JP5187768B2 - チェーン - Google Patents
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Description
また、公知の潤滑油保持用凹溝では、当該板厚方向の微細なスジ状のプレス痕519等がリンクプレート510の端面が他の部材と摺接する際の摺動抵抗を増大させるという問題を解決することは困難であった。
本発明の他の目的は、さらに、潤滑油保持性能を向上させ、かつ、摺動抵抗を低減し、振動や騒音、磨耗や発熱を低減するチェーンを提供することである。
ここで、前記チェーン長手方向および前記摺動方向は、前記端面における摺動方向である。
また、溝加工端面の領域を増加させることにより、潤滑油保持性能をさらに向上することができ、摺動抵抗がさらに減少し、振動や騒音、磨耗や発熱を低減することができる。
また、溝加工端面の領域を増加させることにより、潤滑油保持性能をさらに向上することができ、摺動抵抗がさらに減少し、振動や騒音、磨耗や発熱を低減することができる。
また、本発明の板厚に直交する方向の面粗さを板厚方向の面粗さより良くするように形成された端面は、いかなる加工方法で形成されても良く、チェーン製造最終工程で行われるプルーフ工程(チェーンを大きな荷重で実走行同様に移動させてリンクプレート端面をスプロケット、ガイド等に圧接して面粗さを向上する仕上げ工程)で形成されても良く、転造、鍛造、切削、研削等の加工で形成されても良い。特に、加工後に平行な溝が形成されるよう加工されるのが好適である。
エンジンのタイミングシステムは、図1に示すように、エンジンルーム内のクランク軸に取付けた駆動スプロケットS1とカム軸に取付けた一対の従動スプロケットS2、S3間に無端懸回したチェーン100を用いて、チェーン100の張力を適正に保持してチェーン100をガイドするテンショナレバーTとチェーン100の走行を案内する固定ガイド部材Gとが押接される。
チェーン100は、図2、図3に示すように、複数の中間リンクプレート110の連結ピン孔112と複数の内リンクプレート120の連結ピン孔122が交互に配置されて連結ピン130が緩挿され、この連結ピン130の両端が複数の中間リンクプレート110の両最外に配置されたガイドプレート140の連結ピン孔141に嵌合固定されることにより形成され、連結ピン130を軸として複数の内リンクプレート120が回動することで自由に屈曲する。
また、中間リンクプレート110および内リンクプレート120の他方の端面はおよびガイドプレート140の一方の端面は平坦部を形成しており、チェーンガイドGやテンショナレバーTと摺接するように構成されている。
110 ・・・中間リンクプレート
510 ・・・リンクプレート
111、511 ・・・プレート歯
112、512 ・・・連結ピン孔
113 ・・・股底部
114 ・・・歯面部
115 ・・・平坦部
519 ・・・プレス痕
120 ・・・内リンクプレート
121 ・・・プレート歯
122 ・・・連結ピン孔
123 ・・・股底部
124 ・・・歯面部
125 ・・・平坦部
126 ・・・連結ピン孔内周面
130 ・・・連結ピン
140 ・・・ガイドプレート
141 ・・・連結ピン孔
Claims (8)
- 複数のリンクプレートが交互に屈曲可能に連結されてなるチェーンにおいて、
前記複数のリンクプレートが、プレス加工により形成されたプレス痕を除去する板厚方向に直交する方向の複数の平行な溝を追加工された溝加工端面を有し、
前記リンクプレートが、幅方向の少なくとも一方の側面の前後方向にスプロケットと係合する1対のプレート歯を有し、
前記溝加工端面が、前記1対のプレート歯の間の股底部に形成されていることを特徴とするチェーン。 - 前記リンクプレートが、板厚に直交する方向の面粗さを板厚方向の面粗さより良くするように形成された端面を有し、
前記板厚に直交する方向が、前記端面における摺動方向であることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。 - 前記端面が、前記溝加工端面であることを特徴とする請求項2に記載のチェーン。
- 前記溝加工端面が、前記1対のプレート歯のスプロケットと接触する歯面部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
- 前記股底部に形成された溝加工端面と歯面部に形成された溝加工端面が、一体的に連続していることを特徴とする請求項4に記載のチェーン。
- 前記リンクプレートが、幅方向の少なくとも一方の側面に平坦部を有し、
前記溝加工端面が、前記平坦部に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項4および請求項5のいずれかに記載のチェーン。 - 前記平坦部に形成された溝加工端面と歯面部に形成された溝加工端面が、一体的に連続していることを特徴とする請求項6に記載のチェーン。
- 前記リンクプレートが、交互に連結されるため連結ピンを遊嵌する連結ピン孔を有し、
前記溝加工端面が、前記連結ピン孔の内周面に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項4乃至請求項7のいずれかに記載のチェーン。
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JP2009175560A JP5187768B2 (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | チェーン |
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JP2009175560A JP5187768B2 (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | チェーン |
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JP2011027222A JP2011027222A (ja) | 2011-02-10 |
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Family Applications (1)
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JP2009175560A Active JP5187768B2 (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | チェーン |
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JP4201784B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2008-12-24 | 株式会社椿本チエイン | 直噴型エンジン用サイレントチェーン |
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2009
- 2009-07-28 JP JP2009175560A patent/JP5187768B2/ja active Active
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