JPH09155273A - 回転式基板処理装置の処理液供給装置 - Google Patents
回転式基板処理装置の処理液供給装置Info
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- JPH09155273A JPH09155273A JP34462295A JP34462295A JPH09155273A JP H09155273 A JPH09155273 A JP H09155273A JP 34462295 A JP34462295 A JP 34462295A JP 34462295 A JP34462295 A JP 34462295A JP H09155273 A JPH09155273 A JP H09155273A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的に位置決めする機構を付加することに
より、処理液供給手段の位置合わせ精度を高めるととも
にその精度を維持することができる。 【解決手段】 処理液供給ノズル1の筒軸7に支持され
て、揺動駆動部18による揺動時にそのノズル先端部2
と同方向に揺動する揺動部材20と、揺動部材20の下
面に突出形成された突起部21と、突起部21を受け入
れる開口部25を有し、これに突起部21が係合した際
に、ノズル先端部2が基板の回転中心の鉛直上に一致す
る位置に配設された位置規制部材26とにより構成され
る位置決め機構を備える。突起部21が開口部25に係
合することにより、ノズル先端部2が回転中心に精密位
置合わせされる。
より、処理液供給手段の位置合わせ精度を高めるととも
にその精度を維持することができる。 【解決手段】 処理液供給ノズル1の筒軸7に支持され
て、揺動駆動部18による揺動時にそのノズル先端部2
と同方向に揺動する揺動部材20と、揺動部材20の下
面に突出形成された突起部21と、突起部21を受け入
れる開口部25を有し、これに突起部21が係合した際
に、ノズル先端部2が基板の回転中心の鉛直上に一致す
る位置に配設された位置規制部材26とにより構成され
る位置決め機構を備える。突起部21が開口部25に係
合することにより、ノズル先端部2が回転中心に精密位
置合わせされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転可能に支持さ
れた、半導体ウエハ、フォトマスク用のガラス基板、液
晶表示装置用のガラス基板、光ディスク用の基板等の基
板に対してフォトレジスト液、SOG(Spin On Glass)液、
ポリイミド液などの処理液を供給する回転式基板処理装
置の処理液供給装置に係り、特に揺動手段によりその処
理液供給手段を移動して吐出位置に位置合わせを行う技
術に関する。
れた、半導体ウエハ、フォトマスク用のガラス基板、液
晶表示装置用のガラス基板、光ディスク用の基板等の基
板に対してフォトレジスト液、SOG(Spin On Glass)液、
ポリイミド液などの処理液を供給する回転式基板処理装
置の処理液供給装置に係り、特に揺動手段によりその処
理液供給手段を移動して吐出位置に位置合わせを行う技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、例えば、回
転可能に支持された基板に対してフォトレジスト液を処
理液として供給する処理液供給ノズルを、揺動駆動部に
より所定の軸芯を中心にしてその基板の回転中心付近の
上方の吐出位置にその先端部が位置するように揺動移動
して、処理液を供給する回転式基板処理装置の処理液供
給装置がある。上記の揺動駆動部は、例えば、ギヤやベ
ルトなどを介してモータにより処理液供給ノズルを揺動
駆動するように構成されている。このように構成された
装置では、例えば、基板を停止させた状態あるいは基板
を低速で回転させつつ、処理液供給ノズルの先端部から
所定量のフォトレジスト液をそのほぼ回転中心付近に供
給し、その後に基板を高速回転させることにより、余分
なフォトレジスト液を振り切ってその基板の上面全体に
所望膜厚のフォトレジスト被膜を形成するようになって
いる。
転可能に支持された基板に対してフォトレジスト液を処
理液として供給する処理液供給ノズルを、揺動駆動部に
より所定の軸芯を中心にしてその基板の回転中心付近の
上方の吐出位置にその先端部が位置するように揺動移動
して、処理液を供給する回転式基板処理装置の処理液供
給装置がある。上記の揺動駆動部は、例えば、ギヤやベ
ルトなどを介してモータにより処理液供給ノズルを揺動
駆動するように構成されている。このように構成された
装置では、例えば、基板を停止させた状態あるいは基板
を低速で回転させつつ、処理液供給ノズルの先端部から
所定量のフォトレジスト液をそのほぼ回転中心付近に供
給し、その後に基板を高速回転させることにより、余分
なフォトレジスト液を振り切ってその基板の上面全体に
所望膜厚のフォトレジスト被膜を形成するようになって
いる。
【0003】ところで、基板上面のほぼ回転中心付近に
供給されたフォトレジスト液は、供給された直後には平
面視でほぼ円形を保っているが、その後に大きく形状を
変えつつもほぼ同心円状に基板周縁に向けて拡がってゆ
く。そして、フォトレジスト液が基板の上面全体を覆っ
た時点において、その供給を停止し、基板の回転数を高
めて余分なフォトレジスト液を振り切って所望膜厚の被
膜を得る処理を施すようになっている。その所定量のフ
ォトレジスト液は、製品基板とは異なるが製品基板と同
じ径を有する、製品基板とほぼ同様の上面状態の基板
(いわゆるダミー基板)を用いて、上記と同様の回転処
理を施し、フォトレジスト液が供給開始された時点から
それが基板上面全体を完全に覆った時点までを観察し
て、その供給時間(以下、被覆所要時間と称する)を処
理プログラム(レシピーとも呼ばれる)に設定すること
によって決定されるようになっている。
供給されたフォトレジスト液は、供給された直後には平
面視でほぼ円形を保っているが、その後に大きく形状を
変えつつもほぼ同心円状に基板周縁に向けて拡がってゆ
く。そして、フォトレジスト液が基板の上面全体を覆っ
た時点において、その供給を停止し、基板の回転数を高
めて余分なフォトレジスト液を振り切って所望膜厚の被
膜を得る処理を施すようになっている。その所定量のフ
ォトレジスト液は、製品基板とは異なるが製品基板と同
じ径を有する、製品基板とほぼ同様の上面状態の基板
(いわゆるダミー基板)を用いて、上記と同様の回転処
理を施し、フォトレジスト液が供給開始された時点から
それが基板上面全体を完全に覆った時点までを観察し
て、その供給時間(以下、被覆所要時間と称する)を処
理プログラム(レシピーとも呼ばれる)に設定すること
によって決定されるようになっている。
【0004】このような処理液の一例であるフォトレジ
スト液は、絶縁膜や保護膜として利用されるSOG(Spin O
n Glass)液やポリイミド液と同様に、それらの組成上、
現像液やリンス液などに比較して非常に高価であるの
で、その供給量は必要最小限に抑えることが求められて
いる。これは処理液がフォトレジスト液である場合に
は、特に省レジスト化技術とも呼ばれ、近年の基板の大
口径化に伴ってフォトレジスト液の供給量が増大してい
るという事情もあって非常に重要視されている技術であ
る。
スト液は、絶縁膜や保護膜として利用されるSOG(Spin O
n Glass)液やポリイミド液と同様に、それらの組成上、
現像液やリンス液などに比較して非常に高価であるの
で、その供給量は必要最小限に抑えることが求められて
いる。これは処理液がフォトレジスト液である場合に
は、特に省レジスト化技術とも呼ばれ、近年の基板の大
口径化に伴ってフォトレジスト液の供給量が増大してい
るという事情もあって非常に重要視されている技術であ
る。
【0005】この省レジスト化技術を達成する1つの手
法としては、処理液供給ノズルの先端部を、基板の回転
中心の鉛直線上に正確に一致させる手法がある。つま
り、上述したように基板の回転中心付近に供給されたフ
ォトレジスト液は、平面視でほぼ円形を保ったまま基板
周縁に向かって拡がってゆき、基板の上面全体を覆うこ
とになるが、処理液供給ノズルの先端部が、基板の回転
中心の鉛直線上に正確に一致していない場合には、その
拡がりに偏りが生じて被覆所要時間が長くなり、その結
果として、供給するフォトレジスト液の量が必要以上に
多くなる。このような事態を避けるために、処理液供給
ノズルの先端部と回転中心とのずれ(以下、位置合わせ
精度と称する)を、基板を順次に処理する場合の繰り返
しの位置合わせ精度も含めて約±0.1mm以下という
非常に高い精度で行うことが求められている。
法としては、処理液供給ノズルの先端部を、基板の回転
中心の鉛直線上に正確に一致させる手法がある。つま
り、上述したように基板の回転中心付近に供給されたフ
ォトレジスト液は、平面視でほぼ円形を保ったまま基板
周縁に向かって拡がってゆき、基板の上面全体を覆うこ
とになるが、処理液供給ノズルの先端部が、基板の回転
中心の鉛直線上に正確に一致していない場合には、その
拡がりに偏りが生じて被覆所要時間が長くなり、その結
果として、供給するフォトレジスト液の量が必要以上に
多くなる。このような事態を避けるために、処理液供給
ノズルの先端部と回転中心とのずれ(以下、位置合わせ
精度と称する)を、基板を順次に処理する場合の繰り返
しの位置合わせ精度も含めて約±0.1mm以下という
非常に高い精度で行うことが求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来装置では、次のような問題点がある。すな
わち、処理液供給ノズルは、その軸芯を中心にして揺動
駆動部により揺動移動されるが、上述したように揺動駆
動部はある程度の遊びが存在するギヤやベルトなどを介
してモータにより駆動されているので、その遊びが存在
する基端部からある長さを有する先端部では位置合わせ
精度を±0.1mm以下という高い精度にすることが困
難であるという問題点がある。また、揺動駆動部のギヤ
の磨耗やベルトの伸びなどに起因する経時変化によりそ
の精度を維持することにも困難が生じている。したがっ
て、上述したような省レジスト化技術を推進する上での
障害となっている。
たような従来装置では、次のような問題点がある。すな
わち、処理液供給ノズルは、その軸芯を中心にして揺動
駆動部により揺動移動されるが、上述したように揺動駆
動部はある程度の遊びが存在するギヤやベルトなどを介
してモータにより駆動されているので、その遊びが存在
する基端部からある長さを有する先端部では位置合わせ
精度を±0.1mm以下という高い精度にすることが困
難であるという問題点がある。また、揺動駆動部のギヤ
の磨耗やベルトの伸びなどに起因する経時変化によりそ
の精度を維持することにも困難が生じている。したがっ
て、上述したような省レジスト化技術を推進する上での
障害となっている。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、機械的に位置決めする機構を付加する
ことにより、処理液供給手段の位置合わせ精度を高める
とともにその精度を維持することができる回転式基板処
理装置の処理液供給装置を提供することを目的とする。
たものであって、機械的に位置決めする機構を付加する
ことにより、処理液供給手段の位置合わせ精度を高める
とともにその精度を維持することができる回転式基板処
理装置の処理液供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の回転式基板処理装置の処理液供給
装置は、回転可能に支持された基板に対して処理液を供
給する処理液供給手段を、揺動手段により所定の軸芯を
中心にして前記基板の回転中心付近の上方の吐出位置に
その先端部が位置するように揺動移動して、処理液を供
給する回転式基板処理装置の処理液供給装置において、
前記揺動手段が前記処理液供給手段を揺動した際に、前
記処理液供給手段の先端部が前記基板の回転中心の鉛直
上に一致するように位置決めする位置決め機構を備えて
いることを特徴とするものである。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の回転式基板処理装置の処理液供給
装置は、回転可能に支持された基板に対して処理液を供
給する処理液供給手段を、揺動手段により所定の軸芯を
中心にして前記基板の回転中心付近の上方の吐出位置に
その先端部が位置するように揺動移動して、処理液を供
給する回転式基板処理装置の処理液供給装置において、
前記揺動手段が前記処理液供給手段を揺動した際に、前
記処理液供給手段の先端部が前記基板の回転中心の鉛直
上に一致するように位置決めする位置決め機構を備えて
いることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の回転式基板処理装
置の処理液供給装置は、請求項1に記載の回転式基板処
理装置の処理液供給装置において、前記位置決め機構
は、前記処理液供給手段の軸芯と同軸に支持されてお
り、前記揺動手段による揺動時に処理液供給手段の先端
部と同方向に揺動する揺動部材と、前記揺動部材の下面
に突出形成された突起部と、前記突起部を受け入れる開
口部を有し、その開口部に前記突起部が係合した際に、
前記処理液供給手段の先端部が前記基板の回転中心の鉛
直上に一致する位置に配設された位置規制部材と、から
構成されていることを特徴するものである。
置の処理液供給装置は、請求項1に記載の回転式基板処
理装置の処理液供給装置において、前記位置決め機構
は、前記処理液供給手段の軸芯と同軸に支持されてお
り、前記揺動手段による揺動時に処理液供給手段の先端
部と同方向に揺動する揺動部材と、前記揺動部材の下面
に突出形成された突起部と、前記突起部を受け入れる開
口部を有し、その開口部に前記突起部が係合した際に、
前記処理液供給手段の先端部が前記基板の回転中心の鉛
直上に一致する位置に配設された位置規制部材と、から
構成されていることを特徴するものである。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。回転可能に支持された基板に対して処理液を供給す
る処理液供給手段は、揺動手段によりその所定の軸芯を
中心にして基板の回転中心付近の上方の吐出位置にま
で、その先端部が位置するように揺動移動される。この
揺動移動は、揺動手段に遊びが存在するため粗位置合わ
せとなる。その際に、処理液供給手段の先端部の位置
は、位置決め機構によって基板の回転中心の鉛直上に一
致するように機械的に位置決めされるので、揺動手段の
位置決め精度に係わらず、確実にその先端部の位置を基
板の回転中心の鉛直線上に一致させることができる。つ
まり、揺動手段による粗位置合わせの後に、位置決め機
構による精密位置合わせを行って、位置合わせ精度を高
めることができる。
る。回転可能に支持された基板に対して処理液を供給す
る処理液供給手段は、揺動手段によりその所定の軸芯を
中心にして基板の回転中心付近の上方の吐出位置にま
で、その先端部が位置するように揺動移動される。この
揺動移動は、揺動手段に遊びが存在するため粗位置合わ
せとなる。その際に、処理液供給手段の先端部の位置
は、位置決め機構によって基板の回転中心の鉛直上に一
致するように機械的に位置決めされるので、揺動手段の
位置決め精度に係わらず、確実にその先端部の位置を基
板の回転中心の鉛直線上に一致させることができる。つ
まり、揺動手段による粗位置合わせの後に、位置決め機
構による精密位置合わせを行って、位置合わせ精度を高
めることができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明の作用は次の
とおりである。処理液供給手段は、揺動手段によってそ
の先端部が基板の回転中心付近の上方の吐出位置に移動
されることにより、粗位置合わせがなされる。このとき
処理液供給手段の軸芯と同軸に支持された揺動部材は、
処理液供給手段の先端部と同じ方向に揺動し、揺動部材
の下面に突出形成された突起部が位置規制部材に形成さ
れた開口に係合する。位置規制部材は、その開口部に突
起部が係合した際に、処理液供給手段の先端部が基板の
回転中心の鉛直線上に一致する位置に配設されているの
で、揺動手段の位置決め精度に係わらず、確実に処理液
供給手段の先端部を基板の回転中心の鉛直線上に一致さ
せるように、精密位置合わせを行うことができる。した
がって、位置合わせ精度を高めることができる。
とおりである。処理液供給手段は、揺動手段によってそ
の先端部が基板の回転中心付近の上方の吐出位置に移動
されることにより、粗位置合わせがなされる。このとき
処理液供給手段の軸芯と同軸に支持された揺動部材は、
処理液供給手段の先端部と同じ方向に揺動し、揺動部材
の下面に突出形成された突起部が位置規制部材に形成さ
れた開口に係合する。位置規制部材は、その開口部に突
起部が係合した際に、処理液供給手段の先端部が基板の
回転中心の鉛直線上に一致する位置に配設されているの
で、揺動手段の位置決め精度に係わらず、確実に処理液
供給手段の先端部を基板の回転中心の鉛直線上に一致さ
せるように、精密位置合わせを行うことができる。した
がって、位置合わせ精度を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は本発明に係る回転式基板処理
装置の処理液供給装置の要部を示す側面図であり、図2
はその平面図である。なお、処理の対象として半導体ウ
エハを例に採って以下に説明するが、これを基板と称し
て説明する。
実施例を説明する。図1は本発明に係る回転式基板処理
装置の処理液供給装置の要部を示す側面図であり、図2
はその平面図である。なお、処理の対象として半導体ウ
エハを例に採って以下に説明するが、これを基板と称し
て説明する。
【0013】図中、符号1は、フォトレジスト液を基板
に対して供給する処理液供給ノズルである。この処理液
供給ノズル1は、そのノズル先端部2が下方に向けられ
ている。ノズル先端部2には、フォトレジスト液を貯留
している図示しない処理液タンクに一端側が接続された
チューブ3の他端側が接続されている。ノズル先端部2
の上部には、屈曲自在の蛇腹部4を介して剛性を有する
金属パイプ5が接続されている。金属パイプ5および蛇
腹部4の内部には、恒温水が流通するようになってお
り、チューブ3内部のフォトレジスト液を一定の温度に
保持するようになっている。金属パイプ5は、ノズル先
端部2とは反対側を支持ブロック6に接続されている。
なお、ノズル先端部2と、チューブ3と、蛇腹部4と、
金属パイプ5と、支持ブロック6と、から構成される処
理液供給ノズル1は、本発明における処理液供給手段に
相当するものである。
に対して供給する処理液供給ノズルである。この処理液
供給ノズル1は、そのノズル先端部2が下方に向けられ
ている。ノズル先端部2には、フォトレジスト液を貯留
している図示しない処理液タンクに一端側が接続された
チューブ3の他端側が接続されている。ノズル先端部2
の上部には、屈曲自在の蛇腹部4を介して剛性を有する
金属パイプ5が接続されている。金属パイプ5および蛇
腹部4の内部には、恒温水が流通するようになってお
り、チューブ3内部のフォトレジスト液を一定の温度に
保持するようになっている。金属パイプ5は、ノズル先
端部2とは反対側を支持ブロック6に接続されている。
なお、ノズル先端部2と、チューブ3と、蛇腹部4と、
金属パイプ5と、支持ブロック6と、から構成される処
理液供給ノズル1は、本発明における処理液供給手段に
相当するものである。
【0014】支持ブロック6は、その基端部の下面に金
属製の筒軸7が連結されている。筒軸7の上方には、筒
軸7の外周面と摺動して軸芯Pにて回動自在に支持する
回転支持体9が取り付けられ、回転支持体9はガイドレ
ール10に連結されている。ガイドレール10は、リニ
アガイドなどの摺動部材を介して装置フレーム11(位
置固定)に取り付けられている。すなわち、処理液供給
ノズル1は、筒軸7と、回転支持体9と、ガイドレール
10とともに装置フレーム11に対して昇降可能に構成
されている。筒軸7の下方には、筒軸7を昇降するため
の昇降支持部12が配設され、昇降支持部12には直列
に連結された一対のエアシリンダ13a,13bのう
ち、上側のエアシリンダ13aのロッドが連動連結され
ている。下側のエアシリンダ13bのロッドは、位置固
定の装置フレームに連結されている。さらに昇降支持部
12には電動モータ15が取り付けられ、筒軸7の外周
面に形成された筒軸ギヤ16と電動モータ15との間に
タイミングベルト17が掛け渡されている。これらによ
り構成されている揺動駆動部18は、その構造上ある程
度の遊びを有するものである。なお、電動モータ15
と、筒軸ギヤ16と、タイミングベルト17とにより構
成されている揺動駆動部18は、本発明における揺動手
段に相当する。
属製の筒軸7が連結されている。筒軸7の上方には、筒
軸7の外周面と摺動して軸芯Pにて回動自在に支持する
回転支持体9が取り付けられ、回転支持体9はガイドレ
ール10に連結されている。ガイドレール10は、リニ
アガイドなどの摺動部材を介して装置フレーム11(位
置固定)に取り付けられている。すなわち、処理液供給
ノズル1は、筒軸7と、回転支持体9と、ガイドレール
10とともに装置フレーム11に対して昇降可能に構成
されている。筒軸7の下方には、筒軸7を昇降するため
の昇降支持部12が配設され、昇降支持部12には直列
に連結された一対のエアシリンダ13a,13bのう
ち、上側のエアシリンダ13aのロッドが連動連結され
ている。下側のエアシリンダ13bのロッドは、位置固
定の装置フレームに連結されている。さらに昇降支持部
12には電動モータ15が取り付けられ、筒軸7の外周
面に形成された筒軸ギヤ16と電動モータ15との間に
タイミングベルト17が掛け渡されている。これらによ
り構成されている揺動駆動部18は、その構造上ある程
度の遊びを有するものである。なお、電動モータ15
と、筒軸ギヤ16と、タイミングベルト17とにより構
成されている揺動駆動部18は、本発明における揺動手
段に相当する。
【0015】筒軸ギヤ16の上方であって筒軸7の外周
面の一部位には、揺動部材20が配設されている。この
揺動部材20の先端部付近には、下方側が尖鋭に形成さ
れた突起部21が配設されている。処理液供給ノズル1
が揺動駆動部18により揺動駆動されて、そのノズル先
端部2が基板Wの回転中心の鉛直線上に一致するように
移動された際に、同じ方向に揺動される揺動部材20の
突起部21の下方には、突起部21の進入を許容する開
口部25を形成された位置規制部材26が配設されてい
る。この位置規制部材26が配設される装置フレーム上
の位置は、図示しないスピンチャックの回転中心、すな
わち基板Wの回転中心および処理液供給ノズル1などの
機械的な寸法により計算して得られる位置である。ま
た、図3に示すように、突起部21は、円柱状の胴部2
1aと、その下面に尖鋭に形成された下向き円錐形状の
尖鋭部21bとによって構成されている。位置規制部材
26は、開口部25を形成された円柱部27aと、この
円柱部27aの底部に形成された鍔部27bとによって
構成されている。鍔部27bには、位置規制部材26を
装置フレームに固定するための、平面視長穴形状の取り
付け穴27cが形成されており、この取り付け穴27c
にネジ27dを取り付けられることにより固定されるよ
うになっている。なお、位置規制部材26は、ネジ27
dを緩めることによりその水平方向の位置を若干調整す
ることができるようになっている。突起部21の胴部2
1aと位置規制部材26の開口部25とは、その擦り合
わせによって位置決めを行うので、それぞれの外径寸法
と内径寸法とは可能な限り高い精度で加工を行うことが
好ましく、さらに容易に磨耗してそれぞれの寸法が変化
しないように硬度を高めておくことが好ましい。なお、
突起部21を形成された揺動部材20と、開口部25を
形成された位置規制部材26とは、本発明における位置
決め機構に相当するものである。
面の一部位には、揺動部材20が配設されている。この
揺動部材20の先端部付近には、下方側が尖鋭に形成さ
れた突起部21が配設されている。処理液供給ノズル1
が揺動駆動部18により揺動駆動されて、そのノズル先
端部2が基板Wの回転中心の鉛直線上に一致するように
移動された際に、同じ方向に揺動される揺動部材20の
突起部21の下方には、突起部21の進入を許容する開
口部25を形成された位置規制部材26が配設されてい
る。この位置規制部材26が配設される装置フレーム上
の位置は、図示しないスピンチャックの回転中心、すな
わち基板Wの回転中心および処理液供給ノズル1などの
機械的な寸法により計算して得られる位置である。ま
た、図3に示すように、突起部21は、円柱状の胴部2
1aと、その下面に尖鋭に形成された下向き円錐形状の
尖鋭部21bとによって構成されている。位置規制部材
26は、開口部25を形成された円柱部27aと、この
円柱部27aの底部に形成された鍔部27bとによって
構成されている。鍔部27bには、位置規制部材26を
装置フレームに固定するための、平面視長穴形状の取り
付け穴27cが形成されており、この取り付け穴27c
にネジ27dを取り付けられることにより固定されるよ
うになっている。なお、位置規制部材26は、ネジ27
dを緩めることによりその水平方向の位置を若干調整す
ることができるようになっている。突起部21の胴部2
1aと位置規制部材26の開口部25とは、その擦り合
わせによって位置決めを行うので、それぞれの外径寸法
と内径寸法とは可能な限り高い精度で加工を行うことが
好ましく、さらに容易に磨耗してそれぞれの寸法が変化
しないように硬度を高めておくことが好ましい。なお、
突起部21を形成された揺動部材20と、開口部25を
形成された位置規制部材26とは、本発明における位置
決め機構に相当するものである。
【0016】なお、上述した揺動部材20については、
ノズル先端部2と基板Wの回転中心の位置合わせ精度を
より高めるために、装置内で許容できる範囲内で可能な
限りその長さを長くする方が好ましい。
ノズル先端部2と基板Wの回転中心の位置合わせ精度を
より高めるために、装置内で許容できる範囲内で可能な
限りその長さを長くする方が好ましい。
【0017】上述した一対のエアシリンダ13a,13
bの双方のロッドが収縮されている場合、つまり、処理
液供給ノズル1が基板Wの周囲に離れ、下降高さLに相
当する待機位置にある場合には、そのノズル先端部2
を、湿潤雰囲気に保持してフォトレジスト液の固化を防
止するための乾燥防止カップ28に緩挿されている。ま
た、処理液供給ノズル1の先端部付近には、位置規制部
材26によってノズル先端部2の位置が精度的に調整し
きれない時の為に、補助的な位置調整部30が配設され
ている。
bの双方のロッドが収縮されている場合、つまり、処理
液供給ノズル1が基板Wの周囲に離れ、下降高さLに相
当する待機位置にある場合には、そのノズル先端部2
を、湿潤雰囲気に保持してフォトレジスト液の固化を防
止するための乾燥防止カップ28に緩挿されている。ま
た、処理液供給ノズル1の先端部付近には、位置規制部
材26によってノズル先端部2の位置が精度的に調整し
きれない時の為に、補助的な位置調整部30が配設され
ている。
【0018】次に、図4の斜視図を参照して、位置調整
部30について説明する。金属パイプ5の、蛇腹部4と
の接続境界付近には、保持部材31がネジ31aにより
取り付けられている。保持部材31の下部には、台形状
の垂下部32が形成されている。この垂下部材32の下
面には、図示しないガイドが取り付けられており、この
ガイドに沿ってR2の方向に移動可能に、第1の移動部
材33が取り付けられている。第1の移動部材33は、
その下面からロックネジ33aをねじ込まれて垂下部材
32に対してその位置を固定されるようになっている。
第1の移動部材33の下面には、図示しないガイドが配
設されており、このガイドに沿ってR3の方向に移動可
能に、ノズル先端部2の上方を環状の支持部で支持する
第2の移動部材34が取り付けられている。また、第2
の移動部材34は、その下面からロックネジ34bをね
じ込まれることにより、その位置を第1の移動部材33
に対して固定されるようになっている。
部30について説明する。金属パイプ5の、蛇腹部4と
の接続境界付近には、保持部材31がネジ31aにより
取り付けられている。保持部材31の下部には、台形状
の垂下部32が形成されている。この垂下部材32の下
面には、図示しないガイドが取り付けられており、この
ガイドに沿ってR2の方向に移動可能に、第1の移動部
材33が取り付けられている。第1の移動部材33は、
その下面からロックネジ33aをねじ込まれて垂下部材
32に対してその位置を固定されるようになっている。
第1の移動部材33の下面には、図示しないガイドが配
設されており、このガイドに沿ってR3の方向に移動可
能に、ノズル先端部2の上方を環状の支持部で支持する
第2の移動部材34が取り付けられている。また、第2
の移動部材34は、その下面からロックネジ34bをね
じ込まれることにより、その位置を第1の移動部材33
に対して固定されるようになっている。
【0019】このように構成されている位置調整部30
は、第1の移動部材33を直線的に調節することによ
り、処理液供給ノズル1のノズル先端部2の平面位置を
R2方向に補正(調節)することができ、また、第2の
移動部材34を直線的に進退調節することにより、ノズ
ル先端部2の平面位置をR2方向に補正(調節)するこ
とができるようになっている。なお、鉛直方向に対する
ノズル先端部2の位置をこのようにして調節する際に
は、金属パイプ5とノズル先端部2とが屈曲自在の蛇腹
部4により接続されているので、自由度高く調節を行う
ことができる。
は、第1の移動部材33を直線的に調節することによ
り、処理液供給ノズル1のノズル先端部2の平面位置を
R2方向に補正(調節)することができ、また、第2の
移動部材34を直線的に進退調節することにより、ノズ
ル先端部2の平面位置をR2方向に補正(調節)するこ
とができるようになっている。なお、鉛直方向に対する
ノズル先端部2の位置をこのようにして調節する際に
は、金属パイプ5とノズル先端部2とが屈曲自在の蛇腹
部4により接続されているので、自由度高く調節を行う
ことができる。
【0020】次に、上述したように構成された装置にお
いて、主として装置の導入立ち上げ時に行われる各部の
調整について説明する。なお、以下に説明する調整作業
は、基本的には、装置の導入立ち上げ時に一度だけ行え
ばよく、複数枚の基板を順次に処理するごとに行う必要
はないものである。なお、図3においては、図1におけ
る処理液供給ノズル1の鉛直方向の各高さL,D,Hに
対応させて、揺動部材20の尖鋭部21bの下端部の各
高さをそれぞれ(L),(D),(H)として示してい
る。
いて、主として装置の導入立ち上げ時に行われる各部の
調整について説明する。なお、以下に説明する調整作業
は、基本的には、装置の導入立ち上げ時に一度だけ行え
ばよく、複数枚の基板を順次に処理するごとに行う必要
はないものである。なお、図3においては、図1におけ
る処理液供給ノズル1の鉛直方向の各高さL,D,Hに
対応させて、揺動部材20の尖鋭部21bの下端部の各
高さをそれぞれ(L),(D),(H)として示してい
る。
【0021】<第1の調整>まず、図3に示すように、
位置規制部材26の装置フレームに対する位置を調整す
る。この位置規制部材26の取り付け位置は、上述した
ように予め設計寸法によって決められてはいるが、実際
には、組立誤差などによりその開口部25に揺動部材2
0の胴部21aが係合した際に、ノズル先端部2が基板
Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致するとは限らな
い。したがって、次のようにして調整を行ってそれらの
位置合わせを正確に行っておく。まず、位置規制部材2
6のネジ27dを緩めておき、揺動部材20の突起部2
1が下降してくる際に水平方向に押されることによっ
て、位置規制部材26の位置が容易に水平方向に移動す
るようにしておく。次いで一対のエアシリンダ13a,
13bのロッドを伸長させ、処理液供給ノズル1を下降
高さLから上限高さHにまで一度に上昇させる(図1を
参照)。そして、図2に示すように、揺動駆動部18を
駆動して処理液供給ノズル1を軸芯P周りで基板Wの回
転中心に向けて揺動駆動する。その後に、一対のエアシ
リンダ13a,13bのうち、長いストロークを有する
上側のエアシリンダ13aのロッドを収縮させる。この
動作により、処理液供給ノズル1は、上限高さHから吐
出高さDにまで下降する。すると、揺動部材20の突起
部21は、いまのところ位置を固定されていない位置規
制部材26の開口部25内に進入しつつ、尖鋭部21b
によりその水平方向の位置を動かしながら係合する。そ
して、図示しないスピンチャックに予め載置させていた
基板W(一般的にはダミー基板)を回転させ、処理液供
給ノズル1から適宜の量のフォトレジスト液を供給す
る。
位置規制部材26の装置フレームに対する位置を調整す
る。この位置規制部材26の取り付け位置は、上述した
ように予め設計寸法によって決められてはいるが、実際
には、組立誤差などによりその開口部25に揺動部材2
0の胴部21aが係合した際に、ノズル先端部2が基板
Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致するとは限らな
い。したがって、次のようにして調整を行ってそれらの
位置合わせを正確に行っておく。まず、位置規制部材2
6のネジ27dを緩めておき、揺動部材20の突起部2
1が下降してくる際に水平方向に押されることによっ
て、位置規制部材26の位置が容易に水平方向に移動す
るようにしておく。次いで一対のエアシリンダ13a,
13bのロッドを伸長させ、処理液供給ノズル1を下降
高さLから上限高さHにまで一度に上昇させる(図1を
参照)。そして、図2に示すように、揺動駆動部18を
駆動して処理液供給ノズル1を軸芯P周りで基板Wの回
転中心に向けて揺動駆動する。その後に、一対のエアシ
リンダ13a,13bのうち、長いストロークを有する
上側のエアシリンダ13aのロッドを収縮させる。この
動作により、処理液供給ノズル1は、上限高さHから吐
出高さDにまで下降する。すると、揺動部材20の突起
部21は、いまのところ位置を固定されていない位置規
制部材26の開口部25内に進入しつつ、尖鋭部21b
によりその水平方向の位置を動かしながら係合する。そ
して、図示しないスピンチャックに予め載置させていた
基板W(一般的にはダミー基板)を回転させ、処理液供
給ノズル1から適宜の量のフォトレジスト液を供給す
る。
【0022】この時、基板W上面を観察して、供給され
たフォトレジスト液が基板Wの周縁部に向かって同心円
状にほぼ均等に拡がってゆくか否かを確認する。もし、
このときに同心円状に拡がらず、偏りが生じているよう
であれば、再び位置規制部材26の位置を微調整する。
その後再び上記のようにしてフォトレジスト液を供給し
て偏りなく同心円状に拡がるようになるまで供給・調整
を繰り返し行う。その結果、フォトレジスト液が基板W
の回転中心から周縁部に向けてほぼ同心円状に均等に拡
がって行くようになった場合には、この時点において位
置規制部材26のネジ27dをねじ込んでその位置を固
定する。
たフォトレジスト液が基板Wの周縁部に向かって同心円
状にほぼ均等に拡がってゆくか否かを確認する。もし、
このときに同心円状に拡がらず、偏りが生じているよう
であれば、再び位置規制部材26の位置を微調整する。
その後再び上記のようにしてフォトレジスト液を供給し
て偏りなく同心円状に拡がるようになるまで供給・調整
を繰り返し行う。その結果、フォトレジスト液が基板W
の回転中心から周縁部に向けてほぼ同心円状に均等に拡
がって行くようになった場合には、この時点において位
置規制部材26のネジ27dをねじ込んでその位置を固
定する。
【0023】<第2の調整>しかしながら、上述の調整
のみでは回転中心を一致させることが困難な場合があ
る。これは、処理液供給ノズル1の長さよりも揺動部材
20の長さが極端に短いため、その比率に応じてその位
置合わせ精度がノズルの位置合わせ精度に対して数倍程
度の非常に高い位置合わせ精度を要することに起因し、
例えば、処理液供給ノズル1の軸芯Pからノズル先端部
2までの長さと揺動部材20の長さの比率が10:1で
ある場合には、ノズル先端部2で要求される位置合わせ
精度を約0.1mmとすると、その1/10である約
0.01mmもの位置合わせ精度を要求されることにな
る。これほどの位置合わせ精度は、ネジ27dをねじ込
むことによってもずれる恐れもある。したがって、今回
の第2の調整は、位置規制部材26の位置を調整するの
ではなく、位置調整部30だけで調整を行うようにす
る。なお、位置規制部材26の調整のみで位置併せが完
了した場合には、以下の調整を再び行う必要はない。
のみでは回転中心を一致させることが困難な場合があ
る。これは、処理液供給ノズル1の長さよりも揺動部材
20の長さが極端に短いため、その比率に応じてその位
置合わせ精度がノズルの位置合わせ精度に対して数倍程
度の非常に高い位置合わせ精度を要することに起因し、
例えば、処理液供給ノズル1の軸芯Pからノズル先端部
2までの長さと揺動部材20の長さの比率が10:1で
ある場合には、ノズル先端部2で要求される位置合わせ
精度を約0.1mmとすると、その1/10である約
0.01mmもの位置合わせ精度を要求されることにな
る。これほどの位置合わせ精度は、ネジ27dをねじ込
むことによってもずれる恐れもある。したがって、今回
の第2の調整は、位置規制部材26の位置を調整するの
ではなく、位置調整部30だけで調整を行うようにす
る。なお、位置規制部材26の調整のみで位置併せが完
了した場合には、以下の調整を再び行う必要はない。
【0024】まず、上述したようにして処理液供給ノズ
ル1を下降高さLから上限高さHにまで上昇させ、揺動
駆動部18を駆動することによりノズル先端部2を基板
Wの回転中心に揺動移動させる。次いで吐出高さDにま
でノズル先端部2を下降させると、揺動部材20の突起
部21は〔位置を固定されている〕位置規制部材26の
開口部25に係合し、位置規制部材26によってノズル
先端部2の位置が規制される。この状態でフォトレジス
ト液を処理液供給ノズル1から基板Wに対して供給し、
同心円状に拡がって行くことを確認する。そのようにな
っていない場合には、ロックネジ33a,34bを緩め
て、位置調整部30を介してフォトレジスト液が同心円
状に拡がってゆくように各方向R2,R3の角度を調節
する。そして、同心円状に拡がるようになった場合に
は、各ネジにより位置調整部30を固定する。なお、開
口部25に係合する突起部21は、その先端部の尖鋭部
21bが円錐状に形成されているので、図5に示すよう
に、揺動駆動機構18の遊びによりその進入軸が多少ず
れたとしても、上限高さ(H)から吐出高さ(D)に下
降する際に開口部25に確実に案内されるようになって
いる。したがって、揺動駆動部18の遊びなどを勘案し
て突起部21bの進入軸がずれたとしても確実に開口部
25に案内されるように、開口部25の内径および突起
部21bの外径あるいは尖鋭部21bの頂点角度などを
決定するようにする。
ル1を下降高さLから上限高さHにまで上昇させ、揺動
駆動部18を駆動することによりノズル先端部2を基板
Wの回転中心に揺動移動させる。次いで吐出高さDにま
でノズル先端部2を下降させると、揺動部材20の突起
部21は〔位置を固定されている〕位置規制部材26の
開口部25に係合し、位置規制部材26によってノズル
先端部2の位置が規制される。この状態でフォトレジス
ト液を処理液供給ノズル1から基板Wに対して供給し、
同心円状に拡がって行くことを確認する。そのようにな
っていない場合には、ロックネジ33a,34bを緩め
て、位置調整部30を介してフォトレジスト液が同心円
状に拡がってゆくように各方向R2,R3の角度を調節
する。そして、同心円状に拡がるようになった場合に
は、各ネジにより位置調整部30を固定する。なお、開
口部25に係合する突起部21は、その先端部の尖鋭部
21bが円錐状に形成されているので、図5に示すよう
に、揺動駆動機構18の遊びによりその進入軸が多少ず
れたとしても、上限高さ(H)から吐出高さ(D)に下
降する際に開口部25に確実に案内されるようになって
いる。したがって、揺動駆動部18の遊びなどを勘案し
て突起部21bの進入軸がずれたとしても確実に開口部
25に案内されるように、開口部25の内径および突起
部21bの外径あるいは尖鋭部21bの頂点角度などを
決定するようにする。
【0025】このようにして処理液供給ノズル1が揺動
された際に、ノズル先端部2が基板Wの回転中心の鉛直
線上に正確に一致するように調節しておく。なお、装置
の組立誤差などが非常にわずかである場合には、上記の
<第1の調整>を省略して、位置規制部材26の位置を
設計値に基づき予め固定しておいて、上記の<第2の調
整>だけを行うようにしてもよい。
された際に、ノズル先端部2が基板Wの回転中心の鉛直
線上に正確に一致するように調節しておく。なお、装置
の組立誤差などが非常にわずかである場合には、上記の
<第1の調整>を省略して、位置規制部材26の位置を
設計値に基づき予め固定しておいて、上記の<第2の調
整>だけを行うようにしてもよい。
【0026】そして、上記のように<第1の調整>およ
び<第2の調整>を施して製品基板Wを処理する際に
は、次のようにして動作する。
び<第2の調整>を施して製品基板Wを処理する際に
は、次のようにして動作する。
【0027】まず、一対のエアシリンダ13a,13b
のロッドが伸長され、処理液供給ノズル1が下降高さL
から上限高さHにまで一度に上昇される。次いで、揺動
駆動部18により、軸芯Pを回転中心として処理液供給
ノズル1が揺動駆動され、そのノズル先端部2が基板W
の回転中心の鉛直上に粗位置合わせされる。エアシリン
ダ13aのロッドだけが収縮されて、処理液供給ノズル
1が上限高さHから吐出高さDにまで下降される。この
とき、揺動部材20の突起部21は、その尖鋭部21b
から位置規制部材26の開口部25に進入し、その胴部
21aと開口部25とが係合することにより、処理液供
給ノズル1のノズル先端部2の位置が精密位置合わせさ
れる(図3を参照)。上述したように、位置規制部材2
6の位置は、処理液供給ノズル1のノズル先端部2が基
板Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致するように調節
されているので、ノズル先端部2の位置を回転中心の鉛
直線上に正確に一致させることができる。また、揺動駆
動部18は、筒軸ギヤ16と、タイミングベルト17
と、電動モータ15によって構成されているので、ある
程度の遊びがあるが、その遊びに起因する位置合わせの
ずれは位置規制部材26と突起部21との係合によって
補償されることになる。したがって、処理液供給ノズル
1を往復揺動させて順次に基板を処理するような場合に
おいても、その繰り返しにおける位置合わせ精度も向上
させることができる。また、揺動駆動部18が磨耗や伸
びによってその遊びが変動したとしても、位置規制部材
26と揺動部材20による機械的な位置合わせを行って
いるので、その変動の影響も受けることなく位置合わせ
精度を維持することができる。
のロッドが伸長され、処理液供給ノズル1が下降高さL
から上限高さHにまで一度に上昇される。次いで、揺動
駆動部18により、軸芯Pを回転中心として処理液供給
ノズル1が揺動駆動され、そのノズル先端部2が基板W
の回転中心の鉛直上に粗位置合わせされる。エアシリン
ダ13aのロッドだけが収縮されて、処理液供給ノズル
1が上限高さHから吐出高さDにまで下降される。この
とき、揺動部材20の突起部21は、その尖鋭部21b
から位置規制部材26の開口部25に進入し、その胴部
21aと開口部25とが係合することにより、処理液供
給ノズル1のノズル先端部2の位置が精密位置合わせさ
れる(図3を参照)。上述したように、位置規制部材2
6の位置は、処理液供給ノズル1のノズル先端部2が基
板Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致するように調節
されているので、ノズル先端部2の位置を回転中心の鉛
直線上に正確に一致させることができる。また、揺動駆
動部18は、筒軸ギヤ16と、タイミングベルト17
と、電動モータ15によって構成されているので、ある
程度の遊びがあるが、その遊びに起因する位置合わせの
ずれは位置規制部材26と突起部21との係合によって
補償されることになる。したがって、処理液供給ノズル
1を往復揺動させて順次に基板を処理するような場合に
おいても、その繰り返しにおける位置合わせ精度も向上
させることができる。また、揺動駆動部18が磨耗や伸
びによってその遊びが変動したとしても、位置規制部材
26と揺動部材20による機械的な位置合わせを行って
いるので、その変動の影響も受けることなく位置合わせ
精度を維持することができる。
【0028】このようにしてノズル先端部2と基板Wの
回転中心との位置合わせ精度を高めることができるの
で、フォトレジスト液を正確に基板Wの回転中心に供給
することができ、フォトレジスト液が基板Wの周縁部に
向かって拡がってゆく際のむらがなくなって被覆所要時
間を短縮することができる。その結果、無駄なフォトレ
ジスト液が供給されることを抑制でき、省レジスト化技
術に好適な装置を提供することが可能となる。その結
果、基板に対するフォトレジスト液の供給量を低減する
ことができ、半導体装置の製造コストを低減することが
可能となる。また、その位置合わせ精度を維持すること
ができるので、複数枚の基板を順次に処理する場合にお
いて、各基板にそれぞれ均一な処理を施すことができ
る。
回転中心との位置合わせ精度を高めることができるの
で、フォトレジスト液を正確に基板Wの回転中心に供給
することができ、フォトレジスト液が基板Wの周縁部に
向かって拡がってゆく際のむらがなくなって被覆所要時
間を短縮することができる。その結果、無駄なフォトレ
ジスト液が供給されることを抑制でき、省レジスト化技
術に好適な装置を提供することが可能となる。その結
果、基板に対するフォトレジスト液の供給量を低減する
ことができ、半導体装置の製造コストを低減することが
可能となる。また、その位置合わせ精度を維持すること
ができるので、複数枚の基板を順次に処理する場合にお
いて、各基板にそれぞれ均一な処理を施すことができ
る。
【0029】なお、位置規制部材26は、突起部21の
進入位置が大きくずれた場合でも、確実にその開口部2
5に案内できるように図6のように構成してもよい。す
なわち、位置規制部材26の開口部25の上部に、すり
鉢状の案内部25aを形成する。このように開口部25
の内径より広い開口を有する案内部25aを形成するこ
とにより、この図に示すように水平方向に大きく突起部
21の進入軸がずれたとしても確実に開口部25に突起
部21を案内することができ、胴部21aと開口部25
との係合によりノズル先端部2の位置を正確に〔精密〕
位置合わせすることが可能となる。このような構成は、
例えば、揺動駆動部18により処理液供給ノズル1を繰
り返し揺動駆動した際に、そのノズル先端部2の位置が
大きくばらつくような装置において、そのばらつきをす
り鉢状の案内部25aにより補償することができて特に
有効となる。
進入位置が大きくずれた場合でも、確実にその開口部2
5に案内できるように図6のように構成してもよい。す
なわち、位置規制部材26の開口部25の上部に、すり
鉢状の案内部25aを形成する。このように開口部25
の内径より広い開口を有する案内部25aを形成するこ
とにより、この図に示すように水平方向に大きく突起部
21の進入軸がずれたとしても確実に開口部25に突起
部21を案内することができ、胴部21aと開口部25
との係合によりノズル先端部2の位置を正確に〔精密〕
位置合わせすることが可能となる。このような構成は、
例えば、揺動駆動部18により処理液供給ノズル1を繰
り返し揺動駆動した際に、そのノズル先端部2の位置が
大きくばらつくような装置において、そのばらつきをす
り鉢状の案内部25aにより補償することができて特に
有効となる。
【0030】また、上述した突起部21は、その胴部2
1aの外径と、位置規制部材26の開口部25の内径と
の擦り合わせにより位置決めを行っているが、胴部21
aの寸法加工精度が悪い場合には、それらの〔精密〕位
置合わせ精度が悪化するので図7のように構成してもよ
い。すなわち、胴部41aの下部にほぼ真円に加工され
た球状部41bを固着して突起部41を構成する。球状
部41bは、ほぼ正確に真円に形成された鋼球が市販さ
れているので、これを用いることにより容易に位置規制
部材26との良好な位置合わせ精度を確保することがで
き、所要の精密位置合わせ精度を容易に得ることができ
る。
1aの外径と、位置規制部材26の開口部25の内径と
の擦り合わせにより位置決めを行っているが、胴部21
aの寸法加工精度が悪い場合には、それらの〔精密〕位
置合わせ精度が悪化するので図7のように構成してもよ
い。すなわち、胴部41aの下部にほぼ真円に加工され
た球状部41bを固着して突起部41を構成する。球状
部41bは、ほぼ正確に真円に形成された鋼球が市販さ
れているので、これを用いることにより容易に位置規制
部材26との良好な位置合わせ精度を確保することがで
き、所要の精密位置合わせ精度を容易に得ることができ
る。
【0031】また、本発明の位置決め機構としては、上
記の他に図8の平面図に示すような構成でも可能であ
る。なお、この図は、既に処理液供給ノズル1が吐出高
さDにまで下降された状態を平面図で示している。すな
わち、揺動部材20は、処理液供給ノズル1と同方向に
揺動する円形部51を先端部に形成され、位置規制部材
26は、アクチュエータ57によって構成される。アク
チュエータ57は、位置固定の固定片57aと、揺動部
材20の円形部51の位置を規制する可動片57bとを
備えている。処理液供給ノズル1が吐出位置に揺動移動
されると、揺動部材20も同方向に揺動する。そして、
揺動部材20の円形部51が固定片57aの付近にて停
止あるは、固定片57aに当接して停止する。揺動部材
20が固定片57aに当接して停止した場合は、そのノ
ズル先端部2が回転中心の鉛直線上に一致しているが、
固定片57a付近で停止した場合は、そのノズル先端部
2が基板の鉛直線上からずれている。このような場合で
も、可動片57bが固定片57aに向けて移動されるこ
とにより、その位置が固定片57aに当接する状態で規
制される。したがって、ずれを補正してノズル先端部2
を基板の回転中心の鉛直線上に一致するようにすること
ができる。
記の他に図8の平面図に示すような構成でも可能であ
る。なお、この図は、既に処理液供給ノズル1が吐出高
さDにまで下降された状態を平面図で示している。すな
わち、揺動部材20は、処理液供給ノズル1と同方向に
揺動する円形部51を先端部に形成され、位置規制部材
26は、アクチュエータ57によって構成される。アク
チュエータ57は、位置固定の固定片57aと、揺動部
材20の円形部51の位置を規制する可動片57bとを
備えている。処理液供給ノズル1が吐出位置に揺動移動
されると、揺動部材20も同方向に揺動する。そして、
揺動部材20の円形部51が固定片57aの付近にて停
止あるは、固定片57aに当接して停止する。揺動部材
20が固定片57aに当接して停止した場合は、そのノ
ズル先端部2が回転中心の鉛直線上に一致しているが、
固定片57a付近で停止した場合は、そのノズル先端部
2が基板の鉛直線上からずれている。このような場合で
も、可動片57bが固定片57aに向けて移動されるこ
とにより、その位置が固定片57aに当接する状態で規
制される。したがって、ずれを補正してノズル先端部2
を基板の回転中心の鉛直線上に一致するようにすること
ができる。
【0032】また、本発明の位置決め手段に相当する揺
動部材20および位置決め部材26としては、上述した
ような構成に限定されるものではなく、ノズル先端部2
の位置を基板Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致させ
ることができる構成であれば種々の変形実施が可能であ
る。
動部材20および位置決め部材26としては、上述した
ような構成に限定されるものではなく、ノズル先端部2
の位置を基板Wの回転中心の鉛直線上に正確に一致させ
ることができる構成であれば種々の変形実施が可能であ
る。
【0033】なお、この実施例では、処理液供給ノズル
1が1つだけ備えられている装置を例に採って説明した
が、処理液供給ノズル1を複数本備えている装置であっ
ても、本発明を適用することができる。その場合には、
各処理液供給ノズル1ごとに揺動部材20および位置規
制部材26を配設すればよい。
1が1つだけ備えられている装置を例に採って説明した
が、処理液供給ノズル1を複数本備えている装置であっ
ても、本発明を適用することができる。その場合には、
各処理液供給ノズル1ごとに揺動部材20および位置規
制部材26を配設すればよい。
【0034】また、上記の実施例では、処理液としてフ
ォトレジスト液を例にとって説明したが、絶縁膜や保護
膜として利用されるSOG(Spin On Glass)液やポリイミド
液などを供給する場合であっても本発明を適用すること
ができる。
ォトレジスト液を例にとって説明したが、絶縁膜や保護
膜として利用されるSOG(Spin On Glass)液やポリイミド
液などを供給する場合であっても本発明を適用すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、処理液供給手段の先端部の位
置は、位置決め機構によって基板の回転中心の鉛直上に
一致するように機械的に位置決めされるので、揺動手段
の位置決め精度に係わらず、確実にその先端部の位置を
基板の回転中心の鉛直線上に一致させることができる。
つまり、揺動手段による粗位置合わせの後に、位置決め
機構による精密位置合わせを行うことにより、処理液供
給手段の位置合わせ精度を高めることができる。また、
揺動手段の経時変化によりその粗位置合わせ精度が変動
したとしても、位置決め機構の精密位置合わせによりそ
の変動を補償することができるので、高めた位置合わせ
精度を維持することができる。その結果、基板に対する
処理液の供給量を低減することができ、半導体装置の製
造コストを低減することが可能となる。
1に記載の発明によれば、処理液供給手段の先端部の位
置は、位置決め機構によって基板の回転中心の鉛直上に
一致するように機械的に位置決めされるので、揺動手段
の位置決め精度に係わらず、確実にその先端部の位置を
基板の回転中心の鉛直線上に一致させることができる。
つまり、揺動手段による粗位置合わせの後に、位置決め
機構による精密位置合わせを行うことにより、処理液供
給手段の位置合わせ精度を高めることができる。また、
揺動手段の経時変化によりその粗位置合わせ精度が変動
したとしても、位置決め機構の精密位置合わせによりそ
の変動を補償することができるので、高めた位置合わせ
精度を維持することができる。その結果、基板に対する
処理液の供給量を低減することができ、半導体装置の製
造コストを低減することが可能となる。
【0036】また、請求項2に記載の発明によれば、位
置規制部材は、その開口部に突起部が係合した際に、処
理液供給手段の先端部が基板の回転中心の鉛直線上に一
致する位置に配設されているので、揺動手段の位置決め
精度に係わらず、確実に処理液供給手段の先端部を基板
の回転中心の鉛直線上に一致させるように、精密位置合
わせを行うことができる。したがって、処理液供給手段
の位置合わせ精度を高めることができる。また、揺動手
段の経時変化による粗位置合わせ精度が変動しても、位
置決め機構の精密位置合わせによりその変動を補償する
ことができるので、高めた位置合わせ精度を維持するこ
とができる。
置規制部材は、その開口部に突起部が係合した際に、処
理液供給手段の先端部が基板の回転中心の鉛直線上に一
致する位置に配設されているので、揺動手段の位置決め
精度に係わらず、確実に処理液供給手段の先端部を基板
の回転中心の鉛直線上に一致させるように、精密位置合
わせを行うことができる。したがって、処理液供給手段
の位置合わせ精度を高めることができる。また、揺動手
段の経時変化による粗位置合わせ精度が変動しても、位
置決め機構の精密位置合わせによりその変動を補償する
ことができるので、高めた位置合わせ精度を維持するこ
とができる。
【図1】実施例に係る回転式基板処理装置の処理液供給
装置の要部を示す側面図である。
装置の要部を示す側面図である。
【図2】実施例に係る回転式基板処理装置の処理液供給
装置の要部を示す平面図である。
装置の要部を示す平面図である。
【図3】揺動部材と位置規制部材の動作説明図である。
【図4】位置調整部を示す斜視図である。
【図5】揺動部材と位置規制部材の動作説明図である。
【図6】位置規制部材の変形例を示す一部切欠側面図で
ある。
ある。
【図7】突起部の変形例を示す一部切欠側面図である。
【図8】位置規制部材の変形例を示す平面図である。
1 … 処理液供給ノズル 2 … ノズル先端部 15 … 電動モータ 18 … 揺動駆動部 20 … 揺動部材 21 … 突起部 21a … 胴部 21b … 尖鋭部 25 … 開口部 26 … 位置規制部材 27a … 円柱部 27b … 鍔部 30 … 位置調整部 31 … 保持部材 31a … ネジ 32 … 垂下部材 33 … 第1の移動部材 33a … ロックネジ 34 … 第2の移動部材 34b … ロックネジ
Claims (2)
- 【請求項1】 回転可能に支持された基板に対して処理
液を供給する処理液供給手段を、揺動手段により所定の
軸芯を中心にして前記基板の回転中心付近の上方の吐出
位置にその先端部が位置するように揺動移動して、処理
液を供給する回転式基板処理装置の処理液供給装置にお
いて、 前記揺動手段が前記処理液供給手段を揺動した際に、前
記処理液供給手段の先端部が前記基板の回転中心の鉛直
上に一致するように位置決めする位置決め機構を備えて
いることを特徴とする回転式基板処理装置の処理液供給
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の回転式基板処理装置の
処理液供給装置において、前記位置決め機構は、 前記処理液供給手段の軸芯と同軸に支持されており、前
記揺動手段による揺動時に処理液供給手段の先端部と同
方向に揺動する揺動部材と、 前記揺動部材の下面に突出形成された突起部と、 前記突起部を受け入れる開口部を有し、その開口部に前
記突起部が係合した際に、前記処理液供給手段の先端部
が前記基板の回転中心の鉛直上に一致する位置に配設さ
れた位置規制部材と、 から構成されていることを特徴する回転式基板処理装置
の処理液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34462295A JPH09155273A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 回転式基板処理装置の処理液供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34462295A JPH09155273A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 回転式基板処理装置の処理液供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155273A true JPH09155273A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18370693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34462295A Pending JPH09155273A (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 回転式基板処理装置の処理液供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09155273A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013475A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 |
CN103551276A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 刘飞 | 一种智能高速点胶机 |
FR3080302A1 (fr) * | 2018-04-20 | 2019-10-25 | Psa Automobiles Sa | Centrage d’une buse d’extrusion au moyen d’un pion fixe |
KR102573825B1 (ko) * | 2023-05-15 | 2023-09-04 | 주식회사 기술공작소바다 | 이비알 장치 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP34462295A patent/JPH09155273A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010013475A1 (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-04 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 |
JP2010036070A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Musashi Eng Co Ltd | ノズル位置補正機構およびそれを備える塗布装置 |
CN103551276A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-05 | 刘飞 | 一种智能高速点胶机 |
FR3080302A1 (fr) * | 2018-04-20 | 2019-10-25 | Psa Automobiles Sa | Centrage d’une buse d’extrusion au moyen d’un pion fixe |
KR102573825B1 (ko) * | 2023-05-15 | 2023-09-04 | 주식회사 기술공작소바다 | 이비알 장치 |
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