JP5187895B2 - ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 - Google Patents

ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5187895B2
JP5187895B2 JP2008199064A JP2008199064A JP5187895B2 JP 5187895 B2 JP5187895 B2 JP 5187895B2 JP 2008199064 A JP2008199064 A JP 2008199064A JP 2008199064 A JP2008199064 A JP 2008199064A JP 5187895 B2 JP5187895 B2 JP 5187895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
positioning member
liquid material
drive mechanism
mechanism according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008199064A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010036070A (ja
Inventor
和正 生島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Engineering Inc
Original Assignee
Musashi Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Engineering Inc filed Critical Musashi Engineering Inc
Priority to JP2008199064A priority Critical patent/JP5187895B2/ja
Priority to CN200980137171.6A priority patent/CN102159327B/zh
Priority to KR1020117004731A priority patent/KR101630250B1/ko
Priority to PCT/JP2009/003610 priority patent/WO2010013475A1/ja
Priority to TW098125811A priority patent/TWI483781B/zh
Publication of JP2010036070A publication Critical patent/JP2010036070A/ja
Priority to HK11110155.7A priority patent/HK1155687A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP5187895B2 publication Critical patent/JP5187895B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/0278Arrangement or mounting of spray heads

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置に関し、より具体的には、液体材料を吐出するノズルとテーブル上に載置されたワークとを駆動機構により相対移動させてワーク面に液体材料を塗布する際に、メンテナンス作業に伴うノズル位置のずれを補正することができるノズル位置補正機構に関する。
液体材料の補充やメンテナンスなどの作業を行う場合、ノズルや貯留容器を含む吐出装置を塗布装置から取り外すことがある。そして、液体材料の補充やメンテナンスなどの作業が完了すると吐出装置を再び塗布装置へと取り付ける。このとき、吐出装置が有するノズル先端に形成される吐出口の位置は、取り外す前の位置からずれていることがほとんどである。このままの状態で塗布作業を再開すると、所望としない位置へ液体材料を塗布することになってしまい、結果として液体材料が塗布されたその製品は不良品となってしまう。そこで、上記のような事態を回避すべく、吐出装置を取り付ける際にノズル先端位置を調整する機構や方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、基板面に液体材料を塗布する塗布装置において、液体材料が貯留されるシリンジに取り付けられ、基板面に向け液体材料を吐出するノズルと、このノズルを横方向から撮像し、その撮像画像から、ノズル先端の高さ位置、及びノズル先端の鉛直線からの位置ずれ量を検出する位置検出器と、この位置検出器からの前記高さ位置と前記位置ずれ量とに基づき、前記シリンジの位置補正を行う制御器とを具備することを特徴とする塗布装置、が開示されている。
また、特許文献2には、塗布ノズルおよび撮像装置を備える塗布装置において、それらの相対位置を検出する方法であって、塗布ノズルにより試し塗布面に塗布剤を塗布するとともに、そのときの撮像装置の撮像中心の位置である第一位置を取得し、次に撮像装置により試し塗布面に塗布された塗布剤を撮像してその塗布剤の中心の位置と撮像装置の撮像中心とが一致する位置である第二位置を取得し、その第一位置と第二位置とのX軸方向およびY軸方向の差を塗布ノズルの撮像装置に対する相対位置を表す値として取得することを特徴とする撮像装置と塗布ノズルとの相対位置検出方法、が開示されている。
特許文献1や2で用いられている位置検出機器はカメラであるが、その他の光学機器、例えば、レーザー変位計やフォトセンサなどを用いる場合もある。
このような特別の機器を設けることをきらい、吐出装置が搭載されたXYZ駆動機構を手動で操作して、目視にて塗布位置などの目標位置に合うようノズル先端を移動させ、その移動量の差違から塗布作業開始位置などの設定を修正することも依然として行われている。
特開2000−5679号公報 特開2003−142816号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の発明においては、位置を検出するためにカメラやセンサなどの特別の機器が必要であり、また、検出結果に基づく演算処理や制御も複雑になっていた。
また、特許文献2に記載の発明においては、位置検出のために試し塗布を行わなければならず、このために試し塗布面を別に設ける必要があった。
さらに、目視により位置合わせをしている場合、その位置は作業者によりばらつきがあり、精度にも限界があった。また、この作業は繁雑で時間がかかっていた。
そこで本発明は、カメラやセンサなどの特別な機器を必要とせず、簡易な構成で機械的に位置調整が行えるノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、液体材料を吐出するノズルとテーブル上に載置されたワークとを駆動機構により相対移動させてワーク面に液体材料を塗布する際に、前記ノズルの位置を補正するためのノズル位置補正機構であって、前記駆動機構に対する前記ノズルの相対位置を調整する調整部と、前記ノズルが挿通されるノズル挿通孔、および、前記ノズル挿通孔に挿通されたノズルの先端部分と当接する当接面を有する位置決め部材を備えることを特徴とするノズル位置補正機構である。
第2の発明は、第1の発明において、前記位置決め部材は、前記当接面を形成する空間を内部に含み、前記ノズル挿通孔が、前記位置決め部材の一の面と前記空間を連通するように設けられることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、前記位置決め部材が、前記ノズル挿通孔を有する第1の部材と、前記当接面を形成する空間を含み、前記第1の部材と接合される第2の部材とを備えることを特徴とする。
第4の発明は、第2または3の発明において、前記空間が、前記当接面を外部から視認できる窓を構成することを特徴とする。
第5の発明は、第1ないし4のいずれかの発明において、前記位置決め部材には、異なる内径のノズル挿通孔が複数設けられていることを特徴とする。
第6の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、前記ノズル挿通孔のノズル進入側の端部が、テーパー状に形成されることを特徴とする。
第7の発明は、第1ないし6のいずれかの発明において、前記位置決め部材が、プラスチック材料からなることを特徴とする。
第8の発明は、第1ないし7のいずれかの発明に係るノズル位置補正機構と、液体材料を吐出するノズルを有する吐出装置と、液体材料が塗布されるワークを載置するテーブルと、ノズルとワークとを相対移動させる駆動機構と、制御部と、を備える塗布装置である。
第9の発明は、第8の発明において、前記制御部が、位置決め部材の位置を前記駆動機構の基準位置に対する相対位置として把握することを特徴とする。
本発明によれば、カメラやセンサなどの特別の機器を用いず機械的に位置決めがなされるので、構成を単純化することが可能であり、作業者による作業精度のばらつきもない。
また、複雑な演算処理や制御を行わないため短時間でノズル位置調整を行うことができ、塗布作業開始位置などの設定修正の必要もない。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
[位置決め部材]
本発明に係る位置決め部材101の概略斜視図を図1に、正面図を図2に示す。図1および2の構成例では、位置決め部材101は、嵌合部材102と当接部材103の二つの部材から構成される。嵌合部材102は、概ね直方体形状をしており、吐出装置705が有するノズル707の先端部分が挿通される孔104が上面から下面へ貫通するよう設けられている。
孔104は、ノズル707より僅かに広径に形成されており、ノズル707のずれを修正するのに充分な深さ(例えば、ノズルの長さの1/3〜1/2)がある。孔104は、ノズル進入側の縁部にテーパー部105が設けられている。別の言い方をすれば、孔104の入口部分は円錐台状であり、円錐台の先端から出口部分にかけては円筒状となっている。このようにテーパー部105が設けられていることにより、後述する調整機構301によりノズル707先端部分を孔104に嵌合させる際、ノズル707をより挿入しやすくしている。また、嵌合部材102は、熱的性質(特に膨張や収縮)の優れたプラスチック材料(例えば、ポリエーテルエーテルケトン)、からなることが好ましい。なぜなら、第一に、熱による膨張や収縮を抑えることにより熱に起因するノズル位置補正の誤差を最小限とすることができるからであり、第二に、金属材料により構成すると、ノズル707を孔104に挿入した際にノズル707を傷つける可能性があるからである。このような目的が達成できるのであれば、位置決め部材101の一部部分のみ(例えば、嵌合部材102のみ)をプラスチック材料で構成してもよい。
なお、孔104の形状はノズル707の形状に合わせて形成されればよく、円筒状に限定されない。
当接部材103は、中央に窪み部108を有する凹形状をしており、この窪み部108の底面が、ノズル707先端部分の吐出口が形成される面と突き当たる当接面106を構成する。当接部材103と嵌合部材102との間に隙間あけて当接面106を設けることにより、後述する調整機構301によりノズル707を嵌合させてノズル先端を当接面に突き当てる際、目視でも確認することができるようになる(窓の役割)。図1および2の構成例では、上記二つの部材(102、103)が、ねじ107などの締結部材で固定されて位置決め部材101を構成する。嵌合部材102と当接部材103とが別部材で構成されていることにより、孔104の内側や外側の縁部などに液体材料が付着してしまった場合や、ノズル707の径を変更する場合などに、位置決め部材101全体を外さなくとも嵌合部材102のみ取り外して清掃や他部品への交換を行うことができる。
もっとも、上記二つの部分(102、103)は別部材で構成しなくてもよく、ノズル707の嵌合する孔104やノズル先端が当接する当接面106を一つの部材に設けてもよい。また、窪み部108は必須の構成ではなく、設けなくともよい。
位置決め部材101は、駆動機構(702、703、704)の基準位置(例えば原点など)に対して相対的に決まった位置(基準位置から指定された座標にある位置)に配設される。例えば、位置決め部材101は、テーブル710上の塗布対象物708と重ならない位置に配設されるが、ノズル707の可動範囲であればどこに設置してもよい。位置決め部材101は特定の位置に固定配置されているため、位置決め部材101によってノズル707の位置調整をすれば、制御部に記憶した位置(座標)へノズル707の位置を合わせることができる。そうすると、位置調整されたノズル707とワーク上の塗布位置との関係は制御部に記憶した位置(座標)のとおりとなるので、塗布開始位置の特定作業も不要である。
また、位置決め部材101の嵌合部材102に、比較的深い(長い)直線状の孔をワーク面に対し垂直な直線と平行に設けることにより、ノズル707の取替え時におけるノズル中心軸の前記の垂直な直線からのズレ(傾きなど)を修正することができる。本発明では、ノズル707の先端部分が当接部材103の当接面に突き当たる位置にノズル707を調整したときに、前記ノズル707の先端部分のZ軸方向の位置(基準面からの高さ)は常に同じであるため、ワーク上に塗布するために必要なクリアランスの設定を変更する必要はない。したがって、ノズル707の種類や製造誤差によるノズル先端部分の形状等のばらつきへの対応が容易である。
このように、本発明の位置決め部材101を使用することにより、ノズル707の塗布位置、ワークとのクリアランスの設定を自動または手動で変更することなく、簡単に位置を合わせることができる。
[調整機構]
本発明に係る調整機構301の概略斜視図を図3に、その三面図を図4に示す。図4において、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図を示す。ここで、X、Y、Z軸の各方向は図3で符号302に示す座標軸の方向とする。
図3に示すように、調整機構301は、吐出装置705(点線で図示)と、Z軸駆動機構704(点線で図示)に取り付けられた接続部材303との間に設置されている。そして調整機構301は、X方向調整部304、Y方向調整部305、Z方向調整部306からなり、各調整部(304、305、306)は、それぞれスライドガイド(307、308、309)およびスライド部材(310、311、312)からなっている。各スライドガイド(307、308、309)は、図3に矢印で示した各方向へ各スライド部材(310、311、312)を移動できるよう取り付けられており、これにより吐出装置705をXYZの各方向へ移動させることができる。
また、各調整部(304、305、306)には、各調整部を任意の位置で固定するためのクランプ板(313、314、315)とクランプねじ(316、317、318)が取り付けられている。クランプ板(313)は、スライド部材と接続部材間に渡るように設けられており、クランプ板(314、315)は二つのスライド部材間を渡るように設けられている。クランプ板(313、314、315)は、一方が固定ねじ319で固定され、他方がクランプねじ(316、317、318)で固定されている。クランプ板(313、314、315)のクランプねじ(316、317、318)側には、移動方向に対応した長円の孔320が開けられている。クランプねじ(316、317、318)は太径のつまみ部分と細径のねじ部分とから構成され、そのねじ部分は、その孔320の幅に対してわずかな隙間をもって挿通されており、そのねじ部分の先端はスライド部材又は接続部材に螺入している。
クランプ板(313、314、315)およびクランプねじ(316、317、318)の働きを、Z方向調整部306を例にとって以下に説明する。Zクランプねじ318を緩めると、Zクランプねじ318のつまみ部分とYスライド部材311との間にZクランプ板315を挟んでいた力が緩み、固定ねじ319側のZスライド部材312が移動可能となる。逆に、Zクランプねじ318を締めると、Zクランプ板315がZクランプねじ318のつまみ部分とYスライド部材311との間に挟まれて動きが制限され、Zスライド部材312は固定される。Zスライド部材312はZクランプ板315に開けられた長円の孔320の長さの範囲内で移動可能となっている。
[補正手順]
上記位置決め部材101および調整機構301を用いたノズル707の位置の補正手順を以下に説明する。なお、以下では説明の便宜上、符号を付す場合があるが、符号と対応する図面の構成に限定した手順を説明するものではない。
図5に、本発明の第一の補正手順のフローチャートを示す。
まず、ノズルを有する吐出装置705を塗布装置701の駆動機構(702、703、704)に調整機構301を介して取り付ける(STEP11)。ここで、調整機構301にてノズル707をZ方向上方へ移動させておく(STEP12)。これは、次のステップでノズル707を移動した際にノズル707の先端が位置決め部材101に衝突しないようにするためである。次に、予め設定された位置決め部材101の位置(XYZ位置決め位置)へ駆動機構(702、703、704)を用いてノズル707を移動する(STEP13)。なお、位置決め位置は、一度設定をしたら変更しないようにし、ノズル707の位置の調整・変更は調整機構301を用いて行う(STEP14〜15)。位置決め部材101の上方にノズル707を移動したら、はじめに、ノズル707の先端が嵌合部材の孔104の位置に合うようにXおよびY方向の調整部304、305を用いてノズル707の先端の位置を微調整する。この位置合わせが完了したら、クランプねじ316、317を締めてXおよびY方向調整部を固定する(STEP14)。続いて、Z方向調整部306を用いてノズル707を嵌合部材の孔104へ挿入し、ノズル707の先端が当接面106に突き当たるまで下降させる。この際、ノズル707の先端を目視にて確認しながら行うとよい。突き当たった位置でクランプねじ318を締めてZ方向調整部306を固定する(STEP15)。ノズル707を嵌合部材の孔104から抜脱し、塗布作業を開始する(STEP16)。
また、別の方法として、次に示すような手順でノズル707の位置調整を行うこともできる。
図6に、本発明の第二の補正手順のフローチャートを示す。
まず、ノズル707を有する吐出装置705を塗布装置701の駆動機構(702、703、704)に調整機構301を介して取り付ける(STEP21)。次に、予め設定されたXYZ位置決め位置のうちZ位置を除くXおよびY位置へ駆動機構(702、703)を用いてノズル707を移動する(STEP22)。位置決め部材101の上方にノズルが移動したら、ノズル707の先端位置が嵌合部材の孔104の位置に合うようにXおよびY方向の調整部304、305を用いてノズル707の先端の位置を微調整する。この位置合わせが完了したら、クランプねじ316、317を締めてXおよびY方向調整部を固定する(STEP23)。続いて、予め設定されたXYZ位置決め位置のうちZ位置への移動のみを駆動機構(704)を用いて途中まで行う(STEP24)。STEP24で嵌合部材の孔104に途中まで挿入されたノズル707を、Z方向調整部306を用いてノズル707の先端が当接面106に突き当たるまで下降させる。この際、ノズル707の先端を目視にて確認しながら行うとよい。突き当たった位置でクランプねじ318を締めてZ方向調整部を固定する(STEP25)。ノズル707を嵌合部材の孔104から抜脱し、塗布作業を開始する(STEP26)。
以上では、二つの手順を例示したが、位置決め部材101と調整機構301を用いるものであれば、上記二つの手順に限らず他の手順によってもよい。
以下では、本発明の詳細を実施例により説明するが、本発明は何ら実施例により限定されるものではない。
[塗布装置]
本実施例に係る塗布装置701は図7に示すように、X駆動機構702と、Y駆動機構703と、Z駆動機構704と、吐出装置705とこれらの動作を制御する制御部709とを備えている。
X駆動機構702には、Z駆動機構704が設けられている。Y駆動機構703上には、塗布対象物708を載置するテーブル710が設けられている。吐出装置705は、液体材料を貯留する貯留容器706と、その先端に液体材料を吐出するノズル707とを備えている。吐出装置705として貯留容器706とノズル707との組み合わせを示したが、ノズル707を有するものであれば、これに限らずどのような装置でもよい。
調整機構301は、Z駆動機構704と吐出装置705との間に配設される。このとき、調整機構301、Z軸駆動機構704および吐出装置705をY方向に直列に取り付けるのではなく、吐出装置705が調整機構301のX方向の部位(例えばスライド部材312)に配置されるようにすることが好ましい。これにより調整機構301に対する操作が容易にできるようになる。また、吐出装置705を調整機構301のX方向に配設することでX軸駆動機構702からの距離が短くなり、吐出装置705および調整機構301をY方向に直列に配設した場合よりもZ軸駆動機構704をたわませる荷重を低減することができる。
位置決め部材101は、テーブル710上の塗布対象物708と重ならない位置に配設されている。本実施例では、位置決め部材101をテーブル710上に設けているが、必ずしもテーブル710上に設ける必要はなく、ノズル707の可動範囲であればどこに設置してもよい。また、テーブル710上に設ける場合、当接部材103をテーブル710と一体に設け、嵌合部材102のみ着脱可能としてもよい。いずれの設置方法によるとしても、位置決め部材101は、駆動機構(702、703、704)の基準位置(例えば原点など)に対して相対的に決まった位置(基準位置から指定された座標にある位置)に配設される。交換などの際に取り付け位置の再現性を確保するよう、取り付け面を精度よく加工することや、図示しない位置決めピンなどを設けることが好ましい。
塗布作業に際しては、まず、準備した吐出装置705を塗布装置701に設置する。その後、前述したような方法でノズル707の位置を調整する。そして、塗布対象物708をテーブル710上に載置し、固定する。次に、ノズル707の下へ移動し、塗布が開始される。塗布が終了すると、テーブル710および吐出装置705は各駆動機構(702、703、704)により待機位置へ移動し、一つの塗布対象物708に対する塗布作業は終了となる。複数の塗布対象物708に対し塗布作業を続ける場合は、既塗布の塗布対象物708を未塗布の塗布対象物708と交換して上記の作業を繰り返す。また、液体材料を補充したり、ノズル707を交換したりといった作業を行うため吐出装置705を取り外し、取り付けを行った際には、前述のノズル位置調整を行い、上記の作業を再開する。
[位置決め部材に複数個の孔が設けられる構成例]
実施例1では、位置決め部材101のノズルが嵌合する孔104は一つであったが、使用が想定される複数種類のノズル径に対応するため、内径の異なる複数個の孔(805〜809)を設けてもよい。図8にその構成例を示す。
図8に示す位置決め部材801は、実施例1と同様に嵌合部材802と当接部材803の二つの部材からなる。嵌合部材802には、最も使用するノズルの嵌合する孔805を中央に設ける。そしてその右側には中央の孔805よりも大きい径の孔(806、807)を設け、左側には中央の孔805よりも小さい径の孔(808、809)を設ける。それぞれの孔(805〜809)には、前述と同様なテーパー部810が孔の径に合わせて設けられている。このように予め複数種類の孔(805〜809)を設けておくことにより、液体材料の変更や所望とする塗布の量の変更にも位置決め部材801を交換することなく対応できる。また、予め使用するノズル径が決まっていれば、そのノズルが嵌合する孔を設ければよい。当接部材803に形成される当接面804は、孔(805〜809)の数に対応して形成する。
本発明は、液体材料をノズルより吐出する種々の装置において実施可能である。
実施例として挙げた、先端にノズルを有する貯留容器内の液体材料に調圧されたエアを所望時間だけ印加するエア式だけでなく、例えば、フラットチュービング機構またはロータリチュービング機構を有するチュービング式、先端にノズルを有する貯留容器の内面に密着摺動するプランジャーを所望量移動して吐出するプランジャー式、スクリューの回転により液体材料を吐出するスクリュー式、所望圧力が印加された液体材料をバルブの開閉により吐出制御するバルブ式、弁座に弁体を衝突させて液体材料をノズル先端より飛翔吐出させるジェット式の装置にも本発明を適用することができる。
本発明に係る位置決め部材の概略斜視図である。 本発明に係る位置決め部材の正面図である。 本発明に係る調整機構の概略斜視図である。 本発明に係る調整機構の三面図である。 本発明に係る第一の補正手順のフローチャートである。 本発明に係る第二の補正手順のフローチャートである。 実施例1に係る塗布装置の概略斜視図である。 実施例2に係る位置決め部材を示す概略斜視図である。
符号の説明
101 位置決め部材
102 嵌合部材(第1の部材)
103 当接部材(第2の部材)
104 孔(ノズル挿通孔)
105 テーパー部
106 当接面
107 ねじ
108 窪み部(空間)
301 調整機構
302 座標軸
303 接続部材
304 X方向調整部
305 Y方向調整部
306 Z方向調整部
307 Xスライドガイド
308 Yスライドガイド
309 Zスライドガイド
310 Xスライド部材
311 Yスライド部材
312 Zスライド部材
313 Xクランプ板
314 Yクランプ板
315 Zクランプ板
316 Xクランプねじ
317 Yクランプねじ
318 Zクランプねじ
319 固定ねじ
320 長円の孔
701 塗布装置
702 X駆動機構
703 Y駆動機構
704 Z駆動機構
705 吐出装置
706 貯留容器(シリンジ)
707 ノズル
708 塗布対象物
709 制御部
710 テーブル
801 位置決め部材
802 嵌合部材
803 当接部材
804 当接面
805 中央の孔
806、807 大きい径の孔
808、809 小さい径の孔
810 テーパー部

Claims (9)

  1. 液体材料を吐出するノズルとテーブル上に載置されたワークとを駆動機構により相対移動させてワーク面に液体材料を塗布する際に、前記ノズルの位置を補正するためのノズル位置補正機構であって、
    前記駆動機構に対する前記ノズルの相対位置を調整する調整部と、
    前記ノズルが挿通されるノズル挿通孔、および、前記ノズル挿通孔に挿通されたノズルの先端部分と当接する当接面を有する位置決め部材を備えることを特徴とするノズル位置補正機構。
  2. 前記位置決め部材は、前記当接面を形成する空間を内部に含み、
    前記ノズル挿通孔が、前記位置決め部材の一の面と前記空間を連通するように設けられることを特徴とする請求項1に記載のノズル位置補正機構。
  3. 前記位置決め部材が、前記ノズル挿通孔を有する第1の部材と、前記当接面を形成する空間を含み、前記第1の部材と接合される第2の部材とを備えることを特徴とする請求項1に記載のノズル位置補正機構。
  4. 前記空間が、前記当接面を外部から視認できる窓を構成することを特徴とする請求項2または3に記載のノズル位置補正機構。
  5. 前記位置決め部材には、異なる内径のノズル挿通孔が複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のノズル位置補正機構。
  6. 前記ノズル挿通孔のノズル進入側の端部が、テーパー状に形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のノズル位置補正機構。
  7. 前記位置決め部材が、プラスチック材料からなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のノズル位置補正機構。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のノズル位置補正機構と、液体材料を吐出するノズルを有する吐出装置と、液体材料が塗布されるワークを載置するテーブルと、ノズルとワークとを相対移動させる駆動機構と、制御部と、を備える塗布装置。
  9. 前記制御部が、位置決め部材の位置を前記駆動機構の基準位置に対する相対位置として把握することを特徴とする請求項8に記載の塗布装置。
JP2008199064A 2008-07-31 2008-07-31 ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 Active JP5187895B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199064A JP5187895B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置
CN200980137171.6A CN102159327B (zh) 2008-07-31 2009-07-30 喷嘴位置修正机构以及具备该机构的涂布装置
KR1020117004731A KR101630250B1 (ko) 2008-07-31 2009-07-30 노즐 위치 보정 기구 및 그것을 구비하는 도포 장치
PCT/JP2009/003610 WO2010013475A1 (ja) 2008-07-31 2009-07-30 ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置
TW098125811A TWI483781B (zh) 2008-07-31 2009-07-31 A nozzle position correcting mechanism and a coating apparatus provided with the same
HK11110155.7A HK1155687A1 (en) 2008-07-31 2011-09-27 Nozzle position correcting mechanism and application device with same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008199064A JP5187895B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010036070A JP2010036070A (ja) 2010-02-18
JP5187895B2 true JP5187895B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=41610189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008199064A Active JP5187895B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP5187895B2 (ja)
KR (1) KR101630250B1 (ja)
CN (1) CN102159327B (ja)
HK (1) HK1155687A1 (ja)
TW (1) TWI483781B (ja)
WO (1) WO2010013475A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5535381B1 (ja) * 2013-09-02 2014-07-02 株式会社Iec 機能性流動材の塗布装置
CN104889032A (zh) * 2014-10-17 2015-09-09 苏州富强科技有限公司 一种点胶方法
CN105537039B (zh) * 2016-02-17 2017-11-21 江苏工程职业技术学院 一种室内喷涂机器人
JP6615634B2 (ja) * 2016-02-22 2019-12-04 武蔵エンジニアリング株式会社 増圧回路を備える液体材料吐出装置
JP6822864B2 (ja) * 2017-01-31 2021-01-27 アルファーデザイン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、
JP6954160B2 (ja) * 2018-02-02 2021-10-27 東京エレクトロン株式会社 液処理装置及び液処理装置のティーチング方法
CN110420790B (zh) * 2019-08-01 2021-01-12 张家港市宏基精密铝材科技有限公司 一种环保型铝型材加工用喷涂装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066508Y2 (ja) * 1985-07-25 1994-02-16 新日本無線株式会社 接着剤収納容器保持装置
JPH09155273A (ja) * 1995-12-04 1997-06-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 回転式基板処理装置の処理液供給装置
JPH10144708A (ja) * 1996-11-13 1998-05-29 Sony Corp 樹脂封止装置
CN1073508C (zh) * 1997-11-24 2001-10-24 研能科技股份有限公司 打印机喷嘴头胶片自动图像对位装置
JP4109754B2 (ja) 1998-06-24 2008-07-02 芝浦メカトロニクス株式会社 塗布装置および電子部品実装装置
JP2002283263A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Honda Motor Co Ltd ワーク把持部の間隔調整方法
CN1218196C (zh) 2001-12-24 2005-09-07 中国科学院光电技术研究所 一种毫米量级微透镜列阵的制作方法
JP2003142816A (ja) 2002-09-17 2003-05-16 Fuji Mach Mfg Co Ltd 塗布剤塗布装置各部の相対位置検出方法,塗布剤塗布方法および装置
JP2006239570A (ja) 2005-03-03 2006-09-14 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成装置、位置決め装置、位置決め方法、及び吐出部
JP4665596B2 (ja) * 2005-05-10 2011-04-06 パナソニック株式会社 粘性流体塗布装置
JP4946129B2 (ja) 2006-03-28 2012-06-06 凸版印刷株式会社 アライメント装置
US7980197B2 (en) * 2006-11-03 2011-07-19 Illinois Tool Works, Inc. Method and apparatus for dispensing a viscous material on a substrate
KR100807824B1 (ko) * 2006-12-13 2008-02-27 주식회사 탑 엔지니어링 페이스트 디스펜서

Also Published As

Publication number Publication date
CN102159327B (zh) 2014-04-16
WO2010013475A1 (ja) 2010-02-04
JP2010036070A (ja) 2010-02-18
HK1155687A1 (en) 2012-05-25
CN102159327A (zh) 2011-08-17
TW201012549A (en) 2010-04-01
KR20110038718A (ko) 2011-04-14
KR101630250B1 (ko) 2016-06-14
TWI483781B (zh) 2015-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5187895B2 (ja) ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置
KR102505000B1 (ko) 가이드된 이송 경로 교정
EP3557968B1 (en) Method and apparatus for automatically adjusting dispensing units of a dispenser
JP6078298B2 (ja) 位置補正機能を有する作業装置および作業方法
CN108568382B (zh) 液滴排出装置、液滴排出方法、程序和计算机存储介质
JP2008006439A (ja) ペーストディスペンサーのヘッドユニット
EP2576228B1 (en) Method of adjusting surface topography
US8174229B2 (en) Sample stage apparatus and method of controlling the same
JP4841459B2 (ja) ペーストパターン検査方法
JP2007152261A (ja) ペースト塗布装置、ペースト塗布方法及びこれを用いた表示パネルの製造装置
JP4849598B2 (ja) 露光装置
JP4668023B2 (ja) ペースト塗布装置及びペースト塗布方法
JP7369177B2 (ja) 同期供給から非同期供給に移行するシステム及び方法
JP5171230B2 (ja) アライメントマークの検出装置及び方法
WO2023155789A1 (zh) 操作装置与两个工件在相对运动中的间距补偿方法
KR101441012B1 (ko) 페이스트 도포 장치 및 페이스트 도포 방법
US10953492B2 (en) Method and apparatus for auto-aligning of a process gas jet nozzle and laser machining beam
JP6283053B2 (ja) 積層造形装置
JPWO2016009491A1 (ja) 検査方法
JP4622913B2 (ja) 認識対象の位置を認識する方法
JP4487688B2 (ja) ステップ式近接露光装置
KR102258116B1 (ko) 패널검사장치
WO2021049320A1 (ja) 塗布器、塗布装置、及び、塗布方法
JP2007189074A (ja) 露光装置
JP2023104710A (ja) 液体材料塗布方法および塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130118

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5187895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250