009-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5190648B2 (ja) 継手機構
TWI516704B (zh) Shaped pipe fittings
JP4359704B2 (ja) 樹脂管用継手
JP4890130B2 (ja) 樹脂管用ワンタッチ継手
JP4939826B2 (ja) 管継手の組立て方法
JP5662783B2 (ja) 管の接続構造
JP5019971B2 (ja) 管継手
JP2009103169A (ja) 継手
JP4236033B2 (ja) 継手機構
JP4428625B2 (ja) 樹脂製ヘッダーの接続部における補強構造
JP4778853B2 (ja) 継手用防塵キャップ及び防塵キャップ付き継手
JP5080151B2 (ja) 管継手
JP4842019B2 (ja) 配管接続構造
JP2008309252A (ja) 管継手
JP5451130B2 (ja) 管接続装置
JP4845536B2 (ja) 管端面の防食構造
JP4500882B1 (ja) ハウジング形管継手
JP4135111B2 (ja) 自在継手管
JP2005233351A (ja) 樹脂パイプ用継手構造および樹脂パイプ用継手を用いた樹脂パイプ接続方法
JP4828381B2 (ja) 継手
JP4637269B1 (ja) ハウジング形管継手
JP2010181005A (ja) 管継手及び管継手の接続解除方法
KR101906382B1 (ko) 지중케이블용 연결구
JP2009228761A (ja) 管継手
JP2011202790A (ja) 樹脂配管の樹脂配管用継手への接続方法及び樹脂配管用継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120508

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120515

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5190648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees